JPH09148170A - 巻線装置 - Google Patents
巻線装置Info
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- JPH09148170A JPH09148170A JP7332691A JP33269195A JPH09148170A JP H09148170 A JPH09148170 A JP H09148170A JP 7332691 A JP7332691 A JP 7332691A JP 33269195 A JP33269195 A JP 33269195A JP H09148170 A JPH09148170 A JP H09148170A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- wire
- nozzle
- winding device
- spindle
- Prior art date
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ワイヤの巻回と端末処理とが行ない得られると
ともに、高精度での高速巻線が可能な巻線装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】ボビン6を装着したスピンドル40をX方
向およびY方向に移動させるXYテーブル11の運動
と、ワイヤ5を供給するノズル87の高さ方向の運動、
すなわちZ軸方向の運動との組合わせによって、ボビン
6のからげピン8に対するからげ動作を可能にするとと
もに、ノズル87を有するアーム86を90°旋回可能
にし、これによってボビン7の軸線方向と平行な方向に
延びるからげピン9に対するからげ動作をも可能にした
ものである。
ともに、高精度での高速巻線が可能な巻線装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】ボビン6を装着したスピンドル40をX方
向およびY方向に移動させるXYテーブル11の運動
と、ワイヤ5を供給するノズル87の高さ方向の運動、
すなわちZ軸方向の運動との組合わせによって、ボビン
6のからげピン8に対するからげ動作を可能にするとと
もに、ノズル87を有するアーム86を90°旋回可能
にし、これによってボビン7の軸線方向と平行な方向に
延びるからげピン9に対するからげ動作をも可能にした
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻線装置に係り、と
くにスピンドル上にボビンを装着し、ノズルによってワ
イヤを供給しながらスピンドルによって回転駆動される
ボビンの外周面にワイヤを巻回するようにした巻線装置
に関する。
くにスピンドル上にボビンを装着し、ノズルによってワ
イヤを供給しながらスピンドルによって回転駆動される
ボビンの外周面にワイヤを巻回するようにした巻線装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョン受像機のCRT(陰
極線管)のアノードには高電圧が加えられるようになっ
ている。このような高電圧を発生させるために、テレビ
ジョン受像機はフライバックトランスを用いるようにし
ており、このようなフライバックトランスによって昇圧
された高電圧をアノード釦を介して陰極線管のアノード
に印加するようにしている。
極線管)のアノードには高電圧が加えられるようになっ
ている。このような高電圧を発生させるために、テレビ
ジョン受像機はフライバックトランスを用いるようにし
ており、このようなフライバックトランスによって昇圧
された高電圧をアノード釦を介して陰極線管のアノード
に印加するようにしている。
【0003】フライバックトランスは絶縁材料、例えば
合成樹脂成形体から成るボビン上に線材を巻回して構成
されており、1次コイルと2次コイルのターン数に応じ
た電圧を取出すようにしている。
合成樹脂成形体から成るボビン上に線材を巻回して構成
されており、1次コイルと2次コイルのターン数に応じ
た電圧を取出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂成形体から成
るボビン上に人手によってワイヤを巻回すると、フライ
バックトランスの製造コストが高くなるとともに、品質
にばらつきを生ずる。そこで従来より自動巻線機が提案
されている。ところが従来は多連式の巻線機が用いられ
ており、複数の軸間の機械的精度のずれを合わせるのが
難しく、このために高精度の巻線が行ない難いという欠
点があった。また多連式のスピンドルを有する巻線機に
よると、1台のモータによって複数のスピンドルを回転
駆動させなければならず、このためにモータにかかる負
荷が大きくなって高速巻線が不可能になるという問題が
あった。
るボビン上に人手によってワイヤを巻回すると、フライ
バックトランスの製造コストが高くなるとともに、品質
にばらつきを生ずる。そこで従来より自動巻線機が提案
されている。ところが従来は多連式の巻線機が用いられ
ており、複数の軸間の機械的精度のずれを合わせるのが
難しく、このために高精度の巻線が行ない難いという欠
点があった。また多連式のスピンドルを有する巻線機に
よると、1台のモータによって複数のスピンドルを回転
駆動させなければならず、このためにモータにかかる負
荷が大きくなって高速巻線が不可能になるという問題が
あった。
【0005】またフライバックトランスにおいては、ボ
ビンに設けられているからげピンにワイヤの端末をから
げて接続する必要があるが、従来の巻線機によれば、こ
のような動作を自動で行なうことが難しいという問題が
あった。
ビンに設けられているからげピンにワイヤの端末をから
げて接続する必要があるが、従来の巻線機によれば、こ
のような動作を自動で行なうことが難しいという問題が
あった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、高精度の巻線を高速で行なうことが可
能で、しかもワイヤの端末をボビンに植設されているか
らげピンに自動的にからげ得るようにした巻線装置を提
供することを目的とする。
たものであって、高精度の巻線を高速で行なうことが可
能で、しかもワイヤの端末をボビンに植設されているか
らげピンに自動的にからげ得るようにした巻線装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】】本発明は、スピンドル
上にボビンを装着し、ノズルによってワイヤを供給しな
がら前記スピンドルによって回転駆動されるボビンの外
周面上にワイヤを巻回するようにした巻線装置におい
て、前記ボビンに植設されているからげピンと、前記か
らげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交する2軸に沿
って前記ノズルを前記ボビンに対して相対的に移動させ
る移動手段とを具備し、前記からげピンの軸線方向と垂
直な平面内の直交する2軸に沿って前記移動手段によっ
て前記ノズルを前記ボビンに対して相対的に移動させる
ことにより前記ノズルから供給されるワイヤを前記から
げピンにからげるようにしたことを特徴とする巻線装置
に関するものである。
上にボビンを装着し、ノズルによってワイヤを供給しな
がら前記スピンドルによって回転駆動されるボビンの外
周面上にワイヤを巻回するようにした巻線装置におい
て、前記ボビンに植設されているからげピンと、前記か
らげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交する2軸に沿
って前記ノズルを前記ボビンに対して相対的に移動させ
る移動手段とを具備し、前記からげピンの軸線方向と垂
直な平面内の直交する2軸に沿って前記移動手段によっ
て前記ノズルを前記ボビンに対して相対的に移動させる
ことにより前記ノズルから供給されるワイヤを前記から
げピンにからげるようにしたことを特徴とする巻線装置
に関するものである。
【0008】第2の発明は上記第1の発明において、前
記ノズルを90°旋回させる手段を具備し、ボビンの軸
線と平行な方向に植設されたからげピンを有するボビン
と、ボビンの軸線と直交するからげピンを有するボビン
とにそれぞれワイヤをからげることができるようにした
ことを特徴とする巻線装置に関するものである。
記ノズルを90°旋回させる手段を具備し、ボビンの軸
線と平行な方向に植設されたからげピンを有するボビン
と、ボビンの軸線と直交するからげピンを有するボビン
とにそれぞれワイヤをからげることができるようにした
ことを特徴とする巻線装置に関するものである。
【0009】第3の発明は上記第1の発明において、ワ
イヤの端末をクランプするクランパと、該クランパを前
記ボビンに対して相対的に移動させる手段とをそれぞれ
具備し、前記クランパによって前記ワイヤをクランプし
た状態で前記ボビンに対して前記クランパを相対的に移
動させることにより前記ワイヤを切断するようにしたこ
とを特徴とする巻線装置に関するものである。
イヤの端末をクランプするクランパと、該クランパを前
記ボビンに対して相対的に移動させる手段とをそれぞれ
具備し、前記クランパによって前記ワイヤをクランプし
た状態で前記ボビンに対して前記クランパを相対的に移
動させることにより前記ワイヤを切断するようにしたこ
とを特徴とする巻線装置に関するものである。
【0010】第4の発明は上記第1の発明において、前
記ワイヤに対して張力を付与する張力付与手段を具備
し、該張力付与手段によって張力が付与された状態でワ
イヤがボビン上に巻回されることを特徴とする巻線装置
に関するものである。
記ワイヤに対して張力を付与する張力付与手段を具備
し、該張力付与手段によって張力が付与された状態でワ
イヤがボビン上に巻回されることを特徴とする巻線装置
に関するものである。
【0011】第5の発明は上記第1の発明において、前
記スピンドルが対応する専用のモータによって駆動され
ることを特徴とする巻線装置に関するものである。
記スピンドルが対応する専用のモータによって駆動され
ることを特徴とする巻線装置に関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一実施
の形態に係る巻線装置の全体の構成を示すものであっ
て、この巻線装置は架台10を備えている。架台10上
にはXYテーブル11が設けられている。そしてXYテ
ーブル11上にはスピンドルユニット12が取付けられ
ており、このスピンドルユニット12をXYテーブル1
1によってX方向とY方向とにそれぞれ移動させるよう
にしている。
の形態に係る巻線装置の全体の構成を示すものであっ
て、この巻線装置は架台10を備えている。架台10上
にはXYテーブル11が設けられている。そしてXYテ
ーブル11上にはスピンドルユニット12が取付けられ
ており、このスピンドルユニット12をXYテーブル1
1によってX方向とY方向とにそれぞれ移動させるよう
にしている。
【0013】上記スピンドルユニット12のスピンドル
に装着されるボビンの外周上に巻回されるワイヤを供給
するノズルユニット13が上記スピンドルユニット12
の先端側の部分に臨むように設けられている。またスピ
ンドルユニット12に対してボビンを供給し、あるいは
また巻回されたボビンを排出するためのボビン給排ユニ
ット14が設けられている。また上記スピンドルユニッ
ト13によって供給されるワイヤに対してテンションを
付与するテンショナユニット15が架台10の側部に設
けられている。
に装着されるボビンの外周上に巻回されるワイヤを供給
するノズルユニット13が上記スピンドルユニット12
の先端側の部分に臨むように設けられている。またスピ
ンドルユニット12に対してボビンを供給し、あるいは
また巻回されたボビンを排出するためのボビン給排ユニ
ット14が設けられている。また上記スピンドルユニッ
ト13によって供給されるワイヤに対してテンションを
付与するテンショナユニット15が架台10の側部に設
けられている。
【0014】次にXYテーブル11の構成について説明
すると、図3に示すようにYテーブル20上には互いに
平行な一対の案内レール21が配されている。また案内
レール21間にはレール21と平行にボールねじ22が
配されている。ボールねじ22の端部にはタイミングプ
ーリ23が固着されている。またACサーボモータ24
が架台10上のフレームに固着されるとともに、その出
力軸にタイミングプーリ25が固着されている。そして
タイミングプーリ23、25間にタイミングベルト26
が掛渡され、ACサーボモータ24によってボールねじ
22が駆動されるようになっている。
すると、図3に示すようにYテーブル20上には互いに
平行な一対の案内レール21が配されている。また案内
レール21間にはレール21と平行にボールねじ22が
配されている。ボールねじ22の端部にはタイミングプ
ーリ23が固着されている。またACサーボモータ24
が架台10上のフレームに固着されるとともに、その出
力軸にタイミングプーリ25が固着されている。そして
タイミングプーリ23、25間にタイミングベルト26
が掛渡され、ACサーボモータ24によってボールねじ
22が駆動されるようになっている。
【0015】上記ボールねじ22によって案内レール2
1に沿って移動されるXテーブル30上には上記案内レ
ール21と直交する方向に延びる一対の案内レール31
が設けられている。また案内レール31と平行にボール
ねじ32が配されている。ボールねじ32の端部にはタ
イミングプーリ33が固着されている。そしてYテーブ
ル20に固定されているACサーボモータ34の出力軸
にタイミングプーリ35が固着されており、タイミング
プーリ33、35間にタイミングベルト36が掛渡され
ている。
1に沿って移動されるXテーブル30上には上記案内レ
ール21と直交する方向に延びる一対の案内レール31
が設けられている。また案内レール31と平行にボール
ねじ32が配されている。ボールねじ32の端部にはタ
イミングプーリ33が固着されている。そしてYテーブ
ル20に固定されているACサーボモータ34の出力軸
にタイミングプーリ35が固着されており、タイミング
プーリ33、35間にタイミングベルト36が掛渡され
ている。
【0016】次に上記XYテーブル11によってX方向
およびY方向にそれぞれ移動されるスピンドルユニット
12について説明すると、図4に示すようにスピンドル
ユニット12はスピンドル40を備え、その軸部41は
アンギュラベアリング42を介して回転可能に支持され
ている。また軸部41の先端部にはタイミングプーリ4
3が固着されている。またスピンドル40を駆動するA
Cサーボモータ44の出力軸にはタイミングプーリ45
が固着されている。そしてタイミングプーリ43、45
間にタイミングベルト46が掛渡されるようになってい
る。
およびY方向にそれぞれ移動されるスピンドルユニット
12について説明すると、図4に示すようにスピンドル
ユニット12はスピンドル40を備え、その軸部41は
アンギュラベアリング42を介して回転可能に支持され
ている。また軸部41の先端部にはタイミングプーリ4
3が固着されている。またスピンドル40を駆動するA
Cサーボモータ44の出力軸にはタイミングプーリ45
が固着されている。そしてタイミングプーリ43、45
間にタイミングベルト46が掛渡されるようになってい
る。
【0017】次に上記スピンドルユニット12に対して
ボビンを供給し、あるいはまたワイヤが巻回されたボビ
ンを排出するためのボビン給排ユニット14について説
明すると、図5および図6に示すようにこのボビン給排
ユニット14は保持台50を備えている。この保持台5
0は互いに平行に配されている一対の保持軸51を備
え、これらの保持軸51によってボビンを保持するよう
にしている。また給排ユニット14の端部には90°回
転アクチュエータ52が設けられており、このアクチュ
エータ52によって保持台50の向きを90°変換する
ようにしている。また保持台50を保持するアクチュエ
ータ52はスライダユニット53によって移動されるよ
うになっており、このスライダユニット53の端部に保
持台50を移動させるためのACサーボモータ54が取
付けられている。
ボビンを供給し、あるいはまたワイヤが巻回されたボビ
ンを排出するためのボビン給排ユニット14について説
明すると、図5および図6に示すようにこのボビン給排
ユニット14は保持台50を備えている。この保持台5
0は互いに平行に配されている一対の保持軸51を備
え、これらの保持軸51によってボビンを保持するよう
にしている。また給排ユニット14の端部には90°回
転アクチュエータ52が設けられており、このアクチュ
エータ52によって保持台50の向きを90°変換する
ようにしている。また保持台50を保持するアクチュエ
ータ52はスライダユニット53によって移動されるよ
うになっており、このスライダユニット53の端部に保
持台50を移動させるためのACサーボモータ54が取
付けられている。
【0018】次に上記ボビン給排ユニット14の保持台
50上の保持軸51とスピンドルユニット12のスピン
ドル40との間でのボビンの受渡しを行なうための受渡
し機構について説明すると、図7〜図9に示すように、
この受渡し装置はチャック58を備えている。チャック
58は取付け台59によって支持されるとともに、取付
け台59が垂直方向に延びる案内レール60によって垂
直方向に移動されるようになっている。そして取付け台
59を垂直方向に移動させるための昇降用エアシリンダ
61が設けられている。また案内レール60を介して取
付け台59が案内レール62に沿って水平方向に移動さ
れるようになっており、前後方向移動用エアシリンダ6
3によって前後方向に移動されるようになっている。
50上の保持軸51とスピンドルユニット12のスピン
ドル40との間でのボビンの受渡しを行なうための受渡
し機構について説明すると、図7〜図9に示すように、
この受渡し装置はチャック58を備えている。チャック
58は取付け台59によって支持されるとともに、取付
け台59が垂直方向に延びる案内レール60によって垂
直方向に移動されるようになっている。そして取付け台
59を垂直方向に移動させるための昇降用エアシリンダ
61が設けられている。また案内レール60を介して取
付け台59が案内レール62に沿って水平方向に移動さ
れるようになっており、前後方向移動用エアシリンダ6
3によって前後方向に移動されるようになっている。
【0019】次にスピンドルユニット12上のスピンド
ル40に装着されたボビンに供給されるワイヤを供給す
るノズルユニット13について図10〜図13によって
説明する。このノズルユニット13は可動ベース67を
備え、この可動ベース67の背面側にケース68が取付
けられている。そしてこのケース68を貫通するように
ボールねじ69が垂直に配されている。ボールねじ69
はコ字状をなす固定フレーム70によって上下の端部が
支持されるようになっている。
ル40に装着されたボビンに供給されるワイヤを供給す
るノズルユニット13について図10〜図13によって
説明する。このノズルユニット13は可動ベース67を
備え、この可動ベース67の背面側にケース68が取付
けられている。そしてこのケース68を貫通するように
ボールねじ69が垂直に配されている。ボールねじ69
はコ字状をなす固定フレーム70によって上下の端部が
支持されるようになっている。
【0020】固定フレーム70の上方に突出するボール
ねじ69の上端にはタイミングプーリ71が固着されて
いる。また図2に示すように固定フレーム70上には図
外のブラケットを介してACサーボモータ72が取付け
られている。そしてこのサーボモータ72の出力軸には
タイミングプーリ73が固着されている。タイミングプ
ーリ71、73間にはタイミングベルト74が掛渡され
ており、ACサーボモータ72によってボールねじ69
が駆動されるようになっている。
ねじ69の上端にはタイミングプーリ71が固着されて
いる。また図2に示すように固定フレーム70上には図
外のブラケットを介してACサーボモータ72が取付け
られている。そしてこのサーボモータ72の出力軸には
タイミングプーリ73が固着されている。タイミングプ
ーリ71、73間にはタイミングベルト74が掛渡され
ており、ACサーボモータ72によってボールねじ69
が駆動されるようになっている。
【0021】上記可動ベース67には軸受ハウジング7
7が固着されている。そしてこの軸受ハウジング77に
よって回転軸78が一対のベアリング79を介して回転
可能に支持されている。
7が固着されている。そしてこの軸受ハウジング77に
よって回転軸78が一対のベアリング79を介して回転
可能に支持されている。
【0022】回転軸78の端部にはレバー80が固着さ
れており、このレバー80がエアシリンダ81のロッド
と連結されるようになっている。さらに回転軸78の端
部であってレバー80の取付け位置よりも先端側にはド
グ82が固着されている。このドグ82は図13に示す
上下一対のストッパ83とそれぞれ当接するようになっ
ており、これによって回転軸78の回転角度範囲が90
°になるように規制されている。
れており、このレバー80がエアシリンダ81のロッド
と連結されるようになっている。さらに回転軸78の端
部であってレバー80の取付け位置よりも先端側にはド
グ82が固着されている。このドグ82は図13に示す
上下一対のストッパ83とそれぞれ当接するようになっ
ており、これによって回転軸78の回転角度範囲が90
°になるように規制されている。
【0023】上記回転軸78の端部にはアーム86が固
着されている。またアーム86の端部にはノズル87が
取付けられており、このノズル87を介してワイヤを供
給するようにしている。
着されている。またアーム86の端部にはノズル87が
取付けられており、このノズル87を介してワイヤを供
給するようにしている。
【0024】アーム86の先端側の部分であってノズル
87の上方に位置するように、ガイドローラ88が配さ
れている。また可動ベース67にはブラケット89が取
付けられており、このブラケット89によってガイドロ
ーラ90が回転可能に取付けられている。そしてガイド
ローラ90の上下にはそれぞれめがねガイド91が取付
けられており、これらのめがねガイド91およびガイド
ローラ90によってワイヤの案内が行なわれるようにな
っている。
87の上方に位置するように、ガイドローラ88が配さ
れている。また可動ベース67にはブラケット89が取
付けられており、このブラケット89によってガイドロ
ーラ90が回転可能に取付けられている。そしてガイド
ローラ90の上下にはそれぞれめがねガイド91が取付
けられており、これらのめがねガイド91およびガイド
ローラ90によってワイヤの案内が行なわれるようにな
っている。
【0025】次にワイヤの端末の処理を行なうためのク
ランプ機構について説明すると、図17〜図19に示す
ようにこのクランプ機構ははさみ状チャック95を備え
ている。そしてはさみ状チャック95の下側にはくさび
状ブロック96が取付けられている。くさび状ブロック
96はエアシリンダ97によって上下に昇降動作するよ
うになっている。
ランプ機構について説明すると、図17〜図19に示す
ようにこのクランプ機構ははさみ状チャック95を備え
ている。そしてはさみ状チャック95の下側にはくさび
状ブロック96が取付けられている。くさび状ブロック
96はエアシリンダ97によって上下に昇降動作するよ
うになっている。
【0026】また上記はさみ状チャック95は取付け台
98に取付けられている。そしてハウジング99内に配
されている一対のベアリング100によって回転可能に
支持されている回転軸101の端部に上記取付け台98
が支持されている。そしてこの回転軸101を回転させ
るためのエアシリンダ102が設けられており、このエ
アシリンダ102によって回転軸101を介してはさみ
状チャック95を90°回転させるようにしている。ま
たはさみ状チャック95はスライダ103によって水平
方向に移動されるようになっている。
98に取付けられている。そしてハウジング99内に配
されている一対のベアリング100によって回転可能に
支持されている回転軸101の端部に上記取付け台98
が支持されている。そしてこの回転軸101を回転させ
るためのエアシリンダ102が設けられており、このエ
アシリンダ102によって回転軸101を介してはさみ
状チャック95を90°回転させるようにしている。ま
たはさみ状チャック95はスライダ103によって水平
方向に移動されるようになっている。
【0027】次にワイヤに対してテンションを付与する
ためのテンショナユニット15について説明すると、図
20および図21に示すように、テンショナユニット1
5はヒステリシスブレーキ106を備えている。ヒステ
リシスブレーキ106の軸にガイドローラ107が取付
けられており、このガイドローラ107の外周面上にワ
イヤが掛渡されるようになっている。またヒステリシス
ブレーキ106のガイドローラ107の側部にはガイド
ローラ108が配されている。さらにアーム109の先
端部には別のガイドローラ110が配されるようになっ
ており、これらのガイドローラ108、110によって
ワイヤの案内が行なわれるようにしている。
ためのテンショナユニット15について説明すると、図
20および図21に示すように、テンショナユニット1
5はヒステリシスブレーキ106を備えている。ヒステ
リシスブレーキ106の軸にガイドローラ107が取付
けられており、このガイドローラ107の外周面上にワ
イヤが掛渡されるようになっている。またヒステリシス
ブレーキ106のガイドローラ107の側部にはガイド
ローラ108が配されている。さらにアーム109の先
端部には別のガイドローラ110が配されるようになっ
ており、これらのガイドローラ108、110によって
ワイヤの案内が行なわれるようにしている。
【0028】次に以上のような構成になる巻線装置の動
作を説明する。架台10上に設けられているボビン給排
ユニット14の保持台50を図5および図6に示すよう
に左端に移動させるとともに、90°回転アクチュエー
タ52によってスライダユニット53と直角な方向に保
持台50を旋回させる。そしてこの保持台50上に突出
する一対の保持軸51にそれぞれボビン6を装着する。
作を説明する。架台10上に設けられているボビン給排
ユニット14の保持台50を図5および図6に示すよう
に左端に移動させるとともに、90°回転アクチュエー
タ52によってスライダユニット53と直角な方向に保
持台50を旋回させる。そしてこの保持台50上に突出
する一対の保持軸51にそれぞれボビン6を装着する。
【0029】この後に90°回転アクチュエータ52に
よって保持台50を実線で示す位置から鎖線で示す位置
へ90°旋回させる。すると保持台50はスライダユニ
ット53の長さ方向と平行な方向に向くようになる。こ
の後にACサーボモータ54によってスライダユニット
53上に沿って保持台50を移動させ、ボビン6を保持
している保持軸51をスピンドルユニット13のスピン
ドル40と対向する位置まで移動させる。
よって保持台50を実線で示す位置から鎖線で示す位置
へ90°旋回させる。すると保持台50はスライダユニ
ット53の長さ方向と平行な方向に向くようになる。こ
の後にACサーボモータ54によってスライダユニット
53上に沿って保持台50を移動させ、ボビン6を保持
している保持軸51をスピンドルユニット13のスピン
ドル40と対向する位置まで移動させる。
【0030】次に図7〜図9に示す移載ユニットのチャ
ック58を昇降用エアシリンダ61によって取付け台5
9を介して案内レール60に沿って垂直方向上方に移動
させる。するとチャック58が保持台50の保持軸51
によって保持されているボビン6のネックを保持するこ
とになる。このような状態において前後移動用エアシリ
ンダ63によって水平方向に延びる案内レール62に沿
って取付け台59を移動させることにより、チャック5
8に保持されているボビン6がスピンドルユニット12
のスピンドル40に装着されることになる。
ック58を昇降用エアシリンダ61によって取付け台5
9を介して案内レール60に沿って垂直方向上方に移動
させる。するとチャック58が保持台50の保持軸51
によって保持されているボビン6のネックを保持するこ
とになる。このような状態において前後移動用エアシリ
ンダ63によって水平方向に延びる案内レール62に沿
って取付け台59を移動させることにより、チャック5
8に保持されているボビン6がスピンドルユニット12
のスピンドル40に装着されることになる。
【0031】このようにしてスピンドル40に装着され
たボビン6上にワイヤ5が巻装されるが、これに先立っ
てワイヤ5の端末がボビン6のからげピン8にからげら
れる。図13に示すようにボビン6の軸線方向と直交す
る方向に突出されているからげピン8によってワイヤ5
をからげる場合には、まずワイヤ5の端末をクランプ機
構のはさみ状チャック95で把持し、ノズル87の位置
を適正な高さに設定する。
たボビン6上にワイヤ5が巻装されるが、これに先立っ
てワイヤ5の端末がボビン6のからげピン8にからげら
れる。図13に示すようにボビン6の軸線方向と直交す
る方向に突出されているからげピン8によってワイヤ5
をからげる場合には、まずワイヤ5の端末をクランプ機
構のはさみ状チャック95で把持し、ノズル87の位置
を適正な高さに設定する。
【0032】この動作はACサーボモータ72によって
タイミングプーリ73、タイミングベルト74、タイミ
ングプーリ71を介して固定フレーム70上のボールね
じ69を駆動することによって達成される。ボールねじ
69を回転駆動すると、このボールねじ69が貫通する
ケース68が上下方向に移動するようになり、このケー
ス68が取付けられている可動ベース67が昇降動作す
る。従って可動ベース67に支持されているアーム86
上のノズル87をボビン6のからげピン8とほぼ同じ高
さとすることが可能になる。
タイミングプーリ73、タイミングベルト74、タイミ
ングプーリ71を介して固定フレーム70上のボールね
じ69を駆動することによって達成される。ボールねじ
69を回転駆動すると、このボールねじ69が貫通する
ケース68が上下方向に移動するようになり、このケー
ス68が取付けられている可動ベース67が昇降動作す
る。従って可動ベース67に支持されているアーム86
上のノズル87をボビン6のからげピン8とほぼ同じ高
さとすることが可能になる。
【0033】このような状態において、スピンドル40
を備えるスピンドルユニット12を載置しているXYテ
ーブル11をX方向およびY方向にそれぞれ移動させる
ことによってからげピン8に対するからげ動作が行なわ
れる。
を備えるスピンドルユニット12を載置しているXYテ
ーブル11をX方向およびY方向にそれぞれ移動させる
ことによってからげピン8に対するからげ動作が行なわ
れる。
【0034】より詳細に説明すれば、ACサーボモータ
24によってタイミングプーリ25、タイミングベルト
26、タイミングプーリ23およびボールねじ22を介
してXテーブル30をY方向に移動させる。またACサ
ーボモータ34によってタイミングプーリ35、タイミ
ングベルト36、タイミングプーリ33、およびボール
ねじ32を介してスピンドルユニット12をX方向に移
動させる。このような2方向の動作を組合わせることに
よって、アーム86の先端部のノズル87から供給され
るワイヤ5をからげピン8にからげることが可能にな
る。
24によってタイミングプーリ25、タイミングベルト
26、タイミングプーリ23およびボールねじ22を介
してXテーブル30をY方向に移動させる。またACサ
ーボモータ34によってタイミングプーリ35、タイミ
ングベルト36、タイミングプーリ33、およびボール
ねじ32を介してスピンドルユニット12をX方向に移
動させる。このような2方向の動作を組合わせることに
よって、アーム86の先端部のノズル87から供給され
るワイヤ5をからげピン8にからげることが可能にな
る。
【0035】次に図14および図15に示すように、ボ
ビン7の軸線方向とほぼ平行な方向に延びるからげピン
9に対するからげ動作を説明する。この動作は、図10
〜図12に示す可動ベース67上のエアシリンダ81に
よってレバー80を介して回転軸78を90°回転させ
ることにより行なわれる。回転軸78をレバー80によ
ってエアシリンダ81を介して90°回転させると、回
転軸78に設けられているドグ82が一方のストッパ8
3と当接し、これによって回転軸78が90°回転され
る。従ってこの回転軸78の先端に取付けられているア
ーム86も90°回転し、このアーム86の先端部に取
付けられているノズル87は図14に示す状態から図1
5に示す状態に変化する。すなわちノズル87はその軸
線が水平方向に一致するように90°回転して倒れる。
ビン7の軸線方向とほぼ平行な方向に延びるからげピン
9に対するからげ動作を説明する。この動作は、図10
〜図12に示す可動ベース67上のエアシリンダ81に
よってレバー80を介して回転軸78を90°回転させ
ることにより行なわれる。回転軸78をレバー80によ
ってエアシリンダ81を介して90°回転させると、回
転軸78に設けられているドグ82が一方のストッパ8
3と当接し、これによって回転軸78が90°回転され
る。従ってこの回転軸78の先端に取付けられているア
ーム86も90°回転し、このアーム86の先端部に取
付けられているノズル87は図14に示す状態から図1
5に示す状態に変化する。すなわちノズル87はその軸
線が水平方向に一致するように90°回転して倒れる。
【0036】このような状態で、一端をはさみ状チャッ
ク95に支持されているワイヤ5は、XYテーブル11
のY方向の運動と、ノズル87のZ方向の運動との組合
わせによってからげピン9にからげられる。Y方向の運
動はACサーボモータ24によってタイミングプーリ2
5、タイミングベルト26、タイミングプーリ23、ボ
ールねじ22を介してXテーブル30をY方向に移動さ
せることにより達成される。またZ軸方向野運動はAC
サーボモータ72、タイミングプーリ73、タイミング
ベルト74、タイミングプーリ71、ボールねじ69を
介してこのボールねじ69が貫通するケース68が取付
けられている可動ベース67を上下動させることによっ
て達成される。
ク95に支持されているワイヤ5は、XYテーブル11
のY方向の運動と、ノズル87のZ方向の運動との組合
わせによってからげピン9にからげられる。Y方向の運
動はACサーボモータ24によってタイミングプーリ2
5、タイミングベルト26、タイミングプーリ23、ボ
ールねじ22を介してXテーブル30をY方向に移動さ
せることにより達成される。またZ軸方向野運動はAC
サーボモータ72、タイミングプーリ73、タイミング
ベルト74、タイミングプーリ71、ボールねじ69を
介してこのボールねじ69が貫通するケース68が取付
けられている可動ベース67を上下動させることによっ
て達成される。
【0037】からげ動作を終了したならば、ノズル87
を上記Z軸方向の移動機構を介して上昇させる。そして
この後に図3に示すXYテーブル11のX軸方向の運動
をACサーボモータ34によって行なうことにより、ス
ピンドルユニット12を前方へ移動させ、ノズル87か
ら供給されているワイヤ5をボビン6、7の外周面上に
導く。
を上記Z軸方向の移動機構を介して上昇させる。そして
この後に図3に示すXYテーブル11のX軸方向の運動
をACサーボモータ34によって行なうことにより、ス
ピンドルユニット12を前方へ移動させ、ノズル87か
ら供給されているワイヤ5をボビン6、7の外周面上に
導く。
【0038】そしてこのような状態において、図4に示
すスピンドルユニット12のACサーボモータ44を駆
動し、タイミングプーリ45、タイミングベルト46、
タイミングプーリ43を介してスピンドル40を高速で
回転駆動する。するとスピンドル40上に装着されてい
るボビン6、7の外周面上にワイヤ5が巻回されてコイ
ルが形成される。ワイヤ5はテンショナユニット15の
ヒステリシスブレーキ106(図20参照)によって適
正な張力が付与されているために、ボビン6の外周面上
に整然と巻回されて高品質のコイルが得られる。
すスピンドルユニット12のACサーボモータ44を駆
動し、タイミングプーリ45、タイミングベルト46、
タイミングプーリ43を介してスピンドル40を高速で
回転駆動する。するとスピンドル40上に装着されてい
るボビン6、7の外周面上にワイヤ5が巻回されてコイ
ルが形成される。ワイヤ5はテンショナユニット15の
ヒステリシスブレーキ106(図20参照)によって適
正な張力が付与されているために、ボビン6の外周面上
に整然と巻回されて高品質のコイルが得られる。
【0039】巻回を終ったワイヤの端末は再び対応する
所定のからげピン8、9にからげられる。これらのピン
8、9に対するからげ動作は上述の巻始め部分のワイヤ
5のからげ動作と同様である。そしてワイヤ5の終端を
所定のからげピン8、9にからげたならば、この状態で
ワイヤ5の端部をはさみ状チャック95によってチャッ
クさせる。
所定のからげピン8、9にからげられる。これらのピン
8、9に対するからげ動作は上述の巻始め部分のワイヤ
5のからげ動作と同様である。そしてワイヤ5の終端を
所定のからげピン8、9にからげたならば、この状態で
ワイヤ5の端部をはさみ状チャック95によってチャッ
クさせる。
【0040】図19に示すエアシリンダ97によってく
さび状ブロック96を上昇させることにより、はさみ状
チャック95が閉じ、このチャック95によってワイヤ
5のクランプが行なわれる。この後にはさみ状チャック
95をスライダ103に沿って移動させることにより、
ワイヤ5に過大な張力が加わり、これによってワイヤ5
が破断される。
さび状ブロック96を上昇させることにより、はさみ状
チャック95が閉じ、このチャック95によってワイヤ
5のクランプが行なわれる。この後にはさみ状チャック
95をスライダ103に沿って移動させることにより、
ワイヤ5に過大な張力が加わり、これによってワイヤ5
が破断される。
【0041】このようにして巻回されたワイヤ5の端末
の処理を終った後に、図7〜図9に示す移載機構によっ
てスピンドル40からボビンが取外されるとともに、取
外されたボビンはボビン給排ユニット14の保持台50
上の保持軸51に移送保持される。そしてこの後にスラ
イダユニット53に沿って保持台50を移動させること
により、ワイヤ5が巻回されたボビン6、7が排出され
るようになる。
の処理を終った後に、図7〜図9に示す移載機構によっ
てスピンドル40からボビンが取外されるとともに、取
外されたボビンはボビン給排ユニット14の保持台50
上の保持軸51に移送保持される。そしてこの後にスラ
イダユニット53に沿って保持台50を移動させること
により、ワイヤ5が巻回されたボビン6、7が排出され
るようになる。
【0042】このように図示の巻線装置は、ボビン給排
ユニット14の保持台50上の保持軸51にボビン6を
供給し、90°回転アクチュエータ52によって90°
回転させてスライダユニット53に沿ってスピンドル4
0の前方位置へボビン6を供給する。そして図7〜図9
に示す移載装置によってボビン6をスピンドル40に装
着する。
ユニット14の保持台50上の保持軸51にボビン6を
供給し、90°回転アクチュエータ52によって90°
回転させてスライダユニット53に沿ってスピンドル4
0の前方位置へボビン6を供給する。そして図7〜図9
に示す移載装置によってボビン6をスピンドル40に装
着する。
【0043】これに対してワイヤ5はノズル87を通し
て供給されるようになり、ワイヤの端部がボビン6のか
らげピン8にからげられる。そしてこの後にノズル87
をボビン6に対して相対的に移動させ、ボビン6をスピ
ンドル40によって回転させることにより、このボビン
6の外周面上にワイヤ5を巻回する。そして所定の巻回
を終ったならば、再びノズル87をボビン6に対して相
対的に移動し、端末をからげピン8にからげる。そして
最後にワイヤ5をはさみ状チャック95によってチャッ
クして移動させることにより、ワイヤ5を切断する。
て供給されるようになり、ワイヤの端部がボビン6のか
らげピン8にからげられる。そしてこの後にノズル87
をボビン6に対して相対的に移動させ、ボビン6をスピ
ンドル40によって回転させることにより、このボビン
6の外周面上にワイヤ5を巻回する。そして所定の巻回
を終ったならば、再びノズル87をボビン6に対して相
対的に移動し、端末をからげピン8にからげる。そして
最後にワイヤ5をはさみ状チャック95によってチャッ
クして移動させることにより、ワイヤ5を切断する。
【0044】このような巻線装置によれば、とくに図4
に示すようにボビン6を装着したスピンドル40は専用
のACサーボモータ44によって駆動されるようになっ
ており、1軸で巻線を行なうようにしているために、高
速で巻線を行なうことが可能になり、これによって生産
性が向上する。また1軸であるために、機械の大きさを
小さくすることによって、省スペース化を図ることが可
能になる。
に示すようにボビン6を装着したスピンドル40は専用
のACサーボモータ44によって駆動されるようになっ
ており、1軸で巻線を行なうようにしているために、高
速で巻線を行なうことが可能になり、これによって生産
性が向上する。また1軸であるために、機械の大きさを
小さくすることによって、省スペース化を図ることが可
能になる。
【0045】またこの巻線機は、図13に示すように、
からげピン8がボビン6の軸線方向と直交するボビン
6、および図14および図15に示すように、からげピ
ン9がボビン7の軸線方向と平行なボビン7に巻線が行
なわれるように、ノズル87の向きを90°変換するこ
とができるようにしている。
からげピン8がボビン6の軸線方向と直交するボビン
6、および図14および図15に示すように、からげピ
ン9がボビン7の軸線方向と平行なボビン7に巻線が行
なわれるように、ノズル87の向きを90°変換するこ
とができるようにしている。
【0046】可動ベース67はACサーボモータ72に
よってボールねじ69を介して上下方向、すなわちZ軸
方向に移動されるようになっており、このような可動ベ
ース67上にアーム86を介してノズル87を支持する
ようにしている。アーム86はその先端部にノズル87
を備えるとともに、他端が回転軸78の先端部に支持さ
れている。この回転軸78はハウジング77によって一
対のベアリング79を介して回転可能に支持されてい
る。そして回転軸78の端部にはレバー80が固着され
ており、エアシリンダ81によって回転されるようにな
っている。しかも回転軸78の端部に取付けられている
ドグ82が一対のストッパ83に当接することによっ
て、回転軸78の回転角度が90°になるように規制さ
れている。また回転軸78の回転中心がノズル87の先
端部に一致するようになっている。
よってボールねじ69を介して上下方向、すなわちZ軸
方向に移動されるようになっており、このような可動ベ
ース67上にアーム86を介してノズル87を支持する
ようにしている。アーム86はその先端部にノズル87
を備えるとともに、他端が回転軸78の先端部に支持さ
れている。この回転軸78はハウジング77によって一
対のベアリング79を介して回転可能に支持されてい
る。そして回転軸78の端部にはレバー80が固着され
ており、エアシリンダ81によって回転されるようにな
っている。しかも回転軸78の端部に取付けられている
ドグ82が一対のストッパ83に当接することによっ
て、回転軸78の回転角度が90°になるように規制さ
れている。また回転軸78の回転中心がノズル87の先
端部に一致するようになっている。
【0047】ノズル87の上部に設けられているガイド
ローラ88は一対のめがねガイド91およびガイドロー
ラ90を通して供給されるワイヤ5と接するようになっ
ており、ノズル87が図15に示すように90°回転し
た場合にはワイヤ5がガイドローラ88によって案内さ
れてワイヤ5の保護が図られるようにしている。
ローラ88は一対のめがねガイド91およびガイドロー
ラ90を通して供給されるワイヤ5と接するようになっ
ており、ノズル87が図15に示すように90°回転し
た場合にはワイヤ5がガイドローラ88によって案内さ
れてワイヤ5の保護が図られるようにしている。
【0048】そして図13に示すようにボビン6の直立
するからげピン8に対してワイヤ5をからげる場合に
は、ノズル87の向きが垂直の方向になるようにしてい
る。これに対して水平方向に延びるからげピン9にから
げる場合には図14および図15に示すように、ノズル
87の向きが水平方向になるようにしている。このよう
にノズル87の向きを垂直方向および水平方向の何れの
向きとすることもできるようにすることによって、各種
のボビン6、7のからげピン8、9に対するからげ動作
が行なわれ、これによって多機種対応が可能になる。
するからげピン8に対してワイヤ5をからげる場合に
は、ノズル87の向きが垂直の方向になるようにしてい
る。これに対して水平方向に延びるからげピン9にから
げる場合には図14および図15に示すように、ノズル
87の向きが水平方向になるようにしている。このよう
にノズル87の向きを垂直方向および水平方向の何れの
向きとすることもできるようにすることによって、各種
のボビン6、7のからげピン8、9に対するからげ動作
が行なわれ、これによって多機種対応が可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明は、ボビンに植設さ
れているからげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交す
る2軸に沿ってノズルをボビンに対して相対的に移動さ
せるようにし、これによってノズルから供給されるワイ
ヤをからげピンにからげるようにしたものである。
れているからげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交す
る2軸に沿ってノズルをボビンに対して相対的に移動さ
せるようにし、これによってノズルから供給されるワイ
ヤをからげピンにからげるようにしたものである。
【0050】従ってこのような巻線装置によれば、ワイ
ヤの先端部および終端部をそれぞれ対応するからげピン
にからげることが可能になり、ボビンに対する巻線動作
およびからげ動作のそれぞれを自動化することが可能に
なり、とくにワイヤの端末処理の自動化が達成される。
ヤの先端部および終端部をそれぞれ対応するからげピン
にからげることが可能になり、ボビンに対する巻線動作
およびからげ動作のそれぞれを自動化することが可能に
なり、とくにワイヤの端末処理の自動化が達成される。
【0051】ノズルを90°旋回させる手段を設け、ボ
ビンの軸線と平行な方向に植設されたからげピンを有す
るボビンと、ボビンの軸線と直角に交差するからげピン
を有するボビンとにそれぞれワイヤをからげることがで
きるようにした巻線装置によれば、各種のボビンに対す
るワイヤの巻回が可能になり、多機種対応型の巻線装置
を提供できるようになる。
ビンの軸線と平行な方向に植設されたからげピンを有す
るボビンと、ボビンの軸線と直角に交差するからげピン
を有するボビンとにそれぞれワイヤをからげることがで
きるようにした巻線装置によれば、各種のボビンに対す
るワイヤの巻回が可能になり、多機種対応型の巻線装置
を提供できるようになる。
【0052】ワイヤの端末をクランプするクランパと、
このクランパをボビンに対して相対的に移動させる手段
とをそれぞれ設け、クランパによってワイヤをクランプ
した状態でボビンに対して相対的に移動させることによ
りワイヤを切断するようにした装置によれば、カッタを
設けることなくワイヤの切断を行なうことが可能にな
り、これによって装置の簡潔化を図ることが可能にな
る。
このクランパをボビンに対して相対的に移動させる手段
とをそれぞれ設け、クランパによってワイヤをクランプ
した状態でボビンに対して相対的に移動させることによ
りワイヤを切断するようにした装置によれば、カッタを
設けることなくワイヤの切断を行なうことが可能にな
り、これによって装置の簡潔化を図ることが可能にな
る。
【0053】ワイヤに対して張力を付与する張力付与手
段を設け、該張力付与手段によって張力が付与された状
態でワイヤをボビンに巻回するようにした巻線装置によ
れば、適正な張力を付与した状態でワイヤをボビン上に
巻回することが可能になる。
段を設け、該張力付与手段によって張力が付与された状
態でワイヤをボビンに巻回するようにした巻線装置によ
れば、適正な張力を付与した状態でワイヤをボビン上に
巻回することが可能になる。
【0054】スピンドルが対応する専用のモータによっ
て駆動されるようにした巻線装置によれば、1軸によっ
て多連のばらつきを解消し、高速巻線による大量生産が
可能になるとともに、生産性の向上が可能になる。
て駆動されるようにした巻線装置によれば、1軸によっ
て多連のばらつきを解消し、高速巻線による大量生産が
可能になるとともに、生産性の向上が可能になる。
【図1】巻線装置の全体の構成を示す正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】XYテーブルを示す平面図である。
【図4】スピンドルユニットの側断面図である。
【図5】ボビン給排ユニットの平面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】ボビン移載ユニットの正面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】同側面図である。
【図10】ノズルユニットの正面図である。
【図11】同平面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】同要部斜視図である。
【図14】ノズルユニットによるからげ動作を示す斜視
図である。
図である。
【図15】ノズルの旋回動作を示す斜視図である。
【図16】水平方向に旋回したノズルによるからげ動作
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図17】クランプユニットの平面図である。
【図18】同正面図である。
【図19】同側面図である。
【図20】テンショナユニットの正面図である。
【図21】同側断面図である。
5 ワイヤ 6、7 ボビン 8、9 からげピン 10 架台 11 XYテーブル 12 スピンドルユニット 13 ノズルユニット 14 ボビン給排ユニット 15 テンショナユニット 20 Yテーブル 21 案内レール 22 ボールねじ 23 タイミングプーリ 24 ACサーボモータ 25 タイミングプーリ 26 タイミングベルト 30 Xテーブル 31 案内レール 32 ボールねじ 33 タイミングプーリ 34 ACサーボモータ 35 タイミングプーリ 36 タイミングベルト 40 スピンドル 41 軸部 42 アンギュラベアリング 43 タイミングプーリ 44 ACサーボモータ 45 タイミングプーリ 46 タイミングベルト 50 保持台 51 保持軸 52 90°回転アクチュエータ 53 スライダユニット 54 ACサーボモータ 58 チャック 59 取付け台 60 案内レール(垂直) 61 昇降用アクチュエータ 62 案内レール(水平) 63 前後移動用エアシリンダ 67 可動ベース 68 ケース 69 ボールねじ 70 固定フレーム 71 タイミングプーリ 72 ACサーボモータ 73 タイミングプーリ 74 タイミングベルト 77 軸受ハウジング 78 回転軸 79 ベアリング 80 レバー 81 エアシリンダ 82 ドグ 83 ストッパ 86 アーム 87 ノズル 88 ガイドローラ 89 ブラケット 90 ガイドローラ 91 めがねガイド 95 はさみ状チャック 96 くさび状ブロック 97 エアシリンダ 98 取付け台 99 ハウジング 100 ベアリング 101 回転軸 102 エアシリンダ 103 スライダ 106 ヒステリシスブレーキ 107 ガイドローラ 108 ガイドローラ 109 アーム 110 ガイドローラ
Claims (5)
- 【請求項1】スピンドル上にボビンを装着し、ノズルに
よってワイヤを供給しながら前記スピンドルによって回
転駆動されるボビンの外周面上にワイヤを巻回するよう
にした巻線装置において、 前記ボビンに植設されているからげピンと、 前記からげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交する2
軸に沿って前記ノズルを前記ボビンに対して相対的に移
動させる移動手段とを具備し、 前記からげピンの軸線方向と垂直な平面内の直交する2
軸に沿って前記移動手段によって前記ノズルを前記ボビ
ンに対して相対的に移動させることにより前記ノズルか
ら供給されるワイヤを前記からげピンにからげるように
したことを特徴とする巻線装置。 - 【請求項2】前記ノズルを90°旋回させる手段を具備
し、ボビンの軸線と平行な方向に植設されたからげピン
を有するボビンと、ボビンの軸線と直交するからげピン
を有するボビンとにそれぞれワイヤをからげることがで
きるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の巻線
装置。 - 【請求項3】ワイヤの端末をクランプするクランパと、
該クランパを前記ボビンに対して相対的に移動させる手
段とをそれぞれ具備し、前記クランパによって前記ワイ
ヤをクランプした状態で前記ボビンに対して前記クラン
パを相対的に移動させることにより前記ワイヤを切断す
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の巻線装
置。 - 【請求項4】前記ワイヤに対して張力を付与する張力付
与手段を具備し、該張力付与手段によって張力が付与さ
れた状態でワイヤがボビン上に巻回されることを特徴と
する請求項1に記載の巻線装置。 - 【請求項5】前記スピンドルが対応する専用のモータに
よって駆動されることを特徴とする請求項1に記載の巻
線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332691A JPH09148170A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332691A JPH09148170A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 巻線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148170A true JPH09148170A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18257810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7332691A Pending JPH09148170A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 巻線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09148170A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022528A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-19 | Nippon Serbig Co., Ltd | コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置 |
JP2009049357A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-03-05 | Nippon Saabitsuku Kk | コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置 |
CN109347279A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-02-15 | 爱科赛智能装备温州有限公司 | 一种多轴运动控制的自动绕线机 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP7332691A patent/JPH09148170A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022528A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-19 | Nippon Serbig Co., Ltd | コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置 |
JP2009049357A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-03-05 | Nippon Saabitsuku Kk | コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置 |
CN109347279A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-02-15 | 爱科赛智能装备温州有限公司 | 一种多轴运动控制的自动绕线机 |
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