JP6362322B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成されたシートを装置内に一時的に収容するシート収容部を有する画像形成装置に関するものである。
従来、複写機等の画像形成装置においては、プリントは早くしつつもその画像形成されたシートを露出させないようにするため、シートを装置内に一時的に収容するシート収容部を備えたものがある。
特許文献1には、装置本体の上面に設けられた複数のユーザーが共同して使用する通常の排出トレイとは別に、装置内に複数のシート収容部を備えた画像形成装置が記載されている。この画像形成装置では、ユーザー毎に異なるシート収容部へシートを振り分ける。シートを取り出す際には、ユーザーが画像形成装置に対して排出を指示することで、排出を指示したユーザーに対応するシート収容部からシートを取り出すことができる。これによりユーザーは、自分のシートと他人のシートが混載した排出トレイから自分のシートを探す手間が無くなる。
特開平7−125909号公報
ところで、特許文献1に記載された画像形成装置には、シート収容部に収容されたシートを外部に排出するための開口部と、開口部から排出されたシートを積載するための専用の排出トレイが設けられている。しかし、専用の排出トレイを別途設ける構成では、装置の大型化やコストアップになる。これに対して、専用の排出トレイを設けずに、開口部からシートの一部を外部に露出させる構成が考えられる。この構成であれば専用の排出トレイが無いので、装置の大型化やコストアップを防ぐことができる。
ここで、ユーザーがシートを取り出しやすくするために、シートが開口部から外部に露出する長さ、すなわち露出量を大きくすると、露出したシートの一部が大きく屈曲してしまうおそれがある。その結果、逆にユーザーがシートを取り出しにくくなる
本発明の目的は、開口部から露出したシートの屈曲を低減する画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
開口部が形成された装置本体と、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容し、鉛直方向に並んだ複数のシート収容部と、前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出するまで前記シートを移動させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、種類の異なる第1のシートと第2のシートを前記開口部から重ねて露出させる場合であって前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部が異なる場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの種類と、前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部の位置に応じて、前記第1のシートと前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さである露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
開口部が形成された装置本体と、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容するシート収容部と、前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出するまで前記シートを移動させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、種類の異なる第1のシートと第2のシートを前記開口部から重ねて露出させる場合であって、前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部が同じ場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの種類と、前記第1のシートと前記第2のシートが前記シート収容部に収容された順番に応じて、前記第1のシートと前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さである露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
開口部が形成された装置本体と、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容するシート収容部と、前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出した露出状態で前記シートを停止させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、前記シート移動手段は、前記露出状態において、鉛直方向の最も下方にあるシートが前記開口部と接触している位置に対して、前記最も下方にあるシートの先端が垂れ下がっている長さである垂れ下がり量が所定の閾値をこえないように、前記シートの種類に応じて前記シートを移動させることを特徴とする。
本発明によれば、開口部から露出したシートの屈曲を低減する画像形成装置を提供することができる。
本発明の全ての実施例における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の全ての実施例におけるシート収容装置の構成を示す図である。 本発明の全ての実施例におけるシート収容部の斜視図である。 本発明の全ての実施例における画像形成装置の制御部と機能構成を示すブロック図である。 本発明の全ての実施例におけるシート収容装置制御部の詳細図である。 本発明の全ての実施例におけるシート露出時のシート収容装置の様子を示す図である。 本発明の全ての実施例におけるシート露出時の画像形成装置の斜視図である。 露出させるシートの坪量と許容露出量の関係を示す表である。 許容露出量の定義を説明する図である。 本発明の第1の実施例における制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例を適用した具体例を示す図である。 異なる坪量を持つシートを重ねて露出させた際の許容露出量を示す表である。 露出させるシートのサイズと許容露出量の関係を示す表である。 本発明の第2の実施例における制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例を適用した具体例を示す図である。 異なるサイズを持つシートを重ねて露出させた際の許容露出量を示す表である。 本発明の変形例における画像形成装置の制御部と機能構成を示すブロック図である。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。実施例1では、シートの坪量に応じてシートが開口部から外部に露出する長さを変更する制御について説明する。なお、坪量とは、1平方メートル当たりの重量(単位g/m)である。
(画像形成装置の構成図)
図1は、本発明の第1の実施例に係るシート収容部を備えた画像形成装置の構成を示した図である。なお、本実施例ではレーザビームプリンタの例を示す。
画像形成装置100には、画像形成部101と、紙等のシートSを画像形成部101に供給するシート供給部102と、シートSに形成された画像を定着する定着部103と、シート排出部104が設けられている。また、画像形成されたシートSを装置内に一時的に収容する複数のシート収容部201〜203を有するシート収容装置200が画像形成部101の上方に設けられている。さらに画像形成装置100には、画像形成されたシートSをシート収容装置200へ搬送するシート搬送部105が設けられている。
画像形成部101は、図1中で時計回りに回転する感光ドラム111と、感光ドラム111の表面を帯電する帯電ローラ112と、感光ドラムに光を照射して静電潜像を形成する露光装置113を有している。さらに画像形成部101は、静電潜像にトナーを載せて、感光ドラム上にトナー像を形成する現像装置114と、トナー像を搬送されてきたシートSに転写する転写ローラ115を有している。画像形成部101は、このような画像形成プロセスによってシートS上にトナー像を形成する。さらに定着部103は、定着ローラ116と、定着ローラ116に下方から当接させた加圧ローラ117と、定着排出ローラ118を有しており、シートSに転写されたトナー像をシートS上に定着させる。
シート供給部102は、画像形成に用いられるシートSが複数枚、積層状態で収納されている供給カセット106と、供給ローラ107と、搬送ガイド109と、レジストレーションローラ110を有している。シート排出部104は、第1の切り換え部材120と、搬送ローラ121と、排出ガイド122と、排出ローラ123と、排出トレイ124を有している。第1の切り換え部材120は、画像形成後のシートSをシート収容装置200に向かわせる図1の実線で示した位置と、排出トレイ124に排出する破線で示した位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。排出トレイ124は画像形成装置100の上面に設けられており、複数のユーザーが共同して使用することができる。排出トレイ124には画像が形成された面(表面)が下向きの状態(フェイスダウン)でシートが排出される。
シート搬送部105は、シートSの搬送先を切り換えるための第2の切り換え部材133、第3の切り換え部材134、そして各シート収容部へとシートSをガイドする搬送ガイド128〜132を有している。第2の切り換え部材133と第3の切り換え部材134は、図1中の実線の位置と破線の位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。例えば、第1のシート収容部201にシートSを搬送する場合には、図1中の実線にて示された位置に第2の切り換え部材133と第3の切り換え部材134をそれぞれ位置させる。シートSは、搬送ガイド128から、搬送ガイド129、130の順に通過して、第1のシート収容部201に搬送される。また、第2のシート収容部202にシートSを搬送する場合には、第3の切換え部材134のみを破線にて示された位置に切換える。この場合、シートSは、搬送ガイド128、129、131の順に通過して、第2のシート収容部202に搬送される。なお、排出トレイ124と同様に、各シート収容部にもシートはフェイスダウンの状態で収容される。
(シート収容装置の構成図)
図2は、シート収容装置200の構成を示した図である。本実施例のシート収容装置においては、複数段のシート収容部が上下に積み重ねられて配置されている。それぞれのシート収容部の構成は同じであり、ここでは、第1のシート収容部201の構成について説明する。
第1のシート収容部201は、シートを搬送するための搬送ローラ211と、シートを積載し一時的に収容するための積載トレイ221と、積載トレイ221上にシートが収容されているか否かを検知するシート有無センサ231を有している。さらに第1のシート収容部201は、収容されたシートの搬送方向上流側端部(シートの後端)を押圧し、収容されたシートの先端を画像形成装置100の機外に露出させるシート移動手段241を有している。シート移動手段241はユーザーがシートを受け取れる位置までシートを移動させ、開口部250からシートを機外に露出させる。そして、移動されたシートの先端が、開口部250近傍に設置されている開口部センサ236を破線の位置まで倒すことによって、開口部センサ236はオンの状態となる。機外に露出されたシートが取り除かれて、開口部センサ236が実線の位置まで戻ると、開口部センサ236はオフの状態となる。
また、積載トレイ221は、第1のシート収容部201に収容しうる最大サイズのシートを積載した場合にも、シートの先端が開口部250から露出しないような長さに設定されている。積載トレイ221にシートが積載されて、シート有無センサ231を破線の位置まで倒すと、シート有無センサ231はオンの状態となる。シート移動手段241によりシートが移動されて、シート有無センサ231が実線の位置まで戻ると、シート有無センサ231はオフの状態となる。シート移動手段241は、第1のシート収容部201にシートが順次搬送されている場合には、実線で示されるシートの搬送/積載を邪魔しない積載位置に位置している。一方、収容されたシートを露出させる時は、シート搬送方向に沿って、開口部250に向かって移動し、破線で示されるシートを露出するための露出位置へと移動可能な構成となっている。
図3は、シート収容部201の斜視図である。図3において、シート移動手段241は、積載位置と露出位置との間の位置にある。シート移動手段241は、シート幅方向にわたって2つのシート後端押圧部241a及び241bを有している。また、シート移動手段241は、一体的にラック246を有し、ラック246はピニオン247と噛みあい、ピニオン247は図3においては不図示の駆動手段であるアクチュエータに接続されている。アクチュエータを正方向又は逆方向に駆動させることによって、シート移動手段241は積載位置と露出位置の間で往復運動することができる。
(制御部と機能構成のブロック図)
図4は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。画像形成装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、画像形成装置制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、シート収容装置制御部304を備えている。
コントローラ302は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データを受信する。受信した印刷データは、記憶領域305(例えばハードディスク等)に記憶される。コントローラ302は、記憶領域305に記憶した印刷データを展開して印刷条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、エンジン制御部303に対して印刷データから作成した印刷条件を指定する。エンジン制御部303は、コントローラ302から受信した印刷条件に従って各機構を制御する。具体的には、シート供給部102やシート排出部104を制御してシートの供給や排出を行い、画像形成部101や定着部103を制御してシートに画像形成と定着を行う。
また、コントローラ302は、記憶領域305に記憶した印刷データを展開して各シート収容部の収容条件や排出条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、シート収容装置制御部304に対して印刷データから作成した収容条件や排出条件を指定する。シート収容装置制御部304は、コントローラ302から受信した収容条件や排出条件に従って各機構を制御する。具体的には、シート搬送部105を制御して画像形成されたシートを各シート収容部へ搬送し、シート移動手段241を含むシート収容装置200を制御して各シート収容部に収容されたシートを開口部250まで移動させる。また、操作部コントローラ306は、ユーザーが操作部307にて各種設定や、排出指示を行ったものをコントローラ302に通知する制御を行う。
(シート収容装置制御部の詳細)
図5は、本実施例におけるシート収容装置制御部304の詳細図である。シート収容装置制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段を介してコントローラ302と通信する。シリアル通信手段は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。
シート収容装置200にシートを収容する際の制御について説明する。外部機器300を通じて印刷データ352がコントローラ302に通知されると、コントローラ302は記憶領域305に印刷データ352を一旦記憶する。その後、コントローラ302は記憶した印刷データ352を展開し、シリアル通信手段を介して搬入予告信号353、収容先信号354といった信号をCPU350に通知する。CPU350は通知された信号をもとに後述する各アクチュエータを制御し、印刷したシートを各シート収容部へ搬送する。
次に、シート収容装置200からシートを露出させる際の制御について説明する。ユーザーが外部機器300又は操作部307にてシート収容部に収容されたシートの排出指示を出すと、排出指示信号357がコントローラ302に通知される。コントローラ302は排出するシート収容部を決定した後、シリアル通信手段を介してCPU350に排出指示信号357を通知し、該当するシート収容部の排出を指示する。CPU350は通知されたシート収容部のシートを開口部250に露出させるように後述する各アクチュエータを制御する。
次にCPU350に接続される各アクチュエータについて説明する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ358が接続される。モータドライバ358は搬送モータ359を駆動する。搬送モータ359が回転することにより、搬送ローラ211、212、213が回転し、シートを各シート収容部へ搬送する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ360が接続される。モータドライバ360は排出モータ361を駆動する。排出モータ361をCW方向に回転させると、第1のシート収容部201のシート移動手段241は露出位置へ移動し、開口部250からシートを外部に露出する。排出モータ361をCCW方向に回転させると、第1のシート収容部のシート移動手段241は積載位置へ移動する。また同様に、CPU350の出力端子には、モータドライバ362、364が接続されており、それぞれ排出モータ363、365を駆動する。排出モータ363は第2のシート収容部202のシート移動手段242を制御し、排出モータ365は第3のシート収容部203のシート移動手段243を制御する。
シート有無センサ231は、プルアップ抵抗366を使用し、バッファ367を介して第1のシート収容部201にシートが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。また同様に、シート有無センサ232は第2のシート収容部202にシートが収容されているか否かの情報をCPU350に入力し、シート有無センサ233は第3のシート収容部203にシートが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。
開口部センサ236は、プルアップ抵抗375を使用し、バッファ376を介して開口部250にシートが露出されているか否かの情報をCPU350に入力する。
CPU350の出力端子には、第2の切り換え部材133を切り替えるアクチュエータが接続される。アクチュエータがONの状態では、シートが搬送ガイド129の方向に搬送されるように第2の切り換え部材133が切り換わる。アクチュエータがOFFの状態では、シートが搬送ガイド132の方向に搬送されるように第2の切り換え部材133が切り換わる。また、同様にCPU350の出力端子には第3の切り換え部材134を切り換えるアクチュエータが接続される。アクチュエータがONの状態ではシートを搬送ガイド130の方向に搬送するように、OFFの状態では搬送ガイド131の方向に搬送するように第3の切り換え部材134が切り換わる。
(シート収容装置の動作の説明)
次に、シート収容装置200の動作について説明する。本実施例においては、シート収容装置200にシートを収容する際、シートのジョブ番号毎に異なるシート収容部へシートを振り分ける。また、シート収容装置200からシートを露出させる際は、シートの排出指示を出したユーザーのシートを開口部250に露出させる。本実施例においては上記の通り、各シート収容部にそれぞれのシート移動手段241〜243を駆動する個別のアクチュエータが設けられている。したがって、複数のシート収容部に同じユーザーのシートが収容されている場合にも、それぞれのアクチュエータを駆動させることで、ユーザーがまとめてシートを受け取ることが可能である。また、シートのジョブ番号やシートの印刷を指示したユーザーの情報等はコントローラ302に設けられた記憶領域305に記憶されている。
図6は、シート収容装置200の動作例を示す図である。図6(a)において、シート収容部201にはユーザーAのシートが収容されており、シート収容部202と203にはユーザーBのシートが収容されている。シート収容部202には、ユーザーBが印刷を指示したシートの内、ジョブ番号1のシートが収容されており、シート収容部203にはジョブ番号2のシートが収容されている。図6(b)において、ユーザーBのシートの排出指示が出されると、シート収容部202と203のシート移動手段が露出位置に移動し、シートの束Bを開口部250から露出させる。
図7に、このときの画像形成装置100の斜視図を示す。排出トレイ124には複数のユーザーによって印刷されたシートの束Jが積載されており、開口部250からはシート収容部202と203から露出されたシート束Bの下流側端部B2が露出している。ユーザーは、この機外に露出した下流側端部B2を掴んで引き抜くことでシート束Bを受け取ることができる。
(露出量を変更する制御の説明)
以上、説明した画像形成装置において、本発明の特徴的な制御について説明する。本実施例では、シートの坪量に応じてシートが開口部250から外部に露出する長さ、すなわち露出量を変更する。
まずはシートの坪量と露出量の関係を調べるために実験を行った。この結果を図8に示す。図8はシートの坪量が異なるシートをそれぞれ開口部250から露出させた際の許容露出量を示した表である。使用したシートは薄紙、普通紙、厚紙の3種類で、シートのサイズはどれも同じである。また、図8における許容露出量とは、シートを10枚重ねた状態で露出させて、その露出させたシートの束の垂れ下がり量が1cmとなった時の露出量である。ここで、シートの束の垂れ下がり量は、露出している10枚のシートの内、鉛直方向において最も下に位置するシートSUに基づいて決定される。鉛直方向において、シートSUが開口部250と接触している位置に対して、シートSUの先端が垂れ下がっている長さを垂れ下がり量と定義する。この様子を図9に示す。この1cmという値は一例であって、シートの取り出しやすさという観点で許容される最大の垂れ下がり量が設定される。
図8の結果を見ると、坪量の大きいシートほど許容露出量が大きくなっている。これは坪量が大きいシートほどコシが強いため、シートの屈曲する量が小さくなるからである。この結果を踏まえて、本実施例では、許容露出量をこえない範囲でシートの坪量に応じた露出量を設定する。シートの坪量が75g未満の薄紙の場合は露出量を「小」、75g以上130g未満の普通紙の場合は露出量を「中」、130g以上の厚紙である場合は露出量を「大」に設定する。ここで、露出量「小」は30mm、「中」は50mm、「大」は70mmと定義する。この露出量であれば、垂れ下がり量1mm未満になり、ユーザーにとって取りやすい状態になる。ただし、このとき、シートの重心が開口部250を超えないように、シートの露出量が設定されるのが望ましい。なぜならば、シートの重心が開口部250を超える位置まで押し出されると、ユーザーが受け取る前にシートが開口部250から滑り落ちてしまうからである。
次に、本実施例のフローチャートと具体例について図10と図11を用いて説明する。なお、図10のフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302が記憶領域305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
図10において、ユーザーが外部機器300又は操作部307にてシート収容部に収容されたシートの排出指示を出すと、排出指示信号357がコントローラ302に通知される(S401)。排出指示信号357を受信すると、コントローラ302は排出するシート収容部を決定する(S402)。続いて、コントローラ302は排出するシート収容部に収容されたシートの坪量の情報を取得する(S403)。ここでシートの坪量の情報は、外部機器300又は操作部307にてユーザーが入力する、又は坪量を検知するためのメディアセンサを装置に設けることで得られる。坪量を検知するためのメディアセンサとしては、超音波センサ(不図示)が知られている。超音波センサは超音波をシートに照射し、シートを介して減衰した超音波を受信することでシートの坪量を検知することができる。また、坪量ではなくシートの厚みを検知するメディアセンサとして、シートに光を照射して、シートを透過した光量を検知するセンサでも代用することができる。そして得られた情報は記憶領域305に記憶されているものとし、コントローラ302はこの記憶領域305から情報を読み出すことで坪量又は厚みの情報を取得することができる。シートの坪量又は厚みの情報は、図10のフローチャートが実行されるまでの間に記憶領域305に記憶されているものとする。次に、コントローラ302は排出するシート収容部が1つであるか又は複数であるかを判断する(S404)。排出するシート収容部が1つである場合、コントローラ302は取得した情報に応じた露出量を設定し(S407)、設定した露出量で排出対象である1つのシート収容部の排出を指示する(S408)。
図11(a)から(c)は、排出するシート収容部が1つである場合の具体例を示した図である。
図11(a)において、シート収容装置200は3つのシート収容部を有している。シート収容部201にはユーザーAが印刷を指示した薄紙のシートが収容されている。シート収容部202にはユーザーBが印刷を指示した薄紙のシートが収容されている。シート収容部203にはユーザーBが印刷を指示した厚紙のシートが収容されている。
図11(b)は、図11(a)の状態においてユーザーAが排出指示を出し、シート収容部201のシートが外部に露出された状態を示している。シート収容部201には薄紙のシートが収容されていたので、シート移動手段241はシートの後端を停止位置1まで押し出し、開口部250からシートを露出量「小」で露出させている。
図11(c)は、シート収容部201のシートを露出後、シートがユーザーAに引き抜かれた後の状態を示している。開口部センサ236がオンの状態からオフの状態に変わることによってシートが引き抜かれたことを検知すると、シート移動手段241は露出位置から積載位置へと移動する。さらに、シート有無センサ231がシート収容部201にシートが収容されていないことを検知することで、シート収容部201は新たなシートを収容可能な状態となる。
(排出するシート収容部が複数である場合)
次に、排出するシート収容部が複数である場合について説明する。本実施例の画像形成装置においては、既に説明した通り、複数のシート収容部に収容されたシートを開口部250から露出させる場合、シートを重ねて露出させている。そして、重ねて露出されたシート束の中に坪量の異なるシートが含まれている場合は、許容露出量が変動することがある。これについて検証するため、実験を行った結果を図12に示す。図12は、2つの坪量の異なるシートを重ねて露出させた場合の許容露出量を示している。シートの枚数は合計10枚となるように、上段に位置するシート収容部から5枚、下段に位置するシート収容部から5枚のシートをそれぞれ露出させている。
図12の結果を見ると、上段のシート収容部に収容された薄紙5枚、下段のシート収容部に収容された厚紙5枚を重ねた合計10枚のシート束の許容露出量は87mmであった。これは、図8に示した薄紙10枚の許容露出量よりも27mm大きく、厚紙10枚の許容露出量よりも8mm小さい値である。このように、薄紙10枚の場合よりも許容露出量が大きくなった理由は、開口部250から露出した際にコシの強い下段の厚紙が上段の薄紙の土台となり、上段の薄紙の屈曲を抑制していたためである。反対に、下段の厚紙はコシの弱い上段の薄紙から重力の方向に力を受けるので、上段が厚紙である場合よりも屈曲が発生しやすい。そのため、厚紙10枚の場合に比べて許容露出量が小さくなっている。
一方で、上段のシート収容部に収容された厚紙5枚、下段のシート収容部に収容された薄紙5枚を重ねた合計10枚のシート束の許容露出量は60mmであった。これは、図8に示した薄紙10枚の許容露出量と同じ値である。この理由は、シートのコシが弱いため、下段の薄紙が上段の厚紙よりも先に垂れ下がってしまうことにある。開口部250から露出している部分において、下段の薄紙は上段の厚紙から重力の方向に力を受ける前に自重で大きく垂れ下がる。そのため、薄紙だけを露出している状況と変わりなくなり、許容露出量も同じ値になっている。
以上の結果を踏まえて、本実施例では、許容露出量をこえない範囲でシートの坪量とシート収容部の相対的な位置関係に応じた露出量を設定する。上段のシート収容部に収容されたシートの坪量が下段のシート収容部に収容されたシートの坪量よりも小さい場合、下段のシートに対応する露出量よりも一段階小さい露出量に設定する。例えば、上段が薄紙で下段が厚紙である場合、設定する露出量は厚紙に対応する「大」よりも一段階小さい「中」である。一方、上段のシート収容部に収容されたシートの坪量が下段のシート収容部に収容されたシートの坪量よりも大きい場合、下段のシートに対応する露出量に設定する。例えば、上段が厚紙で下段が薄紙である場合、設定する露出量は薄紙に対応する「小」である。
次に、本実施例のフローチャートと具体例についてひきつづき図10と図11を用いて説明する。
図10において、排出するシート収容部が複数である場合は、排出するそれぞれのシートの坪量が異なるか否かを判断する(S405)。ここで、排出するそれぞれのシートの坪量が同じである場合は、排出するシート収容部が1つである場合と同様の処理を行う。一方で、排出するそれぞれのシートの坪量が異なる場合は、排出するシート収容部の相対的な位置情報を取得する(S406)。ここで相対的な位置情報とは、排出する複数のシート収容部の中で、ある特定のシート収容部が鉛直方向において上段に位置するか又は下段に位置するか等を示す情報である。コントローラ302は取得した坪量の情報と位置情報に応じた露出量を設定し(S407)、設定した露出量で排出対象である複数のシート収容部の排出を指示する(S408)。
図11(c)から(e)は、排出するシート収容部が複数である場合の具体例を示した図である。図11(f)は新たなシートを収容する際の具体例を示した図である。
図11(c)は、シート収容部201のシートを露出後、シートがユーザーAに引き抜かれた後の状態を示している。シート収容部202にはユーザーBが印刷を指示した薄紙のシートが収容されている。シート収容部203にはユーザーBが印刷を指示した厚紙のシートが収容されている。
図11(d)は、図11(c)の状態においてユーザーBが排出指示を出し、シート収容部202とシート収容部203のシートが外部に露出された状態を示している。2つのシート収容部に収容されたシートの坪量は異なり、上段のシート収容部202に収容された薄紙のシートの坪量は、下段のシート収容部203に収容された厚紙のシートの坪量よりも小さい。そのため、シート移動手段242と243はそれぞれシートの後端を停止位置2まで押し出し、開口部250からシートを厚紙に対応する露出量「大」よりも一段階小さい「中」で露出させている。
図11(e)は、シート収容部202と203のシートを露出後、シートがユーザーBに引き抜かれた後の状態を示している。開口部センサ236がオンの状態からオフの状態に変わることによってシートが引き抜かれたことを検知すると、シート移動手段242と243は露出位置から積載位置へと移動する。さらに、シート有無センサ232と233がそれぞれシート収容部202と203にシートが収容されていないことを検知することで、シート収容部202と203は新たなシートを収容可能な状態となる。
図11(f)は、新たにユーザーCが印刷を指示したシートをシート収容部201と202に収容している様子を示している。複数のシート収容部からシートを露出させる場合は、上段側に薄紙のシート、下段側に厚紙のシートが収容されていた方が全体として露出量を大きくできる。そのため、同一のユーザーが複数の印刷ジョブを指示し、それぞれのシートの坪量が異なる場合は、シートの坪量が大きい方を下段側のシート収容部に優先して収容させる。
なお、本実施例においては、シートの坪量に応じて薄紙、普通紙、厚紙と3種類にグループ分けして対応する露出量を設定していたが、坪量に応じて更に細かく露出量を設定しても良い。
また、複数のシート収容部からシートを露出させる場合、上記の方法で露出量を設定してもいいが、露出量の設定方法はその他にも考えられる。例えば、各シートの坪量に対応した露出量の平均値、または各シートの枚数に応じた重みづけ平均を計算することによって露出量を設定してもよい。
また、本実施例においては、1つのシート収容部に同じ坪量のシートが収容されることを前提としていた。しかし、1つのシート収容部に異なる坪量のシートが収容されてもよい。その場合は、排出するシート収容部が1つであったとしてもS405に進み、S406において相対的な位置情報を取得する。今回の場合、S406において取得する位置情報は、排出するシート収容部の位置情報ではなく、排出するシートの位置情報である。排出するシートの位置情報とは、排出する1つのシート収容部の中で、ある特定の坪量をもつシートが上側に位置するか又は下側に位置するか等を示す情報である。つまり、そのシート収容部に収容された順番である。そして、コントローラ302は取得した情報に応じて露出量を設定し(S407)、設定した露出量で排出を指示する(S408)。
以上説明したように、シートの坪量に応じてシートが開口部から外部に露出する長さを変更することで、シートの不要な屈曲を防止することができる。
(実施例2)
次に、実施例2では、シートのサイズに応じてシートが開口部から外部に露出する長さを変更する制御について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
まずは、シートのサイズと露出量の関係を調べるために実験を行った。この結果を図13に示す。図13はシートのサイズが異なるシートをそれぞれ開口部250から露出させた際の許容露出量を示した表である。使用したシートはA5、A4、A3の3種類で、シートの坪量はどれも同じである。また、図13における許容露出量の定義は、図8における許容露出量と同じである。
図13の結果を見ると、サイズの大きいシートほど許容露出量が大きくなっている。これはサイズが大きいシートほど積載トレイ221〜223に接触する部分のシートの面積が大きくなるため、シートの姿勢が安定するためである。この結果を踏まえて本実施例では、許容露出量をこえない範囲で、シートのサイズに応じた露出量を設定する。シートのサイズがA5などの小サイズ紙の場合は露出量を「小」、A4などの中サイズ紙の場合は露出量を「中」、A3などの大サイズ紙である場合は露出量を「大」に設定する。ここで、露出量「小」は30mm、「中」は50mm、「大」は70mmと定義する。この露出量であれば、垂れ下がり量1mm未満になり、ユーザーにとって取り易い状態になる。ただし、このとき、シートの重心が開口部250を超えないように、シートの露出量が設定されるのが望ましい。なぜならば、シートの重心が開口部250を超える位置まで押し出されると、ユーザーが受け取る前にシートが開口部250から滑り落ちてしまうからである。
次に、本実施例のフローチャートと具体例について図14と図15を用いて説明する。なお、図14のフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302が記憶領域305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
図14において、ユーザーが外部機器300又は操作部307にてシート収容部に収容されたシートの排出指示を出すと、排出指示信号357がコントローラ302に通知される(S501)。排出指示信号357を受信すると、コントローラ302は排出するシート収容部を決定する(S502)。続いて、コントローラ302は排出するシート収容部に収容されたシートのサイズの情報を取得する(S503)。ここでシートのサイズの情報は、外部機器300又は操作部307にてユーザーが入力する、又は各種センサを装置に設けることで得られる。搬送方向のシートのサイズを検知するためのセンサとしては、レジセンサ(不図示)が知られている。シートの搬送速度とレジセンサがシートを検知している時間によって、搬送方向のシートのサイズを検知することができる。そして得られた情報は記憶領域305に記憶されているものとし、コントローラ302はこの記憶領域305から情報を読み出すことでサイズの情報を取得することができる。シートのサイズの情報は、図14のフローチャートが実行されるまでの間に記憶領域305に記憶されているものとする。次に、コントローラ302は排出するシート収容部が1つであるか又は複数であるかを判断する(S504)。排出するシート収容部が1つである場合、コントローラ302は取得した情報に応じた露出量を設定し(S507)、設定した露出量で排出対象である1つのシート収容部の排出を指示する(S508)。
図15(a)から(c)は、排出するシート収容部が1つである場合の具体例を示した図である。
図15(a)において、シート収容装置200は3つのシート収容部を有している。シート収容部201にはユーザーAが印刷を指示した小サイズ紙が収容されている。シート収容部202にはユーザーBが印刷を指示した小サイズ紙が収容されている。シート収容部203にはユーザーBが印刷を指示した大サイズ紙が収容されている。
図15(b)は、図15(a)の状態においてユーザーAが排出指示を出し、シート収容部201のシートが外部に露出された状態を示している。シート収容部201には小サイズ紙が収容されていたので、シート移動手段241はシートの後端を停止位置1まで押し出し、開口部250からシートを露出量「小」で露出させている。
図15(c)は、シート収容部201のシートを露出後、シートがユーザーAに引き抜かれた後の状態を示している。開口部センサ236がオンの状態からオフの状態に変わることによってシートが引き抜かれたことを検知すると、シート移動手段241は露出位置から積載位置へと移動する。さらに、シート有無センサ231がシート収容部201にシートが収容されていないことを検知することで、シート収容部201は新たなシートを収容可能な状態となる。
(排出するシート収容部が複数である場合)
次に、排出するシート収容部が複数である場合について説明する。本実施例の画像形成装置においては、既に説明した通り、複数のシート収容部に収容されたシートを開口部250から露出させる場合、シートを重ねて露出させている。そして、重ねて露出されたシート束の中にサイズの異なるシートが含まれている場合は、許容露出量が変動することがある。これについて実験した結果を図16に示す。図16は、2つのサイズの異なるシートを重ねて露出させた場合の許容露出量を示している。シートの枚数は合計10枚となるように、上段に位置するシート収容部から5枚、下段に位置するシート収容部から5枚のシートをそれぞれ露出させている。
図16の結果を見ると、上段のシート収容部に収容された小サイズ紙5枚、下段のシート収容部に収容された大サイズ紙5枚を重ねた合計10枚のシート束の許容露出量は71mmであった。これは、図13に示した小サイズ紙10枚の許容露出量よりも16mm大きく、大サイズ紙10枚の許容露出量よりも4mm小さい値である。このように、小サイズ紙10枚の場合よりも許容露出量が大きくなった理由は、開口部250から露出した際に姿勢が安定している下段の大サイズ紙が上段の小サイズ紙の土台となり、上段の小サイズ紙の屈曲を抑制していたためである。反対に、下段の大サイズ紙は姿勢が安定していない上段の小サイズ紙から重力の方向に力を受けるので、上段が大サイズ紙である場合よりも屈曲が発生しやすい。そのため、大サイズ紙10枚の場合に比べて許容露出量が小さくなっている。
一方で、上段のシート収容部に収容された大サイズ紙5枚、下段のシート収容部に収容された小サイズ紙5枚を重ねた合計10枚のシート束の許容露出量は55mmであった。これは、図13に示した小サイズ紙10枚の許容露出量と同じ値である。この理由は、シートのサイズが小さくシートの姿勢が安定しないため、下段の小サイズ紙が上段の大サイズ紙よりも先に垂れ下がってしまうことにある。開口部250から露出している部分において、下段の小サイズ紙は上段の大サイズ紙から重力の方向に力を受ける前に自重で大きく垂れ下がる。そのため、小サイズ紙だけを露出している状況と変わりなくなり、許容露出量も同じ値になっている。
以上の結果を踏まえて、本実施例では、許容露出量をこえない範囲でシートのサイズとシート収容部の相対的な位置関係に応じた露出量を設定する。上段のシート収容部に収容されたシートのサイズが下段のシート収容部に収容されたシートのサイズよりも小さい場合、下段のシートに対応する露出量よりも一段階小さい露出量に設定する。例えば、上段が小サイズ紙で下段が大サイズ紙である場合、設定する露出量は大サイズ紙に対応する「大」よりも一段階小さい「中」である。一方、上段のシート収容部に収容されたシートのサイズが下段のシート収容部に収容されたシートのサイズよりも大きい場合、下段のシートに対応する露出量に設定する。例えば、上段が大サイズ紙で下段が小サイズ紙である場合、設定する露出量は小サイズ紙に対応する「小」である。
次に、本実施例のフローチャートと具体例についてひきつづき図14と図15を用いて説明する。
図14において、排出するシート収容部が複数である場合は、排出するそれぞれのシートのサイズが異なるか否かを判断する(S505)。ここで、排出するそれぞれのシートのサイズが同じである場合は、排出するシート収容部が1つである場合と同様の処理を行う。一方で、排出するそれぞれのシートのサイズが異なる場合は、排出するシート収容部の相対的な位置情報を取得する(S506)。ここで相対的な位置情報とは、排出する複数のシート収容部の中で、ある特定のシート収容部が鉛直方向において上段に位置するか又は下段に位置するか等を示す情報である。コントローラ302は取得したサイズの情報と位置情報に応じた露出量を設定し(S507)、設定した露出量で排出対象である複数のシート収容部の排出を指示する(S508)。
図15(c)から(e)は、排出するシート収容部が複数である場合の具体例を示した図である。図15(f)は新たなシートを収容する際の具体例を示した図である。
図15(c)は、シート収容部201のシートを露出後、シートがユーザーAに引き抜かれた後の状態を示している。シート収容部202にはユーザーBが印刷を指示した小サイズ紙が収容されている。シート収容部203にはユーザーBが印刷を指示した大サイズ紙が収容されている。
図15(d)は、図15(c)の状態においてユーザーBが排出指示を出し、シート収容部202とシート収容部203のシートが外部に露出された状態を示している。2つのシート収容部に収容されたシートのサイズは異なり、上段のシート収容部202に収容されたシートのサイズは、下段のシート収容部203に収容されたシートのサイズよりも小さい。そのため、シート移動手段242はシートの後端を停止位置2まで、シート移動手段243はシートの後端を停止位置3まで押し出し、開口部250からシートを大サイズ紙に対応する露出量「大」よりも一段階小さい「中」で露出させている。
図15(e)は、シート収容部202と203のシートを露出後、シートがユーザーBに引き抜かれた後の状態を示している。開口部センサ236がオンの状態からオフの状態に変わることによってシートが引き抜かれたことを検知すると、シート移動手段242と243は露出位置から積載位置へと移動する。さらに、シート有無センサ232と233がそれぞれシート収容部202と203にシートが収容されていないことを検知することで、シート収容部202と203は新たなシートを収容可能な状態となる。
図15(f)は、新たにユーザーCが印刷を指示したシートをシート収容部201と202に収容している様子を示している。複数のシート収容部からシートを露出させる場合は、上段側に小サイズのシート、下段側に大サイズのシートが収容されていた方が全体として露出量を大きくできる。そのため、同一のユーザーが複数の印刷ジョブを指示し、それぞれのシートのサイズが異なる場合は、シートのサイズが大きい方を下段側のシート収容部に優先して収容させる。
なお、本実施例においては、シートのサイズに応じて小サイズ紙、中サイズ紙、大サイズ紙と3種類にグループ分けして対応する露出量を設定していたが、サイズに応じて更に細かく露出量を設定しても良い。
また、複数のシート収容部からシートを露出させる場合、上記の方法で露出量を設定してもいいが、露出量の設定方法はその他にも考えられる。例えば、各シートのサイズに対応した露出量の平均値、または各シートの枚数に応じた重みづけ平均を計算することによって露出量を設定してもよい。
また、本実施例においては、1つのシート収容部に同じサイズのシートが収容されることを前提としていた。しかし、1つのシート収容部に異なるサイズのシートが収容されてもよい。その場合は、排出するシート収容部が1つであったとしてもS505に進み、S506において相対的な位置情報を取得する。今回の場合、S506において取得する位置情報は、排出するシート収容部の位置情報ではなく、排出するシートの位置情報である。排出するシートの位置情報とは、排出する1つのシート収容部の中で、ある特定のサイズをもつシートが鉛直方向において上側に位置するか又は下側に位置するか等を示す情報である。つまり、そのシート収容部に収容された順番である。そして、コントローラ302は取得した情報に応じて露出量を設定し(S507)、設定した露出量で排出を指示する(S508)。
以上説明したように、シートのサイズに応じてシートが開口部から外部に露出する長さを変更することで、シートの不要な屈曲を防止することができる。
(変形例)
上記の実施例においては、各シート収容部のシート移動手段について個別のアクチュエータを有しているため、それらを同時に駆動させることで、複数のシート収容部に収容されたシートを重ねて露出させることができる。一方で、アクチュエータをシート収容部の数よりも少ない数だけ設け、例えばクラッチ(不図示)等の駆動伝達切り替え手段を設けることで、1つのアクチュエータで複数のシート移動手段を選択的に移動させる構成としてもよい。
また、上記の実施例においては、コントローラ302に記憶領域305が設けられていた。しかし、記憶領域305はエンジン制御部303、シート収容装置制御部304に設けられていてもいいし、画像形成装置制御部301内で記憶手段として独立して設けられていてもいい。
また、上記の実施例においては、エンジン制御部303とシート収容装置制御部304を分けて構成していたが、図17のように、エンジン制御部303とシート収容装置制御部304をまとめて構成してもよい。その場合は、エンジン制御部303がシート搬送部105とシート収容装置200を制御すればよい。
また、上記の実施例においては、3つのシート収容部が設けられている構成について説明したが、シート収容部の個数は3つに限定されるものではない。装置本体が使用される環境、共同して使用するユーザーの人数あるいは装置本体のスペックに合わせて、シート収容部の個数を設定すればよい。
また、上記の実施例においては、各シート収容部の下流側でシートの搬送路が合流しており、開口部を1つだけ有する構成を説明したが、複数の開口部を別途設けてもいい。その時は、複数ある内のどれか1つの開口部に複数のシート収容部のシートを重ねて露出させる場合に上記実施例の動作を適用することができる。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもいい。
100 画像形成装置
101 画像形成部
105 シート搬送部
201、202、203 シート収容部
211、212、213 搬送ローラ
241、242、243 シート移動手段
250 開口部
302 コントローラ
303 エンジン制御部
304 シート収容装置制御部

Claims (17)

  1. 開口部が形成された装置本体と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容し、鉛直方向に並んだ複数のシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出するまで前記シートを移動させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、
    種類の異なる第1のシートと第2のシートを前記開口部から重ねて露出させる場合であって前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部が異なる場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの種類と、前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部の位置に応じて、前記第1のシートと前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さである露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 開口部が形成された装置本体と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出するまで前記シートを移動させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、
    種類の異なる第1のシートと第2のシートを前記開口部から重ねて露出させる場合であって、前記第1のシートと前記第2のシートが収容されている前記シート収容部が同じ場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの種類と、前記第1のシートと前記第2のシートが前記シート収容部に収容された順番に応じて、前記第1のシートと前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さである露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記シート移動手段は、シートの坪量に応じて、前記露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりも坪量が小さい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が前記第1のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも大きく、前記第2のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも小さくなるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりも坪量が大きい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が前記第2のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも小さく、若しくは同じになるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりも坪量が小さい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートが前記第2のシートよりも坪量が大きい場合よりも前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が大きくなるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記シート移動手段は、シートのサイズに応じて、前記露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりもサイズが小さい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が前記第1のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも大きく、前記第2のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも小さくなるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりもサイズが大きい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が前記第2のシートのみを露出させる場合の前記露出量よりも小さく、若しくは同じになるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 直方向において上側の位置にある前記第1のシートが下側の位置にある前記第2のシートよりもサイズが小さい場合、前記シート移動手段は、前記第1のシートが前記第2のシートよりもサイズが大きい場合よりも前記第1のシートと前記第2のシートの前記露出量が大きくなるように前記第1のシートと前記第2のシートを移動させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. シートの種類を検知する検知手段を有し、
    前記シート移動手段は、前記検知手段によって検知されたシートの種類に応じて、前記露出量を変更するようにシートを移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記シート移動手段は、シートの重心が前記開口部をこえないようにシートを移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 開口部が形成された装置本体と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されたシートを前記装置本体の内部に収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出した露出状態で前記シートを停止させるシート移動手段と、を有する画像形成装置において、
    前記シート移動手段は、前記露出状態において、鉛直方向の最も下方にあるシートが前記開口部と接触している位置に対して、前記最も下方にあるシートの先端が垂れ下がっている長さである垂れ下がり量が所定の閾値をこえないように、前記シートの種類に応じて前記シートを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記シート移動手段は、シートの坪量に応じて、前記垂れ下がり量が前記所定の閾値をこえないようにシートを移動させることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 第1のシートが第2のシートよりも坪量が小さい場合、前記シート移動手段は、前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さよりも前記第1のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さが小さくなるように前記第1のシートを移動させることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記シート移動手段は、シートのサイズに応じて、前記垂れ下がり量が前記所定の閾値をこえないようにシートを移動させることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  17. 第1のシートが第2のシートよりもサイズが小さい場合、前記シート移動手段は、前記第2のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さよりも前記第1のシートが前記開口部から前記装置本体の外部に露出する長さが小さくなるように前記第1のシートを移動させることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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