(実施例1)
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置の構成図)
図1は、本発明の第1の実施例に係る収容部を備えた画像形成装置100の構成を示した図である。なお、本実施例では画像形成装置として、レーザビームプリンタの例を示す。
装置100は、画像形成部101と、シートSを画像形成部101に供給する供給部102と、装置本体103と、画像形成部101によって画像が形成されたシートSを排出する排出部104を有している。ここで、シートSとは画像形成部101によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート、布等が含まれる。また、装置100は、画像が形成されたシートSを一旦収容する複数のシート収容部201〜203を備えたシート収容ユニット200を有している。さらに装置100は、画像が形成されたシートSをユニット200の各収容部201〜203へ振り分けて搬送する搬送部105を有している。
画像形成部101は、図1において時計回り(CW方向)に回転する感光ドラム111と、ドラム111の表面を帯電する帯電ローラ112と、ドラム111に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニット113を有している。さらに画像形成部101は、静電潜像にトナーを付着させて、ドラム111にトナー像を形成する現像ユニット114と、搬送されてきたシートSにトナー像を転写する転写ローラ115を有している。さらに画像形成部101は、定着ローラ116と、ローラ116に当接した加圧ローラ117と、定着排出ローラ118を有しており、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させる。画像形成部101は、このような電子写真画像形成プロセスによってシートSにトナー像を形成する。
ここで、本実施例の装置100においては、ドラム111、ローラ112、ユニット114、トナーを収容するトナー収容部(不図示)がカートリッジCとして一体化されており、装置本体103に対して着脱可能になっている。ユーザーはトナーがなくなると、カートリッジCを新しいカートリッジCと交換することができる。これによって、サービスマンによらずに、ユーザー自身で装置100のメンテナンスを行うことができる。また、本発明はこのようなカートリッジタイプの装置100に限定されず、ドラム111、ローラ112、ユニット114等の部材が装置本体103に据え付けられた構成(部材の交換が不要なタイプ)にも適用することができる。
供給部102は、画像形成に用いられるシートSが複数枚、積層状態で収納されている供給カセット106と、供給ローラ107と、搬送ガイド109と、レジストレーションローラ110を有している。また、ローラ110の近傍にレジストレーションセンサ119が設けられており、センサ119によって搬送されるシートの先端を検知されたことに応じて画像形成部101によって画像形成を開始するタイミングが決定される。センサ119は、不図示のフラグとフォトインタラプタから構成され、搬送されるシートによってフラグが作動することにより、フォトインタラプタからオン/オフ信号が出力される構成である。
排出部104は、第1の切り換え部材120と、搬送ローラ121と、排出ガイド122と、排出ローラ123と、排出トレイ124を有している。切り換え部材120は、画像形成後のシートSをユニット200へ導く図1の実線で示した位置と、トレイ124へ導く破線で示した位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。トレイ124は装置本体103の上面に設けられており、複数のユーザーが共同して使用することができる。トレイ124には画像が形成された面(表面)が下向きの状態(フェイスダウン)でシートが排出される。
搬送部105は、シートSの搬送先を切り換えるための第2の切り換え部材133、第3の切り換え部材134、そして各収容部201〜203へとシートSをガイドする搬送ガイド128〜132を有している。ここで、切り換え部材133と切り換え部材134は、図1中の実線の位置と破線の位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。例えば、収容部201にシートSを搬送する場合には、切り換え部材133と切り換え部材134をそれぞれ図1中の実線にて示された位置に位置させる。シートSは、ガイド128、129、130の順に通過して、収容部201に搬送される。また、収容部202にシートSを搬送する場合には、切換え部材134のみを破線にて示された位置に切り換える。この場合、シートSは、ガイド128、129、131の順に通過して、収容部202に搬送される。なお、トレイ124と同様に、各収容部201〜203にもシートSはフェイスダウンの状態で収容される。
(シート収容ユニットの構成図)
図2は、ユニット200の構成を示した図である。本実施例のユニット200においては、複数の収容部201〜203が鉛直方向に積み重なって配置されている。それぞれの収容部の構成は同じであり、ここでは、主に収容部201の構成について説明する。
収容部201は、シートSを搬送するための搬送ローラ211と、シートSを装置本体103の内部に積載し一旦収容するための積載トレイ221と、トレイ221上にシートSが収容されているか否かを検知するシート有無センサ231を有している。さらに収容部201は、内部に収容されたシートSの後端(シートSの搬送方向の上流側の端部)を押圧し、収容されたシートSの一部を装置本体103の外部に露出させるシート移動手段241を有している。移動手段241はユーザーがシートSを受け取ることができる位置まで、すなわち、シートSの先端(シートSの搬送方向の下流側の端部)が開口部250を通過するまで、シートSを移動させる。開口部250は装置本体103によって形成される。これにより、シートSを装置本体103の外部に所定の長さ、露出させることができる。なお、シートSを装置本体103の外部に露出させる所定の長さは、本実施例では30mmに設定している。この所定の長さは一例であり、ユーザーが露出したシートSを掴むことができ、かつ、シートSが大きくたわまないような長さに設定すればよい。
また、トレイ221は、収容部201に収容しうる最大サイズのシートSを積載した場合にも、シートSの先端が開口部250から露出しないような長さに設定されている。トレイ221にシートSが積載されて、積載されたシートSによってセンサ231を破線の位置まで倒すと、センサ231はオンの状態となる。移動手段241によりシートSが移動されて、センサ231が実線の位置まで戻ると、センサ231はオフの状態となる。また、移動されたシートSの先端が、開口部250付近に設置されている開口部センサ236(検知部)を破線の位置まで倒すことによって、センサ236はオンの状態となる。装置本体103の外部に露出されたシートSが取り除かれて、センサ236が実線の位置まで戻ると、センサ236はオンの状態からオフの状態に変化する。移動手段241は、収容部201にシートSが順次搬送されている場合には、実線で示した積載位置に位置している。一方、収容されたシートSを露出させる時は、移動手段241がシートSの搬送方向に沿って開口部250に向かって移動し、破線で示した露出位置へと移動可能な構成となっている。露出位置の場所、すなわち移動手段241の移動する距離はシートSを露出させる長さとシートSの搬送方向のサイズに応じて決定される。
図3は、収容部201の斜視図である。図3において、移動手段241は、積載位置と露出位置との間に位置している。移動手段241は、シートSの幅方向において2つのシート後端押圧部241a及び241bを有している。また、移動手段241は、一体的にラック246を有し、ラック246はピニオン247と噛みあい、ピニオン247は図3においては不図示の駆動手段であるアクチュエータに接続されている。アクチュエータを正方向又は逆方向に駆動させることによって、移動手段241は積載位置と露出位置の間で往復運動することができる。
収容部202と収容部203の構成も収容部201と同じである。すなわち、収容部202は、搬送ローラ212と、積載トレイ222と、シート有無センサ232と、シート移動手段242を有している。また、収容部203は、搬送ローラ213と、積載トレイ223と、シート有無センサ233と、シート移動手段243を有している。
(制御部と機能構成のブロック図)
図4は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304を備えている。
コントローラ302は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データ352を受信し、受信した印刷データ352を、メモリ305(例えば、RAM等)に記憶する。コントローラ302は、メモリ305に記憶した印刷データ352を解析して印刷条件を作成する。印刷条件とは、シートSの供給枚数、画像が形成されたシートSの搬送先(トレイ124又はユニット200)、印刷する画像濃度等を示す情報である。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部303に対してデータ352から作成した印刷条件を指定する。制御部303は、コントローラ302から受信した印刷条件に従って各機構を制御する。具体的には、画像形成部101を制御してシートSに画像を形成し、供給部102や排出部104を制御してシートSの供給や排出を行う。
また、コントローラ302は、メモリ305に記憶したデータ352を解析して各収容部201〜203の収容条件や排出条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部304に対してデータ352から作成した収容条件や排出条件を指定する。収容条件とは、画像が形成されたシートSの収容先、収容するシートSの枚数等の情報である。また、排出条件とは、開口部250からシートSを露出させるために移動手段241〜243を移動させる距離等の情報である。制御部304は、コントローラ302から受信した収容条件や排出条件に従って各機構を制御する。具体的には、搬送部105を制御して画像形成されたシートを各収容部201〜203へ搬送し、移動手段241〜243を含むユニット200を制御して各収容部201〜203に収容されたシートを開口部250まで移動させる。また、操作表示部コントローラ306は、ユーザーが操作表示部307にて各種設定や、排出指示を行ったものをコントローラ302に通知する制御を行う。操作表示部307は、ユーザーに関する情報(例えば、各ユーザーのID番号、各ユーザーのパスワード等)を外部から入力可能な入力手段として機能する。IDカード読み取り手段308はIDカードから得たユーザー情報をコントローラ302に通知する。このようにIDカード読み取り手段308も、ユーザーに関する情報を外部から入力可能な入力手段として機能する。
(シート収容ユニット制御部の詳細)
図5は、本実施例における制御部304の詳細図である。制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段351を介してコントローラ302と通信する。通信手段351は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。本実施例では、以下に説明する搬入予告信号353、収容先信号354、排出指示信号357送信するための3本の信号線を有している。
ユニット200にシートSを収容する際の制御について説明する。外部機器300を通じてデータ352がコントローラ302に通知されると、コントローラ302はメモリ305にデータ352を一旦記憶する。その後、コントローラ302は記憶したデータ352を解析し、通信手段351を介して信号353、信号354をCPU350に通知する。CPU350は通知された信号をもとに後述する各アクチュエータを制御し、印刷したシートSを各収容部201〜203へ搬送する。
次に、ユニット200からシートSを露出させる際の制御について説明する。ユーザーが外部機器300又は操作表示部307、読み取り手段308にて収容部に収容されたシートSの排出を指示すると、信号357がコントローラ302に通知される。コントローラ302は排出する収容部を決定した後、通信手段351を介してCPU350に信号357を通知し、該当する収容部に収容されたシートSの排出を指示する。CPU350は通知された収容部のシートSを開口部250から装置外に露出させるように後述する各アクチュエータを制御する。
次にCPU350に接続される各アクチュエータについて説明する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ358が接続されている。ドライバ358は搬送モータ359を駆動する。モータ359が回転することにより、ローラ211、212、213が回転し、シートSを各収容部201〜203へ搬送する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ360が接続されている。ドライバ360は排出モータ361を駆動する。モータ361を時計回り(CW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250に向かって移動する。モータ361を反時計回り(CCW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250とは反対の方向に向かって移動する。また同様に、CPU350の出力端子には、モータドライバ362、364が接続されており、それぞれ排出モータ363、365を駆動する。モータ363は移動手段242を制御し、モータ365は移動手段243を制御する。
センサ231は、プルアップ抵抗366を使用し、バッファ367を介して収容部201にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。また同様に、センサ232は収容部202にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力し、センサ233は収容部203にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。
センサ236は、プルアップ抵抗375を使用し、バッファ376を介して開口部250から装置本体103の外部にシートSが露出されているか否かの情報をCPU350に入力する。
CPU350の出力端子には、切り換え部材133を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続されている。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド129の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。アクチュエータがOFFの状態では、シートSがガイド132の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。また、同様にCPU350の出力端子には切り換え部材134を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続される。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド130の方向へ導かれるように、OFFの状態ではガイド131の方向へ導かれるように切り換え部材134が切り換わる。CPU350はコントローラ302から通知される信号354に基づいて、切り換え部材133と134を切り換える。
(シート収容ユニットの動作の説明)
以上、説明した装置100において、ユーザーは外部機器300又は操作表示部307から、ユニット200にシートSを一旦収容させるバッファモード、又はトレイ124にシートSを排出させる通常モードのどちらか一方を選択することができる。選択されたモードはメモリ305に記憶される。ユーザーがシートSの印刷を指示した時のフローチャートを図6に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、ユーザーが外部機器300を通じてシートSの印刷を指示すると、データ352がコントローラ302に送信される(S401)。データ352を受信すると、コントローラ302はメモリ305に記憶されている情報を参照し、バッファモードが選択されているかを確認する(S402)。バッファモードが選択されている場合、コントローラ302はユニット200にシートSを一旦収容させる(S403)。通常モードが選択されている場合、コントローラ302はトレイ124にシートSを排出させる(S404)。以上で本フローチャートの制御は終了する。また、図6のフローチャートにおいては、予めユーザーがモードを選択する構成を前提としていたがこれに限定されない。例えば、ユーザーが印刷を指示する度に、どちらのモードで動作するかユーザーに決定させる構成であってもよい。
ユニット200にシートSを収容する際は、所定の規則に従って各収容部201〜203へシートSを振り分ける。本実施例においては、シートSのジョブ番号毎に異なる収容部へシートSを振り分ける。また、ユニット200からシートSを露出させる際は、シートSの排出を指示したユーザーのシートSを開口部250から装置本体103の外部に露出させる。ユーザーは外部機器300又は操作表示部307に、予め設定しておいたパスワードを入力することによって排出指示を出すことができる。または、IDカード読み取り手段308に自分のIDカードを読み取らせ、ユーザー認証を行うことによって排出指示を出すこともできる。本実施例においては上記の通り、各収容部201〜203にそれぞれの移動手段241〜243を駆動する個別のアクチュエータが設けられている。したがって、複数の収容部に同じユーザーのシートSが収容されている場合にも、それぞれのアクチュエータを駆動させることで、ユーザーがまとめてシートSを受け取ることが可能である。また、シートSのジョブ番号やシートSの印刷を指示したユーザーの情報等はコントローラ302に設けられたメモリ305に記憶されている。コントローラ302はユーザーが排出を指示するのに応じて、メモリ305を参照して排出対象のシートSを特定してユニット200に対して排出を指示する。
図7は、ユニット200の動作例を示す図である。図7の(a)において、収容部201にはユーザーAのシートSが収容されており、収容部202と203にはユーザーBのシートSが収容されている。収容部202には、ユーザーBが印刷を指示したシートの内、ジョブ番号2のシートSが収容されており、収容部203にはジョブ番号1のシートSが収容されている。図7の(b)において、ユーザーBのシートSの排出が指示されると、移動手段242及び243が開口部250に向かって移動し、シートの束SBを開口部250から露出させて停止する。このように、シートの一部が装置本体103の内部にあり、シートが開口部250から装置本体103の外部に露出している状態を露出状態と定義する。
図8に、このときの装置100の斜視図を示す。開口部250からは収容部202と203から露出されたシートの束SBの先端SB2が露出している。ユーザーは、この装置本体103の外部に露出した先端SB2を掴んで引き抜くことでシートの束SBを取り出すことができる。
ここで、ユニット200はシートSを搬送するための搬送口(不図示)と収容したシートSを露出させるための開口部250を除いて、周囲を囲まれている。そして、ユニット200の周囲を囲む部材は不透明な材質でできている。従って、各収容部201〜203に収容されている状態では、各収容部のシートSに印刷された情報はユーザーには見ることができない。これによって、ユーザーは自分のシートSに印刷された情報を他のユーザーに見られることがなくなり、情報の機密性を高めることができる。
一方、情報の機密性を高めるという意味では、IDカード等によってユーザー認証を行った後に画像形成を開始する画像形成装置が存在する。しかし、このような装置と比べて本実施例の装置100は、既に画像が形成されたシートSを各収容部201〜203から露出させる動作だけでよい。従って、ユーザー認証を行った後、画像が形成される時間を待つことなく素早くシートSを取り出すことができる。
さらに、ユーザーが装置100に対して排出を指示すると、自分のシートのみを取り出すことができる。これにより、ユーザーは自分のシートと他人のシートが混載したトレイ124から自分のシートを探す手間が無くなる。
上記の通り、同じジョブ番号を有するシートSを1つの収容部に収容可能な場合、すなわち搬送部105によって搬送されるシートSの枚数が1つの収容部に収容可能な枚数以下の場合は、以下の制御を行う。つまり、ユーザーからの排出指示に基づいて、複数の収容部に収容されたシートSを開口部250から重ねて露出させる。これによって、ユーザーがまとめて複数のシートSを取り出すことができ便利である。一方、ユーザーが1つの収容部に収容できる枚数よりも多くのシートSを収容する指示を出した場合、すなわち同じジョブ番号を有するシートSを1つの収容部に収容できない場合、搬送部105は以下の振り分けを行う。すなわち、同じジョブ番号を有するシートSであっても異なる収容部へシートSを振り分ける。例えば、図7の例において、収容部202にシートSが収容されていない状態で、ユーザーBが印刷を指示したジョブ番号1のシートの枚数が収容部203の収容可能な枚数よりも多い場合、収容部202にもジョブ番号1のシートSを振り分ける。この場合について以下詳細に説明する。
(同じジョブ番号を有するシートを1つのシート収容部に収容できない場合の制御)
次に、同じジョブ番号を有するシートSを1つの収容部に収容できない場合の制御について図9のフローチャートを用いて説明する。本実施例では、このような場合であっても、ページの順番がそろった状態でユーザーがシートSを取り出せるようにする。図9のフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、コントローラ302は、図6のフローチャートにおいて、バッファモードが選択されると、図9のフローチャートに移り、センサ231〜233によってユニット200に空いている収容部があるか判断する(S501)。空いている収容部が有る場合、コントローラ302は搬送部105によってその収容部へ印刷したシートを搬送させる(S502)。このとき、空いている収容部が複数ある場合、搬送部105は下段に位置する収容部へ優先的にシートSを搬送する。その後、コントローラ302は同じジョブ番号を有する全てのシートSの搬送が完了したかを判断する(S503)。全てのシートの搬送が完了していないと判断した場合は、コントローラ302は全てのシートSの搬送を完了するまで、収容部に空きが出るのを待つ。そして収容部に空きが出た場合、コントローラ302は搬送部105によって空いた収容部から順にシートSを搬送させる(S501、S502)。
同じジョブ番号を有する全てのシートSの搬送が完了した後、ユーザーが排出指示を出して、コントローラ302が排出指示信号357を受信した場合(S504)、コントローラ302は以下の判断をする。すなわち、収容部に収容されているシートSがページの順番がそろった状態で収容されているか否かを判断する(S505)。ここで、ページの順番がそろった状態とは、複数の収容部201〜203が配置されている方向(鉛直方向)に沿ってページ番号が昇順または降順に連続して並んでいる場合のことを指す。ページの順番がそろった状態で収容されていると判断した場合、コントローラ302は複数の収容部に収容されたシートSを開口部250から重ねて露出させるように制御する(S506)。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わったことによって、コントローラ302は開口部250からシートSが取り出されたと判断する(S507)。一方、ページの順番がそろった状態で収容されていないと判断した場合、コントローラ302はページ番号が最も小さいシートSが収容されている収容部から順に開口部250からシートSを露出させるように制御する(S508)。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わったことによって、コントローラ302は開口部250からシートSが取り出されたと判断する(S509)。その後、コントローラ302は同じジョブ番号を有する全てのシートSが取り出されたか否かを判断する(S510)。全てのシートSが取り出されていないと判断した場合は、コントローラ302は次のページ番号のシートSが収容されている収容部から順に、開口部250からシートSを露出させるように制御する(S508、S509)。全てのシートSが取り出されたと判断した場合、コントローラ302は図9のフローチャートを終了する。
図10は、上記の制御を実行した場合のユニット200の動作を示す図である。図10(a)においては、収容部201にユーザーAのシートSが収容されており、収容部203にユーザーBのシートSが収容されている。本実施例において、収容部201〜203のそれぞれに収容可能なシートSの枚数は10枚である。この状態で新たにユーザーCが20枚のシートSの印刷指示を出すと、搬送部105はまず空いている収容部202にページ番号1〜10のシートSを搬送する(図10(b))。そして、他に空いている収容部がないので、コントローラ302は収容部に空きが出るまで待機する。
次にユーザーAが排出指示を出した場合と、ユーザーBが排出指示を出した場合に分けてそれぞれ説明する。まず、ユーザーAが排出指示を出した場合、コントローラ302は収容部201からシートSを露出させる(図10(c))。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わることによってシートSが取り出されたと判断すると、コントローラ302は搬送部105によって次のページ番号11〜20のユーザーCのシートSを収容部201に搬送させる(図10(d))。本実施例においては、各収容部201〜203にシートSがフェイスダウンの状態で収容される。そのため、図10(d)の状態においては、ユーザーCのシートSのページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいる。したがって、ユーザーCが排出指示を出した場合、コントローラ302は収容部201と収容部202からシートSを重ねて露出させる(図10(e))。これによって、ユーザーCはページ番号がそろった状態でシートSをまとめて取り出すことができる。このように、シートSを一度にまとめて露出することで、ユーザーがシートSを取り出す回数を少なくし、ユーザビリティを向上させることができる。
また、図10(b)において、ユーザーBが排出指示を出した場合、コントローラ302は収容部203からシートSを露出させる(図10(f))。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わることによってシートSが取り出されたと判断すると、コントローラ302は搬送部105によって次のページ番号11〜20のユーザーCのシートSを収容部203に搬送させる(図10(g))。図10(g)においては、ユーザーCのシートSのページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいない。したがって、ユーザーCが排出指示を出した場合、コントローラ302はまず収容部202からシートSを露出させる(図10(h))。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わることによってページ番号1〜10のシートSが取り出されたと判断すると、コントローラ302は収容部203からシートSを露出させる(図10(i))。これによって、ユーザーCはページ番号がそろった状態でシートSを取り出すことができる。
以上の説明の通り、複数の収容部のうち2つ以上を1つのジョブが使用してしまう場合に、シートSを露出させる際の動作を切り替えることによって、ページの順番がそろった状態でユーザーがシートSを取り出すことができる。
本実施例において、ページ番号1〜10のシートSと、ページ番号11〜20のシートSを同時に開口部250から重ねて露出させることができない場合、ユーザーは複数回シートSを取り出す必要がある。このとき、ページ番号11〜20のシートSが後から露出されることにユーザーが気づかないことを考慮し、ページ番号1〜10のシートSがユーザーに取り出された後に、操作表示部307にメッセージを表示させてもよい。すなわち、まだ取り出されていないシートSが存在する旨をオペレーションパネルなどによってユーザーに通知してもよい。
なお、本実施例においては、収容部201と203にシートSが収容されている状態で、20枚のシートSの印刷指示があった場合について説明したが、収容部202と203あるいは収容部201と202にシートSが収容されていてもよい。また、印刷するシートSの枚数も1つの収容部で収容可能な枚数(10枚)よりも多く2つの収容部で収容可能な枚数(20枚)以下であればよく、図9の制御シーケンスに従ってシートSを露出させればよい。さらには、印刷するシートSの枚数が2つの収容部で収容可能な枚数(20枚)よりも多く3つの収容部で収容可能な枚数(30枚)以下でもよい。この場合について以下詳細に説明する。
ユーザーCが30枚のシートSの印刷指示を出した場合について図11と図12を用いて説明する。まず、図11について説明する。ユーザーCが30枚のシートSの印刷指示を出した結果、図11(a)に示すようにユーザーCのシートSが収容されたとする。図11(a)において、収容部201にはユーザーCのページ番号11〜20のシートSが収容されている。そして、収容部202にはユーザーCのページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部203にはユーザーCのページ番号21〜30のシートSが収容されている。図11(a)においては、ユーザーCのシートSのページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいない。そのため、図9のフローチャートに従った場合、コントローラ302は収容部202、201、203の順番でシートSを露出させる。しかし、一部でもページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいる場合は、複数の収容部からシートSを重ねて露出させてもよい。すなわち、図11(b)に示すように、コントローラ302はページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいる収容部201と202にそれぞれ収容されたシートSを、開口部250から重ねて露出させるように制御してもよい。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わることによってページ番号1〜20のシートSが取り出されたと判断すると、コントローラ302は収容部203からシートSを露出させる(図11(c))。
次に、図12について説明する。ユーザーCが30枚のシートSの印刷指示を出した結果、図12(a)に示すようにユーザーCのシートSが収容されたとする。図12(a)において、収容部201にはユーザーCのページ番号21〜30のシートSが収容されている。そして、収容部202にはユーザーCのページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部203にはユーザーCのページ番号11〜20のシートSが収容されている。図12(a)においては、ユーザーCのシートSのページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいない。そのため、図9のフローチャートに従った場合、コントローラ302は収容部202、203、201の順番でシートSを露出させる。しかし、図11で説明したように一部でもページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいる場合は、複数の収容部からシートSを重ねて露出させてもよい。すなわち、図12(b)に示すように、コントローラ302は収容部202からシートSを露出させる。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わることによってページ番号1〜10のシートSが取り出されたと判断すると、コントローラ302は残りのシートSをまとめて露出させるように制御してもよい。すなわち、ページ番号が鉛直方向に沿って連続して並んでいる収容部201と203にそれぞれ収容されたシートSを、開口部250から重ねて露出させるように制御してもよい。(図12(c))。このように、一部でもページ番号がそろった状態で並んでいるシートをまとめて露出することで、ユーザーがシートSを取り出す回数を少なくし、ユーザビリティを向上させることができる。
(実施例2)
実施例1では1つのジョブ番号のシートが複数の収容部に収容された場合の排出制御について説明した。本実施例では、複数のジョブ番号のシートまたは複数の部数番号のシートが複数の収容部に収容された場合の排出制御について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
複数のジョブ番号のシートまたは複数の部数番号のシートを排出する制御について図13のフローチャートを用いて説明する。ここで部数とは、同じ印刷物を複数印刷する場合の一単位であり、部数番号とは各部数に対応する番号を表す。図13のフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、コントローラ302は、図6のフローチャートにおいて、バッファモードが選択されると、図13のフローチャートに移り、センサ231〜233によってユニット200に空いている収容部があるか判断する(S601)。空いている収容部が有る場合、コントローラ302は搬送部105によってその収容部へ印刷したシートを搬送させる(S602)。このとき、空いている収容部が複数ある場合、搬送部105は下段に位置する収容部へ優先的にシートSを搬送する。その後、コントローラ302は全てのシートSの搬送が完了したかを判断する(S603)。本実施例においては、同じジョブ番号を有するシートSに限らず、異なるジョブ番号又は部数番号を有する全てのシートSの搬送が完了したかを判断する。全てのシートSの搬送が完了していないと判断した場合は、コントローラ302は全てのシートSの搬送を完了するまで、収容部に空きが出るのを待つ。そして収容部に空きが出た場合、コントローラ302は搬送部105によって空いた収容部から順にシートSを搬送させる(S601、S602)。
全てのシートSの搬送が完了した後、ユーザーが排出指示を出して、コントローラ302が排出指示信号357を受信した場合(S604)、コントローラ302は以下の判断をする。すなわち、収容部に収容されているシートSがページの順番がそろった状態で収容されているか否かを判断する(S605)。ここで、ページの順番がそろった状態とは、複数の収容部201〜203が配置されている方向(鉛直方向)に沿って同じジョブ番号を有するシートSのページ番号が昇順または降順に連続して並んでいる場合のことを指す。排出対象となる収容部に異なるジョブ番号または部数番号を有するシートSが含まれている場合は、S608に進む。ページの順番がそろった状態で収容されていると判断した場合、コントローラ302は複数の収容部に収容されたシートSを開口部250から重ねて露出させるように制御する(S606)。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わったことによって、コントローラ302は開口部250からシートSが取り出されたと判断する(S607)。
一方、ページの順番がそろった状態で収容されていないと判断した場合、コントローラ302はジョブ番号毎に異なる収容部にシートSが収容されているか否かを判断する(S608)。詳細は後述するが、これはすなわち1つの収容部に対して1つのジョブ番号を有するシートSが収容されているという状態である。例えば、収容部201にジョブ番号1のシートS、収容部202にジョブ番号2のシートS、収容部203にジョブ番号3のシートSがそれぞれ収容されている状態である。ジョブ番号毎に異なる収容部にシートSが収容されていると判断した場合、コントローラ302は前述したS606とS607の制御を行う。
一方、ジョブ番号毎に異なる収容部にシートSが収容されていないと判断した場合、コントローラ302は部数番号毎に異なる収容部にシートSが収容されているか否かを判断する(S609)。詳細は後述するが、これはすなわち1つの収容部に対して1つの部数番号を有するシートSが収容されているという状態である。例えば、収容部201にジョブ番号1、部数番号1のシートS、収容部202にジョブ番号1、部数番号2のシートS、収容部203にジョブ番号1、部数番号3のシートSがそれぞれ収容されている状態である。ここで、各収容部に収容されているシートSのジョブ番号は一部同じものがあってもかまわない。部数番号毎に異なる収容部にシートSが収容されていると判断した場合、コントローラ302は部数番号をシートSに印字する設定がありになっているか、なしになっているかを判断する(S610)。この設定は予め外部機器300又は操作表示部307を介してユーザーが変更することができるようになっている。部数番号印字設定がなしの場合、ユーザーは各部数のシートSの違いを認識することができないため、コントローラ302は前述したS606とS607の制御を行う。すなわち、部数番号1のシートSと部数番号2のシートSは同じ印刷物であり、かつ部数番号も印字されていないことから、ユーザーはまとめて排出されたシートSを並び替える必要はない。
一方、部数番号毎に異なる収容部にシートSが収容されていないと判断した場合、または部数番号印字設定がありの場合、コントローラ302は各番号が最も小さいシートSが収容されている収容部から順にシートSを露出させるように制御する(S611)。ここで各番号とは、ページ番号、ジョブ番号、部数番号のことであり、どの番号を優先させて排出させるかは適宜設定することができる。そして、センサ236がオンの状態からオフの状態に切り換わったことによって、コントローラ302は開口部250からシートSが取り出されたと判断する(S612)。その後、コントローラ302は全てのシートSが取り出されたか否かを判断する(S613)。全てのシートSが取り出されていないと判断した場合は、コントローラ302は次の番号のシートSが収容されている収容部から順に、開口部250からシートSを露出させるように制御する(S611、S612)。全てのシートSが取り出されたと判断した場合、コントローラ302は図13のフローチャートを終了する。
上記の制御を実行した場合のユニット200の動作について、図14と図15を用いて説明する。まず、図14について説明する。ユーザーCが2回の印刷指示を行い、図14(a)に示すようにユーザーCのシートSが収容されたとする。図14(a)において、収容部201にはユーザーCのジョブ番号1、部数番号1、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部202にはユーザーCのジョブ番号2、部数番号1、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部203にはユーザーCのジョブ番号2、部数番号2、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。ここで、収容部202に収容されているシートSと収容部203に収容されているシートSは部数番号のみが異なっている。図14において部数番号印字設定はありになっているので、各収容部に収容されているシートSは同じ印刷物であるとは言えない。つまり、収容部202に収容されているシートSには部数番号1が印刷されており、収容部203に収容されているシートSには部数番号2が印刷されている。そのため、図13のフローチャートに従った場合、コントローラ302は収容部201と202からシートSを重ねて露出させた後(図14(b))、収容部203からシートSを露出させる(図14(c))。この順番は、部数番号を優先して決定した順番である。この順番でシートSを露出さえることによって、ユーザーは取り出したシートSの部数番号を並び替える必要が無くなる。
次に、図15について説明する。ユーザーCが2回の印刷指示を行い、図15(a)に示すようにユーザーCのシートSが収容されたとする。図15(a)において、収容部201にはユーザーCのジョブ番号1、部数番号1、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部202にはユーザーCのジョブ番号2、部数番号1、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。そして、収容部203にはユーザーCのジョブ番号2、部数番号2、ページ番号1〜10のシートSが収容されている。ここで、収容部202に収容されているシートSと収容部203に収容されているシートSは部数番号のみが異なっている。そして、図14において部数番号印字設定はなしになっているので、各収容部に収容されているシートSは同じ印刷物である。従って、図13のフローチャートに従い、コントローラ302は複数の収容部201〜203からシートSを重ねて露出させる(図15(b))。このように、ジョブ番号毎または部数番号毎に異なる収容部にシートが収容された場合は、各収容部にシートSを収容する順番に関わらずページ番号が並んだ状態でシートをまとめて露出することができる。したがって、ユーザーがシートSを取り出す回数を少なくし、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、本実施例においては、ジョブ番号が2つ、部数番号が2つの場合について説明したが、3つ以上のジョブ番号または部数番号の場合についても同様のシーケンスに従ってシートSを露出させればよい。
(変形例)
上記の実施例においては、各収容部のシート移動手段について個別のアクチュエータを有しているため、それらを同時に駆動させることで、複数の収容部に収容されたシートを重ねて露出させることができる。一方で、アクチュエータを収容部の数よりも少ない数だけ設け、例えばクラッチ(不図示)等の駆動伝達切り換え手段を設けることで、1つのアクチュエータで複数のシート移動手段を選択的に移動させる構成としてもよい。
また、上記の実施例においては、コントローラ302にメモリ305が設けられていた。しかし、メモリ305はエンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304に設けられていてもよい、又は画像形成装置制御部301内で独立して設けられていてもよい。また、上記の実施例において、シートSを搬送する収容部の決定及びシートSを露出させる収容部の決定はコントローラ302が行っているが、エンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304など別の制御部が行ってもよい。
また、上記の実施例においては、エンジン制御部303とシート収容ユニット制御部304を分けて構成していたが、エンジン制御部303のみの構成としてもよい。その場合は、エンジン制御部303が搬送部105とシート収容ユニット200を制御すればよい。
また、本実施例においては、各収容部の下流側でシートの搬送路が合流しており、開口部を1つだけ有する構成を説明したが、複数の開口部を別途設けてもよい。そして、各収容部に収容されたシートをそれぞれ別の開口部から露出させる構成でもよい。
また、上記の実施例においては、3つの収容部が設けられている構成について説明したが、収容部の個数は3つに限定されるものではない。画像形成装置100が使用される環境、共同して使用するユーザーの人数あるいは画像形成装置100のスペックに合わせて、収容部の個数を設定すればよい。
また、上記の実施例においては、シート収容ユニット200が画像形成装置100と一体となって構成されている例について説明した。一方で、シート収容ユニット200が画像形成装置100に対して着脱可能な状態で設けられていてもよい。その場合は、画像形成装置100に設けられた制御部がシート収容ユニット200の動作を制御してもよい。また、シート収容ユニット200に独立した制御部を設けて、画像形成装置100に設けられた制御部と通信して動作を制御してもよい。ユニット200の本体に開口部250を設け、そこからシートSを一部露出させる。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。