JP6500768B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サスペンションの構成部材が取り付けられるサスハウジングを前部に備えた車両の前部車体構造に関する。
自動車等の車両の前部には、フロントサスペンションのダンパーから入力される荷重を支持するサスハウジングが備えられている。一般にサスハウジングは、車両前後方向に延びるフロントフレームと、該フロントフレームの車幅方向外側且つ上方に配置され車両前後方向に延びるエプロンレインとの間に架け渡されるように配置され、これらに車幅方向の端部が結合されている(例えば特許文献1参照)。
サスハウジングは、フロントサスペンションを収容するハウジング本体、サスペンションのダンパー上端を支持するサストップ部、前記フロントフレーム及び前記エプロンレインに対する結合部などを含む。このようなサスハウジングは、一般に鋼鈑をプレス成型する方法によって製造される。一方、プレス成形では形状の自由度が比較的低いという点、また、より車体の軽量化を図るという点から、サスハウジングをアルミニウムで鋳造(アルミダイキャスト)する方法も検討されている。
特開2011−005882号公報
サスハウジングにおいては、サストップ部から入力される荷重に対する耐性が求められる。とりわけ、サストップ部に上下方向に変動する大きな荷重が加わった場合において、サスハウジングが車幅方向の内側に倒れ込む内倒れ変形を未然に防止できる強度を、当該サスハウジングに具備させることが求められる。サスハウジングに0.1mmオーダーの内倒れ変形が生じた場合でも、操舵安定性能、NVH(Noise, Vibration, Harshness)性能、強度耐久性能などに影響が及ぶ。
本発明の目的は、サストップ部に大きな荷重が加わった場合でも、サスハウジングの車幅方向の変形を抑止できる車両の前部車体構造を提供することにある。
本発明の一局面に係る車両の前部車体構造は、車両前後方向に延び、矩形状の閉断面部を形成するとともに、車幅方向に互いに離間して上下方向に延びる第1板及び第2板を有するフロントフレームと、前記フロントフレームの車幅方向外側且つ上方に配置され、車両前後方向に延びるエプロンレインと、サスペンションの構成部材が取り付けられ、前記フロントフレームと前記エプロンレインとを連結するサスハウジングと、前記フロントフレームの前記矩形状の閉断面部内に配設され、前記フロントフレームに接合された補強体と、を備え、前記サスハウジングは、前記フロントフレームと前記エプロンレインとを橋絡するように車幅方向に延びる開断面部を備え、該開断面部は、車幅方向に延びる高剛性部を有し、前記高剛性部の下端部は、前記フロントフレーム前記第1板及び第2板のいずれか一方に対して、前記矩形状の閉断面部の外側において接合され、前記サスハウジングは、前記高剛性部の下端部に対して車幅方向に離間した部位に、前記第1板及び第2板のいずれか他方に対して、前記矩形状の閉断面部の外側において接合される下端接合部をさらに備え、前記開断面部の前記フロントフレーム側の端部と、前記フロントフレームの上面とは隙間を介して対向しており、前記補強体は、前記高剛性部の前記フロントフレーム側の端部に連なる位置若しくはその近傍において、前記矩形状の閉断面部を区画する各面に接合されている。
この前部車体構造によれば、サスハウジングが車幅方向に延びる開断面部を備え、さらに当該開断面部が車幅方向に延びる高剛性部を有することで、当該サスハウジングの車幅方向の変形耐性を高めることができる。また、前記高剛性部の前記フロントフレーム側の端部に連なる位置若しくはその近傍において、補強体がフロントフレームの閉断面部内に配置されている。これにより、フロントフレームにおいてサスハウジングから荷重が伝達される部分の面剛性が前記補強体によって高められ、当該荷重を他の部材に分散させることができる。従って、サスハウジングの車幅方向の変形を抑止することができる。
上記の車両の前部車体構造において、前記高剛性部は、前記開断面部において2つの面が交差する稜線部であることが望ましい。この前部車体構造によれば、ビードやリブを開断面部に付設する場合に比べて、高剛性部を容易に形成することができる。
上記の車両の前部車体構造において、前記フロントフレームは左右一対で設けられ、該一対のフロントフレーム間に配設されたサスペンションクロスメンバを備え、前記フロントフレームは、前記サスペンションクロスメンバを固定する取り付け部を、前記補強体の配設位置の近傍に有していることが望ましい。
この前部車体構造によれば、サスペンションクロスメンバを固定する取り付け部が、前記補強体の配設位置の近傍に配置されているので、サスハウジングから補強体へ荷重が加わった場合に、当該荷重をフロントフレームとサスペンションクロスメンバとに分散させて伝達させることができる。従って、サスハウジングの変形を良好に抑止できる。
上記の車両の前部車体構造において、前記補強体が、前記矩形状の閉断面部を仕切る仕切面部を備えたバルクヘッドであり、前記仕切面部は、前記高剛性部の前記端部の延長線方向に延びる剛性補強部を備えることが望ましい。
この前部車体構造によれば、サスハウジングの高剛性部から荷重が加わる方向において高い剛性を備えたバルクヘッドを、フロントフレーム内に組み付けることができる。従って、フロントフレームの閉断面部の強度を一層高めることができる。
上記の車両の前部車体構造において、前記補強体が、前記矩形状の閉断面部を仕切る仕切面部を備えたバルクヘッドであり、前記仕切面部は貫通孔を備え、前記貫通孔の縁部にフランジ部が形成されていることが望ましい。
この前部車体構造によれば、バルクヘッドをフロントフレームの閉断面部内に配置しても、仕切面部が貫通孔を備えるので、該貫通孔を通して閉断面内に例えば電着塗装液などの流体を流通させることができる。また、バルクヘッドの軽量化も図り得る。一方、貫通孔の縁部にフランジ部が形成されているので、前記仕切面部の剛性も高めることができる。
本発明によれば、サストップ部に大きな荷重が加わった場合でも、サスハウジングの車幅方向の変形を抑止できる車両の前部車体構造を提供することができる。
本発明に係る車両の前部車体構造を概略的に示す斜視図である。 前記前部車体構造における、サスハウジングの組み付け部分の斜視図である。 図2のIII−III線の概略的な断面図である。 図2の状態からフロントフレームインナを取り外した状態の斜視図である。 サスハウジングの上面視の平面図である。 サスハウジングの下面視の平面図である。 サスハウジングの下端付近の斜視図である。 第1バルクヘッドの斜視図である。 第2バルクヘッドの斜視図である。 サスハウジングの開断面部とバルクヘッドとの配置関係を説明するための斜視図である。 サスハウジングの作用、変形例を説明するための模式図である。
[車両の前部車体構造の概略説明]
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明に係る車両Vの前部車体1の構造を概略的に示す斜視図である。図1には、車両Vの前後方向における「前」及び「後」の矢印、車幅方向における「左」及び「右」の矢印、並びに、車高方向における「上」及び「下」の矢印を付記している。以下の図に付している「前」「後」「上」「下」「左」「右」の矢印は、図1の方向表示に従っている。
車両Vの前部車体1には、ダッシュパネル2、フロントフレーム3、エプロンレイン4、サスハウジング5及びサブフレーム7が備えられている。フロントフレーム3、エプロンレイン4及びサスハウジング5は、それぞれ左右一対の車体部材であるが、図1では図の複雑化を避けるため、車体右側部分に配設されているものを図示し、車体左側部分についてはその図示を省略している。
ダッシュパネル2は、左右方向に長いパネルであり、車室Sの前方部分とエンジンルームEとを前後に仕切っている。フロントフレーム3は、車両前後方向に延び、閉断面部を形成している。フロントフレーム3の後端は、ダッシュパネル2の前側に結合されている。フロントフレーム3の閉断面部内には、断面補強のための補強体(後述の第1バルクヘッド6A及び第2バルクヘッド6B)が配設されている。一対のフロントフレーム3の間はエンジンルームEであり、エンジンやトランスミッション等から構成される図略のエンジンユニットが据え付けられる。
エプロンレイン4は、フロントフレーム3の車幅方向外側且つ上方に配置され、車両前後方向に延びている。図示している右側のフロントフレーム3に対して、右側のエプロンレイン4は、右斜め上約45度の方位に配置されている。エプロンレイン4とフロントフレーム3との間には、図略の前輪を覆うホイールハウスWHを形成可能な空間が設けられている。
サスハウジング5は、サスペンションの構成部材が取り付けられる部材、具体的にはコイルスプリングとショックアブソーバとからなるダンパー(図略)の上端が取り付けられる部材である。サスハウジング5は、前記ダンパーを収容する下端開口のハウジング形状を有し、ホイールハウスWHの上方を覆うようにフロントフレーム3とエプロンレイン4とを連結している。サスハウジング5は、アルミダイキャストにて形成された部材である。勿論、板金部材のプレス加工等によって形成されたサスハウジング5であっても良い。
サブフレーム7は、フロントフレーム3の下方に配置される車体部材である。サブフレーム7は、エンジンルームEの下方に位置し、一対のフロントフレーム3間に配設される態様のサスペンションクロスメンバ71を含む。この他、サブフレーム7は、サスペンションクロスメンバ71の左右両側から車幅方向外側に延出する一対のサスペンションアーム72、車両前後方向に延びる左右一対のエンジンサポートメンバ73、一対のエンジンサポートメンバ73の前端間に架設されたフロントクロスメンバ74、及び、クロスメンバアーム75を含む。クロスメンバアーム75は、サスペンションクロスメンバ71の上面に立設され、フロントフレーム3とサスペンションクロスメンバ71とを連結するための設けられている部材である。クロスメンバアーム75の上端には、両者の連結用の締結ボルト(図略)を収容する円筒部76が設けられている。
[前部車体の要部]
図2は、前部車体1における、右側のサスハウジング5の組み付け部分の斜視図である。この場合、左方が車幅方向内側(方向表示に「内」と表示)、右方が車幅方向外側(同「外」と表示)となる。図3は、図2のIII−III線の概略的な断面図、図4は、図2の状態から後述のフロントフレームインナ31を取り外した状態の斜視図である。
<フロントフレーム>
フロントフレーム3は、前後方向に延びる閉断面部C1を形成する車体剛性部材であり、例えば鋼材等の優れた剛性を有する板材の折り曲げ加工品からなる。フロントフレーム3は、断面形状が左右方向幅の比較的広い略コ字型からなるフロントフレームインナ31と、断面形状が左右方向幅の比較的広い略コ字型からなるフロントフレームアウタ32とからなる。図3に示されているように、フロントフレーム3(閉断面部C1)は、断面形状が上下方向に長い矩形の形状を有している。フロントフレーム3は、その外周に、車幅方向外側(右)に向く外面3Aと、車幅方向内側(左)に向く内面3Bと、外面3Aと内面3Bとの間の上部に位置する上面3C及び下部に位置する下面3Dとを備えている。
フロントフレームインナ31は、断面視において上下方向に延びる側板310、側板310の上端から右方に延びる上板311、及び、側板310の下端から右方に延びる下板312を備える。下板312の所定位置には、上述のクロスメンバアーム75の円筒部76が当接する。当該当接箇所において下板312には、円筒部76が備える中空孔と略同径の貫通孔312Aが穿孔されている。上板311の右端からは、上フランジ313が上方に延出されている。また、下板312の右端からは、下フランジ314が下方に延出されている。
フロントフレームアウタ32は、断面視において上下方向に延びる側板320を備える。側板320の上端及び下端は、やや左方に湾曲している。側板320の上端から上方へ上フランジ321が、下端から下方へ下フランジ322が、各々延出されている。上フランジ321は、サスハウジング5の取り付けのために、上下幅が部分的に拡張された幅広部321Aを備えている。上フランジ313、321同士、並びに下フランジ314、322同士が突き合わされ、スポット溶接等で固着される。このように固着されたフロントフレームインナ31及びフロントフレームアウタ32によって、閉断面部C1が形成されている。
フロントフレーム3の閉断面部C1内には、当該閉断面部C1の剛性を補強するため、第1バルクヘッド6A(補強体)と第2バルクヘッド6B(補強体)とが配設されている。第1バルクヘッド6A及び第2バルクヘッド6Bは、フロントフレーム3の内面に対する接合面を有する。これらバルクヘッド6A、6Bについては、後記で詳述する。
また、フロントフレーム3の閉断面部C1内には、サスペンションクロスメンバ71を固定するための取り付け板33(取り付け部)が配置されている。取り付け板33は、折り曲げ板材からなり、フロントフレームインナ31の下板312に接する水平板部を有する。前記水平板部には、下板312の貫通孔312Aの穿孔位置に応じた通し孔が備えられている。これら貫通孔312A及び前記通し孔と、クロスメンバアーム75の円筒部76の前記中空孔をと貫通するように、図略の前記締結ボルトが挿通される。この締結ボルトの先端部分は、取り付け板33の上面側に配置されるウェルドナット331に螺合され、これによりフロントフレーム3とサスペンションクロスメンバ71とが固定される。
<エプロンレイン>
エプロンレイン4は、例えば鋼材等の優れた剛性を有する板材をL字型に折り曲げたレインフォースメント部材であり、水平板41と、該水平板4の右端から下方に垂下する垂直板42とを含む。エプロンレイン4の後端43(図11参照)は、図略のプロントピラーに固定されている。
<サスハウジング>
図2〜図4に加え、図5〜図7を参照する。図5は、サスハウジング5の上面視の平面図、図6は、サスハウジング5の下面視の平面図、図7は、サスハウジング5の下端付近の拡大斜視図である。サスハウジング5は、ハウジング本体51、サストップ部52、第1開断面部53及び第2開断面部54を備えている。サスハウジング5の右端側がエプロンレイン4に固定される上端501であり、左端側がフロントフレーム3に固定される下端502である。上端501の高さ位置と下端502の高さ位置との間には、エプロンレイン4とフロントフレーム3の上面3Cとの高低差に応じた高低差が存在する。
ハウジング本体51は、サスペンションのダンパーを収容する、概ね円錐台のタワー形状を有するハウジングである。サストップ部52は、ハウジング本体51の頂部に位置している。サストップ部52は、前記ダンパーの上端が取り付けられるサス取り付け孔521を有している。ハウジング本体51は、概ね水平断面が円形であるが、その左面において平面部511を有している。平面部511は、サストップ部52から下方に垂下して下端502まで延びる垂直壁である。
サストップ部52の右隣には、平坦な上面部503が設けられている。上面部503は、サストップ部52よりも一段下がった高さ位置にあり、前後方向に帯状に延びている。上面部503の右方には、上端フランジ504が延設されている。上端フランジ504は、上面部503よりも一段下がった高さ位置にあり、前後方向に帯状に延びている。上面部503と上端フランジ504とは、垂直板505によって連結されている。
図3に示すように、サストップ部52は、サスペンションから上下方向の荷重が入力される荷重入力部P1となる。サスハウジング5は、上端501が、下端502よりも高い位置でエプロンレイン4に固定される。このため、荷重入力部P1に下方から突き上げるような荷重が加えられると、矢印Fで示すようにサスハウジング5が車幅方向内側に倒れ込む内倒れ変形が生じ易くなる。既述の通り、サスハウジングに僅かな内倒れ変形が生じただけでも、操舵安定性能、NVH性能、強度耐久性能などに影響が及ぶ。
上記内倒れ変形力に対抗するために、矢印Fの方向の変形力に対するサスハウジング5の断面二次モーメントを向上することが求められる。第1開断面部53及び第2開断面部54は、前記断面二次モーメントを高めるためにサスハウジング5に備えられている。本明細書でいう開断面部(open cross-section)とは、上述の閉断面部C1のように完全に、或いは僅かな開口を除いて板材によって閉じられた断面ではないが、平面に対して角柱型、V字型などの膨らみを持つよう複数の折れ曲がり部によって形成された、開口を備えた断面である。第1開断面部53と第2開断面部54とは、サスハウジング5において車両前後方向に互いに離間して、具体的にはハウジング本体51(平面部511)を挟んで前後に並ぶように配置されている。
第1開断面部53は、ハウジング本体51の前方側において、フロントフレーム3とエプロンレイン4とを橋絡するように車幅方向に延びている。第1開断面部53は、前後一対の側板531と連結板532とによって形成された、角柱型(いわゆるハット型)の開断面部である。図6には、開断面空間CAが示されている。この開断面空間CAは、ホイールハウスWH側に向けて開口している。図7に示すように、一対の側板531は、フロントフレーム3側(左側)の端部である下端502付近において、フロントフレーム3の上面3Cの車幅方向の幅に対応する幅dを有している。連結板532は、一対の側板531の上端縁(下端502付近においては、一対の側板531の車幅方向内側の端縁)を連結している。
前方側の側板531は、概ねフロントフレーム3からエプロンレイン4まで延びている。一方、後方側の側板531が外側に表出しているのは、第1開断面部53の左端付近、すなわち概ねフロントフレーム3からハウジング本体51の平面部511までの間である。図6に示すように、後方側の側板531の右端付近は、上面部503の裏面側に隠れており、また、中央付近はハウジング本体51の右側部に繋がっている。
一対の側板531と連結板532(開断面部の2つの面)とは、概ね互いに直交して交差する面である。前方側の側板531と連結板532とが交差する部分が前稜線部533であり、後方側の側板531と連結板532とが交差する部分が後稜線部534である。前稜線部533は、概ねフロントフレーム3からエプロンレイン4まで車幅方向に延びている。後稜線部534は、概ねフロントフレーム3から平面部511まで延びている。但し、後稜線部534の右端は、連結板532とハウジング本体51の前方側の立壁とが交差する稜線に繋がっており、実質的に高剛性部としての後稜線部534はエプロンレイン4付近まで延びている。これら前稜線部533及び後稜線部534は、第1開断面部53において剛性を高める高剛性部としての機能を果たし、サスハウジング5の断面二次モーメントの向上に寄与する。
第2開断面部54は、ハウジング本体51の後方側において、フロントフレーム3とエプロンレイン4とを橋絡するように車幅方向に延びている。第1開断面部53と同様に第2開断面部54は、前後一対の側板541と連結板542とによって形成されたハット型の開断面部である。一対の側板541もまた、フロントフレーム3側の端部付近において、フロントフレーム3の上面3Cの車幅方向の幅に対応する幅dを有している。連結板542は、一対の側板541の上端縁(一対の側板541の車幅方向内側の端縁)を連結している。
連結板542の前後方向の幅が第1開断面部53の連結板532よりも広幅であることを除き、側板541及び連結板542は、第1開断面部53の側板531及び連結板532と同様である。前方側の側板541と連結板542とが交差する部分が前稜線部543であり、後方側の側板541と連結板542とが交差する部分が後稜線部544である。後稜線部544が第1開断面部53の前稜線部533に相当する稜線であり、前稜線部543が後稜線部534に相当する稜線である。これら前稜線部543及び後稜線部544は、第2開断面部54において剛性を高める高剛性部としての機能を果たし、サスハウジング5の断面二次モーメントの向上に寄与する。
<サスハウジングの連結構造部の説明>
続いて、サスハウジング5の上端501側及び下端502側の連結構造部について説明する。上端501においてエプロンレイン4との連結部を構成するのは、上面部503及び上端フランジ504である。図3を参照して、上面部503は、エプロンレイン4の水平板41における左方部分と上下方向に重ね合わされている。上端フランジ504の右端付近は、垂直板42の下部フランジと重ね合わされている。これら重ね合わせ部分において、上端501とエプロンレイン4とが固定されている。
このような上端501とエプロンレイン4との連結部が形成される結果、当該連結部には前後方向に延びる閉断面部C2が形成されている。すなわち、水平板41の右方部分と上端フランジ504の左方部分、並びに垂直板42と垂直板505とは、それぞれ間隔を置いて対峙しており、これらによって囲まれた空間が閉断面部C2である。当該閉断面部C2の形成によって、サスハウジング5の上端501側の剛性が高められている。
次に、下端502側の連結構造部を説明する。サスハウジング5は、フロントフレーム3に対する連結部分となる下端502に、分断部55と、第1接続部535および第2接続部545とを有している。分断部55は、第1開断面部53及び第2開断面部54の下端502側の端部(フロントフレーム3側の端部)と、フロントフレーム3の上面5Cとを非接触とするために形成されている。図7には、第1開断面部53の下端縁53E及び第2開断面部54の下端縁54Eが示されている。分断部55の形成によって、これら下端縁53E、54Eは、上面5Cに対して分断部55の隙間を介して対向している。つまり、第1、第2開断面部53、54は、分断部55の位置で途切れている。
フロントフレーム3は、ホイールハウスWHに隣接している。このため、雨天走行時等において、ホイールハウスWH側からフロントフレーム3の上面5Cに水滴が跳ね上げられることが想定される。仮に、第1、第2開断面部53、54の下端縁53E、54Eが上面5Cに密接するほどに下方に延びていると、その密接部分に前記水滴が滞留し易くなる。しかし、本実施形態のように、分断部55を設けて下端縁53E、54Eと上面5Cとを離間させることで、上面5Cへの水溜まりの発生を未然に防止することができる。
また、本実施形態では、サスハウジング5がアルミダイキャストによって形成され、フロントフレーム3が鋼材によって形成されている。すなわち、サスハウジング5とフロントフレーム3とは異種金属となるが、分断部55の形成によって両者が当接する部分を可及的に少なくすることができる。従って、異種金属の接触による腐食等の問題、特に水が介在することによる電食の問題を抑制することができる。
第1、第2接続部535、545は、第1、第2開断面部53、54とフロントフレーム3の内面3Bとを接続するために設けられている。第1接続部535は、第1開断面部53の連結板532の下端から下方に連設された平板部分である。同様に、第2接続部545は、第2開断面部54の連結板532の下端から下方に連設された平板部分である。第1、第2接続部535、545は、分断部55を跨ぎ、内面3Bの上方部分と左右方向に重なり合うように、下方に延びている。第1、第2接続部535、545は、内面3Bとの重なり合う部分において、スポット溶接等で当該内面3Bに固定される。図3では、その固定部を内側固定部P2として模式的に示している。
サスハウジング5は、下端502側において、フロントフレーム3のフランジ部3F(外面3A側)に対する連結部も有している。この連結部を形成するために、サスハウジング5は第1延長部512、第2延長部513及び第3延長部514を備えている。第1延長部512は、平面部511の下端に連設された平板部であって、第1開断面部53と第2開断面部54との間に位置している。第2延長部513は、第1開断面部53の前方側に隣接して設けられた平板部である。第3延長部514は、第2開断面部54の後方側に隣接して設けられた平板部である。
図2、図7に示すように、第1、第2開断面部53、54の下端縁53E、54Eと、第1、第2、第3延長部512、513、514の下端縁とは面一である。また、図6に示すように、第1〜第3延長部512〜514は、左右方向のほぼ同じ位置に配置され、前後方向に直線状に並んでいる。第1、第2開断面部53、54のフロントフレーム3側の端部は、第1〜第3延長部512〜514が形成する平面から左方に突出している。
フロントフレーム3のフランジ部3Fには、既述の通り上下幅が他の部分よりも長い幅広部321Aが備えられている。幅広部321Aは、第1〜第3延長部512〜514の全てと対向できる前後幅を有している。第1〜第3延長部512〜514は、幅広部321Aと左右方向に重ね合され、その重なり合う部分において、スポット溶接等で幅広部321Aに固定される。図3では、その固定部を外側固定部P3として示している。車両前後方向で見ると、前方側から第2延長部513、第1接続部535、第1延長部512、第2接続部545及び第3延長部514の順に並んでいる。従って、外側固定部P3と内側固定部P2とが、車両前後方向に交互に並ぶことになる。
<サスハウジングの補強構造>
サスハウジング5は、第1、第2開断面部53、54を備えることで、車幅方向の変形耐性が高められているが、これらに加えて、さらなる補強構造を有している。この補強構造として、サスハウジング5は、第1縦リブ536、第2縦リブ546、第1横リブ537、第2横リブ547、厚肉部56及び内リブ571〜579(図6)を備えている。
第1縦リブ536は、第1開断面部53に連設されている第1接続部535に、第2縦リブ546は、第2開断面部54に連設されている第2接続部545に各々設けられている。第1、第2縦リブ536、546は、それぞれ第1接続部535、第2接続部545の車幅方向への曲げ変形を抑制する補強部である。分断部55を設けたことにより、サスハウジング5の下端502とフロントフレーム3の内面3Bとは、開断面構造を持たない第1、第2接続部535、545で繋がれるため、当該部分が機械的強度の弱点部となり得る。しかし、第1、第2縦リブ536、546を設けることで、第1、第2接続部535、545の剛性を高めることができ、ひいてはサスハウジング5の内倒れ変形を抑止することができる。
第1縦リブ536は、第1接続部535の左面に突設され、上下方向に延びる細長いリブである。ここでは、2本の第1縦リブ536が、前後方向に間隔を置いて平行に設けられている例を示している。同様に、第2縦リブ546は、第2接続部545の左面に突設され、上下方向に延びる細長いリブである。第2接続部545は比較的幅広であるので、3本の第2縦リブ546が、前後方向に間隔を置いて平行に設けられている。
第1横リブ537は、第1開断面部53の一対の側板531の下端付近に各々突設され、第2横リブ547は、第2開断面部54の一対の側板541の下端付近に各々突設されている。第1、第2横リブ537、547の形成によって、一対の側板531、541の左右方向の撓み変形が抑止される。すなわち、分断部55の形成によって、側板531、541は下端縁53E、54E付近において脆弱となるが、第1、第2横リブ537、547によって剛性が高められる。
第1横リブ537は、左方に向けて下り傾斜する細長いリブであり、前側の第1横リブ537は第2延長部513から、後側の第1横リブ537は第1延長部512から、それぞれ第1接続部535まで延びている。同様に第2横リブ547は、左方に向けて下り傾斜する細長いリブであり、前側の第2横リブ547は第1延長部512から、後側の第2横リブ547は第3延長部514から、それぞれ第2接続部545まで延びている。なお、第1、第2横リブ537、547を、一対の側板531、541のいずれか一方に配置する態様としても良い。
厚肉部56は、開断面構造を持たない第1、第2接続部535、545を、第1、第2縦リブ536、546に加えて補強するために設けられている。厚肉部56は、分断部55に向かい合う部分に形成され、当該厚肉部56の形成箇所において、第1、第2接続部535、545は、板厚がサスハウジング5の他の部分より増加されている。図6に示されているように、厚肉部56は、第1、第2接続部535、545の裏面側において、下方から上方に向けて厚みが増加するよう突出した部分である。このような厚肉部56は、アルミダイキャストによれば容易に形成できる。第1接続部535においては、前後一対の第1縦リブ536間に厚肉部56が配置されている。また、第2接続部545において、前後端の第2縦リブ546間に厚肉部56が配置されている。3つのうち、中央の第2縦リブ546は、厚肉部56上に突設されている。このような厚肉部56の配置によって、第1、第2接続部535、545の剛性がより高められている。
内リブ571〜579は、図6に示すように、第1開断面部53及び第2開断面部54の開断面空間CAを仕切る、前後方向に延びるリブである。第1開断面部53の開断面空間CAには、4つの内リブ571、572、573、574が、適宜な間隔を置いて配置されている。内リブ571〜574は一対の側板531間に亘って延び、第1開断面部53の開断面空間CAを複数の空間に仕切っている。第2開断面部54の開断面空間CAには、5つの内リブ575、576、577、578、579が、適宜な間隔を置いて配置されている。内リブ575〜579は一対の側板541間に亘って延び、第2開断面部54の開断面空間CAを複数の空間に仕切っている。
<バルクヘッド>
図4に示されているように、フロントフレーム3の閉断面部C1内には、その断面補強のための第1バルクヘッド6A及び第2バルクヘッド6B(補強体)が配設されている。第1バルクヘッド6A及び第2バルクヘッド6Bは、鋼材等の優れた剛性を有する板材に、打ち抜き及び折り曲げ加工等を施して形成された部材であり、閉断面部C1を仕切るように配置されることにより、当該閉断面部C1の剛性を高める役目を果たす。後記で詳述するが、第1バルクヘッド6Aは、概ね第1開断面部53を下方に延長した延長領域に、第2バルクヘッド6Bは概ね第2開断面部54を下方に延長した延長領域に、それぞれ配置されている。
図8は、第1バルクヘッド6Aの斜視図である。第1バルクヘッド6Aは、閉断面部C1が延びる前後方向と直交する上下及び左右方向に延びる平板からなる仕切面部61を含む。仕切面部61は上下に長い矩形形状を有し、そのサイズは、概ね閉断面部C1の断面サイズと同じである。この仕切面部61によって、閉断面部C1の空間が前後に仕切られている。
仕切面部61の4つの辺からは、上フランジ621、下フランジ622、右フランジ623及び左フランジ624が各々突設されている。これらフランジ621、622、623、624は舌片状の形状を有し、仕切面部61に対してほぼ直角に各々折り曲げられることによって形成されている。その折り曲げ方向は、左フランジ624が後方である他は、全て前方である。
フランジ621、622、623、624は、フロントフレーム3に対する接合部となる。図3、図4を参照して、上フランジ621はフロントフレームインナ31の上板311に、下フランジ622は下板312に、右フランジ623はフロントフレームアウタ32の側板320に、左フランジ624はフロントフレームインナ31の側板310に、それぞれスポット溶接によって固着される。
仕切面部61と左フランジ624との境界の稜線部63には、2つの凹部631が設けられている。これらの凹部631は、稜線部63の一部を右後方へ突出するように絞り加工された、半球状の凹部である。このような凹部631の形成によって、バルクヘッド6Aの剛性を高めることができ、第1バルクヘッド6Aによる閉断面部C1の補強能力を向上させることができる。図8の例では、最も上下方向の長さが長い左フランジ624の稜線部63のみに凹部631が形成されている例を示しているが、他のフランジの稜線部にも、同様な凹部を設けても良い。
仕切面部61には、前後方向に貫通する大貫通孔611と、2つの小貫通孔612とが設けられている。大貫通孔611は、上下方向に長い長孔であり、前後方向に流体を良好に流通させるための孔である。仕切面部61は、前後方向に延びるフロントフレーム3の閉断面部C1を塞いでいる。前部車体1を含む車体の製造工程の一つに、当該車体に防錆剤を電着塗装する工程があり、その工程においては車体が電着液に浸漬される。ここで、仕切面部61が閉断面部C1を塞いでいると、電着液がフロントフレーム3の内面に良好に行き渡らない場合がある。大貫通孔611の形成により、前記電着液は大貫通孔611を通して前後に流通できるようになり、電着塗装を良好に行うことができる。小貫通孔612は、電着液を流通させ得る孔であるが、専らスポット溶接用に設けられた孔である。また、大貫通孔611及び小貫通孔612の形成によって、第1バルクヘッド6Aの軽量化が図られる。
大貫通孔611の縁部には、バーリング加工によって形成されたフランジ部613が備えられている。フランジ部613は、大貫通孔611を区画する縁部を、前方に曲げ起こして形成されている。上述の通り、大貫通孔611は電着液の流通、軽量化などの役目を担うが、当該大貫通孔611の形成によって仕切面部61の剛性は低下する。そこで、大貫通孔611を区画する縁部にフランジ部613を設けることによって、仕切面部61の剛性が高められている。特に、フランジ部613は上下方向に長い形状を有するので、第1バルクヘッド6Aに対して上下方向に加わる荷重に対する仕切面部61の剛性を高めることができる。すなわち、第1開断面部53を介してサストップ部52から加わる荷重に対して、仕切面部61は強い耐性を有している。
図9は、第2バルクヘッド6Bの斜視図である。第2バルクヘッド6Bも、上記仕切面部61と同様な、閉断面部C1の空間を前後に仕切る仕切面部64を備える。仕切面部64は、前後方向に緩く湾曲した平板であり、上下に長い矩形形状を有する。そのサイズは、概ね閉断面部C1の断面サイズと同じである。仕切面部64の4つの辺からは、上フランジ651、下フランジ(図9には表れていない)、右フランジ652及び左フランジ653が各々突設されている。これらフランジ651、652、653は舌片状の形状を有し、仕切面部64に対してほぼ直角に各々折り曲げられることによって形成されている。その折り曲げ方向は、右フランジ652が後方である他は、全て前方である。
フランジ651、652、653は、フロントフレーム3に対する接合部となる。図3、図4を参照して、上フランジ651はフロントフレームインナ31の上板311に、不図示の下フランジは下板312に、右フランジ652はフロントフレームアウタ32の側板320に、左フランジ653はフロントフレームインナ31の側板310に、それぞれスポット溶接によって固着される。
仕切面部64には、小貫通孔641と、上下方向に延びる2本の剛性補強部642とが備えられている。小貫通孔641は、電着液の流通用、スポット溶接用に設けられた孔である。剛性補強部642は、仕切面部64の一部を断面半円状に後方に突出するよう、絞り加工を施すことによって形成されている。剛性補強部642の形成によって、仕切面部64の剛性が高められている。剛性補強部642は上下方向に長い形状を有するので、第2バルクヘッド6Bに対して上下方向に加わる荷重に対する仕切面部64の耐性を高めることができる。すなわち、第2開断面部54を介してサストップ部52から加わる荷重に対して、仕切面部64は強い耐性を有している。
<前部車体の他の構造部>
上記以外に、前部車体1には、マットガード8、ホイールエプロン9が備えられている(図4参照)。マットガード8は、ホイールハウスWHの上方を覆う部材であり、タイヤが跳ね上げる汚泥、小石或いは水滴等が車体に衝突、侵入することを防止する部材である。マットガード8は、サスハウジング5の下方に配置され、サスハウジング5に対する取り付け部を有している。また、マットガード8は、第1開断面部53及び第2開断面部54の裏面の開口部を、下端付近において塞ぐ延長部(図略)を備えている。ホイールエプロン9は、サスハウジング5の後方且つ下方に配置され、専らタイヤの走行音の遮音のために設けられている。
[開断面部とバルクヘッドとの配置関係]
本実施形態においては、サスハウジング5が備える第1開断面部53及び第2開断面部54と、フロントフレーム3の閉断面部C1内に配設される第1バルクヘッド6A及び第2バルクヘッド6Bとの位置関係に工夫を施すことによって、サストップ部52から入力される荷重に対する耐性を高めている。この点について、図10を参照して説明する。図10は、第1、第2開断面部53、54と、第1、第2バルクヘッド6A、6Bとの配置関係を説明するための斜視図である。図10において、フロントフレーム3はフロントフレームインナ31が取り外された状態とされている。
第1バルクヘッド6Aは、第1開断面部53が備える車幅方向に延びる高剛性部の一つである前稜線部533の下端側に連なる位置の近傍において、閉断面部C1内に配設されている。図10には、前稜線部533の下端側に連なる仮想線L1が描かれている。この仮想線L1よりも僅かに前方側にオフセットして、第1バルクヘッド6A(仕切面部61)が配置されている。このような第1バルクヘッド6Aの配置により、フロントフレーム3において第1開断面部53から荷重が加わる部分の剛性が高められている。
同様に第2バルクヘッド6Bは、第2開断面部54が備える車幅方向に延びる高剛性部の一つである前稜線部543の下端側に連なる位置の近傍において、閉断面部C1内に配設されている。図10には、上述の仮想線L1に加え、前稜線部543の下端側に連なる仮想線L2が描かれている。この仮想線L2よりも僅かに前方側にオフセットして、第2バルクヘッド6B(仕切面部64)が配置されている。このような第2バルクヘッド6Bの配置により、フロントフレーム3において第2開断面部54から荷重が加わる部分の剛性を高められている。また、第2バルクヘッド6Bの配設配置位置の近傍には、サスペンションクロスメンバ71を固定するための取り付け板33(図10では、ウェルドナット331のみを図示している)が配置されている。
図10に示した第1、第2バルクヘッド6A、6Bの配設態様は、本発明の一例である。好ましくは、第1バルクヘッド6Aは、第1開断面部53の前稜線部533に連なるよう(仮想線L1に沿うよう)に、或いは後稜線部534に連なるように閉断面部C1内に配設される。また、第2バルクヘッド6Bは、第2開断面部54の前稜線部543に連なるよう(仮想線L2に沿うよう)に、或いは後稜線部544に連なるように、閉断面部C1内に配設されることが好ましい。
この他、本発明において第1、第2バルクヘッド6A、6Bは、第1、第2開断面部53、54の前後方向の幅員内の任意の箇所に配設されても良い。図11は、フロントフレーム3及びサスハウジング5を簡略的に示した図である。図11には、第1開断面部53の前後幅をa1で、第2開断面部54の前後幅をa2で、各々示している。第1バルクヘッド6Aは、前後幅a1の範囲内において、フロントフレーム3の閉断面部C1内に配設されていれば良い。また、第2バルクヘッド6Bは、前後幅a2の範囲内において閉断面部C1内に配設されていれば良い。前後幅a1の範囲は、前稜線部533と後稜線部534との2本の高剛性部で挟まれた領域であり、第1開断面部53からの荷重が加わる部分である。従って、前後幅a1の範囲内に第1バルクヘッド6Aを配設することで、前記荷重を受け止めることができる。前後幅a2と第2バルクヘッド6Bとの関係についても同様である。
なお、前後幅a1、a2の範囲よりもやや前方に第1、第2バルクヘッド6A、6Bを配設する態様が本発明の実施形態の一つであることは、先に図10に基づき説明した通りである。これと反対に、前後幅a1、a2の範囲よりもやや後方に、第1、第2バルクヘッド6A、6Bが配設されていても良い。前後幅a1、a2の範囲の前後近傍領域も、第1、第2開断面部53、54からの荷重が加わる領域である。従って、前後幅a1、a2の範囲から前又は後に少々オフセットした位置に第1、第2バルクヘッド6A、6Bを配設した場合でも、前記荷重を受け止めることができる。
[作用効果]
以上説明した本実施形態に係る車両の前部車体構造によれば、次のような作用効果を奏する。サスハウジング5は、フロントフレーム3とエプロンレイン4とを橋絡するように車幅方向に延びる第1開断面部53及び第2開断面部54を備える。第1開断面部53は、車幅方向に延びる前稜線部533及び後稜線部534を高剛性部として有する。また、第2開断面部54は、車幅方向に延びる前稜線部543及び後稜線部544を高剛性部として有する。従って、サスハウジング5の車幅方向の変形耐性が高められている。
フロントフレーム3の閉断面部C1の剛性を補強する第1バルクヘッド6Aが、第1開断面部53の前稜線部533に連なる位置の近傍に、第2バルクヘッド6Bが、第2開断面部54の前稜線部543に連なる位置の近傍において、それぞれ閉断面部C1内に配設されている。これにより、フロントフレーム3においてサスハウジング5から荷重が伝達される部分の面剛性が第1、第2バルクヘッド6A、6Bによって高められ、フロントフレーム3を介して当該荷重を他の部材に分散させることができる。従って、サスハウジング5の車幅方向の変形を抑止することができる。
図3を参照して、荷重入力部P1であるサストップ部52に、下方から突き上げる荷重が加えられたとする。これにより、サスハウジング5には矢印Fで示す力(内倒れ変形力)が作用する。この矢印Fの変形力は、主に第1、第2開断面部53、54からフロントフレーム3の上面3C付近に伝達される。とりわけ、第1、第2開断面部53、54の高剛性部である前稜線部533、543及び後稜線部534、544の延長線上又はその近傍の領域に前記変形力が伝わり易い。本実施形態では、このような領域に第1、第2バルクヘッド6A、6Bがそれぞれ配設されている。これにより、当該領域において閉断面部C1の剛性が高められ、前記変形力によってフロントフレーム3が圧潰せず、当該変形力をサスハウジング5の下方に存在する構造体全体で受け止めることができる。従って、サスハウジング5の内倒れ変形が抑止される。
より詳しくは、サスペンションクロスメンバ71を固定する取り付け板33(ウェルドナット331)が、第2バルクヘッド6Bの配設位置の近傍に配置されている。このため、サストップ部52への荷重に基づく前記変形力がサスハウジング5から第2バルクヘッド6Bへ加わった場合に、当該変形力をフロントフレーム3とサスペンションクロスメンバ71とに分散させて伝達させることができる。
第1バルクヘッド6Aは、上下方向に長い長孔からなる大貫通孔611の縁部にフランジ部613を有し、上下方向に加わる荷重に対する仕切面部61の剛性が高められている。第2バルクヘッド6Bもまた、上下方向に延びる剛性補強部642を有し、上下方向に加わる荷重に対する仕切面部64の剛性が高められている。これらフランジ部613、剛性補強部642は、第1、第2開断面部53、54の高剛性部である前稜線部533、543の端部から下方に延びる延長線上に概ね位置している。従って、サスハウジング5から荷重が加わる方向において高い剛性を備えた第1、第2バルクヘッド6A、6Bが、フロントフレーム3の閉断面部C2に組み付けられていることになる。これにより、閉断面部C2の強度は一層高められ、サスハウジング5の内倒れ変形に対する耐性をより向上させることができる。
さらに、図11に模式的に示したように、第1開断面部53の前後幅a1に対して、第2開断面部54の前後幅a2の方が広幅とされている。エプロンレイン4の後端43は、図略のプロントピラーに固定されており、この後端43を支点としてエプロンレイン4の前方側、サスハウジング5は車幅方向内側へ揺動し得る。この揺動力も、サスハウジング5の横倒れ変形の要因となり得る。この点に鑑みて、後端43(揺動支点)に近い第2開断面部54の前後幅a2を比較的広幅として、後端43を起点とする曲げモーメントの低減に有利な構造としている。この構造的な特徴によっても、サスハウジング5の内倒れ変形が抑止されている。
[変形実施形態の説明]
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形実施形態を取ることができる。例えば、上記実施形態では、第1、第2開断面部53、54の高剛性部が、前稜線部533、543及び後稜線部534、544である例を示した。高剛性部は、稜線部以外に、例えば車幅方向に延びるビードやリブ等であっても良い。但し、上記実施形態のような稜線部であると、ビードやリブを第1、第2開断面部53、54に付設する場合に比べて、高剛性部を容易に形成することができる。
以上説明した本発明に係る車両の前部車体構造よれば、サストップ部52に大きな荷重が加わった場合でも、サスハウジング5の車幅方向の変形力に対する断面二次モーメントを向上させることができる。従って、サスハウジング5の内倒れ変形を抑止することができる。
1 前部車体
3 フロントフレーム
33 取り付け板(取り付け部)
4 エプロンレイン
5 サスハウジング
52 サストップ部
53 第1開断面部
533 前稜線部(高剛性部)
534 後稜線部(高剛性部)
54 第2開断面部
543 前稜線部(高剛性部)
544 後稜線部(高剛性部)
6A 第1バルクヘッド(補強体)
6B 第2バルクヘッド(補強体)
61、64 仕切面部
611 大貫通孔(貫通孔)
613 フランジ部
642 剛性補強部
71 サスペンションクロスメンバ

Claims (5)

  1. 車両前後方向に延び、矩形状の閉断面部を形成するとともに、車幅方向に互いに離間して上下方向に延びる第1板及び第2板を有するフロントフレームと、
    前記フロントフレームの車幅方向外側且つ上方に配置され、車両前後方向に延びるエプロンレインと、
    サスペンションの構成部材が取り付けられ、前記フロントフレームと前記エプロンレインとを連結するサスハウジングと、
    前記フロントフレームの前記矩形状の閉断面部内に配設され、前記フロントフレームに接合された補強体と、を備え、
    前記サスハウジングは、前記フロントフレームと前記エプロンレインとを橋絡するように車幅方向に延びる開断面部を備え、該開断面部は、車幅方向に延びる高剛性部を有し、
    前記高剛性部の下端部は、前記フロントフレーム前記第1板及び第2板のいずれか一方に対して、前記矩形状の閉断面部の外側において接合され、
    前記サスハウジングは、前記高剛性部の下端部に対して車幅方向に離間した部位に、前記第1板及び第2板のいずれか他方に対して、前記矩形状の閉断面部の外側において接合される下端接合部をさらに備え、
    前記開断面部の前記フロントフレーム側の端部と、前記フロントフレームの上面とは隙間を介して対向しており、
    前記補強体は、前記高剛性部の前記フロントフレーム側の端部に連なる位置若しくはその近傍において、前記矩形状の閉断面部を区画する各面に接合されている、車両の前部車体構造。
  2. 請求項1に記載の車両の前部車体構造において、
    前記高剛性部は、前記開断面部において2つの面が交差する稜線部である、車両の前部車体構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の前部車体構造において、
    前記フロントフレームは左右一対で設けられ、該一対のフロントフレーム間に配設されたサスペンションクロスメンバを備え、
    前記フロントフレームは、前記サスペンションクロスメンバを固定する取り付け部を、前記補強体の配設位置の近傍に有している、車両の前部車体構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造において、
    前記補強体が、前記矩形状の閉断面部を仕切る仕切面部を備えたバルクヘッドであり、
    前記仕切面部は、前記高剛性部の前記端部の延長線方向に延びる剛性補強部を備える、車両の前部車体構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造において、
    前記補強体が、前記矩形状の閉断面部を仕切る仕切面部を備えたバルクヘッドであり、
    前記仕切面部は貫通孔を備え、前記貫通孔の縁部にフランジ部が形成されている、車両の前部車体構造。
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