JP2002158131A - 巻線装置および巻線方法 - Google Patents

巻線装置および巻線方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き付け精度の高いコイルの巻線装置を提供
する。 【解決手段】 巻芯3のまわりを回動して線材2を繰り
出すノズル4と、ノズル4を介して巻き掛けられる線材
2を巻芯3へと案内する第一、第二線押え21,22
と、第一、第二線押え21,22に対して巻芯3を相対
回転させる巻芯回転機構とを備え、巻芯3に線材2を斜
めに順次巻回するコイルの巻線装置1において、第一、
第二線押え21,22を巻芯3に当接させたまま巻芯3
に対する第一、第二線押え21,22の当接角度を変え
る当接角度可変機構(24〜30,13,17,41)
を備える。これにより、線材2が第一、第二線押え2
1,22に摺接して巻芯3へと滑り落ちることを促し
て、コイルの巻き乱れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコアレスモ
ータのロータ等に用いられるコイルの巻線装置および巻
線方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】小型の
コアレスモータの場合、ロータのコイルは微少な隙間を
もってモータの内部に介装されるため、高い形状精度が
要求される。この種のコイルの製造方法として、例えば
次のようなものがあった。
【0003】角形の棒状部材に線材を整列巻きした
後、棒状部材を引き抜き、線材を押しつぶして平面状の
帯を形成し、この帯を円筒状に曲げて帯の両端部を接続
して形成する方法(例えば特開平9−271157号公
報、特開平10−80110号公報参照)。
【0004】巻芯の外周に線材を斜めに順次巻回して
円筒形のコイルを巻線する方法(例えば特許第2646
319号、特許第2820372号参照)。この方法に
用いられる巻線装置は、線材を繰り出し巻芯に対して相
対回転するノズルと、巻芯に巻き掛けられる線材を巻芯
の所定位置へと案内する第一、第二線押えと、第一、第
二線押えに対して巻芯を相対回転させる巻芯回転機構と
を備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の製
造方法は、手作業で行わなければならない工程が多く、
自動化に適さない。
【0006】また、の製造方法は、この第一、第二線
押えに巻き掛けられた線材が巻芯の外周面へとスムーズ
に落下しない可能性があり、順次巻回される線材が重な
り過ぎたり、離れてしまう巻き乱れが生じ、コイルの形
状および特性にバラツキが生じる。
【0007】これに対処して、従来、線押えに振動を与
えて、線材が巻芯の外周面へと落下することを促すもの
があった。
【0008】しかしながら、この場合、線押えに加わる
振動によって線材の落下位置にズレが生じる可能性があ
り、製造コイルの形状および特性にバラツキが生じやす
いという問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、巻き付け精度の高いコイルの巻線装置および
巻線方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、線材を繰
り出し巻芯のまわりを回動するノズルと、ノズルを介し
て巻き掛けられる線材を巻芯へと案内する線押えと、線
押えに対して巻芯を相対回転させる巻芯回転機構とを備
え、巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線装置
に適用する。
【0011】そして、線押えを巻芯に当接させたまま巻
芯に対する線押えの当接角度を変える当接角度可変機構
を備えたことを特徴とするものとした。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、当接
角度可変機構として、線押えを揺動可能に支持する揺動
中心軸と、線押えの先端を巻芯に押し付ける付勢手段
と、揺動中心軸を巻芯に対して移動する揺動中心軸移動
機構とを備えたことを特徴とするものとした。
【0013】第3の発明は、第1から第3のいずれか一
つの発明において、線押えを巻芯に当接する先端にかけ
て細くなるように傾斜させたことを特徴とするものとし
た。
【0014】第4の発明は、第1から第4のいずれか一
つの発明において、ノズルが取り付けられ巻芯の回りに
回動するフライヤと、フライヤの回動軸を貫通する固定
軸とを備え、固定軸を介して線押えを支持したことを特
徴とするものとした。
【0015】第5の発明は、第5の発明において、揺動
中心軸移動機構として、フライヤの回動軸を支持するフ
ライヤ支持台と、フライヤ支持台を移動するサーボモー
タを備えたことを特徴とするものとした。
【0016】第6の発明は、巻芯に線材を斜めに順次巻
回するコイルの巻線方法に適用する。
【0017】そして、巻芯に対して当接したままその当
接角度を変える線押えを用いて線材を巻芯へと案内する
ことを特徴とするものとした。
【0018】第7の発明は、第6の発明において、巻芯
に対してノズルを相対回転する工程と、巻芯に対する線
押えの当接角度を変える工程と、線押えに対して巻芯を
相対回転させる工程とが順に行われる構成としたことを
特徴とするものとした。
【0019】
【発明の作用および効果】第1、第7の発明によると、
線材を巻き掛けた線押えが巻芯の外周に当接したままそ
の当接角度を変えることにより、線材が線押えに摺接し
て巻芯へと滑り落ちることが促され、線材を所定位置に
巻き付けることができる。これにより、順次巻回される
線材が重なり過ぎたり離れてしまう巻き乱れを防止し、
コイルの形状および特性を均一にすることができる。
【0020】第2の発明によると、揺動中心軸が移動し
ても付勢手段によって線押えの先端が巻芯に押し付けら
れ、線押えの先端が巻芯から離れないため、線材が巻芯
と線押えの間に入り込むことがなく、線材どうしを隙間
なく整列して巻線することができる。
【0021】揺動中心軸がサーボモータによって駆動さ
れるため、揺動中心軸の移動量、速度等をきめ細かく制
御することが可能となり、線押えの微妙な動きが得られ
る。
【0022】第3の発明によると、線押えを巻芯に当接
する先端にかけて細くなるように傾斜させることによ
り、巻芯に対する線押えの当接角度が変わるのに伴っ
て、線材がガイドに沿ってスムーズに滑り落ち、線材を
所定位置に巻き付けることができる。
【0023】第4の発明によると、フライヤがガイドに
干渉することなく回動して線材を巻芯に巻き付ける。
【0024】第5の発明によると、フライヤ支持台を移
動するサーボモータによってガイドの揺動中心軸を移動
するため、フライヤの回動軸に対してガイドの揺動中心
軸を移動する専用のアクチュエータを設ける必要が無
く、構造の簡素化がはかれる。
【0025】第7の発明によると、線材をガイドに掛け
回した後、線押えの当接角度を変えて線材を巻芯の所定
位置に巻回する。その後、巻芯を回転させて巻芯に対し
て線押えを移動することで、巻線が順次行われる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0027】図1、図2において、1はコアレスモータ
のロータ等に用いられるコイルを自動的に製造する巻線
装置である。フライヤ式の巻線装置1は、巻芯3のまわ
りを回動するフライヤ5と、フライヤ5の先端から線材
2を繰り出すノズル4とを備える。線材2の一端がクラ
ンプ機構15に係止された状態で、ノズル4がフライヤ
5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することによ
り、線材2が巻芯3の外周に斜めに巻回される。
【0028】フライヤ5の基端部はスピンドル(回転
軸)6に連結される。スピンドル6は軸受12を介して
フライヤ支持台13に回転可能に支持される。スピンド
ル6はモータ7によってプーリ8,9及びベルト11を
介して回転駆動される。
【0029】フライヤ支持台13は左右移動台17にシ
ャフト18を介して固定される。左右移動台17に対す
るシャフト18の取付角度を変えることにより、ノズル
4が通る回転軌跡の傾斜角度が調節される。
【0030】フライヤ支持台13は、巻芯3に巻回され
るコイルの形状や大きさに対応して、X、Y、Zの3軸
方向に移動するようになっている。フライヤ支持台13
は、X軸方向に移動する左右移動台17と、Z軸方向に
移動する昇降台45と、Y軸方向に移動する前後移動台
36とを備える。
【0031】左右移動台17は昇降台45に対してX軸
方向にガイドレール49を介して平行移動可能に支持さ
れる。昇降台45にサーボモータ41によって回転駆動
されるボールネジ42が取り付けられ、左右移動台17
にボールネジ42に多数のボールを介して螺合するナッ
ト43が固定される。
【0032】昇降台45は前後移動台36に対してZ軸
方向にガイドレール40を介して平行移動可能に支持さ
れる。昇降台45にサーボモータ46によって回転駆動
されるボールネジ47が取り付けられ、前後移動台36
にボールネジ47にボールを介して螺合するナット48
が固定される。
【0033】前後移動台36は架台35に対してY軸方
向にガイドレール32を介して平行移動可能に支持され
る。架台35のケース39にサーボモータ37によって
回転駆動されるボールネジ38が取り付けられ、前後移
動台36にボールネジ38にボールを介して螺合するナ
ット33が固定される。
【0034】巻芯3をZ軸回りに回転させる巻芯回転機
構として、Z軸回りに回転する回転台19が架台35上
に設けられ、この回転台19がサーボモータ20によっ
て回転駆動されるようになっている。巻芯3はこの回転
台19の回転中心上に治具を介して着脱可能にセットさ
れる。ノズル4がフライヤ5を介して巻芯3のまわりを
斜めに回動する毎に、回転台19が巻芯3を所定角度回
転するように制御される。これにより、線材2が巻芯3
の外周に斜めに順次巻回されて円筒形のコイルが形成さ
れる。
【0035】ノズル4を介して巻き掛けられる線材2を
巻芯3の外周へと案内する第一、第二線押え21,22
を備える。第一線押え21は巻芯3の上部に当接し、第
二線押え22は巻芯3の下部に当接する。第一、第二線
押え21,22は巻芯3を挟んで互いに180度対向す
るように配置される。したがって、第一、第二線押え2
1,22の巻芯3に対する当接部が巻芯3の回転中心線
を含む一つの平面上に位置している。ノズル4が線材2
を第一、第二線押え21,22を介して巻芯3の外周に
巻き掛けられることにより、線材2が巻芯3の外周の所
定位置へと収まる。
【0036】そして本発明の要旨とするところである
が、図3、図4に示すように、第一、第二線押え21,
22を巻芯3の外周に当接させたままそれぞれの当接角
度を変える当接角度可変機構を備える。これにより、線
材2が第一、第二線押え21,22に摺接して巻芯3の
外周面へと落下することが促される。
【0037】当接角度可変機構として、第一、第二線押
え21,22をブラケット25にベアリング31を介し
て揺動可能に支持する揺動中心軸23と、第一、第二線
押え21,22の先端を巻芯3にわずかな付勢力で押し
付けるスプリング(付勢手段)24と、揺動中心軸23
を巻芯3に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機
構とを備える。
【0038】第一線押え21の揺動中心軸23を巻芯3
に対してX軸方向に移動する揺動中心軸移動機構とし
て、ブラケット25を巻芯3に対してX軸方向に移動す
る線押え支持台26を備える。線押え支持台26は架台
35に固定される台28に対してX軸方向に平行移動可
能に支持される。台28にサーボモータ27によって回
転駆動されるボールネジ29が取り付けられ、線押え支
持台26にボールネジ29にボールを介して螺合するナ
ット30が固定される。
【0039】第二線押え22の揺動中心軸移動機構は、
フライヤ支持台13をX軸方向に移動する左右移動台1
7と、フライヤ5のスピンドル6を貫通して設けられる
固定軸51と、固定軸51の回転係止機構と、固定軸5
1にブラケット25を連結するアーム52等によって構
成される。これにより、揺動中心軸23はフライヤ支持
台13と共にX軸方向に移動する。
【0040】第一、第二線押え21,22の揺動中心軸
23は各サーボモータ27,41によって駆動されるた
め、各揺動中心軸23の移動量、速度等をきめ細かく制
御することが可能となり、第一、第二線押え21,22
の微妙な動きが得られる。
【0041】固定軸51をフライヤ支持台13に対して
回転しないように支持する回転係止機構として、固定軸
51の基端部に取り付けられるプーリ53と、このプー
リ53にベルトを介して連動するプーリ55と、プーリ
55と一体に回転するプーリ56と、プーリ55,56
をスピンドル6に回転可能に支持する軸57と、プーリ
56にベルトを介して連動するプーリ59と、プーリ5
9をフライヤ支持台13がプーリ53と同軸上で固定す
る軸60とを備える。各プーリ53,55,56,59
は同一径で形成され、各プーリ55,56がスピンドル
6と共に回動しても、固定軸51が回動しないようにな
っている。
【0042】図示しない線材供給源からテンショナーを
介して送られる線材2は、軸60とプーリ59に設けら
れた穴を貫通するとともに、スピンドル6に設けられた
穴を貫通してフライヤ5の先端に設けられたノズル4へ
と導かれる。各プーリ55,56等はスピンドル6と共
に回動するので、線材2と干渉しない。
【0043】そして、第一、第二線押え21,22は揺
動基端部から揺動先端部にかけて次第に細くなるように
爪状に形成され、巻芯3に当接する先端部が針状に突出
している。第一、第二線押え21,22は線材2が巻き
掛けられる側端部を先端部にかけて傾斜させて形成さ
れ、線材2を巻芯3の外周面へとスムーズに落下させる
ようになっている。
【0044】なお、図示しないが、巻芯3の巻線からタ
ップを引き出す3つのタップ出し装置が設けられ、モー
タの端子につながるコイルの口出線が形成されるように
なっている。
【0045】巻芯3に向けて熱風を吹き付けるダクト6
1が設けられる。線材2はその表面に溶着層がコーティ
ングされており、ダクト61からの熱風によって溶着層
が溶けて固まることにより、巻芯3に巻回された線材2
どうしが固着される。
【0046】巻線装置1は以上のように構成されて、次
にその動作について説明する。
【0047】まず、ノズル4の先端から線材2を引き出
してクランプ機構15に係止するとともに、回転台19
に治具を介して巻芯3を取り付けて、図示しないコント
ローラのスタートボタンを押す。これに伴い、左右移動
台17が移動して線押え支持台26とおよびフライヤ5
を巻芯3に近づけ、第一、第二線押え21,22を巻芯
3にわずかな付勢力で押し付ける。続いて、ノズル4が
フライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動するこ
とにより、線材2が巻芯3に巻回される。
【0048】次に、巻線装置1が巻芯3に線材2が巻回
される動作を図5、図6を基に説明する。
【0049】(1)図に示すように、ノズル4がフライ
ヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動することによ
り、線材2が第一、第二線押え21,22を介して巻芯
3に巻回される。
【0050】(2)図に矢印で示すように、各ブラケッ
ト25が巻芯3に近づいたり離れることにより、第一、
第二線押え21,22がその先端部を巻芯3の外周に当
接させたままその当接角度を変える。すなわち、各ブラ
ケット25が巻芯3に離れることにより第一、第二線押
え21,22の傾斜が急になり、線材2が第一、第二線
押え21,22に摺接して巻芯3の外周面へと滑り落ち
ることが促される。
【0051】(3)図に示すように、巻芯3が回転台1
9を介して線材2の外径分に対応して所定角度だけ回転
する。これに伴って、第一、第二線押え21,22が巻
芯3に巻回された線材2を乗り越えて次のポイントへと
移動する。
【0052】(4)図に矢印で示すように、各ブラケッ
ト25を巻芯3に近づけ、第一、第二線押え21,22
の傾斜を緩やかにする。
【0053】(5)図に示すように、再びノズル4がフ
ライヤ5を介して巻芯3のまわりを斜めに回動すること
により、線材2が第一、第二線押え21,22を介して
巻芯3に巻回される。
【0054】(6)図に矢印で示すように、各ブラケッ
ト25が巻芯3に近づいたり離れるることにより、第
一、第二線押え21,22がその先端部を巻芯3の外周
に当接させたままその当接角度を変え、新たに巻回され
た線材2が第一、第二線押え21,22に摺接して巻芯
3の外周面へと滑り落ちることが促される。各揺動中心
軸23が移動してもスプリング24によって第一、第二
線押え21,22の先端が巻芯3に押し付けられ、第
一、第二線押え21,22の先端が巻芯3から離れない
ため、線材が巻芯と線押えの間に入り込むことがなく、
新たに巻回された線材2が既に巻回された線材2に隙間
なく接して並び、線材2どうしを整列させることができ
る。
【0055】上記(1)〜(6)図に示す一連の動作を
繰り返して線材2が所定の巻数だけ巻回されたところ
で、タップ出し装置が作動して巻線から線材2を所定長
さ引き出し、再び上記一連の動作を繰り返す。
【0056】巻芯3が1回転したところで、線押え支持
台26と左右移動台17およびフライヤ5が移動して第
一、第二線押え21,22が巻芯3から離される。続い
て、線材2をクランプ機構15により係止し、クランプ
機構15と巻芯3の間で図示しないカッタを介して切断
する。こうして巻線を終了したコイルが巻芯3と一緒に
回転台19の治具から取り外される。
【0057】本実施の形態では、第二線押え22を移動
する揺動中心軸移動機構をフライヤ5を移動する機構に
よって構成したため、構造の簡素化がはかれる。
【0058】これに限らず、揺動中心軸移動機構とし
て、アーム52に対してブラケット25を移動するアク
チュエータを設けてもよい。
【0059】また、本実施の形態では、スピンドル6の
回転中心線を水平線に対して傾斜させているが、これに
限らず、ピンドル6の回転中心線を水平線上に配置し、
巻芯を水平線に対して傾斜させても良い。
【0060】また、フライヤ式の巻線装置に限らず、線
材を繰り出すノズルを固定し、ノズルに対して巻芯を相
対回転させる構造としてもよい。
【0061】また、回転台を介して巻芯を回転させる構
造に限らず、巻芯に対して第一、第二線押えを相対回転
させる構造としてもよい。
【0062】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図2】同じく巻線装置の断面図。
【図3】同じく線押えの平面図。
【図4】同じく線押えの斜視図。
【図5】同じく巻芯に線材が巻回される様子を示す斜視
図。
【図6】同じく巻芯に線材が巻回される様子を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 巻線装置 2 線材 3 巻芯 4 ノズル 5 フライヤ 6 スピンドル 9 回転台 13 フライヤ支持台 19 回転台 21 第一線押え 22 第二線押え 23 揺動中心軸 26 線押え支持台 51 固定軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻芯のまわりを相対的に回動して線材を繰
    り出すノズルと、 前記ノズルを介して巻き掛けられる線材を前記巻芯へと
    案内する線押えと、 前記線押えに対して前記巻芯を相対回転させる巻芯回転
    機構とを備え、 前記巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの巻線装置
    において、 前記線押えを前記巻芯に当接させたまま前記巻芯に対す
    る前記線押えの当接角度を変える当接角度可変機構を備
    えたことを特徴とする巻線装置。
  2. 【請求項2】前記当接角度可変機構として、 前記線押えを揺動可能に支持する揺動中心軸と、 前記線押えの先端を前記巻芯に押し付ける付勢手段と、 前記揺動中心軸をサーボモータによって移動する揺動中
    心軸移動機構とを備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の巻線装置。
  3. 【請求項3】前記線押えを前記巻芯に当接する先端にか
    けて細くなるように傾斜させたことを特徴とする請求項
    1から3のいずれか一つに記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】前記ノズルが取り付けられ前記巻芯の回り
    を回動するフライヤと、 前記フライヤの回動軸を貫通する固定軸とを備え、 前記固定軸を介して前記線押えを支持したことを特徴と
    する請求項1から4のいずれか一つに記載の巻線装置。
  5. 【請求項5】前記揺動中心軸移動機構として、 前記フライヤの回動軸を支持するフライヤ支持台と、 前記フライヤ支持台を移動するサーボモータとを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の巻線装置。
  6. 【請求項6】巻芯に線材を斜めに順次巻回するコイルの
    巻線方法において、 前記巻芯に対して当接したままその当接角度を変える線
    押えを用いて線材を巻芯へと案内することを特徴とする
    巻線方法。
  7. 【請求項7】前記巻芯に対して前記ノズルを相対回転す
    る工程と、前記巻芯に対する前記線押えの当接角度を変
    える工程と、前記線押えに対して前記巻芯を相対回転さ
    せる工程とが順に行われる構成としたことを特徴とする
    請求項6に記載の巻線方法。
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