JP4497699B2 - 巻線装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の線材を巻芯に巻回してコイルを形成する巻線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、巻芯(コア)に複数の線材を並列に巻回する巻線装置が知られている(例えば、特開平7−57953号公報、特開平8−222465号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような巻線装置においては、コイルの巻き始め端と巻き終わり端を端子電極に効率的に固定(位置決め)でき、巻芯の巻回部への巻線を含めて、合理的な巻線作業を行い得るものが求められていた。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、複数の線材を巻芯に巻回してコイルを形成する巻線装置において、コイルの巻き始め端と巻き終わり端の端子電極への固定と、巻回部への巻回を、効率的に行い得るものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、複数の線材を巻芯に巻回してコイルを形成する巻線装置において、所定幅の間隔を持って配設された複数の線材繰り出し部を有するノズルを備え、前記ノズルの傾転によりその間隔が調整された複数の線材を巻芯の軸方向に向けて巻芯の巻き始め端部外側から巻回部側に導くことにより、巻芯の巻き始め端部側に設けた線材と同数の巻き始め側電極上にそれぞれ配置し、前記巻芯の軸方向に延びて所定の間隔で配置され前記複数の線材を対応する前記巻き始め側電極に固定し、この巻き始め側電極への固定部から前記複数の線材を巻芯の軸に対して横方向に引き出し、前記複数の線材を前記巻回部外周に並列に巻回し、巻芯の巻回部に並列に巻回された複数の線材の巻き終わり部分を線押さえ手段で一時的に固定し、この線押さえ手段による固定部から前記複数の線材を巻芯の軸方向に向けて巻芯の前記巻回部から巻き終わり端部外側に導くことにより、巻芯の巻き終わり端部側に設け前記巻芯の軸方向に延びて所定の間隔で配置された線材と同数の巻き終わり側電極上にそれぞれ配置し、前記複数の線材を対応する巻き終わり側電極に固定する巻線手段を備えた。
【0006】
第2の発明では、前記巻芯を把持する複数の把持手段と、前記複数の把持手段を順次巻線位置に割り出す割り出し手段とを備え、前記巻線手段は巻線位置に割り出された前記把持手段に把持された巻芯について巻線作業を行うようにするとともに、前記線押さえ手段を前記把持手段毎に前記把持手段と同数設けた。
【0007】
第3の発明では、前記複数の線材を前記巻き始め側電極および前記巻き終わり側電極へ溶着する溶着装置を備え、前記複数の線材の前記巻き始め側電極への固定は前記溶着装置による溶着によってなされる。
【0008】
第4の発明では、前記溶着装置は、溶着電極と、この溶着電極を溶着作業がなされるべき位置に移動させるサーボ機構とを備えた。
【0009】
第5の発明では、前記溶着装置による溶着作業時に、前記巻芯を前記溶着電極と反対側から支持する巻芯支持部材と、この巻芯を把持する把持手段を前記溶着電極と反対側から支持する把持手段支持部材とを、一体化した。
【0010】
第6の発明では、前記複数の線材と同数のガイドピンを備え、前記複数の線材は、それぞれ対応するガイドピンに係止されることにより、対応する前記巻き始め端部側電極上に導かれる。
【0011】
第7の発明では、前記巻線手段は、前記把持手段を軸回りで回転させるスピンドルを前記把持手段毎に前記把持手段と同数備えた。
【0012】
第8の発明では、前記巻線手段は、前記複数の線材を並列に繰り出すノズルを3次元方向に移動可能させるノズル移動手段と、前記ノズルの傾転角度を変更するノズル回転手段とを備えた。
【0013】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、複数の線材は、巻芯の巻き始め端部外側から、対応する巻き始め側電極上に導かれて固定された後、巻芯の軸に対して横方向に引き出されることにより、巻回方向に向けられて、そのまま巻回部に巻回される。また、巻芯の巻回部への巻回がなされた複数の線材は、線押さえ手段で一時的に固定された後、軸方向に向けて(巻回時の線材の方向から略直交する方向)引き出されて、対応する巻き終わり側電極へ固定(例えば溶着)される。したがって、複数の線材について、巻き始め電極への固定作業から巻回部への巻回作業への移行、および巻回部への巻回作業から巻き終わり電極への固定作業への移行をを並列的にスムーズに実行でき、効率的で合理的な巻線作業を行える。
【0014】
第2の発明では、線押さえ手段(例えば、実施の形態における線押さえ部材20)が把持手段(例えば、実施の形態におけるワーク把持部材71)毎に設けられるので、巻線位置への新たな巻芯の割り出し毎に、線押さえ手段の位置調整等をする必要がなく、線押さえ手段による固定を、効率的かつ高精度で行うことができる。
【0015】
第3の発明では、複数の線材は溶着により巻き始め側電極へ固定されるので、巻き始め側電極への線材の電気的な接続作業を、巻回方向への引き出しのための複数の線材の固定と兼ねることができる。したがって、巻き始め側の線材固定のために線押さえ手段を必要とされず、コイル製造作業を簡略化でき、コストダウンを図れる。
【0016】
第4の発明では、溶着電極はサーボ機構により動かされるので、溶着電極を正確に位置決めでき、効率的で精度のよい溶着作業を行える。
【0017】
第5の発明では、溶着電極と反対側から巻芯を支持する巻芯支持部材と把持手段を支持する把持手段支持部材とを一体化したので、溶着作業時に溶着電極からかかる力に対して、巻芯と把持手段は一体的に安定して支持される。したがって、溶着作業は安定して行える。
【0018】
第6の発明では、複数の線材は、それぞれ対応するガイドピンに係止されることにより適切に位置決めされて、対応する巻き始め側電極上に正しく導かれる。したがって、複数の線材の巻き始め側電極への導入および固定作業を効率化できる。
【0019】
第7の発明では、把持手段を回転させるスピンドルは把持手段毎に設けられるので、巻線位置への割り出し毎に把持手段とスピンドルとを連係させるような作業は必要でなく、次々と割り出されてくる巻芯に対して効率的な巻線作業を行える。
【0020】
第8の発明では、複数の線材は、これらを繰り出すノズルの3次元方向に移動と傾転動作により導かれ、巻回されるので、巻き始め側電極への固定作業から巻回部への巻回作業への移行や、巻回部への巻回作業から巻き終わり側電極への固定作業への移行等は、容易に行うことができ、合理的で効率的な巻線作業を行える。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態の巻線装置の全体構成を示す斜視図である。図示されるように、巻線装置は、基台31上に、パーツフィーダー32、パレタイザー33、ワーク給排出装置40、インデックス装置34、巻線機構60、ノズル機構80、溶着装置90を備えている。
【0023】
図2には、ワーク給排出装置40を中心とする構成を示す。
【0024】
図示されるように、パーツフィーダー32は、すり鉢型のコア収容凹部32Aと、このコア収容凹部32Aの内面から上辺に沿って螺旋状に延びるレール32Bと、このレール32Bの終端部分に設けられた保持機構32Cとを備える。コア収容凹部32Aに補給されたコア(ワーク)10は、レール32Bに沿って終端まで搬送される。レール32Bの終端においては、レール32B上の先頭のコア10が保持機構32Cによって一時保持された後、ワーク給排出装置40に供給される。
【0025】
ワーク給排出装置40は、パーツフィーダー32からコア10を受け取って、巻線機構60のワーク把持部材71に受け渡すとともに、巻線がなされたコア10(完成したチップコイル)を巻線機構60から受け取って、パレタイザー33まで搬送する装置である。
【0026】
詳しく説明すると、巻線機構60へのコア10の受け渡しは、ワーク供給用ロボットハンド41によってなされる。ワーク供給用ロボットハンド41は、略逆L字型の支持板42に、上下移動機構43を介して昇降可能に支持されている。この支持板42は、前後移動機構44によって、前後方向(パーツフィーダー32のレール32B終端と、巻線機構60のワーク把持部材71とを結ぶ方向)に移動する(この前後方向は、図面上では略左右方向に当たる)。この上下移動機構43による上下方向の動作と前後移動機構44による前後方向の動作の組み合わせにより、ワーク供給用ロボットハンド41は、パーツフィーダー32の保持機構32Cからコア10を受け取る位置と、巻線機構30のワーク把持部材71にコア10を受け渡す位置との間で、移動可能となっている。
【0027】
なお、ワーク供給用ロボットハンド41の下方には、前後移動機構44によって前後方向に動作可能なワーク押棒45が備えられる。このワーク押棒45は、ワーク把持部材71に把持されたコア10を、その先端部で押して、把持部61Aの奥まで押し込むものである。また、ワーク押棒45は、ワーク把持部材71にコア10が把持されているか否かを確認する検知センサとしても機能するようになっている。
【0028】
一方、巻線機構60からパレタイザー33へのコア10の排出は、ワーク排出用ロボットハンド51によってなされる。ワーク排出用ロボットハンド51は、略逆L字型の支持部材52に、上下移動機構53を介して昇降可能に支持されている。この支持部材52は、左右移動機構54によって左右方向(上記前後方向と直交する方向)に移動する。この上下移動機構53による上下方向の動作と左右移動機構54による左右方向の動作の組み合わせにより、ワーク排出用ロボットハンド51は、巻線機構30のワーク把持部材71からコア10を取り出す位置と、巻線機構30に隣接するパレタイザー33にコア10を受け渡す位置との間で、移動可能となっている。
【0029】
図3には、巻線機構60を中心とする構成を示す。
【0030】
図示されるように、巻線機構60は、インデックス装置34上に、垂直軸回りで回転可能に載置されるもので、同一の構成を持つ2つのスピンドル機構を組み合わせて構成されている。
【0031】
それぞれのスピンドル機構は、ワーク把持機構70、スピンドル61、スピンドル支持台62、スピンドル駆動モータ63、線押さえ部材20、線押さえ駆動機構64、ガイドピン機構65、溶着時支持部材66、支持部材昇降機構67等から構成される。
【0032】
各スピンドル機構は、インデックス装置34上で、略180度隔てられて、互いに背中合わせの状態で配置され、一方のスピンドル機構はワーク把持部材71先端をワーク給排出装置40側を向け、他方のスピンドル機構はワーク把持部材71先端をノズル機構80側に向けている。そして、インデックス機構34が垂直軸回りで巻線機構60を180度回転させると(インデックス動作)、ワーク給排出装置40側に向いたスピンドル機構と、ノズル機構80側に向いたスピンドル機構が、互いに位置を入れ換えるようになっている。
【0033】
ワーク把持機構70は、コア10を把持するワーク把持部材71、ワーク開放部材76、ワーク開放シリンダ77等から構成される。
【0034】
図4に示すように、ワーク把持部材71は、はさみ型の部材であり、スピンドル61に固定される固定刃72と、この固定刃72に固定される連結部材73と、この連結部材73に対して回動支点73Aを中心に回動自在に軸支される移動刃74とから構成される。この固定刃72に対する移動刃74の回動により、固定刃72と移動刃74の先端上面に切り欠かれた凹部である把持部71Aが開閉され、この把持部71Aにコア10基端の鍔部14が挟み込まれる。この場合、固定刃72と移動刃74の基端側の間には、スプリング75が設けられ、移動刃72を常時、把持部71Aが閉じられる方向(コア10を挟み込んで固定する方向)に付勢している。
【0035】
このワーク把持部材71の開閉は、ワーク開放シリンダ77によりなされる。詳しく説明すると、移動刃74の基端側には、側方に延び出す延設部74Aが設けられる。この延設部74Aの端面は、カム面74Bとなっており、このカム面74Bには、ワーク開放部材76のローラ76Aが当接して転動する。ワーク開放部材76は、ワーク開放シリンダ77のロッド77Aに固定されている。このような構成により、ワーク開放シリンダ77が収縮すると、ローラ76Aがカム面74B上を転動する結果、移動刃74が押し開かれ、コア10をワーク把持部材71から取り外すことができるようになっている。
【0036】
なお、このワーク排出においては、巻き終わり側の線材3A、3Bを、固定刃72の上面に立設された一対の捨て絡げピン78A、78Bに絡げておく。これにより、コア10が押し出されたときの張力によって、線材3A、3Bは、巻き始め側の溶着部(図7参照)において切断されるようになっている。
【0037】
図3に示すように、スピンドル61は、スピンドル支持台62に軸回りで回転自在に支持される軸で、その先端部にはワーク把持部材71が固定されている。ワーク把持部材71に把持されたコア10は、このスピンドル10の同軸上に配置される。
【0038】
スピンドル61の基端部61Aは、スピンドル駆動モータ63の回転軸に固定されたプーリ68と、ベルト69を介して連係する。これにより、スピンドル61はスピンドル駆動モータ63により回転駆動され、ワーク把持部材71に把持されたコア10は、軸回りで回転する。このスピンドル61の回転と、ノズル機構80のノズル1の3次元移動との組み合わせによって、ノズル1から繰り出された線材3A、3Bがコア10に巻線される。
【0039】
線押さえ部材20は、図4にも示すように、ワーク把持部材71の上方に、スピンドル61の軸方向に略直角に配置される棒状の部材であり、巻線方法の説明において後述するように、巻線作業(線材3A、3Bの直角出し作業)において、線材3A、3Bを上方から押さえて位置を固定するものである(図11参照)。線押さえ駆動機構64は、この線押さえ部材20を前後方向(スピンドル61の軸方向)と上下方向に駆動するもので、線押さえ部材20はこの駆動によって、コア10上の線材3A、3Bを押さえ込む位置に移動するようになっている。
【0040】
このように、線押さえ部材20および線押さえ駆動機構64は、ワーク把持部材71毎に設けられるので、それぞれのスピンドル機構において、線押さえ部材20とコア10の位置関係を調節すれば、巻線作業時に線押さえ部材20をコア10に対して適切な位置に持ってくることができる。つまり、例えば、線押さえ部材20をノズル機構80側にのみ設けた場合には、インデックス動作毎に、線押さえ部材20とコア10の位置関係を調節し直す必要があるが、線押さえ部材20等をワーク把持部材71毎に設けてあれば、このような調整をする必要がない。したがって、巻線作業を効率化でき、また巻線作業の精度を向上させることができる。
【0041】
図3に示すように、ガイドピン機構65は、上端面に一対のガイドピン5A、5Bが立設された昇降部材65Aと、この昇降部材65Aを上下方向に駆動する上下駆動機構65Bとから構成される。ガイドピン5A、5Bは、巻線方法の説明において後述するように、巻き始め側の線材3A、3Bがそれぞれ係止されるピンであり、巻線時には、上下駆動機構65Bにより、コア10の正面に上昇してくる。また、線材3A、3Bの巻き始め側のコア10への溶着(図6参照)の後に、上下駆動機構65Bにより昇降部材65Aをさらに上昇させれば、線材3A、3Bは、巻き始め側の溶着部において、張力によって切断されることになる。
【0042】
溶着時支持部材66は、コア10への線材3A、3Bの溶着時に、溶着用電極91がコア10を上方から押さえ込む力に対抗するように、コア10およびワーク把持部材71を下方から支える部材である。支持部材昇降機構67は、溶着時支持部材66を上下方向に駆動する機構である。溶着時には、この支持部材昇降機構67により、溶着時支持部材66が、コア10およびワーク把持部材71の裏面に接するところまで上昇させられる。
【0043】
図5には、溶着時支持部材66によるコア10およびワーク把持部材71の支持の様子を示す。
【0044】
図示されるように、コア10は、その基端側の鍔部14において、ワーク把持部材71の把持部71Aに把持されているが、ワーク把持部材71はコア10よりもかなり大きなものであるので、コア10の裏面とワーク把持部材71の裏面との間には、段差が生じている。そこで、溶着時支持部材66には、把持部材71の裏面を支持する把持部材支持部66Bと、コア10の先端側(鍔部14側)を支持するワーク支持部66Dが、一体に備えられる。
【0045】
詳しく説明すると、溶着時支持部材66は、支持部材本体66Aと、この支持部材本体66Aのコア10先端側の側面に固定されたワーク支持部材66Cとからなる。支持部材本体66Aの上面は、把持部材支持部66Bとなり、把持部材71の裏面に当接する。一方、ワーク支持部材66Cは、支持部材本体66Aの上方に、コア10の裏面とワーク把持部材71の裏面の段差分だけ延び出しており、その上端面のワーク支持部66Dにおいて、コア10先端側の裏面に当接し、コア10を支持している。
【0046】
このように、本実施の形態では、溶着時にワーク把持部材71を支持する支持部材本体66Aと、コア10を支持するワーク支持部材66Cが、溶着時支持部材66として一体となっているので、コア10を安定して支持することができ、溶着作業を安定して行うことができる。なお、本実施の形態では、ワーク把持部材71を支持する部材(支持部材本体66A)とコア10を支持する部材(ワーク保持部材66C)を別部材としたが、これらの部材を1部材から構成してもよい。
【0047】
図6には、ノズル機構80および溶着装置90を中心とする構成を示す。
【0048】
ノズル機構80は、ノズル支持部材81と、このノズル支持部材81を3次元方向に移動させる3次元ノズル移動機構82とから構成される。
【0049】
3次元ノズル移動機構82は、サーボモータにより駆動される上下方向、前後方向、左右方向の3つのボールねじ機構を組み合わせて(重ね合わせて)構成される。
【0050】
ノズル支持部材81は、ノズル1を、軸回りで回転可能に支持している。このノズル1は、2本の線材3A、3Bが挿通されるもので、ノズル1の下端面に所定幅で配設された線材繰り出し部2A、2Bを備えている。これらの線材繰り出し部2A、2Bからは、それぞれバイファイラ巻きされる2本の線材3A、3Bが並列に繰り出される。
【0051】
ノズル支持部81には、サーボモータ83が備えられる。このサーボモータ83は、プーリ84、ベルト85、プーリ86を介してノズル1と連係し、ノズル1の回転角度(後述の図7〜図11の平面内での傾き)を変更することができるようになっている。
【0052】
巻線作業は、上記巻線機構60におけるスピンドル61の回転と、ノズル機構80におけるノズル1の3次元移動および回転動作との組み合わせにより、実行される。
【0053】
溶着装置90は、大電流を印加可能な溶着電極91と、この溶着電極91を3次元方向に移動させるサーボ移動機構92とから構成される。
【0054】
サーボ移動機構92は、サーボモータ93Aにより駆動される前後方向のボールねじ機構93Aと、サーボモータ94Aにより駆動される左右方向のボールねじ機構94Bと、上下方向に伸縮するシリンダ95とを組み合わせて(重ね合わせて)構成される。
【0055】
コア10への巻線の巻き始めと巻き始めにおける線材3A、3Bの溶着は、コア10の電極13A、13Bあるいは15A、15Bに配置された線材3A、3Bに(図7、図11参照)、溶着電極91を上方から押し付けて、この溶着電極91に大電流を流すことによりなされる。この場合、溶着電極91は、3次元サーボ移動機構92により移動させられるので、その位置決めは正確に行える。
【0056】
つぎに、図7〜図11にしたがって、本巻線装置による巻線方法について説明する。
【0057】
図7に示すように、ノズル1から繰り出された線材3A、3Bの端部は、捨て絡げピン4(図1〜図6には図示せず)に絡げられる。この状態から、ノズル1を3次元移動および回転動作させることにより、線材3A、3Bは、それぞれガイドピン5A、5Bに係止される。なお、これらのガイドピン5A、5Bの間隔は、後述するコア10の電極13A、13Bと略同間隔となっている。
【0058】
巻芯であるコア10は、ガイドピン5A、5Bの側方において、ワーク把持部材71の把持部71Aに固定されている。コア10は、チップコイルの芯部を構成する扁平な略直方体形状の部材で、線材3A、3Bが巻回される巻回部11と、この巻回部11の軸方向両端の鍔部12、14からなる。鍔部12、14は、それぞれコア10の巻き始め側端部、巻き終わり側端部となる。
【0059】
鍔部12には巻き始め側の電極13A、13Bが、また鍔部14には巻き終わり側の電極15A、15Bが、それぞれ備えられる。電極13Aと13B、電極15Aと15Bは、それぞれコア10の同一面上に(例えば図7に示される面上に)、コア10の軸方向に略平行に延びて、所定の間隔で配置されている。これらの電極13A、13B、電極15A、15Bは、それぞれ完成したチップコイルの端子電極となる。
【0060】
鍔部12は、ガイドピン5A、5B側に配置されている。巻線作業の開始においては、まず、ノズル11を、鍔部12を超えて巻回部11側に持ってくることにより、線材3A、3Bが、それぞれ鍔部12の電極13A、13B上に、コア10の軸方向に延びて配置されるようにする。この場合、線材3A、3Bの間隔は、ノズル1の傾転により調整される。
【0061】
このように線材3A、3Bを電極13A、13B上に配置したら、この配置された部分を、電極13A、13Bに対して溶着して固定してしまう。この溶着された部分が、コイルの巻き始め側となる。
【0062】
このような溶着がなされたら、図8に示すように、ノズル1をコア10の軸に対して横方向に移動させる。この場合、巻き始め端の線材3A、3Bは電極13A、13B上に溶着されているので、線材3A、3Bは、電極13A、13Bの巻回部11側端部から、略直角方向に引き出されることになる(直角入れ)。
【0063】
続いて、図9に示すように、スピンドル61の回転によりコア10を自転させつつ、ノズル1をコア10の軸方向(図の右方向)に移動させていくことにより、巻回部11の回りに線材3A、3Bが巻回される。この場合、巻回部11外周において、線材3A、3Bが交互に隙間無く巻回されるように、ノズル1の傾転角度が調整される。
【0064】
このような巻回が、巻回部11の鍔部14側の端部までなされたら、図10に示すように、ノズル1の3次元移動および回転動作により、線材3A、3Bが、電極15A、15Bの巻回部11側端部に配置されるようにする。
【0065】
このように、線材3A、3Bを配置したら、図11に示すように、線押さえ部材20により、鍔部14の手前のところで線材3A、3Bを押さえつけて、固定する。そして、ノズル1を、コア10の軸方向に鍔部14を超えて移動させることにより、線材3A、3Bをコア10の軸方向外側に引き出す。これにより、線材3A、3Bは、巻回部11への巻回時における方向から略直角に引き出され(直角出し)、それぞれ電極15A、15B上に、コア10の軸方向に延びて配設される。この場合、線材3A、3Bの間隔は、ノズル1の傾転により調整される。
【0066】
続いて、電極15A、15B上に配置された線材3A、3Bの部分を、電極15A、15Bに溶着する。この溶着が終了したら、線押さえ部材20による固定を解除して、電極13A、13Bおよび電極15A、15Bからコア10の軸方向両側に延び出す余分な線材3A、3Bをカットして、巻線作業が終了し、チップコイルが完成する。
【0067】
以上のように、本巻線方法によれば、線材3A、3Bは、ノズル1の3次元移動および回転運動により、巻き始め側の電極13A、13B上に導かれ、電極13A、13Bに溶着された後、コア10の軸に対して横方向に引き出され(直角入れ)、そのまま巻回部11に巻回される。また、巻回部11への巻回終了後には、線材3A、3Bは、線押さえ部材20により押さえられ、コア10の軸方向に引き出されることにより(直角出し)、巻き終わり側の電極15A、15B上に導かれて、溶着される。したがって、複数の線材3A、3Bについて同時進行する各工程(電極13A、13Bへの溶着、直角入れ、巻回部11への巻回、直角出し、電極15A、15Bへの溶着)間の移行はスムーズになされ、複数の線材3A、3Bについて、これら一連の作業を効率的に行える。
【0068】
また、直角入れ時における線材3A、3Bの固定は、電極13A、13Bへの溶着によりなされるので、電極13A、13Bへの線材3A、3Bの電気的な接続作業を、直角入れのための線材3A、3Bの固定と兼ねることができる。したがって、直角入れのための線押さえ手段が必要とされず、コイル製造作業を簡略化でき、コストダウンを図れる。
【0069】
また、巻き始め側において、線材3A、3Bは、それぞれガイドピン5A、5Bに係合させられてから電極13A、13B上へ導入されるので、電極13A、13B上への正確な導入を容易に実行でき、巻線作業を効率化できる。
【0070】
つぎに全体的な作用を説明する。
【0071】
パーツフィーダー32に補給されたコア10は、レール32Bを搬送され、ワーク供給用ロボットハンド41により、巻線機構60のワーク給排出装置40側を向いたワーク把持部材71に装着される。
【0072】
このように、ワーク把持部材71に、新たに巻線がなされるべきコア(ワーク)10が装着されたならば、インデックス装置34により巻線機構60を反転し、このワーク把持部材71をノズル機構80側に配置する。この場合、反転前にノズル機構80側にあったワーク把持部材71には、巻線が終了していたコア10が把持されており、このコア10は、反転によってワーク給排出装置40側に移動してくる。この巻線が終了したコア10(完成したチップコイル)は、ワーク排出溶ロボットハンド51により、パレタイザー33に搬送される。このコア10が取り外されたワーク把持部材71には、ワーク供給用ロボットハンド41により、次回に巻線がなされるコア10が装着されることになる。
【0073】
ノズル機構80側に運ばれてきたコア10には、上記巻線方法の説明で述べたように、線材3A、3Bが巻線される。
【0074】
この巻線作業においては、ワーク把持部材71毎に設けられた線押さえ部材20および線押さえ駆動機構64により、直角出し時の線材3A、3Bの押さえがなされるので、インデックス動作毎に線押さえ部材20の位置調整等をする必要がなく、効率的で精度のよい巻線作業が可能となる。
【0075】
また、線材3A、3Bの溶着作業時には、コア10を下方から支持するワーク支持部材66Cとワーク把持部材71を下方から支持する支持部材本体66Aとが一体となった溶着時支持部材66により、コア10およびワーク把持部材71が一体に支持されるので、コア10は安定的に支持され、溶着作業は安定して行うことができる。
【0076】
さらに、溶着用の溶着電極91は、サーボ移動機構92により動かされるので、溶着電極91の位置決めは正確にでき、溶着作業は効率的に精度よく実行できる。
【0077】
巻線が終了したならば、再びインデックス装置34の反転を反転させることにより、コア10をワーク給排出装置40側に持っていって、ワーク排出用ロボットハンド51によりパレタイザー33に搬送する。
【0078】
なお、上記実施の形態では、チップコイルの製造に本発明を適用したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、例えば、通常のコイルボビンへの巻線にも適用できる。
【0079】
また、上記実施の形態では、2本の線材を並列に巻線する場合(バイファイラ巻き)に本発明を適用したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、本発明は3本以上の線材を同時に巻線する場合にも適用できる。
【0080】
また、上記実施の形態では、巻線機構60にスピンドル61を備え、スピンドル61の回転によってコア10を自転させて巻線を行うようにしたが、本発明はこのようなスピンドル式の巻線装置に限られるものではない。例えば、コア10を把持するワーク把持部材71を固定しておき、コア10の回りを公転するフライヤにノズル1を設けたり、あるいは3次元移動機構82によりノズル1をコア10の回りで公転させることにより、巻線するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における巻線装置の斜視図である。
【図2】同じくワーク給排出装置を中心とする斜視図である。
【図3】同じく巻線機構を中心とする斜視図である。
【図4】同じくワーク把持機構および線押さえ部材を示す平面図である。
【図5】同じく溶着時支持部材による支持の様子を示す断面図である。
【図6】同じくノズル機構および溶着装置を中心とする斜視図である。
【図7】同じく巻線方法を示す説明図である。
【図8】同じく説明図である。
【図9】同じく説明図である。
【図10】同じく説明図である。
【図11】同じく説明図である。
【符号の説明】
1 ノズル
2A、2B 線材繰り出し部
3A、3B 線材
4 捨て絡げピン
5A、5B ガイドピン
10 コア
11 巻回部
12 鍔部
13A、13B 電極
14 鍔部
15A、15B 電極
20 線押さえ部材
34 インデックス装置
61 スピンドル
66 溶着時支持部材
66A 支持部材本体
66C ワーク支持部材
71 ワーク把持部材
82 3次元ノズル移動機構
90 溶着装置
91 溶着電極
92 サーボ移動機構

Claims (8)

  1. 複数の線材を巻芯に巻回してコイルを形成する巻線装置において、所定幅の間隔を持って配設された複数の線材繰り出し部を有するノズルを備え、前記ノズルの傾転によりその間隔が調整された複数の線材を巻芯の軸方向に向けて巻芯の巻き始め端部外側から巻回部側に導くことにより、巻芯の巻き始め端部側に設けた線材と同数の巻き始め側電極上にそれぞれ配置し、前記巻芯の軸方向に延びて所定の間隔で配置され前記複数の線材を対応する前記巻き始め側電極に固定し、この巻き始め側電極への固定部から前記複数の線材を巻芯の軸に対して横方向に引き出し、前記複数の線材を前記巻回部外周に並列に巻回し、巻芯の巻回部に並列に巻回された複数の線材の巻き終わり部分を線押さえ手段で一時的に固定し、この線押さえ手段による固定部から前記複数の線材を巻芯の軸方向に向けて巻芯の前記巻回部から巻き終わり端部外側に導くことにより、巻芯の巻き終わり端部側に設け前記巻芯の軸方向に延びて所定の間隔で配置された線材と同数の巻き終わり側電極上にそれぞれ配置し、前記複数の線材を対応する巻き終わり側電極に固定する巻線手段を備えたことを特徴とする巻線装置。
  2. 前記巻芯を把持する複数の把持手段と、前記複数の把持手段を順次巻線位置に割り出す割り出し手段とを備え、前記巻線手段は巻線位置に割り出された前記把持手段に把持された巻芯について巻線作業を行うようにするとともに、前記線押さえ手段を前記把持手段毎に前記把持手段と同数設けたことを特徴とする請求項1に記載の巻線装置。
  3. 前記複数の線材を前記巻き始め側電極および前記巻き終わり側電極へ溶着する溶着装置を備え、前記複数の線材の前記巻き始め側電極への固定は前記溶着装置による溶着によってなされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻線装置。
  4. 前記溶着装置は、溶着電極と、この溶着電極を溶着作業がなされるべき位置に移動させるサーボ機構とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
  5. 前記溶着装置による溶着作業時に、前記巻芯を前記溶着電極と反対側から支持する巻芯支持部材と、この巻芯を把持する把持手段を前記溶着電極と反対側から支持する把持手段支持部材とを、一体化したことを特徴とする請求項4に記載の巻線装置。
  6. 前記複数の線材と同数のガイドピンを備え、前記複数の線材は、それぞれ対応するガイドピンに係止されることにより、対応する前記巻き始め端部側電極上に導かれることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の巻線装置。
  7. 前記巻線手段は、前記把持手段を軸回りで回転させるスピンドルを前記把持手段毎に前記把持手段と同数備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の巻線装置。
  8. 前記巻線手段は、前記複数の線材を並列に繰り出すノズルを3次元方向に移動可能させるノズル移動手段と、前記ノズルの傾転角度を変更するノズル回転手段とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の巻線装置。
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