JP6045460B2 - トロイダル巻線装置 - Google Patents

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本発明は、線材をリング状のコアに巻回し、トロイダルコイルを形成するためのトロイダル巻線装置に関する。
比較的小径のトロイダルコイルの巻線は、従来より、作業者が手巻きすることにより行われていた。しかしながら近年は、人件費の高騰や作業者の熟練度の相違により品質及び生産量にバラツキが発生する等の理由で、巻線作業を自動化することが行われている。特許文献1には、自動化による生産性の向上及び製品の安定化を図るためのトロイダルコアの巻線装置が記載されている。
特許文献1に記載のトロイダルコア巻線装置は、所定長さのワイヤを供給するワイヤインデックス装置と、ワイヤをトロイダルコアの回りに巻き付けるワイヤ巻回装置と、トロイダルコアのコア孔を通して上下動しトロイダルコアの上面側に供給されたワイヤをトロイダルコアのコア孔を通してトロイダルコアの下面側に導くワイヤ係止装置と、ワイヤ係止装置の下降時にワイヤ係止装置を下方に押圧する押圧装置と、トロイダルコアの下面側に導かれたワイヤ端を略三角形に保持するワイヤ保持装置とを有している。
ワイヤインデックス装置は、トロイダルコア挟持装置と、トロイダルコアをトロイダルコアに巻かれるワイヤの1ピッチ分だけ水平方向に回動させる回動装置とを有する。ワイヤ係止装置は、上端部にワイヤフックを設けたフックロッドとこのフックロッドを上下動する駆動手段を有する。フックロッドはプラスチック製であり、トロイダルコアのコア孔を通して上下動しトロイダルコアの上面側に供給されたワイヤをトロイダルコアのコア孔を通してトロイダルコアの下面側に導く構成となっている。また、ワイヤ巻回装置は、ローラは楕円軌道を描いてトロイダルコアの回りを回転するように構成されている。
特開2000−182875号公報
特許文献1に記載のトロイダルコア巻線装置において、トロイダルコア挟持装置は、一対のコア挟持部を連結ロッドの回転により作動するように構成され、一対のコア挟持部の運動は、エアーシリンダの作動により伸縮するピストンによりタイミングベルト及び回転軸を介して連結ロッドを一方向又は反対方向に回転することで行われる。また、一対のコア挟持部に配置されたトロイダルコアは、一対のコア挟持部がトロイダルコアから係脱したとき、回動装置によりトロイダルコアに巻かれるワイヤの1巻ピッチ分だけ水平面内で回動するように構成されている。このように従来のトロイダルコア巻線装置は、トロイダルコア挟持装置及びトロイダルコアを回動させる回動装置の構成が複雑となっており、従って装置の製造コストが必然的に高くなっていた。
また、ワイヤ係止装置の上端部に設けられたワイヤフックが固定された方向に向いているため、ワイヤが正規の引っ掛け位置と異なる方向を向いているとき、即ち、斜めになっているとき、ワイヤフックによりワイヤを引っ掛ける際に、ワイヤにダメージを与えることがあった。
さらに、ワイヤ巻回装置において、ワイヤを巻き付ける際に先端部のローラのみでワイヤをトロイダルコアの回りに巻き付ける構成となっており、この構成によると、ワイヤを巻き付ける際に、ワイヤに適正なテンションを持たせることができなかった。
従って、本発明は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本発明の目的は、複雑で高価な機構が不要なトロイダル巻線装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ワイヤへのダメージを軽減し、高品質のコイルを生産することができるトロイダル巻線装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、高速で巻線を行い、コイルを安定的に生産することができるトロイダル巻線装置を提供することにある。
本発明によれば、リング状のコアをこのコアの中心軸が上下方向を向くように保持する第1のコア保持手段と、第1のコア保持手段が取り付けられており、巻線時にコアの中心軸を回転軸としてこのコアと第1のコア保持手段とを共に所定角度ずつ回転させる線送り手段と、線送り手段が予め設定された角度に回転した際に、第1のコア保持手段からコアを受け取り、第1のコア保持手段が初期位置に復帰するまで一時的に保持する第2のコア保持手段と、コアに挿通されるワイヤをコアの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、コアの外周面に巻き付ける巻線アームと、コアの下方に配置され、コアの中央部に挿通して巻線アームによりコアの上方に引き上げされたワイヤを引っ掛けて下方へ引き込む巻線フックとを備えているトロイダル巻線装置が提供される。
線送り手段が予め設定された角度に回転した際に、コア保持手段からコアを受け取り、コア保持手段が初期位置に復帰するまで一時的に保持する第2のコア保持手段を設けることにより、コア保持手段の構成が簡単になる。また、ワイヤをコアの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、コアの外周面に巻き付ける巻線アームを設けることにより、従来のような楕円軌道を描いてトロイダルコアの回りを回転する機構よりも構成がより簡単であり、かつ高速で巻線を行うことができる。
巻線フックは、先鋭端を有すると共に、ワイヤを下方へ引っ掛ける引っ掛け部を有するフック本体と、フック本体が取り付けられ、上下移動可能なホルダと、フック本体をホルダに取り付けるホルダカバーとを備え、フック本体は、その中心線を軸に所定角度内で回動可能にこのホルダに装着されていることが好ましい。これにより、ワイヤを引っ掛ける際に、ワイヤの方向に合わせてフック本体の方向が自動的に調整することで、無理にワイヤを引っ掛けることがなく、ワイヤへのダメージを回避することができる。
巻線フックは、フック本体を下方へ付勢するバネをさらに備え、フック本体は、ホルダに対して軸方向に移動可能に取り付けられていることが好ましい。これにより、ワイヤを引っ掛ける際に、緩衝効果を有し、無理にワイヤを引っ掛けることがなく、ワイヤへのダメージを回避することができる。
巻線アームは、ワイヤを引っ掛けるプーリと、ワイヤをコアの外周に巻き付ける際にこのプーリが引っ掛けたワイヤに所定のテンションを付加するテンション付加手段とを有することが好ましい。これにより、ワイヤを巻き付ける際に、ワイヤが適正なテンションを掛けながら巻線することで、製品の品質向上を図ることができる。
テンション付加手段は、水平移動可能な板状部材を有し、この板状部材とプーリとの間の距離を変更することで、ワイヤに所定のテンションを付加するように構成されていることが好ましい。これにより、ワイヤに合わせてテンションを調整することが可能となる。
本発明によれば、線送り手段が予め設定された角度に回転した際に、コア保持手段からコアを受け取り、コア保持手段が初期位置に復帰するまで一時的に保持する第2のコア保持手段を設けることにより、コア保持手段の構成が簡単になる。また、ワイヤをコアの下方から引っ掛けって上方へ引き上げ、コアの外周面に巻き付ける巻線アームを設けることにより、従来のような楕円軌道を描いてトロイダルコアの回りを回転する構成より簡単で、かつ高速で巻線を行うことができる。
また、巻線フックは、先鋭端を有すると共に、ワイヤを下方へ引っ掛ける引っ掛け部を有するフック本体と、フック本体が取り付けられている上下移動可能なホルダと、フック本体をホルダに取り付けるホルダカバーとを備え、フック本体は、その中心線を軸に所定角度内で回動可能にホルダに装着されているので、ワイヤを引っ掛ける際に、ワイヤの方向に合わせてフック本体の方向が自動的に調整することで、無理にワイヤを引っ掛けることがなく、ワイヤへのダメージを回避することができる。
また、巻線フックは、フック本体を下方へ付勢するバネをさらに備え、フック本体は、ホルダに対してその軸方向に移動可能に取り付けられていることで、ワイヤを引っ掛ける際に、緩衝効果を有し、無理にワイヤを引っ掛けることがなく、ワイヤへのダメージを回避することができる。
さらに、巻線アームは、ワイヤを引っ掛けるプーリと、ワイヤをコアの外周に巻き付ける際にプーリが引っ掛けたワイヤに所定のテンションを付加するテンション付加手段とを有することで、ワイヤを巻き付ける際に、ワイヤが適正なテンションを掛けながら巻線するため、製品の品質向上を図ることができる。
本発明の一実施形態におけるトロイダル巻線装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の構成を概略的に示す上から見た平面図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の構成を概略的に示す側面図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線アームの構成を概略的に示す図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線フックの一構成例を概略的に示す図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線フックの他の構成を概略的に示す図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線フックのさらに他の構成を概略的に示す図である。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線加工動作を示すフローチャートである。 図1の実施形態におけるトロイダル巻線装置の巻線動作を説明するための平面図である。
以下、本発明に係るトロイダル巻線装置の実施形態を、図を参照して説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態におけるトロイダル巻線装置100の構成を示している。ただし、図1はトロイダル巻線装置100の要部のみを示しており、図2はトロイダル巻線装置100の上から見た状態を示しており、図3はトロイダル巻線装置100の側面から見た状態を示している。図3において、コアクランプ10及び仮クランプ30は図示が省略されている。図4は巻線アームの構成を示しており、同図(a)は上から見た平面図であり、同図(b)は側面図である。図5は巻線フックの一構成例を示しており、同図(a)は巻線フック50の側面図であり、同図(b)は巻線フック50の正面図であり、同図(c)はA−A線断面図である。
図1〜図5に示すように、本実施形態におけるトロイダル巻線装置100は、リング状のコアCをその中心軸が上下方向を向くように(水平状態で)保持する第1のコア保持手段としてのコアクランプ10と、コアクランプ10が取り付けられており、巻線時にコアCの中心軸を回転軸としてコアとコアクランプ10とを共に所定角度ずつ回転させる線送り手段20と、線送り手段20が予め設定された角度に回転した際に、コアクランプ10からコアCを受け取り、コアクランプ10が初期位置に復帰するまでこのコアCを一時的に保持する第2のコア保持手段としての仮クランプ30と、コアCに挿通されるワイヤSをコアCの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、コアCの外周面に巻き付ける巻線アーム40と、コアCの下方に配置されており、コアCの中央の貫通孔(コア孔)を挿通して巻線アーム40によりコアCの上方に引き上げされたワイヤSを引っ掛けて下方へ引き込む巻線フック50と、ワイヤガイド部60とを備えている。
コアクランプ10は、クランプ部11と、モータ駆動部12と備えるモータ駆動式クランプから構成されている。このコアクランプ10は、支持部材13を介して水平台面上に設けられた回転円板21に取り付けられており、コアCをその中心軸が回転円板21の回転軸と一致するように保持することができる。なお、コアクランプ10の側面にワイヤSの端部を保持するワイヤクランプ14が設けられている。ワイヤクランプ14は、ワイヤSをセットする際にワイヤSの端部を保持するように構成されている。
線送り手段20は、水平台面上に設けられた回転円板21と、回転円板21の下方に設けられたモータ22と備える回転駆動機構である。回転円板21は、中央部に巻線フック50を挿通するための開口を有する。モータ22は、ベルト等の伝動機構を介して回転円板21を(コアCとコアクランプ10とを共に)所定角度(ワイヤSの1巻きピッチ分に相当する角度)ずつ回転させることができるように構成されている。
仮クランプ30は、クランプ部31と、モータ駆動部32と備えるモータ駆動式クランプから構成されている。この仮クランプ30は、コアクランプ10と略対向する位置に配置されており、まず、巻線作業を開始する前にセットされたコアCをコアクランプ10に受け渡すように構成されている。さらに、巻線時に線送り手段20が予め設定された角度αを回転した際に、コアクランプ10からコアCを受け取り、コアクランプ10が初期位置に復帰するまで一時的に保持するように構成されている。
巻線アーム40は、アーム本体41と、ワイヤSを引っ掛けるためのプーリ42と、ワイヤSをコアCの外周に巻き付ける際、プーリ42に引っ掛けたワイヤSに所定のテンションを発生させるテンション付加機構43と、巻線アーム40を円弧状に回動駆動するためのアーム駆動機構44とを備え、コアCに挿通されるワイヤSをコアCの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、コアCの外周面に巻き付けることができるように構成されている。プーリ42は、その小径部分にワイヤSが入り込む溝を有し、アーム本体41の先端部に回転自在に装着されている。テンション付加機構43は、水平方向に移動可能な板状部材43aと、板状部材43aをアーム本体41に沿って移動させるエアーシリンダ43bとを有し、この板状部材43aとプーリ42との間の距離を変更することで、ワイヤSに所定のテンションを印加するように構成されている。例えば、コアCへワイヤSを巻き付ける際に、板状部材43aがエアーシリンダ43bにより前進し、ワイヤSに所定のテンションを発生させる。この板状部材43aは、巻き付け動作時以外は後退して逃げており、ワイヤSへ負荷がかからないように構成されている。アーム駆動機構44(図2〜図4)は、巻線アーム40の先端部をコアCの側部からコアCの下部に移動させ、ワイヤSを引っ掛けてコアCの上部に移動させるように駆動を行うように構成されている。巻線時にこの一連の動作が繰り返し行われる。
巻線フック50は、コアCの下方に配置され、コアCのコア孔を挿通して、巻線アーム40によりコアCの上方に引き上げられているワイヤSを引っ掛けて下方へ引き込むものである。巻線フック50は、図5に示すように、先鋭端を有すると共に、ワイヤSを引っ掛ける引っ掛け部51aを有するフック本体51と、フック本体51が装着され、上下移動可能なホルダ52と、フック本体51をホルダ52に取り付けるホルダカバー53とを備えている。フック本体51の下部には回転規制用ピン51bが設けられており、ホルダ52の上部にはこの回転規制用ピン51bが幅方向に間隙を持って挿入される溝52aが設けられている。フック本体51は、回転規制用ピン51bに対して溝52aが幅方向にこの間隙を有していることにより、その中心軸に関して所定角度βまで回動可能となっている。なお、巻線フック50は、図3に示すように、例えば、モータを利用した直線往復運動機構により上下方向に移動できるように構成されている。
巻線フックを図6に示す構成としてもよい。同図(a)は巻線フック50Aの側面図であり、同図(b)は巻線フック50Aの正面図であり、同図(c)はB−B線断面図である。これらの図に示すように、巻線フック50Aは、先鋭端を有すると共に、ワイヤSを下方へ引っ掛ける引っ掛け部51aを有するフック本体51と、フック本体51が装着され、上下移動可能なホルダ52と、フック本体51をホルダ52に取り付けるホルダカバー53と、フック本体51を下方へ付勢するバネ54とを備えている。この場合、フック本体51の下部にはバネ54を係止するためのピン51cが設けられている。ホルダ52の上部にはピン51cが挿入される溝52bが設けられている。バネ54は、ホルダカバー53の内部にフック本体51が挿通した状態に設けられている。また、ホルダカバー53の内側には、ピン51cが上下方向に移動するための溝53aが設けられている。溝53aは溝52bと同様の長さを有している。これにより、フック本体51は、ホルダ52に対して軸方向に移動可能に装着されている。
また、巻線フックを図7に示す構成としてもよい。同図(a)は巻線フック50Bの側面図であり、同図(b)は巻線フック50Bの正面図であり、同図(c)はC−C線断面図である。これらの図に示すように、巻線フック50Bは、先鋭端を有すると共に、ワイヤSを下方へ引っ掛ける引っ掛け部51aを有するフック本体51と、フック本体51が取り付けられ、上下移動可能なホルダ52と、フック本体51をホルダ52に取り付けるホルダカバー53と、フック本体51を下方へ付勢するバネ54とを備えている。この場合、フック本体51の下部には回転規制用ピン51bが設けられ、この回転規制用ピン51bはバネ54を係止するためのピンとしても機能する。ホルダ52の上部には回転規制用ピン51bが幅方向に間隙を持って挿入される溝52aが設けられている。フック本体51は、回転規制用ピン51bに対して溝52aが幅方向にこの間隙を有していることにより、その中心軸に関して所定角度βまで回動可能となっている。バネ54は、ホルダカバー53の内部にフック本体51が挿通した状態に設けられている。また、ホルダカバー53の内側には、回転規制用ピン51bが上下方向に移動するための溝53aが設けられている。溝53aは溝52aと同様の長さ有している。これにより、フック本体51は、ホルダ52の中心軸に関して回動可能であり、かつ軸方向に移動可能である。
ワイヤガイド部60は、ローラ61と、ローラ61を回転自在に支持する支持板62と、ガイド管63とを備える。ワイヤSの一端がガイド管63に挿入され、ローラ61を渡ってその他端がワイヤクランプ14に固定されるように配置されている。
以下、本実施形態におけるトロイダル巻線装置100の巻線動作について、図8及び図9を参照して説明する。図8はトロイダル巻線装置100による巻線の処理を示すフローチャートであり、図9はトロイダル巻線装置100の巻線動作を説明するための概略側面図である。
トロイダル巻線装置100を用いたトロイダルコイル加工処理においては、図8に示すように、まず、コアCを仮クランプ30にセットする(ステップS1)。ここでは、コアCを水平状態(その中心軸が上下方向を向く状態)とし、クランプ部31により上下から挟むように保持する。次いで、コアCをコアクランプ10に渡すために、仮クランプ30がコアCを線送り手段20の中心線上に位置するように前進する(ステップS2)。次いで、コアクランプ10のクランプ部11が閉じ、コアCを保持する(ステップS3)。次いで、仮クランプ30のクランプ部31が開き、コア保持を解除する(ステップS4)。次いで、仮クランプ30が後退し、初期位置に戻る(ステップS5)。
次に、巻線フック50がコアCのコア孔を挿通するように上昇する(ステップS6)。次いで、作業者により予め切断してある所定長さのワイヤ(線材)Sをワイヤガイド部60にセットする(ステップS7)。ここでは、ワイヤSをローラ61を介してコアCの上方に突出している巻線フック50の引っ掛け部51aを通過するように配設し、そのワイヤSの一端をワイヤクランプ14で固定する(図1及び3参照)。
次に、巻線作業開始スイッチをONにすると、巻線フック50が下方へ移動し、引っ掛け部51aに引っ掛けられたワイヤSをコアCの下方に引き込む(ステップS8)。これにより、ワイヤSが図9(a)に示すように、コアCの内部(コア孔)から下方へ伸びるようになる。即ち、ワイヤSの一端はワイヤクランプ14に固定された状態であり、自由端となっているワイヤSの他端が巻線フック50によりコアCを通過して下方に引き込まれた状態となっている。次いで、巻線アーム40のプーリ42にワイヤSを引っ掛ける(ステップS9)。ここでは、巻線アーム40の先端部が、初期位置(コアCの側方)からコアCの回りを円弧状に回動することによってコアCの下方に移動し、さらに円弧状に回動することでワイヤSをプーリ42の後側に引っ掛ける(図9(b)参照)。次いで、巻線アーム40によりワイヤSを巻き付ける(ステップS10)。ここでは、巻線アーム40が、コアCの下方からコアCの上方へ円弧状に回動移動することによりワイヤSをコアCの外周に巻き付け、同時に巻線フック50がコアCのコア孔に挿通するように上昇する(図9(c)及び(d)参照)。次いで、線送り手段20が所定角度だけ回転し、コアCを所定角度だけ回転させて線送りをする。次いで、巻線フック50がワイヤSを引っ掛けて、下方へ移動し、ワイヤSをコアCの下方に引き込む(ステップS12)。即ち、ワイヤSの一端はワイヤクランプ14に固定された状態であり、自由端となっているワイヤSの他端が巻線フック50によりコアCを通過して下方に引き込まれた状態となっている。これにより、1巻回が完了する(図9(e)及び(f)参照)。
次に、制御部により線送り手段20が最大回転位置に到達したか否かを判断する(ステップS13)。ここで、線送り手段20が最大回転位置に到達していないと判断された場合、ステップS9に戻り、上述したステップS9〜S13の動作を繰り返し行う。一方、線送り手段20が最大回転位置に到達したと判断された場合、ステップS14で巻線作業が終了するか否かを判断する。ここで、巻線作業が終了していないと判断された場合(例えば、所定数の巻回が完了していない場合)、ステップS15へ進む。
ステップS15では、仮クランプ30がコアCを一時的に保持するために前進する。次いで、仮クランプ30のクランプ部31が閉じ、コアを保持する(ステップS16)。次いで、コアクランプ10のクランプ部11が開き、コア保持を解除する(ステップS17)。次いで、線送り手段20が初期位置に戻る(ステップS18)。次いで、コアクランプ10のクランプ部11が閉じ、コアCを保持する(ステップS19)。次いで、仮クランプ30のクランプ部31が開き、コア保持を解除する(ステップS20)。次いで、仮クランプ30が後退し、初期位置に戻る(ステップS21)。そして、ステップS9に戻り、上述したステップS9〜S21の動作を繰り返し行う。
一方、ステップS14で、巻線作業が終了すると判断された場合、線送り手段20が初期位置に戻る(ステップS22)。これにより、巻線作業が終了になる。
このように本実施形態においては、トロイダル巻線装置100は、コアクランプ10と、線送り手段20と、仮クランプ30と、巻線アーム40と、巻線フック50とを備えており、線送り手段20が予め設定された角度に回転した際に、コアクランプ10からコアCを受け取り、コアクランプ10が初期位置に復帰するまで一時的に保持する仮クランプ30を設けることにより、コアクランプ10の構成が簡単になる。また、コアCの回りを円弧状に回動することによってワイヤSをコアCの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、コアCの外周面に巻き付ける巻線アーム40を設けることにより、従来のような楕円軌道を描いてトロイダルコアの回りを回転する構成より簡単で、かつ高速で巻線を行うことができる。
巻線フック50は、先鋭端を有すると共に、ワイヤSを下方へ引っ掛ける引っ掛け部51aを有するフック本体51と、フック本体51が取り付けられ、上下移動可能なホルダ52と、フック本体51をホルダ52に取り付けるホルダカバー53とを備え、フック本体51は、中心線を軸に所定角度βで回動可能にホルダに装着されていることで、ワイヤSを引っ掛ける際に、ワイヤSの方向に合わせてフック本体51の方向が自動的に調整することで、無理にワイヤを引っ掛けることがなく、ワイヤSへのダメージを回避することができる。
巻線フック50A及び50Bは、フック本体10を下方へ付勢するバネ54をさらに備え、フック本体10は、ホルダ53に対して軸方向に移動可能に装着されていることで、ワイヤSを引っ掛ける際に、緩衝効果を有し、無理にワイヤSを引っ掛けることがなく、ワイヤSへのダメージを回避することができる。
巻線アーム40は、ワイヤSを引っ掛けるプーリ42と、ワイヤSをコアCの外周に巻き付ける際にプーリ引っ掛けたワイヤSに所定のテンションを発生させるテンション付加手段43とを有することで、ワイヤSを巻き付ける際に、ワイヤSが適正なテンションを掛けながら巻線するので、製品の品質向上を図ることができる。
テンション付加手段43は、水平移動可能な板状部材43aを有し、該板状部材43aとプーリ42との間の距離を変更することで、ワイヤSに所定のテンションを形成するように構成されるため、ワイヤSに合わせてテンションを調整することができる。
なお、上述した実施形態においては、トロイダル巻線装置100は、コアクランプ10と、線送り手段20と、仮クランプ30と、巻線アーム40と、巻線フック50と、ワイヤガイド部60とを備えた1つユニットの構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。複数のユニット(例えば、4つのユニット)を並列配置し、同時に複数のトロイダルコイルを製作できる構成にしてもよい。
10 コアクランプ
11 クランプ
12 モータ駆動部
13 支持部材
14 ワイヤクランプ
20 線送り手段
21 回転円板
22 モータ
30 仮クランプ
31 クランプ部
32 モータ駆動部
40 巻線アーム
41 アーム本体
42 プーリ
43 テンション付加機構
43a 板状部材
43b エアーシリンダ
44 アーム駆動機構
50、50A、50B 巻線フック
51 フック本体
51a 引っ掛け部
51b 回転規制用ピン
51c ピン
52 ホルダ
52a、52b 溝
53 ホルダカバー
54 バネ
60 ワイヤガイド部
61 ローラ
62 支持板
63 ガイド管
100 トロイダル巻線装置
C コア
S ワイヤ

Claims (5)

  1. リング状のコアを該コアの中心軸が上下方向を向くように保持する第1のコア保持手段と、
    前記第1のコア保持手段が取り付けられており、巻線時に前記コアの中心軸を回転軸として前記コアと前記第1のコア保持手段とを共に所定角度ずつ回転させる線送り手段と、
    前記線送り手段が予め設定された角度に回転した際に、前記第1のコア保持手段から前記コアを受け取り、前記第1のコア保持手段が初期位置に復帰するまで一時的に保持する第2のコア保持手段と、
    前記コアに挿通されるワイヤを前記コアの下方から引っ掛けて上方へ引き上げ、前記コアの外周面に巻き付ける巻線アームと、
    前記コアの下方に配置され、前記コアの中央部に挿通して前記巻線アームにより前記コアの上方に引き上げされたワイヤを引っ掛けて下方へ引き込む巻線フックとを備えていることを特徴とするトロイダル巻線装置。
  2. 前記巻線フックは、先鋭端を有すると共に、ワイヤを下方へ引っ掛ける引っ掛け部を有するフック本体と、前記フック本体が取り付けられ、上下移動可能なホルダと、前記フック本体を前記ホルダに取り付けるホルダカバーとを備え、
    前記フック本体は、その中心線を軸に所定角度内で回動可能に前記ホルダに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル巻線装置。
  3. 前記巻線フックは、前記フック本体を下方へ付勢するバネをさらに備え、前記フック本体は、前記ホルダに対して軸方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のトロイダル巻線装置。
  4. 前記巻線アームは、前記ワイヤを引っ掛けるプーリと、該ワイヤを前記コアの外周に巻き付ける際に前記プーリが引っ掛けたワイヤに所定のテンションを付加するテンション付加手段とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載のトロイダル巻線装置。
  5. 前記テンション付加手段は、水平移動可能な板状部材を有し、該板状部材と前記プーリとの間の距離を変更することで、前記ワイヤに所定のテンションを付加するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のトロイダル巻線装置。
JP2013179765A 2013-08-30 2013-08-30 トロイダル巻線装置 Active JP6045460B2 (ja)

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