JP4281920B2 - ドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置 - Google Patents

ドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置 Download PDF

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本発明は、電子部品におけるインダクタ製品(コアに導線を巻線したコイル製品が対象)に用いられるドラムコアの巻線継線方法及び装置に係り、とくにフェライト等のドラムコアに対して絶縁被覆導線等のワイヤを巻回するための巻線機において、ドラムコアに巻回する巻線ワイヤの切断動作及びドラムコアの鍔部外周面の電極への熱圧着動作を1サイクルで行うことのできるドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置に関する。
従来、この種の巻線継線の際には、下記特許文献1のように、チャックしたドラムコアの端面に巻線ワイヤをプッシャーにて当接させ、ドラムコア外周側のカッター刃でプッシャー軸端縁とで軸中心方向に沿って切断していた。なお、特許文献1には、巻線ワイヤのドラムコア端面への溶着固定についての具体的な記載はない。
特開平6−132152号公報
ところで、巻線ワイヤをドラムコアの両端面に固着する場合、一端面に固着した後、別のステーションで他端面に固着する必要があるため、一端面用のプッシャーと他端面用のプッシャー(一端面用のプッシャーと対向する動作)が必要であり、プッシャー自体をヒーターとしてワイヤの切断動作及び熱圧着動作を1サイクルで行う場合には、ヒーター自体も2箇所必要となり、部品点数が多くなるという問題があった。
本発明の第1の目的は、ドラムコアに巻回するワイヤの切断動作及びドラムコア側電極への熱圧着動作を1サイクルで行うことが可能で動作サイクルタイムの短縮化を図ることのできるドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、一端側のドラムコア鍔部の外周面と他端側ドラムコア鍔部の外周面への巻線ワイヤの継線処理を同じ熱圧着ヘッドを用いて同一ステーションで行うことが可能で装置の小型化及びコストダウンを図ることのできるドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置を提供することにある。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明のドラムコアの巻線継線方法は、
巻線チャック機構で保持したドラムコアの一方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの1次継線処理を行い、前記ドラムコアの巻芯部にワイヤを巻回し、他方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの2次継線処理を行うドラムコアの巻線継線方法であって、
着面の端位置にカッター刃としてのエッジ形成された熱圧着ヘッドを鍔部外周面の電極に向かって移動させることによりワイヤを前記圧着面で前記鍔部外周面に対して押さえ付けた状態で、プッシャーを鍔部端面に沿って移動させることにより前記ワイヤを前記圧着面に対して押し上げて前記エッジで前記ワイヤの切断動作を行うとともに、前記圧着面で前記ワイヤを前記鍔部外周面の前記電極に熱圧着で固定する動作を行うことを特徴とする。
前記巻線継線方法において、前記熱圧着ヘッド圧着面の両端位置にカッター刃としてのエッジ形成されたものであり前記1次継線処理と前記2次継線処理との間で前記熱圧着ヘッドを前記巻線チャック機構の回転中心軸と平行な方向に移動させることで、前記1次継線処理と前記2次継線処理とを同一の熱圧着ヘッドを用いて同一ステーションで行うこととしてもよい。
本発明のドラムコアの巻線継線装置は、
両方の鍔部外周面に電極を設けたドラムコアを保持する巻線チャック機構と、圧着面の端位置にカッター刃としてのエッジを形成してある熱圧着ヘッドと、前記巻線チャック機構によって保持されたドラムコアの鍔部端面に沿って移動可能なプッシャーとを備え、
前記熱圧着ヘッドの前記圧着面でワイヤを前記ドラムコアの鍔部外周面に対して押さえ付けた状態で、前記プッシャーを前記鍔部端面に沿って移動させることにより前記ワイヤを前記圧着面に対して押し上げて前記熱圧着ヘッドの前記エッジにより前記ワイヤを切断するとともに、前記圧着面で前記ワイヤを前記鍔部外周面の前記電極に熱圧着で固定することを特徴とするものである。
前記巻線継線装置において、前記熱圧着ヘッドの圧着面の両端位置にカッター刃としてのエッジが形成されており、前記熱圧着ヘッドは、一方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの1次継線処理を行う位置から他方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの2次継線処理を行う位置に移動手段により移動自在に設けられている構成としてもよい。
前記巻線継線装置において、前記熱圧着ヘッドをセラミックヒータで構成してもよい。
本発明に係る巻線継線方法及び巻線継線装置によれば、熱圧着ヘッドの圧着面の端位置にカッター刃としてのエッジを形成してあるので、ドラムコアに巻回するワイヤの切断動作及びドラムコア側電極への熱圧着動作を1サイクルで行うことが可能で、動作サイクルタイムの短縮化を図ることができる。
更に、前記熱圧着ヘッドの圧着面の両端位置にカッター刃としてのエッジを形成すれば、前記熱圧着ヘッドを移動させることで、一方の鍔部外周面の電極に対するワイヤの1次継線処理及び他方の鍔部外周面の電極に対するワイヤの2次継線処理を同一の熱圧着ヘッドを用いて同一ステーションで行うことが可能で、装置の小型化、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、ドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置の実施の形態を図面に従って説明する。
図6は実施の形態で用いる巻線継線装置の全体構成の概略斜視図である。図6の巻線ユニット10は、前面にドラムコアを保持する複数個の巻線チャック機構20を有するもので、装置基台(図示せず)に対して矢印Yのように前後に移動自在である。ワイヤガイドバー11のワイヤガイドリング12及びワイヤチャック13は各巻線チャック機構20に対応してそれぞれ上下に設けられている。各ガイドリング12には巻線ワイヤを弛まないように繰り出すことのできるテンションユニットからの巻線ワイヤ(絶縁被覆導線等)5がそれぞれ挿通されており、ワイヤ端部はワイヤチャック13で挟持されるようになっている。これらのガイドリング12及びワイヤチャック13は通常時は対応する巻線チャック機構20に対して所定の位置関係にある。但し、ワイヤ自動交換時には前記巻線ユニット10が後退するのに連動してワイヤガイドバー11及びワイヤチャック13は矢印Xのように横方向に移動自在である。巻線ユニット10の側面に揺動自在に取り付けられたアーム14には各巻線チャック機構20に共通に用いられる絡げバー15が固定されている。また、各巻線チャック20に共通にトラバース用固定ガイドバー16が装置基台側にて固定支持される(但し、巻線ユニット10が前後に動くことで固定ガイドバー16と巻線チャック機構20間の相対位置関係は変化させ得る。)。
巻線チャック機構20は、図1、図2、図7及び図8に示すように、一対の開閉爪30と両開閉爪30の先端対向面間に位置することのできる昇降自在なプッシャー6とを備えており、例えば水平面内で回転可能である。
図7に示すように、フェライト等の磁性ドラムコア1は両端の鍔部(フランジ)2の間に巻芯部3を形成したもので、巻線チャック機構20へのドラムコア1の供給は、スプリング力で把握する供給チャック50で行うようになっている。供給チャック50はドラムコア1を巻芯部3の部分で挟持する一対の開閉レバー51を持ち、該開閉レバー51の鍔部内面に接する面は平坦面52であり、該平坦面52は巻線チャック機構20の開閉爪30の先端面に当接した状態でドラムコア1の供給動作を実行するようになっている。なお、一対の開閉爪30間に位置しているプッシャー6の前面6aにドラムコア1の端面が当接して位置決めされる。
図8のように、ワイヤ5の巻線時のトラバースのために、トラバース用固定ガイドバー16が装置基台側にて固定、支持され、巻線ユニット10が基台に対し前後に動くことにより巻線チャック機構20を前後(ドラムコア1の軸方向)に動かしてドラムコア1の巻芯部3の全幅にワイヤ5を順次巻回して行くようにしている。このように、巻線のトラバースは、ドラムコア1の供給、巻線動作前後の継線処理、ドラムコア1の取り出し、ワイヤ交換等の際に必要となる巻線ユニット10の移動機能を利用して行う構成であり、構成の簡略化を図っている。
図1はドラムコア1の一方の鍔部外周面の電極2aに対するワイヤ5の1次継線処理時のチャック機構20の概略拡大図である。該チャック機構20は一対の開閉爪30と両開閉爪30の先端対向面間に位置することのできるプッシャー6とを有し、片側の開閉爪30の上面には固定ピン31が設けられている。この固定ピン31はワイヤ5の巻き始め側端部を絡げておくものである。
一対の開閉爪30の先端対向面間のプッシャー6は昇降自在であり、該プッシャー6と図3及び図4で後述する熱圧着ヘッド40によりワイヤ5を挟み、熱圧着ヘッド40のシャープエッジ(カッター刃)44aで切断するものである。なお、図1(A)に示すように、ドラムコア1の鍔部外周面にはワイヤ5を熱圧着で固定するための端部電極2a、2bが予め形成されている。ワイヤ5の線材がCu線の場合、該端部電極は例えば蒸着、めっき等によるCu、Ni等の金属膜である。端部電極2a、2bは鍔部外周面の少なくとも一面に設けられている(外周面の全周にわたって設けられていてもよい)。
図2はドラムコア1の他方の鍔部外周面の電極2bに対するワイヤ5の2次継線処理時のチャック機構20の概略拡大図である。昇降自在な支持部材7でドラムコア1の鍔部下面(開閉爪30で保持されていない方)を支持し、昇降自在なプッシャー8と熱圧着ヘッド40によりワイヤ5を挟み、熱圧着ヘッド40のシャープエッジ(カッター刃)44bで切断するものである。
図3、図4は熱圧着ヘッド移動機構の概略図である。この熱圧着ヘッド移動機構は図6の巻線ユニット10の上部に配置されている(図6では熱圧着ヘッド移動機構の図示省略)。駆動モータ45と送りネジ46の一端は継ぎ手47を介して連結されており、送りネジ46の他端は軸受48で回転自在に支持されている。送りネジ46はチャック機構20の回転中心軸と平行であり、チャック機構20の回転中心軸が水平であれば、送りネジ46も水平に支持される。そして、駆動モータ45を回転させることでスライダ42は水平方向に移動可能である。スライダ42の下端部には上下駆動アクチュエータ43が固着されている。上下駆動アクチュエータ43の可動端には熱圧着ヘッド40が取り付けられている。熱圧着ヘッド40は上下駆動アクチュエータ43の駆動により上下に移動可能である。また、熱圧着ヘッド40はセラミックヒータであり、該セラミックヒータの外装部材は窒化ケイ素等の熱伝導性の良いセラミック材で構成されている。更に、熱圧着ヘッド40の前記セラミック材からなる圧着面44の両端位置にはカッター刃としてのシャープエッジ44a、44bがそれぞれ形成されている。
図3に示されるドラムコア1の一方の鍔部外周面の電極2aに対するワイヤ5の1次継線処理の際には、ドラムコア1の鍔部上面に下降した熱圧着ヘッド40の圧着面44とプッシャー6によってワイヤ5を挟み、ドラムコア1の端面に沿ったプッシャー6の上昇動作によりシャープエッジ44aで切断し、これと同時に、前記圧着面44によりワイヤ5を加熱・加圧し(600〜700℃のパルスヒート方式)、前記電極2aに対しワイヤ5の巻線開始側の端末を熱圧着する。このとき、ワイヤ5が絶縁被覆導線であっても絶縁被覆は高温で飛散し、Cu芯線が電極2aに溶着して接合されることになる。
図4に示されるドラムコア1の他方の鍔部外周面の電極2bに対するワイヤ5の2次継線処理の際には、昇降自在な支持部材7でドラムコア1の鍔部下面(開閉爪30で保持されていない方)を支持し、ドラムコア1の鍔部上面に下降した熱圧着ヘッド40の圧着面44とプッシャー8とによりワイヤ5を挟み、プッシャー8の上昇動作によりシャープエッジ(カッター刃)44bで切断し、これと同時に、前記圧着面44により前記ワイヤ5を加熱・加圧し、前記電極2bに対し熱圧着する。
次に、上記実施の形態の全体的動作説明を行う。まず、巻線ユニット10が備える各巻線チャック機構20に図7のようにドラムコア1を供給する。すなわち、供給チャック50でドラムコア1の巻芯部3の部分をスブリング力で挟持し、図1の一対の開閉爪30が開いた状態においてドラムコア1の一方の鍔部2を開閉爪30間に挿入する。そのとき供給チャック50の平坦面52は開閉爪先端面(平坦面)に当接状態となる。その後、一対の開閉爪30は閉じてドラムコア1を挟持する。この結果、ドラムコア1はその鍔部2の内面基準で巻線チャック機構20に供給される。
次に、供給チャック50が上昇位置に復帰した後、ドラムコア1の一方の鍔部外周面の電極2aに対するワイヤ5の1次継線処理を行う(図5のドラムコアの右側の継線処理)。すなわち、図1(A)のように巻線チャック機構20の停止状態にてワイヤ5の巻き始め側を固定ピン31を絡げ、図1(B)のようにワイヤ5が鍔部外周面に沿って巻芯部3に引き入れられるように設定する。そして、図1(B),(C)に示すように熱圧着ヘッド40が矢印j方向に下降してワイヤ5を鍔部上面に対して押さえ付けるととともにプッシャー6が矢印i方向に上昇し、ワイヤ5を熱圧着ヘッド40の圧着面44の端位置に形成されたカッター刃としてのシャープエッジ44aにより切断する。該切断動作とともにワイヤ5は端部電極2aに熱圧着(溶着固定)される。熱圧着ヘッド40の矢印j方向への下降動作は図3に示す前記上下駆動アクチュエータ43の駆動により行われる。
巻き始め部分のワイヤ切断後、熱圧着ヘッド40は上昇位置に復帰し、巻線チャック機構20を回転駆動してワイヤ5のドラムコア1の巻芯部3に対する巻回動作を行う。なお、ドラムコア1の巻芯部3にワイヤ5を巻回する際のトラバース方法は、図8のようにトラバース用固定ガイドバー16を固定とし、巻線ユニット10、すなわち巻線チャック機構20が前後方向(保持されたドラムコア1の軸方向)に動くことによって行っている。
巻芯部3に対するワイヤ5の巻回が終わった後に、ドラムコア1の他方の鍔部外周面の電極2bに対するワイヤの2次継線処理を行う(図5のドラムコアの左側の継線処理)。すなわち、図2(A)に示すようにドラムコア1の一方の鍔部2は一対の開閉爪30で挟持されており、巻線チャック機構20の停止状態にて支持部材7が上昇してドラムコア1の他方の鍔部下面を支持している。また、熱圧着ヘッド40を前記1次継線処理を行う図3の位置から2次継線処理を行う図4の位置に水平方向に移動しておく。この水平移動は図3及び図4に示す駆動モータ45を回転させることで前記スライダ42を水平方向に移動させることにより行う。また、図2(B)のようにワイヤ5の巻き終わり側は鍔部外周面に沿って略水平方向に引き出されている。
その後、図2(B),(C)のように熱圧着ヘッド40が矢印j方向に下降しワイヤ5を鍔部上面に対して押さえ付けるととともにプッシャー8が矢印k方向に上昇し、ワイヤ5を熱圧着ヘッド40の圧着面44の端位置に形成されたカッター刃としてのシャープエッジ44bにより切断する。この切断動作とともにワイヤ5は端部電極2bに熱圧着(溶着固定)される。すなわち、図5に示すように前記1次継線処理を行った面と同じ側の面に熱圧着される。
前記2次継線処理終了後、図5に示すようなドラムコア1に巻線ワイヤ5を巻回したインダクタンス素子ができあがる。
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 熱圧着ヘッド40の圧着面44の両端位置にカッター刃としてのシャープエッジ44a、44bを形成してあるので、ドラムコア1に巻回するワイヤ5の切断動作及びドラムコア側電極2a、2bへの熱圧着動作を1サイクルで行うことが可能で、動作サイクルタイムの短縮化を図ることができる。
(2) また、駆動モータ45を回転させスライダ42は水平方向に移動させることで、熱圧着ヘッド40をドラムコア1の一方の鍔部外周面の電極2aに対するワイヤの1次継線処理を行う位置からドラムコア1の他方の鍔部外周面の電極2bに対するワイヤの2次継線処理を行う位置まで水平方向に移動させることが可能なため、1次継線処理及び2次継線処理を同一の熱圧着ヘッドを用いて同一ステーションで行うことが可能で、装置の小型化、コストダウンを図ることができる。
(3) 熱圧着ヘッド40はセラミックヒータであり、該熱圧着ヘッド40の圧着面44及びその両端位置のカッター刃としてのシャープエッジ44a、44bはセラミック材からなるため、品質が安定で寿命が長い。
なお、上記実施の形態では、巻線チャック機構20が回転してワイヤ5をドラムコア1に巻回する構成であるが、巻線チャック機構は回転させずにワイヤをドラムコアに巻回する構成であっても本発明は適用可能である。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係るドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置の実施の形態であって、(A)は1次継線時における要部平面図、(B)は切断前の要部側面図、(C)は切断及び熱圧着時の要部側面図である。 実施の形態であって、(A)は2次継線時における要部平面図、(B)は切断前の要部側面図、(C)は切断及び熱圧着時の要部側面図である。 実施の形態において、1次継線時における熱圧着ヘッド移動機構の概略側面図である。 2次継線時における熱圧着ヘッド移動機構の概略側面図である。 実施の形態により得られたインダクタンス素子の平面図である。 実施の形態で用いる巻線継線装置の全体構成の概略斜視図である。 実施の形態における巻線チャック機構へのドラムコアの供給時の概略側面図である。 実施の形態におけるワイヤのドラムコアへの巻回動作時の概略側面図である。
符号の説明
1 ドラムコア
2 鍔部
2a,2b 端部電極
3 巻芯部
5 巻線ワイヤ
6,8 プッシャー
7 支持部材
10 巻線ユニット
20 巻線チャック機構
30 開閉爪
31 固定ピン
40 熱圧着ヘッド
44a,44b シャープエッジ
45 駆動モータ
46 送りネジ
50 供給チャック

Claims (5)

  1. 巻線チャック機構で保持したドラムコアの一方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの1次継線処理を行い、前記ドラムコアの巻芯部にワイヤを巻回し、他方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの2次継線処理を行うドラムコアの巻線継線方法であって、
    着面の端位置にカッター刃としてのエッジ形成された熱圧着ヘッドを鍔部外周面の電極に向かって移動させることによりワイヤを前記圧着面で前記鍔部外周面に対して押さえ付けた状態で、プッシャーを鍔部端面に沿って移動させることにより前記ワイヤを前記圧着面に対して押し上げて前記エッジで前記ワイヤの切断動作を行うとともに、前記圧着面で前記ワイヤを前記鍔部外周面の前記電極に熱圧着で固定する動作を行うことを特徴とするドラムコアの巻線継線方法。
  2. 前記熱圧着ヘッド圧着面の両端位置にカッター刃としてのエッジ形成されたものであり前記1次継線処理と前記2次継線処理との間で前記熱圧着ヘッドを前記巻線チャック機構の回転中心軸と平行な方向に移動させることで、前記1次継線処理と前記2次継線処理とを同一の熱圧着ヘッドを用いて同一ステーションで行う請求項1記載のドラムコアの巻線継線方法。
  3. 両方の鍔部外周面に電極を設けたドラムコアを保持する巻線チャック機構と、圧着面の端位置にカッター刃としてのエッジを形成してある熱圧着ヘッドと、前記巻線チャック機構によって保持されたドラムコアの鍔部端面に沿って移動可能なプッシャーとを備え、
    前記熱圧着ヘッドの前記圧着面でワイヤを前記ドラムコアの鍔部外周面に対して押さえ付けた状態で、前記プッシャーを前記鍔部端面に沿って移動させることにより前記ワイヤを前記圧着面に対して押し上げて前記熱圧着ヘッドの前記エッジにより前記ワイヤを切断するとともに、前記圧着面で前記ワイヤを前記鍔部外周面の前記電極に熱圧着で固定することを特徴とするドラムコアの巻線継線装置。
  4. 前記熱圧着ヘッドの圧着面の両端位置にカッター刃としてのエッジが形成されており、前記熱圧着ヘッドは、一方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの1次継線処理を行う位置から他方の鍔部外周面の電極に対してワイヤの2次継線処理を行う位置に移動手段により移動自在に設けられている請求項3記載のドラムコアの巻線継線装置。
  5. 前記熱圧着ヘッドがセラミックヒータで構成されている請求項3又は4記載のドラムコアの巻線継線装置。
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