JPWO2010109931A1 - 巻線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤを高精度で位置決めでき、品種変更等にフレキシブルに対応できる巻線装置を提供する。【解決手段】一定位置で回転するスピンドルチャック20に対して、ワイヤノズル41とワイヤチャック42とを3軸方向に移動させることで、ワイヤの巻線処理、始線部及び終線部の端末処理をこれら装置だけで行うことができる。そのため、1つのステージで全ての巻線処理を実施できると共に、品種変更にフレキシブルに対応できる。また、スピンドルチャックは一定位置で回転するだけであるから、その回転駆動機構を簡素化でき、高精度な回転を実現できる。【選択図】 図2

Description

本発明はチップコイルなどの電子部品にワイヤを巻線するための巻線装置に関するものである。
従来、ボビンにワイヤを巻線する巻線装置として、特許文献1に記載のものがある。この巻線装置は、線材を供給する線材供給部と、線材が巻線される線材巻取部とからなり、線材供給部は線材の供給位置を規制するノズルを備え、線材巻取部は線材が巻付けられるボビンが装着されるスピンドルと、スピンドルを回転する回転機構と、スピンドルを3次元方向へ移動する移動機構とを備え、ボビンが搬送される搬送機構に対峙されてなる巻線装置である。線材供給部にノズルを3次元方向へ移動する移動機構を備えている。
特許文献1には、ポビンの端子に線材(ワイヤ)の始線部及び終線部を巻き付ける際に、ノズルを移動させることが記載されている。しかし、ノズルはワイヤをガイドしているだけであるから、ワイヤの端末部を端子に張力をもって巻付けることができず、巻付けを補助するための自動補助機構が別に必要になる。また、品種変更などで端子の位置が変更されたり、チップコイルのように端子が突出していない部品に端末処理を行う場合には、自動補助機構の変更も必要になり、大幅な設計変更を必要とする。さらに、回転駆動系が連結されたスピンドルを3次元方向に移動させるために、設備が大型かつ複雑になるという欠点がある。
特許文献2には、コアをチャックするチャック爪の間に巻線を挿通すると共に、チャック爪に対してカッタ刃を移動させ、巻線の端末をチャック爪の軸心に挿通されたプッシャの軸端縁とカッタ刃とで切断するカッタ機構を配設した巻線機が開示されている。
特許文献2の場合には、カット刃を動かすための駆動装置を必要とし、この駆動装置を組み込むスペースが必要になる。そのため、インデックステーブル等を用いて巻線ステージとは別のステージでカット動作を行う必要があり、装置が複雑で大きくなるという問題がある。また、カット刃を動かすため、コアに対するカット位置のズレが発生する可能性がある。
特開平10−335166号公報 特開平6−132152号公報
本発明の目的は、ワイヤを高精度で位置決めでき、品種変更等にフレキシブルに対応できる巻線装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ワイヤの始線部及び終線部のカット位置のズレを発生させず、簡単な機構でカットできる巻線装置を提供することにある。
本発明に係る巻線装置は、コアにワイヤを巻線する巻線装置において、前記コアをチャックするスピンドルチャックと、前記スピンドルチャックを、一定位置で当該コアの軸線回りに回転駆動させる回転駆動機構と、前記ワイヤを案内しつつ供給するワイヤノズルと、前記ワイヤをチャック/開放するワイヤチャックと、前記ワイヤノズルを3軸方向に移動させる第1作動機構と、前記ワイヤチャックを3軸方向に移動させ、前記ワイヤノズルとワイヤチャックとの間に張り渡されたワイヤを前記コアの所定位置へと位置決めする第2作動機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明の巻線装置では、スピンドルチャックを一定位置で回転させ、ワイヤを供給するワイヤノズルを移動させることで、コアにワイヤを巻線する。スピンドルチャックはコアの軸線回りに一定位置で回転するだけであるから、スピンドルチャックの回転駆動機構を3軸方向に移動させる機構が不要となるため、回転駆動機構が簡素になり、高精度の回転と装置の小型化とを実現できる。ところで、ワイヤの始線部及び終線部を処理するに当たって、ワイヤをコアの所定位置(例えば一端部の電極部)に正確に位置決めする必要がある。本発明では、ワイヤノズルの他にワイヤチャックを用い、ワイヤノズルとワイヤチャックとをそれぞれ作動機構によって3軸方向に移動させる。ワイヤはワイヤノズルとワイヤチャックとの間に張り渡されるため、所定のテンションを保ちながらワイヤをコアの所定位置に正確に位置決めすることができる。また、コアの品種変更等があった場合でも、ワイヤノズルとワイヤチャックの組み合わせを変更する必要がなく、それらの作動機構の位置及び移動量を変更するだけで済むので、品種変更にフレキシブルに対応できる。
ワイヤの始線部を処理するに当たって、ワイヤチャックでワイヤの先端部をチャックし、コアの一端部にワイヤの始線部を位置決めするようにワイヤノズルとワイヤチャックとを移動させ、ワイヤをコアに巻線するに当たって、スピンドルチャックでコアを一定位置で回転させながら、ワイヤノズルをコアの軸線方向に往復移動させ、ワイヤの終線部を処理するに当たって、ワイヤチャックで巻線終了後のワイヤノズルとコアとの間のワイヤをチャックし、ワイヤチャックを移動させてワイヤの終線部をコアの一端部に位置決めするよう動作するのがよい。このように動作させることで、ワイヤに弛みを発生させずに、コアに対してワイヤの始線部及び終線部を正確に位置決めできると共に、コアの巻胴部に対してワイヤを正確に巻線できる。
スピンドルチャックは、ワイヤをコアの一端部側面との間で挟持する支持面と、カット刃とを有し、コアの一端部側面にワイヤを位置決めした状態で、スピンドルチャックの支持面とコアの一端部側面との間でワイヤを挟持し、この状態でワイヤチャックをスピンドルチャック方向に移動させることにより、ワイヤをカット刃に押しつけてカットするのが望ましい。この場合には、ワイヤをカットするカット刃がスピンドルチャックに内蔵されているので、カット刃を駆動するための駆動機構が不要になると共に、カット刃とコアとの位置関係が固定され、カット位置のずれが発生しない。スピンドルチャックとコアとの間でワイヤが挟持されるので、カット後のワイヤに緩みが発生しない。
発明の好ましい実施形態の効果
以上のように、本発明によれば、一定位置で回転するスピンドルチャックに対して、ワイヤノズルとワイヤチャックとを3軸方向に移動させてワイヤの巻線処理、始線部及び終線部の端末処理を行うことができるので、1つのステージで全ての巻線処理を実施できると共に、品種変更にフレキシブルに対応できる。またスピンドルの回転駆動機構を簡素化でき、高精度な回転を実現できる。
本発明に係る巻線装置の一例の断面図である。 図1に示す巻線装置の要部の斜視図である。 スピンドルチャックの固定爪の斜視図である。 巻線終了後のチップコイルの斜視図である。 カット刃とワイヤチャックとによるワイヤカット動作を示す説明図である。 本発明に係る巻線方法の動作説明図である。 ワイヤの始線部分をコアに位置決めした様子を示す斜視図である。 ワイヤの終線部分をコアに位置決めした様子を示す斜視図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係る巻線装置の一例を示す。コア1は、図2に示すように、両端部に四角形のつば部2,3を有し、両端部の間に巻胴部4を有し、この巻胴部4にワイヤ5を巻線して、図4に示すようなチップコイルCを製造する。ここでは、コア1の軸線をX軸、鉛直軸をZ軸、X軸とZ軸に直交する軸をY軸とする。図4のように、ワイヤ5の両端部5a,5bは一方のつば部3の裏面側に引き出され、図示しない電極と半田付けされる。
本巻線装置は、大略、コアチャック10、スピンドルチャック20、スピンドルチャック20をX軸回りに回転駆動する回転駆動機構26、スピンドルチャック20をX軸方向に移動させる直線駆動機構31、ワイヤ5を供給するワイヤ供給機構40とで構成されている。
コアチャック10は、コア1のつば部2をZ軸方向にチャックする一対のチャック爪11,12を備えている。この実施形態では、一方のチャック爪11が固定爪であり、他方のチャック爪12が固定爪に対して対向方向に可動する可動爪であるが、一対の可動爪で構成してもよい。チャック爪11の内側面11aがZ方向の基準面である。固定側のチャック爪11には、コア1のつば部2の底面を支持する支持部11bが設けられ、支持部11bにはコア1をエア吸引するための吸引孔13が形成されている。図1に示すように、チャック爪11は軸受15を介して供給部材16に取り付けられており、そのためチャック爪11はX軸を中心として回転自在となっている。可動側のチャック爪12は供給部材16に軸12aを中心として回転可能に、かつ図示しない開閉機構によりZ方向に開閉可能に取り付けられている。供給部材16は、コア供給・取出位置と図1に示す巻線位置との間でコア1を搬送するべく移動される。この実施形態では、可動側のチャック爪12が供給部材16に取り付けられ、チャック爪12は固定側のチャック爪11と一体回転しないが、チャック爪12がチャック爪11と一体回転するようにチャック爪11に取り付けられていてもよい。
スピンドルチャック20は、コアチャック10と対峙して配置され、スピンドルチャック20とコアチャック10とは、予め機械精度によってそれらの回転中心が合致するように調整されている。スピンドルチャック20は、図2に示すようにコア1のつば部3をY軸方向にチャックする一対のチャック爪21,22を備えている。この実施形態では、一方のチャック爪21が固定爪であり、他方のチャック爪22が固定爪に対して対向方向に可動する可動爪であるが、一対の可動爪で構成してもよい。チャック爪21の内側面21aがY方向の基準面であり、チャック爪21の底面21bがコア1のつば部3の底面を支持する支持面である。可動側のチャック爪22は固定爪21に対して図示しない開閉機構と共に取り付けられている。チャック爪21の支持面21bの下縁側(Z方向)には、図3に示すように支持面21bより後退した斜面21c又は段差面が形成され、この斜面21cにカット刃23が固定されている。このカット刃23は後述するワイヤチャック42と協動してワイヤ5をカットする機能を備える。なお、支持面21bとつば部3とでワイヤ5を挟持したとき、カット刃23の先端がワイヤ5に接触できるように、支持面21bとカット刃23の先端位置とをほぼ同一高さに揃えるのがよい。
図1に示すように、チャック爪21にはX軸方向に延びる回転軸24が連結され、この回転軸24はカップリング25を介してモータ(回転駆動機構)26の駆動軸26aと連結されている。このカップリング25は、両軸間で回転力は伝達するが、軸方向には摺動自在である。回転軸24の中間部は、軸受27を備えた軸受ホルダ28によって回転自在に支持されており、軸受ホルダ28はスライダ29によって設置ベース30上にX軸方向にスライド自在に支持されている。軸受ホルダ28はシリンダ(直線駆動機構)31と連結されており、シリンダ31を駆動することによって軸受ホルダ28と回転軸24とをX軸方向に一体に往復移動させることができる。回転軸24の周囲には圧縮スプリング32が挿通されており、このスプリング32は、スピンドルチャック20と軸受ホルダ28との間に配置されて、スピンドルチャック20をコアチャック10との対向方向に付勢している。回転軸24の軸受ホルダ28より後方側にはストッパ33が固定され、ストッパ33が軸受ホルダ28に当接することにより、スピンドルチャック20の軸受ホルダ28からの突出量が規定されている。
ワイヤ供給機構40は、図2のように、ワイヤ5を案内するワイヤノズル41と、ワイヤ5をチャック/開放するワイヤチャック42とを備えている。ワイヤノズル41には、図示しないワイヤ供給源からワイヤ5が連続的に供給されている。ワイヤノズル41及びワイヤチャック42には、それぞれ3軸方向に移動させる作動機構43,44が連結されている。スピンドルチャック20でコア1のつば部3をチャックする際、図5の(a)で示すように、ワイヤチャック42でワイヤ5の始端部をチャックし、ワイヤノズル41とワイヤチャック42との間に張り渡されたワイヤ5をコア1のつば部3裏面側に事前に位置決めしておき、ワイヤ5をスピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間に挟み込むようにする。その状態で、図5の(b),(c)のようにワイヤチャック42をX軸方向に移動させることで、カット刃23によってワイヤ5を引きちぎることができる。この際、ワイヤ5のワイヤチャック側の部分はスピンドルチャック20の斜面21cに入り込むので、ワイヤ5がカット刃23に強く押し付けられ、ワイヤ5を切断しやすくなる。カット刃23は固定されているので、コア1に対するカット位置のズレが発生せず、しかもワイヤ5のテンションはワイヤノズル41に掛からないので、ワイヤ5に伸びや弛みが発生しない。コア1にワイヤ5を巻線した後にワイヤ5の終端部を処理する場合にも、スピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間にワイヤ5を挟み込むようにし、ワイヤチャック42をX軸方向に移動させることで、カット刃23によってワイヤ5を引きちぎることができる。
ここで、前記構成よりなる巻線装置による動作手順を、図6にしたがって説明する。なお、図6では説明を簡単にするために、コアチャック10のチャック方向とスピンドルチャック20のチャック方向とを同一方向(Z方向)としているが、実際には直交している。
まず、(a)のようにコアチャック10によりコア1のつば部2をZ方向にチャッキングした状態で、コア1をスピンドルチャック20との対向位置へ供給する。この際、コアチャック10はコア1をエア吸引により保持するのがよい。この時点では、ワイヤチャック42はコアチャック10より上方に位置しており、ワイヤ5の始端をチャックしている。
次に(b)のように、ワイヤ5をチャックしたワイヤチャック42をコアチャック10より下方へ移動させ、ワイヤ5をワイヤノズル41から引き出す。そして、ワイヤノズル41とワイヤチャック42とをX方向に移動させて、破線で示すようにワイヤ5の始線部分をコア1のつば部3裏面の所定位置に位置決めする。図7は、ワイヤ5の始線部分をコア1の所定位置に位置決めした様子を示す。
次に(c)のように、スピンドルチャック20を前進させ、ワイヤ5をスピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間に挟み込む。このとき、ワイヤ5がスピンドルチャック20に内蔵されたカット刃23とつば部3との間に挟み込まれるようにするのが望ましい。
次に(d)のように、コアチャック10を開放すると共に、スピンドルチャック20によりコア1をY方向にチャッキングし、Y方向の位置決めをする。この時、コアチャック10のエア吸引は継続しており、コア1をコアチャック10からスピンドルチャック20に掴み変える間、コア1にずれが生じないようにするのがよい。コア1は最初にコアチャック10によりZ方向に位置決めされ、次にスピンドルチャック20によってY方向に位置決めされるので、コア1の軸心がX軸と同軸になるように正確に位置決めされる。この状態から、スピンドルチャック20に内蔵したカット刃23方向にワイヤチャック42をX方向へ移動させ、ワイヤ5の始線部を引きちぎるようにカットする。
次に(e)のように、スピンドルチャック20を一定位置で回転駆動させ、ワイヤノズル41をX方向に往復移動させながら、ワイヤ5をコア1に巻き付ける。その際、コアチャック10はスピンドルチャック20の回転駆動力によって追従回転する。コア1はコアチャック10のエア吸引によって保持され、かつスピンドルチャック20の押圧力によりX方向に押されているので、コア1は両端支持された状態で巻線される。そのため、ワイヤ5のテンションが作用しても、回転軸心に対するコア1の傾きを抑制でき、コア1の振れを抑制できる。なお、ワイヤチャック42はワイヤの始線カット終了後、スピンドルチャック20より上方へ移動し、巻線動作に邪魔にならない位置で待機している。
コア1への巻線終了後、(f)のように、スピンドルチャック20の開放と共にコアチャック10によりコア1をチャッキングし、スピンドルチャック20を後退させる。
次に(g)のように、ワイヤチャック42が横方向に移動し、コア1とワイヤノズル41との中間のワイヤ5をチャックする。
次に(h)のように、ワイヤチャック42がコアチャック10より下方へ移動すると共にXY方向に移動しながら、コア1に巻線されたワイヤ5の終線部をコア1のつば部3裏面の所定位置に位置決めする。この際、ワイヤノズル41とワイヤチャック42との間のワイヤ5がスピンドルチャック20と干渉しないように、ワイヤノズル41も同様に3軸方向に移動する。図8は、ワイヤ5の終線部分をコア1のつば部3裏面の所定位置に位置決めした様子を示す。
次に(i)のように、スピンドルチャック20を再び前進させ、スピンドルチャック20でコア1をチャックし、支持面21bとコア1のつば部3との間にワイヤ5の終線部を挟み込んだ状態で、ワイヤチャック42をX軸方向に移動させ、カット刃23によってワイヤ5の終線部をカットする。
最後に(j)のように、スピンドルチャック20を開放・後退させ、コアチャック10でチャックされた巻線後のコア1(チップコイルC)を、別の取出位置へと搬送する。
前記実施例では、チップコイルのように一方のつば部裏面にワイヤの始線部と終線部を位置決めする例について説明したが、一方のつば部に端子が突設されている場合にも本発明の巻線装置を適用することができる。特に、ワイヤチャックによってワイヤの先端部を3次元方向に移動させることができるので、ワイヤに弛みを発生させずに端子に巻き付けることができる。
前記実施例では、巻線時にスピンドルチャックとコアチャックとでコアを両端支持したが、巻線時にはコアチャックがコアから離れ、スピンドルチャックだけでコアの一端部をチャックしてもよい。
前記実施例では、カット刃をスピンドルチャックに内蔵したが、移動可能なカット刃をスピンドルチャックとは別に設けてもよい。その場合には、ワイヤチャックを移動させてワイヤをカット刃に押し付けながら引きちぎる必要はなく、ワイヤノズルとワイヤチャックとの間に張り渡されたワイヤをカット刃でカットすることも可能である。
前記実施例では、コアの一端部をコアチャックでZ方向にチャックして供給した後、コアの他端部をスピンドルチャックでY方向に掴み替えして巻線を行う例を示したが、コアに中心穴が設けられている場合には、スピンドルチャックにコアの中心孔に挿入される軸部を設け、スピンドルチャックの軸部によってコアを挿通支持した状態で巻線を行ってもよい。
1 コア
2,3 つば部(両端部)
4 巻胴部
5 ワイヤ
10 コアチャック
13 吸引孔
20 スピンドルチャック
21 チャック爪(固定側)
21b 支持面
22 チャック爪(可動側)
23 カット刃
24 回転軸
26 モータ(回転駆動機構)
31 シリンダ(直線駆動機構)
32 スプリング
40 ワイヤ供給機構
41 ワイヤノズル
42 ワイヤチャック
43 ワイヤノズル作動機構
44 ワイヤチャック作動機構

Claims (3)

  1. コアにワイヤを巻線する巻線装置において、
    前記コアをチャックするスピンドルチャックと、
    前記スピンドルチャックを、一定位置で当該コアの軸線回りに回転駆動させる回転駆動機構と、
    前記ワイヤを案内しつつ供給するワイヤノズルと、
    前記ワイヤをチャック/開放するワイヤチャックと、
    前記ワイヤノズルを3軸方向に移動させる第1作動機構と、
    前記ワイヤチャックを3軸方向に移動させ、前記ワイヤノズルとワイヤチャックとの間に張り渡されたワイヤを前記コアの所定位置へと位置決めする第2作動機構と、を備えたことを特徴とする巻線装置。
  2. 前記ワイヤの始線部を処理するに当たって、前記ワイヤチャックでワイヤの先端部をチャックし、前記コアの一端部にワイヤの始線部を位置決めするように前記ワイヤノズルとワイヤチャックとを移動させ、
    前記ワイヤをコアに巻線するに当たって、前記スピンドルチャックでコアを一定位置で回転させながら、前記ワイヤノズルをコアの軸線方向に往復移動させ、
    前記ワイヤの終線部を処理するに当たって、前記ワイヤチャックで巻線終了後のワイヤノズルとコアとの間のワイヤをチャックし、前記ワイヤチャックを移動させてワイヤの終線部をコアの一端部に位置決めするよう動作することを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記スピンドルチャックは、前記ワイヤをコアの一端部側面との間で挟持する支持面と、カット刃とを有し、
    前記コアの一端部側面にワイヤを位置決めした状態で、前記スピンドルチャックの支持面とコアの一端部側面との間でワイヤを挟持し、この状態で前記ワイヤチャックをスピンドルチャック方向に移動させることにより、前記ワイヤをカット刃に押しつけてカットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻線装置。
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