JP3588586B2 - 巻線装置および巻線方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコアレスモータのロータ等に用いられるコイルの巻線装置および巻線方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
小型のコアレスモータの場合、ロータのコイルは微少な隙間をもってモータの内部に介装されるため、高い形状精度が要求される。この種のコイルの製造方法として、例えば次のようなものがあった。
【0003】
(1)角形の棒状部材に線材を整列巻きした後、棒状部材を引き抜き、線材を押しつぶして平面状の帯を形成し、この帯を円筒状に曲げて帯の両端部を接続して形成する方法(例えば特開平9−271157号公報、特開平10−80110号公報参照)。
【0004】
(2)巻芯の外周に線材を斜めに順次巻回して円筒形のコイルを巻線する方法(例えば特許第2646319号、特許第2820372号参照)。この方法に用いられる巻線装置は、線材を繰り出し巻芯に対して相対回転するノズルと、巻芯に巻き掛けられる線材を巻芯の所定位置へと案内する第一、第二線押えと、第一、第二線押えに対して巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(1)の製造方法は、手作業で行わなければならない工程が多く、自動化に適さない。
【0006】
また、(2)の製造方法は、この第一、第二線押えに巻き掛けられた線材が巻芯の外周面へとスムーズに落下しない可能性があり、順次巻回される線材が重なり過ぎたり、離れてしまう巻き乱れが生じ、コイルの形状および特性にバラツキが生じる。
【0007】
これに対処して、従来、線押えに振動を与えて、線材が巻芯の外周面へと落下することを促すものがあった。
【0008】
しかしながら、この場合、線押えに加わる振動によって線材の落下位置にズレが生じる可能性があり、製造コイルの形状および特性にバラツキが生じやすいという問題点があった。
【0009】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、巻き付け精度の高いコイルの巻線装置および巻線方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、線材を繰り出し巻芯のまわりを回動するノズルと、ノズルを介して巻き掛けられる線材を巻芯へと案内する線押えと、線押えに対して巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを備え、巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線装置に適用する。
【0011】
そして、巻芯に対してノズルを相対回転する軌跡を巻芯の中心線に対して傾斜させ、線押えがノズルを介して巻き掛けられる線材を巻芯へと案内する過程にて線押えを巻芯に当接させたまま巻芯に対する線押えの当接角度を変える当接角度可変機構を備えたことを特徴とするものとした。
【0012】
第2の発明は、第1の発明において、当接角度可変機構として、線押えを揺動可能に支持する揺動中心軸と、線押えの先端を巻芯に押し付ける付勢手段と、揺動中心軸を巻芯に対して移動する揺動中心軸移動機構とを備えたことを特徴とするものとした。
【0013】
第3の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、線押えを巻芯に当接する先端にかけて細くなるように傾斜させたことを特徴とするものとした。
【0014】
第4の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明において、ノズルが取り付けられ巻芯の回りに回動するフライヤと、フライヤの回動軸を貫通する固定軸とを備え、固定軸を介して線押えを支持したことを特徴とするものとした。
【0015】
第5の発明は、第5の発明において、揺動中心軸移動機構として、フライヤの回動軸を支持するフライヤ支持台と、フライヤ支持台を移動するサーボモータを備えたことを特徴とするものとした。
【0016】
第6の発明は、巻芯のまわりを相対的に回動して線材を繰り出すノズルと、ノズルを介して巻き掛けられる線材を巻芯へと案内する線押えと、線押えに対して巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを用い、巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線方法に適用する。
【0017】
そして、線押えを巻芯に当接させたまま巻芯に対する線押えの当接角度を変える当接角度可変機構を用い、巻芯に対してノズルを相対回転する軌跡を巻芯の中心線に対して傾斜させ、線押えがノズルを介して巻き掛けられる線材を巻芯へと案内する過程にて線押えを巻芯に対して当接したままその当接角度を変えることを特徴とするものとした。
【0018】
第7の発明は、第6の発明において、巻芯に対してノズルを相対回転する工程と、巻芯に対する線押えの当接角度を変える工程と、線押えに対して巻芯を相対回転させる工程とが順に行われる構成としたことを特徴とするものとした。
【0019】
【発明の作用および効果】
第1、第の発明によると、線材を巻き掛けた線押えが巻芯の外周に当接したままその当接角度を変えることにより、線材が線押えに摺接して巻芯へと滑り落ちることが促され、線材を所定位置に巻き付けることができる。これにより、順次巻回される線材が重なり過ぎたり離れてしまう巻き乱れを防止し、コイルの形状および特性を均一にすることができる。
【0020】
第2の発明によると、揺動中心軸が移動しても付勢手段によって線押えの先端が巻芯に押し付けられ、線押えの先端が巻芯から離れないため、線材が巻芯と線押えの間に入り込むことがなく、線材どうしを隙間なく整列して巻線することができる。
【0021】
揺動中心軸がサーボモータによって駆動されるため、揺動中心軸の移動量、速度等をきめ細かく制御することが可能となり、線押えの微妙な動きが得られる。
【0022】
第3の発明によると、線押えを巻芯に当接する先端にかけて細くなるように傾斜させることにより、巻芯に対する線押えの当接角度が変わるのに伴って、線材がガイドに沿ってスムーズに滑り落ち、線材を所定位置に巻き付けることができる。
【0023】
第4の発明によると、フライヤがガイドに干渉することなく回動して線材を巻芯に巻き付ける。
【0024】
第5の発明によると、フライヤ支持台を移動するサーボモータによってガイドの揺動中心軸を移動するため、フライヤの回動軸に対してガイドの揺動中心軸を移動する専用のアクチュエータを設ける必要が無く、構造の簡素化がはかれる。
【0025】
第7の発明によると、線材をガイドに掛け回した後、線押えの当接角度を変えて線材を巻芯の所定位置に巻回する。その後、巻芯を回転させて巻芯に対して線押えを移動することで、巻線が順次行われる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0027】
図1、図2において、1はコアレスモータのロータ等に用いられるコイルを自動的に製造する巻線装置である。フライヤ式の巻線装置1は、巻芯3のまわりを回動するフライヤ5と、フライヤ5の先端から線材2を繰り出すノズル4とを備える。線材2の一端がクランプ機構15に係止された状態で、ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が巻芯3の外周に斜めに巻回される。
【0028】
フライヤ5の基端部はスピンドル(回転軸)6に連結される。スピンドル6は軸受12を介してフライヤ支持台13に回転可能に支持される。スピンドル6はモータ7によってプーリ8,9及びベルト11を介して回転駆動される。
【0029】
フライヤ支持台13は左右移動台17にシャフト18を介して固定される。左右移動台17に対するシャフト18の取付角度を変えることにより、ノズル4が通る回転軌跡の傾斜角度が調節される。
【0030】
フライヤ支持台13は、巻芯3に巻回されるコイルの形状や大きさに対応して、X、Y、Zの3軸方向に移動するようになっている。フライヤ支持台13は、X軸方向に移動する左右移動台17と、Z軸方向に移動する昇降台45と、Y軸方向に移動する前後移動台36とを備える。
【0031】
左右移動台17は昇降台45に対してX軸方向にガイドレール49を介して平行移動可能に支持される。昇降台45にサーボモータ41によって回転駆動されるボールネジ42が取り付けられ、左右移動台17にボールネジ42に多数のボールを介して螺合するナット43が固定される。
【0032】
昇降台45は前後移動台36に対してZ軸方向にガイドレール40を介して平行移動可能に支持される。昇降台45にサーボモータ46によって回転駆動されるボールネジ47が取り付けられ、前後移動台36にボールネジ47にボールを介して螺合するナット48が固定される。
【0033】
前後移動台36は架台35に対してY軸方向にガイドレール32を介して平行移動可能に支持される。架台35のケース39にサーボモータ37によって回転駆動されるボールネジ38が取り付けられ、前後移動台36にボールネジ38にボールを介して螺合するナット33が固定される。
【0034】
巻芯3をZ軸回りに回転させる巻芯回転機構として、Z軸回りに回転する回転台19が架台35上に設けられ、この回転台19がサーボモータ20によって回転駆動されるようになっている。巻芯3はこの回転台19の回転中心上に治具を介して着脱可能にセットされる。ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動する毎に、回転台19が巻芯3を所定角度回転するように制御される。これにより、線材2が巻芯3の外周に斜めに順次巻回されて円筒形のコイルが形成される。
【0035】
ノズル4を介して巻き掛けられる線材2を巻芯3の外周へと案内する第一、第二線押え21,22を備える。第一線押え21は巻芯3の上部に当接し、第二線押え22は巻芯3の下部に当接する。第一、第二線押え21,22は巻芯3を挟んで互いに180度対向するように配置される。したがって、第一、第二線押え21,22の巻芯3に対する当接部が巻芯3の回転中心線を含む一つの平面上に位置している。ノズル4が線材2を第一、第二線押え21,22を介して巻芯3の外周に巻き掛けられることにより、線材2が巻芯3の外周の所定位置へと収まる。
【0036】
そして本発明の要旨とするところであるが、図3、図4に示すように、第一、第二線押え21,22を巻芯3の外周に当接させたままそれぞれの当接角度を変える当接角度可変機構を備える。これにより、線材2が第一、第二線押え21,22に摺接して巻芯3の外周面へと落下することが促される。
【0037】
当接角度可変機構として、第一、第二線押え21,22をブラケット25にベアリング31を介して揺動可能に支持する揺動中心軸23と、第一、第二線押え21,22の先端を巻芯3にわずかな付勢力で押し付けるスプリング(付勢手段)24と、揺動中心軸23を巻芯3に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機構とを備える。
【0038】
第一線押え21の揺動中心軸23を巻芯3に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機構として、ブラケット25を巻芯3に対してX軸方向に移動する線押え支持台26を備える。線押え支持台26は架台35に固定される台28に対してX軸方向に平行移動可能に支持される。台28にサーボモータ27によって回転駆動されるボールネジ29が取り付けられ、線押え支持台26にボールネジ29にボールを介して螺合するナット30が固定される。
【0039】
第二線押え22の揺動中心軸移動機構は、フライヤ支持台13をX軸方向に移動する左右移動台17と、フライヤ5のスピンドル6を貫通して設けられる固定軸51と、固定軸51の回転係止機構と、固定軸51にブラケット25を連結するアーム52等によって構成される。これにより、揺動中心軸23はフライヤ支持台13と共にX軸方向に移動する。
【0040】
第一、第二線押え21,22の揺動中心軸23は各サーボモータ27,41によって駆動されるため、各揺動中心軸23の移動量、速度等をきめ細かく制御することが可能となり、第一、第二線押え21,22の微妙な動きが得られる。
【0041】
固定軸51をフライヤ支持台13に対して回転しないように支持する回転係止機構として、固定軸51の基端部に取り付けられるプーリ53と、このプーリ53にベルトを介して連動するプーリ55と、プーリ55と一体に回転するプーリ56と、プーリ55,56をスピンドル6に回転可能に支持する軸57と、プーリ56にベルトを介して連動するプーリ59と、プーリ59をフライヤ支持台13がプーリ53と同軸上で固定する軸60とを備える。各プーリ53,55,56,59は同一径で形成され、各プーリ55,56がスピンドル6と共に回動しても、固定軸51が回動しないようになっている。
【0042】
図示しない線材供給源からテンショナーを介して送られる線材2は、軸60とプーリ59に設けられた穴を貫通するとともに、スピンドル6に設けられた穴を貫通してフライヤ5の先端に設けられたノズル4へと導かれる。各プーリ55,56等はスピンドル6と共に回動するので、線材2と干渉しない。
【0043】
そして、第一、第二線押え21,22は揺動基端部から揺動先端部にかけて次第に細くなるように爪状に形成され、巻芯3に当接する先端部が針状に突出している。第一、第二線押え21,22は線材2が巻き掛けられる側端部を先端部にかけて傾斜させて形成され、線材2を巻芯3の外周面へとスムーズに落下させるようになっている。
【0044】
なお、図示しないが、巻芯3の巻線からタップを引き出す3つのタップ出し装置が設けられ、モータの端子につながるコイルの口出線が形成されるようになっている。
【0045】
巻芯3に向けて熱風を吹き付けるダクト61が設けられる。線材2はその表面に溶着層がコーティングされており、ダクト61からの熱風によって溶着層が溶けて固まることにより、巻芯3に巻回された線材2どうしが固着される。
【0046】
巻線装置1は以上のように構成されて、次にその動作について説明する。
【0047】
まず、ノズル4の先端から線材2を引き出してクランプ機構15に係止するとともに、回転台19に治具を介して巻芯3を取り付けて、図示しないコントローラのスタートボタンを押す。これに伴い、左右移動台17が移動して線押え支持台26とおよびフライヤ5を巻芯3に近づけ、第一、第二線押え21,22を巻芯3にわずかな付勢力で押し付ける。続いて、ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が巻芯3に巻回される。
【0048】
次に、巻線装置1が巻芯3に線材2が巻回される動作を図5、図6を基に説明する。
【0049】
(1)図に示すように、ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が第一、第二線押え21,22を介して巻芯3に巻回される。
【0050】
(2)図に矢印で示すように、各ブラケット25が巻芯3に近づいたり離れることにより、第一、第二線押え21,22がその先端部を巻芯3の外周に当接させたままその当接角度を変える。すなわち、各ブラケット25が巻芯3に離れることにより第一、第二線押え21,22の傾斜が急になり、線材2が第一、第二線押え21,22に摺接して巻芯3の外周面へと滑り落ちることが促される。
【0051】
(3)図に示すように、巻芯3が回転台19を介して線材2の外径分に対応して所定角度だけ回転する。これに伴って、第一、第二線押え21,22が巻芯3に巻回された線材2を乗り越えて次のポイントへと移動する。
【0052】
(4)図に矢印で示すように、各ブラケット25を巻芯3に近づけ、第一、第二線押え21,22の傾斜を緩やかにする。
【0053】
(5)図に示すように、再びノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することにより、線材2が第一、第二線押え21,22を介して巻芯3に巻回される。
【0054】
(6)図に矢印で示すように、各ブラケット25が巻芯3に近づいたり離れることにより、第一、第二線押え21,22がその先端部を巻芯3の外周に当接させたままその当接角度を変え、新たに巻回された線材2が第一、第二線押え21,22に摺接して巻芯3の外周面へと滑り落ちることが促される。各揺動中心軸23が移動してもスプリング24によって第一、第二線押え21,22の先端が巻芯3に押し付けられ、第一、第二線押え21,22の先端が巻芯3から離れないため、線材が巻芯と線押えの間に入り込むことがなく、新たに巻回された線材2が既に巻回された線材2に隙間なく接して並び、線材2どうしを整列させることができる。
【0055】
上記(1)〜(6)図に示す一連の動作を繰り返して線材2が所定の巻数だけ巻回されたところで、タップ出し装置が作動して巻線から線材2を所定長さ引き出し、再び上記一連の動作を繰り返す。
【0056】
巻芯3が1回転したところで、線押え支持台26と左右移動台17およびフライヤ5が移動して第一、第二線押え21,22が巻芯3から離される。続いて、線材2をクランプ機構15により係止し、クランプ機構15と巻芯3の間で図示しないカッタを介して切断する。こうして巻線を終了したコイルが巻芯3と一緒に回転台19の治具から取り外される。
【0057】
本実施の形態では、第二線押え22を移動する揺動中心軸移動機構をフライヤ5を移動する機構によって構成したため、構造の簡素化がはかれる。
【0058】
これに限らず、揺動中心軸移動機構として、アーム52に対してブラケット25を移動するアクチュエータを設けてもよい。
【0059】
また、本実施の形態では、スピンドル6の回転中心線を水平線に対して傾斜させているが、これに限らず、ピンドル6の回転中心線を水平線上に配置し、巻芯を水平線に対して傾斜させても良い。
【0060】
また、フライヤ式の巻線装置に限らず、線材を繰り出すノズルを固定し、ノズルに対して巻芯を相対回転させる構造としてもよい。
【0061】
また、回転台を介して巻芯を回転させる構造に限らず、巻芯に対して第一、第二線押えを相対回転させる構造としてもよい。
【0062】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図2】同じく巻線装置の断面図。
【図3】同じく線押えの平面図。
【図4】同じく線押えの斜視図。
【図5】同じく巻芯に線材が巻回される様子を示す斜視図。
【図6】同じく巻芯に線材が巻回される様子を示す斜視図。
【符号の説明】
1 巻線装置
2 線材
3 巻芯
4 ノズル
5 フライヤ
6 スピンドル
9 回転台
13 フライヤ支持台
19 回転台
21 第一線押え
22 第二線押え
23 揺動中心軸
26 線押え支持台
51 固定軸

Claims (7)

  1. 巻芯のまわりを相対的に回動して線材を繰り出すノズルと、前記ノズルを介して巻き掛けられる線材を前記巻芯へと案内する線押えと、前記線押えに対して前記巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを備え、前記巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線装置において、前記巻芯に対して前記ノズルを相対回転する軌跡を前記巻芯の中心線に対して傾斜させ、前記線押えが前記ノズルを介して巻き掛けられる線材を前記巻芯へと案内する過程にて前記線押えを前記巻芯に当接させたまま前記巻芯に対する前記線押えの当接角度を変える当接角度可変機構を備えたことを特徴とする巻線装置。
  2. 前記当接角度可変機構として、前記線押えを揺動可能に支持する揺動中心軸と、前記線押えの先端を前記巻芯に押し付ける付勢手段と、前記揺動中心軸をサーボモータによって移動する揺動中心軸移動機構とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記線押えを前記巻芯に当接する先端にかけて細くなるように傾斜させたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の巻線装置。
  4. 前記ノズルが取り付けられ前記巻芯の回りを回動するフライヤと、前記フライヤの回動軸を貫通する固定軸とを備え、前記固定軸を介して前記線押えを支持したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の巻線装置。
  5. 前記揺動中心軸移動機構として、前記フライヤの回動軸を支持するフライヤ支持台と、前記フライヤ支持台を移動するサーボモータとを備えたことを特徴とする請求項5に記載の巻線装置。
  6. 巻芯のまわりを相対的に回動して線材を繰り出すノズルと、前記ノズルを介して巻き掛けられる線材を前記巻芯へと案内する線押えと、前記線押えに対して前記巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを用い、前記巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線方法において、前記線押えを前記巻芯に当接させたまま前記巻芯に対する前記線押えの当接角度を変える当接角度可変機構を用い、前記巻芯に対して前記ノズルを相対回転する軌跡を前記巻芯の中心線に対して傾斜させ、前記線押えが前記ノズルを介して巻き掛けられる線材を前記巻芯へと案内する過程にて前記線押えを前記巻芯に対して当接したままその当接角度を変えることを特徴とする巻線方法。
  7. 前記巻芯に対して前記ノズルを相対回転する工程と、前記巻芯に対する前記線押えの当接角度を変える工程と、前記線押えに対して前記巻芯を相対回転させる工程とが順に行われる構成としたことを特徴とする請求項6に記載の巻線方法。
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