JP3534119B2 - フック式巻線機およびフック式巻線方法 - Google Patents

フック式巻線機およびフック式巻線方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフック式巻線機およびフ
ック式巻線方法に係り、とくにコアに形成されているコ
ア穴にフックによってワイヤを挿通させて巻回するよう
にしたフック式巻線機およびフック式巻線方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばVTRの磁気ヘッドやハードディ
スクの磁気ヘッドは、そのコアに形成されているコア穴
に細い線材から成るワイヤを挿通させてエッジの部分と
の間に巻回し、これによってコイルを形成している。そ
してこのようなコイルを用いて電磁誘導または磁気誘導
によって信号の読出しあるいはまた書込みを行なうよう
にしている。
【0003】従ってVTRの磁気ヘッドやハードディス
クの磁気ヘッドを製作する場合には、コアの穴にワイヤ
を挿通して巻回しなければならない。このような目的の
ためにフック式巻線機が用いられている。フック式巻線
機は先端にワイヤを引掛けるようになっているフックを
コアのコア穴を挿通させてワイヤを引掛け、引き動作に
よってコア穴にワイヤを挿通させるとともに、旋回する
クランパによってワイヤの端部を把持して旋回させるこ
とによりコアにワイヤを巻回してコイルを形成するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのようなフッ
ク式巻線機においては、巻線中のワイヤの位置をコント
ロールする機構を有さず、自然にまかせた巻線を行なう
ようにしていたために、ワイヤはみだれ巻きになり、次
のような問題が発生していた。
【0005】第1にワイヤのコア穴における占積率が低
くなって、規定のターン数を巻く前にコア穴が塞がり、
これによって規定のターン数の巻線を行なうことができ
なくなっていた。また各ワークに対する巻線状態が必ず
しも均一にならず、巻線後におけるワーク、すなわち磁
気ヘッドのコアの特性がばらつく問題があった。さらに
はコア穴の一部にワイヤがたまり易く、これによって終
盤における巻線が困難になるために、歩留りの低下を招
く問題があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、規定のターン数を正しく巻くことがで
き、しかもコア毎の物性のばらつきをなくし、あるいは
またコア穴の一部にのみワイヤがたまり易くなることに
よる終盤の巻線の困難性を排除するようにしたフック式
巻線機およびフック式巻線方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、コア穴を
有し、かつ支持部によって支持された状態で前記コア穴
にワイヤを挿通させて巻回するようになっているコア
と、前記コア穴を通してワイヤを引掛け、引き動作によ
ってコア穴にワイヤを挿通させるようになっているフッ
クと、前記ワイヤを把持して移動することにより前記フ
ックの引掛け位置にワイヤを移動させるチャックと、前
記支持部を昇降動作させることによってコアの上下位置
を調整する第1の昇降位置調整機構と、前記チャックを
昇降動作させることによってチャックの上下位置を調整
する第2の昇降位置調整機構と、を具備し、各回のワイ
ヤの巻回位置に応じて、前記フックの引き動作時または
前記チャックの移動動作時に前記第1および第2の昇降
位置調整機構によって前記コアおよび前記チャックの上
下方向の位置調整を行なうようにし、さらに複数回ター
ンのワイヤ層の上に重ねて複数回ターンのワイヤ層を形
成する場合に、1回の巻線において昇降動作させる移動
ストロークを上側のワイヤ層を形成する場合の方が下側
のワイヤ層を形成する場合よりも大きくするようにした
ことを特徴とするフック式巻線機に関するものである。
【0008】第の発明は、上記第1の発明において、
コア穴にワイヤを挿通させて巻回する際に軸線方向の端
部と対応する位置に配されるワイヤ押えを具備すること
を特徴とするフック式巻線機に関するものである。
【0009】
【0010】第3の発明は、フックをコアに形成される
コア穴を挿通させ、チャックによってワイヤを把持して
移動することにより前記フックの引掛け位置にワイヤを
移動させ、前記フックの引き動作によってコア穴にワイ
ヤを挿通させ、しかも各回のワイヤの巻回位置に応じ
て、前記フックの引き動作時または前記チャックの移動
動作時に前記コアを昇降動作させてその位置を調整する
とともに、各回のワイヤの巻回位置に応じて、前記フッ
クの引き動作時または前記チャックの移動動作時に前記
チャックを昇降動作させてその位置を調整するように
し、さらに複数回ターンのワイヤ層の上に重ねて複数回
ターンのワイヤ層を形成する場合に、1回の巻線におい
て昇降動作させる移動ストロークを上側のワイヤ層を形
成する場合の方が下側のワイヤ層を形成する場合よりも
大きくするようにしたことを特徴とするフック式巻線方
法に関するものである。
【0011】
【作用】第1の発明および第の発明によれば、第1お
よび第2の昇降位置調整機構によってコアとチャックと
をそれぞれ昇降動作させることによって、フックの引き
動作時またはチャックの移動動作時にコアとチャックと
が所定の位置関係となるように高さ方向の位置調整が行
なわれるようになり、このような状態で巻線が行なわれ
ることになる。さらに上側のワイヤ層を形成する場合の
昇降動作の移動ストロークが下側のワイヤ層を形成する
場合の昇降動作の移動ストロークよりも大きくなり、こ
れによって下側の層の上に正しく上側の層を整列して形
成できるようになる。
【0012】
【0013】
【0014】第の発明によれば、ワイヤ押えによって
軸線方向の端部を規制した状態でワイヤの巻回が行なわ
れことになる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るフック式巻線
機の全体の構造を示すものであって、この巻線機は架台
上にベース10を備えており、このベース10上にはワ
イヤの供給方向上流側にワイヤ供給用ボビン11が設け
られており、このボビン11によってワイヤ50を供給
するようにしている。そしてワイヤ供給用ボビン11の
下流側にはテンション機構12が設けられている。また
テンション機構12の下流側には一対のチップホルダ1
3が設けられており、このチップホルダ13によってヘ
ッドベース等の巻線を行なうためのコアを保持する部材
を支持するようにしている。
【0016】上記チップホルダ13の手前側にはフック
16が配されている。またチップホルダ13に対してフ
ック16とは反対側にはフライヤチャック17が配され
ており、スピンドル18によって旋回されるようになっ
ている。これらのスピンドル18はスピンドル駆動部1
9の下部に取付けられている。そしてスピンドル駆動部
19はトラバース部20上に配されている。また上記チ
ップホルダ13に対向するように、一対の顕微鏡21が
その前方側に設けられている。またスピンドル駆動部1
9の側部には画像処理部22が配されている。
【0017】上記チップホルダ13が配されている位置
の下部には移動レール26が横方向に延びるように配さ
れており、この移動レール26の終端側には端末処理装
置27が配されている。そして端末処理装置27の先端
側にはワーク取出し装置28が設けられるとともに、こ
のワーク取出し装置28の下部にマガジン29が配され
ている。
【0018】次に図13によってフライヤチャック17
を横方向および高さ方向にそれぞれトラバースさせるた
めの構造について説明する。この機構はフレーム32を
備えており、このフレーム32の前面側には一対の案内
レール33が横方向に配されている。そしてこれらの案
内レール33によって移動板34が横方向に移動可能に
支持されている。移動板34はモータ35によって駆動
される送りねじ36で横方向に位置調整されるようにな
っている。
【0019】上記移動板34上には支持板38が高さ方
向の案内手段によって上下方向に移動自在に支持されて
いる。そしてプーリ39および送りねじ40によって支
持板38が上下方向に移動し得るようになっている。な
おプーリ39は支持板38の背面側に配されている図示
しないモータによって回転駆動されるようになってい
る。
【0020】次にワークを上下方向および横方向に移動
するための機構について図14により説明する。この機
構は移動板43を備えており、この移動板43がモータ
44および送りねじ45によって横方向に移動されるよ
うになっている。
【0021】そして移動板43上にはスライドテーブル
46が上下方向に移動可能に支持されている。そしてモ
ータ47および送りねじ48によってスライドテーブル
46が上下方向に送られるようになっている。このスラ
イドテーブル46の上端側の部分にはワーク取付け板4
9が配されている。
【0022】次に巻線を行なう際にその軸線方向の端部
の巻き規制を行なうためのワイヤ押え54の移動機構に
ついて説明すると、図25に示すようにワイヤ押え54
は支持体60の先端部に支持されている。そして支持体
60が支点ピン61を介して回動可能に支持されてい
る。そしてこの支持体60は連結板62と連結されるよ
うになっており、連結板62の他端がシリンダ63のロ
ッド64に連結されている。シリンダ63の動作によっ
て、図26に示すように支持体60を回動させ、ワイヤ
押え54を退避させるようにしている。
【0023】ワイヤ押え54は図27および図28に示
すように上端側に突部55を備えており、この突部55
がアーム56を介して基部によって支持されている。そ
して突部55の根元側の部分には切込み57が形成され
るとともに、この切込み57の上端側が凹部58になっ
ている(図29参照)。そして突部55の背面側のシャ
ープエッジから成る稜線部分59によって図29に示す
ように巻線を行なう際の軸線方向の端部の規制を行なう
ようにしている。
【0024】次にコア上へワイヤを巻回した状態を検査
するための装置について図33により説明する。この装
置は上記フック16とフライヤチャック17とから成る
巻線部66を備えるとともに、この巻線部66の下流側
にはテレビカメラ67と照明ランプ68とが互いに対向
するように配されており、巻線を行なったコア86の画
像を取込むようにしている。
【0025】そしてテレビカメラ67は画像処理部22
と接続されるとともに、この画像処理部22がさらにイ
ンタフェース68に接続されるようになっている。そし
てインタフェース68がこの巻線機の全体のコントロー
ルを行なう巻線機コントローラ69に接続されている。
そして巻線機コントローラ69によって良品と不良品と
を選別するとともに、これらをそれぞれ収納する良品ス
トッカ71と不良品ストッカ72とが巻線部66の下流
側にそれぞれ配されている。
【0026】次に以上の構成に係る巻線機の動作につい
て説明する。まず図1を参照して全体の動作を説明する
と、ワイヤ供給用ボビン11から供給されるワイヤ50
はテンション機構12によってテンションが加えられた
状態でチップホルダ13によって保持されているヘッド
コアの前方に導かれ、フック16の前後方向の運動とフ
ライヤチャック17の旋回運動の共働作用によって巻線
が行なわれる。巻線の状態は必要に応じて顕微鏡21に
よって目視で、また図33に示すテレビカメラ67によ
って観察され、画像処理部22で画像処理がなされる。
【0027】巻線を終ったヘッドを保持するヘッドコア
は移動レール26に沿って排出され、端末処理装置27
でワイヤの端末処理が行なわれるとともに、ワーク取出
し装置28によってワークが取出され、マガジン29上
に収納されるようになっている。
【0028】次に以上のようにして巻線を行なうため
に、フライヤチャック17と共働して巻線を行なうため
のフック16について説明すると、フック16は図2に
示すように、薄板状の板状体によって一体加工して製作
されており、フック16のとくに先端側にJ字状引掛け
部75を有している。またこのフック16はその先端か
ら所定の長さの間はその高さ方向の寸法を一定な値にす
るとともに、上記所定の長さを過ぎた段階で上面が傾斜
し、かつ断面積が基端側にいくに従って大きくなる誘導
部76としている。そして先端部から例えば1.0mm
の位置において、誘導部76が終端となるとともに、こ
の部分でのフック16の高さ方向の寸法を0.13mm
にしている。このような構成によって機械的強度を確保
するようにしている。
【0029】図3〜図6はフック16によるワイヤ50
のフッキングの動作を示しており、フック16の先端部
をスライダ80に設けられているコア81のコア穴82
を図3および図4に示すように挿通させるとともに、誘
導部76に沿ってワイヤ50を誘導し、J字状引掛け部
75に図4および図5に示すようにワイヤ50を引掛け
る。この状態でフック16を引き動作することによっ
て、フッキングされたワイヤ50がコア穴82を図6に
示すように挿通されることになる。
【0030】次に上記フック16とフライヤチャック1
7によるワイヤ50の巻回の動作を図7〜図12によっ
て説明する。図7に示すようにフック16をコア穴82
を挿通させた状態でフライヤチャック17によってフッ
ク16の誘導部76を利用してワイヤ50をJ字状引掛
け部75に引掛ける。
【0031】この後にフライヤチャック17を図8に示
すように旋回させ、フック16の先端部と対向する位置
まで移動させる。このような状態において図9に示すよ
うにフック16を引き動作し、このフック16をコア穴
82から離脱させる。すると引掛けられているワイヤ5
0がコア穴82内を挿通されるようになる。
【0032】この後に図10に示すようにフライヤチャ
ック17によるワイヤ50のチャックを解放する。これ
によってワイヤ50の終端は自由な状態になる。そして
この後にフライヤチャック17を旋回させて、図11に
示すようにコア81の反対側の位置まで移動させ、フッ
ク16側において再びワイヤ50をチャックする。そし
てこの後にフライヤチャック17は図12に示すように
再び元の位置まで旋回され、これによってコア穴82を
挿通されたワイヤ50がコア81の外側に巻回されるこ
とになる。この動作をターン数繰返すことによってスラ
イダ80のコア81にワイヤ50が巻回されてヘッドが
組立てられることになる。
【0033】しかもこの巻線機においては、図13に示
すフライヤチャック17のトラバース機構と図14に示
すヘッドコア86のトラバース機構とによって整列巻き
を行なうようにしている。すなわち図15に示すフライ
ヤチャック17は図13に示す送りねじ40によって上
下方向に移動されるとともに、ヘッドベース85は図1
4に示すモータ47と送りねじ48とによって上下方向
に移動調整されるようになっている。
【0034】このようなVTR用の磁気ヘッドの巻線に
おける整列巻きの動作を説明すると、図15に示すよう
にこのフック式巻線機はフック16にワイヤ50を引掛
けるために、ワイヤ50をフライヤチャック17でクラ
ンプして旋回させるようにし、しかもコア86のコア穴
87を挿通されたフック16によってワイヤ50を引掛
けてコア穴87を挿通するようにしている。そして上述
の如く、ここではヘッドコア86およびフライヤチャッ
ク17がともに上下に移動できる構造になっている。
【0035】このような機構によってワイヤ50をコン
トロールしながら巻回を行なう動作を説明すると、図1
6および図17においては、ワイヤ50をヘッドコア8
6のコア穴87の下部にコントロールする例を示してい
る。ここでワイヤ50をコア穴87の外側に巻付けると
きには図16に示すようにフライヤチャック17を下降
させる。これに対してワイヤ50をコア穴87の内側に
挿通するときには、図17に示すようにヘッドコア86
を上昇させることによって実現している。
【0036】図18および図19はワイヤ50をコア穴
87の上側の部分にコントロールする動作を示してい
る。下部にコントロールするときとは反対に、図18に
示すようにフライヤチャック17を上方へ移動させるよ
うにしている。またヘッドコア86のコア穴87を挿通
させる場合には、ヘッドコア86を下降させてワイヤ5
0をコア穴87に巻付けるようにしている。
【0037】このように各ターン毎にフライヤチャック
17およびヘッドコア86の高さを任意に変えることに
よって、フライヤチャック17を任意の位置にコントロ
ールすることが可能になり、巻線の整列度を上げてコア
穴87内におけるワイヤ50の占積率を向上させること
が可能になっている。
【0038】このようにして得られた磁気ヘッドは、ワ
イヤ50の巻線の整列度が改善される。しかもコア穴8
7内における巻線ワイヤ50の占積率が改善されてい
る。さらには磁気ヘッドの歩留りが改善されとともに、
磁気ヘッドを構成するヘッドコア86間の特性のばらつ
きが減少するようになった。
【0039】次にハードディスク用ヘッドスライダ80
のコア81へのワイヤ50の巻付け動作について説明す
る。フック式巻線機においては図2に示すようなフック
16を用い、その誘導部76の部分にワイヤ50を引掛
け、この状態でフック16を引いてヘッドコア81のコ
ア穴82を挿通させるようにしている。すなわち図3に
示すようにフック16にワイヤ50を載せてフライヤチ
ャック17によって押し下げることによりフック16に
引掛けるようにしているために、各回毎に下向きの力が
働くようになり、これを各ターン毎に繰返すために、ワ
イヤ50は下方に集り易くなり、結果として図20に示
すような下膨れの巻き姿になり易い。
【0040】しかるにヘッドコア81に巻かれるワイヤ
50の1層目の部分は図21に示すようにコア81に直
接接触しているために、摩擦力によって下から順に巻付
けられるようになる。また2層目については図22に示
すように、すでに巻付けられているワイヤ50の上に巻
付けられるために、摩擦力がやや低くなるが、上から順
に巻付けられていくために順番通りに巻かれ易い。
【0041】ところが3層目になると、ワイヤ50間の
摩擦力が低い上に、フック16に対してフライヤチャッ
ク17で引掛けるために下向きの力が加わることによ
り、1層目と同じ割合でヘッドコア81あるいはフライ
ヤチック17を上下方向に位置調整させると、3層目の
第2回のターンの際に2層目の上に正しくワイヤ50が
整列して巻回されず、図22に示すようにコア穴82の
下の方に集まる傾向が生ずる。そして第2のターンの部
分が確実に2層目の上に巻かれるようにするために、こ
の部分から急にトラバース量を大きくしている。すなわ
ち図23および図24に示すように、フライヤチャック
17のトラバース量とスライダ80のトラバース量をと
もに大きくしている。
【0042】このように巻線時に下向きの力が加わる上
に、3層目ではワイヤ50の上にワイヤ50をさらに巻
くために、低摩擦のために巻線が下方に集まり易く、こ
のために3層目の下から2番目のターンのときにコア8
0とフライヤチャック17とを大きくトラバースさせて
下向きの力と釣合わせることによって所定の位置に巻く
ようにしている。
【0043】ここで3層目の下から3番目のターンにつ
いてもさらに大きくトラバースさせることが考えられる
が、コア穴82の大きさが有限であってフック16との
間の隙間が限界を有しているために、トラバースの幅に
は限界がある。そして下から2番目のターンにおいて大
きくトラバースさせているために、3層目の3番目以降
のターンについては2番目に対して少しの幅でトラバー
スさせても、十分に上昇して所定の位置に正しく巻かれ
ることになる。3層目の4番目のターン以降も同様であ
る。すなわち図23および図24に示すようなトラバー
スをそれぞれフライヤチャック17とワーク80とに与
えることによって、3層目をも整列巻きすることが可能
になる。
【0044】なお上述の如く、このフック式巻線機にお
いては、フライヤチャック17とワーク80とをそれぞ
れ独立にトラバースさせるようにしている。これは次の
ような理由による。フック16の位置がフライヤチャッ
ク17と相反する位置にある場合に、フライヤチャック
17を上方に移動させてもフック16の位置が下にある
と、ワイヤ50が下方に巻付けられ、十分な効果が得ら
れないという不都合が生ずるからである。
【0045】またスライダ80のみをトラバースさせた
場合には、フライヤチャック17がフック16の位置と
相反する位置にある場合に、ワイヤ50を上方に巻付け
たくても、フライヤチャック17の位置のためにワイヤ
50が下方に巻付けられるという不都合を生ずるからで
ある。
【0046】上記のような2つの不都合を回避すべく、
本フック式巻線機においては、フライヤチャック17と
スライダ80とをともに独立して上下に移動調整するよ
うにしており、これによって磁気ヘッド用のヘッドコア
86およびハードディスク用スライダ80のコア81に
それぞれ整列巻きを行なうことを可能にしている。
【0047】次にコア81に巻回されるワイヤ50によ
って構成されるコイルの端部の規制の動作について説明
する。この機構は図25に示すワイヤ押え54の駆動機
構と図27および図28に示すワイヤ押え54とから構
成されている。
【0048】ワイヤ押え54は図25に示す駆動機構に
取付けられており、この駆動機構のシリンダ63の動き
によって図25に示す巻線ポジション、すなわち巻線作
業を行なう位置と、図26に示す給排ポジション、すな
わちスライダ80の取付け、離脱、外観検査、および画
像処理を行なう位置の2つのポジションへ移動すること
ができるようになっている。ワイヤ押え54はその形状
が図27〜図29に示すように特徴ある形状を有してお
り、ヘッドコア81に極めて近接して配され、巻線作業
中にコイル成形部の端部がスラスト方向に膨らむことを
防止してコイルがその表面にならって形成されるような
表面をもつようにするとともに、巻線作業中にワイヤ5
0が支障なくスムーズに巻付けられるようなガイド的な
機能を果すようにしている。
【0049】図26に示すように給排ポジションへワイ
ヤ押え54が移動すると、ワイヤ押え54はコア81か
ら遠ざかってコア81の近傍にオープンスペースが生ず
る。従ってコア81の巻線位置への着脱や外観検査が非
常に容易になる。
【0050】次にこのようなワイヤ押え54による巻線
時におけるワイヤ50の規制動作を図29および図30
によって説明する。ワイヤ押え54の突部55のシャー
プエッジから成る稜線部分59が図30に示すコア81
の先端部に対して、ワイヤ50の外径寸法以下の隙間と
なるように突部55が位置する。この状態でワイヤ50
を巻付けると、ワイヤ50は稜線59よりも上方には上
がれない。これは突部55とヘッドコア81との間の隙
間がワイヤ50の直径よりも小さいからである。
【0051】もしもこの稜線部分59がエッジではなく
曲面から構成されている場合には、図31に示すように
突部55とヘッドコア81との間にワイヤ50が入込ん
でコイルの形状が崩れることになる。また突部55とヘ
ッドコア81との間の隙間がワイヤ50の外径よりも大
きい場合には、図32に示すようにコア81と突部55
との間の隙間にワイヤ50が入込み、コイル形状が崩れ
ることになる。
【0052】一般にどのようなヘッドであっても、信号
読取り面、すなわちディスクやテープ等の記録媒体に接
触する面にワイヤ50がはみ出ると、このワイヤ50に
よってメディアを傷つけてしまうことになる。すなわち
図32に示すような巻線が行なわれると不良品になって
しまう。図31の場合でも良品とはいい難い。すなわち
突部55にシャープエッジから成る稜線部分59を形成
しておくとともに、ヘッドコア81と突部55との間の
クリアランスをワイヤ50の直径よりも小さくすること
に大きな意味がある。
【0053】図30に示すように稜線部分59が端部と
なっている突部55の下面がワイヤ50から成るコイル
の上面に接触することになるために、突部55の下面に
コイルがならうようになる。従ってこのようにして巻線
を行なった後に、ワイヤ押え54を退避させると、コイ
ルの上面がフラットに仕上がる。これは突部55の下面
にワイヤ50がならって巻回されるからである。さらに
ワイヤ押え54の突部55の下端側であってシャープエ
ッジから成る稜線部分59とは反対側の部分が曲面から
成るガイド面53によって構成されているために、巻回
作業中にワイヤ押え54の突部55にワイヤが巻付くこ
とがなく、これによってワイヤ50の緩みがなくなる。
【0054】また図29に示すように、このワイヤ押え
54の突部55の根元側の部分には切込み57および凹
部58がそれぞれ形成されており、フック16を用いた
巻線作業においてワイヤ50を上方に上昇させる際にこ
れらの切込み57と凹部58とが図29において実線で
示すようにワイヤ50の逃げを果すようになっている。
これはフック式巻線機の場合に、フック16にワイヤ5
0を引掛けるための動作で、ヘッドコア81に対してフ
ック16を挿入する前にワイヤ50を上方へ上げてから
フック16をコア穴82内に挿通し、その後でワイヤ5
0を図29において鎖線で示すように下げてワイヤ50
をフック16の誘導部76に載せてからフック16を引
く一連の動作を行なうからである。このような動作の際
に切込み57と凹部58とがないと、ワイヤ50は十分
に上昇できず、ワイヤ50をフック16に引掛けること
ができなくなる。
【0055】一方でワイヤ押え54がヘッドコア81の
近傍にあると、ヘッドコア81を保持するワーク取付け
板49に対してワイヤ押え54が干渉したり、取出し時
にコイルがワーク押え54に干渉して取出せなくなった
りする可能性がある。またコイルの外観検査が困難にな
ったり不可能になったりする。すなわちワイヤ50のは
み出しがあっても、図29に示すワイヤ押え54の陰に
隠れて見えなくなる。目視検査の場合ならば見る角度を
変えると多少見える可能性があるが、テレビカメラ67
による画像処理チェックでは検査が不可能になる。
【0056】このような不都合を解消するために、図2
6に示すように、駆動機構によってワイヤ押え54を退
避させるようにしている。シリンダ63を作動させる
と、支持体60か支点ピン61を中心として図26に示
すように時計方向に回動する。すると支持体60の先端
部に支持されているワイヤ押え54はこの運動によって
右上方に旋回することになる。これによってヘッドコア
81とテレビカメラ67との間に物体が存在しなくな
り、テレビカメラ67によってヘッドの全体を見ること
ができる。
【0057】巻線を行なう場合にはシリンダ63を復動
させて図25に示すようにワイヤ押え54を巻線位置へ
移動させればよい。シリンダ63の復動によって戻しば
ね52の弾性復元力でワイヤ押え54を備える支持体6
0が支点ピン61を中心として時計方向に回動し、ワイ
ヤ押え54がヘッドコア81に近接するようになる。そ
してストッパ65によって支持体60が停止し、ワイヤ
押え54とヘッドコア81との間の位置関係は常に一定
になる。
【0058】図25および図26に示す支持体60を支
持する支点ピン61はベアリングによって高精度に保持
されているために、支持体60およびワイヤ押え54も
高い剛性をもったまま駆動される。またストッパ65に
支持体60が衝突するときにも、ワイヤ押え54はガタ
を有することなく戻しばね52の力によって下方に引張
られている。従ってワイヤ押え54の突部55はヘッド
コア81に対して3次元的に同じクリアランスをもって
毎回正しく位置決めされる。よってワイヤ押え54がヘ
ッドコア81に干渉してこれらを破壊することがない。
またワイヤ押え54とヘッドコア81のクリアランスが
一定なために、コイルの巻き姿も常に一定になる。従っ
てワイヤ押え54の位置をヘッドコア81に対して一旦
調整してアーム60に固定すると、その後の駆動によっ
て位置の変化が起らなくなる。
【0059】このようにして巻線を行なった後に、ヘッ
ドコア81あるいは磁気ヘッド86は図33に示す巻姿
検査装置によって検査される。この動作を説明すると、
巻線部66において巻線されたビデオヘッド86はテレ
ビカメラ67とランプ71との間に供給され、ここで磁
気ヘッドの画像が取込まれる。取込まれた画像は画像処
理装置22に供給され、ここで画像処理が行なわれる。
そしてインタフェース部68を通してその処理結果が巻
線機全体をコントロールするコントローラ69に送られ
る。コントローラ69は結果が正常な場合には良品スト
ッカ71に磁気ヘッドをストックする。これに対して磁
気ヘッドが欠陥を有する場合には、不良品ストッカ72
にストックするようにしている。
【0060】画像処理部22内における画像処理の動作
は次の通りである。図34はビデオヘッドのヘッドコア
86に巻線を行なう前の状態を示している。本装置では
巻線前にこの画像を取込み、斜線部分91、すなわち巻
線禁止部の状況を記憶する。ヘッドコア86は照明ラン
プ7とテレビカメラ67との間にあるために、ビデオ
ヘッドのヘッドコア86がある部分が光が遮られて図3
4に示すように黒く映る。
【0061】巻線後に再びテレビカメラ67によって画
像を取込む。このときに斜線部分91の状態を巻線を行
なう前と巻線を行なった後で比較を行なう。斜線領域9
1に巻線が行なわれると図35に示すワイヤ50の影が
生じ、欠陥品と判断される。また図36における両側の
斜線領域92に注目し、この領域にワイヤ50の影が認
識された場合には巻き緩みの欠陥品として判断される。
このように斜線領域91、92にそれぞれワイヤ50の
影が生じた場合には不良品ストッカ72に区別されて供
給されることになる。
【0062】このような巻き姿検査装置を有するため
に、このフック式巻線機の後工程に不良品のヘッドコア
86を供給することがなく、後工程の生産性が改善され
る。また従来の目視による検査の曖昧さを、画像処理に
よる定量的な判定で改善することが可能になり、より高
精度の検査が行なわれることになる。さらには従来の目
視による巻線検査工程をなくすことができ、大幅なコス
トダウンを達成できるようになる。
【0063】
【発明の効果】第1および第の発明は、各回のワイヤ
の巻回位置に応じて、フックの引き動作時またはチャッ
クの移動時に第1および第2の昇降位置調整機構によっ
てコアおよびチャックの上下方向の位置調整を行ないな
がら巻線を行なうようにしたものである。従ってこのよ
うな昇降機構による位置調整動作によって、コア穴にワ
イヤを整列巻きすることが可能になる。また1回の巻線
において昇降動作させる移動ストロークを上側のワイヤ
層を形成する場合の方が下側のワイヤ層を形成する場合
よりも大きくしたものである。従ってこのような構成に
よれば、とくに3層以上にわたってワイヤを巻いてコイ
ルを形成する場合に、ワイヤの上にワイヤを巻くときの
小さな摩擦力を調整あるいは補償して整列巻きを行なう
ことが可能になる。
【0064】
【0065】
【0066】第の発明は、コア穴にワイヤを挿通させ
て巻回する際に軸線方向の端部をワイヤ押えで押えるよ
うにしたものである。従ってこのようなワイヤ押えによ
って軸線方向の端部を規制して正しくワイヤを巻くこと
が可能になり、ワイヤが軸線方向の端部から飛出すこと
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】フック式巻線機の全体を示す外観斜視図であ
る。
【図2】フックの正面図である。
【図3】フックによる挿通動作を示す要部斜視図であ
る。
【図4】フックによる挿通動作を示す側面図である。
【図5】フックによる挿通動作を示す正面図である。
【図6】挿通動作を終了したヘッドコアの側面図であ
る。
【図7】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図8】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図9】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図10】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図11】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図12】巻線動作を示す要部拡大平面図である。
【図13】フライヤチャックのトラバース機構を示す正
面図である。
【図14】ヘッドコアのトラバース機構を示す要部正面
図である。
【図15】磁気ヘッドのヘッドコアに対する巻線動作を
示す要部斜視図である。
【図16】ヘッドコアのコア穴への巻線を示す拡大正面
図である。
【図17】ヘッドコアのコア穴への巻線を示す拡大正面
図である。
【図18】ヘッドコアのコア穴への巻線を示す拡大正面
図である。
【図19】ヘッドコアのコア穴への巻線を示す拡大正面
図である。
【図20】ヘッドスライダのコアに対する巻線を示す拡
大正面図である。
【図21】ヘッドスライダのコアに対する巻線を示す拡
大正面図である。
【図22】ヘッドスライダのコアに対する巻線を示す拡
大正面図である。
【図23】フライヤチャックのトラバース量を示すグラ
フである。
【図24】ワークのトラバース量を示すグラフである。
【図25】ワイヤ押えの駆動機構を示す正面図である。
【図26】ワイヤ押えが開いた状態の正面図である。
【図27】ワイヤ押えの外観斜視図である。
【図28】ワイヤ押えの外観斜視図である。
【図29】ワイヤ押えを用いて端部を規制しながら巻線
を行なう動作を示すワイヤ押えの正面図である。
【図30】ワイヤ押えの突部による巻線の規制動作を示
す要部拡大正面図である。
【図31】ワイヤ押えの突部による巻線の規制動作を示
す要部拡大正面図である。
【図32】ワイヤ押えの突部による巻線の規制動作を示
す要部拡大正面図である。
【図33】巻き姿検査装置のブロック図である。
【図34】テレビカメラに取込まれた画像を示す正面図
である。
【図35】テレビカメラに取込まれた画像を示す正面図
である。
【図36】テレビカメラに取込まれた画像を示す正面図
である。
【符号の説明】
10 ベース 11 ワイヤ供給用ボビン 12 テンション機構 13 チップホルダ 16 フック 17 フライヤチャック 18 スピンドル 19 スピンドル駆動部 20 トラバース部 21 顕微鏡 22 画像処理部 26 移動レール 27 端末処理装置 28 ワーク取出し装置 29 マガジン 32 フレーム 33 案内レール 34 移動板 35 モータ 36 送りねじ 38 支持板 39 プーリ 40 送りねじ 43 移動板 44 モータ 45 送りねじ 46 スライドテーブル 47 モータ 48 送りねじ 49 ワーク取付け板 50 ワイヤ 52 ばね 53 ガイド面(曲面) 54 ワイヤ押え 55 突部 56 アーム 57 切込み 58 凹部 59 稜線部分 60 支持体 61 支点ピン 62 連結板 63 シリンダ 64 ロッド 65 ストッパ 66 巻線部 67 テレビカメラ 68 インタフェース 69 巻線機コントローラ 70 照明ランプ 71 良品ストッカ 72 不良品ストッカ 75 J字状引掛け部 76 誘導部 80 スライダ 81 コア 82 コア穴 85 ヘッドベース 86 ヘッドコア 87 コア穴 91、92 斜線領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−253312(JP,A) 特開 昭61−74319(JP,A) 特開 昭63−213333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/08 B65H 54/10 G11B 5/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア穴を有し、かつ支持部によって支持
    された状態で前記コア穴にワイヤを挿通させて巻回する
    ようになっているコアと、 前記コア穴を通してワイヤを引掛け、引き動作によって
    コア穴にワイヤを挿通させるようになっているフック
    と、 前記ワイヤを把持して移動することにより前記フックの
    引掛け位置にワイヤを移動させるチャックと、 前記支持部を昇降動作させることによってコアの上下位
    置を調整する第1の昇降位置調整機構と 前記チャックを昇降動作させることによってチャックの
    上下位置を調整する第2の昇降位置調整機構と、 を具備し、 各回のワイヤの巻回位置に応じて、前記フッ
    クの引き動作時または前記チャックの移動動作時に前記
    第1および第2の昇降位置調整機構によって前記コアお
    よび前記チャックの上下方向の位置調整を行なうように
    し、 さらに複数回ターンのワイヤ層の上に重ねて複数回ター
    ンのワイヤ層を形成する場合に、1回の巻線において昇
    降動作させる移動ストロークを上側のワイヤ層を形成す
    る場合の方が下側のワイヤ層を形成する場合よりも大き
    くするようにしたことを特徴とするフック式巻線機。
  2. 【請求項2】 コア穴にワイヤを挿通させて巻回する際
    に軸線方向の端部と対応する位置に配されるワイヤ押え
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のフック式
    巻線機。
  3. 【請求項3】 フックをコアに形成されるコア穴を挿通
    させ、 チャックによってワイヤを把持して移動することにより
    前記フックの引掛け位置にワイヤを移動させ、 前記フックの引き動作によってコア穴にワイヤを挿通さ
    せ、 しかも各回のワイヤの巻回位置に応じて、前記フックの
    引き動作時または前記チャックの移動動作時に前記コア
    を昇降動作させてその位置を調整するとともに、 各回のワイヤの巻回位置に応じて、前記フックの引き動
    作時または前記チャックの移動動作時に前記チャックを
    昇降動作させてその位置を調整するようにし、 さらに複数回ターンのワイヤ層の上に重ねて複数回ター
    ンのワイヤ層を形成する場合に、1回の巻線において昇
    降動作させる移動ストロークを上側のワイヤ層を形成す
    る場合の方が下側のワイヤ層を形成する場合よりも大き
    くするようにしたことを特徴とするフック式巻線方法。
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