JPH0124833Y2 - - Google Patents

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JPH0124833Y2
JPH0124833Y2 JP13408281U JP13408281U JPH0124833Y2 JP H0124833 Y2 JPH0124833 Y2 JP H0124833Y2 JP 13408281 U JP13408281 U JP 13408281U JP 13408281 U JP13408281 U JP 13408281U JP H0124833 Y2 JPH0124833 Y2 JP H0124833Y2
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JP
Japan
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coiling head
filament
swing arm
movable body
eccentric pin
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JP13408281U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は管球用フイラメントの成形に用いら
れるフイラメント巻回装置に関する。
従来のフイラメント巻回装置において、軸線上
に芯金を挿通しこの芯金と一体的に回転されるコ
イリングヘツドに、このコイリングヘツドの側面
との間でフイラメント素線の一端を挟持するチヤ
ツクを設け、上記コイリングヘツドに対して上記
芯金の軸方向に離間対向した部位に上記軸線と同
方向およびこの軸線と直交する方向に移動自在に
案内される可動体を設け、かつこの可動体に上記
フイラメント素線を挿通案内して上記芯金に導く
素線案内孔を備えた素線ガイドを取り付け、この
素線ガイドと上記コイリングヘツドとの間に上記
芯金に巻回されたフイラメント素線の他端を沿わ
せる足部成形ガイドを配置して構成されたものが
ある。この装置は上記素線案内孔を介して案内さ
れたフイラメント素線の一端側を芯金側にチヤツ
クで挾持し、このチヤツクとともに芯金を回転駆
動すると同時に、上記可動体を介して素線案内孔
すなわちフイラメント素線を芯金の軸線に沿つて
所定の速度で移動させることにより、このフイラ
メント素線を芯金に巻回してフイラメントのコイ
ル部を成形するようになつている。そして、この
ようにして上記コイル部を成形した後には、この
コイル部の巻き終りを上記素線案内孔の孔軸と芯
金の軸線とのなす角度を一定に保持しつつ可動体
を介して素線ガイドを上記巻き終り側に回動させ
ることにより、上記フイラメント素線を足部成形
用ガイドの成形用案内面に添わせてフイラメント
の足部を成形するようになつている。なお、コイ
ル部の巻き始め側の足部はフイラメント素線の一
端側をチヤツクで挾持することにより成形されて
いるものである。
ところで、このようなフイラメント巻回装置に
おいては従来、上記素線ガイドを回動させる機構
がカムを用いて構成されるものであつたため、異
なる品種のフイラメントを成形する場合にはその
足部の寸法も異なることから上記カムを交換しな
ければならず、大変手間のかかるものであつた。
また、フイラメントの足部における寸法精度は上
記素線ガイドにおける回動運動の精度すなわちカ
ムの加工精度に影響されるものであるが、このカ
ムの加工精度を高めることは難しく、上記足部の
寸法精度すなわちフイラメント全体の品質に悪影
響を与えていた。
この考案はこのような事情にもとづいてなされ
たもので、その目的とするところは、多品種のフ
イラメントを容易に成形できるとともに足部の寸
法精度を高めることのできるフイラメント巻回装
置を提供することにある。
すなわち、この考案は、回転駆動されるコイリ
ングヘツドと、このコイリングヘツド内を挿通さ
れてこのコイリングヘツドの先端から突出される
とともにこのコイリングヘツドと一体的に回転さ
れる芯金と、上記コイリングヘツドに設けられこ
のコイリングヘツドの側面との間でフイラメント
素線の一端を挟持しこのコイリングヘツドととも
に回転されるチヤツクと、上記コイリングヘツド
に対し上記芯金の軸方向に離間対向した部位に設
けられ上記芯金の軸線と同方向およびこの軸線と
直交する方向に移動自在に案内される可動体と、
この可動体に設けられ上記フイラメント素線を挿
通案内して上記芯金に導く素線案内孔を備えた素
線ガイドと、この素線ガイドと上記コイリングヘ
ツドとの間に設けられ上記芯金に巻回されたフイ
ラメント素線の他端を沿わせる足部成形ガイド
と、上記可動体の上記軸線に沿う側面に設けられ
た偏心ピンと、この偏心ピンに連結されこの偏心
ピンから偏位した位置を中心として回動されるス
イングアームと、このスインブアームに設けられ
上記偏心ピンとの連結位置を変えてこの連結位置
と上記スイングアームの回動中心との偏位量を調
整可能な偏位量調整調整ボルトとを備えたことを
特徴とする。
以下この考案の一実施例を図面にもとづき説明
する。
図中1はコイリングヘツドである。このコイリ
ングヘツド1には芯金2が挿通されており、この
コイリングヘツド1の先端からは芯金2が繰り出
されるとともに、この芯金2はコイリングヘツド
1とともに回転駆動可能となつている。また、コ
イリングヘツド1にはチヤツク3が設けられてい
る。このチヤツク3は上記芯金2に巻回されるフ
イラメント素線4の一端側をコイリングヘツド1
の側面との間で挾持し、芯金2とともに回転駆動
されるものである。
そして、上記コイリングヘツド1の前方にはコ
イリングヘツド1と離間対向してベース5が配置
されており、このベース5上には支持ブラケツト
6が立設されている。この支持ブラケツト6には
一対の摺動ロツド7,7を介して可動体ホルダー
8が支持されており、この可動体ホルダー8は上
記摺動ロツド7,7により上記芯金2の軸線と同
方向に移動自在に案内されるようになつている。
そして、可動体ホルダー8には可動体9が備えら
れている。この可動体9は一対の案内ロツド1
0,10を介して可動体ホルダー8に支持され、
これら案内ロツド10,10により、上記軸線と
直交する方向に移動自在に案内されるようになつ
ている。すなわち、可動体9は芯金2の軸線と同
方向かつ直交する方向に移動自在となつているも
のである。また、可動体ホルダー8および可動体
9は図示しないがそれぞれ駆動機構によつて上記
軸線と同方向および直交する方向に移動可能とな
つている。そして、可動体9のコイリングヘツド
1と対向する端面には素線ガイド11が取付けら
れている。この素線ガイド11には素線案内孔1
2が形成されており、上記フイラメント素線4は
この素線案内孔12を挿通案内されて芯金2側に
導かれるようになつている。なお、フイラメント
素線4はボビン(図示しない。)に積層巻回され
て蓄えられており、このボビンから繰り出され
る。
また、可動体9の上記軸線に沿う側面9aには
偏心ピン13が突設されている。この偏心ピン1
3にはスイングアーム14が連結されてており、
このスイングアーム14は上記偏心ピン13から
偏位した位置にアーム軸14aを備え、このアー
ム軸14aを中心として回動可能に構成されてい
る。
また、スイングアーム14は上記偏心ピン13
と連結されるものであるが、この連結は偏位量調
整機構15を介してなされるようになつている。
すなわち、この偏位量調整機構15は第2図に示
される如くスイングアーム14の背面14bに形
成した長溝16を備えてなり、上記偏心ピン13
はこの長溝16内に挿入されている。そして、ス
イングアーム14の上面には下端が長溝16内に
侵入された調整ボルト17が設けられており、偏
心ピン13をこの調整ボルト17と長溝16内に
配置した挾圧ピン18との間で挾持することによ
り、スイングアーム14は偏心ピン13と連結さ
れるようになつている。また、挾圧ピン18は長
溝16内において第3図に示すように、ピン19
を介してリンク20に連結されているとともに、
このリンク20はスイングアーム14のアーム軸
14a中心を挿通されてなる操作ロツド21とピ
ン22を介して連結されている。また、23はリ
ンク20を長溝16内で枢支する枢支ピンであ
る。したがつて、上記偏位量調整機構15は上記
操作ロツド21を進退させ、リンク20を介して
挾圧ピン18を上下動させることにより、スイン
グアーム14と偏心ピン13とを連結するととも
に、これらの連結を解除できるようになつてお
り、また偏位量調整機構15は長溝16内におけ
る上記調整ボルト17の侵入量を調整することに
より、スイングアーム14における偏心ピン13
との連結位置とスイングアーム14の回動中心と
の偏位量を調整できるようになつている。なお、
24は上面に足部成形用案内面24aを有する足
部成形ガイドであり、25はフイラメント素線4
の切断をなすカツターナイフである。
次にこのような構成による一実施例の作用を説
明する。
まず、フイラメントを成形するには第4図で示
される如く可動体ホルダー8をコイリングヘツド
1側に移動させるとともに、可動体9の素線案内
孔12を介して案内されたフイラメント素線4の
一端側をコイリングヘツド1の側面とチヤツク3
で挾持する。このとき、フイラメント素線4の一
端側は素線ガイド11の底面に沿つて折曲されて
おり、この折曲部がフイラメントコイルの足部a
として成形されている。この後、上記可動体9を
介して素線ガイド11を上昇させるとともに、コ
イリングヘツド1の先端から芯金2を繰り出す。
そして、このコイリングヘツド1とともに芯金2
を回転駆動すると同時に、可動体ホルダー8を介
して可動体9つまり素線ガイド11を第5図中矢
印方向に所定の速度で移動させることにより、上
記芯金2にフイラメント素線4を巻回してフイラ
メントのコイル部bを成形する。このようにして
コイル部bの成形が終了した時点で、芯金2の回
転駆動を停止するとともに、素線ガイド11の移
動を停止し、この後上記コイル部bの巻き終り側
の芯金2に足部成形ガイド24を当てがう。な
お、この時、コイリングヘツド1のチヤツク3は
第6図に示される如く芯金2の上側に位置してい
る。そして、この後、上記スイングアーム14を
そのアーム軸14aを中心としてa方向に回動さ
せれば、上記素線案内孔12はその孔軸12aと
芯金2の軸線とのなす角度を一定に保持しつつ、
同じくc方向に回動される。すなわち、上記スイ
ングアーム14を上記アーム軸14aつまり第7
図で示される操作ロツド21を中心として回動さ
せると、このスイングアーム14が偏心ピン13
と偏位量調整機構15を介して連結されているこ
とから、偏心ピン13が上記操作ロツド21を中
心としてc方向に回動され、これによつて上記可
動体9を介して素線ガイド11がc方向に回動さ
れるものである。そして、このようにして素線ガ
イド11が回動されると、上記フイラメント素線
4が足部成形ガイド24の足部成形用案内面24
aに添つて折曲され、フイラメントにおける他方
の足部aが成形される。なお、可動体9の回動は
可動体9自身が案内ロツド10,10に案内され
て移動されると同時に可動体ホルダー8が摺動ロ
ツド7,7を介して移動されることによりなされ
るものである。この後、カツターナイフ25によ
つて上記足部aを切断し、上記コイル部bから芯
金2を引抜くことにより、第8図に示されるフイ
ラメントAが成形されるものである。また、フイ
ラメントAの品種を変更して上記足部aの成形を
なす場合には、まず、上記操作ロツド21を後退
させてスイングアーム14と偏心ピン13との連
結を解除する。そして、上記調整ボルト17によ
つてスイングアーム14における偏心ピン13と
の連結位置を変え、この偏心ピン13とスイング
アーム14の回動中心との偏位量すなわち偏心ピ
ン13の回動半径を調整するとともにスイングア
ーム14の回動角を変えることにより、そのフイ
ラメントAに応じた足部aが成形されるものであ
る。
したがつて、このような一実施例によれば、上
記足部aを成形する機構にカムを用いてないの
で、フイラメントAの品種を変更して足部aを成
形する場合には上記調整ボルト17によつて偏心
ピン13の回動半径を調整し、またスイングアー
ム14の回動角を変えるだけで済む。よつて、従
来のようにカムを交換する必要もないので、手間
がかからず容易に多品種のフイラメントAを成形
できる。また、上記足部aの寸法精度は上記偏心
ピン13の回動半径およびスイングアーム14の
回動角を調整して上記素線ガイド11の回動精度
を高めることができるので、従来のように加工の
難しいカムを用いる機構のものに比べ、足部aの
寸法精度を高めることができ、フイラメントA全
体の品質を向上できるものである。
なお、この考案は上記一実施例に制約されるも
のではない。たとえば、スイングアームにおける
偏心ピンとの連結は一対の調整ボルトでこの偏心
ピンを挾圧してこれらスイングアームと偏心ピン
を連結可能にしてもよいなど、この考案の要旨に
反しない限り、装置の構成を種々と変更して実施
できるものである。
以上説明したようにこの考案によれば、可動体
側の偏心ピンとスイングアームとの連結位置と、
スインブアームの回動中心との偏位量を調整ボル
トで調整することにより、多品種のフイラメント
を容易に成形できるとともに、上記調整によつて
フイラメントにおける足部の寸法精度を高めて高
品質なフイラメントが得られるなど、その効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は装
置全体の斜視図、第2図はスイングアームの背面
図、第3図は第2図中部の分解斜視図、第4図
ないし第6図はフイラメントの成形を工程順に示
す装置の側面図、第7図はスイングアームの回動
に伴う可動体の作動を示すための図、第8図はフ
イラメントの側面図である。 1……コイリングヘツド、2……芯金、3……
チヤツク、4……フイラメント素線、9……可動
体、11……素線ガイド、12……素線案内孔、
13……偏心ピン、14……スイングアーム、1
5……偏位量調整機構、17……調整ボルト、2
4……足部成形ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動されるコイリングヘツドと、このコイ
    リングヘツド内を挿通されてこのコイリングヘツ
    ドの先端から突出されるとともにこのコイリング
    ヘツドと一体的に回転される芯金と、上記コイリ
    ングヘツドに設けられこのコイリングヘツドの側
    面との間でフイラメント素線の一端を挟持しこの
    コイリングヘツドとともに回転されるチヤツク
    と、上記コイリングヘツドに対し上記芯金の軸方
    向に離間対向した部位に設けられ上記芯金の軸線
    と同方向およびこの軸線と直交する方向に移動自
    在に案内される可動体と、この可動体に設けられ
    上記フイラメント素線を挿通案内して上記芯金に
    導く素線案内孔を備えた素線ガイドと、この素線
    ガイドと上記コイリングヘツドとの間に設けられ
    上記芯金に巻回されたフイラメント素線の他端を
    沿わせる足部成形ガイドと、上記可動体の上記軸
    線に沿う側面に設けられた偏心ピンと、この偏心
    ピンと連結されこの偏心ピンから偏位した位置を
    中心として回動されるスイングアームと、このス
    インブアームに設けられ上記偏心ピンとの連結位
    置を変えてこの連結位置と上記スイングアームの
    回動中心との偏位量を調整可能な偏位量調整ボル
    トとを備えたことを特徴とするフイラメント巻回
    装置。
JP13408281U 1981-09-09 1981-09-09 フイラメント巻回装置 Granted JPS5838963U (ja)

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JP13408281U JPS5838963U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 フイラメント巻回装置

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JP13408281U JPS5838963U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 フイラメント巻回装置

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Publication Number Publication Date
JPS5838963U JPS5838963U (ja) 1983-03-14
JPH0124833Y2 true JPH0124833Y2 (ja) 1989-07-26

Family

ID=29927524

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JP13408281U Granted JPS5838963U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 フイラメント巻回装置

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JPS5838963U (ja) 1983-03-14

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