JP6257083B2 - コイル成形装置及びコイル成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばコアレスモータのロータ等に用いられるコイルであって、巻芯の周囲に巻付けられた線材から成るコイルを成形するコイル成形装置及びコイル成形方法に関するものである。
従来より、小型のコアレスモータのロータのコイルは、高い形状精度が要求されており、この種のコイルの製造装置として、円柱状の巻芯と、線材を繰出しつつその巻芯の軸に対して傾斜して回転するノズルを備えものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような巻線装置では、巻芯の外周に線材を斜めに順次巻回して円筒形のコイルを形成するとしている。
特許第3588586号公報
上記従来の巻線装置では、線材が繰出されるノズルを巻芯の軸に対して傾斜して回転させるので、その線材は円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられることになる。このように、円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられた線材から成るコイルにあっては、その線材はコイルの軸方向の端部において折り返されることになる。すると、その折り返される端部において線材が巻芯から離れ、そのような線材から成るコイルにあっては、その軸方向の端部における外径が拡大する様な現象を生じさせる。
しかし、円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられた線材から成るコイルであって、コアレスモータのロータ等に用いられるコイルは、高い形状精度が要求される。このため、その様なコイルにあっては、その軸方向の端部において折り返される線材を巻芯に馴染ませて、コイルの軸方向の端部における外径が拡大する様なことを防止する必要がある。
このように線材を巻芯に馴染ませる方法として、図5に示すように、断面がコイル3の外形に略等しい凹面4aが形成された押しつけ部材4を、図6(a)に示すように、巻芯1に巻付けられた線材2に巻芯1の径方向から圧接させることが考えられる。
けれども、その凹面4aの端部分(図5のB部)では、巻芯1に巻回された線材2であって巻芯1から離れた線材2を、図6(b)に示すように、その巻芯1の周方向に移動させた後にその巻芯1に馴染ませるようになり、線材2の整列性が損なわれて、コイル3の軸方向の端部における外径を減少させることが困難になる不具合がある。
本発明の目的は、線材の整列性を失うことなく線材を巻芯に馴染ませてコイルの外径を所望の値にし得るコイル成形装置及びコイル成形方法を提供することにある。
本発明のコイル成形装置は、円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられた線材から成るコイルを成形する装置であって、断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラと、複数のローラがコイルを周囲から把持する把持位置とコイルから離間させる離間位置との間で移動させるローラ移動手段と、把持位置の複数のローラをコイルの長手方向に転動させる転動手段とを備えたことを特徴とする。
この場合、ローラ外周の円弧状断面の半径が得ようとするコイルの外周の半径に略等しく形成されたことが好ましく、複数のローラに対して巻芯を回転させる巻芯相対回転機構を更に備えることもできる。
一方、本発明のコイル成形方法は、円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられた線材から成るコイルを成形する方法であって、断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラによりコイルの長手方向略中央を周囲から把持し、コイルを把持した複数のローラをコイルの長手方向に転動させて巻芯に巻回された線材を巻芯に馴染ませることを特徴とする。
この場合、コイルを把持した複数のローラをコイルの長手方向に転動させた後に複数のローラをコイルから離間させ、複数のローラに対してコイルを所定の角度回転させた後に複数のローラによりコイルの長手方向略中央を周囲から再び把持し、コイルを把持した複数のローラをコイルの長手方向に再び転動させて巻芯に巻回された線材を巻芯に再度馴染ませることが好ましい。
本発明のコイル成形装置及びコイル成形方法では、コイルを把持した複数のローラをコイルの長手方向に転動させるので、そのローラは巻芯に巻回された線材を巻芯に押しつけて馴染ませる。そして、このローラはコイルの長手方向に転動するので、コイルの軸方向の端部において折り返される線材は、巻芯の軸方向に案内されつつその巻芯に馴染ませられることになる。すると、巻芯に巻回された線材は、その巻芯の周方向に移動する様なことは無く、線材の整列性が損なわれるようなことはない。
よって、本発明では、線材の整列性を失うことなくその線材を巻芯に馴染ませて、円柱状の巻芯の周囲に斜めに順次巻付けられた線材から成るコイルの外径を所望の値にすることができるものとなる。
本発明実施形態における成形装置を示す正面図である。 その複数のローラの配置状態を示す図1のA−A線断面図である。 そのローラがコイルの略中央を把持して転動する状態を示す図である。 別の装置における複数のローラの配置状態を示す図2に対応する図である。 従来のコイル成形に用いられる押しつけ部材を示す図1に対応する図である。 その従来の押しつけ部材によりコイルを挟持する状態を示す図3に対応する図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明のコイル成形装置10は、円柱状の巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13を成形するものであって、この実施の形態におけるコイル13はコアレスモータのロータ等に用いられるものとする。
図示しないが、このコイル13の製造にあっては、いわゆるフライヤ式の巻線装置等が用いられる。この巻線装置では、線材12の一端が巻芯11に係止された状態で、ノズルがフライヤを介して巻芯11のまわりを斜めに回動することにより、線材12が巻芯11の外周に斜めに巻回されて、コイル13が形成されるものである。
図1における巻芯11は、そのような巻線装置に用いられるものであって、そのような巻線機により巻線されて、斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13が周囲に成形された巻芯11をその巻線機から取外し、その状態で本発明の成形装置10に用いられるものとする。
図1に示す巻芯11は、コイル13が周囲に形成される中実丸棒状のものであり、この巻芯11には軸方向に同軸に連続してその巻芯11より大径の支持棒部11bが形成される。
また、その支持棒部11bの外周には、支持棒部11bと同軸に円盤部11cが形成され、巻芯11と反対側の支持棒部11bには、この巻芯11を後述するチャック17に把持させる被把持部11dが形成される。
円盤部11cには、巻芯11の周囲に形成されたコイル13のリード線13a(タップ)を支持するフック棒14が配設される。フック棒14は、巻芯11の周囲下方に、引き出すリード線13aの数に応じて、周方向に所定間隔をおいて複数配設される。
フック棒14は、棒状部14aと、その棒状部14aの先端側に設けられた所定のカーブを成す鈎部14bを有し、棒状部14aが円盤部11cに挿通されて上下動可能になっており、円盤部11cの下側にフック棒14を下方に付勢するスプリング14cが介装される。この実施の形態では、3本のフック棒14が、下方に向かって互いの間隔を広めるように円盤部11cに傾斜して挿通される場合を示す。
本発明のコイル成形装置10は、巻芯11を回転させる巻芯相対回転機構であるモータ16が設けられる。このモータ16は、基台10aの上面に回転軸16aを上方にして設置され、鉛直な回転軸16aにはチャック17が取付けられる。
このチャック17は、巻芯11に支持棒部11bを介して同軸に連結された被把持部11dが離脱可能に取付けられるものであって、そのチャック本体17aの外周には被把持部11dを離脱させるハンドル17bが軸方向に移動可能に設けられる。
そして、このチャック17には、被把持部11dを把持する方向にそのハンドル17bを付勢するコイルスプリング17cがチャック本体17aに嵌入される。
また、基台10aには、そのハンドル17bをコイルスプリング17cの付勢力に抗して移動させ、チャック本体17aから被把持部11dを離脱させる流体圧シリンダ18が設けられる。
この流体圧シリンダ18の出没ロッド18aには、ハンドル17bに先端が係止する係止板19の基端が取付けられ、この出没ロッド18aを没入させることによりハンドル17bを下降させてチャック本体17aから被把持部11dを離脱させるように構成される。
そして、円柱状の巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13は、この巻芯11に巻付けられた状態で、複数のフック棒14とともに図示しない巻線機から取外され、その被把持部11dをこの成形装置10のチャック17に把持させることにより、その巻芯11をモータ16の回転軸16aの延長上に同軸に取付けられるように構成される。
本発明のコイル成形装置10は、断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラ21を備える。
この実施の形態では、図2に示すように、3箇のローラ21が用いられる場合を示し、この複数のローラ21を、コイル13を周囲から把持する把持位置とコイル13から離間させる離間位置との間で移動させるローラ移動手段22を備える。
このローラ移動手段は、図1及び図2に示すように、流体圧によりスライダ22dを移動可能に構成された流体圧シリンダ22であって、その本体部22aの下面に複数のローラ21が放射状に移動可能に設けられる。
即ち、本体部22aの下部には水平なテーブル22bが設けられ、このテーブル22bの下面に3本のレール22cが120度毎にテーブル22bの中央部分から放射状に設けられる。
この3本のレール22cには、スライダ22dが移動可能にそれぞれ設けられ、これらのスライダ22dの両側にはローラ21を挟む支柱22eがそれぞれ立設され、この一対の支柱22eにローラ21が枢支される。レール22cが放射状に設けられることから、複数のローラ21も放射状を成して設けられる。
そして、この流体圧シリンダ22は、圧縮エアの供給によりスライダ22dを介してその3個のローラ21を放射状に移動可能に構成され、図2の破線矢印で示すように、3個のローラ21が互いの間隔を拡げるように放射状に移動すると、その中央に巻芯11が存在したならば、その巻芯11の外周に存在するコイル13からそれら複数のローラ21は離間するように構成される。
その一方、スライダ22dは、図2の実線矢印で示すように互いの間隔を縮めることにより、複数のローラ21の間に巻芯11が存在したならば、その複数のローラ21は巻芯11の外周に存在するコイル13を周囲から把持する把持位置にまで移動可能に構成される。
即ち、ローラ移動手段である流体圧シリンダ22は、複数のローラ21がコイル13を周囲から把持する把持位置と、そのコイル13から複数のローラ21を離間させる離間位置との間で、それら複数のローラ21を移動可能に構成される。
この実施の形態では、3個のローラ21が放射状に設けられる場合を例示し、3個のローラ21はそれぞれ同形同大のものが用いられ、それらの外周には断面が円弧状を成す凹溝が全周に連続してそれぞれ形成される。
ローラ21の外径及びその外周の円弧状断面の半径は成形しようとするコイル13との関係において決定され、ローラ21の外径はそのコイル13の軸方向の長さと同じ又はそれよりも大きなものが用いられ、円弧状断面の半径はその得ようとするコイル13の外周の半径に等しく形成されるものとする。
そして、本発明のコイル成形装置10は、把持位置のローラ21をコイル13の外周に接触させた状態で長手方向に転動させる転動手段25を備える。この転動手段25は、把持位置の複数のローラ21を巻芯11の軸方向である鉛直方向に移動させるものであるけれども、この実施の形態では、その複数のローラ21を水平面内においても移動可能なものを示す。
即ち、この実施の形態における転動手段25は、図1に示すように、サーボモータ26a〜28aが駆動してボールネジ26b〜28bが回転すると、このボールネジ26b〜28bに螺合する従動子26c〜28cがハウジング26d〜28dの長手方向に沿って移動する、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ26〜28の組み合わせにより構成される。
この実施の形態では、ローラ移動手段である流体圧シリンダ22の本体部22aは支持部材23に固定され、その支持部材23をY軸方向に移動可能にY軸方向伸縮アクチュエータ26のハウジング26dに取付け、そのY軸方向伸縮アクチュエータ26とともにその支持部材23をZ軸方向に移動可能に、Y軸方向伸縮アクチュエータ26の従動子26cがZ軸方向伸縮アクチュエータ27の従動子27cに取付けられる。
また、そのY及びZ軸方向伸縮アクチュエータ26,27とともにその支持部材23をX軸方向に移動可能に、そのZ軸方向伸縮アクチュエータ27のハウジング27dがX軸方向伸縮アクチュエータ28の従動子28cに取付けられる。そして、X軸方向伸縮アクチュエータ28のハウジング28dがX軸方向に伸びて架台35の上部に固定される。
そして、この架台35が基台10aに固定され、各伸縮アクチュエータ26〜28における各サーボモータ26a〜28aは、これらを制御する図示しないコントローラ21の制御出力に接続される。
次に、本発明のコイル成形方法を説明する。
本発明のコイル成形方法は、円柱状の巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13を成形するコイル成形方法である。
その特徴ある点は、図2及び図3に示すように、断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラ21によりコイル13の長手方向略中央を周囲から把持し、コイル13を把持した複数のローラ21を図3の実線矢印で示す様にコイル13の長手方向に転動させて、巻芯11に巻回された線材12を巻芯11に馴染ませるところにある。
そして、コイル13を把持した複数のローラ21をコイル13の長手方向に転動させた後には複数のローラ21をコイル13から離間させ、巻芯11をコイル13とともにその軸心を中心として所定の角度回転させた後に、複数のローラ21によりコイル13の長手方向略中央を周囲から再び把持し、コイル13を把持した複数のローラ21をコイル13の長手方向に再び転動させて巻芯11に巻回された線材12を巻芯11に再度馴染ませることが好ましい。
この実施の形態では、上述したコイル成形装置10を用いるものとして、本発明のコイル成形方法の具体的な手順を以下に説明する。
先ず、成形の対象となるコイル13を準備する。このコイル13は、円柱状の巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るものであって、図示しない巻線機等により、円柱状の巻芯11の周囲に線材12を斜めに順次巻付けることにより得ることができる。
そして、このようなコイル13は、巻芯11の周囲に巻付けられた状態で準備されて上述した成形装置10に取付けられる。具体的には、コイル13を構成する線材12が外周に巻付けられた巻芯11に同軸に連結された被把持部11dをチャック17に把持させる。
この把持は、流体圧シリンダ18によりその出没ロッド18aを没入させてハンドル17bを下降させ、その状態でチャック本体17aに被把持部11dを進入させ、その後出没ロッド18aを突出させて、コイルスプリング17cの付勢力によりハンドル17bを移動させる。これにより被把持部11dをチャック17本体に把持させ、モータ16の回転軸16aに同軸に巻芯11を鉛直方向に向けて取付ける。
次に、断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラ21によりコイル13の長手方向略中央を周囲から把持させる。具体的には、転動手段25により移動手段である流体圧シリンダ22を移動させて、複数のローラ21の中央を巻芯11の上方に位置させる。
その後、複数のローラ21を離間状態とし、その状態で流体圧シリンダ22を複数のローラ21とともに下降させて、離間状態の複数のローラ21の中央に巻芯11を進入させ、それら複数のローラ21をコイル13の鉛直方向の略中央に維持させる。
そして、流体圧シリンダ22により複数のローラ21を互いに近づけて、図3に示す様に、複数のローラ21によりコイル13の長手方向略中央を周囲から把持させる。
ここで、コイル13の長手方向略中央における線材12は巻芯11に密着しているので、ローラ21外周の円弧状断面の半径が得ようとするコイル13の外周の半径に略等しく形成することにより、コイル13の長手方向略中央における線材12が、そこを把持するローラ21により巻芯11の周方向に案内されるようなことはない。このため、複数のローラ21がその長手方向略中央を把持する際に、線材12の整列性が損なわれるようなことはない。
複数のローラ21がコイル13の長手方向略中央を把持した後には、図3の実線矢印で示す様に、コイル13を把持した複数のローラ21をコイル13の長手方向(鉛直方向)に転動させて、巻芯11に巻回された線材12を巻芯11に馴染ませる。
即ち、転動手段25により、ローラ移動手段である流体圧シリンダ22とともに複数のローラ21を鉛直方向に往復移動させて、コイル13の外周面に外周が接触した複数のローラ21をそのコイル13の外周面に接触させた状態で軸方向に転動させる。
そして、コイル13の軸方向の端部において巻芯11から離れた線材12を転動するローラ21が踏みつけて、その端部の線材12を巻芯11の軸方向に案内しつつその巻芯11に押しつけて馴染ませる。
このように、コイル13を把持した複数のローラ21をコイル13の長手方向に転動させて、コイル13の両端部における線材12をそれぞれ巻芯11に押しつけて馴染ませた後には、その複数のローラ21をコイル13から離間させる。
この離間は、流体圧シリンダ22に圧縮エアを給排して、スライダ22dを介して3個のローラ21を放射状に、互いに離間する方向に移動させることにより行われる。
ローラ21がコイル13から離間した後には、巻芯11をコイル13とともにその軸心を中心として所定の角度回転させる。
この回転はモータ16によりチャック17とともに巻芯11を回転させることにより行われる。所定の角度とは、コイル13のローラ21が転動した部分が、ローラ21とローラ21の間に来るような角度であり、図2に示すように、3箇のローラが120度毎に設けられた場合の所定の角度は60度である。
その後、複数のローラ21によりコイル13の長手方向略中央を周囲から再び把持し、コイル13を把持した複数のローラ21をコイル13の長手方向に再び転動させて巻芯11に巻回された線材12を再び巻芯11に再度馴染ませる。
これにより、先のローラ21の転動持にそのローラ21が接触しなかった箇所であっても、今回のローラ21の転動により、先にローラ21が接触しなかった箇所における線材12を巻芯11の軸方向に案内して、その巻芯11に馴染ませることができる。
そして、このローラ21はコイル13の長手方向に転動して線材12を巻芯11に馴染ませるので、コイル13の軸方向の端部における線材12は、巻芯11の軸方向に案内されつつその巻芯11に馴染ませられることになる。すると、巻芯11に巻回された線材12は、その巻芯11の周方向に移動することは無く、線材12の整列性は損なわれない。
よって、本発明におけるコイル成形装置10及びコイル成形方法では、線材12の整列性を失うことなくその線材12を巻芯11に馴染ませて、円柱状の巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13の外径を所望の値にすることが可能なものとなるのである。
また、ローラ21の外周の円弧状断面の半径を、得ようとするコイル13の外周の半径に略等しく形成しているので、その巻芯11の周囲に斜めに順次巻付けられた線材12から成るコイル13の外径は、その得ようとしている外径と成り、コイル13の外径を所望の値にすることができる。
そして、所望の外径に成形されたコイル13は、その後巻芯11から取外されることになる。この実施の形態における成形装置10では、コイル13の成形後、複数のローラ21を離間位置に移動させた後に上昇させ、チャック17から巻芯11とともに取外されて、次の工程に移されて、その後の工程において巻芯11から取外されるものとする。
なお、上述した実施の形態では、3箇のローラ21が放射状を成して設けられる場合を例示したけれども、ローラの数は3箇に限るものではない。そのローラ21の数は、コイル13を周囲から把持しうる限り、4箇以上であってもよく、図4に示すように、2箇であっても良い。
図4には、2箇のローラ21が180度毎に設けられる場合を示す。この場合、コイル13を把持したローラ21を最初に転動させ、その後そのローラ21に対してコイル13を回転させて再びローラ21により転動させる場合の所定の角度とは、90度となる。
また、上述した実施の形態では、複数のローラ21を鉛直方向に移動させるとともに水平面内においても移動可能な転動手段25を用いて説明したけれども、把持位置の複数のローラ21をコイル13の長手方向に転動させ得る限り、転動手段は、複数のローラ21を水平面内において移動させるものでなくても良く、複数のローラ21を移動させずに、コイル13を巻芯11とともに軸方向に移動させるようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、巻芯相対回転機構として巻芯11を回転させるモータ16が設けられる場合を説明したけれども、複数のローラ21に対して巻芯11を回転させ得る限り、巻芯相対回転機構は巻芯11を回転させるものではなくて、複数のローラ21を巻芯11の軸を中心に回転させるようなものであっても良い。
10 コイル成形装置
11 巻芯
12 線材
13 コイル
16 モータ(巻芯相対回転機構)
21 ローラ
22 流体圧シリンダ(ローラ移動手段)
25 転動手段

Claims (5)

  1. 円柱状の巻芯(11)の周囲に斜めに順次巻付けられた線材(12)から成るコイル(13)を成形するコイル成形装置であって、
    断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラ(21)と、
    前記複数のローラ(21)が前記コイル(13)を周囲から把持する把持位置と前記コイル(13)から離間させる離間位置との間で移動させるローラ移動手段(22)と、
    把持位置の前記複数のローラ(21)を前記コイル(13)の長手方向に転動させる転動手段(25)と
    を備えたことを特徴とするコイル成形装置。
  2. ローラ(21)外周の円弧状断面の半径が得ようとするコイル(13)の外周の半径に略等しく形成された請求項1記載のコイル成形装置。
  3. 複数のローラ(21)に対して巻芯(11)を回転させる巻芯相対回転機構(16)を更に備える請求項1又は2記載のコイル成形装置。
  4. 円柱状の巻芯(11)の周囲に斜めに順次巻付けられた線材(12)から成るコイル(13)を成形するコイル成形方法であって、
    断面が円弧状を成す凹溝が外周に形成された複数のローラ(21)により前記コイル(13)の長手方向略中央を周囲から把持し、
    前記コイル(13)を把持した前記複数のローラ(21)を前記コイル(13)の長手方向に転動させて前記巻芯(11)に巻回された前記線材(12)を前記巻芯(11)に馴染ませる
    ことを特徴とするコイル成形方法。
  5. コイル(13)を把持した複数のローラ(21)を前記コイル(13)の長手方向に転動させた後に前記複数のローラ(21)を前記コイル(13)から離間させ、
    前記複数のローラ(21)に対して前記コイル(13)を所定の角度回転させた後に複数のローラ(21)により前記コイル(13)の長手方向略中央を周囲から再び把持し、
    前記コイル(13)を把持した前記複数のローラ(21)を前記コイル(13)の長手方向に再び転動させて前記巻芯(11)に巻回された前記線材(12)を前記巻芯(11)に再度馴染ませる
    請求項4記載のコイル成形方法。
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