JP2015086055A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知する画像形成装置を提供する。【解決手段】 本発明の画像形成装置は、画像形成部と、第1と第2の収容部と、搬送手段と、開口部と、第1のシート移動手段と、第2のシート移動手段と、前記第1のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知し、前記第2のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知する第1の検知手段であって、前記第1と第2の収容部よりもシートの搬送方向において下流側に配置された第1の検知手段を有することを特徴とする。【選択図】 図11
Description
本発明は、画像が形成されたシートを装置内に一旦収容する収容部を有する画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、画像が形成されたシートを他人に見られることなく、自分のシートのみを受け取れるようにするため、シートを装置内に一旦収容する収容部を備えたものがある。
特許文献1には、装置本体の上面に設けられた複数のユーザーが共同して使用する通常の排出トレイとは別に、画像が形成されたシートを装置内に一旦収容する複数の収容部を備えた画像形成装置が記載されている。この収容部に収容されたシートは装置の外部から見ることができないようになっている。また、この画像形成装置では、複数の収容部をユーザー毎に割り当て、ユーザー毎に異なる収容部へシートを振り分ける。シートを受け取る際には、ユーザーが画像形成装置に対して排出を指示することで、排出を指示したユーザーに対応する収容部に収容されたシートが装置の外部に排出される。これによりユーザーは、画像が形成されたシートを他人に見られることなく、自分のシートのみを受け取ることができる。
ここで、特許文献1に記載された画像形成装置には、各収容部にシートが収容されているか否かを検知するセンサが設けられていた。これらのセンサの検知結果によって、画像形成装置は正しく各収容部にシートが搬送されたことを確認できる。しかし、各収容部に個別にセンサを設ける必要があるため、各収容部にセンサを配置するスペースを確保しなければならず、装置の大型化、コストアップとなっていた。
本発明の目的は、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知する画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを収容する第1と第2の収容部と、前記画像形成部から前記第1又は第2の収容部へシートを搬送する搬送手段と、前記第1又は第2の収容部に収容されたシートを外部に露出させるための開口部と、前記第1の収容部に収容されたシートの先端が前記開口部を通過して、前記シートの一部が前記開口部から外部に露出するまで前記シートを移動させる第1のシート移動手段と、前記第2の収容部に収容されたシートの先端が前記開口部を通過して、前記シートの一部が前記開口部から外部に露出するまで前記シートを移動させる第2のシート移動手段と、前記第1のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知し、前記第2のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知する第1の検知手段であって、前記第1と第2の収容部よりもシートの搬送方向において下流側に配置された第1の検知手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知する画像形成装置を提供することができる。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置の構成図)
図1は、本発明の第1の実施例に係る収容部を備えた画像形成装置の構成を示した図である。なお、本実施例では画像形成装置として、レーザビームプリンタの例を示す。
図1は、本発明の第1の実施例に係る収容部を備えた画像形成装置の構成を示した図である。なお、本実施例では画像形成装置として、レーザビームプリンタの例を示す。
画像形成装置100には、画像形成部101と、シートSを画像形成部101に供給する供給部102と、画像形成部101によって画像が形成されたシートSを排出する排出部104が設けられている。ここで、シートSには例えば、紙、OHPシート、布等が含まれる。また、画像形成されたシートSを装置内に一旦収容する複数の収容部201〜203を有する収容装置200が画像形成部101の上方に設けられている。さらに画像形成装置100には、画像形成されたシートSを収容装置200へ搬送する搬送手段105が設けられている。
画像形成部101は、図1中で時計回り(CW方向)に回転する感光ドラム111と、感光ドラム111の表面を帯電する帯電ローラ112と、感光ドラム111に光を照射して静電潜像を形成する露光装置113を有している。さらに画像形成部101は、静電潜像にトナーを付着させて、感光ドラム111にトナー像を形成する現像装置114と、搬送されてきたシートSにトナー像を転写する転写ローラ115を有している。さらに画像形成部101は、定着ローラ116と、定着ローラ116に当接した加圧ローラ117と、定着排出ローラ118を有しており、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させる。画像形成部101は、このような画像形成プロセスによってシートSにトナー像を形成する。ここで、本実施例の画像形成装置100においては、感光ドラム111、帯電ローラ112、現像装置114、トナーを収容するトナー収容部(不図示)がカートリッジCとして一体化されており、画像形成装置に対して着脱可能になっている。ユーザーはトナーがなくなると、カートリッジCを交換することができる。また、本発明はこのようなカートリッジタイプの画像形成装置100に限定されず、感光ドラム111、帯電ローラ112、現像装置114等の部材が画像形成装置100に据え付けられた構成(部材の交換が不要なタイプ)にも適用することができる。
供給部102は、画像形成に用いられるシートSが複数枚、積層状態で収納されている供給カセット106と、供給ローラ107と、搬送ガイド109と、レジストレーションローラ110を有している。
排出部104は、第1の切り換え部材120と、搬送ローラ121と、排出ガイド122と、排出ローラ123と、排出トレイ124を有している。第1の切り換え部材120は、画像形成後のシートSを収容装置200に向かわせる図1の実線で示した位置と、排出トレイ124に向かわせる破線で示した位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。排出トレイ124は画像形成装置100の上面に設けられており、複数のユーザーが共同して使用することができる。排出トレイ124には画像が形成された面(表面)が下向きの状態(フェイスダウン)でシートが排出される。
搬送手段105は、シートSの搬送先を切り換えるための第2の切り換え部材133、第3の切り換え部材134、そして各収容部201〜203へとシートSをガイドする搬送ガイド128〜132を有している。また、図1においては不図示のシート検知センサ235が搬送ガイド128に配置されている。シート検知センサ235の検知結果によって、シートSが正しく搬送ガイド128に導かれたかどうかを検知することができる。ここで、第2の切り換え部材133と第3の切り換え部材134は、図1中の実線の位置と破線の位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。例えば、第1の収容部201にシートSを搬送する場合には、図1中の実線にて示された位置に第2の切り換え部材133と第3の切り換え部材134をそれぞれ位置させる。シートSは、搬送ガイド128から、搬送ガイド129、130の順に通過して、第1の収容部201に搬送される。また、第2の収容部202にシートSを搬送する場合には、第3の切換え部材134のみを破線にて示された位置に切換える。この場合、シートSは、搬送ガイド128、129、131の順に通過して、第2の収容部202に搬送される。なお、排出トレイ124と同様に、各収容部201〜203にもシートSはフェイスダウンの状態で収容される。
(収容装置の構成図)
図2は、収容装置200の構成を示した図である。本実施例の収容装置200においては、複数段の収容部201〜203が鉛直方向に積み重ねられて配置されている。それぞれの収容部の構成は同じであり、ここでは、第1の収容部201の構成について説明する。また、図2において搬送ガイド128にはシート検知センサ235が配置されている。シート検知センサ235は搬送ガイド128において搬送中のシートSを検知する。
図2は、収容装置200の構成を示した図である。本実施例の収容装置200においては、複数段の収容部201〜203が鉛直方向に積み重ねられて配置されている。それぞれの収容部の構成は同じであり、ここでは、第1の収容部201の構成について説明する。また、図2において搬送ガイド128にはシート検知センサ235が配置されている。シート検知センサ235は搬送ガイド128において搬送中のシートSを検知する。
第1の収容部201は、シートSを搬送するための搬送ローラ211と、シートSを積載し一旦収容するための積載トレイ221を有している。さらに収容部201は、収容されたシートSの後端(シートSの搬送方向の上流側の端部)を押圧し、収容されたシートSの一部を装置100の外部に露出させるシート移動手段241を有している。シート移動手段241はユーザーがシートSを受け取ることができる位置まで、すなわち、シートSの先端(シートSの搬送方向の下流側の端部)が開口部250を通過するまで、シートSを移動させる。これにより、シートSを装置100の外部に所定の長さの分、露出させることができる。なお、シートSを装置100の外部に露出させる所定の長さは、本実施例では30mmに設定している。この所定の長さは一例であり、ユーザーが露出したシートSを掴むことができ、かつ、シートSが大きくたわまないような長さに設定すればよい。
また、積載トレイ221は、第1の収容部201に収容しうる最大サイズのシートSを積載した場合にも、シートSの先端が開口部250から露出しないような長さに設定されている。また、移動されたシートSの先端が、開口部250付近に設置されている開口部センサ236を破線の位置まで倒すことによって、開口部センサ236はオンの状態となる。装置外に露出されたシートSが取り除かれて、開口部センサ236が実線の位置まで戻ると、開口部センサ236はオフの状態となる。ここで、開口部センサ236がオンの状態となった瞬間では、シートSの先端はまだ開口部250から露出していないものとする。また、図2に示すように、各収容部201〜203の下流側でシートの搬送路は合流している。そして、開口部センサ236は搬送路が合流する地点に設けられている。
図3は、収容部201の斜視図である。シート移動手段241は、シートSの幅方向(シートSの搬送方向と直交する方向)にわたって2つのシート後端押圧保持部241a及び241bを有している。また、シート移動手段241は、一体的にラック246を有し、ラック246はピニオン247と噛みあい、ピニオン247は図3においては不図示の駆動手段であるアクチュエータに接続されている。アクチュエータを正方向又は逆方向に駆動させることによって、シート移動手段241は矢印の方向に往復運動することができる。また、シート移動手段241は移動板248を有し、シート後端押圧保持部241a及び241b、ラック246と一体化している。
図4は、シート後端押圧保持部241aの詳細図である。シート後端押圧保持部241aは保持部260と押圧部261の2つの部材から構成されている。押圧部261は移動板248に固定されている。保持部260は軸262を中心に押圧部261に対して回転することができ、収容されたシートSの後端を押圧して保持することができる。また、保持部260を動作させる駆動手段であるソレノイド271が移動板248に固定されている。そのため、ソレノイド271はシート移動手段241と一体となって図3の矢印の方向に移動する。図4の(a)はソレノイド271がOFFの状態を示している。保持部260は不図示のバネの力によって、図4の(a)の矢印の方向に付勢されている。保持部260のこの位置を保持位置とする。図4の(b)はソレノイド271がONの状態を示している。ソレノイド271をONにすると、保持部260の突起部263がソレノイド271によって押されて、保持部260が図4における反時計回りの方向に回転する。保持部260のこの位置を待避位置とする。ソレノイド271を制御し、保持部260を待避位置から保持位置へと移動させることによって、シートSの後端を押圧して保持することができる。また、移動板248において、突起部263が動く範囲には穴が開いている。
(制御部と機能構成のブロック図)
図5は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。画像形成装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、画像形成装置制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、収容装置制御部304を備えている。
図5は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。画像形成装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、画像形成装置制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、収容装置制御部304を備えている。
コントローラ302は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データ352を受信し、受信した印刷データ352を、メモリ305(例えば、RAM等)に記憶する。コントローラ302は、メモリ305に記憶した印刷データ352を解析して印刷条件を作成する。印刷条件とは、例えば、シートSの供給枚数、画像が形成されたシートSの排出先、印刷する画像濃度等を示す情報である。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、エンジン制御部303に対して印刷データ352から作成した印刷条件を指定する。エンジン制御部303は、コントローラ302から受信した印刷条件に従って各機構を制御する。具体的には、画像形成部101を制御してシートSに画像を形成し、供給部102や排出部104を制御してシートSの供給や排出を行う。
また、コントローラ302は、メモリ305に記憶した印刷データ352を解析して各収容部201〜203の収容条件や排出条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、収容装置制御部304に対して印刷データ352から作成した収容条件や排出条件を指定する。収容条件とは、画像が形成されたシートSの収容先、収容するシートSの枚数等の情報である。また、排出条件とは、開口部250からシートSを露出させるためにシート移動手段241〜243を移動させる距離等の情報である。収容装置制御部304は、コントローラ302から受信した収容条件や排出条件に従って各機構を制御する。具体的には、搬送手段105を制御して画像形成されたシートを各収容部201〜203へ搬送し、シート移動手段241を含む収容装置200を制御して各収容部201〜203に収容されたシートを開口部250まで移動させる。また、操作部コントローラ306は、ユーザーが操作部307にて各種設定や、排出指示を行ったものをコントローラ302に通知する制御を行う。また、操作部307は各種情報を表示する表示部を兼ねている。
(収容装置制御部の詳細)
図6は、本実施例における収容装置制御部304の詳細図である。収容装置制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段351を介してコントローラ302と通信する。シリアル通信手段351は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。本実施例では、以下に説明する搬入予告信号353、収容先信号354、排出指示信号357送信するための3本の信号線を有している。
図6は、本実施例における収容装置制御部304の詳細図である。収容装置制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段351を介してコントローラ302と通信する。シリアル通信手段351は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。本実施例では、以下に説明する搬入予告信号353、収容先信号354、排出指示信号357送信するための3本の信号線を有している。
収容装置200にシートSを収容する際の制御について説明する。外部機器300を通じて印刷データ352がコントローラ302に通知されると、コントローラ302はメモリ305に印刷データ352を一旦記憶する。その後、コントローラ302は記憶した印刷データ352を解析し、シリアル通信手段351を介して搬入予告信号353、収容先信号354をCPU350に通知する。CPU350は通知された信号をもとに後述する各アクチュエータを制御し、印刷したシートSを各収容部201〜203へ搬送する。
次に、収容装置200からシートSを露出させる際の制御について説明する。ユーザーが外部機器300又は操作部307にて収容部に収容されたシートSの排出を指示すると、排出指示信号357がコントローラ302に通知される。コントローラ302は排出する収容部を決定した後、シリアル通信手段351を介してCPU350に排出指示信号357を通知し、該当する収容部の排出を指示する。CPU350は通知された収容部のシートSを開口部250から装置外に露出させるように後述する各アクチュエータを制御する。
次にCPU350に接続される各アクチュエータについて説明する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ358が接続される。モータドライバ358は搬送モータ359を駆動する。搬送モータ359が回転することにより、搬送ローラ211、212、213が回転し、シートSを各収容部201〜203へ搬送する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ360が接続される。モータドライバ360は排出モータ361を駆動する。排出モータ361を時計回り(CW方向)に回転させると、第1の収容部201のシート移動手段241は開口部250に向かって移動する。排出モータ361を反時計回り(CCW方向)に回転させると、第1の収容部のシート移動手段241は開口部250とは反対の方向に向かって移動する。また同様に、CPU350の出力端子には、モータドライバ362、364が接続されており、それぞれ排出モータ363、365を駆動する。排出モータ363は第2の収容部202のシート移動手段242を制御し、排出モータ365は第3の収容部203のシート移動手段243を制御する。
開口部センサ236は、プルアップ抵抗375を使用し、バッファ376を介して開口部250から装置外にシートSが露出されているか否かの情報をCPU350に入力する。
CPU350の出力端子には、第2の切り換え部材133を切り替えるアクチュエータが接続される。アクチュエータがONの状態では、シートSが搬送ガイド129の方向に搬送されるように第2の切り換え部材133が切り換わる。アクチュエータがOFFの状態では、シートSが搬送ガイド132の方向に搬送されるように第2の切り換え部材133が切り換わる。また、同様にCPU350の出力端子には第3の切り換え部材134を切り換えるアクチュエータが接続される。アクチュエータがONの状態ではシートSを搬送ガイド130の方向に搬送するように、OFFの状態では搬送ガイド131の方向に搬送するように第3の切り換え部材134が切り換わる。
CPU350の出力端子には、ソレノイド271が接続される。ソレノイド271がONの状態では、保持部260が回転し、保持部260は待避位置へと移動する。ソレノイド271がOFFの状態では、保持部260が回転し、保持部260は保持位置へと移動する。また、同様にCPU350の出力端子には、ソレノイド272、273が接続される。ソレノイド272は第2の収容部202のシート移動手段242が備える保持部(不図示)を制御し、ソレノイド273は第3の収容部203のシート移動手段243が備える保持部(不図示)を制御する。第2の収容部202、第3の収容部203の保持部の構成は図4で説明した保持部260と同様の構成であるため説明は省略する。
(収容装置の動作の説明)
以上、説明した画像形成装置において、ユーザーは外部機器300又は操作部307から、収容装置200にシートSを一旦収容させるバッファモード、又は排出トレイ124にシートSを排出させる通常モードのどちらか一方を選択することができる。選択されたモードはメモリ305に記憶される。ユーザーがシートSの印刷を指示した時のフローチャートを図7に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図5で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
以上、説明した画像形成装置において、ユーザーは外部機器300又は操作部307から、収容装置200にシートSを一旦収容させるバッファモード、又は排出トレイ124にシートSを排出させる通常モードのどちらか一方を選択することができる。選択されたモードはメモリ305に記憶される。ユーザーがシートSの印刷を指示した時のフローチャートを図7に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図5で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、ユーザーが外部機器300を通じてシートSの印刷を指示すると、印刷データ352がコントローラ302に送信される(S401)。印刷データ352を受信すると、コントローラ302はメモリ305に記憶されている情報を参照し、バッファモードが選択されているかを確認する(S402)。バッファモードが選択されている場合、コントローラ302は収容装置200にシートSを一旦収容させる(S403)。通常モードが選択されている場合、コントローラ302は排出トレイ124にシートSを排出させる(S404)。以上で本フローチャートの制御は終了する。また、図7のフローチャートにおいては、予めユーザーがモードを選択する構成を前提としていたがこれに限定されない。例えば、ユーザーが印刷を指示する度にどちらのモードで排出させるかを決定する構成であってもよい。
次に、S403における収容装置200の動作について説明する。本実施例においては、収容装置200にシートSを収容する際、シートSのジョブ番号毎に異なる収容部へシートSを振り分ける。また、収容装置200からシートSを露出させる際は、シートSの排出を指示したユーザーのシートSを開口部250から装置外に露出させる。ユーザーは外部機器300又は操作部307に、予め設定しておいたパスワードを入力することによって排出指示を出すことができる。または、操作部307に設けられたIDカード読み取り部(不図示)に自分のIDカードを読み取らせ、ユーザー認証を行うことによって排出指示を出すこともできる。本実施例においては上記の通り、各収容部201〜203にそれぞれのシート移動手段241〜243を駆動する個別のアクチュエータが設けられている。したがって、複数の収容部に同じユーザーのシートSが収容されている場合にも、それぞれのアクチュエータを駆動させることで、ユーザーがまとめてシートSを受け取ることが可能である。また、シートSのジョブ番号やシートSの印刷を指示したユーザーの情報等はコントローラ302に設けられたメモリ305に記憶されている。コントローラ302はユーザーが排出を指示するのに応じて、メモリ305を参照して排出対象のシートSを特定して収容装置200に対して排出を指示する。
図8は、収容装置200の動作例を示す図である。図8の(a)において、収容部201にはユーザーAのシートSが収容されており、収容部202と203にはユーザーBのシートSが収容されている。収容部202には、ユーザーBが印刷を指示したシートの内、ジョブ番号1のシートSが収容されており、収容部203にはジョブ番号2のシートSが収容されている。図8の(b)において、ユーザーBのシートSの排出が指示されると、収容部202と203のシート移動手段242及び243が開口部250に向かって移動し、シートの束SBを開口部250から露出させる。
図9に、このときの画像形成装置100の斜視図を示す。排出トレイ124には複数のユーザーによって印刷されたシートの束SJが積載されており、開口部250からは収容部202と203から露出されたシートの束SBの先端SB2が露出している。ユーザーは、この装置外に露出した先端SB2を掴んで引き抜くことでシートの束SBを受け取ることができる。
また、ユーザーが1つの収容部に収容できる枚数よりも多くのシートSを収容する指示を出した場合は、同じジョブ番号であっても異なる収容部へシートSを振り分ける。例えば、図8の(a)において、収容部202と203にはジョブ番号の異なるユーザーBのシートSがそれぞれ収容されているが、ジョブ番号1のシート枚数が収容部202の上限枚数よりも多い場合、収容部203にもジョブ番号1のシートSを振り分ける。ただし、このとき収容部203には他のシートSが収容されていないことが前提である。他のシートとは、異なるジョブ番号をもつシート、異なるユーザーのシートなどがあてはまる。
ここで、収容装置200はシートSを搬送するための搬送口(不図示)と収容したシートSを露出させるための開口部250を除いて、周囲を囲まれている。そして、収容装置200の周囲を囲む部材は不透明な材質でできている。従って、各収容部201〜203に収容されている状態では、各収容部のシートSに印刷された情報はユーザーには見ることができない。これによって、ユーザーは自分のシートSに印刷された情報を他のユーザーに見られることがなくなり、情報の機密性を高めることができる。
一方、情報の機密性を高めるという意味では、IDカード等によってユーザー認証を行った後に画像形成を開始する画像形成装置が存在する。しかし、このような装置と比べて本実施例の画像形成装置100は、既に画像が形成されたシートSを各収容部201〜203から露出させる動作だけでよい。従って、ユーザー認証を行った後、画像が形成される時間を待つことなく素早くシートSを取り出すことができる。
さらに、ユーザーが画像形成装置100に対して排出を指示すると、自分のシートのみを取り出すことができる。これにより、ユーザーは自分のシートと他人のシートが混載した排出トレイ124から自分のシートを探す手間が無くなる。
(シート移動手段の動作の説明)
以上、説明した画像形成装置100において、本発明の特徴的な制御であるシート移動手段241の動作制御について図10を用いて説明する。図10の(a)乃至(d)はシート移動手段241の移動状態を説明するための図である。図10の(a)はシート移動手段241のシート後端押圧保持部241aのうち押圧部261のみを図示している。図10の(b)乃至(d)は押圧部261と保持部260を図示している。なお、シート移動手段242、243も同様の動作をする。
以上、説明した画像形成装置100において、本発明の特徴的な制御であるシート移動手段241の動作制御について図10を用いて説明する。図10の(a)乃至(d)はシート移動手段241の移動状態を説明するための図である。図10の(a)はシート移動手段241のシート後端押圧保持部241aのうち押圧部261のみを図示している。図10の(b)乃至(d)は押圧部261と保持部260を図示している。なお、シート移動手段242、243も同様の動作をする。
本実施例のシート移動手段241は、収容部201にシートSが収容されているか否かを検知するため、複数の停止位置をもつ。図10の(a)において、搬送ローラ211によって収容部201にシートSが順次搬送されている場合、押圧部261はシートSの搬送/積載を邪魔しない第1の位置(以下、積載位置と呼ぶ)に移動する。一方、収容されたシートSを装置外に露出させる場合、押圧部261はシートSの搬送方向に沿って、開口部250に向かって移動する。そして、シートSを露出させるための第2の位置(以下、露出位置と呼ぶ)に移動する。押圧部261は矢印の方向に沿って、積載位置と露出位置の間を往復移動することができる。また、シート移動手段241が積載位置にある状態としては例えば、押圧部261が図10(a)の矢印の方向において搬送ローラ211よりも開口部250から遠い位置にある状態をさす。
さらに、本実施例においては積載位置と露出位置の間に第3の位置を設けている。第3の位置は、収容部201にシートSが収容されているか否かを検知するための位置である。図10の(b)において、押圧部261が積載位置から第3の停止位置に移動すると、収容されたシートSの先端が開口部センサ236を倒し、開口部センサ236がオフの状態からオンの状態に切り換わる。これにより、収容部201にシートSが収容されていることを検知できる。この第3の位置は、画像形成装置100がサポートする最小サイズのシートの先端を開口部センサ236が検知できる位置に設定されている。
次に保持部260は待避位置から保持位置に移動し、収容されたシートSの後端を押圧して保持する。図10の(c)に示すように、押圧部261は次のシートSが搬送されるのに備えて、保持部260で収容されたシートSの後端を押圧して保持しながら積載位置へと移動する。これにより、収容されたシートSは再び装置の内部に引き戻され、開口部センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わる。図10の(d)において、押圧部261が積載位置まで戻ると、保持部260は待避位置に移動し、次のシートSを収容することができる状態となる。以上の動作で、収容部201にシートSが収容されているか否かを開口部センサ236によって判断することができる。また、収容部202と203についても同様である。
次に、この検知動作に関するフローチャートを図11に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図5で説明したコントローラ302がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。図11は、収容装置200にシートSが搬送されるバッファモードが選択されていることを前提としている。また、図11において収容装置200へシートSの搬送が開始される前の状態では、押圧部は積載位置に、保持部は待避位置にあるものとする。
まず、コントローラ302は画像が形成されたシートSが収容装置200へ搬送されたかを判断するため、搬送ガイド128に設けられたシート検知センサ235の状態を監視する。シート検知センサ235がOFFの状態からONの状態となることで、コントローラ302はシートSの先端を検知することができる。また、シート検知センサ235がONの状態からOFFの状態となることで、コントローラ302はシートSの後端を検知することができる。コントローラ302がシートSの後端を検知してから所定時間が経過した後に、コントローラ302が収容部へシートSが搬送されたかを判断する検知動作を開始する(S501)。この所定時間は収容部に収容しうる最大サイズのシートSに合わせて設定される。所定時間が経過後、収容部へシートSが正常に搬送されたかを判断するため、コントローラ302はシートSが搬送された収容部の押圧部を第3の位置に移動させる(S502)。次に、コントローラ302は開口部センサ236の状態を監視し(S503)、開口部センサ236がONの状態となれば収容部にシートSが収容されていると判断する(S504)。このとき、コントローラ302は該当する収容部にシートSが収容されている旨の情報をメモリ305に記憶する。シートSが収容されていると判断したら、コントローラ302は対応する保持部を待避位置から保持位置に移動させ、収容されたシートSの後端を押圧して保持する(S505)。そして、コントローラ302は押圧部を第3の位置から積載位置に戻すことによって、一度開口部250に向けて移動させたシートSを装置の内部に引き戻す(S506)。その後、コントローラ302は保持部を待避位置に戻し、次のシートSの搬送に備える(S507)。まだ収容部へ搬送していない残りのシートが存在する場合には、シートの搬送を継続する(S508)。一方、S503において、押圧部を第3の位置に移動させても開口部センサ236がOFFの状態のままだった場合、コントローラ302は対象の収容部にシートSが収容されていないと判断する。そして、搬送ガイド128〜132上でシートSが詰まっている(以下、ジャムという)と判断する(S509)。ジャムと判断すると、コントローラ302はシートSの搬送を中止し(S510)、操作部307にジャムが発生したことを通知するメッセージを表示する。以上で本フローチャートの制御を終了する。
なお、1つのプリントジョブで複数枚のシートSの印刷/搬送を行う場合には、上記の動作を1枚目のシートSの搬送が完了したタイミングで行ってもよいし、2枚目以降のシートSの搬送が完了したタイミングで行ってもよい。また、上記の検知動作に要する時間の分、次に収容部へ搬送されるシートSの搬送タイミングは遅らせる必要がある。検知動作に要する時間とは、押圧部を積載位置と第3の位置の間で移動させる時間、保持部を待避位置と保持位置の間で移動させる時間などを含む。
以上の制御により、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知することができる。
また、本実施例において第3の位置の場所は固定であったが、収容されるシートSの搬送方向の長さに応じて移動されたシートSの先端が開口部250から露出しない場所に変更してもよい。すなわち、開口部センサ236がシートSを検知した時点で、シートSの先端は開口部250を通過していないようにする。シートSの搬送方向の長さは、例えば、搬送ガイド128上に設けられたシート検知センサ235を用いて、シートSの搬送速度とセンサ235がシートSを検知している時間に基づいて検知することができる。また、ユーザーが操作部307から搬送方向の長さに関する情報を入力することによっても取得することができる。これによって、検知動作を行っている時にユーザーが誤って露出されたシートSを取り出してしまうことがなくなる。
なお、本実施例のS501において、コントローラ302がシートSの後端を検知してから、シートSが収容部に収容されたかを判断する検知動作を開始するまでの所定時間は固定であった。しかし、これに限定されず、搬送されるシートSの搬送方向のサイズに応じてこの時間を変更してもよい。これにより、検知動作を開始するまでの時間を短縮することができ、収容部にシートSが収容されているか否かを素早く検知することができる。
(実施例2)
実施例1では、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知する構成について説明した。本実施例では、実施例1の検知動作をより短い時間で完了する構成について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
実施例1では、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知する構成について説明した。本実施例では、実施例1の検知動作をより短い時間で完了する構成について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
本発明の特徴的な制御であるシート移動手段241の動作制御について図12を用いて説明する。図12はシート移動手段241の移動状態を説明するための図である。図12はシート移動手段241のシート後端押圧保持部241aのうち押圧部261のみを図示している。なお、シート移動手段242、243も同様の動作をする。
本実施例のシート移動手段241は、図12の(a)に示すように、実施例1で説明した複数の停止位置に加えて、さらに第4の位置をもつ。第4の位置は第1の位置と第3の位置の間に設けられた位置である。シート移動手段241が第4の位置にある状態としては例えば、搬送ローラ211によって収容部201にシートが搬送される搬送口(不図示)付近に押圧部261がある状態をさす。本実施例においては、押圧部261が第1の位置ではなく、第4の位置にある状態でシートを搬送する。図12の(b)に示すように、押圧部261が第4の位置にある状態で、搬送ローラ211によりシートを収容部201に搬送すると、搬送されたシートは押圧部261の上面に触れた後、積載トレイ221上に収容される。シートが触れる押圧部261の上面は、凹凸がなく平らな面であることが望ましい。ここで、既に積載トレイ221に収容済みのシートをS1、搬送ローラ211により新たに搬送されるシートをS2と定義する。図12の(b)の場合、押圧部261が第1の位置にある状態でシートを搬送する図12の(c)の場合と比較し、シートS1に対するシートS2の突入角度が小さい。そのため、シートS2の先端が摩擦の影響によりシートS1を押し出してしまう可能性を低減することができる。シートS1が押し出されて開口部250から露出してしまうと、誤ってユーザーがシートS1を取り出してしまうおそれがあり、望ましくない。
本実施例のフローチャートは、シートを搬送する際に押圧部を第4の位置に移動させる点を除き、図11のフローチャートと同一である。従って、詳細な説明は省略する。
また、本実施例の検知動作に要する時間は、押圧部を第4の位置と第3の位置の間で移動させる時間、保持部を待避位置と保持位置の間で移動させる時間を含む。実施例1の場合と比較すると、押圧部を第1の位置と第4の位置の間で移動させる時間の分、検知動作に要する時間を短縮することができる。
以上の制御により、実施例1よりも短い時間で各収容部にシートが収容されているか否かを検知することができる。さらに、新たに収容部へ搬送されるシートによって、既に収容部に収容されているシートの位置がずれる可能性を低減することができる。
(実施例3)
本実施例では、画像形成装置100の電源ON時や、ジャムなどの異常処理を終了した後に、各収容部にシートが収容されているか否かを確認する初期シーケンスについて説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
本実施例では、画像形成装置100の電源ON時や、ジャムなどの異常処理を終了した後に、各収容部にシートが収容されているか否かを確認する初期シーケンスについて説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
本実施例のフローチャートを図13に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図5で説明したコントローラ302がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。図13は、収容装置200にシートSが搬送されるバッファモードが選択されていることを前提としている。また、図13において初期シーケンスが開始される前の状態では、押圧部は積載位置に、保持部は待避位置にあるものとする。
まず、コントローラ302は画像形成装置100の電源がONとなる又はジャムなどの異常処理を終了したことにより、初期シーケンスを開始するか否かを判断する(S601)。初期シーケンスを開始する場合、コントローラ302はシートSが収容されているか否かを検知する対象となる収容部を選択する(S602)。次に、コントローラ302は選択された対象の収容部の押圧部を第3の位置に移動させる(S603)。コントローラ302は開口部センサ236の状態を監視し(S604)、開口部センサ236がONの状態となれば対象の収容部にシートSが収容されていると判断する(S605)。このとき、コントローラ302は対象の収容部にシートSが収容されている旨の情報をメモリ305に記憶する。シートSが収容されていると判断したら、コントローラ302は対象の収容部に対応する保持部を待避位置から保持位置に移動させ、収容されたシートSの後端を押圧して保持する(S606)。そして、コントローラ302は押圧部を第3の位置から積載位置に戻すことによって、一度開口部250に向けて移動させたシートSを装置の内部に引き戻す(S607)。その後、コントローラ302は保持部を待避位置に戻し、次のシートSの搬送に備える(S608)。一方、S604において、押圧部を第3の位置に移動させても開口部センサ236がOFFの状態のままだった場合、コントローラ302は対象の収容部にシートSが収容されていないと判断する(S609)。このとき、コントローラ302は対象の収容部にシートSが収容されていない旨の情報をメモリ305に記憶する。その後、コントローラ302は押圧部を積載位置に戻し、次のシートSの搬送に備える(S610)。対象となる収容部にシートSが収容されているか否かを判断した後、コントローラ302は収容装置200に設けられた全ての収容部について上記の検知動作を終了したかを判断する(S611)。まだ検知していない収容部がある場合、コントローラ302はS602に戻って未検知の収容部を選択し、上記の検知動作を実行する。全ての収容部について検知動作を終了した場合は、本フローチャートの制御を終了する。
以上の制御により、電源ON時やジャム等の異常処理を終了した後に、各収容部のシート積載状態が不明な場合であっても、各収容部に個別にセンサを設けることなく、各収容部にシートが収容されているか否かを検知することができる。
(変形例)
また、上記の実施例においては、積載トレイ221とは別に移動板248を設け、積載トレイ221は移動せず移動板248が移動する構成であったが、これに限定されない。図14に示すように、移動板248を設けず、積載トレイ221そのものが矢印方向に移動する構成も可能である。このとき、小さいサイズのシートSが収容されている状態で上記の検知動作を行った時に、積載トレイ221の先端部が誤ってシートSよりも先に開口部センサ236によって検知されないように、切り欠け部249を設けてもよい。または、積載トレイ221の搬送方向におけるサイズを画像形成装置100がサポートする最小サイズのシートSよりも小さくしてもよい。
また、上記の実施例においては、積載トレイ221とは別に移動板248を設け、積載トレイ221は移動せず移動板248が移動する構成であったが、これに限定されない。図14に示すように、移動板248を設けず、積載トレイ221そのものが矢印方向に移動する構成も可能である。このとき、小さいサイズのシートSが収容されている状態で上記の検知動作を行った時に、積載トレイ221の先端部が誤ってシートSよりも先に開口部センサ236によって検知されないように、切り欠け部249を設けてもよい。または、積載トレイ221の搬送方向におけるサイズを画像形成装置100がサポートする最小サイズのシートSよりも小さくしてもよい。
また、上記の実施例においては、シート移動手段241が保持部260を有する構成について説明した。この構成では、保持部260でシートの後端を押圧して保持した状態で押圧部261が露出位置から積載位置に移動することにより、シートを装置の内部に引き戻して次のシートの搬送に備えていた。しかし、図2に示すように積載トレイ221〜223が水平方向に対して傾斜している場合は、単純に押圧部261を露出位置から積載位置に戻すだけでシートは装置の内部に移動する。従って、保持部260を設けないより簡単な構成でシートの検知動作を行える。
また、上記の実施例においては、コントローラ302が収容部にシートSが収容されているか否かを判断し、メモリ305にその結果を記憶した後で、収容部へのシートSの搬送を継続または停止させていた。しかし、単純に開口部センサ236がオンとなった場合にシートSの搬送を継続し、センサ236がオフのままだった場合にシートの搬送を停止するという制御フローにしても問題はない。
また、上記の実施例においては、各収容部のシート移動手段について個別のアクチュエータを有しているため、それらを同時に駆動させることで、複数の収容部に収容されたシートを重ねて露出させることができる。一方で、アクチュエータを収容部の数よりも少ない数だけ設け、例えばクラッチ(不図示)等の駆動伝達切り替え手段を設けることで、1つのアクチュエータで複数のシート移動手段を選択的に移動させる構成としてもよい。
また、上記の実施例においては、コントローラ302にメモリ305が設けられていた。しかし、メモリ305はエンジン制御部303、収容装置制御部304に設けられていてもよい、又は画像形成装置制御部301内で独立して設けられていてもよい。
また、上記の実施例においては、エンジン制御部303と収容装置制御部304を分けて構成していたが、エンジン制御部303と収容装置制御部304をまとめて構成してもよい。その場合は、エンジン制御部303が搬送手段105と収容装置200を制御すればよい。
また、本実施例においては、各収容部の下流側でシートの搬送路が合流しており、開口部を1つだけ有する構成を説明したが、複数の開口部を別途設けてもよい。そして、各収容部に収容されたシートをそれぞれ別の開口部から露出させる構成でもよい。その場合は各開口部について開口部センサ236を設置する必要がある。
また、上記の実施例においては、3つの収容部が設けられている構成について説明したが、収容部の個数は3つに限定されるものではない。装置本体が使用される環境、共同して使用するユーザーの人数あるいは装置本体のスペックに合わせて、収容部の個数を設定すればよい。
また、上記の実施例においては、収容装置200が画像形成装置100と一体となって構成されている例について説明した。一方で、収容装置200が画像形成装置100に対して着脱可能な状態で設けられていてもよい。その場合は、画像形成装置100に設けられた制御部が収容装置200の動作を制御してもよい。また、収容装置200に独立した制御部を設けて、画像形成装置100に設けられた制御部と通信して動作を制御してもよい。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 画像形成装置
101 画像形成部
105 搬送手段
201、202、203 収容部
241、242、243 シート移動手段
236 開口部センサ
250 開口部
101 画像形成部
105 搬送手段
201、202、203 収容部
241、242、243 シート移動手段
236 開口部センサ
250 開口部
Claims (8)
- シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成されたシートを収容する第1と第2の収容部と、
前記画像形成部から前記第1又は第2の収容部へシートを搬送する搬送手段と、
前記第1又は第2の収容部に収容されたシートを外部に露出させるための開口部と、
前記第1の収容部に収容されたシートの先端が前記開口部を通過して、前記シートの一部が前記開口部から外部に露出するまで前記シートを移動させる第1のシート移動手段と、
前記第2の収容部に収容されたシートの先端が前記開口部を通過して、前記シートの一部が前記開口部から外部に露出するまで前記シートを移動させる第2のシート移動手段と、
前記第1のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知し、前記第2のシート移動手段によって前記開口部に向けて移動されたシートを検知する第1の検知手段であって、前記第1と第2の収容部よりもシートの搬送方向において下流側に配置された第1の検知手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のシート移動手段は、前記第1の収容部に収容されたシートの後端を搬送方向に沿って押圧し、前記シートを移動させる押圧部と、前記第1の収容部に収容されたシートの後端を押圧して保持する保持部を有し、
前記第1のシート移動手段が前記開口部に向かって移動した結果、前記第1の検知手段がシートを検知した場合、前記保持部が前記シートの後端を押圧して保持し、前記押圧部が前記開口部とは反対の方向に移動することにより、前記シートの先端が前記開口部を通過して、前記シートが前記開口部から外部に露出しない状態にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記搬送手段が前記第1の収容部へ向けて複数枚のシートを搬送する場合、前記搬送手段が少なくとも1枚のシートの搬送を開始してから所定時間が経過後、前記第1のシート移動手段が前記開口部に向かって移動した結果、前記第1の検知手段がシートを検知した場合、前記搬送手段は前記第1の収容部へのシートの搬送を継続し、前記第1の検知手段がシートを検知しなかった場合、前記搬送手段は前記第1の収容部へのシートの搬送を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1のシート移動手段は、前記第1の収容部に収容されたシートの後端を搬送方向に沿って押圧し、前記シートを移動させる押圧部と、前記第1の収容部に収容されたシートの後端を押圧して保持する保持部を有し、
前記搬送手段が前記第1の収容部へのシートの搬送を継続する場合、前記保持部が前記シートの後端を押圧して保持し、前記押圧部が前記開口部とは反対の方向に移動することにより、前記シートの先端が前記開口部を通過して、前記シートが前記開口部から外部に露出しない状態にしてから、次のシートを前記第1の収容部へ搬送することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記搬送手段が前記第1の収容部へ向けて搬送しているシートを検知する第2の検知手段と、
情報を表示する表示部を有し、
前記第2の検知手段がシートを検知した後、前記第1のシート移動手段が前記開口部に向かって移動した結果、前記第1の検知手段がシートを検知しなかった場合、前記画像形成装置の内部の搬送路においてシートが詰まったことに関する情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記搬送手段によって前記第1の収容部へ向けて搬送されたシートは、前記第1の収容部に収容されたシートの後端を搬送方向に沿って押圧し、前記シートを移動させる押圧部の上面に触れた後、前記第1の収容部に収容されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1の検知手段は、前記第1の収容部から前記開口部までのシートの搬送路と、前記第2の収容部から前記開口部までのシートの搬送路が合流する地点に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1の検知手段がシートを検知した時点で、前記シートの先端は前記開口部を通過していないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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