JP2747167B2 - 自動巻線機 - Google Patents

自動巻線機

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JP2747167B2
JP2747167B2 JP4123662A JP12366292A JP2747167B2 JP 2747167 B2 JP2747167 B2 JP 2747167B2 JP 4123662 A JP4123662 A JP 4123662A JP 12366292 A JP12366292 A JP 12366292A JP 2747167 B2 JP2747167 B2 JP 2747167B2
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winding
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文春 矢野
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NITSUTOKU ENJINIARINGU KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/076Forming taps or terminals while winding, e.g. by wrapping or soldering the wire onto pins, or by directly forming terminals from the wire

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル巻線を自動的に
行う自動巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルの巻線作業は線材のボビンへの巻
線とともに巻始めと巻終わりに線材をボビンに備えた端
子に絡げる絡げ動作を必要とする。このため巻線作業を
自動的に行う従来の巻線機は、例えば線材を供給するノ
ズルが固定位置に支持されたボビンの端子の回りを移動
することで線材を端子に絡げていた。
【0003】
【発明の課題】一般にノズルはボビンよりも軽量である
ため、作業を巻線作業に限定した場合には、ボビンを固
定位置に支持してノズルを動かす構成はノズルを固定し
てボビンを動かすよりも合理的である。
【0004】しかしながら、巻線後のはんだ付け、テー
ピング、端子カット、検査、コイルの排出あるいは巻線
前のボビンへのスピンドルの挿入など巻線以外の工程を
含めてコイル製造作業を自動化する場合には、各作業ユ
ニットを固定してボビンがこれらのユニット間を移動す
るようにした方が有利である。
【0005】そこで、例えば特開平2−18915号に
は線材を供給するノズルを固定し、ボビンを3次元方向
に移動させて巻線作業を行うようにしたコイル巻線機が
提案されている。この巻線機によれば巻線作業を終えた
ボビンを他の作業ユニットへと順次移動させて、コイル
製造に必要な各工程の処理を流れ作業的に行うことがで
きる。
【0006】ところが、この巻線機の場合はボビンの支
持方向は一方向に固定されており、ボビンを傾動するこ
とはできなかった。一般にこの種の巻線機は複数種類の
ボビンを扱えるようになっているが、ボビンの端子はボ
ビンの種類によって突出方向が必ずしも同一ではなく、
突出方向の異なる端子に対してボビンの支持方向が固定
されていると、ボビン端子への線材の絡げ作業や巻線後
の端子へのはんだ付けなど各種の作業に支障が生じる恐
れがあった。
【0007】また,この巻線機においては線材のボビン
端子への絡げ動作は固定されたノズルに対してボビンを
動かすことで行い、その際に必要な線材の把持をボビン
側とノズル側の双方に設けたチャックにより行ってい
る。これらのチャックはそれぞれ独自の駆動機構を備え
ている。
【0008】しかしながら、このようにチャックをボビ
ンとノズルの双方に設けることで装置の構成が複雑にな
ることは避けられなかった。
【0009】特に、ボビン側のチャックは常時ボビンと
一緒に移動するため、絡げ動作以外の巻線作業や巻線の
上にテープを巻きつけるテーピングなどの作業において
は、チャックが作業の邪魔にならないようにチャックを
作業範囲の外に退避させる必要があり、このためにボビ
ン側のチャックには線材の絡げ動作と退避動作の両方を
カバーする複雑な駆動機構を備える必要があった。
【0010】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、より合理的な装置構成を備えたコイルの自
動巻線機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】本発明は、基台に対して
前後、左右、上下方向に移動自在に設けたターレット支
持台と、ターレット支持台にその水平な回転軸を中心に
回動可能、かつ、任意の位置で静止可能に設けたターレ
ットと、ターレットから前記した水平軸と直交する方向
に突出し、ボビンを支持して回転するスピンドルと、前
記基台に対して前後、左右、上下方向に移動自在に設け
た捨て絡げピンと、線材を供給するノズルと、巻線作業
時にターレットと捨て絡げピンを連結する着脱自在な結
合機構と、前記ターレット支持台を前後、左右、上下方
向に駆動させる移動装置とを備えた。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】ターレットを回転及び位置決め手段により回転
変位させると回転軸が傾動する。これにより、ボビンの
支持方向を端子の突出方向に応じて変化させることがで
きる。なお、位置決め手段はターレットを所定の回転位
置に位置決めすることによりボビンの支持方向の制御を
容易にする。
【0017】さらに、ターレットの回転手段及び位置決
め手段としてダイレクトドライブモータを使用すること
によりボビンの支持方向を高精度に制御することができ
る。
【0018】捨て絡げピンをノズルから供給される線材
を絡げた状態でターレットに結合し、移動装置によりタ
ーレットを所定の円軌道に沿って移動させることにより
ノズルから捨て絡げピンに至る線材の中間部がターレッ
トに支持されたボビンの端子に絡げられる。また、ノズ
ルから供給された線材をボビンの端子に絡げた状態でタ
ーレットと捨て絡げピンを所定の円軌道に沿って移動さ
せることにより、ノズルからボビン端子に至る線材の中
間部が捨て絡げピンに絡げられる。
【0019】また、ボビンを備えたターレット支持台と
捨て絡げピンを備えたワイヤホルダとを一体に動かし、
ノズルとの相互位置を3次元に動かしながら作業を行う
構成とした為、ボビン端子及び捨て絡げピンへ線材を絡
げる作業、ボビンへの巻線作業、ボビン端子と捨て絡げ
ピンの間で線材を切断する作業等が容易に行える。ま
た、ターレット支持台は結合機構の解除により捨て絡げ
ピンを単独で移動することもできる。
【0020】
【実施例】図1〜図12に本発明の実施例を示す。
【0021】図1に示すように、コイル製造ロボットは
基台1に支持されたターレット支持台2を備える。
【0022】ターレット支持台2はブロック3と4を介
して基台1に支持される。基台1にはボールねじ5が前
後方向に水平に配設され、ボールねじ5を回転駆動する
前後動サーボモータ6が備えられる。ブロック3はこの
ボールねじ5に螺合し、前後動サーボモータ6の運転に
より前後方向に移動する。
【0023】ブロック3にはボールねじ7が垂直に配設
され、ボールねじ7を回転駆動する上下動サーボモータ
8が備えられる。ブロック4はこのボールねじ7に螺合
し、上下動サーボモータ8の運転により上下方向に移動
する。
【0024】ブロック4にはボールねじ9が基台1の横
断方向に水平に配設され、ボールねじ9を回転駆動する
左右動サーボモータ10が備えられる。ターレット支持
台2はボールねじ9に螺合し、左右動サーボモータ10
の運転により基台1の横断方向に移動する。
【0025】このようにして、サーボモータ6,8,1
0からなる移動装置によりターレット支持台2は基台1
上を3次元方向に任意に移動する。
【0026】ターレット支持台2にはターレット12が
ボールねじ9に平行な水平軸を支点に回転可能に支持さ
れる。また、ターレット12の回転手段及び位置決め手
段としてダイレクトドライブ方式のサーボモータ13が
ターレット支持台2に備えられる。
【0027】ターレット12はボビン14の回転軸とし
て並列した複数のスピンドル15を備える。なお、図に
は2基のスピンドル15のみが描かれているが、スピン
ドル15の数はターレット12の寸法設定に応じて任意
に増やすことができる。これらのスピンドル15はター
レット12に収装したスピンドル回転モータ16の運転
に応じてボビン14を回転させる。
【0028】ターレット支持台2には連結穴17aを形
成した帯状の連結板17が水平方向に突設される。
【0029】一方、基台1の端部に近い位置には図2に
示すようなワイヤホルダ20が設けられる。
【0030】ワイヤホルダ20はスピンドル15と同数
の捨て絡げピン21を並列に支持する捨て絡げピン支持
台22と、捨て絡げピン支持台22を水平の回転軸を介
して前後方向に回転自由に支持するホルダ23とを備え
る。
【0031】捨て絡げピン21は棒状の本体部21a
と、本体部21aの外周に嵌合するテーパ状に径を拡大
した大径部21bを備える。大径部21bは図示されな
いスプリングにより本体部21aの中間部に弾性的に支
持され、外力の負荷に応じて本体部21aに沿って摺動
する。
【0032】捨て絡げピン21は捨て絡げピン移動シリ
ンダ24の駆動により捨て絡げピン支持台22とともに
基台1の横断方向に変位可能にホルダ23に支持され、
この変位によりボビン14の端子14aと捨て絡げピン
21との間に張り渡された線材を切断する。
【0033】ホルダ23には捨て絡げピン支持台22を
前後方向に回転変位させるロータリアクチュエータ25
が収装される。また、捨て絡げピン21に絡げた線材の
除去機構として波型の複数の溝を形成した排線板26が
排線シリンダ27を介してホルダ23に支持される。
【0034】これにより、図3に示すように捨て絡げピ
ン支持台22を前方へ回転させて捨て絡げピン21を排
線板26の溝の内側に支持した状態で、排線シリンダ2
7を伸長駆動すると、排線板26が捨て絡げピン21の
大径部21bを先端方向へ駆動して本体部21aに絡み
付いた絡げ線が除去されるのである。
【0035】ホルダ23は前後動シリンダ28、上下動
シリンダ29及び左右動シリンダ30を介して基台1に
対して前後、上下及び左右に所定の範囲でスライド自由
に支持される。
【0036】また、ホルダ23には連結板ガイド31が
固設される。連結板ガイド31は、ターレット支持台2
が前方へ進出するのに伴い、ターレット支持台2に突設
した連結板17を摺動自由に内側に貫通させる。この連
結板ガイド31には連結シリンダ32が取り付けられ
る。連結シリンダ32は連結板17とともにターレット
12と捨て絡げピン21との結合機構を構成するもので
あり、連結板ガイド31に貫通した連結板17の連結穴
17aに先端を侵入させることで連結板ガイド31と連
結板17とを剛的に結合し、先端を連結穴17aから後
退させることによりこの結合を解除する。
【0037】ワイヤホルダ20の上方にはノズルユニッ
ト40が設けられる。ノズルユニット40は線材を供給
するスピンドル15と同数のノズル41を固設したノズ
ルバー42を、ホルダ43と固定用シリンダ44とロー
タリアクチュエータ45とを介して、基台1に固設した
スタンド46に支持したものである。
【0038】ホルダ43はロータリアクチュエータ45
を介して水平軸を支点にスタンド46に回転自由に支持
され、固定用シリンダ44は図12に示すようにホルダ
43の内側に収装された締付部材47Aに結合し、結合
部材47Aとこれに相対してホルダ43に収装した締付
部材47Bの間にノズルバー42の基端を挟持すること
でノズルバー42をホルダ43に係止する。
【0039】ノズル41には基台1から独立して床面に
立設した線材供給ユニット50から線材が供給される。
線材供給ユニット50は線材を巻き付けたボビン51と
ノズル41に供給する線材に所定のテンションを付与す
るテンショナ52を備える。
【0040】基台1上にはワイヤホルダ20から離れた
位置にはんだユニット60が設けられ、さらにカットユ
ニット70、検査ユニット80、テーピングユニット9
0がワイヤホルダ20と反対側の端部に向かって順番に
設けられる。
【0041】はんだユニット60は図4に示すようにボ
ビン14の巻線の始端と終端とを絡げた端子14aを浸
潤させるはんだ槽61と、はんだ槽61から溢れたはん
だ溶液を溜めるリフロー槽62を備える。
【0042】カットユニット70は端子14aからつら
ら状に垂れ下がるはんだをカットすべく前方を向いて配
設された図6に示すようなスピンドル15と同数のエア
ニッパ71を備える。
【0043】検査ユニット80は端子14aに電気的に
接続される図7に示すようなスピンドル15と同数の端
子81を備える。
【0044】テーピングユニット90は図9に示すよう
にテープ95を巻き付けたテープリール91と、テープ
リール91から繰り出されたテープ95の先端を把持す
るチャック92と、ボビン14に巻き付けたテープの端
を切断するカッタ93とを備える。チャック92はチャ
ックシリンダ94の駆動により開閉し、左右移動シリン
ダ96の駆動によりターレット12と平行に移動する。
また、カッタ93はカッタシリンダ97の駆動により上
下に移動する。なお、テープ95の表面には粘着剤が塗
布されている。
【0045】次に作用を説明する。
【0046】この装置におけるボビン14への線材の巻
き付け作業を図10を用いて順に説明する。まず、図1
の状態から、前後動サーボモータ6を運転してターレッ
ト支持台2をワイヤホルダ20に接近させ、連結板17
をガイド31に侵入させて連結シリンダ32により結合
する(図10a)。この状態ではノズル41から供給さ
れた線材は捨て絡げピン21に絡げられている。なお、
連結板17に複数の連結穴17aを形成しておくことに
より、結合状態におけるターレット支持台2とワイヤホ
ルダ20の距離及び相対高さを任意に選択できる。この
ため、作業の対象となるボビン14のサイズが変わった
場合にも容易に対応することができる。
【0047】続いて、前後動サーボモータ6、上下動サ
ーボモータ8及び左右動サーボモータ10を運転してボ
ビン14と捨て絡げピン21とを適当な高さで、ノズル
41を回動中心にした円軌道に沿って一体に移動させる
ことにより、固定位置のノズル41から捨て絡げピン2
1に至る線材の中間部をボビン14の一方の端子14a
に絡げる(図10b)。
【0048】その後、捨て絡げピン移動シリンダ24の
駆動により捨て絡げピン21を図10cの矢印の方向に
動かしてボビン14の端子14aと捨て絡げピン2の間
線材を切断する。
【0049】次に、スピンドル回転モータ16の運転に
よりスピンドル15を介してボビン14を回転させなが
ら横方向に往復道させ、ノズル41から供給される線材
をボビン14に巻き付ける。
【0050】この作業と並行してロータリアクチュエー
タ25を駆動して捨て絡げピン支持台22を前方へ90
度回転させ、捨て絡げピン21を排線板26の溝の内側
に倒伏させる。そして、図10dに示すように排線シリ
ンダ27の伸長により排線板26を介して捨て絡げピン
21の大径部21bを前方へ押し出し、本体部21aに
絡み付いた絡げ線を除去する。なお、図3に示すように
排線板26にガイド26aを付設し、除去した絡げ線を
集積する集積槽33をガイド26aに相対して開口する
ことで、除去した絡げ線の散乱を防ぐことができる。排
線作業の後ロータリアクチュエータ25を再び駆動して
捨て絡げピン支持台22を元の位置に回動する。
【0051】ボビン14への線材の巻き付けが終了した
ら、サーボモータ6,8,10の運転によりボビン14
を円軌道に沿って移動させ、ノズル41から供給される
線材をボビン14のもう一方の端子14aに絡げる(図
10e)。
【0052】その後、サーボモータ6,8,10の運転
によりボビン14と捨て絡げピン21を一体に円軌道に
沿って移動させ、線材を捨て絡げピン21に絡げる(図
10f)。
【0053】そして、捨て絡げピン移動シリンダ24に
より捨て絡げピン21を捨て絡げピン支持台22ととも
に動かし、捨て絡げピン21とボビン14の端子14a
との間で線材を切断する(図10g)。
【0054】最後に、ターレット支持台2とホルダ23
を切り離せばコイルの巻線作業は完了する(図10
h)。この状態では巻線作業の開始前と同様にノズル4
1から供給された線材の先端が捨て絡げピン21に絡げ
られており、次のボビン14に対する巻線作業をいつで
も再開することができる。
【0055】なお、線径の異なる線材の巻き重ねを行う
場合には、ターレット12が他の作業ユニットへ移動し
ている間に図示されない交換装置により線材をノズルバ
ー42ごと交換すれば良い。
【0056】ボビン14への巻線作業を終了したら、タ
ーレット支持台2を後方のはんだユニット60まで移動
し、サーボモータ13の運転によりターレット支持台2
を180度回転させ、上下動サーボモータ8の運転によ
り図4に示すようにボビン14を昇降させて、端子14
aをはんだ槽61に浸漬する。
【0057】ここで、ボビン14がスピンドル15と平
行に突出する端子14aを備えている場合には図5に示
すようにターレット12を90度回転させて、端子14
aを下向きにすれば良い。ターレット12はサーボモー
タ13の運転により任意に回転変位するので、ボビン1
4を端子14aの突出方向によらず処理作業に最も適し
た回転位置に保持することができる。
【0058】この後、ターレット支持台2を後方のカッ
タユニット70へと移動し、図6に示すようにエアニッ
パ71で端子14aにつらら状に付着した余分なはんだ
を切り取る。
【0059】そして、ターレット支持台2をさらに後方
の検査ユニット80へと移動し、図7に示すように端子
14aを検査用の端子81に接続して通電検査を行う。
端子14aがスピンドル15と平行に突出している場合
は図8に示すような回転位置にターレット支持台2を支
持することで端子14aに端子81を接続することがで
きる。
【0060】最後に、ターレット支持台2をテーピング
ユニット90へと移動する。ここでは、まず図9の位置
からターレット支持台2を下降させて、テープ95にボ
ビン14の巻線部分を押し当て、チャック92を解放し
てスピンドル回転モータ16の運転によりボビン14を
回転させる。これにより粘着性のテープ95はボビン1
4の巻線の外周に巻き付けられるので、カッタシリンダ
97の駆動によりカッタ93を上昇させて、巻き付けた
テープ95の端を切断する。
【0061】切断したテープ95の端部(テーピングユ
ニット90側)は、左右移動シリンダ96とチャックシ
リンダ94の駆動により把持され、図9に示す位置に再
び保持される。
【0062】このようにして、基台1の上をターレット
支持台2が移動しながら巻線作業からテーピングに至る
コイルの製造工程を自動的に行うので、効率良くコイル
を製造することができる。
【0063】なお、さらに高い生産能力を必要とする場
合には、スピンドル15の数と各ユニットに備える処理
機構の数を増やせば良い。これらは基台1の横断方向に
並列に配置されているので、基本構成を変えずにターレ
ット12と各作業ユニットとを基台1の横断方向に拡張
するだけの簡単な設計変更で必要とする生産能力を得る
ことができる。
【0064】基台1に各作業ユニットを固定するために
図11に示すようなT型の溝18を形成しておけば、作
業ユニットを固定する際の位置決めが容易になり、作業
ユニットやそのレイアウトの変更を容易に行うことがで
きる。
【0065】また、ターレット12の回転手段を通常の
ACモータで構成し、ターレット12の位置決め手段を
インデックスドライブ機構で構成することももちろん可
能である。
【0066】あるいは、ターレット12の回転及び位置
決め手段として減速機構を備えたサーボモータで構成し
ても良い。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明は、基台に対して
前後、左右、上下方向に移動自在に設けたターレット支
持台と、ターレット支持台にその水平な回転軸を中心に
回動可能、かつ、任意の位置で静止可能に設けたターレ
ットと、ターレットから前記した水平軸と直交する方向
に突出し、ボビンを支持して回転するスピンドルと、前
記基台に対して前後、左右、上下方向に移動自在に設け
た捨て絡げピンと、線材を供給するノズルと、巻線作業
時にターレットと捨て絡げピンを連結する着脱自在な結
合機構と、前記ターレット支持台を前後、左右、上下方
向に駆動させる移動装置とを備えた為、ボビン端子及び
捨て絡げピンへ線材を絡げる作業、ボビンへの巻線作
業、ボビン端子と捨て絡げピンの間で線材を切断する作
業等が容易に行える。また、ターレットの回転及び位置
決め手段を備えたので、ボビンの支持方向を端子の突出
方向に応じて変化させることができ、ボビンの傾動が可
能となり、巻線を初めとするコイル製造作業の効率が向
上する。
【0068】また、捨て絡げピンを3次元方向に変位自
由に支持し、ターレットに着脱自在に構成したので、こ
れらの着脱とターレットの移動とを組み合わせることに
より線材のボビン端子への絡げ作業をチャックを使用せ
ずに行うことができる。
【0069】また、捨て絡げピンを分離してターレット
のみを移動することにより、はんだ付けやテーピングな
ど他の作業も容易に行える。
【0070】したがって、コイルを効率良く製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すコイル製造ロボットの斜
視図である。
【図2】ワイヤホルダの拡大した斜視図である。
【図3】排線動作を説明する捨て絡げピンの側面図であ
る。
【図4】はんだ付けユニットの拡大斜視図である。
【図5】端子の突出方向の異なるボビンへの対応を説明
するはんだ付けユニットの拡大斜視図である。
【図6】カットユニットの拡大斜視図である
【図7】検査ユニットの拡大斜視図である。
【図8】端子の突出方向の異なるボビンへの対応を説明
する検査ユニットの拡大斜視図である。
【図9】テープユニットの拡大斜視図である。
【図10】コイルの巻線処理の様子を順を追って説明す
るボビンと捨て絡げピンの斜視図である。
【図11】基台の斜視図である。
【図12】ノズルバーを保持するホルダの横断面図であ
る。
【符号の説明】
6 前後動サーボモータ 8 上下動サーボモータ 10 左右動サーボモータ 12 ターレット 13 サーボモータ 14 ボビン 14a 端子 21 捨て絡げピン 41 ノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に対して前後、左右、上下方向に移動
    自在に設けたターレット支持台と、ターレット支持台に
    その水平な回転軸を中心に回動可能、かつ、任意の位置
    で静止可能に設けたターレットと、ターレットから前記
    した水平軸と直交する方向に突出し、ボビンを支持して
    回転するスピンドルと、前記基台に対して前後、左右、
    上下方向に移動自在に設けた捨て絡げピンと、線材を供
    給するノズルと、巻線作業時にターレットと捨て絡げピ
    ンを連結する着脱自在な結合機構と、前記ターレット支
    持台を前後、左右、上下方向に駆動させる移動装置とを
    備えたことを特徴とする自動巻線機
JP4123662A 1992-05-15 1992-05-15 自動巻線機 Expired - Lifetime JP2747167B2 (ja)

Priority Applications (4)

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