JP2016001963A - 巻線装置及び巻線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】形状が異なる2つの波形コイルを同時に作成する。【解決手段】本発明の巻線装置20は、回転テーブル21と、回転テーブル21に等角度を成して立設された複数の巻棒22と、線材操出部材40から繰出される線材16の端部を把持する線材クリップ50と、回転テーブル21を回転させて線材16を複数の巻棒22の周囲に巻き取るテーブル回転手段24と、巻棒22間に張設された線材16を中心軸側に押し込み成形する複数の成形棒66とを備える。線材操出部材40は、第一線材群17を繰出す第一繰出部40aと、第二線材群18を第一線材群17に平行に所定の間隔を開けて繰出す第二繰出部40bとを有し、線材操出部材40を回転テーブル21の軸方向に移動させて複数の巻棒22の周囲に第一線材群17と第二線材群18が交互になる螺旋状に巻回させる線材操出部材移動手段45を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、三相交流発電機等のステータコアのスロットに挿入されるコイル辺部とそのスロットから突出するコイルエンド部とが交互に形成された波形コイルを作製するための巻線装置及び巻線方法に関するものである。
従来、三相交流発電機の固定子は、放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース(磁極)及びその間に開口する複数のスロットを有する円筒状のステータコアと、そのスロットにコイル辺部を納めることによりそのコアに組み付けられたステータコイルとを備える。このステータコイルの組み付けに関しては、ステータコイルをステータコアと別に予め作製し、その後このコイルをコアの各スロットに収容するいわゆるインサータ方法が知られている。
そして、このインサータ方法に用いられるコイルにあっては、線材を各ティースの上下を交互に通るように巻回する波巻き方式(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
この波巻き方式では、ティースと同数の内側治具と外側治具がそれぞれ放射状に移動するように設けられた波形コイルの製造装置が用いられる。
その製造装置では、先ず内側治具を環状に配置し、その外側に外側治具を環状に配置させる。そして環状に配置された複数の内側治具に線材を所定ターン数だけ巻回して円形のコイルを形成する。
その後、図28に示すように、内側治具2と外側治具3をそれぞれ放射状に移動させ、複数の内側治具2が描く円よりも内側に外側治具3を移動させることにより、複数の内側治具2の周囲に円形に巻回されたコイルを星型に成形する。
このように形成された星形の波形コイル4は、ステータコアのスロットに挿入される真っ直ぐなコイル辺部4cと、そのコイル辺部4cの端部同士を連結しステータコアの軸方向の端面から突出する円弧状のコイルエンド部4a,4bに分類できる。すると、この星形の波形コイル4では、コイル辺部4cの長さが全て同一となり、コイルエンド部4a,4bにあっても全て同一形状となる。
そして、このような星形の波形コイル4は、その後図示しないインサータ装置を用いてコアのティース間におけるスロットに押し込まれ、これによって固定子が形成されることになる。
特表2001−513320号公報
しかし、発電機やモータの高効率化や小型化などを図るためには、巻線の占積率を向上させることが有効である。このため、図25に示すように、1つの巻線層を2つのスロット11bに挿通させることがある。
このように、1つの巻線層を2つのスロット11bに挿通させる場合には、その1つの巻線層を形成する2つの波形コイルが必要となり、それらの波形コイルを別々に作製すると、1つの巻線層を1つのスロット11bに挿通させる場合に比較して、コイル作製時間が倍になって、得られた固定子の単価を押し上げる不具合がある。
また、このように、2つのスロットに挿通される波形コイル13にあっては図24に示すように、コイル辺部13aの長さは同一であっても、挿入されるスロット11bが周方向にずれて異なることから、先に挿入されたスロット11bから次に挿入されるスロット11bまでの長さが異なり、コイルエンド部13bの長さは異なることになる。従って、図24の上側における上側コイル13(後述する第一線材群17)と、図の下側における下側コイル13(後述する第二線材群18)とでは、その引き出し線から延長されたコイル辺部13aから延びるコイルエンド部13bの長さが異なることになる。
してみると、1つの巻線層を2つのスロット11bに挿通させる場合には、その1つの巻線層を形成する形状が異なる2つの波形コイル13が必要となり、それらの波形コイル13を単一の巻線機により別々に形成すると、そのコイル作成時間が倍増して、製品単価が押し上げられる不具合がある。
また、異なる2つの波形コイルを別々に形成し、ステータコアのスロットにコイルを挿入する場合、2つの波形コイルのコイルエンドやリード線が重なることがある。この場合、無理に挿入するとコイルに損傷を与える場合もあった。これを回避するため、従来は人手で介添えしながらコイルに傷等が発生しないように、2つコイルを別々に挿入していた。しかしながら、人手によるステータコアへのコイルの挿入は、占積率においてバラツキが生じやすく、発電機やモータ等の回転電機の品質にも影響する場合もあった。
また、その形状が異なる波形コイル13を異なる巻線機により同時に得ることも考えられるけれども、この場合には、必要な巻線機が複数生じることから、設備費用が増大する不具合がある。
本発明の目的は、複数、または2つの波形コイルを同時に作製し得る巻線装置及び巻線方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、形状が異なる複数、または2つの波形コイルであっても同時に作製し安定した品質の回転電機を形成し得る巻線装置及び巻線方法を提供することにある。
本発明は、回転テーブルと、回転テーブルに回転テーブルの回転中心を中心とする環状を成して回転中心に対して等角度を成して立設された複数の巻棒と、回転テーブルに設けられ複数の線材操出部材から繰出される線材の端部を把持する線材クリップと、線材クリップ及び複数の巻棒とともに回転テーブルを回転させて線材操出部材から繰出される複数の線材または線材群を複数の巻棒の周囲に巻き取るテーブル回転手段と、周方向に隣接する巻棒間において回転テーブルの半径方向に移動可能に設けられ回転テーブルの中心軸側に移動することにより巻棒間に張設された線材を中心軸側に押し込み成形する複数の成形棒とを備えた巻線装置の改良である。
その特徴ある構成は、線材操出部材が、1又は2以上の線材から成る第一線材群を繰出す第一操出部と、1又は2以上の線材から成る第二線材群を第一線材群に平行に所定の間隔を開けて繰出す第二操出部とを有し、回転テーブルを回転させるとともに線材操出部材を回転テーブルの軸方向に移動させて線材操出部材から所定の間隔を開けて互いに平行に繰出される第一線材群と第二線材群を複数の巻棒の周囲に第一線材群と第二線材群が交互になる螺旋状に巻回させる線材操出部材移動手段を備えたところにある。
別の本発明は、環状を成して配設された複数の巻棒を環状を成した状態で回転させて、1又は2以上の線材から成る複数の線材群、あるいは、1又は2以上の線材から成る第一線材群と、1又は2以上の線材から成る第二線材群を、互いに平行に所定の間隔を開けて交互に位置するように複数の巻棒の周囲に螺旋状に巻回させる螺旋巻工程と、周方向に隣接する巻棒間に延びる第一及び第二線材群に外側から接触する成形棒を内側に移動させて巻棒間に張設された第一及び第二線材群を中央に押し込み成形する成形工程とを含む巻線方法である。
この巻線方法では、複数の巻棒により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次拡大又は縮小するように作製し、螺旋巻工程において複数の巻棒の周囲に螺旋状の巻回される第一線材群及び第二線材群の一周の長さを順次増加又は減少させることが好ましく、複数の成形棒の第一線材群及び第二線材群に接触する部分の形状を異ならせ、成形工程において中央側に押し込み成形された第一線材群の形状と中心軸側に押し込み成形された第二線材群の形状を異ならせることが更に好ましい。
本発明の巻線装置及び巻線方法では、第一線材群と第二線材群を複数の巻棒の周囲に第一線材群と第二線材群が交互になる螺旋状に巻回させ、複数の成形棒により巻棒間に張設された線材を中心軸側に押し込み成形するので、複数の線材群の一例として、第一線材群から成る星形の第一波巻コイルと第二線材群から成る星形の第二波巻コイルを同時に作製することができる。よって、本発明の巻線装置及び巻線方法では、2つの波形コイルを同時に作製し得ることが可能になる。
また、複数の巻棒の周囲に螺旋状の巻回される第一線材群及び第二線材群の一周の長さが順次増加又は減少するようにし、中心軸側に押し込み成形された第一線材群の形状と中心軸側に押し込み成形された第二線材群の形状を異ならせるようすれば、形状が異なる2つの波形コイルを同時に作製することもできる。
さらに、線材操出部材から所定の間隔を開けて互いに平行に操出される線材群から形成されるコイルは、後行程での挿入機を用いてステータコアのスロットに挿入する際に、コイル辺部(端)が互いに干渉することなく、円滑にセットすることができる。
本発明実施形態における巻線装置の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 その巻棒の周囲に第一及び第二線材群が螺旋状に巻回された状態を示す図である。 その第一及び第二線材群が螺旋状に巻回された巻棒の展開図である。 その巻棒を示す図3のC−C線拡大断面図である。 その巻棒の支柱を含む分解斜視図である。 その線材操出部材の正面図である。 図7のD−D線断面図である。 図1のF−F線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のG−G線断面図である。 図1のE−E線断面図である。 図11のH−H線断面図である。 その成形棒の分解斜視図である。 その第一線材群が成形された状態を示す断面図である。 その第二線材群が成形された状態を示す断面図である。 その第一及び第二線材群が成形された状態を示す断面図である。 その成形された第一及び第二線材群を移送具に係止させた状態を示す図17に対応する断面図である。 その複数の巻棒の周囲に第一及び第二線材群が螺旋状に巻回された状態を示す上面図である。 その巻回された第一及び第二線材群の周囲に成形棒を配置した状態を示す図19に対応する上面図である。 その成形棒とともの挟持棒が第一及び第二線材群を挟む状態を示す図20に対応する上面図である。 その成形棒を移動して第一及び第二線材群を同時に成形した状態を示す図21に対応する上面図である。 その成形された第一及び第二線材群を移送具まで搬送させた状態を示す図22に対応する上面図である。 その波形コイルがスロットに挿入される状態を示すステータの展開図である。 その単一の巻線層を構成する二種類の波形コイルがスロットに挿入されている状態を示す図26のJ部拡大図である。 その単一の巻線層を構成する二種類の波形コイルがスロットに挿入されているコアの上面図である。 そのコアに三つ巻線層を構成する全てのコイルが装着された固定子を示す上面図である。 従来の波形コイルの製造状態を示す概念図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の巻線装置20を示す。ここで、互いに直交するX、Y、Zの三軸を設定し、X軸が水平前後方向、Y軸が水平横方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして本発明の巻線装置20について説明する。
この実施の形態における巻線装置20は、巻線の対象が三相交流発電機の固定子10(図27)に使用されるコイル13である場合を示す。
図25〜図27に示すように、この固定子10は、放射状に並んで内径方向に突出する複数のティース11a(磁極)及びその間に開口する複数のスロット11bを有する円筒状のステータコア11と、そのスロット11bにコイル辺部13aを納めることによりそのコア11に組み付けられたステータコイル12とを備える。
そして、この巻線装置20は、そのコア11に組み付けられてステータコイル12となる波形コイル13(図24)を得るものである。
この波形コイル13は、1つの巻線層を形成するものではあるものの、図24に示すように、2つのスロット11bに挿通させるものであることから、形状の異なる2つの波形コイル13から成る。
これらの波形コイル13は、ステータコア11のスロット11bに挿入される真っ直ぐなコイル辺部13aと、そのコイル辺部13aの端部同士を連結しステータコア11の軸方向の端面から突出するコイルエンド部13bがそれぞれ交互に形成されるものである。
図1に戻って、波形コイル13を得る本発明の巻線装置20は、回転テーブル21と、その回転テーブル21に回転テーブル21の回転中心を中心とする環状を成して回転中心に対して等角度を成して立設された複数の巻棒22を有する。
回転テーブル21は、基台20aの上部に軸を鉛直方向にして回転可能に取付けられた回転軸23の上端に水平に取付けられ、基台20aの内部にはこの回転軸23を回転テーブル21とともに回転させるテーブル回転手段であるテーブル回転モータ24が内蔵される。
図2に示すように、回転テーブル21の水平な上面には、互いに平行な一対の巻棒用レール26が、回転中心からその回転中心を中心として等角度に放射状に複数対設けられ、この一対の巻棒用レール26には下側可動台27が移動可能に設けられる。この一対の巻棒用レール26の間には下側可動台27に螺合する下側雄ねじ28が長手方向に設けられ、この雄ねじ28の中心方向の端部にはそれぞれ傘歯車28aが取付けられる。
そして、基台20aの内部にはこれらの傘歯車28aに歯合する傘歯車29aを回転させるモータ29(図1)が設けられ、これらの傘歯車28a,29aを介して複数の雄ねじ28を同時に回転させることにより、放射状に設けられたそれぞれの巻棒用レール26に沿って、下側可動台27を同時に内側又は外側に同程度移動させ、回転テーブル21の回転中心からの下側可動台27のそれぞれの位置が常に同一になるように構成される。
回転テーブル21の回転中心には上述した傘歯車28a,29aを覆う覆い部材31が取付けられ、その覆い部材の上部には支柱32(図1)が立設される。
一方、巻棒22は下側可動台27にそれぞれ立設される。そして、複数の巻棒22は、回転テーブル21の回転中心を中心とする仮想円上に複数の巻棒22が存在するように構成される。
図6に示すように、巻棒22は下側可動台27に立設される棒状本体22aと、その棒状本体22aの回転半径外側に取付けられた複数の巻駒22b〜22kとを備える。
複数の巻駒22b〜22kは棒状本体22aに長手方向に所定のピッチで取付けられ、巻駒22b〜22kは棒状本体22aから回転半径外側に向かって膨出するように形成される。
この巻駒22b〜22kには後述する第一及び第二線材群17,18が螺旋状に掛け回される箇所であり、図4に示すように、複数の巻棒22では、螺旋状に巻回される第一及び第二線材群17,18が巻駒22b〜22kに確実に掛け回されるように、複数の巻駒22b〜22kは棒状本体22aに、周方向に隣接する複数の巻駒22b〜22kに対して、ずれて取付けられる。
そして、図3及び図5に示すように、それぞれの棒状本体22aに長手方向に所定のピッチで取付けられる複数の巻駒22b〜22kは、回転テーブル21側から離れるに従って、その膨出量が増すように構成される。これにより、複数の巻棒22により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次拡大するように複数の巻棒22が作られ、その複数の巻棒22の周囲に螺旋状の巻回される後述する第一線材群17及び第二線材群18の一周の長さは順次増加するように構成される。
なお、巻棒22の先端には、この巻棒22に掛け回された第一及び第二線材群17,18が上方に移動して巻棒22の周囲から上方への抜けを防止する浮き防止部材22qが設けられる。
図1〜図3に示すように、基台20aには線材16を繰出す線材操出部材40が設けられる。この実施の形態における線材16は被覆導線であって、断面が円形を成すいわゆる丸線が用いられるものとする。なお、この線材16は断面が方形を成すいわゆる角線であっても良い。
図示しないが、複数の線材16は別々のスプールに巻回されてそのスプールに貯線され、この様に貯線された複数のスプールから別々に線材16を引き出して、そのスプールから引き出された線材16を真っ直ぐにする伸張機を備える。そして、伸張機により真っ直ぐにされた複数の線材16が線材操出部材40にまで案内されるものとする。
図7及び図8に示すように、この実施の形態における線材操出部材40は、支持具41により所定の間隔を開けて重なり合うように設けられた三枚の仕切り円板42と、それら三枚の仕切り円板42の中央に枢支された回転円柱43とを備える。仕切り円板42と仕切り円板42との間に生じるそれぞれの隙間は、第一及び第二線材群17,18を構成する複数の線材16を並列に密着させた状態で通過可能な幅に形成され、その隙間を通過した複数の線材16を回転円柱43に掛け回すように構成される。
そして仕切り円板42と仕切り円板42との間を通過した複数の線材16を回転円柱43に掛け回すように案内する2つの案内ローラ44が3枚の仕切り円板42に枢支される。これらの案内ローラ44により、回転円柱43に整列状態で掛け回された複数の線材16は、互いに密着した状態で仕切り円板42と仕切り円板42との間から繰出されるように構成される。
三枚の仕切り円板42が所定の間隔を開けて設けられることにより2つの隙間が作られ、その2つの隙間の内、一方の隙間は、複数の線材16から成る第一線材群17を繰出す第一繰出部40aを構成し、他方の隙間は、1又は2以上の線材16から成る第二線材群18を第一線材群17に平行に所定の間隔を開けて繰出す第二繰出部40bを構成するものとなる。そして、この線材操出部材40は、この線材操出部材40を回転テーブル21の軸方向に移動させる線材操出部材移動手段45(図1)を介して基台20aに取付けられる。
図1に示すように、線材操出部材移動手段45は、鉛直方向に延びて設けられたハウジング45aと、そのハウジング45aの内部に鉛直方向に設けられた図示しない雄ねじ部材と、その雄ねじ部材を回転させるサーボモータ45bと、その雄ねじ部材に螺合され、雄ねじ部材の回転によりハウジング45aの上端から出没し、鉛直方向に昇降する昇降部材45cとを備える。そして、この昇降部材45cの上端には、取付板45dが取付けられ、この取付板45dに線材操出部材40が取付けられる。
一方、線材操出部材移動手段45は、線材操出部材40を回転テーブル21の近傍において、回転テーブル21の接線水平方向に移動させる水平移動機構46(図2)を介して基台20aに取付けられる。
図2に示すように、水平移動機構46は、回転テーブル21の接線水平方向に延びて基台20aの上面に設けられたレール46aと、そのレール46aに平行に設けられた雄ねじ部材46bと、その雄ねじ部材46bを回転させるサーボモータ46cと、レール46aに移動可能に搭載されて雄ねじ部材46bに螺合され、雄ねじ部材46bの回転により巻棒用レール26に沿って移動する移動台46dとを備える。
そして、その移動台46dに、線材操出部材移動手段45におけるハウジング45aが取付けられ、基台20aには、そのハウジング45aが移動可能な長円状の切り欠き20bが形成される。
なお、図示しないが、線材操出部材40が取付けられた取付板45dには、線材操出部材40から操出された第一及び第二線材群17,18における全ての線材16を咬持する咬持機構が設けられる。
図2及び図3に示すように、回転テーブル21には、その線材操出部材40から繰出される第一及び第二線材群17,18のそれぞれの端部を所定の間隔を開けた状態で把持する線材クリップ50が設けられる。
この線材クリップ50は、回転テーブル21の外周近傍の上面に取付けられ、第一及び第二線材群17,18が並んで上方から進入可能なスリット50aが形成される。このスリット50aは、上端に開口して形成され、そのスリット50aに侵入した線材16を拘持する図示しない拘持部材が内蔵される。
この線材クリップ50には、その拘持部材を操作して、そのスリット50aに侵入した線材16を拘持する拘持状態と、そのスリット50aに侵入した線材16を拘持せずに解放する解放状態のいずれかに操作する操作レバー50bが設けられる。そして、基台20aには、この操作レバー50bを操作するアクチュエータ50cが設けられる。
そして、テーブル回転手段であるテーブル回転モータ24は、このような線材クリップ50及び複数の巻棒22とともに回転テーブル21を回転させて線材操出部材40から繰出される第一及び第二線材群17,18を複数の巻棒22の周囲に巻き取るように構成され、線材操出部材移動手段45は、回転テーブル21の回転とともに線材操出部材40を回転テーブル21の軸方向に移動させて、線材操出部材40から所定の間隔を開けて互いに平行に繰出される第一線材群17と第二線材群18を、複数の巻棒22の周囲に第一線材群17と第二線材群18が交互になる螺旋状に巻回させるように構成される。
図1及び図3に示すように、基台20aには、上端に基板52が取付けられた支柱51が立設され、その基板52には、互いに平行な一対のレール53がY軸方向に延びて設けられる。
互いに平行な一対のレール53,53は、その一端が回転テーブル21の上方においてその回転テーブル21を挟み、他端がその回転テーブル21の上方から離間した位置にまで延びて設けられる。そして、互いに平行な一対のレール53,53の間の基板52には長孔52a(図9及び図10)が形成される。
図3,図9及び図10に示すように、この一対のレール53,53には移動板54が移動可能に架設され、レール53に平行な雄ねじ棒56とその雄ねじ棒56を回転させるサーボモータ57が基板52に設けられる。
移動板54は雄ねじ棒56に螺合して、サーボモータ57により雄ねじ棒56が回転すると、この移動板54はレール53,53に沿って移動し、回転テーブル21の上方に位置する巻線位置と、回転テーブル21の上方から離間した離間位置の間で移動可能に構成される。
また、この移動板54には昇降板58が垂下される。図9及び図10に示すように、昇降板58にはその4隅に鉛直方向に延びるロッド59が立設され、そのロッド59が移動板54に貫通して設けられる。昇降板58の中央には鳥居型部材61(図9)が設けられ、その鳥居型部材61からは雄ねじ棒62が鉛直に立設される。
図12に示すように、この雄ねじ棒62は移動板54の中央を貫通して設けられ、その雄ねじ棒62に螺合する雌ねじ部材63が移動板54に回転可能に設けられる。
そして、その雌ねじ部材63を回転させるモータ64が移動板54に設けられ、このモータ64により雌ねじ部材63が回転すると、そこに螺合する雄ねじ棒62が昇降板58とともに昇降可能に構成される。
図3に示すように、この昇降板58には複数の成形棒66が設けられる。この複数の成形棒66は、昇降板58が回転テーブル21の上方に位置する巻線位置において、その昇降板58が下降すると、周方向に隣接する巻棒22間に位置するように設けられる。このため、この成形棒66の数は、巻棒22の数に等しく設けられ、4本の巻棒22を用いる本実施の形態では、4本の成形棒66が用いられる場合を示す。そして、この複数の成形棒66は、昇降板58に、回転テーブル21の半径方向に移動可能に支持される。
図11に示すように、昇降板58の水平な下面には、中心からその中心を中心として等角度に放射状に互いに平行な一対の成形棒用レール67が設けられ、この一対の成形棒用レール67には上側可動台68が移動可能に設けられる。
この一対の成形棒用レール67の間には、上側可動台68に螺合する上側雄ねじ69が長手方向に設けられ、この上側雄ねじ69の中心方向の端部にはそれぞれ傘歯車69aが固定される。そして、昇降板58の中央にはこれらの傘歯車69aに歯合する傘歯車71が枢支され、この傘歯車71を回転させるモータ72(図10及び図12)が昇降板58に設けられる。
そして、そのモータ72が、傘歯車71,69aを介して複数の雄ねじ69を同時に回転させることにより、上側可動台68をそれぞれ一対の成形棒用レール67に沿って同時に内側又は外側に同程度移動させ、昇降板58の中心からの上側可動台68のそれぞれの位置が常に同一になるように構成される。そして、複数の成形棒66は、昇降板58の中心を中心とする仮想円上に存在するように上側可動台68に取付けられる。
このため、昇降板58が回転テーブル21の上方に同軸に設けられた状態で、複数の成形棒66は、回転テーブル21の中心を中心とする仮想円上に存在することに成る。
そして、昇降板58が回転テーブル21の上方に位置する巻線位置において、その昇降板58を下降させ、その状態で外側に位置する上側可動台68を同時に内側に移動させることにより、そこに設けられた複数の成形棒66は、回転テーブル21に設けられた複数の巻棒22の内、周方向に隣接する巻棒22間において張設された第一及び第二線材群17,18を回転テーブル21の中心軸側に押し込み成形するように構成される。
図14に示すように、成形棒66は上側可動台68に取付部材74を介して垂設される支持棒66aと、その支持棒66aの昇降板58の中央に臨む側に取付けられた複数の成形駒66b〜66kとを備える。
複数の成形駒66b〜66kは支持棒66aに長手方向に所定のピッチで取付けられ、成形駒66b〜66kには支持棒66a側に凹んで、後述する移送具96における支持ピン98(図18)が進入可能な凹部が形成される。
この成形駒66b〜66kは、複数の巻棒22に螺旋状に掛け回された第一及び第二線材群17,18に接触して成形する箇所であり、図4に示すように、複数の成形棒66では、螺旋状に巻回される第一及び第二線材群17,18に確実に接触するように、支持棒66aに対して複数の成形駒66b〜66kはずれて取付けられる。
複数の成形棒66は、回転テーブル21の中心軸側に移動したときに、中心軸側に押し込み成形された第一線材群17の形状と中心軸側に押し込み成形された第二線材群18の形状を異ならせるよう、図15に示すように、第一線材群17に接触する成形駒66c,66e,66g,66i,66kと、図16に示すように、第二線材群18に接触する成形駒66b,66d,66f,66h,66jの形状が異なるように作られる。
具体的には、第一線材群17に接触する成形駒66c,66e,66g,66i,66kに比べて、第二線材群18に接触する成形駒66b,66d,66f,66h,66jの幅が大きくなるように形成される。
そして、第一線材群17と第二線材群18は、複数の巻棒22の周囲に交互になるように螺旋状に巻回されるので(図3)、図14に示すように、この第一線材群17に接触する成形駒66c,66e,66g,66i,66kと第二線材群18に接触する成形駒66b,66d,66f,66h,66jは、支持棒66aに交互に取付けられる。
なお、この成形棒66の先端には、成形済みの第一及び第二線材群17,18が下方に移動して抜けることを防止する抜け防止部材66q(図3)が設けられる。
また、図14〜図16に示すように、支持棒66aの両側には外形規制ガイド66m,66nが設けられる。
この外形規制ガイド66m,66nは、成形棒66が回転テーブル21の中心軸側に移動したときに、押し込み成形されて成形棒66から両側の巻棒22側にそれぞれ延びる第一及び第二線材群17,18の間隔を押し広げ、成形棒66から巻棒22に向かって延びる第一及び第二線材群17,18を図15及び図16の一点鎖線で示すように湾曲させて、成形棒66が離れた状態で弾性で戻る第一及び第二線材群17,18が実線で示すように真っ直ぐになるように構成される。言い換えると、スプリングバックにより第一及び第二線材群17,18の外形が広がってしまうのを規制している。
図13及び図14に示すように、上側可動台68には、成形棒用レール67に沿って移動する可動副台73が設けられる。この可動副台73は取付部材74に挿通して設けられ、この可動副台73を移動させるアクチュエータ75が上側可動台68に設けられる。
この実施の形態におけるアクチュエータは圧縮エアの給排によりロッド75aを出没させて可動副台73を移動させる流体圧シリンダ75であって、可動副台73には、成形棒66に対向する挟持棒76が取付けられる。
成形棒66に対向して設けられた挟持棒76は、複数の成形棒66とともに複数の巻棒22の周囲に巻回された第一及び第二線材群17,18を挟持するものであって、流体圧シリンダ75が可動副台73を移動させて、成形棒66と挟持棒76が互いに離間する離間位置と、成形棒66と挟持棒76が互いに接近する挟持位置との間で、その挟持棒76を移動可能に構成される。
そして、挟持位置の挟持棒76は、成形棒66との間に第一及び第二線材群17,18が存在すれば、その第一及び第二線材群17,18を挟持して成形する(図15及び図16)ように構成される。
一方、第一及び第二線材群17,18を成形棒66とともに挟持する挟持棒76は、図15及び図16に示すように、その中央側が十字状を成す支柱32の凹んだ隅部に相応して形成され、成形棒66側が,その成形棒66が進入可能に凹んで形成される。
この凹みを形成する凹条の断面は、図16に示すように、幅が広い第二線材群18に接触する成形駒66b,66d,66f,66h,66jがその第二線材群18を介して進入可能な幅に形成され、図15に示すように、第一線材群17に接触する成形駒66c,66e,66g,66i,66kに対向する部分には、第一線材群17に接触する成形駒66c,66e,66g,66i,66kが第一線材群17を介して進入可能な幅になるようにその幅を狭める幅減少部材76aが設けられる。
そして、成形棒66が回転テーブル21の中心軸側に移動したときに、押し込み成形されて成形棒66から巻棒22側に延びる第一及び第二線材群17,18に沿う沿い部66o,66p,76b,76cが成形棒66と挟持棒76の双方に形成される。これらの沿い部66o,66p,76b,76cにより、第一及び第二線材群17,18を所望の形状に成形するものである。
図1に戻って、本発明の巻線装置20は、線材操出部材40から繰出された第一及び第二線材群17,18を、巻棒22と線材操出部材40の間で切断する切断手段77が設けられる。
切断手段77は、エア圧により第一及び第二線材群17,18を切断するニッパ装置78と、線材操出部材40の上方の基板52に取付けられてスライダ79aを昇降可能に構成されたアクチュエータ79とを備え、そのスライダ79aにニッパ装置78が取付けられる。
そして、アクチュエータ79はスライダ79aとともにニッパ装置78を下降させると、上昇した線材操出部材40から繰出される第一及び第二線材群17,18にニッパ装置78を、それが切断可能な位置に位置させることができるように構成される。
図2及び図3に示すように、回転テーブル21には、線材クリップ50から巻棒22に延びる線材16が掛け回される引っ掛けシャフト81が設けられる。
一方、更に図11に示すように、昇降板58には、その引っ掛けシャフト81近傍の線材16を係止する線材係止手段82と、線材クリップ50と引っ掛けシャフト81の間の線材16を把持する巻初め線材把持手段83が設けられる。
昇降板58には、下端に平板84が取付けられた支持柱86が垂下され、その平板84に線材係止手段82と巻初め線材把持手段83が設けられる。
線材係止手段82は所定の間隔を開けて平板84に設けられた一対のピン82a,82bであって、図3に示すように、この一対のピン82a,82bは、引っ掛けシャフト81から巻棒22に延びる第一及び第二線材群17,18を挟むような位置に取付けられる。
平板84に取付けられた巻初め線材把持手段83は、平板84に取付けられた本体部84aと、その本体部84aから下方に突出して設けられた一対の挟持片84b,84cを備え、図3に示すように、この一対の挟持片84b,84cは、線材クリップ50から引っ掛けシャフト81に延びる第一及び第二線材群17,18を挟むような位置に取付けられる。
また、図10及び図11に示すように、昇降板58には、巻棒22から線材操出部材40に延びて、その途中の切断手段77にまで延びる第一及び第二線材群17,18を把持する巻終わり線材把持手段91が設けられる。
この巻終わり線材把持手段91は、昇降板58に垂下して設けられた固定棒92と、その固定棒92とともに第一及び第二線材群17,18を挟む可動棒93とを備え、可動棒93はこの可動棒93を移動させるアクチュエータ94を介して昇降板58に取付けられる。
アクチュエータ94は可動棒93を移動させて、その可動棒93が固定棒92に重合して、その間に第一及び第二線材群17,18がある場合には、その第一及び第二線材群17,18を把持する把持位置と、可動棒93が固定棒92から離間する離間位置との間で移動可能に構成される。
図1に戻って、基台10aには、回転テーブル21から離間した位置に移送具96が離脱可能に取付けられる。この移送具96は、基台10aに離脱可能に取付けられた土台97と、その土台97に立設された複数本の支持ピン98とを備える。
図18に示すように、複数本の支持ピン98は、成形された第一及び第二線材群17,18を、内側と外側から各要所において支持し、その成形された形状が損なわれないように、支持するものとする。
次に、上記巻線装置を用いた本発明の巻線方法について説明する。
この巻線装置20における動作は、基台20aの内部に搭載された図示しないコントローラによって自動制御されるものとする。
本発明の巻線方法は、環状を成して配設された複数の巻棒22を環状を成した状態で回転させて、1又は2以上の線材16から成る第一線材群17と、1又は2以上の線材16から成る第二線材群18を、互いに平行に所定の間隔を開けて交互に位置するように複数の巻棒22の周囲に螺旋状に巻回させる螺旋巻工程と、周方向に隣接する巻棒22間に延びる第一及び第二線材群17,18に外側から接触する成形棒66を内側に移動させて前記巻棒22間に張設された第一及び第二線材群17,18を中央に押し込み成形する成形工程とを含む。
以下に各工程を詳説する。
<螺旋巻工程>
この螺旋巻工程にあっては、第一及び第二線材群17,18を複数の巻棒22の周囲に螺旋状に巻回させる。
このため、先ず、1又は2以上の線材16から成る第一線材群17を線材操出部材40の第一繰出部40aから繰出させ、1又は2以上の線材16から成る第二線材群18を線材操出部材40の第二繰出部40bから繰出させる。そして、第一及び第二線材群17,18のそれぞれの端部を所定の間隔を開けた状態で線材クリップ50に把持させる。
その後、図3及び図19に示すように、昇降板58を複数の成形棒66とともに上昇させた状態で、テーブル回転手段であるテーブル回転モータ24により、線材クリップ50及び複数の巻棒22とともに回転テーブル21を回転させて、線材操出部材40から繰出される第一及び第二線材群17,18を複数の巻棒22の周囲に巻き取る。
このとき、線材操出部材移動手段45は、回転テーブル21の回転とともに線材操出部材40を回転テーブル21の軸方向に移動させて、線材操出部材40から所定の間隔を開けて互いに平行に繰出される第一線材群17と第二線材群18を、複数の巻棒22の周囲に第一線材群17と第二線材群18が交互になる螺旋状に巻回させる。
このとき、巻回される第一及び第二線材群17,18が必要な長さになるように、複数の巻棒22は回転テーブル21の回転中心から離れた位置にさせる。
<成形工程>
この工程では、巻棒22間に張設された第一及び第二線材群17,18を中央に押し込み成形する。
そのために、挟持棒76を成形棒66から離間させた状態で、回転テーブル21の上方で上昇していた昇降板58を、その挟持棒76及び成形棒66とともに下降させる。
そして、図20に示すように、周方向に隣接する巻棒22間に延びる第一及び第二線材群17,18の外側に成形棒66をそれぞれ位置させ、周方向に隣接する巻棒22間に延びる第一及び第二線材群17,18の内側に挟持棒76をそれぞれ位置させる。
次に、図21に示すように、挟持棒76を成形棒66に接近させることにより、挟持棒76と成形棒66により周方向に隣接する巻棒22間に延びる第一及び第二線材群17,18を挟む。
そして、図17及び図22に示すように、第一及び第二線材群17,18に外側から接触する成形棒66を内側に移動させて、その巻棒22間に張設された第一及び第二線材群17,18を中央に押し込み成形する。このとき、複数の巻棒22も回転テーブル21の回転中心方向に移動させて、第一及び第二線材群17,18が引き延ばされることを防止して、その全長が変化しないようにする。
このようにして、図24に示すように、成形された第一線材群17から成る波形コイル13と、成形された第二線材群18からなる波形コイル13を同時に作成する。
ここで、図3に示すように、上記巻線装置20における複数の巻棒22は、複数の巻棒22により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次拡大又は縮小するように作製されているので、上述した螺旋巻工程において、複数の巻棒22の周囲に螺旋状の巻回される第一線材群17及び第二線材群18の一周の長さは順次増加することになる。
また、図15及び図16に示すように、上記巻線装置20における複数の成形棒66は、第一線材群17及び第二線材群18に接触する部分の形状を異ならせているので、上述した成形工程において中央側に押し込み成形された第一線材群17の形状と中心軸側に押し込み成形された第二線材群18の形状は異なることになる。
よって、成形された第一線材群17から成る波形コイル13と、成形された第二線材群18からなる波形コイル13は異なる形状を有することになり、本発明の巻線装置20及び巻線方法では、形状が異なる2つの波形コイル13であっても同時に作製し得るものとなる。
なお、成形工程によって、成形された第一線材群17から成る波形コイル13と、成形された第二線材群18からなる波形コイル13を作成した後には、この成形された第一及び第二線材群17,18を、移送具96にまで搬送し、その後の工程においてコア11(図25〜図27)に挿入されることになる。
ここで、移送具96にまで搬送する手順を説明すると、成形工程で昇降板58を下降させると、その昇降板58に設けられた線材係止手段82、巻初め線材把持手段83、及び巻終わり線材把持手段91も同時に下降する。
このため、第一及び第二線材群17,18を成形した後に、線材係止手段82にあっては、引っ掛けシャフト81近傍の線材16を係止し、巻初め線材把持手段83にあっては、線材クリップ50と引っ掛けシャフト81の間の第一及び第二線材群17,18を把持する。
そして、巻終わり線材把持手段91にあっては、巻棒22から線材操出部材40にまで延びる第一及び第二線材群17,18を把持する。これにより、成形された第一及び第二線材群17,18の巻初めと巻終わりの成形された形状を維持させる。
その後、図示しない咬持機構により線材操出部材40から操出された第一及び第二線材群17,18における全ての線材16を咬持して、その図示しない咬持機構と巻終わり線材把持手段91の間の線材16を切断手段77に切断する。
これにより成形された第一及び第二線材群17,18を線材操出部材40から独立させるとともに、その巻初めと巻終わりをそれぞれの線材把持手段83,91により把持させて、成形された形状を維持させる。
一方、成形工程において成形された第一及び第二線材群17,18は、内側に押し込み成形された部分が挟持棒76と成形棒66により挟持された状態となっている。
このため、その後、このように内側に押し込み成形された第一及び第二線材群17,18及び、それを挟む挟持棒76と成形棒66を昇降板58とともに上昇させて、複数の巻棒22から離脱させる。
このとき、第一及び第二線材群17,18を複数の巻棒22から速やかに離脱させるために、複数の巻棒22を回転テーブル21の回転中心方向に移動させて、上昇しようとする第一及び第二線材群17,18が複数の巻棒22に引っかかるようなことを回避させる。
昇降板58が移動したら、その昇降板58とともに移動板54を移動させて、図23に示すように、成形された第一及び第二線材群17,18を回転テーブル21の上方から移送具96の上方にまで移動させる。
そして、移送具96の上方で上昇していた昇降板58を、成形された第一及び第二線材群17,18とともに下降させる。
そして、図18に示すように、移送具96の複数本の支持ピン98により、成形された第一及び第二線材群17,18を、内側と外側から各要所において支持し、その成形された形状が損なわれないように支持させる。ここで支持ピン98は断面形状が略円形の第一支持ピンと、断面形状が第一支持ピンよりも第一及び第二線材群17,18が延びる方向に長い略長円形の第二支持ピンとが、交互に配置されている。従って、単に略円形の支持ピンを配置した場合に比べて支持ピン先端部同士の間隔が広くなり、異なる形状に成形された線材群を支持ピン間に挿入しやすい。
成形された第一及び第二線材群17,18が移送具96において支持された後には、挟持棒76を成形棒66から離間させて、それらによる成形された第一及び第二線材群17,18の挟持を解消し、その挟持を解消した挟持棒76及び成形棒66とともに昇降板58を上昇させて、移送具96への搬送を完了させる。
なお、複数の巻棒22の周囲から第一及び第二線材群17,18を昇降板58とともに上昇させた後には、複数の巻棒22の周囲に成形棒66は存在しないので、その第一及び第二線材群17,18を移送具96に係止させる以前であっても、上述した螺旋巻工程を再開することができる。
これにより、螺旋巻工程の間隔を短縮することができ、これにより生産性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態では、複数の巻駒22b〜22kが、回転テーブル21側から離れるに従って、その膨出量が増すように構成される場合を説明した。けれども、これに限らず、複数の巻駒22b〜22kは、回転テーブル21側から離れるに従って、その膨出量が減少するようにして、複数の巻棒22により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次縮小するように複数の巻棒22を作製し、その複数の巻棒22の周囲に螺旋状の巻回される第一線材群17及び第二線材群18の一周の長さを順次減少させるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、線材群として第一線材群17と第二線材群18の2つについて説明したが、3つ以上でもよい。この場合、線材群を操出す操出部を3つ以上設けた線材操出部材を用意し、同様に巻棒へ螺旋状に巻回せばよい。そうすれば、各線材群は互いに平行に所定の間隔を開けて第一線材群→第二線材群→第三線材群→第一線材群→・・・という具合に順番に位置するように螺旋状に巻回すことができ、後行程での挿入機を用いてステータコアのスロットに挿入する際に、コイル辺部(端)が互いに干渉することなく、円滑にセットすることができる。
また、上述した実施の形態では、外形規制ガイド66m、66nは成形棒66に配置していたが、外形規制ガイドを支持する別部材を成形棒66と別に設け、成形時に線材群に適用し、そのまま移送具96へ線材群を配置するまで適用させてもよい。
16 線材
17 第一線材群
18 第二線材群
20 巻線装置
21 回転テーブル
22 巻棒
22q 浮き防止部材
24 モータ(テーブル回転手段)
40 線材操出部材
40a 第一繰出部
40b 第二繰出部
45 線材操出部材移動手段
50 線材クリップ
54 移動板
58 昇降板
66 成形棒
66m,66n 外形規制ガイド
66o,66p 沿い部
66q 抜け防止部材
75 アクチュエータ(相対移動手段)
76 挟持棒
76b,76c 沿い部
77 切断手段
81 引っ掛けシャフト
82 線材係止手段
83 巻初め線材把持手段
91 巻終わり線材把持手段

Claims (17)

  1. 線材(16)を操出す線材操出部材(40)と、回転テーブル(21)と、前記回転テーブル(21)に前記回転テーブル(21)の回転中心を中心とする環状を成して立設された複数の巻棒(22)と、前記回転テーブル(21)に設けられ前記線材(16)の端部を把持する線材クリップ(50)と、前記回転テーブル(21)を回転させて前記線材(16)を前記複数の巻棒(22)の周囲に巻き取るテーブル回転手段(24)と、前記回転テーブル(21)の半径方向に移動可能に設けられた複数の成形棒(66)とを備え、
    前記線材操出部材(40)は、それぞれが1又は2以上の前記線材(16)から成る複数の線材群(17,18)を操出す複数の操出部(40a,40b)を有し、
    前記回転テーブル(21)を回転させるとともに前記線材操出部材(40)を前記回転テーブル(21)の軸方向に移動させて前記線材操出部材(40)から繰出される前記複数の線材群(17,18)を前記複数の巻棒(22)の周囲に螺旋状に巻回させる線材操出部材移動手段(45)を備えた
    ことを特徴とする巻線装置。
  2. 前記線材操出部材(40)は、1又は2以上の前記線材(16)から成る第一線材群(17)を操出す第一操出部(40)と、1又は2以上の前記線材(16)から成る第二線材群(18)を前記第一線材群(17)に平行に所定の間隔を開けて操出す第二操出部(40b)とを有し、
    前記線材操出部材移動手段(45)は、前記回転テーブル(21)を回転させるとともに前記線材操出部材(40)を前記回転テーブル(21)の軸方向に移動させて前記線材操出部材(40)から操出される前記第一線材群(17)と前記第二線材群(18)とを前記複数の巻棒(22)の周囲に螺旋状に巻回させるように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の巻線装置。
  3. 複数の巻棒(22)の周囲に巻回される前記各線材群(17,18)の一周の長さが順次増加又は減少するように、前記複数の巻棒(22)により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次拡大又は縮小するように前記複数の巻棒(22)が作られた請求項1又は2記載の巻線装置。
  4. 複数の成形棒(66)は、周方向に隣接する前記巻棒(22)間において前記回転テーブル(21)の中心軸側に移動することにより前記巻棒(22)間に張設された前記線材(16)を前記中心軸側に押し込み成形するものであって、
    前記回転テーブル(21)の中心軸側に移動したときに、中心軸側に押し込み成形された前記各線材群(17,18)の形状を異ならせるよう構成された請求項1ないし3いずれか1項に記載の巻線装置。
  5. 成形棒(66)が回転テーブル(21)の中心軸側に移動したときに、押し込み成形される前記各線材群(17,18)の外形が広がるのを規制する外形規制ガイド(66m,66n)が前記成形棒(66)に設けられた請求項4記載の巻線装置。
  6. 回転テーブル(21)が水平に設けられ、前記回転テーブル(21)の上方で水平方向に移動可能な移動板(54)と、前記移動板(54)に昇降可能に設けられた昇降板(58)とを備え、前記複数の成形棒(66)は前記昇降板(58)に垂下して設けられた請求項1記載の巻線装置。
  7. 複数の成形棒(66)とともに複数の巻棒(22)の周囲に巻回された前記各線材群(17,18)を挟持する複数の挟持棒(76)と、前記成形棒(66)と前記挟持棒(76)とが互いに離間する離間位置と前記各線材群(17,18)を挟持する挟持位置との間で前記挟持棒(76)を移動させる相対移動手段(75)が設けられた請求項6記載の巻線装置。
  8. 成形棒(66)が回転テーブル(21)の中心軸側に移動したときに、押し込み成形されて前記成形棒(66)から巻棒(22)側に延びる前記各線材群(17,18)に沿う沿い部(66o,66p,76b,76c)が前記成形棒(66)と挟持棒(76)の双方又は前記成形棒(66)に形成された請求項7記載の巻線装置。
  9. 線材クリップ(50)から巻棒(22)に延びる前記各線材群(17,18)が掛け回される引っ掛けシャフト(81)が回転テーブル(21)に設けられ、
    昇降板(58)に前記引っ掛けシャフト(81)近傍の前記各線材群(17,18)を係止する線材係止手段(82)が設けられた請求項6記載の巻線装置。
  10. 昇降板(58)に線材クリップ(50)と引っ掛けシャフト(81)の間の前記各線材群(17,18)を把持する巻初め線材把持手段(83)が設けられた請求項9記載の巻線装置。
  11. 巻棒(22)から線材操出部材(40)に延びる線材(16)を切断可能な切断手段(77)が設けられ、
    前記巻棒(22)から前記切断手段(77)にまで延びる前記各線材群(17,18)を把持する巻終わり線材把持手段(91)が昇降板(58)に設けられた請求項6記載の巻線装置。
  12. 巻棒(22)の先端に前記巻棒(22)に掛け回される前記各線材群(17,18)の抜けを防止する浮き防止部材(22q)が設けられ、
    成形棒(66)の先端に成形済みの前記各線材群(17,18)が抜けることを防止する抜け防止部材(66q)が設けられた
    請求項1記載の巻線装置。
  13. 押し込み成形された前記各線材群(17,18)を移送する移送具(96)を有し、
    前記移送具(96)は、土台(97)と前記土台(97)に立設された複数本の支持ピン(98)を備え、
    前記支持ピン(98)は断面形状が略円形の第一支持ピンと、断面形状が第一支持ピンよりも各線材群(17,18)が延びる方向に長い略長円形の第二支持ピンとが、交互に配置されている
    請求項4記載の巻線装置。
  14. 環状を成して配設された複数の巻棒(22)を環状を成した状態で回転させて、それぞれが1又は2以上の線材(16)から成る複数の線材群(17,18)を、互いに平行に所定の間隔を開けて順番に位置するように前記複数の巻棒(22)の周囲に螺旋状に巻回させる螺旋巻工程と、
    周方向に隣接する前記巻棒(22)間に延びる前記線材群(17,18)に外側から接触する成形棒(66)を内側に移動させて前記巻棒(22)間に張設された前記線材群(17,18)を中央に押し込み成形する成形工程と
    を含む巻線方法。
  15. 前記螺旋巻工程は、環状を成して配設された複数の巻棒(22)を環状を成した状態で回転させて、1又は2以上の線材(16)から成る第一線材群(17)と、1又は2以上の線材(16)から成る第二線材群(18)とを、互いに平行に所定の間隔を開けて交互に位置するように前記複数の巻棒(22)の周囲に螺旋状に巻回し、
    前記成型工程は、周方向に隣接する前記巻棒(22)間に延びる前記第一及び第二線材群(17,18)に外側から接触する成形棒(66)を内側に移動させて前記巻棒(22)間に張設された前記第一及び第二線材群(17,18)を中央に押し込み成形する、
    請求項14記載の巻線方法。
  16. 複数の巻棒(22)により描かれる外接円が基端側から先端側に向かって順次拡大又は縮小するように作製し、
    螺旋巻工程において前記複数の巻棒(22)の周囲に螺旋状の巻回される前記線材群(17,18)の一周の長さを順次増加又は減少させる請求項14又は15記載の巻線方法。
  17. 複数の成形棒(66)の前記各線材群(17,18)に接触する部分の形状を異ならせ、
    成形工程において中央側に押し込み成形された前記各線材群(17,18)の形状をそれぞれ異ならせる請求項14ないし16いずれか1項に記載の巻線方法。
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