JP2003319622A - 回転電機用固定子コイルの製造方法および製造装置 - Google Patents

回転電機用固定子コイルの製造方法および製造装置

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JP2003319622A
JP2003319622A JP2002121870A JP2002121870A JP2003319622A JP 2003319622 A JP2003319622 A JP 2003319622A JP 2002121870 A JP2002121870 A JP 2002121870A JP 2002121870 A JP2002121870 A JP 2002121870A JP 2003319622 A JP2003319622 A JP 2003319622A
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coil
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winding
stator
winding frame
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Motoi Miyawaki
基 宮脇
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転電機における固定子鉄心のスロットへコ
イルを挿入する際、コイル導体の充填率を高めることの
できる固定子コイルの製造法および製造装置を提供す
る。 【解決手段】 1つの固定子コイルを、巻枠によりコイ
ル導体をコイル軸方向に密着して整列させて1段また複
数段重ね巻した横整列コイルを1個または複数個連続し
て形成し、この整列巻コイルを把持装置により把持して
固定子鉄心内へ搬入し、そのコイルサイド辺を固定子鉄
心内周のスロット開口と対向させ、コイルエンド辺を鉄
心の内周側から外周方向へ押し下げてコイルサイド辺を
固定子鉄心のスロットへ挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機、特に
比較的小形の回転電機における固定子コイルの製造方法
および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用誘導電動機のような比較的小形の回
転電機においては、効率向上のために図17に示すよう
な固定子鉄心100の内周に設けられたスロット101
内に挿入されるコイルのスロット内での充填率を高める
こと、および価格低減のために固定子コイルの固定子鉄
心への挿入の自動化による工数低減等が要求されてい
る。
【0003】従来から、固定子コイルの製造および固定
子鉄心への挿入の機械化が行われているが、図18に示
すように円筒状の固定子鉄心100の一方の端面のスロ
ット開口部からコイル104をプッシャー103によっ
て軸方向に押しながら挿入するインサータを用いる挿入
方法では、予め巻線装置で形成されたコイル104をイ
ンサートブレード105に人手によりセットしたり、コ
イルが自動的にインサータにセットされる巻枠固定式の
フライヤー巻線装置とインサータとを連動させたりする
方法がある。
【0004】しかし、前者は、コイルを人手により巻線
装置の巻枠からインサータに移載するため、コイルの整
列状態を維持できない上、作業工数もかかる不都合があ
る。また、後者は、巻線装置が巻枠を固定した方式であ
るため、複数本の並列巻きを行うとコイルが捩れるなど
の欠点がる。
【0005】そこでこれらの解決方法として特開平2001
−218430号公報に示されるように、巻線を回転される巻
枠(回転式巻枠)で巻き取り、連続して複数の整列コイ
ルを形成し、これらのコイルをインサータツールに自動
移載する方法が提案されているが、この方法においても
インサータによってコイルを挿入する方法であるため、
コイルへ加わるストレスが大きくコイル導体の絶縁被覆
が損傷する危険が高くなる。コイル導体の絶縁被覆の損
傷を防止しようとするとスロットへのコイル導体の充填
率を抑える必要がある。さらに、コイルのコイルサイド
辺の延びる方向に挿入していくためコイルエンドの寸法
を短縮できない欠点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のインサータによ
るコイルの自動挿入方法においては、何れも、コイルの
挿入時にコイル導体へ加わるストレスが大きくなるため
スロット内へ収めるコイルの充填率を低くせざるを得
ず、回転電機の効率を高める上で限界があった。また、
挿入を容易にするためにコイルの変形量を大きくとれる
ようにコイル長を大きくすると、固定子鉄心に挿入した
後で固定子鉄心の端部から突出するコイルエンド部の高
さが高くなり、これを低くするためにコイルエンドを成
形する工程が必要となるだけでなく、コイルに必要な電
線量が増加するため製造価格および電気的損失を増大さ
せるといった問題もある。
【0007】この発明は、上記にかんがみて、回転電機
の効率を高くできるとともに、製造価格を低減すること
のできる回転電機の固定子コイルの製造法および製造装
置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、この発明による方法は、電線を巻枠によりコイルの
軸線方向に密着して整列させて1段または複数段重ね巻
きした横整列コイルを形成する巻線工程と、この巻線工
程で形成された整列コイルを把持して固定子鉄心内へ搬
入し、その両側のコイルサイド辺をそれぞれ挿入すべき
固定子鉄心のスロット対の固定子鉄心内周開口端に対向
する位置に配置するコイル搬送工程と、この固定子鉄心
内に搬入された整列コイルの両端のコイルエンド辺を固
定子鉄心の内周側から外周方向へ押し下げ操作すること
により整列コイルのコイルサイド部をスロット内へ挿入
するコイル挿入工程とからなることを特徴とする。
【0009】またこの方法において、1つの巻線工程に
おいて連続して同心状に複数の整列コイルを形成し、こ
れら複数の整列コイルを同時に把持して固定子鉄心内へ
搬入し、各コイルの両側のコイルサイド部をそれぞれ固
定子鉄心の異なるスロット対の固定子鉄心内周開口端に
対向させて、前記複数の整列コイルの両端のコイルエン
ド部を固定子鉄心の内周側から外周方向へ押し下げるこ
とにより複数の整列コイルのコイルサイド部をそれぞれ
スロット内へ挿入することができる。
【0010】この発明による装置は、電線を巻枠により
コイルの軸線方向に密着させながら整列させて所要回数
巻取り、コイルの直径方向に1段または複数段重ね巻き
された整列コイルを形成する巻線装置、この巻線装置で
形成された整列コイルを把持して、巻枠から固定子鉄心
内へ搬送するハンドリング装置、およびこのハンドリン
グ装置により固定子鉄心内で両側のコイルサイド辺がス
ロット対の固定子鉄心内周開口端と対向する位置に配置
された整列コイルの両端のコイルエンド辺を固定子鉄心
の内周側から外周方向へ押し下げて固定子鉄心のスロッ
ト対内へ挿入するコイル挿入装置とからなることを特徴
とする。
【0011】さらにこの装置において、請求項4ないし
9に記載するように構成するのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明を図に示す実施例につい
て説明する。
【0013】図1は、この発明の実施例によるコイル製
造装置の全体を示す正面図、図2は同平面図である。こ
れらの図において、1は共通のベースであり、このベー
ス1上には、電線を互いに密着させながら整列して巻き
取ることによってコイル導体がコイルの軸線方向に整列
された整列コイルを形成する巻線装置2、この巻線装置
2で形成された整列コイルを固定子鉄心内へ搬送するハ
ンドリング装置3と、このハンドリング装置3で固定子
鉄心内へ搬送された整列コイルを固定子鉄心のスロット
内へ挿入するコイル挿入装置4が横一列に並べて配置さ
れている。
【0014】巻線装置2は、巻枠駆動機構21、この巻
枠駆動機構21により回転駆動されてコイル導体となる
絶縁被覆の施された電線Kを巻き取る巻枠22、この巻
枠22の回転に同期して位置を変えながら電線Kを巻枠
22に軸方向に密着して巻き取られるように供給する電
線供給機構23、電線供給機構23から供給される電線
の巻き始め端となる先端を、巻始める前に巻枠22に固
定保持するコイル端保持機構24、前記巻枠22を構成
する複数の巻枠片を軸方向に出し入れするために、この
巻枠に接離可能に構成された巻枠出し入れ駆動機構25
(a,b)、および前記巻枠22に巻回形成された所定
巻数のコイルCを巻枠22からハンドリング装置3へ移
載するためのコイル移載機構26(a,b)から構成さ
れる。
【0015】巻線装置2の巻枠22は、図3に示すよう
に長方形の長手の2辺の中間が部分的に切り欠かれ、ほ
ぼH形をした巻枠台220の4隅に可動的に配置された
4個の巻枠片221(4個の巻枠片を個別に示す必要が
ある場合は、例えば221aのようにa〜dの符号を添
えて示す)を備えており、その中の1つの巻枠片221
aには、図4に示すように電線を巻き始める前にその先
端を保持して巻枠に保持するためのコイル端保持機構2
4が設けられている。
【0016】コイル保持機構24は、2つの相対的に可
動する保持片241、242を備え、両保持片を閉じる
ことによって電線端を挟んで保持し、開くことによって
電線の保持を解放するようになっている。
【0017】4個の巻枠片221a〜221dは、前後
左右に対称形に形成され、各巻枠片221は、それぞれ
図4に示すように、複数の円筒状の巻枠セグメントが同
心状に配置されている。本実施例においては、大きさが
大中小3種類のコイルを連続的に形成するために、大中
小の3個の巻枠セグメント222、223および224
とこれらのセグメントを支える円筒状の支持リング22
5とで構成されている。
【0018】大巻枠セグメント224および中巻枠セグ
メント223は、円筒状の基端部と、円筒の3/4が切
り落として1/4円弧片に形成された先端部224T、
223Tとを有し、先端部の円弧片の外周で巻回される
電線を支持するようにしている。小巻枠セグメント22
2は、全体が円筒状または円柱状をなしているが、他の
セグメントと同様に先端部を部分的に切り落として円弧
片状とすることもできる。図4は、巻枠片221aを例
示したものであるため、コイル端保持機構24が設けら
れているが、これは1個あればよいので、これ以外の巻
枠片221b〜221dにはコイル端保持機構24は設
けなくてもよい。
【0019】大巻枠セグメント224は、その円筒状基
端部が円筒状の支持リング225内に挿入され軸方向に
摺動自在に支持され、そして、中巻枠セグメント223
は、その円筒状の基端部が大巻枠セグメント224の円
筒状の基端部内に挿入され軸方向に摺動自在に支持され
る。さらに小巻枠セグメント222は、その基端部が中
巻枠セグメント223の円筒状の基端部内に挿入され同
様に軸方向に摺動自在に支持されている。
【0020】このように互いに同心的に軸方向に摺動可
能に配置された大中小の巻枠セグメントの電線を支持す
る先端部相互間には、各セグメントが内側のセグメント
に巻回された電線に接触しないようにするため、形成さ
れる整列コイルのコイルサイド部の直径方向の厚さより
大きな空隙Sが設けられる。
【0021】さらに、4個の巻枠片221のそれぞれを
構成する大中小の3個の巻枠セグメントは、対となる巻
線枠221aと221bおよび221cと221dとの
間で、図1および図5に示すように支持リング225の
取り付けられた巻枠台220の裏側で連結機構226a
および226bによって、大巻枠セグメントは大巻枠セ
グメント同士、中巻枠セグメントは中巻枠セグメント同
士というように同じ大きさの巻枠セグメント同士が連結
される。
【0022】この巻枠片221の連結機構226a,2
26bと巻枠出し入れ駆動機構25の個別のエアーシリ
ンダ等からなる駆動ユニット252〜254とは、図5
および図6に示すとおり、巻枠台220の下部に垂直に
間隔をおいて対向配置されている。連結機構226b
(226a)の側方に対向して各巻枠セグメント222
〜224を電線の巻取り位置に係止するための係止片2
27−2〜227−4を備えた位置決め係止機構227
(a、b)が設けられている。
【0023】連結機構226の各連結板226−2〜2
26−4の下端には、それぞれ対向する面に巻枠出し入
れ駆動機構25の駆動ユニットの出没する係合ピンpを
受け入れる係合孔qおよび位置決め係止機構227の係
止片から出没する係止ピンrを受け入れる係合孔sを備
えた係合片226−21〜226−41が結合されてい
る。
【0024】巻枠片221の各セグメントを電線の巻き
取り位置へ押し出す場合は、例えば、巻枠出し入れ機構
25の駆動ユニット252の駆動棒252−1を先端の
係止片252−2が、最内周の小巻枠セグメント222
の連結板226−2の係合片226−21と対向する位
置まで上昇させて、その位置で、係合片252−2に内
蔵された出没係合ピンpを突出させて係合片226−2
1に設けたけ係合孔q内へ挿入し、小巻枠セグメント2
22と駆動ユニット252とを結合する(図7参照)。
この状態で、駆動ユニット252の駆動棒252−1を
上昇させると、それに応じて、小巻枠セグメント222
が中巻枠セグメント223に案内されて上昇し、係合片
226−21が位置決め係止機構227の係止片227
−2に当る位置で出没係止ピンrが係合片226−21
の係合孔s内へ嵌まり込んで小巻枠セグメント222を
この位置に係止する。この位置で、電線の巻取りを行う
ため、巻枠出し入れ機構25の駆動ユニット252の係
合片252−2の出没ピンpを埋没させることにより、
係合片226−21の係合孔qから引き出して駆動ユニ
ットと巻枠セグメントとの結合を解いて、駆動棒252
−1を下降させて元に戻す(図6参照)。
【0025】上昇した小巻枠セグメント222を下降さ
せる場合は、駆動ユニット252の駆動棒252−1
を、再度、連結板226の係合片226−21の位置ま
で上昇させ、この係合片226−21の係合孔qに駆動
ユニットの係合片252−2の係合ピンpを係合して駆
動棒252−1を下降させる。他の巻枠セグメントも同
様に対応する巻枠出し入れ機構25の他の駆動ユニット
253および254と結合して出し入れを行うことがで
きる。
【0026】図10(a)に示すように、4個の巻枠片
221の小巻枠セグメント222だけを押し出し、図1
1に示すように、これらの小巻枠セグメント222に電
線を掛けて巻き取ることにより小形コイルを形成し、こ
れが終了したところで、図10(b)に示すように、さ
らに小巻枠セグメント222の外周に中巻枠セグメント
223を押し出し、今度はこれらの中巻枠セグメント2
23の外周に電線Kを掛けて巻き取ることにより中形コ
イルを形成することができる。この後,図10(c)に
示すように、さらに中巻枠セグメント223の外周に大
巻枠セグメント224を押し出し、これらの大巻枠セグ
メントにより同様にして電線を巻き取ることにより大形
コイルを形成することができる。
【0027】コイル移載機構26は、それぞれ先端に図
8に示すように巻枠22に巻回されたコイルCのコイル
サイド辺を収容し支持する3個の溝W2を有する支持ヘ
ッド261とこれを昇降するためのエアーシリンダ等か
らなる図示しない昇降機構262とにより構成され、こ
れを4組(各組にa〜dの符号を付す)備え、巻枠台2
20の下方に配置されている。支持ヘッド261の溝W
2は、深さが支持するコイルCの巻幅(コイルの軸方向
の高さ)より深く、幅がコイルの整列されたコイル導体
の整列性を損なわないような寸法であればよく、重ね巻
しない場合は、電線径の1.2倍から1.3倍程度あれ
ばコイルの溝W2内への挿入は円滑に行える。
【0028】このコイル移載機構26は、巻枠22に巻
回されたコイルを、巻枠22から外して後述のハンドリ
ング装置3へ移載する際に、昇降機構262により、先
端の支持ヘッド261が、その各溝W2に巻枠22に巻
回された各コイルのコイルサイド辺が挿入され、溝W2
の底部に当たるまで上昇され、支持ヘッド261a〜2
61dによりコイルCをそのコイルサイドの両端部の巻
枠片221a〜221d付近で下方からハンドリング装
置3へ移載されるまで支持する。移載が終了すると支持
ヘッドは昇降機構262により下降され、元の位置へ戻
される。
【0029】巻線装置2で形成された整列コイルを把持
して鉄心保持装置41まで搬送するために、巻線装置2
とコイル挿入装置4との間に設けられたハンドリング装
置3は、コイルを把持する把持機構31と、この把持機
構31を支持し、上下方向に直線駆動する上下方向駆動
機構32、この上下方向駆動機構32を支持する支持軸
33を水平方向に旋回駆動に支持する旋回駆動機構34
およびこの旋回駆動機構34を支持して、ベース1上に
その長手方向(図1において左右方向)に延設したスラ
イドレール35上で水平方向に直線駆動する水平方向駆
動機構36とを備えている。
【0030】把持機構31は、図9に示すように下端に
固定子鉄心の内周と同じ曲率の円弧面311を有する直
方体状の支持部310を備えている。この支持部310
は、両側にそれぞれコイルのコイルサイド辺を収容し保
持する溝W3を有する1対のコイル保持片312および
313を水平に移動可能に支持する。把持機構31は、
支持部310に結合された支持アーム314を介して上
下方向駆動機構32に取り付けられ、この上下方向駆動
機構32によって上下方向に昇降される。
【0031】コイル保持片312,313の下端も、支
持部310の下端の円弧面に連なって固定子鉄心の内周
と同じ曲率の円弧面315,316とされる。さらにこ
のコイル保持片のコイル収容溝W3は、それぞれ収容す
るコイルの軸方向の高さおよび直径方向の厚さより大き
い深さおよび幅を有する。また、各コイル保持片の3個
の溝W3の間隔は、固定子鉄心に設けたコイルを収容す
るスロットの間隔と等しく選ばれており、そして1対の
保持片312と保持片313の同じコイルを収容する溝
相互の間隔は、詳細は後述するが、図12に示すように
コイル保持片312,313を支持部310の両側に接
触するまで閉じた状態で、それぞれ1つのコイルが挿入
される固定子鉄心におけるスロット対の間隔と等しく選
ばれている。
【0032】把持機構31により巻枠22に形成された
コイルを把持し、この巻枠から外したところで、把持機
構31を、旋回駆動機構34により180度旋回し、さ
らに水平移動機構36によりスライドレール35上を水
平に図1において右側のコイル挿入装置4側へ移動する
ことにより、把持機構31により把持したコイルをコイ
ル挿入装置4に保持されている固定子鉄心の中へ搬入す
ることができる。コイルを固定子鉄心100へ挿入する
ためには、さらに上下方向駆動装置32により把持機構
31の下端面が固定子鉄心100の内周面に当接する位
置まで下降させる(図13参照)。
【0033】コイル挿入装置4は、図1に示すように、
固定子鉄心を内周に固定保持するための保持リング41
と、この保持リング41を回転させて任意の回転位置に
調整する回転駆動機構42とハンドリング装置3の把持
機構31で把持されたコイルのコイルエンド辺を押し下
げてコイルを固定子鉄心のスロット内に挿入する挿入機
構43aおよび43bとで構成されている。
【0034】回転駆動機構42は、図14に示すように
鉄心保持リング41を支持する2つの所定の間隔をおい
て設けられた回転ローラ421および422と一方のロ
ーラ421に伝動機構を介して結合された電動機等から
なる回転駆動装置423とを有する。これらのローラ4
21、422上に鉄心保持リング41が載置され、ロー
ラ421を回転駆動装置423により回転駆動すること
によりこの保持リング41を回転させることができる。
保持リング41とこの中に挿入された固定子鉄心100
とは4個の保持駒411により固定され、固定子鉄心1
00が保持リング41とともに回転されその回転方向の
位置が調整される。
【0035】鉄心保持リング41の前後に設けられた、
固定子鉄心内に搬入されたコイルを鉄心スロットに挿入
するための2台の挿入機構43a、43bは、それぞれ
1対の挿入片431を備え、この挿入片対431は前後
の方向(図1において左右方向)に出し入れ可能に、ガ
イド棒433を介して支持フレーム434に上下方向に
移動可能に支持された支持台432に取り付けられてい
る。支持フレーム434は案内レール435に案内され
てベース1の長手方向に直角方向に移動する可動台43
6上に立設されている。このため、挿入機構43の挿入
片対431は、前後、左右および上下方向に移動するこ
とにより、ハンドリング装置3により固定子鉄心100
内に運ばれ、所定の位置に置かれたコイルの固定子鉄心
の両側端から外側に突出したコイルエンド辺と接触し、
これを押し下げることによりコイルのスロットへの挿入
を行うことができる。
【0036】挿入機構43a、43bは、ハンドリング
装置3および保持リング41に出し入れされる固定子鉄
心100との相互干渉を避けるために、ハンドリング装
置3および固定子鉄心100をコイル挿入装置4内に出
し入れする際には、案内レール435、435の図2に
おける下端側に移動されて、固定子鉄心保持リング41
のこれと向き合う面の外側の位置で待機するようにして
いる。
【0037】この発明によるコイル製造装置は上記のよ
うに構成されており、次にこの製造装置による固定子コ
イルの製造方法を工程順に説明する。
【0038】 巻線工程 巻線装置2により巻線を行うときは、まず、巻枠出し入
れ機構25を作動させて、巻枠22の4個の巻枠片22
1の小形コイル用小巻枠セグメント222をすべて図1
0(a)に示すように押し出す。そして巻枠片221a
に設けられたコイル端保持機構24により電線供給機構
23から供給される電線Kの先端を保持した上で、巻枠
駆動機構21により巻枠22を時計方向に回転駆動す
る。これにより巻枠22が回転し、電線Kが4個の小巻
枠セグメント222を渡りながらその外周に巻き取られ
小形コイルCsが形成され、所定の巻数に達したところ
で、巻枠駆動機構21を一旦停止する。この際、電線供
給機構23は、供給する電線が互いに隣接する電線と密
接しながら巻き取られるように巻枠22の回転に同期し
て電線供給位置をコイルの軸方向に順次ずらしながら電
線Kを供給する。このため、巻枠上にはコイル導体がコ
イルの軸方向に密接して整列されたコイル、いわゆる横
整列コイルが形成される。ちなみに、コイル導体がコイ
ルの直径方向に重ねて整列させたコイルは縦整列コイル
と呼び、横整列コイルと区別される。
【0039】次いで、巻枠出し入れ機構25により今度
は、図10(b)に示すように各巻枠片の中巻枠セグメ
ント223を押し出して、再び巻枠駆動機構21により
巻枠22を回転駆動することにより、電線Kが4個の中
巻枠セグメント223の外周に渡って巻き取られ、小形
コイルCsに連続した中形コイルCmが形成される。
【0040】中巻枠セグメント223を押し出すとき、
その内側の小巻枠セグメント222にはすでに電線Kが
巻き取られているが、小巻枠セグメント222と中巻枠
セグメント223との間には空隙Sが設けられているた
め、この巻き取られた電線に接触することがないので、
小形コイルCsのコイル導体の絶縁が損傷されることは
ない。
【0041】所定巻数巻き取って中形コイルCmを巻き
上げたところで、巻枠駆動機構21を停止して、前回と
同様にして、今度は図10(c)に示すように4個の巻
枠片221の大巻枠セグメント224をすべて押し出し
て、巻枠22を巻枠駆動機構21により回転駆動する。
これにより電線Kが4個の大巻枠セグメント224の外
周を渡りながらこれに巻き取られ、大形コイルClが形
成される。所定の巻数の大形コイルClが巻き上がった
ところで、巻枠駆動機構21が停止される。
【0042】前記のようにして巻枠22には、図16に
示すように連続して3個の大,中,小のコイルCl,C
m,Csが形成される。これらは同心的に構成されてい
るが、図16おいては、見やすいように展開して示して
いる。図16において各コイルの左右の両辺が、固定子
鉄心のスロットに挿入されるコイルサイド辺となり、上
下両端が固定子鉄心の両側端から突出されるコイルエン
ド辺となる。
【0043】 搬送工程 連続した電線により大中小3種のコイルの全部が巻き上
がたところで、搬送工程へ移る。
【0044】巻枠22により巻き上げられた整列コイル
を巻枠22からコイル挿入装置4へ移すためにハンドリ
ング装置3の上下方向駆動機構32、旋回駆動機構34
および水平方向駆動機構36を作動させて、把持機構3
1を巻枠22上のコイルCの真上の位置へ移動させ、そ
して把持機構のコイル保持片312および313の間隔
を、図9に示すように、巻枠22の巻き取り時のコイル
Cのコイルサイド辺(矩形状整列コイルの固定子鉄心ス
ロットに収容される辺)の間隔Ps(図2参照)に対応
した間隔に広げる。
【0045】この位置から、上下方向駆動機構32によ
り把持機構31を下降させると、把持機構31の両コイ
ル保持片312、313のそれぞれの3個のコイル保持
溝W3の中に巻枠22に形成された3個のコイルCs,
Cm,Clの両コイルサイド辺がそれぞれ挿入される。
コイルサイド辺がコイル保持溝W3の底部に当たったと
ころで把持機構31の降下を停止する。
【0046】つぎに、整列コイルを巻枠22から完全に
把持機構へ31に移すために、コイル移載機構26の4
個の支持ヘッド261a〜261dを巻枠22に形成さ
れたコイルの下方から上昇させ、各ヘッドの3個のコイ
ル収容溝W2にそれぞれ対応するコイルのコイルサイド
辺を収容し下方から少し押し上げ気味に支持する。ここ
で、電線供給機構23の図示しない電線切断装置で電線
Kをその位置で切断する。
【0047】そして、巻枠出し入れ機構25aおよび2
5bの駆動ユニット252〜254を作動して係合片2
52−2〜254−2を巻枠片の連結板226−2から
226−4に当たるまで上昇させて、その係合ピンpを
それぞれ連結板の係合片226−21〜226−41に
設けた係合孔qに係合し、駆動ユニットと連結板とを連
結する。このように全駆動ユニットと全連結板とが連結
されたところで、駆動ユニットにより駆動棒を下降方向
に駆動し、連結板を介して一斉に各巻枠片のコイルの支
持された全巻枠セグメントを引き下げる。このときコイ
ルはコイル移載機構の支持ヘッドにより下方から支持さ
れているのでコイルは把持機構31内に残り巻枠片のセ
グメントだけがコイルから抜け出し、相対的にコイルが
巻枠22から把持機構31に移載される。
【0048】このようにして把持機構31へのコイルの
移載が終わったところで移載機構26の支持ヘッド26
1を下降させて元の位置に戻すことにより、コイルは把
持機構31に完全に移載され把持機構31だけによって
支持される。そこで、把持機構31の両方のコイル保持
片312および313を互いに接近する方向へ支持部3
11の両側面に当接するまで閉じ、図12に示す状態と
する。これにより把持された整列コイルは、その両コイ
ルサイド辺の間隔が狭められ、その両コイルエンド辺が
変形するので、その弾性復元力によってコイルのコイル
サイド辺がコイル保持片の保持溝の側壁に押圧され、保
持片によるコイル保持力が増す。このため、コイルを下
方から支持しなくともコイルが保持片の保持溝から落下
することが防止される。なおコイルが保持片から落下す
るのをより確実に防止したい場合は、保持片の各保持溝
の入口付近にこれ塞ぐ開閉ピンを設けるとよい。
【0049】つづいてハンドリング装置3の旋回駆動機
構34により、コイルを把持した把持機構31を180
度旋回させてコイル挿入装置4と対向させ、さらに、把
持機構31がコイル挿入装置の支持リング41により支
持された固定子鉄心100内へ挿入可能な高さの位置と
なるように上下方向駆動機構32により把持機構31の
高さ位置を調整し、水平方向駆動装置36により把持機
構31が支持リング41により支持された固定子鉄心1
00の中に挿入されるまでコイル挿入装置4側へ水平に
移動させる。把持機構31が固定子鉄心100内に挿入
されたところで、上下方向駆動機構32によりこれを下
降させて、図13に示すように、把持機構の保持部31
0およびコイル保持片312、313の下端の円弧面が
固定子鉄心100の内周面に当接する位置で止める。こ
のとき、回転子鉄心100と保持機構31の相互の位置
を調整し、コイル保持片312,313の各コイル保持
溝W3と、固定子鉄心100に設けたスロット101と
の位置を合致させ、相互を連通させる。
【0050】ここまでが巻線装置2により形成されたコ
イルをコイル挿入装置4へ搬送する送工程である。
【0051】 コイル挿入工程 固定子鉄心100内に挿入されたコイルの固定子鉄心の
スロット101への挿入は、次のとおり行う。
【0052】固定子鉄心100内で把持機構31により
3個のコイルC(Cs,Cm,Cl)を把持したまま
(図13参照)、図15に示すように、鉄心保持リング
41の前後両端側にそれぞれ設けられた挿入機構43a
および43bを、その支持台432および可動台436
を駆動する駆動機構(図示せず)により横(左右)方
向、軸(前後)方向および上下方向に移動させて、先端
の1対の挿入棒431がそれぞれ固定子鉄心100内の
コイルCの鉄心の軸方向の両端から外側へ突出している
コイルエンド辺へ上方から当接する位置まで寄せる。ひ
きつづき、挿入棒431をコイルのコイルエンド辺に当
てたまま、支持台432を駆動機構により下降させる。
これにより把持機構31により把持された3個のコイル
のコイルエンド辺が同時に押し下げられ、これにともな
ってコイルサイド辺が引き降ろされてコイル保持片の溝
に案内されて固定子鉄心のスロット101内に引き入れ
られ、各コイルが固定子鉄心のスロットに挿入される。
【0053】こうして1組の3個のコイルの挿入作業が
終わると挿入機構43a、43bは元の位置に戻され、
コイル挿入工程を終了する。
【0054】次の組のコイルの挿入を行うときは、鉄心
保持リング41を回転駆動機構42により所定ピッチだ
け回転させて、固定子鉄心の新しくコイルを挿入すべき
スロット対を所定の挿入位置におき、前記の工程を、固
定子鉄心の全スロットにコイルが挿入されるまで繰り返
し行う。
【0055】
【発明の効果】この発明の方法によれば、巻枠により電
線をコイルの軸線方向に密接、整列させて巻き上げた横
整列コイルを把持機構により把持して固定子鉄心内へ搬
入し、コイルのコイルサイド辺を固定子鉄心内周のスロ
ットの開口と対向させ、そのコイルエンド辺を固定子鉄
心の内周側から外周方向へ押圧することによってコイル
サイド辺を固定子鉄心のスロット内へ挿入するようにし
たことにより、コイルの挿入時のストレスを低減するこ
とができるため、固定子鉄心のスロット内のコイル導体
の占積率を高めることができ、そして電気的損失になる
コイルエンド辺の寸法を短くできるため、回転電機の効
率を高めることができる効果がある。
【0056】またこの発明の装置によれば、連続巻した
複数個のコイルを一時に自動挿入することができるため
コイルを1個ずつ挿入する場合と比較して、コイルの挿
入工数を低減できるとともに、コイルの端末線の数を減
らすことができることにより後工程の結線作業の工数を
低減できるため、回転電機の製造価格を抑えることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す正面図。
【図2】この発明の実施例を示す平面図。
【図3】この発明の実施例における巻枠を示す平面図。
【図4】この発明の実施例における巻枠片を示す斜視
図。
【図5】この発明の実施例における巻枠台を部分的に示
す背面図。
【図6】この発明の実施例における巻枠片の動作説明に
用いる縦断面図。
【図7】この発明の実施例における巻枠片出し入れ機構
の動作説明に用いる側面図。
【図8】この発明の実施例におけるコイル移載機構のコ
イル支持ヘッドを示す斜視図。
【図9】この発明の実施例におけるコイル搬送装置のコ
イル把持機構を部分的に示す斜視図。
【図10】この発明の実施例における動作説明に用いる
斜視図。
【図11】この発明の実施例における動作説明に用いる
平面図。
【図12】この発明の実施例における把持機構のコイル
把持状態を示す斜視図。
【図13】この発明の実施例における搬送装置によるコ
イルの搬入状態を示す部分的側面図。
【図14】この発明の実施例における鉄心保持装置の要
部を示す側面図。
【図15】この発明の実施例におけるコイルの挿入装置
への搬入状態を示す正面図。
【図16】この発明の実施例における巻線装置により形
成されたコイルを示す斜視図。
【図17】回転電機における一般的な固定子鉄心を示す
斜視図。
【図18】従来のインサータ式コイル挿入装置を模式的
に示す横断面図。
【符号の説明】
1:共通ベース、2:巻線装置、3:コイル搬送装置、
4:コイル挿入装置、100:固定子鉄心、101:ス
ロット、C:コイル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を巻枠によりコイルの軸線方向に密
    着して整列させて1段または複数段重ね巻きした横整列
    コイルを形成する巻線工程と、この巻線工程で形成され
    た整列コイルを把持して固定子鉄心内へ搬入し、その両
    側のコイルサイド辺をそれぞれ挿入すべき固定子鉄心の
    スロット対の固定子鉄心内周開口端に対向する位置に配
    置するコイル搬送工程と、この固定子鉄心内に搬入され
    た整列コイルの両端のコイルエンド辺を固定子鉄心の内
    周側から外周方向へ押し下げ操作することにより整列コ
    イルのコイルサイド部をスロット内へ挿入するコイル挿
    入工程とからなることを特徴とする回転電機用固定子コ
    イルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、1つの巻
    線工程において連続して同心状に複数の整列コイルを形
    成し、これら複数の整列コイルを同時に把持して固定子
    鉄心内へ搬入し、各コイルの両側のコイルサイド部をそ
    れぞれ固定子鉄心の異なるスロット対の固定子鉄心内周
    開口端に対向させて、前記複数の整列コイルの両端のコ
    イルエンド部を固定子鉄心の内周側から外周方向へ押し
    下げることにより複数の整列コイルのコイルサイド部を
    それぞれスロット内へ挿入することを特徴とする回転電
    機用固定子コイルの製造方法。
  3. 【請求項3】 電線を巻枠によりコイルの軸線方向に密
    着させながら整列させて所要回数巻取り、コイルの直径
    方向に1段または複数段重ね巻きされた整列コイルを形
    成する巻線装置、この巻線装置で形成された整列コイル
    を把持して、巻枠から固定子鉄心内へ搬送するハンドリ
    ング装置、およびこのハンドリング装置により固定子鉄
    心内で両側のコイルサイド辺がスロット対の固定子鉄心
    内周開口端と対向する位置に配置された整列コイルの両
    端のコイルエンド辺を固定子鉄心の内周側から外周方向
    へ押し下げて固定子鉄心のスロット対内へ挿入するコイ
    ル挿入装置とからなることを特徴とする回転電機用固定
    子コイルの製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、巻線装置
    の巻枠は、それぞれ軸方向に出し入れ可能にされた複数
    の同心的に重ねて配置された巻枠セグメントからなる巻
    枠片を複数個備えることを特徴とする回転電機用固定子
    コイルの製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の装置において、
    巻線装置の巻枠が4個の巻枠片を方形の4隅に配置して
    なるとともにこれらの巻枠片を、その軸方向に移動して
    電線を巻き取るための巻き取り位置と巻枠に巻かれたコ
    イルを分離するための分離位置へ移動させる機構を備え
    たことを特徴とする回転電機用固定子コイルの製造装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の装置において、巻枠片の
    互いに隣接する巻枠セグメントの間にそれぞれコイル導
    体の収容可能な空隙を設けたことを特徴とする回転電機
    用固定子コイルの製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の装置において、ハンドリ
    ング装置は、固定子鉄心のスロットと同じピッチでコイ
    ルを保持する溝を有するコイル保持片を備えることを特
    徴とする回転電機用固定子コイルの製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、ハンドリ
    ング装置のコイル保持片を1対設け、互いに向き合う方
    向に移動しその間隔を可変できるようにしたことを特徴
    とする回転電機用固定子コイルの製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の装置において、
    コイル保持片の固定子鉄心の内周面と対向する面に固定
    子鉄心の内周面と同じ曲率の円弧面を設け、コイル挿入
    時にコイル保持片の円弧面を固定子鉄心の内周面に当接
    することを特徴とする回転電機用固定子コイルの製造装
    置。
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