JPH11197775A - スプリング製造装置 - Google Patents

スプリング製造装置

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JPH11197775A
JPH11197775A JP582298A JP582298A JPH11197775A JP H11197775 A JPH11197775 A JP H11197775A JP 582298 A JP582298 A JP 582298A JP 582298 A JP582298 A JP 582298A JP H11197775 A JPH11197775 A JP H11197775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ツール動作を数値制御により完全自動化する 【解決手段】成形テーブル202上に、第、第2ポイン
トツールをワイヤWに対向する位置に支持し、且つこれ
らツールT1、T2を成形テーブル面に略平行で且つワ
イヤWの送出方向Fに略垂直な方向に移動させると共
に、成形テーブル面及びワイヤWの送出方向に移動させ
るための互いに独立した第1、第2ツール駆動装置23
0、260とを設け、これら第1、第2ツール駆動装置
230、260を、第1、第2ポイントツール先端部が
所定の軌跡を描くように夫々独立して制御するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリング製造装
置に関し、例えば、圧縮バネや引張バネ等となるワイヤ
を連続して送り出しながら、ポイントツールに当接させ
ることにより所定のコイル径に巻くと共に、ワイヤを巻
きながらピッチツールを介在させることにより所定ピッ
チのコイルを成長させて、所望形状のコイルスプリング
を成形するスプリング製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】[2本ピン右巻き]例えば、右巻きコイ
ルを2本のポイントツールで成形する場合、図14に示
すように、スプリング製造装置は、ワイヤを送り出す方
向に平行な成形テーブル102を有し、この成形テーブ
ル102上に、ワイヤWを送り出すフィードローラ11
0と、切断時に切断ツール(不図示)と協働してワイヤ
にせん断力を付与するための芯金103と、フィードロ
ーラ110からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲
に放射状に配置された2本のポイントツール駆動装置1
16、126が配置されている。芯金103は、コイル
径に応じて成形テーブル上における上下方向の位置を任
意に変更可能に設けられている。この場合、芯金103
は、ワイヤWの送出方向に沿う直線に対して上側に配置
され、所望のコイル径に応じてワイヤWの送出部分O2
からの距離が設定されている。
【0003】ポイントツール駆動装置116は、送出部
分O2を中心に右斜め上45°の位置に設けられたツー
ル駆動軸R1に組み付けられる。ポイントツール駆動装
置116は、成形テーブル上に固定されるレール111
と、このレール111上にスライド可能に設けられるス
ライダ112と、このスライダ111の一端に設けら
れ、ツール駆動軸R1に回動自在に軸支されるカム(不
図示)に当接する従動軸113とを有する。スライダ1
12には、ツール固定アーム114が固定され、その先
端部にポイントツールT1が固定されている。ポイント
ツールT1はマイクロメータ115により微調整可能と
なっている。
【0004】ポイントツールアッセンブリ126は、送
出部分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上
にその軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置
に設けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。ポイ
ントツール駆動装置126は、ポイントツール駆動装置
116と同様の構成部分を有し、その部分には同一番号
を付して説明を省略する。スライダ112には、ツール
固定アーム124が固定され、その先端部にポイントツ
ールT2が固定されている。ポイントツールT2はマイ
クロメータ125により微調整可能となっている。
【0005】ツール固定アーム114、124は、各ポ
イントツールT1、T2が所望のコイル径を中心として
45°をなすように構成されている。
【0006】[2本ピン左巻き]また、左巻きコイルを
2本のポイントツールで成形する場合、図15に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された2本のポイントツール駆動装置136、1
46が配置されている。芯金103は、ワイヤWの送出
方向に沿う直線に対して下側に配置され、所望のコイル
径に応じてワイヤWの送出部分O2からの距離が設定さ
れている。尚、図14で説明したポイントツールアッセ
ンブリ116と同一の構成部分には同一番号を付して説
明を省略する。
【0007】ポイントツール駆動装置136は、送出部
分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上にそ
の軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置に設
けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。スライダ
112には、ツール固定アーム134が固定され、その
先端部にポイントツールT1が固定されている。ポイン
トツールT1はマイクロメータ135により微調整可能
となっている。
【0008】ポイントツール駆動装置146は、送出部
分O2を中心に右斜め下45°の位置に設けられたツー
ル駆動軸R3に組み付けられる。スライダ112には、
ツール固定アーム144が固定され、その先端部にポイ
ントツールT2が固定されている。ポイントツールT2
はマイクロメータ145により微調整可能となってい
る。
【0009】ツール固定アーム134、144は、各ポ
イントツールT1、T2が所望のコイル径を中心として
45°をなすように構成されている。
【0010】[1本ピン右巻き]また、右巻きコイルを
1本のポイントツールで成形する場合、図16に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された1本のポイントツールアッセンブリ156
が配置されている。芯金103は、ワイヤWの送出方向
に沿う直線に対して上側に配置され、所望のコイル径に
応じてワイヤWの送出部分O2からの距離が設定されて
いる。尚、図14で説明したポイントツール駆動装置1
16と同一の構成部分には同一番号を付して説明を省略
する。
【0011】ポイントツール駆動装置156は、送出部
分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上にそ
の軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置に設
けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。スライダ
112には、ツール固定アーム154が固定され、その
先端部にポイントツールT1が固定されている。ポイン
トツールT1はマイクロメータ155により微調整可能
となっている。
【0012】ツール固定アーム154は、ポイントツー
ルT1が所望のコイル径中心を通り、ワイヤWの送出方
向に沿う直線L1に平行な位置になるように構成されて
いる。
【0013】[1本ピン左巻き]また、左巻きコイルを
1本のポイントツールで成形する場合、図17に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された1本のポイントツール駆動装置166が配
置されている。芯金103は、ワイヤWの送出方向に沿
う直線に対して下側に配置され、所望のコイル径に応じ
てワイヤWの送出部分O2からの距離が設定されてい
る。尚、図14で説明したポイントツール駆動装置11
6と同一の構成部分には同一番号を付して説明を省略す
る。
【0014】ポイントツールアッセンブリ166は、送
出部分O2に沿って右斜め下の位置に設けられたツール
駆動軸R3に組み付けられる。スライダ112には、ツ
ール固定アーム164が固定され、その先端部にポイン
トツールT1が固定されている。ポイントツールT1は
マイクロメータ165により微調整可能となっている。
【0015】ツール固定アーム164は、ポイントツー
ルT1が所望のコイル径中心を通り、ワイヤWの送出方
向に沿う直線L1に平行な位置になるように構成されて
いる。
【0016】以上説明したように、従来のスプリング製
造装置では、ポイントツールは、送り出されるワイヤに
当接して、スプリングのコイル径を規定するようにスラ
イド可能に設けられ、成形テーブル上において、所望の
スプリング形状に応じてその配置を任意に変更できる。
成形テーブルは、装置本体におけるスプリング成形空間
を規定する。
【0017】[リンク機構]また、特許第255340
6号公報には、2本のコイリングピンを連動させるリン
ク機構を設けたコイリング装置が開示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
プリング製造装置では、コイルの巻き方向やコイル径等
を変更する場合には、芯金、ポイントツール駆動装置を
成形テーブル上から取り外し、必要に応じてツールの先
端形状等を交換しながら相対的な位置関係を調節し直す
必要があった。
【0019】また、特許第2553406号公報に開示
のコイリング装置では、コイルの巻き方向を変更する場
合に、2本のコイリングピンをスライドさせるスライド
部材の位置は変更しなくてもよいが、リンク機構の位置
は手作業により変更する必要があった。
【0020】これらの作業は、作業者にとって大変な労
力と時間を費やすことになり、更にツール位置を正確に
合わせるには熟練が必要であった。
【0021】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、コイルの巻き方向やコイル径等を変更する場合
に、ポイントツールやその駆動機構を成形テーブル上か
ら取り外すことなく、必要に応じてツールの先端形状等
を交換しながら相対的な位置関係を容易に調整できるス
プリング製造装置を提供することである。
【0022】また、本発明の目的は、コイルの巻き方向
やコイル径等を設定、変更する際に、ポイントツール類
の相対的な位置関係を垂直及び水平方向に移動するだけ
で、容易に新たなコイル径等を設定できるスプリング製
造装置を提供することにある。
【0023】また、本発明の目的は、2本のポイントツ
ールを夫々独立に動作するテーブル上に配置し、これら
テーブルを垂直及び水平方向に移動させることで、2本
のポイントツールの位置関係を数値制御により微調整で
き、スプリング成形を完全自動化できるスプリング製造
装置を提供することにある。
【0024】また、本発明の目的は、2本のポイントツ
ールの動作を夫々独立して数値制御できるので、コイル
径が変化するスプリングを成形する場合に2本のポイン
トツールの軌跡を任意に制御したり、コイルの切断位置
を適切な位置に微調整したり、線材を最初に巻きはじめ
る作業が容易にできるスプリング製造装置を提供するこ
とにある。
【0025】また、本発明の目的は、各テーブルには1
本のポイントツールを垂直及び水平方向に移動させる機
構があればよいので、スライドやテーブル重量を低減
し、テーブル駆動用に低出力のモータが使用でき、更
に、素早い動作を行なえるスプリング製造装置を提供す
ることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するため、本発明のスプリング製造装置は以下
の構成を備える。即ち、スプリングとなるワイヤ(W)
を成形テーブル(202)上に送り出し、この送り出さ
れるワイヤを該成形テーブル上に配設されたツール(T
1、T2)に当接させることによって所望形状のコイル
スプリングを成形するスプリング製造装置において、前
記成形テーブル上に、前記ワイヤを前記成形テーブル上
に送り出すワイヤ送出手段(210)と、前記ツール
(T1、T2)を前記ワイヤに対向する位置に支持し、
且つ該ツールを前記成形テーブル面に略平行で且つ前記
ワイヤの送出方向に略垂直な方向に移動させると共に、
前記成形テーブル面及び前記ワイヤの送出方向に移動さ
せるための互いに独立した2つの移動手段(230、2
60)と、前記ツール先端部が、前記ワイヤの送出方向
に対して所定の軌跡を描くように前記移動手段を夫々独
立して制御する制御手段(270)とを具備する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。 [スプリング装置全体の概略]図1は、本発明に係る実
施形態のスプリング製造装置の全体構成を示す斜視図で
ある。図2は、図1の背面斜視図である。図3は、図1
の正面図である。図4は、図2の正面図である。
【0028】図1〜図4に示すように、本実施形態のス
プリング製造装置200は、送り出されるワイヤに所定
のコイル径及びピッチを付与することにより、円錐形、
つづみ形、たる形、楕円形等の圧縮コイルスプリングを
成形する装置であるが、引張コイルスプリングやねじり
コイルスプリングも成形できることは言うまでもない。
【0029】このスプリング製造装置200は、箱体状
のマシン本体201と、このマシン本体201の上面に
据付けられるコイル成形装置220と、このコイル成形
装置220にワイヤWを供給する不図示のワイヤ供給装
置と、マシン全体の制御を司るコントローラ270とを
具備する。
【0030】コイル成形装置220は、後述するよう
に、成形テーブル202と、その成形テーブル202に
設けられたワイヤWを送り出すフィード装置210と、
第1ポイントツールを成形テーブル上で移動可能に支持
する第1ツール駆動装置230と、第2ポイントツール
を成形テーブル上で移動可能に支持する第2ツール駆動
装置260と、切断ツール、ウェッジツール及びプッシ
ュツールを移動可能に支持する切断&ウェッジツール駆
動装置280を備える。
【0031】コイル成形装置220は、フィード装置2
10によりワイヤWを送り出す役割と、送り出されるワ
イヤWを第1及び/又は第2ポイントツールにより強制
的に湾曲させる役割と、ウェッジツールやプッシュツー
ルにより所定のコイル径及びピッチでコイルを成長させ
る役割と、切断ツールにより最終的に所望形状に成形さ
れたコイルを切断して1つのコイルスプリングとする役
割とを兼ね備える。
【0032】図3、4に示すように、切断&ウェッジツ
ール駆動装置280は、細長く形成された基部281
と、この基部281の略中央に設けられた芯金282
と、基部281上にスライド可能に設けられた切断ツー
ル機構283とウェッジツール機構284とを備える。
【0033】切断ツール機構283とウェッジツール機
構284は、半円状の芯金282に対して上下方向に沿
って互いに対向するように配置され、芯金282に向け
てスライド可能に設けられている。芯金282は基部2
81の略中央に突出して設けられた芯金台座285上に
固定されている。また、基部281における芯金282
に近接する位置には、プッシュツール286が設けられ
ている。また、基部281は、成形テーブル202の背
面に設けられた不図示のラック&ピニオン機構を介して
基部駆動モータ289により数値制御で上下方向に移動
可能となっている。基部281の上端部の後方には、切
断ツール283aを駆動する切断ツール駆動モータ28
7が設けられている。更に、基部281の下端部の後方
にはウェッジツール284aを駆動するウェッジツール
駆動モータ288が設けられている。
【0034】切断&ウェッジツール駆動装置280は、
芯金282が成形テーブル202の略中心に配置され、
切断ツール機構283とウェッジツール機構284とが
成形テーブル202の垂直方向の沿って配置され、プッ
シュツール286が芯金282に近接して基部281上
に配置される。 [コイル成形装置の詳細]次に、コイル成形装置220
の詳細構成について説明する。
【0035】図3に示すように、コイル成形装置220
は、マシン本体201に固定される成形テーブル202
が基台となっている。成形テーブル202は、所定の強
度を備えるような板厚を有する四角形状の金属材料等か
らなり、フィード装置210と、第1ツール駆動装置2
30、第2ツール駆動装置260、切断&ウェッジツー
ル駆動装置280を支持する。成形テーブル202は、
ワイヤWの送り方向に平行な面を形成し、各ツールに囲
まれた部分によりスプリング成形空間が規定される。
【0036】フィード装置210には、ワイヤWを送り
方向(図3の紙面に対して左側から右側)に送り出す上
下一対の上流フィードローラ211、下流フィードロー
ラ212が設けられている。上流フィードローラ211
及び下流フィードローラ212は、成形テーブル202
の背面に設けられたフィードローラ駆動モータ290に
より所定の送り出し速度或いは量に応じた回転数で回転
される。
【0037】ワイヤWは、上流及び下流フィードローラ
211、212が送出方向Fに回転されてスプリング成
形空間内に送り出される。 [第1ツール駆動装置]次に、第1ツール駆動装置23
0について詳細に説明する。
【0038】図5は、図1に示すコイル成形装置を示
し、右巻きコイルを2本のポイントツールで成形する場
合のコイル成形装置の一部を詳細に示す図である。
【0039】図5に示すように、第1ツール駆動装置2
30は、成形テーブル202上に設けられた、この成形
テーブル面に平行で、ワイヤWの送出方向Fに垂直な方
向L3に移動可能な第1上下移動テーブル231と、こ
の第1上下移動テーブル231とは独立して、成形テー
ブル面及びワイヤWの送出方向Fに平行な方向L2に移
動可能な第1平行移動テーブル232とを備える。
【0040】第1上下移動テーブル231は、成形テー
ブル202の背面に配置された第1上下駆動モータ23
3により上下方向に移動可能となっている。第1上下駆
動モータ233の回転力は、モータ軸先端に設けられた
ピニオン234と第1上下移動テーブル231上に設け
られたラック235により第1上下移動テーブル231
に伝達される。
【0041】第1平行移動テーブル232は、第1上下
移動テーブル231上に設けられ、成形テーブル面及び
ワイヤWの送出方向Fに平行な方向L3にスライド可能
となっている。
【0042】第1平行移動テーブル232は、第1上下
移動テーブル231上に取り付けられた第1平行スライ
ドレール237においてスライド可能に設けられてい
る。第1平行移動テーブル232と第1平行スライドレ
ール237は、第1上下移動テーブル231の上下方向
に対して下端部分に配置されている。尚、第1平行移動
テーブル232には、第1ツール固定ブロック242が
取り付けられ、この第1ツール固定ブロック242の先
端部に第1ポイントツールT1が取り付け可能となって
いる。
【0043】第1平行移動テーブル232の右端部に
は、第1平行移動アーム239の左端部に当接する第1
ローラ機構238が取り付けられている。第1平行移動
テーブル232は、第1ローラ機構238が常時第1平
行移動アーム239に当接しているように、不図示のス
プリング機構によりその右端部の方向に付勢されてい
る。
【0044】第1平行移動アーム239は、第1カム2
40の回転により第1平行移動テーブル232の移動方
向と同じ方向に移動し、第1カム240は成形テーブル
202の背面に設けられた第1カム駆動モータ241に
より回転される。
【0045】第1平行移動アーム239は、第1ローラ
機構238を介して第1平行移動テーブル232に当接
されるので、その上下方向の移動が許容されており、第
1平行移動アーム239の前後方向の動きを第1平行移
動テーブル232に伝達する。
【0046】第1ツール固定ブロック242は、ワイヤ
Wの送出方向Fに平行な方向L2に対してワイヤ送出部
分O1を中心に反時計周りに45度の角度を成して交差
するように、或いはワイヤWの送出方向Fに平行に、第
1平行移動テーブル232に取り付けられる。第1ツー
ル固定ブロック242には、マイクロメータ236が設
けられている。マイクロメータ236は、図11Cに示
すように、第1ポイントツールT1の先端部を平行移動
テーブル(成形テーブル面)に対して近づける方向或い
は遠ざける方向に微調整できるようになっており、例え
ばコイル部分が互いに密着したバネ(例えば、引張りコ
イルバネ)の初張力(コイルピッチ間の押圧力)を調整
できる。 [第2ツール駆動装置]次に、図5を参照して第2ツー
ル駆動装置260について詳細に説明する。
【0047】図5に示すように、第2ツール駆動装置2
60は、成形テーブル202上に設けられ、この成形テ
ーブル面に平行で、ワイヤWの送出方向Fに垂直な方向
L3に移動可能な第2上下移動テーブル261と、この
第2上下移動テーブル261とは独立して、成形テーブ
ル面及びワイヤWの送出方向Fに平行な方向L2に移動
可能な第2平行移動テーブル262とを備える。
【0048】第2上下移動テーブル261は、成形テー
ブル202の背面に配置された第2上下駆動モータ26
3により上下方向に移動可能となっている。第2上下駆
動モータ263の回転力は、モータ軸先端に設けられた
ピニオン264と第2上下移動テーブル261上に設け
られたラック265により第2上下移動テーブル261
に伝達される。
【0049】第2平行移動テーブル262は、第2上下
移動テーブル261上に設けられ、成形テーブル面及び
ワイヤWの送出方向Fに平行な方向L2にスライド可能
となっている。
【0050】第2平行移動テーブル262は、第2上下
移動テーブル261上に取り付けられた第2平行スライ
ドレール267にスライド可能に設けられている。第2
平行移動テーブル262及び第2平行スライドレール2
67は、第2上下移動テーブル261の上下方向に対し
て上端部分に配置されている。尚、第2平行移動テーブ
ル262には、第2ツール固定ブロック272が取り付
けられ、その先端部に第2ポイントツールT2が取り付
け可能となっている。
【0051】第2平行移動テーブル262の右端部に
は、第2平行移動アーム269の左端部に当接する第2
ローラ機構268が取り付けられている。第2平行移動
テーブル262は、第2ローラ機構268が常時第2平
行移動アーム269に当接しているように、不図示のス
プリング機構によりその右端部の方向に付勢されてい
る。
【0052】第2平行移動アーム269は、第2カム2
70の回転により第2平行移動テーブル262と平行な
方向に移動し、第2カム240は成形テーブル202の
背面に設けられた第2カム駆動モータ271により回転
される。
【0053】第2平行移動アーム269は、第2ローラ
機構268を介して第2平行移動テーブル262に当接
されるので、その上下方向の移動が許容されており、第
2平行移動アーム269の前後方向の動きを第2平行移
動テーブル262に伝達する。
【0054】第2ツール固定ブロック272は、ワイヤ
Wの送出方向Fに平行な方向L2に対してワイヤ送出部
分O1を中心に時計周りに45度の角度を成して交差す
るように、或いはワイヤWの送出方向Fに平行に、第2
平行移動テーブル262に取り付けられる。第2ツール
固定ブロック272には、マイクロメータ266が設け
られている。マイクロメータ266は、図11Cに示す
ように、第2ポイントツールT2の先端部を平行移動テ
ーブル(成形テーブル面)に対して近づける方向或いは
遠ざける方向に微調整できるようになっており、例えば
コイル部分が互いに密着したバネ(例えば、引張りコイ
ルバネ)の初張力(コイルピッチ間の押圧力)を調整で
きる。
【0055】第1ツール駆動装置230と第2ツール駆
動装置260は、成形テーブル202上においてワイヤ
の送出方向Fに平行な方向L2を基準として対称になる
ように上下に配置され、上方に第1ツール移動装置23
0、下方に第2ツール駆動装置260が配設されてい
る。
【0056】第1ツール固定ブロック242と第2ツー
ル固定ブロック272が夫々ワイヤWの送出方向Fに平
行な方向L2に対して45度の角度を成して交差するよ
うに取り付けられている場合、第1、第2ポイントツー
ルT1、T2は、所望のコイル径中心を中心として90
°の角度をなすように配置され、所望のコイル径中心に
向かって収束するように移動される。
【0057】また、第1ツール固定ブロック242又は
第2ツール固定ブロック272がワイヤWの送出方向F
に対して平行に取り付けられている場合、コイル径等に
応じて第1又は第2ポイントツールT1、T2のいずれ
か又は両方が用いられる。[コイル巻き方向及びコイル
径の変更手順]本実施形態では、上述のフィード装置2
10、第1、第2ツール駆動装置230、260、切断
&ウェッジツール駆動装置280を夫々独立して数値制
御可能としたので、コイル径や巻き方向等が変更された
場合やコイル形状(例えば、圧縮コイルバネ、引張りコ
イルバネ、楕円バネ、マガジンスプリング、つづみ形バ
ネ)に応じて各種ツールの位置やワイヤの送り量や切断
タイミング等を自動的に制御できる。以下に、その具体
例を説明する。
【0058】<2本ピン右巻き>右巻きコイルを第1、
第2ポイントツールで成形する場合には、図5に示すよ
うに、第1ツール固定ブロック242と第2ツール固定
ブロック272とを夫々ワイヤWの送出方向Fに対して
45度の角度で交差するように取り付け、第1、第2ポ
イントツールT1、T2を夫々取り付ける。そして、所
望のコイル巻き方向に応じて(この場合、右巻き)第
1、第2上下駆動モータ233、263を駆動して第
1、第2上下移動テーブル231、261を上側に移動
させると共に、所望のコイル径に応じて第1、第2カム
駆動モータ241、271を駆動して第1、第2平行移
動テーブル232、262を前後方向の所定位置に移動
させる。芯金282は、所望のコイル径に応じて基部駆
動モータ289を駆動してワイヤWの送出部分O1から
の距離が設定され、成形テーブル上におけるワイヤWの
送出方向Fに沿う直線L2に対して上側の所定位置に移
動される。
【0059】<2本ピン左巻き>左巻きコイルを第1、
第2ポイントツールで成形する場合には、図6に示すよ
うに、第1ツール固定ブロック242と第2ツール固定
ブロック272とを夫々ワイヤWの送出方向Fに対して
45度の角度で交差するように取り付け、第1、第2ポ
イントツールT1、T2を夫々取り付ける。そして、所
望のコイル巻き方向に応じて(この場合、左巻き)第
1、第2上下駆動モータ233、263を駆動して、第
1、第2上下移動テーブル231、261を下側に移動
させると共に、所望のコイル径に応じて第1、第2平行
移動テーブル232、262を前後方向の所定位置に移
動させる。芯金282は、所望のコイル径に応じて基部
駆動モータ289を駆動してワイヤWの送出部分O1か
らの距離が設定され、成形テーブル上におけるワイヤW
の送出方向Fに沿う直線L2に対して下側の所定位置に
移動される。
【0060】その他、図5に示す部材と同一の部材に
は、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0061】<1本ピン右巻き>右巻きコイルを第1ポ
イントツールで成形する場合には、図7に示すように、
第1平行移動テーブル232に、第1ポイントツールT
1を取り付けた第1ツール固定ブロック242をワイヤ
Wの送出方向Fに沿う直線L2に対して平行に取り付
け、第2ツール駆動装置260の第2上下移動テーブル
261は駆動しないで下方位置に待避させ、第2平行移
動テーブル262は後方位置に待避させておく。尚、こ
の待避状態では、第2ツール駆動装置260の第2ツー
ル固定ブロック272には第2ポイントツールT2を取
り付けた状態でも取り付けない状態でもよい。そして、
所望のコイル巻き方向に応じて(この場合、右巻き)第
1上下駆動モータ233を駆動して、第1上下移動テー
ブル231を上側に移動させると共に、第1カム駆動モ
ータ241を駆動して所望のコイル径に応じて第1平行
移動テーブル232を前後方向の所定位置に移動させ
る。芯金282は、所望のコイル径に応じて基部駆動モ
ータ289を駆動してワイヤWの送出部分O1からの距
離が設定され、成形テーブル上におけるワイヤWの送出
方向Fに沿う直線L2に対して上側の所定位置に移動さ
れる。
【0062】その他、図5に示す部材と同一の部材に
は、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0063】<1本ピン左巻き>左巻きコイルを第2ポ
イントツールで成形する場合には、図8に示すように、
第2平行移動テーブル262に、第2ポイントツールT
2を取り付けた第2ツール固定ブロック272をワイヤ
Wの送出方向Fに沿う直線L2に対して平行に取り付
け、第1ツール駆動装置230の第1上下移動テーブル
231は駆動しないで下方位置に待避させ、第1平行移
動テーブル232は後方位置に待避させておく。尚、こ
の待避状態では、第1ツール駆動装置230の第1ツー
ル固定ブロック242には第1ポイントツールT1を取
り付けた状態でも取り付けない状態でもよい。そして、
所望のコイル巻き方向に応じて(この場合、左巻き)第
2上下駆動モータ263を駆動して第2上下移動テーブ
ル261を下側に移動させると共に、第2カム駆動モー
タ271を駆動して所望のコイル径に応じて第2平行移
動テーブル262を前後方向の所定位置に移動させる。
芯金282は、所望のコイル径に応じて基部駆動モータ
289を駆動してワイヤWの送出部分O1からの距離が
設定され、成形テーブル上におけるワイヤWの送出方向
Fに沿う直線L2に対して下側の所定位置に移動され
る。
【0064】その他、図5に示す部材と同一の部材に
は、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0065】<楕円コイルの成形>右巻きの楕円コイル
を第1ポイントツールで成形する場合には、図9A〜9
Eに示すように、第1上下移動テーブル231及び第1
平行移動テーブル232を移動させて第1ポイントツー
ルT1をワイヤWの送出方向Fに沿う直線L2の下側に
移動させた後、ワイヤWを第1ポイントツールT1の先
端部を超える長さまでフィードする(図9A参照)。こ
の状態で、第1上下移動テーブル231及び第1平行移
動テーブル232を移動させて第1ポイントツールT1
をワイヤWの送出方向Fに沿う直線L2の上側に移動さ
せた後、ワイヤWをフィードして第1の湾曲部分Waを
成形する(図9B参照)。次に、第1上下移動テーブル
231及び第1平行移動テーブル232を移動させて第
1ポイントツールT1をワイヤWの送出方向Fに沿う直
線L2の下側に移動させた後、ワイヤWを所定長さだけ
フィードして楕円コイルの直線部分を成形する(図9C
参照)。そして、第1上下移動テーブル231及び第1
平行移動テーブル232を移動させて第1ポイントツー
ルT1をワイヤWの送出方向Fに沿う直線L2の上側に
移動させた後、ワイヤWをフィードして第2の湾曲部分
Wbを成形する(図9D参照)。最後に、第1上下移動
テーブル231及び第1平行移動テーブル232を移動
させて第1ポイントツールT1をワイヤWの送出方向F
に沿う直線L2の下側に移動させた後、ワイヤWを所定
長さだけフィードして楕円コイルの直線部分を成形する
(図9E参照)。
【0066】尚、左巻の楕円コイルを成形する場合に
は、図9A〜9EのポイントツールT1の動作におい
て、ワイヤWの送り方向L2を基準として対称な動作を
第2ポイントツールT2により実行すればよい。
【0067】また、コイル成形時に用いられるポイント
ツールの本数(1本ピン又は2本ピン)は、スプリング
のコイル径や芯金の形状に応じて使い分けられる。例え
ば、コイル径が小さい場合(コイル外径20mm以下)
には1本のポイントツールを用いる方が良く、反対にコ
イル径が大きい場合(コイル外径40mm以上)には2
本のポイントツールを用いる方が良い。
【0068】上述の成形動作において、特にワイヤWを
最初に巻きはじめる場合には、使用するポイントツール
を待避させておいて、ワイヤWの先端がツールと干渉し
ない長さまでワイヤWをフィードさせた後に、ポイント
ツールをコイル成形位置まで移動させれば作業が容易に
できる。 [ポイントツールの通常動作]図11Aは、右巻きコイ
ルを第1、第2ポイントツールで成形する場合にコイル
径に応じて移動されたポイントツールの先端の軌跡を示
す図である。
【0069】例えば、コイル径を大きくする場合には、
第1、第2ポイントツールT1−1、T2−1はポイン
トツールT1−2、T2−2の位置に移動される。図1
1Aに示すように、第1上下移動テーブル231及び第
1平行移動テーブル232は、第1ポイントツールT1
の先端部分の軌跡が、ワイヤWの送出方向Fに平行な直
線L2に対して略22.5度の角度θ3で交差する直線
K1となるように駆動される。第2上下移動テーブル2
61及び第2平行移動テーブル262は、第2ポイント
ツールT2の先端部分の軌跡が、ワイヤWの送出方向F
に平行な直線L2に対して略67.5度の角度θ4で交
差する直線K2となるように、所望のワイヤ径に応じて
駆動される。
【0070】図11Bは、右巻きコイルを第1ポイント
ツールで成形する場合にコイル径に応じて移動されたポ
イントツールの軌跡を示す図である。
【0071】例えば、コイル径を大きくする場合には、
第1ポイントツールT1−1はポイントツールT1−2
の位置に移動される。図11Bに示すように、第1上下
移動テーブル231及び第2平行移動テーブル232
は、第1ポイントツールT1の先端部分の軌跡が、ワイ
ヤWの送出方向Fに平行な直線L2に対して略45度の
角度θ5で交差する直線K3となるように、所望のワイ
ヤ径に応じて駆動される。
【0072】尚、左巻きコイルを成形する場合には、図
11A、11Bに示すポイントツールの動作が直線L2
に対して線対称な状態と考えればよい。 [コイル中心の微調整動作]図10Aから図10Eはコ
イル中心の微調整動作を説明する図である。
【0073】このコイル中心の微調整は、図10Aに示
すコイル径の中心C1を図10B〜図10Eのように切
断に適した位置に近づくように修正する動作である。
【0074】図10Bでは、図10Aの状態から、第1
ポイントツールT1を直線L2と平行に後方P1に移動
させることにより切断ツール283aの軌跡L3上にコ
イル径の中心C1を移動させることができる。
【0075】図10Cでは、図10Aの状態から、第1
ポイントツールT1を直線L2に対して67.5度の角
度で交差する直線L4に沿って斜め右上方P2に移動さ
せることにより切断ツール283aの軌跡L3上にコイ
ル径の中心C1を移動させることができる。
【0076】図10Dでは、図10Aの状態から、第1
ポイントツールT1を直線L2に対して45度の角度で
交差する直線L5に沿って斜め右上方P3に移動させる
ことにより切断ツール283aの軌跡L3上にコイル径
の中心C1を移動させることができる。
【0077】図10Eでは、図10Aの状態から、第1
ポイントツールT1を直線L2に対して45度の角度で
交差する直線L5に沿って斜め右上方P4に移動させる
と共に、第2ポイントツールT2を直線L2に対して4
5度の角度で交差する直線L6に沿って斜め右上方P5
に移動させることにより切断ツール283aの軌跡L3
上にコイル径の中心C1を移動させることができる。
【0078】以上のコイル径中心の微調整では、図10
Fに示すように、軌跡L2’のように切断ツール283
aによるコイル部分の切断位置が中心C1からずれてい
る場合に(この位置ずれはコイルを部品として装置に組
付けたときに不都合を引き起こす場合がある)、第1ポ
イントツールT1や第2ポイントツールT2をわずかに
移動させることにより、中心C1を通る軌跡L2上を切
断ツールが通るように修正することができる。 [コイルの巻き始めの動作]次に、図12A〜12Cを
参照してコイルの巻き始めの動作について説明する。
【0079】従来では、コイルを巻き始める時に、ワイ
ヤWの先端部とポイントツールとが干渉してしまうた
め、ワイヤWを送り出しながら図12Cに示す状態まで
手作業により行なっていた。
【0080】本実施形態では、ツールの動作を数値制御
することによりこの煩雑な作業を省くことができる。即
ち、右巻きのコイルを第1、第2ポイントツールT1、
T2で成形する場合には、図12A〜12Cに示すよう
に、第2上下移動テーブル261及び第2平行移動テー
ブル262を移動させて第2ポイントツールT2をワイ
ヤWの送出方向Fに沿う直線L2の下側に待避させた
後、ワイヤWを第2ポイントツールT2の先端部を超え
る長さまでフィードする(図12A参照)。この状態
で、第2上下移動テーブル261及び第2平行移動テー
ブル262を移動させて第2ポイントツールT2をワイ
ヤWの送出方向Fに沿う直線L2の上側に移動させて、
ワイヤWに当接させながらフィードさせる(図12B参
照)。次に、第1上下移動テーブル231及び第1平行
移動テーブル232を移動させて第1ポイントツールT
1をワイヤWに当接させて、ワイヤWを所定長さだけフ
ィードする(図12C参照)。
【0081】このように第1、第2ポイントツールT
1、T2を制御すれば、コイルの巻き始めであってもワ
イヤWとツールとが干渉することなく自動的にコイルの
成形作業を行うことができる。
【0082】上述のコイル巻き方向及びコイル径の変更
手順において、第1、第2上下移動テーブル231、2
61を移動する第1上下駆動モータ233、263や第
1、第2平行移動テーブル232、262を移動する第
1、第2カム駆動モータ241、271の制御は、後述
する図13に示す制御ブロックが司る。
【0083】以上のように、本実施形態によれば、コイ
ルの巻き方向やコイル径等を変更する場合に、ポイント
ツールやその駆動機構を成形テーブル上から取り外すこ
となく相対的な位置関係を容易に調整できる。
【0084】また、コイルの巻き方向やコイル径等を設
定、変更する際に、第1ポイントツールや第2ポイント
ツールの相対的な位置関係を垂直及び水平方向に移動す
るだけで、容易に新たなコイル径等を設定できる。
【0085】また、第1、第2のポイントツールを夫々
独立に数値制御される第1、第2ツール駆動装置上に配
置し、各ポイントツールを垂直及び水平方向に移動させ
ることで、2本のポイントツールの位置関係を数値制御
により微調整でき、スプリング成形を完全自動化でき
る。
【0086】また、第1、第2のポイントツールの動作
を夫々独立して数値制御できるので、コイル径が変化す
るスプリングを成形する場合に2本のポイントツールの
軌跡を任意に制御したり、コイルの切断位置を適切な位
置に微調整したり、ワイヤを最初に巻きはじめる作業が
容易にできる。
【0087】また、第1、第2ツール駆動装置には各1
本のポイントツールを垂直及び水平方向に移動させる機
構があればよいので、テーブル重量を低減し、テーブル
駆動用に低出力のモータが使用でき、更に、素早い動作
を行なえる。 [制御回路構成]次に、本実施形態のスプリング製造装
置200の制御回路構成について説明する。
【0088】図13は、コイル成形装置220とコント
ローラ270との関係を示すブロック図である。
【0089】図13に示すように、CPU271はコン
トローラ270の全体を統括して制御する。ROM27
2はCPU271の動作処理内容(プログラム)等を記
憶している。RAM273はCPU271のワークエリ
アとして使用され、ROM272からダウンロードされ
る制御プログラムや位置データ等の記憶に用いられる。
表示部274は液晶ディスプレイ等であり、各種設定を
行ったり、その内容の表示、更には製造の過程等をグラ
フ表示したりするために用いられる。外部記憶装置27
5はフロッピーディスクドライブ、CD−ROMドライ
ブ等であり、外部からプログラムを供給したり、或いは
ワイヤ成形加工のための各種設定内容を保存するために
使用される。この結果、例えば、ある成形加工(例えば
スプリングであればその自由長や径等)のためのパラメ
ータを記憶しておくことで、いつでもそのフロッピーを
セットして実行することで、同じ形状のスプリングを製
造することが可能になる。
【0090】キーボード276は各種パラメータを設定
するために設けられ、センサ群277はワイヤの送り出
し量や、スプリングの自由長等を検知するために設けら
れる。
【0091】上述の第1及び第2上下駆動モータ23
3、263、第1及び第2カム駆動モータ241、27
1、切断ツール駆動モータ287、ウェッジツール駆動
モータ288、基部駆動モータ289、フィードモータ
290は、夫々に対応するモータドライバ278a〜2
78hにより駆動される。
【0092】この制御ブロックでは、CPU271は、
キーボード276から入力された指示に従い、上述の第
1及び第2上下駆動モータ233、263、第1及び第
2カム駆動モータ241、271、切断ツール駆動モー
タ287、ウェッジツール駆動モータ288、基部駆動
モータ289、フィードモータ290を独立して数値制
御すると共に、外部記憶装置275とのデータの入出力
を行ったり、更には表示部274を表示制御することに
なる。
【0093】上記制御ブロックによれば、コイルの巻き
方向やコイル径等のパラメータを設定、変更するだけ
で、第1ポイントツールT1、第2ポイントツールT
2、切断ツール283a、ウェッジツール284a、切
断&ウェッジツール駆動装置280の相対的な位置関係
やフィードローラ211、212によるワイヤの送り出
しタイミングや送り量を数値的に自動制御できる。
【0094】また、第1、第2ポイントツールの動作を
夫々独立して数値制御できるので、コイル径が変化する
スプリングを成形する場合に2本のポイントツールの軌
跡を任意に制御したり、コイル径の中心を微調整して切
断位置を適切な位置に修正したり、ワイヤを最初に巻き
はじめる作業が容易になる。
【0095】本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で上
記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コイルの巻き方向やコイル径等を変更する場合に、ポイ
ントツールやその駆動機構を成形テーブル上から取り外
すことなく、必要に応じてツールの先端形状等を交換し
ながら相対的な位置関係を容易に調整できる。
【0097】また、コイルの巻き方向やコイル径等を設
定、変更する際に、ポイントツール類の相対的な位置関
係を垂直及び水平方向に移動するだけで、容易に新たな
コイル径等を設定できる。
【0098】また、2本のポイントツールを夫々独立に
動作するテーブル上に配置し、これらテーブルを垂直及
び水平方向に移動させることで、2本のポイントツール
の位置関係を数値制御により微調整でき、スプリング成
形を完全自動化できる。
【0099】また、2本のポイントツールの動作を夫々
独立して数値制御できるので、コイル径が変化するスプ
リングを成形する場合に2本のポイントツールの軌跡を
任意に制御したり、コイルの切断位置を適切な位置に微
調整したり、線材を最初に巻きはじめる作業が容易にで
きる。
【0100】また、各テーブルには1本のポイントツー
ルを垂直及び水平方向に移動させる機構があればよいの
で、スライドやテーブル重量を低減し、テーブル駆動用
に低出力のモータが使用でき、更に、素早い動作を行な
える。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のスプリング製造装置の
全体構成を示す正面斜視図である。
【図2】図1の背面斜視図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】右巻きコイルを2本のポイントツールで成形す
る場合のコイル成形装置の一部を詳細に示す図である。
【図6】左巻きコイルを2本のポイントツールで成形す
る場合のコイル成形装置の一部を詳細に示す図である。
【図7】右巻きコイルを1本のポイントツールで成形す
る場合のコイル成形装置の一部を詳細に示す図である。
【図8】左巻きコイルを1本のポイントツールで成形す
る場合のコイル成形装置の一部を詳細に示す図である。
【図9A】所望のコイル巻き方向及びコイル径で楕円バ
ネを成形する場合のポイントツール動作を説明する図で
ある。
【図9B】所望のコイル巻き方向及びコイル径で楕円バ
ネを成形する場合のポイントツール動作を説明する図で
ある。
【図9C】所望のコイル巻き方向及びコイル径で楕円バ
ネを成形する場合のポイントツール動作を説明する図で
ある。
【図9D】所望のコイル巻き方向及びコイル径で楕円バ
ネを成形する場合のポイントツール動作を説明する図で
ある。
【図9E】所望のコイル巻き方向及びコイル径で楕円バ
ネを成形する場合のポイントツール動作を説明する図で
ある。
【図10A】右巻きコイルを2本のポイントツールで成
形する場合において、そのコイル径中心がずれている状
態を示す図である。
【図10B】図10Aの状態からコイル径中心を微調整
するときのポイントツールの動作例を示す図である。
【図10C】図10Aの状態からコイル径中心を微調整
するときのポイントツールの動作例を示す図である。
【図10D】図10Aの状態からコイル径中心を微調整
するときのポイントツールの動作例を示す図である。
【図10E】図10Aの状態からコイル径中心を微調整
するときのポイントツールの動作例を示す図である。
【図10F】図10Aの状態からコイル径中心を微調整
したときの切断位置のずれ補正を説明する図である。
【図11A】第1ポイントツール及び第2ポイントツー
ルの軌跡を説明する図である。
【図11B】第1ポイントツールの軌跡を説明する図で
ある。
【図11C】マイクロメータの機能を説明する図であ
る。
【図12A】コイルの巻き始めの動作を説明する図であ
る。
【図12B】コイルの巻き始めの動作を説明する図であ
る。
【図12C】コイルの巻き始めの動作を説明する図であ
る。
【図13】スプリング製造装置のコイル成形装置とコン
トローラとの電気的構成を示すブロック図である。
【図14】従来のスプリング製造装置により、右巻きコ
イルを2本のポイントツールで成形する場合の成形テー
ブルに配置されるポイントツールを示す正面図である。
【図15】従来のスプリング製造装置により、左巻きコ
イルを2本のポイントツールで成形する場合の成形テー
ブルに配置されるポイントツールを示す正面図である。
【図16】従来のスプリング製造装置により、右巻きコ
イルを1本のポイントツールで成形する場合の成形テー
ブルに配置されるポイントツールを示す正面図である。
【図17】従来のスプリング製造装置により、左巻きコ
イルを1本のポイントツールで成形する場合の成形テー
ブルに配置されるポイントツールを示す正面図である。
【符号の説明】
201…マシン本体 202…成形テーブル 210…フィード装置 220…コイル成形装置 230…第1ツール駆動装置 231…第1上下移動テーブル 232…第1平行移動テーブル 260…第2ツール駆動装置 261…第2上下移動テーブル 262…第2平行移動テーブル 270…コントローラ 280…切断&ウェッジツール駆動装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリングとなるワイヤ(W)を成形テ
    ーブル(202)上に送り出し、この送り出されるワイ
    ヤを該成形テーブル上に配設されたツール(T1、T
    2)に当接させることによって所望形状のコイルスプリ
    ングを成形するスプリング製造装置において、 前記成形テーブル上に、 前記ワイヤを前記成形テーブル上に送り出すワイヤ送出
    手段(210)と、 前記ツール(T1、T2)を前記ワイヤに対向する位置
    に支持し、且つ該ツールを前記成形テーブル面に略平行
    で且つ前記ワイヤの送出方向に略垂直な方向に移動させ
    ると共に、前記成形テーブル面及び前記ワイヤの送出方
    向に移動させるための互いに独立した2つの移動手段
    (230、260)と、 前記ツール先端部が、前記ワイヤの送出方向に対して所
    定の軌跡を描くように前記移動手段を夫々独立して制御
    する制御手段(270)とを具備することを特徴とする
    スプリング製造装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記成形テーブル上に
    おいて前記ワイヤの送出方向を基準として上方に配設さ
    れる第1移動手段(230)と、該ワイヤの送出方向を
    基準として下方に配設される第2移動手段(260)と
    からなり、 前記第1及び第2移動手段は、 前記成形テーブル面に平行で、前記ワイヤの送出方向に
    垂直な方向に移動可能な垂直移動テーブル(231、2
    61)と、 前記垂直移動テーブル上に設けられ、前記成形テーブル
    面及び前記ワイヤの送出方向に平行な方向に移動可能な
    平行移動テーブル(232、262)とを夫々具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスプリング製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2移動手段は、前記ツー
    ルを前記ワイヤの送出方向に対して略45度の方向に向
    け、所望のコイル径中心に向かって収束するようにスラ
    イド可能に支持する第1、第2のツール支持手段(24
    2、272)を夫々具備し、 前記第1、第2のツール支持手段は、前記第1及び第2
    移動手段の各平行移動テーブル上に設けられることを特
    徴とする請求項2に記載のスプリング製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第1移動手段の垂直移動テーブルを
    移動させる第1駆動手段(233)と、前記第1移動手
    段の平行移動テーブルを移動させる第2駆動手段(24
    1)と、前記第2移動手段の垂直移動テーブルを移動さ
    せる第3駆動手段(263)と、前記第2移動手段の平
    行移動テーブルを移動させる第4駆動手段(271)と
    を更に具備することを特徴とする請求項2又は3に記載
    のスプリング製造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2移動手段の各平行移動テ
    ーブルは、該各平行移動テーブルの垂直移動テーブルに
    対する前記成形テーブル面に平行で且つ前記ワイヤの送
    出方向に垂直な方向への移動を許容するローラ機構(2
    38、268)を夫々具備し、前記第2及び第4駆動手
    段は、該ローラ機構を介して前記各平行移動テーブルを
    移動させることを特徴とする請求項4に記載のスプリン
    グ製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第1乃至第4駆動手段は、前記制御
    手段により夫々独立に数値制御されることを特徴とする
    請求項4又は5に記載のスプリング製造装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1移動手段に設
    けられたツールの先端部分の軌跡が、前記ワイヤの送出
    方向に平行な直線に対して略67.5度の角度で交差す
    る直線(K2)となり、且つ前記第2移動手段に設けら
    れたツールの先端部分の軌跡が、前記ワイヤの送出方向
    に平行な直線に対して略22.5度の角度で交差する直
    線(K1)となるように、所望のコイル径に応じて前記
    第1乃至第4駆動手段を制御することを特徴とする請求
    項6に記載のスプリング製造装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記第1移動手段に設
    けられたツールの先端部分の軌跡が、前記ワイヤの送出
    方向に平行な直線に対して略22.5度の角度で交差す
    る直線となり、且つ前記第2移動手段に設けられたツー
    ルの先端部分の軌跡が、前記ワイヤの送出方向に平行な
    直線に対して略67.5度の角度で交差する直線となる
    ように、所望のコイル径に応じて前記第1乃至第4駆動
    手段を制御することを特徴とする請求項6に記載のスプ
    リング製造装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第1又は第2移動
    手段に設けられたツールの先端部分の軌跡が、前記ワイ
    ヤの送出方向に平行な直線に対して略45度の角度で交
    差する直線(K3)となるように、所望のコイル径に応
    じて前記第1乃至第4の駆動手段を制御することを特徴
    とする請求項6に記載のスプリング製造装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記コイル径中心を
    前記ワイヤを切断するための切断ツール(283a)の
    軌跡(L3)上に移動させるように、前記第1乃至第4
    駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の
    スプリング製造装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記ワイヤを所望の
    コイル径に巻きはじめる時に前記ワイヤの先端部分が前
    記第1及び第2移動手段に設けられたツールと干渉しな
    いように、前記第1乃至第4駆動手段を制御することを
    特徴とする請求項6に記載のスプリング製造装置。
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