JP6399687B2 - コイルの巻線装置及びその巻線方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばコアレスモータのロータ等に用いられるコイルの巻線装置および巻線方法に関するものである。
従来より、小型のコアレスモータのロータのコイルは、高い形状精度が要求されており、この種のコイルの製造方法として、巻芯の外周に線材を斜めに順次巻回して円筒形のコイルを巻線する方法がある。この方法に用いられる巻線装置は、線材を繰出しつつ巻芯に対して相対回転するノズルと、その巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを備えるものとしている。
一方、このような装置を用いたコイルの巻線方法においては、線材を巻回する間に、コイルのリード線(タップ)を出す必要があり、リード線をコミュテータの端子に半田付け等を行うようになっている。この場合コイルのリード線は、捩り等の作業を手作業で行っていたので、本出願人は、そのリード線の形成を容易に的確に行えるコイルの巻線装置および巻線方法を提供した(例えば、特許文献1参照)。
この巻線装置及び方法では、コイルの成形過程にて、コイルの端部よりリード線を引き出す引出手段と、引き出したリード線を捩り成形する捩り手段とを備えており、その引き出し手段は、巻芯の端部に沿って所定間隔をおいて複数配列されたフック棒と、そのフック棒を線材を引っ掛ける掛合位置と引き出し動作の変位終了位置とに移動する移動手段とを更に備えるとしている。そして、これらにより、リード線の引き出し、リード線の捩り成形を自動的に行うことにより、リード線の形成を容易に的確に行うことができるとした。
特開2002−354762号公報
しかし、上記従来の巻線装置及び巻線方法における引き出し手段では、掛合位置にフック棒を移動させた状態で、ノズルを回動させて、そのノズルから繰り出される線材をそのフック棒に係合させている。即ち、コイルの端部から線材を引き出すには、繰り出す線材を巻芯の周囲に順次巻き付けてコイルを成形するノズルの回動を一旦停止させた状態で、掛合位置にフック棒を移動させ、その状態で、ノズルを再び回転させてそのノズルから繰り出される線材をそのフック棒に係合させている。
従って、リード線の引き出しのためにノズルの回動は一旦停止され、その後回動が再び開始されて、線材がフック棒に係合されるので、ノズルの回動を再び停止し、その状態でフック棒を回転させることにより、リード線を捩り成形しなければならなかった。よってこのように、線材を引き出すためのノズルの回動と停止が繰り返されると、リード線の捩りに必要な時間が増加し、複数のリード線が形成されるコイルにあっては、そのリード線の形成に伴う時間が増加するという、未だ解決すべき課題が残存していた。
また、フック棒に掛合された線材がフック棒とコイル間において弛んでいると、そのフック部材を回転させたとしても、そこに掛合された線材はうまく撚られない場合を生じさせる。このため、その間に線材の弛みが生じた場合の、その弛みを解消させる必要もある。
さらに、1本の線材に別の線材が巻きつくように捩られることによって、捩られた線材が断線が発生しやすくなる場合もあり、捩り形成を安定して行う必要もあった。
本発明の目的は、リード線の形成に必要な時間を短縮し、捩り形成を安定して行うコイルの巻線装置及びその巻線方法を提供することにある。
本発明のコイルの巻線装置は、巻芯のまわりを巻芯の中心線に対して傾斜する軌跡において回動して繰り出す線材を巻芯の周囲に斜めに順次巻き付けてコイルを成形するノズルと、巻芯の端部の周方向に所定間隔をおいて配列されコイルの成形過程においてコイルの端部より引き出された線材が掛合可能な複数のフック棒と、複数のフック棒とともに巻芯を回転させる巻芯回転機構と、フック棒を巻芯と別に回転させてフック棒に掛合された線材を捩るフック棒回転機構と、コイルの成形過程においてコイルの端部より線材を引き出してフック棒に掛合させる線材引出手段とを備える。
そして、その線材引き出し手段は、コイルの端部からノズルの間に掛け渡された線材を掛合可能なフックハンドと、フックハンドを三軸方向に移動可能な移動手段とを備える。
フックハンドが、互いに重合可能であって重合状態においてコイルの端部からノズルの間に掛け渡された線材をそれぞれが掛合可能な第一及び第二フック部材を備え、線材引き出し手段が第一及び第二フック部材を重合状態と離間状態との間で移動可能な重合離間手段を備え、移動手段は離間した第一及び第二フック部材の間に掛け渡された線材をフック棒に掛合させるようにフックハンドを移動可能に構成される。
また、移動手段によりフックハンドとともに3軸方向に移動する押しつけ部材がフックハンドの近傍に設けられ、線材の捩り成形を行う過程で撚られた線材の交差部に進入可能なピン状物が巻芯の接線方向に延びて設けられることが好ましい。
一方、本発明の巻線方法は、巻芯のまわりを巻芯の中心線に対して傾斜する軌跡においてノズルを回動させノズルから繰り出す線材を巻芯の周囲に斜めに順次巻き付けてコイルを成形する巻線工程と、コイルの端部から線材を引き出してフック棒に引っ掛ける線材引っ掛け工程と、フック棒に引っ掛けられた線材をフック棒の所定数の回転によって捩り成形する捩り工程とを含む。
その特徴ある点は、線材引っ掛け工程がコイルの端部からノズルの間に掛け渡された線材をフックハンドに掛合させ、フックハンドを三軸方向に移動させてフックハンドに掛合させた線材をフック棒に掛合させることにより行われるところにある。
フックハンドが、互いに重合可能であって重合状態においてコイルの端部からノズルの間に掛け渡された線材をそれぞれが掛合可能な第一及び第二フック部材を備え、線材引っ掛け工程において線材を掛合した第一及び第二フック部材を離間させ、離間した第一及び第二フック部材の間に掛け渡された線材をフック棒に掛合させることが好ましい。
捩り工程において、フック棒とコイル間の線材に押しつけ部材を押しつけて、フック棒とコイル間の線材の弛みを解消させた状態で、線材をフック棒の所定数の回転によって捩り成形することもできる。そして、捩り工程において、撚られた線材の交差部に巻芯の接線方向に延びて設けられたピン状物を進入させることが好ましい。
本発明のコイルの巻線装置及びその巻線方法では、リード線の引き出しのためにノズルの回動は一旦停止される。けれども、そのノズルとコイルの端部の間に掛け渡された線材をフックハンドに掛合させ、フックハンドを三軸方向に移動させて線材をフック棒に掛合させるので、線材をフック棒に掛合させるためにノズルの回動を再び開始するようなことはない。このため、線材を引き出すためのノズルの回動と停止が繰り返されることに起因する時間の増加がなくなり、リード線の形成に必要な時間を短縮させることができる。
また、フック棒に掛合された線材がフック棒とコイル間において弛んでいる場合には、フック棒とコイル間の線材に押しつけ部材を押しつけることにより、フック棒とコイル間の線材の弛みを解消させた状態で、線材をフック棒の所定数の回転によって捩り成形することができる。
さらに、2本の線材を均一な状態で捩り形成することにより捩られた線材の断線の可能性を低減し、捩り形成を安定して行うことができる。
本発明実施形態における巻線装置の線材引き出し手段を示す図5のB−B線断面図である。 そのフック棒の配置状態とフックハンドルを示す上面図である。 その回転規制手段を示す図である。 その回転規制状態を示す図である。 その巻線装置における縦断面図である。 その巻線装置を示す斜視図である。 その巻線装置の巻芯と線材掛架部材の関係を示す上面図である。 その巻芯に線材を巻始める状態を示す図7のA方向から観た図である。 その巻芯に線材が1回巻線された状態を示す図である。 その巻芯に線材が2回巻線された状態を示す図9に対応する図である。 その巻芯の外周の3分の1に線材が巻線された状態を示す図8に対応する図である。 その巻芯の3分の1に巻線された線材から成るコイルから線材を引き出してフック棒に掛合する状態を示す図11に対応する図である。 そのフック棒に掛合させたノズル近傍の線材をフックハンドにより挟持した状態を示す図12に対応する図である。 そのフック棒を回転させて線材を捩ることによりリード線が形成された状態を示す図13に対応する図である。 その巻芯の外周の全体に線材が巻線された状態を示す図8に対応する図である。 その巻終わりの線材をフック棒に絡げた状態を示す図8に対応する図である。 その巻終わりの線材を巻初めの線材とともに押しつけ部材により押しつけて弛みを解消させた状態を示す図8に対応する図である。 そのコイルに全てのリード線が形成された状態を示す図8に対応する図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図5及び図6に示すように、本発明のコイルの巻線装置1は、コアレスモータのロータ等に用いられるコイル10(図18)を自動的に製造するものであり、いわゆるフライヤ式の巻線装置1を示す。この巻線装置1は、巻芯3のまわりを回動するフライヤ5と、フライヤ5の先端から線材2を繰出すノズル4とを備える。線材2の一端が巻芯3に係止された状態で、ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が巻芯3の外周に斜めに巻回されるように構成される。
フライヤ5の基端部はスピンドル(回転軸)6に連結される。スピンドル6は軸受12を介してフライヤ支持台13に回転可能に支持される。スピンドル6はモータ7によってプーリ8,9及びベルト11を介して回転駆動される。
フライヤ支持台13は左右移動台17にシャフト18を介して固定される。左右移動台17に対するシャフト18の取付角度を変えることにより、ノズル4が通る回転軌跡の傾斜角度を調節可能に構成される。
フライヤ支持台13は、巻芯3に巻回されるコイル10(図16)の形状や大きさに対応して、X、Y、Zの3軸方向に移動するようになっている。フライヤ支持台13は、X軸方向に移動する左右移動台17と、Z軸方向に移動する昇降台45と、Y軸方向に移動する前後移動台36とを備える。
左右移動台17は昇降台45に対してX軸方向にガイドレール49を介して平行移動可能に支持される。昇降台45にサーボモータ41によって回転駆動されるボールネジ42が取り付けられ、左右移動台17にボールネジ42に多数のボールを介して螺合するナット43が固定される。
昇降台45は前後移動台36に対してZ軸方向にガイドレール40を介して平行移動可能に支持される。昇降台45にサーボモータ46によって回転駆動されるボールネジ47が取り付けられ、前後移動台36にボールネジ47にボールを介して螺合するナット48が固定される。
前後移動台36は架台35に対してY軸方向にガイドレール32を介して平行移動可能に支持される。架台35のケース39にサーボモータ37によって回転駆動されるボールネジ38が取り付けられ、前後移動台36にボールネジ38にボールを介して螺合するナット33が固定される。
巻芯3をZ軸回りに回転させる巻芯回転機構として、Z軸回りに回転する回転台19が架台35上のテーブル65に立設され、この回転台19がテーブル65内に設けられたサーボモータ(図示しない)によって回転駆動されるようになっている。回転台19は回転中心軸66とその中間部に設けられた円盤部67とにより形成され、巻芯3はこの回転台19の回転中心軸66の上部に治具を介して着脱可能にセットされる。
ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動する毎に、回転台19が巻芯3を所定角度回転するように制御される。これにより、線材2が巻芯3の外周に斜めに順次巻回されて円筒形のコイル10(図16)が形成される。
また、本発明の巻線装置1は、ノズル4を介して巻き掛けられる線材2を巻芯3の外周へと案内する第一、第二線材掛架部材21,22を備える。
図7に示すように、これらの線材掛架部材21,22は、ノズル4の回動中心と巻芯3の中心線の双方を含む平面Hを挟む巻芯3の両側に、その巻芯3を挟んで互いに180度対向するように配置される。第一線材掛架部材21は巻芯3の上部に当接し、第二線材掛架部材22は巻芯3の下部に当接するように配置される(図5)。
したがって、第一、第二線材掛架部材21,22の巻芯3に対する当接部は巻芯3の回転中心線を含む一つの平面h上に位置することになるけれども、その平面hは上述した平面Hに直行することになる。そして、ノズル4が線材2を第一、第二線材掛架部材21,22を介して巻芯3の外周に巻き掛けることにより、線材2が巻芯3の外周の所定位置へと収まることになる。
なお、本発明の「線材掛架部材」は、それに2〜3回掛け回された後の線材をその先端から巻芯へと案内するという機能を有するもので、線材掛架部材に2〜3本の掛け回された線材2を互いに密着させて熱風により確実に融着させながら巻芯に案内することができるという作用・効果を奏するものである。
図7に示すように、第一、第二線材掛架部材21,22は、巻芯3の接線方向に延びるピン状物であり、この実施の形態では、基端側の大径部21a,22aとその大径部21a,22aに連続して同軸に形成されて巻芯3に当接するように設けられた先端側の小径ピン部21b,22bから構成されたものを示す。このピン状物からなる第一、第二線材掛架部材21,22は、巻芯3の回転方向に先端側の小径ピン部21b,22bを向けて、基端である大径部21a,22aが支持台20に取付けられ、その支持台20がブラケット25に枢支される。
また、本発明の巻線装置1は、第一、第二線材掛架部材21,22を巻芯3の外周に当接させたままそれぞれの当接角度を変える当接角度可変機構を備える。この実施の形態における当接角度可変機構は、第一、第二線材掛架部材21,22をブラケット25にベアリング31を介して揺動可能に支持する揺動中心軸23と、第一、第二線材掛架部材21,22の先端を巻芯3にわずかな付勢力で押し付けるスプリング(付勢手段)24と、揺動中心軸23を巻芯3に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機構とを備える。
図7及び図6に示すように、第一線材掛架部材21の揺動中心軸23を巻芯3に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機構として、ブラケット25を巻芯3に対してX軸方向に移動する線材掛架部材の支持台26を備える。
図6に示すように、支持台26は架台35に固定される台28に対してX軸方向に平行移動可能に支持される。即ち、台28にはサーボモータ27によって回転駆動されるボールネジ29が取り付けられ、支持台26にはそのボールネジ29にボールを介して螺合するナット30が固定される。
図5に示すように、第二線材掛架部材22の揺動中心軸移動機構は、フライヤ支持台13をX軸方向に移動する左右移動台17と、フライヤ5のスピンドル6を貫通して設けられる固定軸51と、固定軸51の回転係止機構と、固定軸51にブラケット25を連結するアーム52等によって構成される。これにより、揺動中心軸23(図7)はフライヤ支持台13と共にX軸方向に移動する。
第一、第二線材掛架部材21,22の揺動中心軸23は各サーボモータ27,41によって駆動されるため、各揺動中心軸23の移動量、速度等をきめ細かく制御することが可能となり、第一、第二線材掛架部材21,22の微妙な動きが得られる。
固定軸51をフライヤ支持台13に対して回転しないように支持する回転係止機構として、固定軸51の基端部に取り付けられるプーリ53と、このプーリ53にベルトを介して連動するプーリ55と、プーリ55と一体に回転するプーリ56と、プーリ55,56をスピンドル6に回転可能に支持する軸57と、プーリ56にベルトを介して連動するプーリ59と、プーリ59をフライヤ支持台13のプーリ53と同軸上で固定する軸60とを備える。各プーリ53,55,56,59は同一径で形成され、各プーリ55,56がスピンドル6と共に回動しても、固定軸51が回動しないようになっている。
図示しない線材供給源からテンショナーを介して送られる線材2は、軸60とプーリ59に設けられた孔を貫通するとともに、スピンドル6に設けられた孔を貫通してフライヤ5の先端に設けられたノズル4へと導かれる。各プーリ55,56等はスピンドル6と共に回動するので、線材2と干渉しない。
一方、図1〜図6に示すように、巻芯3の回転台19の円盤部67には、コイル10のリード線a(タップ)(図18)を形成するフック棒(掛止部材)68が配設される。フック棒68は、巻芯3の周囲下方に、引き出すリード線の数に応じて、例えばコミュテータのスリット数が3であれば、リード線は3本であり、フック棒68は3本所定間隔をおいて配設される。
また、フック棒68は、先端が所定のカーブで鈎状に形成され、棒状部が円盤部67に挿通されて上下動可能になっており、円盤部67の下側にフック棒68を下方に付勢するスプリング69が介装され、棒状部の下端にギヤ70が取り付けられている。この実施の形態では、3本のフック棒68が、下方に向かって互いの間隔を広めるように円盤部67に傾斜して挿通される場合を示す(図1及び図2)。
図2及び図3に示すように、回転台19の円盤部67にはフック棒68と並んでロック棒80が摺動可能に設けられる。ロック棒80はその下端に回転規制部材83(図3)を有し、スプリング81の付勢力によって下降した状態で、図4に示すように、この回転規制部材83がギヤ70の外周凹部70aに係合してフック棒68の回転を係止する回転規制手段を構成する。
図1及び図3に示すように、架台35には移動手段としてフック棒68及びロック棒80の延長線上にてレール85を介して変位するタップ移動台86が設けられ、タップ移動台86はエアシリンダ89によって駆動される。
図3に示すように、タップ移動台86にはモータ78によって回転駆動されるギヤ(回転伝達部)79が取り付けられるとともに、エアシリンダ87によってロック棒80を押し上げるロック解除棒88が取り付けられる。
コイル10(図16)のリード線(タップ)を取り外す際、ギヤ79及びロック解除棒88の延長線上にフック棒68及びロック棒80が位置したときに、エアシリンダ89を所定の大きなストロークで伸動することにより、タップ移動台86が上動され、ギヤ79がギヤ70に当接してフック棒68が初期位置(予め設定される)から所定位置(線材を離脱させる離脱位置)まで押し上げられる。
フック棒68が所定位置(線材を離脱させる離脱位置)まで押し上げられた状態から、エアシリンダ89を縮動することにより、タップ移動台86が下動され、ギヤ79がギヤ70から離れて元の位置に戻ると共に、スプリング69の付勢力によってフック棒68が初期位置まで押し下げられる。そして、ロック棒80はフック棒68と一緒に上下動し、回転規制部材83がギヤ70の外周凹部70aに係合すると(図4)、フック棒68の回転を禁止するように構成される。
そして、この巻線装置1は、コイル10の成形過程において、そのコイル10の端部より線材2を引き出してフック棒68に掛合させる線材引出手段90を備える。図1に示すように、この線材引き出し手段90は、コイル10の端部からノズル4の間に掛け渡された線材2を掛合可能なフックハンド91と、そのフックハンド91を三軸方向に移動可能な移動手段95を備える。
図1及び図2に示すように、フックハンド91は互いに重合可能な第一及び第二フック部材91a,91bから成り、この実施の形態における第一及び第二フック部材91a,91bは、重合状態においてコイル10の端部からノズル4の間に掛け渡された線材2をそれぞれが掛合可能なL字状(図1)を成して形成される。
また、線材引き出し手段90は、その第一及び第二フック部材91a,91bを図2の実線で示す重合状態と、図2の一点鎖線で示す離間状態との間で移動可能な重合離間手段92を備える。この実施の形態における、重合離間手段は、圧縮エアの給排により第一及び第二フック部材91a,91bを重合状態と離間状態との間で移動させるエアシリンダ92であって、図示しないコントローラにより圧縮エアの給排が制御されるものを示す。
図1に示すように、移動手段95は、サーボモータ96a〜98aが駆動してボールネジ96b〜98bが回転すると、このボールネジ96b〜98bに螺合する従動子96c〜98cがハウジング96d〜98dの長手方向に沿って移動する、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ96〜98の組み合わせにより構成される。
この実施の形態では、重合離間手段であるエアシリンダ92は取付板93に取付けられ、その取付板93をY軸方向に移動可能にY軸方向伸縮アクチュエータ96のハウジング96dに取付け、そのY軸方向伸縮アクチュエータ96とともにその取付板93をZ軸方向に移動可能に、Y軸方向伸縮アクチュエータ96の従動子96cがZ軸方向伸縮アクチュエータ97の従動子97cに取付けられる。
また、そのY及びZ軸方向伸縮アクチュエータ96,97とともにその取付板93をX軸方向に移動可能に、そのZ軸方向伸縮アクチュエータ97のハウジング97dがX軸方向伸縮アクチュエータ98の従動子98cに取付けられる。そして、X軸方向伸縮アクチュエータ98のハウジング98dがX軸方向に伸びて架台35に基台99を介して、その上部に固定される。それらの各伸縮アクチュエータ96〜98における各サーボモータ96a〜98aは、これらを制御する図示しないコントローラの制御出力に接続される。
Y軸方向伸縮アクチュエータ96のハウジング96dに基端が取付けられた取付板93には、その突出端から下方に向かう押しつけ部材93aが形成される。フックハンド91を移動させるエアシリンダ92をこのような取付板93に取付けることにより、押しつけ部材93aはフックハンド91の近傍に設けられる。そして、取付板93は、押しつけ部材93a及びフックハンド91とともに、移動手段95により3軸方向に移動可能に構成される。
そして、線材2を掛合したフックハンド91における第一及び第二フック部材91a,91bをエアシリンダ92により離間させて、その第一及び第二フック部材91a,91bの間に線材2を掛け渡し(図12)、その状態で移動手段95がそのフックハンド91を移動させることにより、第一及び第二フック部材91a,91bの間に掛け渡された線材2をフック棒68に掛合可能に構成される。
また、タップ移動台86には、線材引き出し手段90によりフック棒68に掛合された線材2を捩ってリード線a(図16)を成形するフック棒回転機構が配置される。この実施の形態におけるフック棒回転機構は、図1及び図3に示すように、タップ移動台86に取付けられた捩りモータ(サーボモータ)78ならびにその軸に取付けられたギヤ(回転伝達部)79である。
線材引き出し手段90によりフック棒68に掛合された線材2を捩ってリード線a(図16)を捩り成形する際、エアシリンダ89を所定の小さなストロークで伸動することにより、タップ移動台86が上動され、フック棒68を押し上げることなく、ギヤ79がギヤ70に噛み合う。
この状態でエアシリンダ87を伸動してロック解除棒88がロック棒80を押し上げてフック棒68の回転規制を解除する。この状態で捩りモータ78を所定回数(予め設定される)回転させることにより、回転がギヤ79、70を介して伝達されてフック棒68が回転され、リード線が捩り成形される。
こうして捩り成形が終了すると、エアシリンダ87を縮動させ、ロック棒80を下動させてフック棒68の回転を再び係止することになる。
図1,図2及び図5に示すように、本発明の巻線装置1は、ノズル4の先端から引き出された線材2を把持可能なクランプ機構15が設けられる。このクランプ装置15は圧縮エアの給排により一対の把持片15a,15bを離間し又は接近させるエアシリンダであって、その本体部15cが移動手段95を構成するY軸方向伸縮アクチュエータ96のハウジング96dに取付けられる。
そして、この移動手段95は、押しつけ部材93a及びフックハンド91とともに、そのクランプ機構15を3軸方向に移動可能に構成される。
図6に戻って、本発明の巻線装置1は、巻芯3に向けて熱風を吹き付けるダクト61が設けられる。そして、線材2はその表面に溶着層がコーティングされており、ダクト61からの熱風によって溶着層が溶けて固まることにより、巻芯3に巻回された線材2同士を固着可能なものが用いられるものとする。
次に、上記巻線装置を用いた本発明の巻線方法について説明する。
本発明の巻線方法は、図7に示すように、巻芯3のまわりをその巻芯3の中心線に対して傾斜する軌跡においてノズル4を回動させ、そのノズル4から繰り出す線材2を巻芯3の周囲に斜めに順次巻き付けてコイル10を成形する巻線工程と、図11〜図13に示すように、そのコイル10の端部から線材2を引き出してフック棒68に引っ掛ける線材引っ掛け工程と、図14に示すように、そのフック棒68に引っ掛けられた線材2をフック棒68の所定数の回転によって捩り成形する捩り工程とを含むコイルの巻線方法である。その具体的な手順を以下に説明する。
まず、上記巻線装置1において、ノズル4の先端から線材2を引き出してクランプ機構15に係止するとともに、回転台19に治具を介して巻芯3を取り付けて、図示しないコントローラのスタートボタンを押す。
これに伴い、左右移動台17が移動してノズル2移動させ、その先端から繰り出される線材2をフック棒68先端のカーブした鈎状部にからげる。その後、線材掛架部材の支持台26およびフライヤ5を巻芯3に近づけ、図7に示すように、断面が円形のピン状物からなる第一、第二線材掛架部材21,22を、ノズル4の回動中心と巻芯3の中心線の双方を含む平面Hを挟む巻芯3の両側に、巻芯3の接線方向に延びるように設け、そのピン状物からなる第一、第二線材掛架部材21,22を、巻芯3にわずかな付勢力で押し付ける。
この状態から実際の巻線が開始される。この実施の形態では、3本のフック棒68が円盤部67に傾斜して挿通され、引き出すリード線a(図16)の数が3である場合を説明する。
図8に示すように、巻初めに位置するフック棒68の先端のカーブした鈎状部に線材2をからげた後、その線材2を一旦巻芯3の回転方向後方のフック棒68の鈎状部に掛け回し、その後巻芯3まで案内するものとする。このように、回転方向後方のフック棒68に掛け回した後に巻芯3まで案内することにより、巻初めに位置するフック棒68の上方の巻芯3にその線材2を案内することができる。
巻線工程では、ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が第一、第二線材掛架部材21,22を介して巻芯3に巻回される。
ここで、本発明では、図7に示すように、線材掛架部材21,22としてのピン状物をノズル4の回動中心と巻芯3の中心線の双方を含む平面Hを挟む巻芯3の両側に設けるので、ノズル4から繰出された線材2は、そのノズル4がその平面Hから比較的離れた位置において線材掛架部材21,22に接触し、そのノズル4がその平面Hにまで戻ると、そのノズルから繰出された線材は線材掛架部材21,22に巻き掛けられることになる。
このため、図9に示すように、ノズル4が巻芯3の周囲を先ず1回回動すると、ノズル4から繰出される線材2は第一、第二線材掛架部材21,22に新たに掛け回され、その線材掛架部材21,22の表面を摺動して先に掛け回されている線材2に隣接することになる。
また、ノズル4が巻芯3の周囲を一回転する毎に、巻芯3を回転台19を介して複数のフック棒68とともに線材2の外径分に対応して所定角度だけ回転させる。
このため、図10に示すように、ノズル4が巻芯3の周囲を更に一回転すると、巻芯3に巻回された線材2もその線材2の外径分だけ巻芯3の周方向へと移動し、第一、第二線材掛架部材21,22に掛け回された線材2はそれらの先端に向かって線材2の外径分だけ移動することになる。
そして、ノズル4から繰出される線材2は第一、第二線材掛架部材21,22に新たに掛け回され、その線材掛架部材21,22の表面を摺動して線材掛架部材21,22の先端に向かって移動した線材2に更に隣接することになる。
このとき、第一、第二線材掛架部材21,22は、当接角度可変機構のスプリング24によって、巻芯3に巻回された線材2を乗り越える方向に揺動するので、第一、第二線材掛架部材21,22に掛け回された線材2の移動が、この第一、第二線材掛架部材21,22により妨げられることはない。
このように、巻芯3が実線矢印で示すように回転することにより第一、第二線材掛架部材21,22に掛け回された線材2は、その第一、第二線材掛架部材21,22の先端方向に移動する。それとともにノズル4が巻芯3のまわりを破線矢印で示すように斜めに回動することにより、第一、第二線材掛架部材21,22には、先に掛け回された線材2が第一、第二線材掛架部材21,22の先端方向に移動したところに新たに線材2が掛け回される。
このため、新たに巻回された線材2は 第一、第二線材掛架部材21,22に既に巻回された線材2に隙間なく接して並ぶことになる。
そして、第一、第二線材掛架部材21,22間の巻芯3に密着して巻回された線材2には、ダクト61から熱風が吹き付けられ、線材2の表面にコーティングされた溶着層により、巻芯3に巻回されて隣接する線材2は互いに固着される。
また、ノズル4が巻芯3のまわりを破線矢印で示すように斜めに回動するとともに、巻芯3が実線矢印で示すように回転することにより、第一、第二線材掛架部材21,22に順次掛け回される線材2は、第一、第二線材掛架部材21,22の先端方向に順次移動し、その先端から離脱した段階で巻芯3の外表面へと案内されることになる。
このように、ノズル4の回動とともに線材掛架部材21,22に順次巻き掛けられる線材2は、並んだ状態で順次巻芯3に案内されることになり、線材2の太さにかかわらず、その線材2を順に隣接させた状態で巻線する、いわゆる整列巻きが可能になる。
また、ノズル4から繰出された線材2は、線材掛架部材21,22であるピン状物に巻き掛けられた後にその先端から抜け出て巻芯3に案内されるので、線材2の外径が比較的大きい場合であっても、ピン状物21,22に巻き掛けられた後に巻芯3に案内されることになり、比較的太い線材であっても十分に巻線することが可能になる。
また、線材2の外径が異なれば、巻芯3の回転速度を違えるだけで対応が可能になり、ノズル4の回動速度、巻芯3の回転速度、ターン数を比較的自由に採用できるため、要望するコイル10(図16)の仕様に応じて巻線することができる。
更に、巻芯3の上下に位置する上方のピン状物21と下方のピン状物22の間隔を調整することで、巻芯3の軸方向におけるコイル10(図16)長を正確かつ容易に設定することもできる。
ここで、線材掛架部材21,22間の巻芯3に巻回された線材2は互いに密着しているので、巻芯3に案内されるまでの間の時間が長ければ、互いに密着した状態の線材2同士を熱風により確実に融着させることができる。
この実施の形態では、ピン状物からなる第一、第二線材掛架部材21,22の巻芯3の外周に接触又は近接する最短点から先端までの長さL(図7)を線材2の直径の1.5〜3倍としたので、第一、第二線材掛架部材21,22に順次掛け回される線材2は、ピン状物からなる第一、第二線材掛架部材21,22に2〜3回掛け回された後にその先端から巻芯3へと案内されることになる。
そして、ノズル4が所定の回数回動して、巻芯3の外周における一部(この実施の形態では外周の3分の1)に線材2が所定の巻数だけ巻回されてコイル10が形成されると、次にそのコイル10の端部から線材2を引き出してフック棒68に引っ掛ける線材引っ掛け工程が行われる。
線材引っ掛け工程では、前述した巻線工程において、巻芯3の外周における一部(この実施の形態では外周の3分の1)に線材2が所定の巻数だけ巻回された後に、そのようにして得られたコイル10の端部から線材2を引き出してフック棒68に引っ掛ける。
即ち、線材2が所定の巻数だけ巻回されると、図1及び図3に示すように、ギヤ79及びロック解除棒88の延長線上にフック棒68及びロック棒80が位置することに成る。
このフック棒68には、巻初めの線材2が予め引っ掛けられているので、上昇させた状態で、先ず1回転させて、その引っ掛けられている線材2をそのフック棒68から取り外しておく。
フック棒68の上昇は、エアシリンダ89を所定の大きなストロークで伸動させてタップ移動台86を上動し、フック棒68を初期位置(予め設定される)から図11の破線で示すように所定位置(線材を離脱させる離脱位置)まで押し上げる。これによりフック棒68の回転規制は解除される。
そして、この状態で捩りモータ78を所定回数(約1回)回転させることにより、回転がギヤ79、70を介して伝達されてフック棒68が回転し、そのフック棒68に引っ掛けられている線材2をそのフック棒68から取り外すことができる。
その後、フック棒68を実線で示す初期位置まで押し下げる。このように、フック棒68を初期位置まで下降させて、回転規制部材83をギヤ70の外周凹部70aに係合させることにより(図4)、フック棒68の回転を禁止させておく。
そして、本発明の特徴ある点は、この線材引っ掛け工程において、コイル10の端部からノズル4の間に掛け渡された線材2をフックハンド91に掛合させ、そのフックハンド91を三軸方向に移動させてフックハンド91に掛合させた線材2をフック棒68に掛合させるところにある。
この実施の形態におけるフックハンド91は、互いに重合可能であって重合状態においてコイル10の端部からノズル4の間に掛け渡された線材2をそれぞれが掛合可能な第一及び第二フック部材91a,91bを備える。
このため、図11に示すように、重合状態の第一及び第二フック部材91a,91bを、移動手段95(図1)により実線矢印で示しように移動させることにより、その線材2を重合状態の第一及び第二フック部材91a,91bに掛合させることができる。このように掛合させた状態で移動させることにより、線材2はノズル4から新たに引き出されることになる。
この線材引っ掛け工程において、図12に示すように、線材2を掛合した第一及び第二フック部材91a,91bは、その後離間させる。線材2が掛合された第一及び第二フック部材91a,91bを離間させると、その離間した第一及び第二フック部材91a,91bの間に線材2aが掛け渡されることになる。
このため、その状態で移動手段95により移動させて、その離間した第一及び第二フック部材91a,91bの間に掛け渡された線材2aをフック棒68の上部のカーブした鈎状部に引っ掛けられることにより、フック棒68に線材2を掛合させることができる。
このように線材引出手段に90より、コイル10の端部より線材2を引き出してフック棒68に掛合させることにより、この線材引っ掛け工程における線材2の掛合を速やかにかつ確実に行うことが可能となる。
なお、この実施の形態では、線材2aをフック棒68に掛合させた後の第一及び第二フック部材91a,91bは、図13に示すように、ノズル4近傍の線材2を把持するものであり、コイル10の端部から引き出されフック棒68に掛合させた線材2とノズル4から繰出される線材2が略同一の角度、すなわち2本の線材2が近接するような位置で把持することが望ましい。これにより2本の線材2を均一に捩ることができる。
このことから、1本の線材2に別の線材2が巻きつくように捩られることに起因する線材2の断線等の不具合を解消し、捩り形成を安定して行うという効果が得られる。
その後、フック棒68の所定数の回転によって線材2を捩り成形する捩り工程が行われる。
この捩り工程では、ロック棒80をエアシリンダ87により上動させた状態で維持し(図3)、捩りモータ78を所定回数回転させ、図14に示すように、フック棒68とコイル10の間の線材2を所定ターン数捩ってリード線aを形成する。捩り成形されたリード線の上端部がピン状物から成る線材掛架部材22に達したならばこの捩り成形を終了させる。
従って、この捩り工程では、撚られた線材2の交差部に巻芯3の接線方向に延びて設けられたピン状物22を進入させるものとなる。このピン状物22は線材2を捩る範囲を規定するものとなり、コイル10を形成する線材2まで撚られることを防止するので、そのコイル10が変形するようなことを回避することができる。
所定の捩りを終えたら、図4に示すように、回転規制部材83をギヤ70の外周凹部70aに係合してフック棒68の回転を禁止させる。
それとともに、ノズル4近傍の線材2を把持する第一及び第二フック部材91a,91bを離間させてその把持を解消させて、線材2をこれらから成るフックハンド91から離脱させ、移動手段95(図1)によりそのフックハンド91を巻芯3から離間する待機位置まで移動させておく。
その後、巻線工程が再び開始され、ノズル4から繰出された線材2が巻芯3の周囲を線材掛架部材21,22に係止されて再び巻回される。
この再び開始された巻線工程では、線材2が巻回される毎に、巻芯3が回転台19を介して回転し、リード線aを引き出したフック棒68ならびにその他のフック棒68も回転台19と共に回転する。
このようにして、次のリード線aを引き出す角度まで、順次巻線がなされたら、次の線材引っ掛け工程が、図11〜図13に示すような同様の動作を行って、コイル10の端部から線材2を引き出してフック棒68に引っ掛ける。
そして、その後、捩り工程が再び行われ、フック棒68に引き回された線材2を再び捩り成形して、リード線aを形成する。
以上のごとく、所定回の線材引っ掛け工程と、捩り工程と、巻線工程が繰り返されると、図15に示すように、巻芯3の全周に巻回された線材2から成るコイル10を得る。
そして、そのようなコイル10を得た後には、線材掛架部材21,22をコイル10から抜き出した後に、図16に示すように、ノズル4を引き回して、巻芯3の回転方向にあるフック棒68に線材2を掛け回した後に、最初に線材2をからげたフック棒68に巻終わりの線材をからげる。その後、フライヤ5先端のノズル4から繰出される線材2をクランプ機構15に係止し、フック棒68とクランプ機構15との間で切断する。
そして、巻芯3の回転方向にあるフック棒68に掛け回した線材2を、そのフック棒68から取り外す。この線材2をフック棒68から取り外すには、そのフック棒68を上昇させた状態で、回転させることにより、その線材2をそのフック棒68から取り外すことができる。
その後、フック棒68を回転させて、そのフック棒68に絡げられた巻初めの線材2と巻終わりの線材2を互いに捩り成形して、リード線を形成する。
けれども、巻初めの線材2は、絡げられたフック棒68に隣接するフック棒68に掛け回された後に絡げられており、巻終わりの線材2も回転方向にあるフック棒68に掛け回された後に絡げられている。このため、そのフック棒68に絡げられた巻初めの線材2と巻終わりの線材2は互いに弛んだ状態となっている。
このため、巻初めの線材2と巻終わりの線材2の捩り工程にあっては、図17に示すように、回転させるフック棒68とコイル10と間にある巻初めの線材2と巻終わりの線材2の双方に押しつけ部材93aを押しつけて、回転させるフック棒68とコイル10間の線材2の弛みを解消させる。
その後、その状態で、フック棒68を所定数回転させて、巻初めの線材2と巻終わりの線材2を捩り成形する。
そして、フック棒68とコイル10間の線材2の弛みがある程度解消させた後には、その押しつけ部材93aをそれらの線材2から離間させ、その後更にフック棒68を所定数回転させて、巻初めの線材2と巻終わりの線材2を捩り成形して、図18に示すように、それらから成るリード線aを形成する。
この巻初めの線材2と巻終わりの線材2のように、弛んだ状態でフック棒68に絡げられていても、フック棒68とコイル10間の線材2に押しつけ部材93aを押しつけることにより、そのフック棒68とコイル10間の線材2の弛みを解消させることができる。
そして、その様に、弛みを解消させた状態で、フック棒68を回転させて線材2を捩り成形することにより、そのフック棒68とコイル10間の線材2を所定のピッチで正確に捩ることが可能になる。
このように、巻線工程と、線材2を引き出してフック棒68に引っ掛ける線材引っ掛け工程と、そのフック棒68の所定数の回転によって線材2を捩り成形する捩り工程とにより、巻線、線材2の引き出し、その線材2を捩ることによりリード線aを形成するリード線aの成形を自動的に行うことができる。
また、線材2の引き出し、線材2の捩りによるリード線aの成形を自動的に行うので、手作業で行う場合のように、線材2を捩る前に、リード線の基端部から線材がほぐれてしまったり、捩り量にバラツキが出て、捩りが足らずに線材2が半田付けの前に動いてしまったり、捩りすぎて線材2が断線したりするということはなく、リード線aの形成を容易に的確に行えるものとなる。
そして、このようなコイルの巻線装置及びその巻線方法では、リード線aの引き出しのためにノズル4の回動は一旦停止されるけれども、そのノズル4とコイル10の端部の間に掛け渡された線材2をフックハンド91に掛合させ、そのフックハンド91を三軸方向に移動させて線材2をフック棒68に掛合させるので、線材2をフック棒68に掛合させるためにノズル4の回動を再び開始するようなことはない。
このため、従来必要とされた線材2を引き出すためのノズル4の回動と停止が繰り返されることに起因する時間の増加がなくなり、リード線aの形成に必要な時間を短縮させることができる。
なお、その後、コイル10を巻芯3から抜き出して取り外すには、捩り成形されたリード線aをフック棒68から取り外す必要がある。この捩り成形されたリード線aをフック棒68から取り外すには、そのフック棒68を上昇させた状態で、回転させることにより、そのリード線aをそのフック棒68から取り外すことができる。
1 巻線装置
2 線材
3 巻芯
4 ノズル
10 コイル
19 回転台(巻芯回転機構)
21,22 ピン状物
68 フック棒
78 モータ(フック棒回転機構)
90 線材引出手段
91 フックハンド
91a 第一フック部材
91b 第二フック部材
92 エアシリンダ(重合離間手段)
93a 押しつけ部材
95 移動手段

Claims (7)

  1. 巻芯(3)のまわりを前記巻芯(3)の中心線に対して傾斜する軌跡において回動して繰り出す線材(2)を前記巻芯(3)の周囲に斜めに順次巻き付けてコイル(10)を成形するノズル(4)と、
    前記巻芯(3)の端部の周方向に所定間隔をおいて配列され前記コイル(10)の成形過程において前記コイル(10)の端部より引き出された前記線材(2)が掛合可能な複数のフック棒(68)と、
    前記複数のフック棒(68)とともに前記巻芯(3)を回転させる巻芯回転機構(19)と、
    前記フック棒(68)を前記巻芯(3)と別に回転させて前記フック棒(68)に掛合された前記線材(2)を捩るフック棒回転機構(78)と、
    前記コイル(10)の成形過程において前記コイル(10)の端部より前記線材(2)を引き出して前記フック棒(68)に掛合させる線材引出手段(90)と
    を備えるコイルの巻線装置であって、
    前記線材引き出し手段(90)は、
    前記コイル(10)の端部から前記ノズル(4)の間に掛け渡された前記線材(2)をそれぞれが掛合可能であってかつ間に挿通させた前記線材(2)を把持可能な第一及び第二フック部材(91a,91b)を備えるフックハンド(91)と、
    前記フックハンド(91)を三軸方向に移動可能な移動手段(95)と
    前記第一及び第二フック部材(91a,91b)を重合状態と離間状態との間で移動可能な重合離間手段(92)とを備えた
    ことを特徴とするコイルの巻線装置。
  2. 移動手段(95)によりフックハンド(91)とともに3軸方向に移動する押しつけ部材(93a)が前記フックハンド(91)の近傍に設けられた請求項1記載のコイルの巻線装置。
  3. 線材(2)の捩り成形を行う過程で撚られた線材の交差部に進入可能なピン状物(21,22)が巻芯(3)の接線方向に延びて設けられた請求項1又は2記載のコイルの巻線装置。
  4. 巻芯(3)のまわりを前記巻芯(3)の中心線に対して傾斜する軌跡においてノズル(4)を回動させ前記ノズル(4)から繰り出す線材(2)を巻芯の周囲に斜めに順次巻き付けてコイル(10)を成形する巻線工程と、コイル(10)の端部から線材(2)を引き出してフック棒(68)に引っ掛ける線材引っ掛け工程と、前記フック棒(68)に引っ掛けられた前記線材(2)を前記フック棒(68)の所定数の回転によって捩り成形する捩り工程とを含むコイルの巻線方法において、
    前記線材引っ掛け工程がコイル(10)の端部から前記ノズル(4)の間に掛け渡された線材(2)をフックハンド(91)に掛合させ、前記フックハンド(91)を三軸方向に移動させて前記フックハンド(91)に掛合させた前記線材(2)を前記フック棒(68)に掛合させることにより行われ、
    前記捩り工程は前記ノズル(4)の近傍の前記線材(2)を把持した状態で行われる
    ことを特徴とするコイルの巻線方法。
  5. フックハンド(91)が、互いに重合可能であって重合状態においてコイル(10)の端部からノズル(4)の間に掛け渡された線材(2)をそれぞれが掛合可能な第一及び第二フック部材(91a,91b)を備え、
    線材引っ掛け工程において線材(2)を掛合した前記第一及び第二フック部材(91a,91b)を離間させ、離間した前記第一及び第二フック部材(91a,91b)の間に掛け渡された線材(2)をフック棒(68)に掛合させ
    捩り工程において前記ノズル(4)の近傍の前記線材(2)の把持が前記第一及び第二フック部材(91a,91b)により行われる請求項4記載のコイルの巻線方法。
  6. 捩り工程において、フック棒(68)とコイル(10)間の線材(2)に押しつけ部材(93a)を押しつけて、前記フック棒(68)と前記コイル(10)間の線材(2)の弛みを解消させた状態で、前記線材(2)を前記フック棒(68)の所定数の回転によって捩り成形する請求項4又は5記載のコイルの巻線方法。
  7. 捩り工程において、撚られた線材(2)の交差部に巻芯(3)の接線方向に延びて設けられたピン状物(21,22)を進入させる請求項4ないし6いずれか1項に記載のコイルの巻線方法。

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