JPH0249692Y2 - - Google Patents

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JPH0249692Y2
JPH0249692Y2 JP9540086U JP9540086U JPH0249692Y2 JP H0249692 Y2 JPH0249692 Y2 JP H0249692Y2 JP 9540086 U JP9540086 U JP 9540086U JP 9540086 U JP9540086 U JP 9540086U JP H0249692 Y2 JPH0249692 Y2 JP H0249692Y2
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wire
winding
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cutter
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は多軸自動巻線機に関している。
〔従来の技術〕
多軸自動巻線機は多数のスピンドルが平行に配
置され、各スピンドル毎に備えられたノズルがス
ピンドルの回転中心軸を軸Xとし、相互に直交す
る三軸X,Y,Zにそう方向の直線運動および軸
Yを中心とする旋回運動をマイクロコンピユータ
によつて制御して、ワイヤをスピンドル上のボビ
ンに巻線するようになつている。
巻線は、一般に、全てのノズルを支持している
ノズル台を動かし、ノズルに前述の運動をさせ
て、ノズルから出たワイヤを巻線装置上のピンに
からげ、ボビンの端子にからげ、ボビンにコイル
を形成したあと、同じ端子あるいは他の端子にか
らげ、再びピンにからげると共に、ピンへのから
げ作業のあとに、ピンを動かすことによつてワイ
ヤを切断することによつてなされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような巻線機の問題点はボビンにたいする
ワイヤの巻線作業を短時間のうちになすことがで
きても、他の種類のコイルの巻線作業へ移行する
のにかなりの手間を要することである。すなわ
ち、他の種類のコイル巻線をはじめるのに際し
て、ワイヤの交換をなすのであるが、ワイヤをテ
ンシヨン装置にとおし、それからノズルにとお
し、そしてノズルから出たワイヤの先端を把持さ
せる作業を、各ノズルごとになさなければならな
いため、段取り作業にかなりの時間と労力とを必
要としている。
本考案は、ワイヤの交換作業を迅速かつ簡単に
なすことができる、改良された多軸自動巻線機を
提供しようとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案の多軸自動巻線機は、ワイヤ供給装置お
よびノズル台を複数具備させると共に、ノズル台
とワイヤ供給装置と巻線装置とにたいして着脱可
能なすくなくてもふたつのホルダを具備させ、ノ
ズルから出たワイヤを把持するワイヤクランプお
よびワイヤクランプとピンとの間でワイヤの切断
をなすワイヤカツタをホルダの各々に組み込ん
で、巻線後、ひとつのホルダをノズル台に結合
し、ホルダ上のワイヤカツタを経由してクランプ
にワイヤを把持させ、ピンとの間でワイヤをワイ
ヤカツタによつて切断し、これらをたとえば巻線
装置上でなさせたのち、ホルダおよびノズル台を
ワイヤ供給装置に移し、たとえばこの巻線中に準
備された他のワイヤ供給装置と交換する。つま
り、他のホルダおよびノズル台を結合し、他のワ
イヤ供給装置に支持させ、これらのワイヤ供給装
置のワイヤをノズルを経由してホルダ上のワイヤ
クランプに把持させておいたワイヤ供給装置と入
れ替るだけで、ワイヤの交換を遂行することがで
きるようにしたものである。
本考案の多軸自動巻線機の実施例は、以下に、
添付図面にしたがつて説明する。
〔実施例〕
図面において、参照符号10は巻線をなされる
ボビン、11はボビンの保持具をもつスピンド
ル、12はノズル、13はノズルを支持するノズ
ル台、14はワイヤカツタをそれぞれ示してい
る。ボビン10は巻芯15の両端にフランジ1
6,17を一体に形成され、片方のフランジ16
に端子18A,18Bおよび各端子に近接して溝
19A,19Bを設けたものからなつていて、ワ
イヤが端子18Aにからげられ、溝19Aをとお
つて巻芯15にコイルを形成させられ、それから
溝19Bをとおつて、端子18Bにからげられる
ようになつている。ボビンはそれ自身公知の保持
具によつてスピンドル11に固定されている。
スピンドル11はこの巻線装置の本体にある軸
受に保持され、サーボモータによつて回転される
ようになつている。ノズル12はノズル台13に
固定され、ノズル台は両端を巻線装置上の駆動機
構に装着されている。この駆動機構はスピンドル
11の回転中心軸を軸Xとし、たがいに直交する
三軸X,Y,Zの方向への直線移動および軸Yを
中心とする旋回運動をノズルになさせるように、
ノズル台を運動させることができるようにしてい
る。ワイヤカツタ14は巻線に際してワイヤWを
からげておくピン20を有している。ピン20は
アーム21に植えられており、アームは巻線装置
にある軸受に保持されたシヤフト22に固定さ
れ、シヤフト22を回転させることでワイヤWに
テンシヨンを付与して、ワイヤを切断させること
ができるようになつている。図示されないが、切
断後にピン20に残つたワイヤを排除する排線器
が巻線装置に具備させられている。
図面ではひとつのボビンにたいして巻線をなす
ための構成要素のみを示してあるが、これらを一
組として、たとえば十二組が巻線装置に組み込ま
れている。このために、各スピンドルは前述のサ
ーボモータによつて同時に回転させられ、ノズル
はひとつのノズル台に固定され、そして全てのカ
ツタ14はクランク機構を介在して油圧空気圧シ
リンダによつて同時に揺動されるようになつてい
て、十二個のボビンにたいする巻線が同時に遂行
されるようになつている。
巻線は、図面に示すように、ワイヤWがカツタ
14のピン20にからげられている状態から開始
される。ノズル台13が駆動機構によつて動かさ
れ、ワイヤWがまずボビン10の端子18Aにか
らげられ、カツタ14がシヤフト22の旋回によ
つて揺動され、ワイヤWが端子18Aの近くで切
断される。ピン20に残つたワイヤは排線器によ
つてピン20から除去される。それから、ノズル
台13が駆動機構によつて図面にて手前に旋回さ
れ、ワイヤWが溝19Aをとおつて巻芯15の上
に引き出される。スピンドル11が回転される。
ワイヤWはこれによつて巻芯15のまわりに巻き
付けられる。ワイヤWが巻芯15に所定ターン数
巻き付けられると、スピンドル11の回転が停止
される。そこで、ノズル台13が駆動機構によつ
てもとの位置へ旋回され、ワイヤWがこれによつ
て溝19Bをとおつて端子18Bまで引き出され
る。ノズル台13が駆動機構によつて運動させら
れ、ワイヤWが端子18Bにからげられる。その
あと、ノズル12はカツタ14のピン20までノ
ズル移動され、ピン20にからげられる。再びカ
ツタ14が揺動され、ワイヤWが端子18Bの近
くで切断される。ボビン10がスピンドル11か
らはずされ、新しいボビンがスピンドルに装着さ
れることで、同様にして次の巻線がなされる。
本考案による巻線機はこれらの巻線がおわり、
他の種類のコイルの巻線に移るときに、ワイヤの
交換を迅速になすことができるようにしている。
このために、複数のノズル台13および各ノズル
台に組み合わされるホルダ31を具備している。
ホルダは断面がほぼチヤンネル形をなす部材から
なつていて、下壁にはワイヤを把持するワイヤク
ランプ32およびワイヤカツタ33を組み込まれ
ている。ワイヤクランプ32はふたつの部材の一
方をホルダ上で移動させて、他方の部材とワイヤ
を挾持することで、ワイヤを把持するものからな
つている。これらの部材のうち、可動部材はばね
によつて静止部材に常時圧着され、ホルダ上の空
気圧シリンダによつて離間するようにさせられて
いる。他方、ワイヤカツタ33はふたつの刃部材
をスライドさせて、刃部材の間にあるワイヤを剪
断するものからなつていて、これらの刃部材をば
ねによつて常時離間させ、ホルダ上の空気圧シリ
ンダによつて切断に必要な移動をなすようにして
ある。それぞれのノズル台13およびホルダ31
は、ノズル13台をホルダ31の上壁の内側にた
いして着脱できるようにされており、そしてホル
ダ31は巻線装置にあるアーム34のような支持
具およびワイヤ供給装置にある支持具(図示せ
ず)にたいして脱着することができるようになつ
ている。ホルダとノズル台とはひとつのホルダと
ひとつのノズル台とを一組として、たとえば二組
具備させられている。次に、これら二組のホルダ
とノズル台との使用状態、つまりワイヤの交換に
ついて説明する。
巻線が前述のようにして終ると、この巻線にた
いするホルダ31は、第2図に示すように、ワイ
ヤクランプ32およびワイヤカツタ33がワイヤ
Wにおけるノズル12とピン20との間の部分に
位置するように配置され、上壁をノズル台13に
のせかつこれに結合される。ワイヤクランプ32
が操作され、ワイヤWがワイヤクランプ32に把
持されたあと、ワイヤカツタ33が操作される。
その結果ワイヤWは巻線装置にあるカツタ14の
ピン20とホルダ31のクランプ32との間で、
ホルダ上のカツタ33によつて切断され、ピン2
0に残つた部分が排線器によつて除去される。そ
のあと、ノズル台13はホルダ31と一緒に駆動
機構から分離され、図示を省略されているワイヤ
供給装置に取り付けられる。このワイヤ供給装置
が巻線装置から退避される。
この巻線がなされている間に、もう一組のノズ
ル台とホルダとはたがいに結合され、次のコイル
の巻線にたいするワイヤを装填された、もう一台
のワイヤ供給装置にホルダを取り付けられてい
る。そして、次の巻線のためのワイヤはこのワイ
ヤ供給装置にあるテンシヨン機構を経由して、ノ
ズルに導かれ、ノズルから出た端部をホルダ上の
ワイヤクランプに把持されている。以下の説明で
は新しいワイヤ、これにたいするノズル、ノズル
台、ホルダなどは参照符号にダツシユを付して区
別している。
以前のワイヤにたいする供給装置が前述のよう
にノズル台およびホルダとともに巻線装置から退
避させたあと、新しいワイヤにたいする供給装置
が巻線装置まで運ばれる。つまりワイヤ供給装置
の交換がなされる。
次の巻線にたいするワイヤを把持したホルダ3
1′はノズル台13′と一緒にワイヤ供給装置から
分離され、ホルダ31が巻線装置のアーム34に
取り付けられたのちノズル台13′がホルダ3
1′から分離され巻線装置の駆動機構に取り付け
られる。ノズル台13′が駆動機構によつて動か
され、ワイヤW′がアーム34にあるホルダ3
1′のカツタ33′を通され、巻線装置にあるカツ
タ14のピン20にからげられる。このノズル台
の移動はマニユアルであるいはあらかじめプログ
ラミングして自動的に行われるようにする。ホル
ダ31′のカツタ33′が操作され、ワイヤW′が
ホルダ31′のワイヤクランプ32′と巻線装置の
カツタ14のピン20との間で切断される。第3
図はこの状態を示している。ピン20にあるワイ
ヤの残部は排線機によつて除去される。ホルダ3
1′が第4図に示すようにアーム34からはずさ
れ、ワイヤ供給装置に取り付けられ、新しいボビ
ンがスピンドルに取り付けられることによつて、
次の巻線が開始される。
以上は種類の異なるふたつのワイヤによる巻線
あるいは同じ種類のワイヤによる連続巻線につい
て述べたが、後者をさらに連続してなすときに
は、第二回目の巻線中に、第三のワイヤが退避さ
れたワイヤ供給装置に装着され、分離されたホル
ダ31がノズル台13に結合され、ワイヤWがテ
ンシヨン機構を経由してノズルに導かれ、端部を
ホルダのクランプに把持させておき、第二の巻線
がおわつたあとにワイヤ供給装置の入れ替をな
し、これらを繰り返すようにしてもよい。さら
に、ワイヤの数に応じたノズル台、ワイヤ供給装
置およびホルダを用意し、ワイヤ供給装置にノズ
ル台とホルダとを組み込む作業およびワイヤをワ
イヤクランプに把持させる作業を、巻線の全作業
の開始に先立つてあるいは巻線中に各ワイヤ装置
ごとにあらかじめなしておき、このようにして準
備のおわつたわワイヤ供給装置を順次に入れ替え
るようにしてもよい。
本考案による巻線機は、このように、あるワイ
ヤによる巻線中に、次のワイヤによる巻線の準備
をなしておくことができるので、つまり従来の巻
線機のように、ワイヤの交換ごとに、ノズルにワ
イヤをとおし、ノズルから出たワイヤの端部を巻
線装置のカツタにあるピンにからげる作業を、ワ
イヤごとになさなくてもよいので、段取りを短時
間でなすことができる。
〔考案の効果〕
本考案の多軸自動巻線機は、以上述べたよう
に、ワイヤの交換を短時間でなすことができるの
で、機械をフルに稼動させることができ、そこで
生産性を従来のものに比較してより向上させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の多軸自動巻線機の一実施例を示
していて、第1図はノズルおよびスピンドルまわ
りの構成を示す説明図、第2図ないし第4図はワ
イヤの交換状態を示す説明図である。 10……ボビン、11……スピンドル、12…
…ノズル、13……ノズル台、14……ワイヤカ
ツタ、20……ピン、31……ホルダ、32……
ワイヤクランプ、33……ワイヤカツタ、W……
ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻線装置とワイヤ供給装置とを有し、巻線装置
    がボビンの保持具をもつ回転可能な複数のスピン
    ドルと、スピンドルごとに配設されたノズルと、
    スピンドルの回転中心軸をXとして、たがいに直
    交する三軸X,Y,Zにそう直線運動およびY軸
    を中心とする旋回運動をノズルになさせる駆動機
    構と、ノズルの全てを支持しかつ駆動機構にたい
    して脱着可能なノズル台と、ボビンへの巻線の前
    後にワイヤの把持および切断をなさせる機構とを
    有している多軸自動巻線機において、ノズル台お
    よびワイヤ供給装置が複数具備させられていると
    共に、ノズル台、ワイヤ供給装置および巻線装置
    にたいして脱着可能なすくなてもふたつのホルダ
    を具備させられ、ホルダがノズルから出たワイヤ
    を把持するワイヤクランプおよびこのワイヤクラ
    ンプと巻線装置に把持された部分との間でワイヤ
    の切断をなすワイヤカツタとを組み込まれている
    こと、を特徴としている多軸自動巻線機。
JP9540086U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH0249692Y2 (ja)

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JP9540086U JPH0249692Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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Publication Number Publication Date
JPS633128U JPS633128U (ja) 1988-01-11
JPH0249692Y2 true JPH0249692Y2 (ja) 1990-12-27

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