JP2796414B2 - リングアンカー取付装置 - Google Patents

リングアンカー取付装置

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JP2796414B2
JP2796414B2 JP23697590A JP23697590A JP2796414B2 JP 2796414 B2 JP2796414 B2 JP 2796414B2 JP 23697590 A JP23697590 A JP 23697590A JP 23697590 A JP23697590 A JP 23697590A JP 2796414 B2 JP2796414 B2 JP 2796414B2
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Ushio Denki KK
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、管形白熱電球のコイル状のフィラメントを
バルブの管軸に沿って保持するためのリングアンカーの
取付装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
管形白熱電球のバルブの管軸に沿って配置されるコイ
ル状のフィラメントはリングアンカーにて保持される
が、このリングアンカーは、バルブの内周面に接触する
リング部と、フィラメントに巻き付けられる巻付部およ
びリング部と巻付部を連結する連結部からなる。このリ
ングアンカーの製造方法を説明すると、リング部用マン
ドレル内にフィラメントが巻き付けられた芯線を挿通し
て両者を回転させ、先ず、リング部用マンドレルにテン
ションのかかったリングアンカー用の線材を1ターン巻
き付けてリング部を形成する。そして、線材がリング部
用マンドレルからフィラメントに移行するが、このとき
に直線状の連結部が形成される。続いて、線材をフィラ
メントの素線間に入り込ませた状態で芯線をに数ターン
巻き付け、この巻き付けた上に更に逆方向に数ターンバ
ック巻きし、巻付部を形成する。
ところで従来は、フィラメントが巻き付けられた芯線
は水平方向に保持されて回転するようになっていた。こ
のため、芯線は自重のために中央部がやゝ垂れ下がり、
これを回転させるので回転時のブレが大きくなる不具合
があった。回転時のブレが大きいと、巻付部を正確に形
成することができない。また、スプールから引き出され
る線材にテンションをかけて巻き付けるが、巻付部を形
成する際に、フィラメントに巻き付ける前に線材を切断
していた。従って、フィラメントに巻き付ける際にテン
ションがかからず、巻いた線材がフィラメントの素線間
に入り込まないことがある。このため、フィラメントの
長さが一定にならず、後工程における自動化が困難にな
る問題点があり、更には、巻付部がフィラメントをしっ
かりと保持しないので、リングアンカーが斜めに傾くこ
とがあった。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、リングアンカーの巻付部がコイル状
のフィラメントの素線間に確実に入り込んでしっかりと
保持し、フィラメントの全長が変化することがなく、ま
たリングアンカーが斜めに傾くこともないリングアンカ
ー取付装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成とその作用〕
本発明の構成は、芯線が挿通されたコイル状のフィラ
メントにリングアンカーを取り付ける装置であって、フ
ィラメントが嵌挿された芯線を垂直方向に保持して上下
に移動させるとともに、芯線および芯線と同軸に配置さ
れたリングアンカーのリング部形成用のマンドレルを同
期して回転させる機構と、リングアンカー用の線材を所
定の長さに切断する機構と、切断された線材にテンショ
ンを与えながらマンドレルおよびフィラメントの素線間
に入り込んだ状態で芯線に巻き付けてリングアンカーを
形成する機構と、を有することを特徴とする。
すなわち、芯線を垂直方向に保持して回転させるの
で、回転時のブレが少なくなり、リングアンカーの巻付
部を正確に形成することができる。そして、一定の長さ
に切断された線材にテンションをかけて巻き付けるの
で、線材がフィラメントの素線間に確実に入り込み、フ
ィラメントをしっかりと保持する。従って、フィラメン
トの全長が一定になり、またリングアンカーが斜めに傾
くこともない。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具体的に説
明する。
第1図はコイル状のフィラメントが巻き付けられた芯
線の上下動および回転機構を示す。第1図において、フ
ィラメントが巻き付けられた芯線22はリング部形成用の
マンドレル21に挿通されており、芯線22の下端が上下動
板17に回転可能に取り付けられたチャック19で把持され
て垂直方向に保持されている。また、上部基板20にモー
タ15が取り付けられており、モータ15によってマンドレ
ル21と芯線22が同期して回転駆動される。基台11には、
上下動板17を駆動するためのパルスモータ14が取り付け
られており、送りねじ棒16が正逆回転すると上下動板17
が上下動し、ゲージ18によって上下の位置を確認できる
ようになっている。つまり、芯線22はパルスモータ14に
よって上下動し、マンドレル21と芯線22がモータ15によ
って回転するが、芯線22は垂直方向に保持されて回動す
るので回転時のブレは少なくなる。
第2図は、リングアンカー用の線材を所定の長さに切
断する機構と、切断された線材にテンションを与えなが
らリング部用マンドレルおよびフィラメントに巻き付け
てリングアンカーを形成する機構を示す。第2図におい
て、マンドレル21の極く近傍にテンションユニット30が
配置されている。テンションユニット30は、リングアン
カー用の線材Wが挿通されるガイド板31と固定クランプ
32および回動クランプ33からなり、回動クランプ33は支
点ピン34を中心に回動可能であり、エアシリンダー35が
作動すると固定クランプ32と回動クランプ33が線材Wを
挟圧する。従って、マンドレル21ないし芯線22のフィラ
メントに巻き付けられる線材Wはテンションユニット30
における摺動抵抗によってテンションが付与されるよう
になっている。
次に、水平方向の基板12上に移動板13が配置され、基
板12にはストッパー60が固定され、移動板13には押えユ
ニット80とカッターユニット50が固定されている。移動
板13上には、第1送りユニット70が配置されており、ロ
ッド73が前後進することにより、第1送りユニット70は
移動板13上を摺動する。また、テンションユニット30と
カッターユニット50の間には第2送りユニット40が移動
可能に配置されている。第1送りユニット70と押えユニ
ット80は同様の構造をしており、エアシリンダー71およ
び81が作動するとクランプ部材72および82が線材Wを保
持し、あるいは解放する。第2送りユニット40もエアシ
リンダー41が作動するとクランプ部材42が線材Wを保持
し、あるいは解放する。従って、第1送りユニット70な
いし第2送りユニット40が線材Wを保持した状態でマン
ドレル21の方向に前進すると線材Wが送られる。そし
て、カッターユニット50は、エアシリンダー51が作動す
るとカッター52が線材Wを切断する。
しかして、線材Wは、後に説明するように、所定の長
さ、つまり1個のリングアンカーを形成するのに必要な
長さに切断されており、テンションユニット30を挿通さ
れた線材Wの先端がマンドレル21にチャックされると、
マンドレル21および芯線22が回転する。マンドレル21が
1回転してリングアンカーのリング部が形成されると線
材Wは下方に移動し、芯線22上に移行しながら所定の速
度で下降し回転する。従って、芯線22に巻き付けられた
フィラメント上に、このフィラメントのピッチと同じピ
ッチで数ターン巻き付けられる。続いて線材Wは逆に上
昇し、数ターンバック巻されて巻付部が形成され、リン
グアンカーが完成する。しかる後、芯線22は所定距離だ
け下降し、同様にして隣接するリングアンカーが形成さ
れる。
このように、テンションユニット30がマンドレル21の
極く近傍に配置され、バック巻が終る寸前まで線材Wに
テンションがかかるので、リングアンカーの巻付部がし
っかりと形成されて線材Wがフィラメントの素線間に確
実に入り込む。従って、フィラメントの全長が変化する
ことがなくて後工程を容易に自動化でき、またリングア
ンカーが斜めに傾くこともない。
次に、線材Wを所定の長さに切断してマンドレル21の
方向に送る機構を説明すると、先ず、第2図で説明した
ように、切断されと線材Wがマンドレル21および芯線22
に巻き付けられて第2送りユニット40を抜けると、第3
図に示すように、第2送りユニット40はカッターユニッ
ト50の方向に移動する。そして、押えユニット80が線材
Wを解放するとともに、第1送りユニット70が線材Wを
保持してストッパー60に衝合するまで前進する。これに
よって線材Wがマンドレル21の方向に送られ、カッター
ユニット50に位置していた線材Wの先端が前進して第2
送りユニット40に挿通されて保持される。次に、カッタ
ーユニット50が線材を切断し、第2送りユニット40がテ
ンションユニット30の方向に移動する。第2送りユニッ
ト40がテンションユニット30に接近すると、線材Wの先
端がテンションユニット30に挿通されてマンドレル21に
接触し、図示略のチャック機構でマンドレル21にチャッ
クされる。しかる後、前記のとおり、マンドレル21と芯
線22が回転してリングアンカーが形成される。
このように、第1送りユニット70がストッパー60に衝
合するまで前進する距離の線材Wがスプールから引き出
されて切断されるので、この距離を1個のリングアンカ
ーに要する長さに等しくしておけば、正確に所定長さに
切断することができ、かつ切断された線材Wをマンドレ
ル21に送ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のリングアンカー取付装
置は、先ず、芯線を垂直方向に保持して回転させるので
回転時のブレは少なくなる。そして、線材を巻き終える
寸前まで線材にテンションがかかるので、リングアンカ
ーの巻付部がしっかりと形成されて線材がフィラメント
の素線間に確実に入り込み、フィラメントの全長が変化
することがなくて後工程を容易に自動化でき、またリン
グアンカーが斜めに傾くこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の正面図、第2図と第3図は斜視
図である。 11……基台、12……基板、14……パルスモータ、15……
上部基板、21……マンドレル、22……芯線、30……テン
ションユニット、40……第2送りユニット、50……カッ
ターユニット、60……ストッパー、70……第1送りユニ
ット、80……押えユニット、W……線材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50361(JP,A) 特開 昭61−153942(JP,A) 特開 昭62−31939(JP,A) 特開 昭54−30689(JP,A) 実開 昭57−122661(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01K 3/10,3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯線が挿通されたコイル状のフィラメント
    にリングアンカーを取り付ける装置であって、 前記フィラメントが嵌挿された芯線を垂直方向に保持し
    て上下に移動させるとともに、芯線および芯線と同軸に
    配置されたリングアンカーのリング部形成用のマンドレ
    ルを同期して回転させる機構と、リングアンカー用の線
    材を所定の長さに切断する機構と、切断された線材にテ
    ンションを与えながらマンドレルおよびフィラメントの
    素線間に入り込んだ状態で芯線に巻き付けてリングアン
    カーを形成する機構と、を有することを特徴とするリン
    グアンカー取付装置。
JP23697590A 1990-09-10 1990-09-10 リングアンカー取付装置 Expired - Lifetime JP2796414B2 (ja)

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JPH04118851A JPH04118851A (ja) 1992-04-20
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