JP5701558B2 - フライヤー式巻線方法 - Google Patents

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Description

本発明は、並んだコアの周囲でノズルを回動させることにより、コアの外周に巻線を行うフライヤー式巻線方法に関する。
リードフレーム上に複数個配置されたフェライトコアに対してフライヤー巻線ヘッドを使用して、連続的に巻線するフライヤー式巻線方法が知られている。かかる巻線方法によれば、線材を供給されたフライヤーヘッドをフェライトコアの周囲で順次回動させながら、線材を切断せずにフェライトコアから次のフェライトコアへと、連続的に巻線を行う事が出来るので、非常に効率のよいコイルの生産を提供できる(特許文献1参照)。
特開平09−162057号公報
ところで、仕様によっては2本(或いはそれ以上の本数)の線材を同時に巻線したコイルが望まれる場合がある。このような巻線をバイファーラ巻線と呼ぶ。しかるに、フライヤー式巻線方法によりバイファーラ巻線を行うことを考えた場合、2本の線材をフェライトコアの周囲を回動させれば、とりあえず巻線は行えるが、フライヤーヘッドの1ターン毎に2本の線材が1ターン捩れる事になり、即ちターンを重ねる毎に線材の捩れが蓄積されることとなる。しかも、捩れた線材の部分が、フェライトコアの外周に巻き付けられたり、又はフェライトコア同士の間に残存したり、或いはノズルと線源との間で捩れたりすることとなり、安定した品質の良い巻線を行えないという問題がある。従って、従来からバイファーラ巻線にはフライヤー巻線ヘッドは使用出来ないものとされてきた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、新規な発想によりバイファーラ巻線を行えるフライヤー式巻線方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成すべく、本発明のフライヤー式巻線装置は、
基材上に並んで形成された複数のコアの周囲に、順次巻線を行うフライヤー式巻線装置において、
前記コアの周囲に線材を供給するための2本のノズルと、
前記ノズルを前記コアの周囲で回動させるための第1のモータと、
2つの線源と前記ノズルとの間に配置され、前記線源からの線材を個々に通過させる2つの通路を形成したホルダと、
前記2つの通路の間を中心に前記ホルダを回転させるための第2のモータと、を有し、
前記2つの線源から、前記ホルダの通路を介して、前記2本のノズルのそれぞれに線材を供給し、
前記2本のノズルを、或るコアの周囲において、第1の回転方向に回動させながら、供給された2本の線材を用いて前記コアの外周に巻線を行うと共に、前記ホルダを前記2本のノズルと同期して同じ方向に回転させることで、前記線源と前記ホルダとの間で前記2本の線材を捩ると共に、
更に前記2本のノズルを、次のコアの周囲において、前記第1の回転方向とは逆である第2の回転方向に回動させながら、供給された2本の線材を用いて前記コアの外周に巻線を行うと共に、前記ホルダを前記2本のノズルと同期して同じ方向に回転させることで、前記線源と前記ホルダとの間における前記2本の線材の捩れをほどくことを特徴とする。
次に、図面を参照して、本発明の原理を説明する。但し、本願発明は、以下の例に限定されない。図1は、本発明のフライヤー式巻線方法を実現するフライヤーヘッド周辺の概略図である。フライヤーヘッドにおいて、軸線Xからシフトした2本のノズルNZ1,NZ2を保持したノズルホルダNZHが、不図示の駆動装置により軸線X回りに回動可能に且つ3次元的に移動可能に保持されている。ノズルホルダNZHの上方には、2本のチューブTB1,TB2を保持したホルダHLDが、不図示の駆動装置により軸線X回りに回動可能に且つ3次元的に移動可能に保持されている。但し、ノズルホルダNZHとホルダHLDは、同一の3次元駆動装置に取り付けられていて、更にホルダHLDは別の1軸アクチュエータによりノズルホルダNZHに対して相対移動可能となっていても良い。不図示の或る線源より、チューブTB1を介してノズルNZ1に線材W1が供給され、更に不図示の別な線源より、チューブTB2を介してノズルNZ2に線材W2が供給されている。
次に、本発明によるバイファーラ巻線について説明する。図2において、基材ST上にコアCRが等間隔で並んでおり、隣接するコアCR間には、巻始め側の端子TLS及び巻終わり側の端子TLEと、線材の取り回し部PKが設けられている。巻始め側の端子TLS、巻終わり側の端子TLE及び線材の取り回し部PKは、基材ST上に形成された板材をU字状に折り曲げたものであり、ノズルNZ1,NZ2を基材STに沿って2次元的に移動させるだけで、その内部に線材W1、W2を通過させることができる。
まず、巻線の準備段階として、線材W1,W2を把持して、巻始め側の端子TLS内を通過させた後、巻線を行いたい1番目のコアCRの軸線に、フライヤーヘッドの軸線Xを一致させ、1番目のコアCRの周囲で時計回り(第1の回転方向)に、30ターン(ターン数は任意)だけノズルホルダNZHを回動させる。かかる場合、コアCRの軸線との関係でノズルNZ1,NZ2の相対位置は変わらないので、2本の線材W1,W2は捩れることなく、コアCRの外周に整列した状態で巻き付けられ、バイファーラ巻線を行うことができる。しかしながら、ノズルNZ1,NZ2から線源側では、2本の線材W1,W2が30ターン捩れてしまうことになる。そこで、次のようにして捩れを解消するのである。
1番目のコアCRの巻線が終了した後、巻終わり側の端子TLE、線材の取り回し部PK、次の巻始め側の端子TLSを通過した後、2番目のコアCRの軸線に、フライヤーヘッドの軸線Xを一致させ、2番目のコアCRの周囲で反時計回り(第1の回転方向と逆の第2の回転方向)に、同じ30ターンだけノズルホルダNZHを回動させる。これによりバイファーラ巻線を行うことができると共に、ノズルNZ1,NZ2から線源側に蓄積していた30ターンの線材W1,W2の捩れが解消するのである。同様にして、3番目のコアCRと4番目のコアCR、並びに以降2組ずつのコアにおいて、フライヤーヘッドの回動方向を交互にすることで、線材W1,W2の捩れが蓄積することがないバイファーラ巻線を行うことができる。
図1を参照して、1番目のコアCRに所定ターンの巻線を行うと、ノズルNZ1,NZ2から線源側に蓄積していた所定ターンの線材W1,W2の捩れが生じることを述べた。ここで、ターン数が少なければ大きな問題はないと考えられるが、ターン数が増えるに従い、以下のような課題が生じる恐れがある。例えばコアCRの巻線時に、捩れた線材W1,W2に塑性変形が生じたりすると、逆回転しても捩れがほどけず、絡み合ったまま線材W1,W2がノズルNZ1,NZ2に進入しようとすると、捩れた部分が両ノズルにまたがるようになり、それにより線材W1,W2の供給が中断する恐れがある。かかる課題は、以下の本発明により解消できる。
本発明において、前記線源と前記ノズルとの間に、線材を個々に通過させる少なくとも2つの通路を形成したホルダを設け、前記ホルダを、前記少なくとも2本のノズルと同期して同じ方向に回転させると好ましい。
より具体的には、図1において、線源からノズルへ供給される各線材の通路としての2本のチューブTB1,TB2を保持したホルダHLDを、ノズルホルダNZHの上方に配置し、巻線時にノズルホルダNZHに同期して、同じ方向に30ターン回動させるのである。これにより、チューブTB1,TB2とノズルNZ1,NZ2との相対位置関係は変わらないので、30ターン回動した後にも、チューブTB1,TB2とノズルNZ1,NZ2との間では、線材W1,W2の捩れが生じないこととなる。つまり、ノズルホルダNZHの回動に関わらず、線材W1,W2の捩れた部分が両ノズルNZ1,NZ2にまたがるようなことを回避できるのである。
しかるに、以上のような構成でも、チューブTB1,TB2から線源側に蓄積していた所定ターンの線材W1,W2の捩れが生じることになるので、例えばコアCRの巻線時に、巻線で生じた捩れがほどける前に線材W1,W2がチューブTB1,TB2に進入しようとすると、捩れた部分が両チューブにまたがるようになり、それにより線材W1,W2の供給が中断する恐れがある。かかる課題は、以下の本発明により解消できる。
本発明において、前記ホルダを、前記少なくとも2本のノズルの前記第1の回転方向への回動に応じて、前記ノズルに接近するように移動させることが望ましい。
より具体的には、ノズルホルダNZHとホルダHLDとの間に、最高ターン数に応じた充分なスペースをとり、例えば1番目のコアCRの巻線の開始に応じて、ホルダHLDをノズルホルダNZHに同期して回動させながら、更にノズルホルダNZHに近づくように移動させる。このときの速度は、線材W1,W2の供給速度と等しいことが望ましいが、若干異なっても良い。かかる動作は、巻線完了するまで続行される。これにより、チューブTB1,TB2から線源側に線材W1,W2の捩れが生じても、捩れた部分が両チューブにまたがって供給が中断される恐れがない。次に、ホルダHLDをノズルホルダNZH近傍に留めた状態で、2番目のコアCRの巻線の開始に応じて、ホルダHLDをノズルホルダNZHに同期して回動させながら巻線を行うと、ホルダHLDの逆回転により、チューブTB1,TB2から線源側に蓄積していた所定ターンの捩れを巻きほどかれた線材W1,W2が2本のノズルNZ1、NZ2に供給される事になり、これにより線材W1,W2の捩れた部分が両チューブTB1,TB2にまたがるようなことを回避できるのである。尚、ホルダHLDは2番目の巻線後、或いは巻線途中からノズルホルダNZHから遠ざかるように移動させる事で、3番目の巻線に備えてノズルホルダNZHに接近移動するスペースを確保する事が出来る。以下、同様である。
本発明のフライヤー式巻線方法を実現するフライヤーヘッド周辺の概略図である。 基板上に並べられたコアの上面図である。 本発明の実施の形態にかかるフライヤー式巻線装置の断面図である。 本実施の形態にかかるフライヤー式巻線装置で巻線がなされるコアを並べたリードフレームLFの上面図である。
以下、本発明による実施の形態を、図面を参照して説明する。図3は、本発明の実施の形態にかかるフライヤー式巻線装置の断面図である。図4は、本実施の形態にかかるフライヤー式巻線装置で巻線がなされるコアを並べたリードフレーム(基板)LFの上面図である。図4において、パレットPT上に、コイルCRを並べたリードフレームが載置されている。
図3を参照してフライヤー式巻線装置を説明すると、リードフレームLFが載置されたテーブル10の上方に、不図示の3次元アクチュエータによって3次元的に移動可能に支持されたXYZステージ11が配置されている。XYZステージ11は上下に貫通した開口11aを有し、その内部にベアリングユニット12を取り付けている。ベアリングユニット12は、中空の筒状体13を回転自在に支持している。筒状体13の上端はXYZステージ11の上面から突出し、プーリ14を取り付けており、その上方はテーパ状に拡径して線材W1,W2の受け口となっている。プーリ14は、XYZステージ11に載置されたモータ15によりベルト駆動され回転可能となっている。
XYZステージ11の下面から突出した筒状体13の周囲には、ノズルホルダNZHの取付部13aが形成され、その下面から突き出した小円筒部に、円筒状のピストン部21の上面が嵌合している。ピストン部21は、取付部13aに対し不図示のベアリングにより相対回転可能に支持されている。
円筒状のピストン部21は、その下方にテーパ状のシリンダ部22に入れ子式に嵌合して軸線方向に相対移動可能となっており、更にピストン部21とシリンダ部22は、コイルバネSPにより離間する方向に付勢されている。又、筒状体13の取付部13aの側部には、軸線から遠ざかるように折れ曲がったノズルホルダNZHが設けられ、2本(図3は1本のみ図示)のノズルNZ1,NZ2の下端を、シリンダ部22の下端に接近するように斜めに配置している。尚、筒状体13の上端から進入した2本の線材W1,W2は、独立した経路でノズルホルダNZHの内部を介して、中空のノズルNZ1,NZ2内を通り下端に至るようになっている。尚、筒状体13又はノズルホルダNZH内で線材W1,W2が2系統に分かれていれば、出口としてのノズルは単一でも良い。かかる場合、請求項1でいう「少なくとも2本のノズル」の機能は、筒状体13又はノズルホルダNZHの少なくとも2系統に分かれた内部構造が担うこととなる。
又、不図示の3次元方向に移動可能なテーブルに、柱23が垂直に立設されている。柱23の上部には、回転軸にプーリ24aを取り付けたモータ24が配置され、柱23の下部には回転自在に支持されたプーリ25が配置され、プーリ24aとプーリ25との間に、ベルト26が掛け渡されている。
柱23に、ガイドレール27が取り付けられており、またガイドレール27に沿って上下にスライド可能なスライダ28が設けられている。スライダ28は、ベルト26に連結されると共に、Z方向移動ステージ29を支持している。Z方向移動ステージ29の上下に貫通した孔29a内には、ベアリングユニット30が設けられており、チューブTB1,TB2を保持した筒状のホルダHLDを回転自在に支持している。
Z方向移動ステージ29には、回転軸にプーリ31aを取り付けたモータ31が配置され、Z方向移動ステージ29の下面の突出したホルダHLDの下端にはプーリ32が連結され、プーリ31aとプーリ32との間に、ベルト33が掛け渡されている。筒状体13から延在した線材W1,W2は、チューブTB1,TB2を通過して、それぞれ異なる線源に至るようになっている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、線材W1,W2の端部を不図示の把持部で把持しながら、XYZステージ11及び柱23を移動させて、線材W1,W2を巻始め側の端子TLS(図2参照)内を通過させる。その後、巻線を行いたい1番目のコアCRの上面に、シリンダ部22の先端が対向する位置に、XYZステージ11及び柱23を移動させ、更にXYZステージ11を下降させて、シリンダ部22のテーパ先端がコアCRの上面に接するようにする。このとき、コイルバネSPの付勢力により、コアCRはテーブル10に押し付けられるため、巻線時の巻き付け力に十分に抗することができ、コアCRのふれ回りを抑制できる。
次いで、モータ15によりベルト駆動されるプーリ14を介して筒状体13が回転駆動されると、筒状体13に取り付けられたノズルホルダNZHが時計回りに回動し、2本のノズルNZ1,NZ2がコアCRの周囲を公転する。線材W1,W2の端部は、不図示の把持部に把持されているので、線材W1,W2は、プーリ14の回転数だけコアCRの外周に巻き付くこととなる。以上により1番目のコアCRの外周に、バイファーラ巻線を行うことができる。尚、筒状体13の取付部13aに対しピストン部21は低フリクションで回転自在に支持されているので、筒状体13が回転してもピストン部21は回転することがなく、従ってシリンダ部22に回転力を付与しないので、コアCRの保持が不安定になることはない。
かかるバイファーラ巻線に応じて、モータ31を駆動することにより、プーリ31a、ベルト33,プーリ32を介してホルダHLDを、ノズルホルダNZHに同期して、同じ方向に同じターン数回動させると共に、モータ24を駆動することにより、プーリ24a、ベルト26,プーリ25を介してZ方向移動ステージ29を下降させる。このときの速度は、線材W1,W2の供給速度と等しいことが望ましいが、若干異なっても良い。
これにより、チューブTB1,TB2と、ノズルNZ1,NZ2との相対位置関係は殆ど変わらないので、所定ターン回動した後に、チューブTB1,TB2と、ノズルNZ1,NZ2との間で線材W1,W2の捩れが生じず、所定ターンの捩れを、チューブTB1,TB2と不図示の線源との間で生じさせることができ、しかもホルダHLDが下降することで、チューブTB1,TB2から線源側に線材W1,W2の捩れが生じても、捩れた部分が両チューブにまたがって供給が中断される恐れがない。
このようにして1番目のコアCRの巻線が終了した後、XYZステージ11及び柱23を移動させて、線材W1,W2が巻終わり側の端子TLE、線材の取り回し部PK、次の巻始め側の端子TLSを通過した後、2番目のコアCRの上面にシリンダ部22の先端が対向する位置に、XYZステージ11及び柱23を移動させ、更にXYZステージ11を下降させて、シリンダ部22のテーパ先端がコアCRの上面に接するようにする。
次いで、モータ15によりベルト駆動されるプーリ14を介して筒状体13が先とは逆に回転駆動されると、筒状体13に取り付けられたノズルホルダNZHが半時計回りに回動し、2本のノズルNZ1,NZ2がコアCRの周囲を逆回りに公転する。これにより線材W1,W2は、プーリ14の回転数だけコアCRの外周に巻き付くこととなる。以上により2番目のコアCRの外周に、バイファーラ巻線を行うことができる。
かかるバイファーラ巻線に応じて、モータ31を駆動することにより、プーリ31a、ベルト33,プーリ32を介してホルダHLDを、ノズルホルダNZHに同期して、同じ反時計回りに同じターン数回動させる事で、前記ホルダHLDと不図示の線源との間に生じた捩れを戻す事ができる。尚、2番目のコアCRへの巻線開始時には、ホルダHLDをノズルホルダNZHの近傍に維持した状態とするが、巻線後或いは巻線中のある時点から、モータ24を駆動することにより、プーリ24a、ベルト26,プーリ25を介してZ方向移動ステージ29を上昇させることで、ホルダHLDはノズルホルダNZHから離れて初期位置へと戻る。
以上により、チューブTB1,TB2と、ノズルNZ1,NZ2との相対位置関係は変わらないので、所定ターン回動した後に、チューブTB1,TB2と、ノズルNZ1,NZ2との間で線材W1,W2の捩れが生じず、またホルダHLDが、チューブTB1,TB2から線源側に蓄積していた所定ターンの線材W1,W2の捩れが解消されるので、線材W1,W2の捩れた部分が両チューブTB1,TB2にまたがるようなことを回避できるのである。以下、同様にして全てのコアにバイファーラ巻線を行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、ノズルの数は2本ではなく、3本以上でも良い。更に、コアを変える毎にノズルの回動方向を変えずに、たとえばコア2つおきに回動方向を変えるようにしても良い。
10 テーブル
11 XYZステージ
11a 開口
12 ベアリングユニット
13 筒状体
13a ブロック部
14 プーリ
15 モータ
21 ピストン部
22 シリンダ部
23 柱
24 モータ
24a プーリ
25 プーリ
26 ベルト
27 ガイドレール
28 スライダ
29 Z方向移動ステージ
29a 孔
30 ベアリングユニット
31 モータ
31a プーリ
32 プーリ
33 ベルト
CR コア
HLD ホルダ
LF リードフレーム
NZ1,NZ2 ノズル
NZH ノズルホルダ
PK 線材の取り回し部
SP コイルバネ
TB1,TB2 チューブ
TLE 巻終わり側の端子
TLS 巻始め側の端子
W1,W2 線材

Claims (2)

  1. 基材上に並んで形成された複数のコアの周囲に、順次巻線を行うフライヤー式巻線装置において、
    前記コアの周囲に線材を供給するための2本のノズルと、
    前記ノズルを前記コアの周囲で回動させるための第1のモータと、
    2つの線源と前記ノズルとの間に配置され、前記線源からの線材を個々に通過させる2つの通路を形成したホルダと、
    前記2つの通路の間を中心に前記ホルダを回転させるための第2のモータと、を有し、
    前記2つの線源から、前記ホルダの通路を介して、前記2本のノズルのそれぞれに線材を供給し、
    前記2本のノズルを、或るコアの周囲において、第1の回転方向に回動させながら、供給された2本の線材を用いて前記コアの外周に巻線を行うと共に、前記ホルダを前記2本のノズルと同期して同じ方向に回転させることで、前記線源と前記ホルダとの間で前記2本の線材を捩ると共に、
    更に前記2本のノズルを、次のコアの周囲において、前記第1の回転方向とは逆である第2の回転方向に回動させながら、供給された2本の線材を用いて前記コアの外周に巻線を行うと共に、前記ホルダを前記2本のノズルと同期して同じ方向に回転させることで、前記線源と前記ホルダとの間における前記2本の線材の捩れをほどくことを特徴とするフライヤー式巻線装置
  2. 前記ホルダを、前記少なくとも2本のノズルの前記第1の回転方向への回動に応じて、前記ノズルに接近するように移動させることを特徴とする請求項に記載のフライヤー式巻線装置
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