JP3842239B2 - 内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置 - Google Patents

内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クイルから送り出された線材をコイリングピンに衝合させて巻回したコイルの両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げる内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、ヒンジ付ばねの成形方法として例えば特許文献1において、その第3図(図示しない)のヒンジ付ばね(捩じりコイルばね)は、同第1図(図示しない),第2図(図示しない)に示す捩じりコイルばね製造機により以下の手順で成形される。同第4図(図示しない)において、成形工具(第1工具)T1に線材を衝合させてコイルの一部Wを形成し、その成形端を位置決め兼折り曲げ工具(第2工具)T2に当接させて位置決めし、線材送りを停止させる(同第4図イ〜ロ)。
【0003】
その後、位置決め兼折り曲げ工具T2によって成形端部をコイル軸方向斜め内方に折り曲げて第1ヒンジWfを形成し(同第4図ハ)、位置決め兼折り曲げ工具T2を後退させる。引き続いて、成形工具T1により残りのコイル部Wを形成し、前記第1ヒンジWfの位置が所定角度位置になるように線材送りを停止させ、切断兼折り曲げ工具(第3工具)T5によって線材を切断するとともに、コイル軸方向斜め内方に折り曲げて第2ヒンジWsを形成し(同第4図ニ)、同第4図ホに示すヒンジ付ばねを成形するものである。
【0004】
【特許文献1】
特公平3−56815号公報(第3頁、第1−4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1のヒンジ付ばねの成形方法を実施する捩じりコイルばね製造機は、第1ヒンジWfを形成する際にコイルWを芯金5に押し付けて挟持する押え工具T3が、位置決め兼折り曲げ工具T2など他の工具と放射状に配設されているとともに、コイルWのコイル軸線が水平であるため、位置決め兼折り曲げ工具T2を同第2図のように、コイル軸線方向斜め内方に傾斜度θ1で進退移動させなければならない。
【0006】
同様に、第2ヒンジWsを形成する際にコイルWを芯金5に押し付けて挟持する押え工具T6が、切断兼折り曲げ工具T5など他の工具と放射状に配設されているとともに、コイルWのコイル軸線が水平であるため、切断兼折り曲げ工具T5を同第2図のように、コイル軸線方向斜め内方に傾斜度θ2で進退移動させなければならない。したがって、このような理由から、上記従来技術は構造が複雑であるとともに、各々の位置調整が煩雑であるという問題があった。
【0007】
このように、位置決め兼折り曲げ工具T2と押え工具T3とは独立した取付台や移動台が、また同様に、切断兼折り曲げ工具T5と押え工具T6も独立した取付台や移動台が各々必要であるが、これら4セットの取付台や移動台は、取り付けベース上構造的に捩じりコイルばね製造機にしか組み込むことができなかった。この捩じりコイルばね製造機は、線材が、同第1図に示す取付面1の後方側(図示右側)から前方側へ送り出されるので、図示されていない送りローラから前方に送り出される線材がクイル2の出口部に到達するまでの距離が長い。
【0008】
このために、送りローラとクイル2の出口部との間の線材は、線材を成形工具T1に衝合させる加圧力により、図示しない線材案内の中心穴内や、クイル2の繰出し穴2a内で座屈しやすい欠点があるので、高速度加工ができないという問題があった。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、コイルばねの両端フックをコイル内径側かつ両端面よりも内側に折り曲げて加工する際に、コイルばねを押し付けて挟持する上下の各押え工具が上下の各折り曲げ工具とともに放射状に配設されているので構造が複雑であるという問題、送りローラからクイルの出口部までの距離が長く線材が座屈しやすいので高速度加工ができないという問題を解決しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に係る発明は、クイルから送り出される線材をコイリングピンに衝合させて巻回したコイルの両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げて内曲げフックを有するコイルばねを成形する方法であって、少なくとも1個の前記コイリングピンを前記クイルの線材穴軸線と直交するコイル形成前方側へ前記クイルの線材穴軸線に対して設定量だけ予め偏心させておき、送り出された線材を前記コイリングピンに衝合させ形成する設定巻回数のコイルばねを前記クイルの線材穴軸線と前記コイリングピンの偏心衝合点とを含む面と鉛直面とでほぼなすコイル成形面の角度の前傾姿勢で形成しその始端部が前記コイルに包含される位置に固着された曲げダイの下端折り曲げ部により第1フックを形成可能な位置で線材の送り出しを停止させ、下押え工具を上方へ前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるとともに始端曲げ工具を同時に鉛直上方へ前進させて前記コイルばねの始端部を前記曲げダイの下端折り曲げ部に続く鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げた後に前記下押え工具と始端曲げ工具を退避させ、次いでクイルから線材を送り出して引き続きコイルばねの残り巻回部を形成し前記コイルばねの終端部が前記曲げダイの上端折り曲げ部により第2フックを形成可能な位置で線材の送り出しを停止させ、上押え工具を下方へ前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるとともに切断曲げ工具を同時に鉛直下方へ前進させて前記コイルに包含される位置に固着された芯金と協働で前記コイルばねの終端を切断かつその終端部を前記曲げダイの上端折り曲げ部に続く鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げた後に前記上押え工具と切断曲げ工具を退避させてコイルばねを成形するようにしたものである。
【0011】
この請求項1の発明によれば、クイルから送り出される線材を偏心衝合位置のコイリングピンに衝合させて、設定巻回数のコイルばねを鉛直面に対して前傾姿勢で形成するようにしたので、始端曲げ工具を工具取着面に対して傾斜させることなく平行な鉛直上方へ前進させることで、コイルばねの始端部をコイル内径側かつコイル端面よりも内側に折り曲げ第1フックを形成することができる。また、切断曲げ工具も同様にして平行な鉛直下方へ前進させることで、コイルばねの終端部をコイル内径側かつコイル端面よりも内側に折り曲げ第2フックを形成することができる。
【0012】
次いで、請求項2に係る発明は、前記コイルばねの終端部を前記切断曲げ工具により切断かつ折り曲げる際には、前記上押え工具とともに前記下押え工具を同時に前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるようにしたものである。
【0013】
この請求項2の発明によれば、上押え工具と下押え工具とでコイルばねを曲げダイに押え付けるようにしたので、コイルばねの終端部が線材から切断され切り離された直後に第2フックを折り曲げ加工する際に、コイルばねを安定的に保持することができる。
【0014】
次いで、請求項3に係る発明は、クイルから送り出される線材をコイリングピンに衝合させて巻回したコイルの両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げて内曲げフックを有するコイルばねを成形する装置であって、機台前面の前板に取着され送出しローラに挟持されて送り出される線材を前方に案内するクイルと、前記前板に進退可能に設けられ前記クイルの線材穴軸線と直交するコイル形成前方側へ前記クイルの線材穴軸心に対して設定量だけ偏心させた位置で前記クイルから送り出される線材を衝合させることでコイルばねを前記クイルの線材穴軸線と前記コイリングピンの偏心衝合点とを含む面と鉛直面とでほぼなすコイル成形面の角度の前傾姿勢で巻回する少なくとも1個のコイリングピンと、前記前板に立設され前記コイルばねの内周上部と摺接可能な位置の上角に切刃が形成された芯金と、前記前板に設けられ前記コイルばねの前記コイリングピンと衝合する反対側の内周側部と摺接可能な曲面が形成され前記コイルばねの中心側には前記曲面と交差する鉛直面が形成され上下尖端部に折り曲げ部を備えかつ前記コイルばねの軸線と平行に設けられた曲げダイと、前記前板の下部で上下移動可能に設けられ前記コイルばねの始端部を前記曲げダイの下尖端部から鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な曲げ加工面が形成された始端曲げ工具と、この始端曲げ工具に摺動可能に設けられ始端曲げ工具の上昇により前記コイルばねの外周を始端曲げ工具による曲げ動作よりも先に押圧して前記曲げダイの曲面に押え付ける下押え工具と、前記前板の上部で上下移動可能に設けられ前記芯金の切刃と協働で線材を切断可能な切刃と切断された前記コイルばねの終端部を前記曲げダイの上尖端部から鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な曲げ加工面が形成された切断曲げ工具と、この切断曲げ工具に摺動可能に設けられ切断曲げ工具の下降により前記コイルばねの外周を切断曲げ工具による曲げ動作よりも先に押圧して前記曲げダイの曲面に押え付ける上押え工具とを備えたものである。
【0015】
この請求項3の発明によれば、コイリング機構部は、機台前面の前板に取着されたクイルと、コイルばねを鉛直面に対して前傾姿勢で巻回するようにクイルの線材穴軸心に対してコイル形成前方側へ偏心させた少なくとも1個のコイリングピンとを圧縮コイルばね製造機の機台前面の前板に構成したので、送出しローラからクイルの出口部までの距離を短くでき線材が座屈し難く、高速度加工が容易にできる。
【0016】
また、フック折り曲げ機構部は、従来の技術では各工具を放射状に設けた個別の移動軸線上で進退移動させる工具作動機構が4組必要であったが、コイルばねの始端部をコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な始端曲げ工具にコイルばねを曲げダイの曲面に押え付ける下押え工具を摺動可能に設け、また、芯金の切刃と協働で線材を切断可能で、かつコイルばねの終端部をコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な切断曲げ工具に、コイルばねを曲げダイの曲面に押え付ける上押え工具を摺動可能に設けて構成したので、下押え工具付の始端曲げ工具と、上押え工具付の切断曲げ工具との2組の工具作動機構で構成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置に係る実施の形態について、図1〜図6を参照して以下のとおり説明する。
【0018】
図1は内曲げフックを有するコイルばねを成形するコイリング機構部およびフック折り曲げ機構部の正面図、図2は図1の主要部の拡大図、図3は図1のA−A矢視図、図4は図1のB−B矢視断面図、図5(a)から(d)は巻回開始から第1フック成形までを示す工程図、図6(e)から(g)は第1フック成形後から巻回終了までを示す工程図、図6(h)は巻回された内曲げフックを有するコイルばねの説明図である。
【0019】
まず、内曲げフックを有するコイルばねの成形方法を実施する装置の形態について説明する。この装置は図1に示すように、線材Wを図示左から右方に案内するクイル2と、クイル2から送り出される線材Wをコイル状に巻回する2個のコイリングピンT1,T2と、巻回されたコイルばねを切断する芯金D1および切断曲げ工具T5とで構成するコイリング機構部を備えて、主に圧縮コイルばねの製造をする圧縮コイルばね製造機を基本にしたものである。
【0020】
本願の装置は、この圧縮コイルばね製造機に、フックを折り曲げ成形する曲げダイD2と、この曲げダイD2と協働で第1フックを形成する始端曲げ工具T3と、その際コイルばねを押え付ける下押え工具T4と、曲げダイD2と協働で第2フックを形成する切断曲げ工具T5と、その際コイルばねを押え付ける上押え工具T6とで構成するフック折り曲げ機構部を備えたものである。
【0021】
コイリング機構部のクイル2は、線材Wを挿通して図2の左側から右側へ案内可能な線材穴2aが中心に穿孔されて、前板1の前面に水平姿勢で取着されている。このクイル2の図示左側には案内筒4が、線材Wをクイル2に案内可能な線材穴が中心に穿孔されて一直線上に取着されている。これらクイル2と案内筒4の間には一対の送出しローラ5,5が、線材Wを上下で挟持して図示しないモータにより回動されることで、線材Wをクイル2の前方(図示右側)に送り出し可能に軸承されている。
【0022】
次いで、線材Wをコイル状に巻回する第1コイリングピンT1は、クイル2から送り出される直線状の線材Wを最初に衝合させて湾曲に形成する工具であって、図1に示す前板1に設けられた取付け台6上で進退移動可能に設けられている。その取付け台6には、巻回されるコイルばねSのコイル中心の右下へ約45度傾斜した案内面6a,6aが形成されており、この案内面6a,6aに沿って移動台7が、図示しない駆動手段により進退移動可能に設けられ、その前端部に第1コイリングピンT1は取着されている。
【0023】
この第1コイリングピンT1の先端で線材と衝合する衝合点の位置は、図1に示すコイルの半径方向においては、巻回されるコイルばねSのコイル中心の右下へ約45度傾斜した移動軸線上で、かつ、図4に示すコイル形成方向(図示左右方向)においては、前板1に平行な鉛直面に対して所定角度前傾しクイル2の線材穴軸線を含む平面上で、クイル2の線材穴2aの軸心に対して設定量だけコイル形成前方側(図示右側)へ偏心して位置決めされている。その設定量は、コイルばねSの両端に形成する内曲げフックの図6(h)に示すコイル端面に対する折り曲げ角度βに応じて決める。
【0024】
また、第2コイリングピンT2は、第1コイリングピンT1により湾曲に予備成形された線材Wを最終的なコイル径に形成する工具であって、図1に示す前板1に設けられた取付け台8上で進退移動可能に設けられている。その取付け台8には、巻回されるコイルばねSのコイル中心の右上へ約45度傾斜した案内面8a,8aが形成されており、この案内面8a,8aに沿って移動台9が、図示しない駆動手段により進退移動可能に設けられ、その前端部に第2コイリングピンT2は取着されている。
【0025】
この第2コイリングピンT2の先端で線材と衝合する衝合点の位置は、図1に示すコイルの半径方向においては、巻回されるコイルばねSのコイル中心の右上へ約45度傾斜した移動軸線上で、かつ、図4におけるクイル2の線材穴2aの軸線と第1コイリングピンT1の衝合点とを含む面上で、第1コイリングピンT1の衝合点よりさらに設定量mだけコイル形成前方側(図示右側)へ偏心して位置決めされている。なお、第2コイリングピンT2の衝合点の位置は、線材穴2aの軸線と第1コイリングピンT1の衝合点とを含む面上よりも僅かにずらして設定することもある。
【0026】
そして、クイル2から送り出される線材Wを2個のコイリングピンT1,T2に衝合させることで、クイル2の線材穴軸線と、2個のコイリングピンT1,T2の各衝合点とを含む面内に湾曲させたコイル成形面を形成する。そのコイル成形面は、鉛直面に対してコイル形成前方側へ傾斜し、コイルばねSは、その軸線がコイル成形面と直交する図4の右下方向への前傾姿勢で巻回される。なお、コイル径は、2個のコイリングピンT1,T2の衝合点がコイル中心に近付くに従い小径になり、遠ざかるに従い大径になる。
【0027】
次いで、コイルばねSを線材Wから切断する芯金D1は、巻回されるコイルばねSに包含される位置で、図2に示すコイルばねSの内周上部と摺接可能な位置の左上角に切刃D1aが形成され、図4に示す前板1に立設されている。この芯金D1と協働でコイルばねSを切断する切断曲げ工具T5は、図1に示す芯金D1上方の前板1上に設けられた取付け台11上で上下方向へ進退移動可能に設けられている。
【0028】
その取付け台11には、鉛直な案内面11a,11aが形成されおり、この案内面11a,11aに沿って移動台12が、図示しない駆動手段により進退移動可能に設けられ、その前端部に切断曲げ工具T5は取着されている。この切断曲げ工具T5には、図2に示す右下角に切刃T5aが形成され、移動台12とともに鉛直下方へ前進移動することで、芯金D1の切刃D1aとの剪断作用でコイルばねSを線材Wから切断する。
【0029】
次に、フック折り曲げ機構部について説明する。フックを折り曲げ成形する曲げダイD2は、芯金D1の胴部外周に嵌入された工具台13と一体的に設けられ、この工具台13は、クイル2の上方で芯金D1の胴部に沿って前後位置調整可能に取着されている。そして、曲げダイD2は図3に示すように、その軸線が、巻回されるコイルばねSの軸線と平行な前傾姿勢で、かつ、巻回されるコイルばねSに包含される位置で工具台13の側面に一体的に取着されている。
【0030】
この曲げダイD2には図2に示す左側面に、コイルばねSの内周左側部と摺接可能な曲面D2aが形成され、また、コイルばねSの中心側には曲面D2aと交差し、かつ、コイルばねSの軸線と平行する鉛直面D2bが形成され、曲面D2aと鉛直面D2bとが交差する上下尖端部には折り曲げ部円弧面が形成されている。
【0031】
次いで、この曲げダイD2と協働で第1フックを形成する始端曲げ工具T3は、図1に示す芯金D1下方の前板1上に設けられた取付け台14上で上下方向へ進退移動可能に設けられている。その取付け台14には、鉛直な案内面14a,14aが形成されおり、この案内面14a,14aに沿って移動台15が、図示しない駆動手段により進退移動可能に設けられ、その前端部に始端曲げ工具T3は取着されている。
【0032】
この始端曲げ工具T3には、コイルばねSの始端部を曲げダイD2の下尖端部から鉛直面D2bに沿って、コイル端面よりも内側に折り曲げ可能な図2に示す鉛直方向の曲げ加工面T3aが形成され、移動台15とともに鉛直上方へ前進移動することで、コイルばねSの始端部に図5(d)に示す第1フックSaを形成する。また、第1フックSaを形成する際にコイルばねSを押え付ける下押え工具T4は、図1に示す移動台15上で始端曲げ工具T3と摺動可能に設けられている。
【0033】
その移動台15には支持台16が一体的に取着され、この支持台16に作動ピン17が上下移動可能に挿通され、この作動ピン17は下端の鍔17aにより上方への移動が規制されている。また、作動ピン17には、始端曲げ工具T3上で摺動可能な摺動子18が上端部に止着され、この摺動子18と支持台16との間には、摺動子18を上方に付勢する圧縮コイルばね19が介挿されている。摺動子18の上面には、下押え工具T4が一体的に取着されており、その上面に、コイルばねSを曲げダイD2の曲面D2aとで押圧して挟持可能な図2に示す曲面T4aが形成されている。
【0034】
そして、移動台15が上方へ前進移動すると、下押え工具T4が、支持台16、作動ピン17、摺動子18とともに上昇して、圧縮コイルばね19の付勢により摺動子18を介してコイルばねSを曲げダイD2の曲面D2aに押圧する。さらに移動台15が上方へ前進移動すると、下押え工具T4によりコイルばねSを曲げダイD2に押圧した状態を維持しながら、始端曲げ工具T3のみが鉛直上方へ前進する。
【0035】
その前進する始端曲げ工具T3の曲げ加工面T3aにより、コイルばねSの始端部を曲げダイD2の下尖端部から鉛直面D2bに沿って、コイル端面よりも内側に折り曲げ(図5(c)参照)第1フックSaを形成する。コイルばねSは、図3のように前傾姿勢で巻回されているので、図5に示す始端曲げ工具T3の鉛直上方への前進により、始端部はコイル端面よりも内側に折り曲げられる。
【0036】
次いで、曲げダイD2と協働で第2フックを形成する曲げ工具は、コイルばねSを線材Wから切断する切断曲げ工具T5と共用であって、コイルばねSの終端部を曲げダイD2の上尖端部から鉛直面D2bに沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な図2に示す曲げ加工面T5bが形成され、移動台12とともに下方へ前進移動することで、コイルばねSの終端部に図6(f)に示す第2フックSbを形成する。また、第2フックSbを形成する際にコイルばねSを押え付ける上押え工具T6は、図1に示す移動台12上で切断曲げ工具T5と摺動可能に設けられている。
【0037】
その移動台12には支持台21が一体的に取着され、この支持台21に作動ピン22が上下移動可能に挿通され、この作動ピン22は上端の鍔22aにより下方への移動が規制されている。また、作動ピン22には、切断曲げ工具T5上で摺動可能な摺動子23が下端部に止着され、この摺動子23と支持台21との間には、摺動子23を下方に付勢する圧縮コイルばね24が介挿されている。摺動子23の下面には、上押え工具T6が一体的に取着されており、その下面に、コイルばねSを曲げダイD2の曲面D2aとで押圧して挟持可能な図2に示す曲面T6aが形成されている。
【0038】
そして、移動台12が下方へ前進移動すると、上押え工具T6が、支持台21、作動ピン22、摺動子23とともに下降して、圧縮コイルばね24の付勢により摺動子23を介してコイルばねSを曲げダイD2の曲面D2aに押圧する。さらに移動台12が下方へ前進移動すると、上押え工具T6によりコイルばねSを曲げダイD2に押圧した状態を維持しながら、切断曲げ工具T5のみが鉛直下方へ前進する。
【0039】
その前進する切断曲げ工具T5の切刃T5aと芯金D1の切刃D1aとでコイルばねSを線材Wから切断し、かつ、切断曲げ工具T5の曲げ加工面T5bにより、コイルばねSの終端部を曲げダイD2の上尖端部から鉛直面D2bに沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ(図6(f)参照)第2フックSbを形成する。コイルばねSは、図3のように前傾姿勢で巻回されているので、図6に示す切断曲げ工具T5の鉛直下方への前進により、終端部はコイル端面よりも内側に折り曲げられる。
【0040】
引き続いて、内曲げフックを有するコイルばねの成形方法に係る実施の形態について説明する。
【0041】
図5(a)は前のばね加工が終わって、各曲げ工具が待機位置に後退している状態を示す。この状態から、クイル2より線材Wを送り出し2個のコイリングピンT1,T2に衝合させることで、図5(b)に示すように、設定巻回数のコイルばねSを巻回し、かつ、曲げダイD2の下側折り曲げ部によりコイルばねSの始端部に第1フックSaを形成可能な位置で線材Wの送り出しを停止させる。
【0042】
次に、図1の移動台15により始端曲げ工具T3とともに下押え工具T4を鉛直上方へ前進移動させて、図5(c)に示すように、摺動子18を介して圧縮コイルばね19で付勢されている下押え工具T4を、コイルばねSに当接させて曲げダイD2に押圧する。この状態を維持しながら、さらに移動台15の前進により始端曲げ工具T3を上方へ前進移動させる。
【0043】
その前進する始端曲げ工具T3の曲げ加工面T3aにより、コイルばねSの始端部を曲げダイD2の下尖端部から鉛直面D2bに沿って、コイル端面よりも内側に折り曲げ第1フックSaを形成する。このようにして第1フックSaを形成した後、図1の移動台15を下方へ後退させて、図5(d)に示すように、始端曲げ工具T3と下押え工具T4とを下端の待機位置に後退させる。
【0044】
次に、クイル2からさらに線材Wを送り出し2個のコイリングピンT1,T2に衝合させることで、図6(e)に示すように、コイルばねSの残り巻回部を形成し、かつ、曲げダイD2の上側折り曲げ部によりコイルばねSの終端部に第2フックSbを形成可能な位置で線材Wの送り出しを停止させる。
【0045】
次に、図1の移動台12の前進により切断曲げ工具T5とともに上押え工具T6を鉛直下方へ前進移動させて、図6(f)に示すように、摺動子23を介して圧縮コイルばね24で付勢されている上押え工具T6を、コイルばねSに当接させて曲げダイD2に押圧する。この状態を維持しながら、さらに移動台12により切断曲げ工具T5を下方へ前進移動させる。
【0046】
なお、第2フックSbを折り曲げ加工する際には、コイルばねSは線材Wから切断され切り離されているので、コイルばねSの形状によっては、上押え工具T6のみによりコイルばねSを曲げダイD2に押圧するだけでは不安定な場合がある。このような場合には、始端曲げ工具T3がコイルばねSに当接しない位置で、下押え工具T4によりコイルばねSを曲げダイD2に押圧可能な位置まで移動台15を移動台12と略同一時期に前進させて、上押え工具T6と下押え工具T4とによりコイルばねSを曲げダイD2に押圧することが好ましい。
【0047】
その下方へ前進する切断曲げ工具T5の切刃T5aと芯金D1の切刃D1aとでコイルばねSを線材Wから切断し、かつ、切断曲げ工具T5の曲げ加工面T5bにより、切断曲げ工具T5の終端部を曲げダイD2の上尖端部から鉛直面D2bに沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ第2フックSbを形成する。
【0048】
このようにして第2フックSbを形成した後、図1の移動台12を上方へ後退させて、図6(g)に示すように、切断曲げ工具T5と上押え工具T6とを上端の待機位置に後退させる。これで、コイルばねSを加工する1サイクルは終了し、図6(h)に示すような、両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げた内曲げフックSa,Sbを有するコイルばねSが製造される。
【0049】
なお、本発明に係る内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置は、上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさまざまな形態に構成することができる。例えば本例では、2個のコイリングピンに線材を衝合させてコイル成形する例で説明したが、コイルばねのD/dなどによっては、本例の第2コイリングピンに相当する1個でもコイリング加工することができる。
【0050】
また、本例ではコイルの両端ともに内曲げフックを有するコイルばねの成形方法およびその装置を説明したが、一方端のみに内曲げフックを有し他端は異なるフック、例えば直線の足状のフックを有するコイルばね等を形成する成形方法およびその装置であってもよい。さらに、本例では右巻のコイルばねの成形方法およびその装置を説明したが、左巻のコイルばねであってもよい。このとき芯金D1、コイリングピンT1,T2、および送出しローラ5,5等は上記実施例とは左右対称な配置になる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、上述したように構成したので、以下に記載するような効果を奏する。
【0052】
請求項1に係る発明の内曲げフックを有するコイルばねの成形方法は、クイルから送り出される線材を偏心衝合位置のコイリングピンに衝合させて、設定巻回数のコイルばねを鉛直面に対して前傾姿勢で形成するようにしたので、始端曲げ工具および切断曲げ工具を単に鉛直方向上下へ前進後退させることで、コイル内径側かつコイル端面よりも内側に折り曲げられた第1フックおよび第2フックを形成することができる。
【0053】
次いで、請求項2に係る発明の内曲げフックを有するコイルばねの成形方法は、コイルばねの終端部を切断曲げ工具により切断かつ折り曲げる際には、上押え工具と下押え工具とでコイルばねを曲げダイに押え付けるようにしたので、コイルばねの終端部が線材から切断され切り離された直後に第2フックを折り曲げ加工する際に、コイルばねを安定的に保持することで、品質の向上を図ることができる。
【0054】
次いで、請求項3に係る発明の内曲げフックを有するコイルばねの成形装置は、コイリング機構部が、機台前面の前板に取着されたクイルと、コイルばねを鉛直面に対して前傾姿勢で巻回する少なくとも1個のコイリングピンとで構成する圧縮コイルばね製造機のコイリング機構部を基本に構成したので、送出しローラからクイルの出口部までの距離が短いので線材が座屈し難く品質の向上を図ることができるとともに、高速度加工により生産性の向上を図ることができる。
【0055】
また、フック折り曲げ機構部は、コイルばねの始端部をコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な始端曲げ工具と、この始端曲げ工具に摺動可能に設けられコイルばねを曲げダイの曲面に押え付ける下押え工具と、芯金の切刃と協働で線材を切断可能でコイルばねの終端部をコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な切断曲げ工具と、この切断曲げ工具に摺動可能に設けられコイルばねを曲げダイの曲面に押え付ける上押え工具とで構成したので、始端曲げ工具および下押え工具と、切断曲げ工具および上押え工具との2組の工具作動機構に簡素化でき、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内曲げフックを有するコイルばねの成形をする装置の説明図であって、コイリング機構部およびフック折り曲げ機構部を示す正面図である。
【図2】同じく、図1の主要部の拡大図である。
【図3】同じく、図1のA−A矢視図である。
【図4】同じく、図1のB−B矢視断面図である。
【図5】本発明に係る内曲げフックを有するコイルばねの成形方法の説明図であって、(a)から(d)は巻回開始から第1フック形成までを示す工程図である。
【図6】同じく、(e)から(g)は第1フック形成後から第2フック形成終了までを示す工程図、(h)は巻回された内曲げフックを有するコイルばねの説明図である。
【符号の説明】
1 前板
2 クイル
2a 線材穴
5 送出しローラ
D1 芯金
D1a 切刃
D2 曲げダイ
D2a 曲面
D2b 鉛直面
S コイルばね
Sa 第1フック
Sb 第2フック
T1,T2 コイリングピン
T3 始端曲げ工具
T3a 曲げ加工面
T4 下押え工具
T5 切断曲げ工具
T5a 切刃
T5b 曲げ加工面
T6 上押え工具
W 線材

Claims (3)

  1. クイルから送り出される線材をコイリングピンに衝合させて巻回したコイルの両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げて内曲げフックを有するコイルばねを成形する方法であって、少なくとも1個の前記コイリングピンを前記クイルの線材穴軸線と直交するコイル形成前方側へ前記クイルの線材穴軸線に対して設定量だけ予め偏心させておき、送り出された線材を前記コイリングピンに衝合させ形成する設定巻回数のコイルばねを前記クイルの線材穴軸線と前記コイリングピンの偏心衝合点とを含む面と鉛直面とでほぼなすコイル成形面の角度の前傾姿勢で形成しその始端部が前記コイルに包含される位置に固着された曲げダイの下端折り曲げ部により第1フックを形成可能な位置で線材の送り出しを停止させ、下押え工具を上方へ前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるとともに始端曲げ工具を同時に鉛直上方へ前進させて前記コイルばねの始端部を前記曲げダイの下端折り曲げ部に続く鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げた後に前記下押え工具と始端曲げ工具を退避させ、次いでクイルから線材を送り出して引き続きコイルばねの残り巻回部を形成し前記コイルばねの終端部が前記曲げダイの上端折り曲げ部により第2フックを形成可能な位置で線材の送り出しを停止させ、上押え工具を下方へ前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるとともに切断曲げ工具を同時に鉛直下方へ前進させて前記コイルに包含される位置に固着された芯金と協働で前記コイルばねの終端を切断かつその終端部を前記曲げダイの上端折り曲げ部に続く鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げた後に前記上押え工具と切断曲げ工具を退避させてコイルばねを成形するようにしたことを特徴とする内曲げフックを有するコイルばねの成形方法。
  2. 前記コイルばねの終端部を前記切断曲げ工具により切断かつ折り曲げる際には、前記上押え工具とともに前記下押え工具を同時に前進させて前記コイルばねを前記曲げダイの曲面に押え付けるようにした請求項1記載の内曲げフックを有するコイルばねの成形方法。
  3. クイルから送り出される線材をコイリングピンに衝合させて巻回したコイルの両端をコイル内径側かつコイル両端面よりも内側に折り曲げて内曲げフックを有するコイルばねを成形する装置であって、機台前面の前板に取着され送出しローラに挟持されて送り出される線材を前方に案内するクイルと、前記前板に進退可能に設けられ前記クイルの線材穴軸線と直交するコイル形成前方側へ前記クイルの線材穴軸心に対して設定量だけ偏心させた位置で前記クイルから送り出される線材を衝合させることでコイルばねを前記クイルの線材穴軸線と前記コイリングピンの偏心衝合点とを含む面と鉛直面とでほぼなすコイル成形面の角度の前傾姿勢で巻回する少なくとも1個のコイリングピンと、前記前板に立設され前記コイルばねの内周上部と摺接可能な位置の上角に切刃が形成された芯金と、前記前板に設けられ前記コイルばねの前記コイリングピンと衝合する反対側の内周側部と摺接可能な曲面が形成され前記コイルばねの中心側には前記曲面と交差する鉛直面が形成され上下尖端部に折り曲げ部を備えかつ前記コイルばねの軸線と平行に設けられた曲げダイと、前記前板の下部で上下移動可能に設けられ前記コイルばねの始端部を前記曲げダイの下尖端部から鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な曲げ加工面が形成された始端曲げ工具と、この始端曲げ工具に摺動可能に設けられ始端曲げ工具の上昇により前記コイルばねの外周を始端曲げ工具による曲げ動作よりも先に押圧して前記曲げダイの曲面に押え付ける下押え工具と、前記前板の上部で上下移動可能に設けられ前記芯金の切刃と協働で線材を切断可能な切刃と切断された前記コイルばねの終端部を前記曲げダイの上尖端部から鉛直面に沿ってコイル端面よりも内側に折り曲げ可能な曲げ加工面が形成された切断曲げ工具と、この切断曲げ工具に摺動可能に設けられ切断曲げ工具の下降により前記コイルばねの外周を切断曲げ工具による曲げ動作よりも先に押圧して前記曲げダイの曲面に押え付ける上押え工具とを備えたことを特徴とする内曲げフックを有するコイルばねの成形装置。
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