JPH0614912Y2 - ばね製造機の工具待避装置 - Google Patents

ばね製造機の工具待避装置

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JPH0614912Y2
JPH0614912Y2 JP16375088U JP16375088U JPH0614912Y2 JP H0614912 Y2 JPH0614912 Y2 JP H0614912Y2 JP 16375088 U JP16375088 U JP 16375088U JP 16375088 U JP16375088 U JP 16375088U JP H0614912 Y2 JPH0614912 Y2 JP H0614912Y2
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JP
Japan
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tool
slide
forming tool
forming
quill
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Application number
JP16375088U
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JPH0287532U (ja
Inventor
陽三 大代
憲史 阿比留
栄次 大林
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は複数の成形工具がクイルから前方に送り出され
る材料に対し集散することによりコイルばねを製造する
ばね製造機に用いる成形工具の待避装置に関するもので
ある。
従来の技術とその課題 ばね製造機には巻付け用芯金に材料を巻付けてコイルば
ねを成形する芯金方式と巻付け用芯金を用いずにコイル
ばねを成形する無芯金方式があり、無芯金方式はフィー
ドローラにより線材を強制的に線ガイド用クイルの中心
を通して送り出し、その前面に位置させた複数の成形工
具によりコイルばねを巻成するのであるが、この無芯金
方式のコイルばね製造機にも成形工具の作動の仕方によ
りロッカーアームを用いて成形工具を揺動運動させてク
イルに近づけるロッカーアーム式と、クイルの周囲に放
射状に成形工具を配置し、カムなどを用いてクイルに向
かって成形工具を前後動させるスライド式があるなど各
種の方式が公知技術として存在する。本願はこれらの各
方式のうち、特に無芯金方式のスライド式ばね製造機、
例えば特公昭62−43768に示される構造の機械に
用いて好都合のものである。この従来のスライド式のば
ね製造機にあっては同一平面上に複数の成形工具を放射
状に配置させる関係上、成形される製品形状が例えば第
4図に示される様な機械部品の場合、矢印d及びeで示
す部分を成形工具で成形する際、すでに成形されている
a〜c部分が振り回されて大きく回転するために他の成
形工具と干渉することが起こる。これらの現象を防ぐた
めに使用しない他の成形工具を待避させる必要が生じ、
成形工具を製品と干渉しない位置まで引き寄せるという
動作ストロークを大きく設定しなければならず、この動
作ストロークが必要なためだけに1ランクグレードアッ
プした不必要な大きな動力の大型機械を用いたり、ある
いは成形工具の他に待避ガイドを使用することにより製
品を無理に干渉しないようにねじることで成形工具との
干渉を避けるなどの手段を用いていた。これらのため製
品コストのアップ,製品生産速度の低下,品質の低下な
どの不備が生じるものであった。
課題を解決するための手段 本願は上記課題を解決するため、動作する平面が同一平
面上にある無芯金方式のスライド式コイルばね製造機で
クイルに向かって往復動する複数の成形工具にあって、
成形品と干渉を起こす成形工具が後退位置に位置すると
き、成形工具を保持する工具ホルダーを揺動運動させる
ことにより成形工具を動作平面より下に沈めることで干
渉を防ごうとするものである。
実施例 本願の製造を第1図(A)(B)で示す実施例の図面を
参照しながら説明する。コイルばね製造機の正面プレー
ト30にスライド台31が固定され、スライド台31に
削成されたTみぞ31a内を摺動自在に摺動するすべり
部を有するスライド32を設ける。このスライド32上
に押台33を固定し、押台33には軸34で回転自在に
ローラ35を設け、図示しないカムにより前方(第1図
左方)へローラ35を介してスライド32を前方へ押動
させ、後方への復動は図示しないばねにより常にスライ
ド32を引くことで行われる。またスライド32の前方
上部には取付台36をボルト73で固定し、取付台36
の取着の軸38で揺動可能に工具ホルダー39が設置さ
れる。この工具ホルダー39の横には横棒39aが取着
されており、この横棒39aの後部にローラ40を軸4
1で回転自在に設ける。さらにこのローラ40と対にな
る42a,42bの二段の段差を設けたカム42をスラ
イド台31上に固定する。このカム42とローラ40の
位置関係によりカム42a上にローラ40が位置すると
き横棒39aを介して工具ホルダー39の先端に取着し
た成形工具が正面プレート30と平行になるようにさ
れ、スライド32が後方に移動した際のカム42b上に
ローラ40が位置するとき横棒39aを介して工具ホル
ダー39が軸38を中心として反時計方向に揺動されて
工具ホルダー39の先端の成形工具は下方に沈んだ位置
に揺動し移行する。43はローラ40を常にカム42の
上面へ押し付ける引ばねである。
第4図に示す形状の製品を製作する場合を第2図の成形
工具配置図、第3図の工程説明図を用いて加工順序を説
明すると、第3図(イ)に示されるようにクイル20か
ら材料が送り出されると共に、芯金25が材料の横部に
斜め方向から進出する。その後第3図(ロ)に示される
ように第1成形工具21及び第2成形工具22がほぼ同
時に前進して芯金25と協動し第4図のa部分の曲げを
行う。続いて第3図(ハ)に示されるように第1成形工
具21が退いて、材料がクイル20から送り出されるこ
とで第2成形工具22により第4図に示されるb部分の
曲げが行われる。その後第2成形工具22が退き、第3
図(ニ)に示されるようにクイル20から材料が送り出
されることにより第4図のc部分の直線部が作られてか
ら、第3図(ホ)に示されるように第3成形工具23が
クイル20の前へ進出し、クイル20から材料が送り出
されることで芯金25と協動して第4図のd部分の曲げ
が行われる。さらに続いて第3成形工具23及び芯金2
5が後退し、第3図(ヘ)に示されるように第4成形工
具24及び芯金26が芯金25と入れ替わって斜め方向
より進出して第4図のe部分の曲げが行われる。なお、
第4成形工具24には傾斜面24aが設けられ、第4成
形工具24がクイル20の成形作用位置に進出する際こ
の傾斜面24aを用いてd部分をすべらせて反対側へ移
動させ、反成形品と干渉するのを防ぐものである。これ
らの各工程において第3図(ホ)の工程で示すd部分を
成形する際に、a,b,c部分がクイル前方位置で時計
方向に大きく回転させられ、製品と第4成形工具24あ
るいは第2成形工具22と干渉する位置を通過するので
夫々の成形工具は干渉しない位置、つまり下方に沈んだ
位置に移動させるものである。具体的には第4成形工具
24あるいは第2成形工具22がクイル20の前面に位
置した成形作用位置にあるのは図示しないカムによりロ
ーラ35が押され、スライド32がTみぞ31aに沿っ
て前進し、成形工具を取着する工具ホルダー39に取着
の横棒39aに設けたローラ40がカム42a上に位置
することで、成形工具を成形作用位置に保つものであっ
たのを、図示しないカム作用が解かれ、ばねによりスラ
イド32がTみぞ31aに沿って後退し、横棒39aに
設けたローラ40がカム42b上に位置することで、工
具ホルダー39を軸38を中心として反時計方向に揺動
させ、工具ホルダー39に固着する成形工具を成形作用
位置から後退させると共に成形作用面より下に沈め、成
形中の製品と当接しない不作用位置となすものである。
またe部分の成形を行う際も第3図(ヘ)で示される工
程でa,b,c,d部分がクイル前方位置で反時計方向
に大きく回転させられ、製品と第2成形工具22あるい
は第4成形工具24と干渉する位置を通過するので、そ
れを避けるため上記と同様の動きを行うものである。
考案の効果 本願は上記構成としたため、成形途上品とその時使用し
ない成形工具との干渉が起きるのを防ぐために成形工具
の動作ストロークを大きくするための1ランク上の大型
機械を用いることなく干渉を防ぐことができる。このた
め小形機械で済むため製品の製造コストを下げることが
可能である。また干渉を防ぐため製品を無理にねじる待
避ガイドを使用する必要もないので製品の生産速度の低
下や製品の品質の低下を招くことも起こらない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構造説明図、第2図は成形工
具の配置図、第3図(イ)〜(ヘ)は成形の加工順序を
示す工程説明図、第4図は成形品の成形例を示す図であ
る。 31……スライド台 32……スライド 39……工具ホルダー 39a……横棒 40……ローラ 42……カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料を案内するクイルの前面に向かって成
    形工具を往復動させるにあって、スライド台を設け、ス
    ライド台上で摺動可能なスライドに成形工具を取着し、
    クイルより送り出される材料に成形工具を当接させるこ
    とでコイルばねを製造するコイルばね製造機の工具待避
    装置において、成形工具を取着する工具ホルダーと、ス
    ライドに固定された取付台に取着して工具ホルダーを揺
    動可能に支持する軸と、工具ホルダーに取着した横棒
    と、横棒に回転自在に設けたローラと、ローラと対峙す
    るスライド台上に固定した二段の段差を付けたカムとか
    ら構成し、スライドが後退したときカム作用で工具ホル
    ダーを揺動させて成形工具を成形中の製品と干渉しない
    位置に待避させることを特徴とするばね製造機の工具待
    避装置。
JP16375088U 1988-12-16 1988-12-16 ばね製造機の工具待避装置 Expired - Lifetime JPH0614912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16375088U JPH0614912Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ばね製造機の工具待避装置

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JP16375088U JPH0614912Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ばね製造機の工具待避装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0287532U JPH0287532U (ja) 1990-07-11
JPH0614912Y2 true JPH0614912Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=31448753

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JP16375088U Expired - Lifetime JPH0614912Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ばね製造機の工具待避装置

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