JP7357427B2 - 巻線装置及びコイル製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発電機やモータ等のステータコアのスロットに挿入されるコイルを作製するに適した巻線装置及びコイル製造方法に関するものである。
従来、発電機やモータの固定子は、放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース(磁極)及びその間に開口する複数のスロットを有する円筒状のステータコアと、そのスロットにコイル辺部を納めることによりそのコアに組み付けられたステータコイルとを備える。このステータコイルの組み付けに関しては、ステータコイルをステータコアと別に予め作製し、その後に、このコイルをコアの各スロットに収容するいわゆるインサータ方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、近年では、省エネのため効率の良い回転電機が市場から求められており、一般にステータコアのスロット内に装着されるコイルの密度、すなわち占積率を向上させることで回転電機の効率の向上が図られている。このような占積率を向上させるために、予めスロット外でスロットの断面に応じた断面の束に整列巻きされたコイルを、その形状を保持した状態でスロットの幅と同じ幅の開口側から半径方向に挿入して装着することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、スロット外でスロットの断面に応じた断面の束に整列巻きされたコイルを得たとしても、スロットに挿入されるまでコイル辺部の形状を維持できなければ、そのコイル辺部をスロットに挿入することが困難になる不具合を生じさせる。
この点を考慮して、本出願人は、作製しようとするコイルの内周に相当する外周を有し、その外周に線材が巻回される巻胴部の両端部にフランジ部が形成された巻芯において、その巻胴部にフランジ部から連続する凹部を形成して、その凹部において線材を浮遊させ、その凹部において浮遊する線材を束ねる束線手段を備えたコイル製造装置を提案した(例えば、特許文献3参照。)。
このコイル製造装置では、その凹部において浮遊する線材を束ねるので、スロットに挿入されるまでコイル辺部の形状を維持可能としている。
特開2000-245120号公報 特開平10-271733号公報 特開2016-39719号公報
一方、巻線の占積率を向上させる為には、少なくとも巻胴部に直接巻回される線材は、互いに交差することなく互いに平行に密着した状態で巻回されなければならず、線材が本来の位置からずれたり、線材が交差してしまうと、その整列性が乱れて巻線の占積率を向上させることが困難となる。この整列巻を達成するためには、その線材が落ち込む凹溝を巻胴部に形成して、その凹溝に線材を落とし込んでずれることを防止することが考えられる。
しかし、コイルの内形に合わせた巻胴部を有する巻芯にあっては、線材を浮遊させる凹部と別に、その巻胴部の全周に線材を落とし込む凹溝を形成するとなると、その加工工数が著しく増大して、その巻胴部を含む巻芯の単価を著しく押し上げる不具合がある。
この不具合を解消する為に、巻胴部の隅部においてのみ線材を落とし込む凹溝を形成し、全周に凹溝を形成する場合に比較して凹溝の形成箇所を減少させて安価に加工することも考えられる。
しかし、巻胴部の隅部に凹溝を形成すると、その凹溝は直線的なものになるのに対して、その凹溝に落ち込んだ線材は湾曲することになる。このため、湾曲する線材は直線的に形成された凹溝に密着することは無く、その線材が凹溝から容易に離脱してしまうようなこともあり、線材をその隅部において所定の位置に維持することが困難となる未だ解決すべき課題が残存していた。
また、発電機やモータ等に用いられるステータコイルにあっては、図12に示すように、1つの巻線層を形成する各コイル辺部13a,14aを分割して、それぞれ複数のスロット11b(図では2つのスロット11b)に挿通させることがある。
この場合、ステータコイル12は、両側におけるコイル辺部13aを所定の間隔を開けたスロット11bに納める内コイル13と、その内コイル13が納められたスロット11bの外側に隣接するスロット11bにコイル辺部14aを納める外コイル14を備えるものとなる。けれども、このようなステータコイル12であっても、それらのコイル13,14を構成する線材は、互いに交差することなく互いに平行に密着した状態で巻回されなければ、巻線の占積率を向上させることが困難となる。
本発明の目的は、巻回された線材のずれを防止して整列巻きされた線材からなるコイルを作製し得る比較的安価な巻線装置及びコイル製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、内コイルとそれに連続する外コイルから成るコイルであっても、それらの線材のずれを防止して整列巻きし得る巻線装置及びコイル製造方法を提供することにある。
本発明は、 回転手段により回転する巻芯に線材を巻取ってコイルを作製する巻線装置の改良である。
その特徴ある構成は、巻芯が、台板と、台板に作製しようとするコイルの内周に沿って立設された複数の掛け回しピンとを有し、複数の掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝がそれぞれ形成されたところにある。
巻芯が、内台板と、内台板に立設されて掛け回される線材により内コイルを作製する複数の内掛け回しピンとを有する内巻芯と、内台板の外周より大きな外周を有する外台板と、内台板の外周を超える外台板に立設されて掛け回される線材により内コイルを包囲する外コイルを作製する複数の外掛け回しピンとを有する外巻芯とを備える場合には、内掛け回しピンと外掛け回しピンの双方の外周に線材が落ち込む周溝がそれぞれ形成される。
この場合の回転手段が、駆動手段により回転する回転板と、回転板に回転中心を挟むように立設された一対の柱状部材とを備える場合、内台板が、一対の柱状部材の先端にそれぞれ取付けられ、外台板が、一対の柱状部材に回転板の回転軸方向に移動可能にそれぞれ設けられ、外台板を移動させて外台板に立設された外掛け回しピンが内台板に立設された内掛け回しピンを覆う巻位置と内掛け回しピンから回転板の回転軸方向にずれた待機位置との間で往復移動させる外巻芯移動手段を備えたことが好ましく、一対の柱状部材のいずれか一方又は双方が回転板の回転中心を通過する直線上に移動可能に立設されている場合には、その一対の柱状部材の間隔を所定の値に保つ保持手段を備えることが好ましい。
一方、別の本発明は、巻芯を回転させて巻芯に線材を巻回してコイルを作製する方法の改良である。
その特徴有る点は、得ようとするコイルの内周に沿って複数の掛け回しピンを台板に立設させた巻芯を用い、複数の掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝をそれぞれ形成し、掛け回しピン間に線材が浮遊するように複数の掛け回しピンに線材を巻回するとともに、少なくとも複数の掛け回しピンに直接掛け回される線材を周溝に落とし込んで整列巻きさせるところにある。
コイル製造方法は、内台板と内台板に立設された複数の内掛け回しピンとを備えた内巻芯を用い、複数の内掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝をそれぞれ形成し、上記巻線方法により線材を複数の内掛け回しピンに巻回させて内コイルを作製する内巻工程と、内台板の外周より大きな外周を有する外台板と、内台板の外周を超える外台板に立設され外周に線材が落ち込む周溝が形成された複数の外掛け回しピンとを備えた外巻芯を用い、内コイルを複数の外掛け回しピンにより包囲する包囲工程と、上記巻線方法により、内巻芯とともに外巻芯を回転させて線材を複数の外掛け回しピンに巻回させて外コイルを作製する外巻工程とを含むものとなる。
この場合、内巻工程において外巻芯を内巻芯から回転軸方向にずれた待機位置に位置させ、包囲工程において外巻芯を待機位置から移動させて内コイルを包囲する包囲位置にまで移動させることが好ましい。
本発明では、線材が掛け回される複数の掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝を形成したので、少なくとも複数の掛け回しピンに直接掛け回される線材をその周溝に落とし込んで整列巻きさせることにより、巻回された線材のずれを防止して整列巻きされた線材からなるコイルを作製し得ることになる。
この点は、巻芯が内巻芯と外巻芯を有する場合であっても同様であって、それらの掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝を形成し、内巻芯を用いて内コイルを作製し、その後に外巻芯を用いて外コイルを作製することにより、内コイルとそれに連続する外コイルから成るコイルであっても、それらの線材のずれを防止して整列巻きされた線材からなるコイルを作製することが可能となる。
ここで、ピンの外周に周溝を形成することは、従来の巻芯のコイルの内形に合わせた巻胴部に溝を形成する場合に比較して容易であって、巻芯の単価が押し上げられることはなく、ピンの外周に形成された周溝は、その長手方向がピンの外周に沿って湾曲して形成されるので、その周溝に線材が落ち込むと、その線材は湾曲する周溝に沿って湾曲して、その周溝に密着することになり、その線材の周溝からの離脱を防止することが可能となる。このため、線材の周溝に落ち込んだ線材のずれは確実に防止されることに成り、線材の整列巻きされた状態を確実に維持することが可能となる。
そして、外巻芯を一対の柱状部材にそれぞれ移動可能に設ければ、それを巻位置と待機位置との間で往復移動させることにより、巻線方法における包囲工程が容易となり、一対の柱状部材のいずれか一方又は双方を回転板の回転中心を通過する直線上に移動可能に立設すれば、一対の柱状部材の間隔を狭めることにより、得られた内コイルと外コイルを掛け回しピンにおける周溝から容易に離脱させることができる。
本発明実施形態における巻線装置の巻芯部の拡大図である。 その巻線装置の正面図である。 図1のE-E線断面図である。 図1のA-A線断面図である。 その外掛け回しピンが内掛け回しピンを包囲した状態を示す図1に対応する図である。 図5のB-B線断面図である。 その線材の端部を線材クリップに把持させた巻初めの状態を示す図2に対応する図である。 その線材が内掛け回しピンに巻回されて内コイルが作製された状態を示す図2に対応する図である。 その線材が外掛け回しピンに巻回されて外コイルが作製された状態を示す図2に対応する図である。 図8のC-C線断面図である。 図9のD-D線断面図である。 内コイルと外コイルを有するステータコイルのコイル辺部が複数のスロットに挿通されたコアを内側から見た図である。 内コイルと外コイルを有する単一のステータコイルがスロットに挿入された固定子の拡大上面図である。 ステータコアに複数のステータコイルが装着された固定子を示す上面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図2に、本発明の巻線装置20を示す。ここで、互いに直交するX、Y、Zの三軸を設定し、X軸が水平横方向、Y軸が水平前後方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして本発明の巻線装置20について説明する。
図13及び図14に示すように、発電機やモータの固定子10は、放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース11a(磁極)及びその間に開口する複数のスロット11bを有する円筒状のステータコア11と、そのステータコア11に組み付けられたステータコイル12とを備える。
この実施の形態における巻線装置20は、巻線の対象が三相交流発電機の固定子10(図14)に使用されるステータコイル12を作製するものであって、図13に示すように、それらのコイル辺部13a,14aを2つのスロット11bにそれぞれ挿通させる場合に有効なステータコイル12を作製するに適した巻線装置20である場合を示す。
このステータコイル12は、1つの巻線層を形成するものではあるものの、図12に示すように、それらのコイル辺部13a,14aを隣接する2つのスロット11bにそれぞれ挿通させるものであることから、コイル辺部13a、14a間の間隔L1,L2が異なる大小2つの連続するコイル13,14から成るものとなる。
図2に戻って、このようなステータコイル12を作製する本発明の巻線装置20は、回転手段25により回転する巻芯36,37を備えるものであって、回転手段25により回転するそれらの巻芯36,37に線材16を巻取ってステータコイル12(図12)を作製するものである。
この実施の形態における線材16は被覆導線であって、断面が円形を成すいわゆる丸線が用いられるものとする。なお、この線材16は断面が方形を成すいわゆる角線であっても良い。そして、線材16は線材繰り出し部材31から繰り出されるものとし、この実施の形態における線材繰り出し部材31は、複数の線材16を並列にした状態で繰り出すようなものとして説明する。
図示しないが、線材16はスプールに巻回されてそのスプールに貯線され、スプールから引出された線材16は図示しない伸張機により真っ直ぐにされ、その後に線材繰り出し部材31にまで案内されるものとする。線材繰り出し部材31が複数の線材16を繰り出すようなものであるので、複数の線材16は別々のスプールに巻回されて貯線され、複数のスプールから別々に線材16を引出して伸張機によりそれぞれを真っ直ぐにし、そのように真っ直ぐにされた複数の線材16が線材繰り出し部材31にまで案内されるものとする。
この実施の形態における線材繰り出し部材31は、複数の線材16を並列にした状態で通過させる長方形状又はトラック形状の断面を有する孔が形成された棒状部材であって、この線材繰り出し部材31は、この線材繰り出し部材31を3軸方向に移動可能な線材繰り出し部材移動手段32を介して下部テーブル23に取付けられる。
この実施の形態における線材繰り出し部材移動手段32は、X軸、Y軸及びZ軸方向伸縮アクチュエータ33~35の組み合わせにより構成される。各伸縮アクチュエータ33~35は、サーボモータ33a~35aによって回動駆動されるボールネジ33b~35bと、このボールネジ33b~35bに螺合して平行移動する従動子33c~35cを備える。
Z軸方向伸縮アクチュエータ35は、従動子35cが鉛直方向に移動可能に、そのハウジング35dがX軸方向伸縮アクチュエータ33の従動子33cに取付けられ、X軸方向伸縮アクチュエータ33は、従動子33cがX軸方向に移動可能に、そのハウジング33dがY軸方向伸縮アクチュエータ34の従動子34cに取付けられる。そして、Y軸方向伸縮アクチュエータ34は、従動子34cがY軸方向に移動可能に、そのハウジング34dがY軸方向に延びて下部テーブル23に取付けられる。
そして、Z軸方向伸縮アクチュエータ35の従動子35cに線材繰り出し部材31がX軸方向に延びて取付けられる。
なお、図示しないが、線材繰り出し部材31には、線材繰り出し部材31から繰り出された線材16を咬持する咬持機構が設けられるものとする。
一方、巻芯36,37を回転させる回転手段25は、駆動手段となる電動モータ26を含み、巻芯は、回転手段25により回転して巻回される線材16により内コイル13(図10)を得る内巻芯36と、その内巻芯36を包囲してその内巻芯36とともに回転し、巻回される線材16により外コイル14(図11)を得る外巻芯37を有する。
図1に詳しく示すように、この実施の形態における回転手段25は、駆動手段である電動モータ26の回転軸26aに設けられて水平面内で回転する回転板27と、その回転板27に回転中心を挟むように立設された一対の柱状部材28,29とを備える。即ち、一対の柱状部材28,29は、回転板27に回転中心から偏倚して下方に向かって立設された一方の柱状部材28と、その一方の柱状部材28とともに回転板27に回転中心を挟むように回転板27に下方に向かって立設された他方の柱状部材29とを備える。
回転板27には、他方の柱状部材29が、回転板27の回転中心を通過する直線上に移動可能に立設される。この実施の形態における回転板27は円板状を成し、水平状態の中央が電動モータ26の回転軸26aに取付けられる。
回転板27には、回転中心から偏倚して一方の柱状部材28が立設され、一方の柱状部材28と回転中心を挟む反対側には、その一方の柱状部材28と回転中心の双方を通過する直線上、即ち一方の柱状部材28を通過する直径方向にレール41が取付けられる。
一方、他方の柱状部材29の上部には、レール41に係合してレール41の長手方向に往復移動可能な移動ブロック42が取付けられ、その移動ブロック42をレール41に移動可能に係止させることにより、他方の柱状部材29は、回転板27の回転中心を通過する直線上に移動可能に立設される。
図1及び図3に示すように、この巻線装置20には、他方の柱状部材29と一方の柱状部材28と間隔を所定の値に保つ保持手段43が備えられる。この実施の形態における保持手段43は、他方の柱状部材29に設けられた板カム44と、一方の柱状部材28に上下動可能に設けられた接触子46と、他方の柱状部材29を一方の柱状部材28に近づける方向に付勢して板カム44を接触子46に接触させるコイルスプリング45と、上部テーブル22に設けられてその接触子46を上下動させるアクチュエータ47とを備える。
即ち、他方の柱状部材29の一方の柱状部材28に臨む面には鉛直方向に延びて板カム44が設けられ、その板カム44に接触する接触子46であるローラが可動台48に枢支される。一方の柱状部材28の板カム44に臨む面には鉛直方向にレール49が設けられ、このレール49に可動台48が上下動可能に設けられる。
可動台48の上端には回転板27の直径方向に延びる横材50aが設けられ、横材50aの両端には回転板27を移動可能に貫通する縦材50bの下端が取付けられる。回転板27の上方に突出する縦材50bの上端には、回転軸26aを包囲するドーナツ状の第一円板51が回転軸26aと同軸になるように取付けられる。
図1に示すように、上部テーブル22の上面にはアクチュエータである流体圧シリンダ47が、その出没ロッド47aを下方にして設けられ、その出没ロッド47aの下端には、第一円板51の周囲に係合する係合部材52が設けられる。そして、流体圧シリンダ47が出没ロッド47aを出没させると、その下端に設けられた係合部材52を介してドーナツ状の第一円板51を可動台48及びローラ46と共に昇降させ、ローラ46が接触する板カム44の傾斜面に従って他方の柱状部材29を回転板27の直径方向に移動させる。
このため、アクチュエータである流体圧シリンダ47が出没ロッド47aを出没させると、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29との間隔は変化し、その昇降を停止させると、他方の柱状部材29の移動は停止し、一対の柱状部材28,29の間隔を所定の値に保つように構成される。
また、係合部材52はドーナツ状の第一円板51の周囲に係合して、その第一円板51の独立した昇降を禁止するけれども、その第一円板51の回転を許容するように構成され、その第一円板51と共に回転板27が回転することを許容するように構成される。
図1~図4に示すように、内巻芯36は、一対の柱状部材28,29の下端に取付けられるものであって、この内巻芯36は、一対の柱状部材28,29の下端に水平になるようにそれぞれ取付けられた内台板36aと、それらの内台板36aにそれぞれ立設されて、掛け回される線材16により内コイル13(図10)を作製する複数の内掛け回しピン36bとを備える。
複数の内掛け回しピン36bは内台板36aの下面から下方に突出するように設けられ、それらの内台板36aに作製しようとする内コイル13の内周に沿って立設される。この実施の形態では、一対の内台板36aにそれぞれ3本の内掛け回しピン36bが立設されたものを示し、それら合計6本の内掛け回しピン36bは、得ようとする六角形状の内コイル13(図10)の内周に沿って立設される場合を示す。
このため、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29を内巻芯36とともに回転させて、これら複数(6本)の内掛け回しピン36bに線材16を巻回させると、図10に示すように、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29の下端におけるそれぞれの内掛け回しピン36bに掛け回されて屈折する線材16がコイルエンド部13bを形成し、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29との間に掛け渡される線材16がコイル辺部13aを形成する内コイル13を形成することになる。
そして、図1の拡大図に示す様に、この複数の内掛け回しピン36bの外周には、掛け回される線材16の断面形状に相応する断面を有し、掛け回される線材16が落ち込む周溝36cがそれぞれ形成される。
具体的に、この周溝36cは、内コイル13を構成することになる断面円形の線材16を落とし込むものであって、その断面は、線材16の断面半径に相当する円弧状を成して、その深さdは線材16の断面半径未満に形成される。この周溝36cは、内掛け回しピン36bに掛け回される線材16の外径に相当するピッチPで複数連続して形成され、この内掛け回しピン36bに掛け回される複数の線材16がそれらの周溝36cに落ち込むと、互いに密着して整列するように形成される(図8)。
図1~図4に示すように、外コイル14(図11及び図12)を得る外巻芯37は、内台板36aの外周より大きな外周を有する外台板37aと、内台板36aの外周を超える外台板37aに立設されて掛け回される線材16により内コイル13を包囲する外コイル14を作製する複数の外掛け回しピン37bとを備える。
図1に示すように、この実施の形態では、外巻芯37が一対の柱状部材28,29に移動可能に設けられる場合を示し、一対の柱状部材28,29には、回転板27の回転軸と平行に鉛直方向に延びてレール53がそれぞれ設けられる。外台板37aは、そのレール41に昇降可能に取付けられた可動体37dに取付けられ、外掛け回しピン37bは、その外台板37aの下面から下方に突出して、それらの外台板37aに作製しようとする外コイル14(図11)の内周に沿って立設される。
この複数の外掛け回しピン37bは外台板37aと共に昇降し、図5及び図6に示すように、下降した状態で外台板37aに立設された外掛け回しピン37bが内台板36aに立設された内掛け回しピン36bを周囲から覆う巻位置に至り、図1及び図4に示すように、上昇した状態で外掛け回しピン37bが内台板36aに立設された内掛け回しピン36bから回転板27の回転軸方向にずれて、内巻芯36の回転半径外側を開放する待機位置との間を往復移動可能に構成される。
図1に示すように、巻線装置20は、この外巻芯37を巻位置と待機位置との間を往復移動させる外巻芯移動手段55を備える。この外巻芯37を往復移動させる外巻芯移動手段55は、回転板27の上方に位置して外巻芯37に連結されたドーナツ状の第二円板56と、上部テーブル22の上面に出没ロッド57aを下方にして設けられたアクチュエータである流体圧シリンダ57とを備える。
外巻芯37の回転半径外側の回転板27には鉛直方向に延びる一対の昇降棒58が貫通して設けられ、一方の昇降棒58の下端は、連結横棒59を介して一方の可動体37dに取付けられる。
図1~図4に示すように、他方の昇降棒58の下端には、他方の可動体37dを回転板27の回転方向から挟む一対の挟持板60が取付けられ、一対の挟持板60には回転板27の半径方向に延びる長孔60a(図1)がそれぞれ形成される。他方の可動体37dには長孔60aに進入可能な丸ピン37eが設けられ、この他方の可動体37dを含む外巻芯37が一対の挟持板60と別に独立した昇降を禁止すると共に、この外巻芯37が他方の柱状部材29と共に、回転板27の回転半径方向への移動を許容するように構成される。
一対の昇降棒58の上端には回転軸26a及びドーナツ状の第一円板51を同軸に包囲するドーナツ状の第二円板56が取付けられ、流体圧シリンダ57の出没ロッドの57a下端には、第二円板56の周囲に係合する係合部材61が設けられる。
そして、流体圧シリンダ57が出没ロッド57aを出没させると、その下端に設けられた係合部材61を介して第二円板56を外巻芯37と共に昇降させ、外巻芯37を図5に示す巻位置と図1に示す待機位置との間を往復移動可能に構成される。
また、係合部材61はドーナツ状の第二円板56の周囲に係合して、その第二円板56の独立した昇降を禁止するけれども、その第二円板56の回転を許容するように構成され、その第二円板56と共に回転板27が回転することを許容するように構成される。
このため、図9に示すように、巻位置における外巻芯37は、回転手段25である電動モータ26が駆動して回転板27が回転すると、その回転板27に立設された一対の柱状部材28,29とともに回転して、その外巻芯37における外掛け回しピン37bに線材16が巻回されるように構成される。
ここで、外掛け回しピン37bは、内台板36aの外周を超える外台板37aに、作製しようとする外コイル14の内周に沿って立設される。この実施の形態では、一対の外台板37aにそれぞれ3本の外掛け回しピン37bが立設されたものを示し、それら合計6本の外掛け回しピン37bは、得ようとする六角形状の外コイル14(図11)の内周に沿って立設される場合を示す。
このため、図11に示すように、外巻芯37が巻位置において、それら複数(6本)の外掛け回しピン37bに線材16を巻回させると、その外台板37aにおける外掛け回しピン37bに掛け回されて屈曲する線材16がコイルエンド部14bを形成し、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29との間に掛け渡される線材16がコイル辺部14aを形成する外コイル14を形成するように構成される。
そして、図1の拡大図に示す様に、この複数の外掛け回しピン37bの外周にあっても、掛け回される線材16の断面形状に相応する断面を有し、掛け回される線材16が落ち込む周溝37cがそれぞれ形成される。
即ち、この周溝37cは、外コイル14を構成することになる断面円形の線材16を落とし込むものであって、その断面は、線材16の断面半径に相当する円弧状を成して、その深さdは線材16の断面半径未満に形成される。この周溝37cは、外掛け回しピン37bに掛け回される線材16の外径に相当するピッチPで複数連続して形成され、この外掛け回しピン37bに掛け回される複数の線材16がそれらの周溝37cに落ち込むと、互いに密着して整列するように形成される(図9)。
ここで、内掛け回しピン36bや外掛け回しピン37bは断面円形を成すピン状物であって、このような断面円形を成すピン状物の外周に周溝36c,37cを形成することは、従来の巻芯のコイルの内形に合わせた巻胴部に溝を形成する場合に比較して容易であるので、外周に周溝36c,37cが形成された内掛け回しピン36bや外掛け回しピン37bを用いることにより巻芯36,37の単価が押し上げられることはない。
また、それらの周溝36c,37cに線材16が落ち込むと、内掛け回しピン36bや外掛け回しピン37bの長手方向にその線材16がずれるようなこともないので、内掛け回しピン36bや外掛け回しピン37bに掛け回される線材16の長手方向のずれを制限する為に従来用いられてきたフランジのようなものも不要となり、部品点数の減少から、比較的安価な巻線装置20を得ることが可能となる。
図2に示す様に、下部テーブル23は、上部テーブル22と共に内巻芯36及び外巻芯37を上下から挟むように支柱21に設けられ、この下部テーブル23には、出没軸71aを上方に向けた流体圧シリンダ71が設けられる。流体圧シリンダ71の出没軸71aの上端には基台72が取付けられ、この基台72には回転軸77aを上方に向けた電動モータ77が設けられる。
電動モータ77は、その回転軸77aが回転手段25を構成する電動モータ26の回転軸26aと同軸になるように基台72に設けられ、その回転軸77aには回転テーブル73が水平面内で回転するように取付けられる。そして、回転テーブル73には、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16の端部を把持する線材クリップ74が設けられる。
この線材クリップ74は、回転テーブル73の外周近傍の上面に取付けられ、線材16が上方から進入可能なスリット74aが形成される。このスリット74aは、上端に開口して形成され、そのスリット74aに進入した線材16を拘持する図示しない拘持部材が内蔵される。
この線材クリップ74には、その拘持部材を操作して、そのスリット74aに侵入した線材16を拘持する拘持状態と、そのスリット74aに侵入した線材16を拘持せずに解放する解放状態のいずれかに操作する操作レバー75が設けられる。そして、下部テーブル23には、この操作レバー75を操作するアクチュエータ76が設けられる。
一方、流体圧シリンダ71は、この回転テーブル73をZ軸方向に昇降可能である点でテーブル移動手段を構成し、このテーブル移動手段である流体圧シリンダ71は、図5に示すように、その回転テーブル73が上昇した状態で内巻芯36における内掛け回しピン36bの下端に上面が当接又は接近する近接位置と、図1に示すように、下降した状態でその内掛け回しピン36bの下端との間に隙間を生じさせる離間位置との間で、その回転テーブル73を昇降可能に構成される。
内掛け回しピン36bの下端面には下方に突出する突起36fが形成され、回転テーブル73の上面には、それらの突起36fが進入可能な穴73aが形成される。このため、図5に示すように、回転テーブル73が近接位置であると、この突起36fが穴73aに侵入して、内掛け回しピン36bと別に独立した回転テーブル73の回転を禁止し、内巻芯36及び外巻芯37の回転とともに、その回転テーブル73を回転させるように構成される。
そして、回転手段25における電動モータ26は内巻芯36や外巻芯37を回転させ、下部テーブル23における電動モータ77は、内巻芯36や外巻芯37とともに、このような線材クリップ74が設けられた回転テーブル73を同期して回転させるように構成される。これにより線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を内巻芯36や外巻芯37におけるそれぞれの掛け回しピン36b,37bの周囲に巻取ることになる。
一方、線材繰り出し部材移動手段32は、内巻芯36や外巻芯37の回転とともに線材繰り出し部材31を回転板27の軸方向に移動させて、線材繰り出し部材31から繰り出される複数の線材16を、内巻芯36や外巻芯37におけるそれぞれの掛け回しピン36b,37bに螺旋状に整列させて巻回させるように構成される。
次に、本発明の巻線方法について説明する。
本発明の巻線方法は、巻芯36,37を回転させて、その巻芯36,37に線材16を巻回してコイル13,14を作製する方法であって、その特徴有る点は、得ようとするコイル13,14の内周に沿って複数の掛け回しピン36b,37bを台板36a,37aに立設させた巻芯36,37を用い、その複数の掛け回しピン36b,37bの外周に線材16が落ち込む周溝36c,37cをそれぞれ形成し、その掛け回しピン36b,37bの間に線材16が浮遊するように複数の掛け回しピン36b,37bに線材16を巻回するとともに、少なくとも複数の掛け回しピン36b,37bに直接掛け回される線材16をその周溝36c,37cに落とし込んで整列巻きさせるところにある。
図12に示す様に、この方法を用いて内コイル13とそれに連続して形成された外コイル14とを有するステータコイル12を製造する場合には、上記巻線方法により内コイル13を作製する内巻工程を行った後に、上記巻線方法を再び行って外コイル14を作製する外巻工程を行うことが必要となる。
具体的に、上述した巻線装置20を用いた場合であって、上記巻線方法を用いたコイル製造方法は、内台板36aとその内台板36aに立設された複数の内掛け回しピン36bとを備えた内巻芯36を用い、複数の内掛け回しピン36bの外周に線材16が落ち込む周溝36cをそれぞれ形成し、上記巻線方法により線材16を複数の内掛け回しピン36bに巻回させて内コイル13を作製する内巻工程と、内台板36aの外周より大きな外周を有する外台板37aと、内台板36aの外周を超える外台板37aに立設され外周に線材16が落ち込む周溝37cが形成された複数の外掛け回しピン37bとを備えた外巻芯37を用い、内コイル13を複数の外掛け回しピン37bにより包囲する包囲工程と、上記の巻線方法により、内台板36aとともに外台板37aを回転させて線材16を複数の外掛け回しピン37bに巻回させて外コイル14を作製する外巻工程とを含むものとなる。
この実施の形態では、上記巻線装置20における動作は、図示しないコントローラによって自動制御されるものとし、以下に各工程を詳説する。
<内巻工程>
この内巻工程にあっては、内台板36aとその内台板36aに立設された複数の内掛け回しピン36bとを備えた内巻芯36を用い、回転手段25によりその内巻芯36を回転させて線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を内巻芯36における複数の内掛け回しピン36bの周囲に巻回させて内コイル13を作製する。このため、先ず、線材16を線材繰り出し部材31から繰り出させる。
具体的には、図示しないスプールに巻回されて貯線された線材16を準備し、そのスプールから線材16を引出し、図示しない伸張機により真っ直ぐにさせた線材16を線材繰り出し部材31に挿通させ、図示しない咬持機構により咬持させる。
図7に示すように、下部テーブル23に設けられた電動モータ77にあっては、回転テーブル73を回転させ、その外周近傍に取付けられた線材クリップ74を線材繰り出し部材31に対峙させる。そして、線材繰り出し部材移動手段32により線材繰り出し部材31を移動させ、そこから突出する線材16の端部を線材クリップ74におけるスリット74a(図10)に進入させ、そこに内蔵された図示しない拘持部材により拘持させる。
一方、保持手段43にあっては、そのアクチュエータである流体圧シリンダ47の出没ロッド47aを出没させ、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29との間隔を変化させ、所望の間隔とさせた状態でその昇降を停止させ、一対の柱状部材28,29の間隔を所定の値に保つ。
また、流体圧シリンダ71にあっては、回転テーブル73を上昇させ、図5に示すように、内巻芯36における複数の内掛け回しピン36bの下端面に形成された突起36fを回転テーブル73の上面に形成された穴73aに進入させ、内巻芯36と別に独立した回転テーブル73の回転を禁止させる。
更に、外巻芯移動手段55にあっては、その流体圧シリンダ57における出没ロッド57aを没入させて、外巻芯37を上昇させ、内掛け回しピン36bの回転半径外側を解放する待機位置に維持させる。
その後、線材繰り出し部材31の咬持機構により線材16の咬持を解消させ、回転手段25における電動モータ26を駆動して、回転板27と共に内巻芯36を所定の回数回転させる。それとともに、下部テーブル23に設けられた電動モータ77を駆動して、線材16の端部を拘持する線材クリップ74が設けられた回転テーブル73も同期して同方向に同じ速度で所定の回数回転させる。
図8に示すように、これにより線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を内巻芯36の周囲に所定の回数において巻取るけれども、線材16が実際に巻取られる内掛け回しピン36bには、線材16が落ち込む周溝36cを形成しているので、その拡大図に示す様に、この線材16の巻取りに対して、線材繰り出し部材移動手段32は、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16が内掛け回しピン36bにおける所定の周溝36cに落ち込むようにその線材繰り出し部材31を移動調整する。
このように、線材繰り出し部材移動手段32は、内巻芯36の回転とともに線材繰り出し部材31を回転板27の軸方向に移動させて、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を、所定の周溝36cに落ち込ませつつ、複数の内掛け回しピン36bの周囲に螺旋状に巻回させて、隣接する線材16が互いに平行にかつ密着するような整列巻きとする。そして、内掛け回しピン36bに直接掛け回された線材16からなる第1層のコイルが形成された後には、必要に応じて、その上に線材16を更に整列巻して第2層目以降のコイルを作製する。
このようにして、図10に示すように、この内巻工程において、内台板36aに立設された内掛け回しピン36bに掛け回された線材16から成るコイルエンド部13bと、一対の柱状部材28,29との間に掛け渡される線材16から成るコイル辺部13aを有する多角形状の内コイル13を作製する。
ここで、内掛け回しピン36bの外周に形成された周溝36cは、図10の拡大図に示す様に、その長手方向が内掛け回しピン36bの外周に沿って湾曲して形成されるので、その周溝36cに線材16が落ち込むと、その線材16は湾曲する周溝36cに沿って湾曲して、その周溝36cに密着することになり、その線材16の周溝36cからの離脱は防止される。このため、周溝36cに落ち込んだ線材16のずれは確実に防止されることに成り、線材16が整列巻きされて得られた内コイル13の形状は、後の包囲工程や外巻工程においても、確実に維持されることになる。
<包囲工程>
この工程では、内台板36aの外周より大きな外周を有する外台板37aと、内台板36aの外周を超える外台板37aに立設された複数の外掛け回しピン37bとを備えた外巻芯37を用い、先の工程で得られた内コイル13を複数の外掛け回しピン37bにより包囲する。
外巻芯37を移動可能に構成した上記巻線装置20を用いるこの実施の形態では、外巻芯移動手段55における流体圧シリンダ57から出没ロッド57aを突出させて、外巻芯37を図1に示す待機位置から下方に移動させて、図5に示すように、複数の外掛け回しピン37bを内巻芯36における内掛け回しピン36bを包囲する位置に移動させ、その内掛け回しピン36bに巻回された線材16から成る内コイル13(図10)を包囲する包囲位置にまで複数の外掛け回しピン37bを移動させる。
この時、内コイル13から線材繰り出し部材31に延びる線材16が、複数の外掛け回しピン37bの所望の間に進入するように、線材繰り出し部材31の位置を線材繰り出し部材移動手段32により調整して、線材16を内コイル13から複数の外掛け回しピン37bの外側にまで案内することになる。
<外巻工程>
この工程にあっては、内巻芯36とともに外巻芯37を回転させて線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を外巻芯37における複数の外掛け回しピン37bの周囲に巻回させて外コイル14を作製する。
即ち、図9に示すように、停止していた回転手段25における電動モータ26を再び駆動して、回転板27と共に外巻芯37を更に所定の回数回転させる。それとともに、下部テーブル23に設けられた電動モータ77を駆動して、線材16の端部を拘持する線材クリップ74が設けられた回転テーブル73も同期して同方向に同じ速度で所定の回数回転させ、これにより線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を外巻芯37における複数の外掛け回しピン37bの周囲に所定の回数において巻取る。
このように、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を、外巻芯36における複数の外掛け回しピン37bの周囲に螺旋状に巻回させるけれども、線材16が実際に巻取られる外掛け回しピン37bには、線材16が落ち込む周溝37cを形成しているので、この線材16の巻取りに対して、線材繰り出し部材移動手段32は、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16が外掛け回しピン37bにおける所定の周溝37cに落ち込むようにその線材繰り出し部材31を移動調整する。
そして、線材繰り出し部材移動手段32は、外巻芯37の回転とともに線材繰り出し部材31を回転板27の軸方向に移動させて、線材繰り出し部材31から繰り出される線材16を、所定の周溝37cに落ち込ませつつ、複数の外掛け回しピン37bの周囲に螺旋状に巻回させて、隣接する線材16が互いに平行にかつ密着するような整列巻きとする。そして、外掛け回しピン37bに直接掛け回された線材16からなる第1層のコイルが形成された後には、必要に応じて、その上に線材16を更に整列巻して第2層目以降のコイルを作製する。
このようにして、図11に示すように、この外巻工程において、外台板37aに立設された外掛け回しピン37bに掛け回された線材16から成るコイルエンド部14bと、一対の柱状部材28,29との間に掛け渡される線材16から成るコイル辺部14aを有する多角形状の外コイル14を作製する。
ここで、外掛け回しピン37bの外周に形成された周溝37cは、図11の拡大図に示す様に、その長手方向が外掛け回しピン37bの外周に沿って湾曲して形成されるので、その周溝37cに線材16が落ち込むと、その線材16は湾曲する周溝37cに沿って湾曲して、その周溝37cに密着することになり、その線材16の周溝37cからの離脱は防止される。このため、周溝37cに落ち込んだ線材16のずれは確実に防止されることに成り、線材16が整列巻きされて得られた外コイル14の形状は確実に維持されることになる。
また、外巻芯37における外掛け回しピン37bは、内コイル13のコイルエンド部13bを外側から覆う場所に位置するので、この外掛け回しピン37bに掛け回された線材16から成る外コイル14は、所定の隙間を空けて内コイル13を外側から包囲するような大きさのものとなり、内コイル13と外コイル14の大きさは異なることになる。よって、本発明では、コイルエンド部13b,14bとなる線材16の長さが異なる2つの多角形状の内及び外コイル13,14を連続して作製し得るものとなる。
なお、内コイル13と外コイル14を作製した後には、これらを内巻芯36及び外巻芯37から離脱させて搬送し、その後の工程において、従来から用いられているインサータ方法を用いて、それらのコイル辺部13a,14bをコア11(図13及び図14)のスロット11bに挿入することになる。
ここで、内コイル13と外コイル14を内巻芯36及び外巻芯37から離脱させる手順を説明すると、先ず、線材繰り出し部材31における図示しない咬持機構により線材16を咬持させ、線材繰り出し部材31から新たに線材16が繰り出されることを禁止する。
内巻芯36及び外巻芯37に形成された内コイル13と外コイル14を図示しない形状維持具により把持し、それらの形状を維持させた状態で、線材繰り出し部材から外コイル14に延びる線材16を切断装置等により切断する。これにより内コイル13と外コイル14を線材繰り出し部材31から独立させる。
この際、必要に応じて内コイル13や外コイル14を構成する線材16を粘着テープにおいて束ねることが、整列巻きされた内コイル13や外コイル14の形状を維持する為に好ましい。この粘着テープによる線材16の束ねにあっても、本発明では、間隔を開けて立設された複数の掛け回しピン36c,37cの周囲に線材16を巻回するので、掛け回しピン36c,37cと掛け回しピン36c,37cの間において線材16は浮遊するので、その浮遊する線材16を容易に束ねることが可能となり、線材16を束ねるために巻芯に従来形成していた凹部などは不要となり、巻線装置20の価格を押し上げることを防止することになる。
また、流体圧シリンダ71にあっては、回転テーブル73を下降させ、内掛け回しピン36b及び外掛け回しピン37bの下端面より下方を解放させる。
その後、保持手段43にあっては、そのアクチュエータである流体圧シリンダ47の出没ロッド47aを出没させ、一方の柱状部材28と他方の柱状部材29との間隔を減少させて、それらに設けられた内掛け回しピン36bと外掛け回しピン37b間の間隔を減少させる。
これにより、内掛け回しピン36bと外掛け回しピン37bに掛け回された線材16から成る内コイル13と外コイル14を緩ませ、内掛け回しピン36bと外掛け回しピン37bにおける周溝36c,37cから内コイル13と外コイル14を構成する線材16を離脱させる。
その後、図示しない形状維持具により把持され、必要に応じて粘着テープにより束ねられて形状が維持された内コイル13と外コイル14を、その形状維持具と共に下方に移動して、内掛け回しピン36b及び外掛け回しピン37bの解放された下端面より下方に抜き出す。
そして、内コイル13と外コイル14を内巻芯36及び外巻芯37から離脱させた後には、上述した内巻工程を再開することができる。これにより生産性を向上させることができる。
外掛け回しピン37bから抜き出された外コイル14は、所定の隙間を空けて内掛け回しピン36bから抜き出された内コイル13を外側から包囲するような大きさのものとなるので、それらが整列巻線されていれば、その状態のままでコイル12を受け渡すことにより、整列状態のコイル辺部13a,14bをコア11(図13及び図14)のスロット11bに挿入することが可能になる。
また、内掛け回しピン36b及び外掛け回しピン37bから抜き出された内コイル13と外コイル14は、それらのコイル辺部13a,14a間の長さL1,L2が異なるので、図12に示すように、それらのコイル辺部13a,14bを別々のスロット11bに挿入しても、外コイル14のコイルエンド部14bを超えて、内コイル13のコイルエンド部13bがコア11の端面から突出するようなことはなく、その内コイル13のコイルエンド部13bが外コイル14のコイルエンド部14bと重合して、それらコイルエンド部13b,14bの成形が困難になる様な事態を回避することができる。この結果、得られる発電機やモータの高効率化や小型化などを図ることが可能になる。
更に、本発明では、このような内コイル13と外コイル14を連続して作製するので、このような内コイル13と外コイル14を別々に作製した場合に必要となる工程、即ち、内コイル13と外コイル14を電気的に接続させる工程も不要となり、製造工程が増加するような事態を回避することもできる。
なお、上述した実施の形態では、線材繰り出し部材31が複数の線材16を並列に密着させた状態で通過させる場合を説明したけれども、この線材繰り出し部材31は、単一の線材16を通過させるようなものであっても良い。線材繰り出し部材31が単一の線材16を繰り出すようなものである場合には、単一の線材16を通過させる断面丸孔が形成された棒状部材を用いることが好ましい。
また、上述した実施の形態では、回転テーブル73をZ軸方向に昇降させるテーブル移動手段が流体圧シリンダ71である場合を説明したけれども、近接位置と離間位置との間で回転テーブル73を移動させ得る限り、テーブル移動手段は流体圧シリンダに限定されず、例えば、サーボモータにより回転テーブル73を移動させるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、巻芯が内巻芯36と外巻芯37を有し、内コイル13と外コイル14を連続して作製する場合を説明した。けれども、図示しないが、単一のコイルを得る場合には、台板に作製しようとする単一のコイルの内周に沿って複数の掛け回しピンが立設された単一の巻芯を用いるようにしても良い。単一の巻芯を用いたとしても、複数の掛け回しピンの外周に線材が落ち込む周溝を形成することにより、その掛け回しピンに掛け回される線材をその周溝に落とし込むことにより整列巻が可能となり、巻回された線材のずれが防止された整列巻きされた線材からなるコイルを作製することが可能となる。
更に、上述した実施の形態では、内及び外台板36a,37aにそれぞれ3本の内及び外掛け回しピン36b,37bが立設され、合計6本の内及び外掛け回しピン36b,37bに掛け回される線材16により六角形状の内及び外コイル13,14が作製される場合を説明した。
けれども、必要な形状のコイル13,14が作製可能であれば、掛け回しピン36b,37bの数は6本に限られず、4角形を成すコイルを得る為に合計4本の掛け回しピンを台板に立設させても良く、8角形を成すコイルを得る為に合計8本の掛け回しピンを台板に立設させても良。また、それ以上の掛け回しピンを台板に立設させても良い。
13 内コイル
14 外コイル
16 線材
20 巻線装置
25 回転手段
26 駆動手段
27 回転板
28 一方の柱状部材
29 他方の柱状部材
36 内巻芯
36a 内台板
36b 内掛け回しピン
36c 周溝
37 外巻芯
37a 外台板
37b 外掛け回しピン
36c 周溝
43 保持手段
55 外巻芯移動手段

Claims (5)

  1. 回転手段(25)により回転する巻芯に線材(16)を巻取ってコイル(13,14)を作製する巻線装置において、
    前記巻芯が、内台板(36a)と、前記内台板(36a)に立設されて掛け回される前記線材(16)により内コイル(13)を作製する複数の内掛け回しピン(36b)とを有する内巻芯(36)と、
    前記内台板(36a)の外周より大きな外周を有する外台板(37a)と、前記内台板(36a)の外周を超える前記外台板(37a)に立設されて掛け回される前記線材(16)により前記内コイル(13)を包囲する外コイル(14)を作製する複数の外掛け回しピン(37b)とを有する外巻芯(37)とを備え、
    前記内掛け回しピン(36b)と前記外掛け回しピン(37b)の双方の外周に前記線材(16)が落ち込む周溝(36c,37c)がそれぞれ形成された
    ことを特徴とする巻線装置。
  2. 回転手段(25)が、駆動手段(26)により回転する回転板(27)と、前記回転板(27)に回転中心を挟むように立設された一対の柱状部材(28,29)とを備え、
    内台板(36a)が、前記一対の柱状部材(28,29)の先端にそれぞれ取付けられ、
    外台板(37a)が、前記一対の柱状部材(28,29)に前記回転板(27)の回転軸方向に移動可能にそれぞれ設けられ、
    前記外台板(37a)を移動させて前記外台板(37a)に立設された外掛け回しピン(37b)が前記内台板(36a)に立設された内掛け回しピン(36b)を覆う巻位置と前記内掛け回しピン(36b)から回転板(27)の回転軸方向にずれた待機位置との間で往復移動させる外巻芯移動手段(55)を備えた
    請求項1記載の巻線装置。
  3. 一対の柱状部材(28,29)のいずれか一方又は双方が回転板(27)の回転中心を通過する直線上に移動可能に立設され、
    前記一対の柱状部材(28,29)の間隔を所定の値に保つ保持手段(43)を備えた
    請求項2記載の巻線装置。
  4. 内台板(36a)と前記内台板(36a)に立設された複数の内掛け回しピン(36b)とを備えた内巻芯(36)を用い、複数の前記内掛け回しピン(36b)の外周に線材(16)が落ち込む周溝(36c)をそれぞれ形成し、
    前記内巻芯(36)を回転させて前記内掛け回しピン(36b)間に前記線材(16)が浮遊するように複数の前記内掛け回しピン(36b)に前記線材(16)を巻回するとともに、少なくとも複数の前記内掛け回しピン(36b)に直接掛け回される前記線材(16)を前記周溝(36c)に落とし込んで整列巻きさせて内コイル(13)を作製する内巻工程と、
    前記内台板(36a)の外周より大きな外周を有する外台板(37a)と、前記内台板(36a)の外周を超える前記外台板(37a)に立設され外周に前記線材(16)が落ち込む周溝(37c)が形成された複数の外掛け回しピン(37b)とを備えた外巻芯(37)を用い、前記内コイル(13)を複数の前記外掛け回しピン(37b)により包囲する包囲工程と、
    前記内巻芯(36)とともに前記外巻芯(37)を回転させて前記外掛け回しピン(37b)間に前記線材(16)が浮遊するように複数の前記外掛け回しピン(37b)に前記線材(16)を巻回するとともに、少なくとも複数の前記外掛け回しピン(37b)に直接掛け回される前記線材(16)を前記周溝(37c)に落とし込んで整列巻きさせて外コイル(14)を作製する外巻工程と
    を含むコイル製造方法。
  5. 内巻工程において外巻芯(37)を内巻芯(36)から回転軸方向にずれた待機位置に位置させ、包囲工程において前記外巻芯(37)を待機位置から移動させて内コイル(13)を包囲する包囲位置にまで移動させる請求項4記載のコイル製造方法。
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