JP2016133560A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーの吐き出し動作などの遅延動作の回数を低減させ、画像形成が完了するまでの時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、画像形成部と、検知手段と、を有し、検知手段によって検知された画像比率が所定の条件を複数のページにわたって連続して満たす場合、画像形成部による画像形成動作を遅延させる遅延動作を実行可能であって、画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、複数のシートに対して画像比率の異なる画像を形成する場合、制御部は、予め指定されたページの順番に対して所定の条件を満たす画像比率の画像が連続して形成されないように、画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることを特徴とする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来から電子写真方式の画像形成装置において、トナー消費量が少ない画像を連続して印刷した場合に、現像剤であるトナーの吐き出し動作を実行するものが知られている(特許文献1)。
ここで、トナーの吐き出し動作とは、現像部から強制的にトナーを吐き出させる(消費させる)動作のことであって、トナーは消費するもののシートに画像を形成しない動作である。この動作を実行する理由は主に二つある。一つ目の理由は、現像部に取り残された劣化トナーの除去である。トナー消費量が少ない画像を連続して印刷した場合、トナー容器から供給されたトナーが使用されずに取り残され、容器の中で長期にわたって撹拌される。その結果、トナーが劣化する。トナーが劣化すると、出力される画像に影響を及ぼし、場合によっては画像不良が発生する場合がある。そのため、定期的にトナーを吐き出す必要がある。
また、二つ目の理由は、感光ドラムのクリーニングブレードにトナーを供給するためである。トナーはクリーニングブレードとドラムの間の潤滑剤としての機能も有している。トナー消費量が少ない画像を連続して印刷すると、潤滑剤としてのトナーが減少する。その結果、クリーニングブレードのめくれ等が発生しクリーニング不良となる場合がある。したがって、定期的にクリーニングブレードへトナーを供給し、クリーニング機能を維持する必要がある。
特開平09−034243号公報
このようなトナーの吐き出し動作は、画像不良を未然に防ぐため、又はクリーニング機能を維持するために必要なものであったが、通常の画像形成動作の途中で実行されるため、画像形成が完了するまでの時間を遅らせる要因となっていた。
本発明の目的は、トナーの吐き出し動作などの遅延動作の回数を低減させ、画像形成が完了するまでの時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成される、1ページに占める画像の割合を示す画像比率を検知する検知手段と、を有し、前記検知手段によって検知された前記画像比率が所定の条件を複数のページにわたって連続して満たす場合、前記画像形成部による画像形成動作を遅延させる遅延動作を実行可能な画像形成装置において、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、複数のシートに対して前記画像比率の異なる画像を形成する場合、前記制御部は、予め指定されたページの順番に対して前記所定の条件を満たす前記画像比率の画像が連続して形成されないように、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることを特徴とする。
本発明によれば、トナーの吐き出し動作などの遅延動作の回数を低減させ、画像形成が完了するまでの時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例におけるシート収容ユニットの構成を示す図である。 本発明の実施例におけるシート収容部の斜視図である。 本発明の実施例における画像形成装置の制御部と機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施例におけるシート収容ユニット制御部の詳細図である。 本発明の実施例におけるシート印刷時のフローチャートである。 本発明の実施例におけるシート露出時のシート収容ユニットの様子を示す図である。 本発明の実施例におけるシート露出時の画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施例1におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例1におけるフローチャートである。 本発明の実施例1における具体例を示す図である。 本発明の実施例2におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例2におけるフローチャートである。 本発明の実施例2における具体例を示す図である。 本発明の変形例における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の変形例におけるタイミングチャートである。 本発明の変形例における装置本体の外部でシートを収容する画像形成装置の構成を示す図である。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置の構成図)
図1は、本発明の第1の実施例に係る収容部を備えた画像形成装置100の構成を示した図である。なお、本実施例では画像形成装置として、レーザビームプリンタの例を示す。
装置100は、画像形成部101と、シートSを画像形成部101に供給する供給部102と、装置本体103と、画像形成部101によって画像が形成されたシートSを排出する排出部104を有している。ここで、シートSとは画像形成部101によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート、布等が含まれる。また、装置100は、画像が形成されたシートSを一旦収容する複数のシート収容部201〜203を備えたシート収容ユニット200を有している。さらに装置100は、画像が形成されたシートSをユニット200の各収容部201〜203へ振り分けて搬送する搬送部105を有している。
画像形成部101は、図1において時計回り(CW方向)に回転する感光ドラム111(像担持体)と、ドラム111の表面を帯電する帯電ローラ112と、ドラム111に光を照射して静電潜像を形成する露光ユニット113を有している。さらに画像形成部101は、静電潜像にトナー(現像剤)を付着させて、ドラム111にトナー像を形成する現像ユニット114と、搬送されてきたシートSにトナー像を転写する転写ローラ115を有している。さらに画像形成部101は、定着ローラ116と、ローラ116に当接した加圧ローラ117と、定着排出ローラ118を有しており、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させる。画像形成部101は、このような電子写真画像形成プロセスによってシートSにトナー像を形成する。
ここで、本実施例の装置100においては、ドラム111、ローラ112、ユニット114、トナーを収容するトナー収容部(不図示)がカートリッジCとして一体化されており、装置本体103に対して着脱可能になっている。ユーザはトナーがなくなると、カートリッジCを新しいカートリッジCと交換することができる。これによって、サービスマンによらずに、ユーザ自身で装置100のメンテナンスを行うことができる。また、本発明はこのようなカートリッジタイプの装置100に限定されず、ドラム111、ローラ112、ユニット114等の部材が装置本体103に据え付けられた構成(部材の交換が不要なタイプ)にも適用することができる。
供給部102は、画像形成に用いられるシートSが複数枚、積層状態で収納されている供給カセット106と、供給ローラ107と、搬送ガイド109と、レジストレーションローラ110を有している。また、ローラ110の近傍にレジストレーションセンサ119が設けられており、センサ119によって搬送されるシートの先端を検知されたことに応じて画像形成部101によって画像形成を開始するタイミングが決定される。センサ119は、不図示のフラグとフォトインタラプタから構成され、搬送されるシートによってフラグが作動することにより、フォトインタラプタからオン/オフ信号が出力される構成である。
排出部104は、第1の切り換え部材120と、搬送ローラ121と、排出ガイド122と、排出ローラ123と、排出トレイ124を有している。切り換え部材120は、画像形成後のシートSをユニット200へ導く図1の実線で示した位置と、トレイ124へ導く破線で示した位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。トレイ124は装置本体103の上面に設けられており、複数のユーザが共同して使用することができる。トレイ124には画像が形成された面(表面)が下向きの状態(フェイスダウン)でシートが排出される。
搬送部105は、シートSの搬送先を切り換えるための第2の切り換え部材133、第3の切り換え部材134、そして各収容部201〜203へとシートSをガイドする搬送ガイド128〜132を有している。ここで、切り換え部材133と切り換え部材134は、図1中の実線の位置と破線の位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。例えば、収容部201にシートSを搬送する場合には、切り換え部材133と切り換え部材134をそれぞれ図1中の実線にて示された位置に位置させる。シートSは、ガイド128、129、130の順に通過して、収容部201に搬送される。また、収容部202にシートSを搬送する場合には、切換え部材134のみを破線にて示された位置に切り換える。この場合、シートSは、ガイド128、129、131の順に通過して、収容部202に搬送される。なお、トレイ124と同様に、各収容部201〜203にもシートSはフェイスダウンの状態で収容される。
(シート収容ユニットの構成図)
図2は、ユニット200の構成を示した図である。本実施例のユニット200においては、複数の収容部201〜203が鉛直方向に積み重なって配置されている。それぞれの収容部の構成は同じであり、ここでは、主に収容部201の構成について説明する。
収容部201は、シートSを搬送するための搬送ローラ211と、シートSを装置本体103の内部に積載し一旦収容するための積載トレイ221と、トレイ221上にシートSが収容されているか否かを検知するシート有無センサ231を有している。さらに収容部201は、内部に収容されたシートSの後端(シートSの搬送方向の上流側の端部)を押圧し、収容されたシートSの一部を装置本体103の外部に露出させるシート移動手段241を有している。移動手段241はユーザがシートSを受け取ることができる位置まで、すなわち、シートSの先端(シートSの搬送方向の下流側の端部)が開口部250を通過するまで、シートSを移動させる。開口部250は装置本体103によって形成される。これにより、シートSを装置本体103の外部に所定の長さ、露出させることができる。なお、シートSを装置本体103の外部に露出させる所定の長さは、本実施例では30mmに設定している。この所定の長さは一例であり、ユーザが露出したシートSを掴むことができ、かつ、シートSが大きくたわまないような長さに設定すればよい。
また、トレイ221は、収容部201に収容しうる最大サイズのシートSを積載した場合にも、シートSの先端が開口部250から露出しないような長さに設定されている。トレイ221にシートSが積載されて、積載されたシートSによってセンサ231を破線の位置まで倒すと、センサ231はオンの状態となる。移動手段241によりシートSが移動されて、センサ231が実線の位置まで戻ると、センサ231はオフの状態となる。また、移動されたシートSの先端が、開口部250付近に設置されている開口部センサ236を破線の位置まで倒すことによって、センサ236はオンの状態となる。装置本体103の外部に露出されたシートSが取り除かれて、センサ236が実線の位置まで戻ると、センサ236はオフの状態となる。移動手段241は、収容部201にシートSが順次搬送されている場合には、実線で示した積載位置に位置している。一方、収容されたシートSを露出させる時は、移動手段241がシートSの搬送方向に沿って開口部250に向かって移動し、破線で示した露出位置へと移動可能な構成となっている。露出位置の場所、すなわち移動手段241の移動する距離はシートSを露出させる長さとシートSの搬送方向のサイズに応じて決定される。
図3は、収容部201の斜視図である。図3において、移動手段241は、積載位置と露出位置との間に位置している。移動手段241は、シートSの幅方向において2つのシート後端押圧部241a及び241bを有している。また、移動手段241は、一体的にラック246を有し、ラック246はピニオン247と噛みあい、ピニオン247は図3においては不図示の駆動手段であるアクチュエータに接続されている。アクチュエータを正方向又は逆方向に駆動させることによって、移動手段241は積載位置と露出位置の間で往復運動することができる。
収容部202と収容部203の構成も収容部201と同じである。すなわち、収容部202は、搬送ローラ212と、積載トレイ222と、シート有無センサ232と、シート移動手段242を有している。また、収容部203は、搬送ローラ213と、積載トレイ223と、シート有無センサ233と、シート移動手段243を有している。
(制御部と機能構成のブロック図)
図4は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304を備えている。
コントローラ302は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データ352を受信し、受信した印刷データ352を、メモリ305(例えば、RAM等)に記憶する。コントローラ302は、メモリ305に記憶した印刷データ352を解析して印刷条件を作成する。印刷条件とは、シートSの供給枚数、画像が形成されたシートSの搬送先(トレイ124又はユニット200)、印刷する画像濃度等を示す情報である。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部303に対してデータ352から作成した印刷条件を指定する。制御部303は、コントローラ302から受信した印刷条件に従って各機構を制御する。具体的には、画像形成部101を制御してシートSに画像を形成し、供給部102や排出部104を制御してシートSの供給や排出を行う。
また、コントローラ302は、メモリ305に記憶したデータ352を解析して各収容部201〜203の収容条件や排出条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部304に対してデータ352から作成した収容条件や排出条件を指定する。収容条件とは、画像が形成されたシートSの収容先、収容するシートSの枚数等の情報である。また、排出条件とは、開口部250からシートSを露出させるために移動手段241〜243を移動させる距離等の情報である。制御部304は、コントローラ302から受信した収容条件や排出条件に従って各機構を制御する。具体的には、搬送部105を制御して画像形成されたシートを各収容部201〜203へ搬送し、移動手段241〜243を含むユニット200を制御して各収容部201〜203に収容されたシートを開口部250まで移動させる。また、操作表示部コントローラ306は、ユーザが操作表示部307にて各種設定や、排出指示を行ったものをコントローラ302に通知する制御を行う。操作表示部307は、ユーザに関する情報(例えば、各ユーザのID番号、各ユーザのパスワード等)を外部から入力可能な入力手段として機能する。IDカード読み取り手段308はユーザのIDカードを読み取って、IDカードから得たユーザ情報をコントローラ302に通知する。このようにIDカード読み取り手段308も、ユーザに関する情報を外部から入力可能な入力手段として機能する。
(シート収容ユニット制御部の詳細)
図5は、本実施例における制御部304の詳細図である。制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段351を介してコントローラ302と通信する。通信手段351は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。本実施例では、以下に説明する搬入予告信号353、収容先信号354、排出指示信号357送信するための3本の信号線を有している。
ユニット200にシートSを収容する際の制御について説明する。外部機器300を通じてデータ352がコントローラ302に通知されると、コントローラ302はメモリ305にデータ352を一旦記憶する。その後、コントローラ302は記憶したデータ352を解析し、通信手段351を介して信号353、信号354をCPU350に通知する。CPU350は通知された信号をもとに後述する各アクチュエータを制御し、印刷したシートSを各収容部201〜203へ搬送する。
次に、ユニット200からシートSを露出させる際の制御について説明する。ユーザが外部機器300又は操作表示部307、読み取り手段308にて収容部に収容されたシートSの排出を指示すると、信号357がコントローラ302に通知される。コントローラ302は排出する収容部を決定した後、通信手段351を介してCPU350に信号357を通知し、該当する収容部に収容されたシートSの排出を指示する。CPU350は通知された収容部のシートSを開口部250から装置外に露出させるように後述する各アクチュエータを制御する。
次にCPU350に接続される各アクチュエータについて説明する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ358が接続されている。ドライバ358は搬送モータ359を駆動する。モータ359が回転することにより、ローラ211、212、213が回転し、シートSを各収容部201〜203へ搬送する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ360が接続されている。ドライバ360は排出モータ361を駆動する。モータ361を時計回り(CW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250に向かって移動する。モータ361を反時計回り(CCW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250とは反対の方向に向かって移動する。また同様に、CPU350の出力端子には、モータドライバ362、364が接続されており、それぞれ排出モータ363、365を駆動する。モータ363は移動手段242を制御し、モータ365は移動手段243を制御する。
センサ231は、プルアップ抵抗366を使用し、バッファ367を介して収容部201にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。また同様に、センサ232は収容部202にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力し、センサ233は収容部203にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。
センサ236は、プルアップ抵抗375を使用し、バッファ376を介して開口部250から装置本体103の外部にシートSが露出されているか否かの情報をCPU350に入力する。
CPU350の出力端子には、切り換え部材133を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続されている。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド129の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。アクチュエータがOFFの状態では、シートSがガイド132の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。また、同様にCPU350の出力端子には切り換え部材134を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続される。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド130の方向へ導かれるように、OFFの状態ではガイド131の方向へ導かれるように切り換え部材134が切り換わる。CPU350はコントローラ302から通知される信号354に基づいて、切り換え部材133と134を切り換える。
(シート収容ユニットの動作の説明)
以上、説明した装置100において、ユーザは外部機器300又は操作表示部307から、ユニット200にシートSを一旦収容させるバッファモード、又はトレイ124にシートSを排出させる通常モードのどちらか一方を選択することができる。選択されたモードはメモリ305に記憶される。ユーザがシートSの印刷を指示した時のフローチャートを図6に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、ユーザが外部機器300を通じてシートSの印刷を指示すると、データ352がコントローラ302に送信される(S101)。データ352を受信すると、コントローラ302はメモリ305に記憶されている情報を参照し、バッファモードが選択されているかを確認する(S102)。バッファモードが選択されている場合、コントローラ302はユニット200にシートSを一旦収容させる(S103)。通常モードが選択されている場合、コントローラ302はトレイ124にシートSを排出させる(S104)。以上で本フローチャートの制御は終了する。また、図6のフローチャートにおいては、予めユーザがモードを選択する構成を前提としていたがこれに限定されない。例えば、ユーザが印刷を指示する度に、どちらのモードで動作するかユーザに決定させる構成であってもよい。
ユニット200にシートSを収容する際は、所定の規則に従って各収容部201〜203へシートSを振り分ける。所定の規則とは、例えばユーザ毎に異なる収容部へ振り分ける、又はジョブ番号毎に異なる収容部へ振り分ける方法などがあるが、本実施例においてはこの規則にしばられないとする。また、ユニット200からシートSを露出させる際は、シートSの排出を指示したユーザのシートSを開口部250から装置本体103の外部に露出させる。ユーザは外部機器300又は操作表示部307に、予め設定しておいたパスワードを入力することによって排出指示を出すことができる。または、IDカード読み取り手段308に自分のIDカードを読み取らせ、ユーザ認証を行うことによって排出指示を出すこともできる。本実施例においては上記の通り、各収容部201〜203にそれぞれの移動手段241〜243を駆動する個別のアクチュエータが設けられている。したがって、複数の収容部に同じユーザのシートSが収容されている場合にも、それぞれのアクチュエータを駆動させることで、ユーザがまとめてシートSを受け取ることが可能である。また、シートSのジョブ番号やシートSの印刷を指示したユーザの情報等はコントローラ302に設けられたメモリ305に記憶されている。コントローラ302はユーザが排出を指示するのに応じて、メモリ305を参照して排出対象のシートSを特定してユニット200に対して排出を指示する。
図7は、ユニット200の動作例を示す図である。図7の(a)において、収容部201にはユーザAのシートSが収容されており、収容部202と203にはユーザBのシートSが収容されている。図7の(b)において、ユーザBのシートSの排出が指示されると、移動手段242及び243が開口部250に向かって移動し、シートの束SBを開口部250から露出させて停止する。このように、シートの一部が装置本体103の内部にあり、シートが開口部250から装置本体103の外部に露出している状態を露出状態と定義する。
図8に、このときの装置100の斜視図を示す。開口部250からは収容部202と203から露出されたシートの束SBの先端SB2が露出している。ユーザは、この装置本体103の外部に露出した先端SB2を掴んで引き抜くことでシートの束SBを取り出すことができる。
ここで、ユニット200はシートSを搬送するための搬送口(不図示)と収容したシートSを露出させるための開口部250を除いて、周囲を囲まれている。そして、ユニット200の周囲を囲む部材は不透明な材質でできている。従って、各収容部201〜203に収容されている状態では、各収容部のシートSに印刷された情報はユーザには見ることができない。これによって、ユーザは自分のシートSに印刷された情報を他のユーザに見られることがなくなり、情報の機密性を高めることができる。
一方、情報の機密性を高めるという意味では、IDカード等によってユーザ認証を行った後に画像形成を開始する画像形成装置が存在する。しかし、このような装置と比べて本実施例の装置100は、既に画像が形成されたシートSを各収容部201〜203から露出させる動作だけでよい。従って、ユーザ認証を行った後、画像が形成される時間を待つことなく素早くシートSを取り出すことができる。
さらに、ユーザが装置100に対して排出を指示すると、自分のシートのみを取り出すことができる。これにより、ユーザは自分のシートと他人のシートが混載したトレイ124から自分のシートを探す手間が無くなる。
(トナーの吐き出し動作が実行される場合)
次に図9のタイミングチャートを用いて、本実施例の動作について説明する。図9の(a)は外部機器300からデータ352としてコントローラ302が受信したプリントジョブ内容であり、7ページ分の画像を形成する。コントローラ302は、1ページに占める画像の割合を示す画像比率(印字率)を検知する検知手段としての機能を有する。コントローラ302はデータ352の中に含まれる印字率の情報から、ページ毎に高印字率の画像か低印字率の画像かを判断する。例えば、コントローラ302は印字率が5%未満のものを低印字率の画像と判断し、5%以上のものを高印字率の画像と判断する。
このようにして、コントローラ302によってページ毎に低印字率の画像か高印字率の画像かの判断がなされた結果が図9の(a)に示されている。1から4ページ目は低印字率の画像が形成されるページ、5、6ページ目は高印字率の画像が形成されるページ、7ページ目は低印字率の画像が形成されるページである。本実施例の装置100は、低印字率の画像のプリントが3ページ連続した場合に、トナー吐き出し動作を実行可能である。ここで、トナー吐き出し動作とは、現像ユニット114から強制的にトナーを吐き出させる(消費させる)動作のことであって、トナーは消費するもののシートSに画像を形成しない動作である。すなわち、ドラム111の表面において、シートSに画像が形成されない位置にトナー像を形成して、クリーニングブレード(不図示)によってそのトナー像をクリーニングする動作である。
低印字率の画像のプリントが連続すると、トナー収容部(不図示)からドラム111に供給されたトナーが転写されずに取り残され、トナー収容部の中で長期にわたって撹拌される。その結果、トナーが劣化して、画像不良が発生する場合がある。また、トナーは、クリーニングブレード(不図示)とドラム111の間の潤滑剤としての機能も有しており、低印字率の画像のプリントが連続すると潤滑剤としてのトナーが減少する。その結果、ブレードのめくれ等が発生し、クリーニング不良となる場合がある。したがって、トナー吐き出し動作は、トナー収容部に取り残された劣化トナーを除去するため、あるいはブレードのめくれ等を防止するために必要である。
図9(a)に示したプリントジョブをそのままのページ順でプリントした場合、図9(b)に示したように、3ページ目と4ページ目の間で、画像間隔を広げてトナー吐き出し動作を行うことになる。トナー吐き出し動作は、通常の画像形成動作を中断して実行される。そのため、トナー吐き出し動作が実行されると、プリントが終了するまでの時間が長くなってしまう。しかし、低印字率の画像のプリントが3ページ連続する前に、高印字率の画像のプリントを行えば、トナー吐き出し動作を行った場合と同様の効果がある。すなわち、トナー吐き出し動作を行う必要が無くなる。
本実施例においては、バッファモードが選択されて、シート収容部に空きがあれば、プリント順を入れ替えることにより、トナー吐き出し動作の実行を回避するように制御する。この様子を図10のフローチャートを用いて説明する。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、図10のフローチャートにおいて、少なくとも1つは空きの収容部があるものとする。
図10において、コントローラ302は、空きの収容部が2つ以上あるか判断する(S201)。この理由は、次の通りである。空きの収容部が2つ以上あれば、プリントの順番を入れ替えてもページ順がそろった状態で排出することができる。しかしながら、空きの収容部が2つ以上無ければ、プリントの順番を入れ替えるとページ順がそろった状態で排出することができない。
空きの収容部が2つ以上無い場合、コントローラ302は1〜3ページ目(低印字率)をプリントし、空きの収容部に搬送させるように制御部303と制御部304に指示する(S207)。低印字率の画像のプリントが3ページ連続したので、コントローラ302はトナー吐き出し動作を実行させる(S208)。その後、コントローラ302は4〜7ページ目をプリントし収容部に搬送させるように制御部303と制御部304に指示する(S209)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザによる排出指示信号357に応じて収容部に収容されたシートを排出させるように制御部304に指示する(S210)。この様子は、図9(b)のタイミングチャートで示したものとなる。トナー吐き出し動作が途中に割り込むため、プリントが終了するまでの時間が長くなっている。
一方、空きの収容部が2つ以上ある場合は、コントローラ302は、1〜2ページ目(低印字率)をプリントし、下段側の空きの収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S202)。次に、コントローラ302は5ページ目(高印字率)をプリントし、上段側の空きの収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S203)。1〜2ページ目は低印字率の画像であったものの、次に5ページ目の高印字率の画像をプリントするようにプリントする順番を入れ替えた。その結果、トナー吐き出し動作の実行条件である、低印字率の画像のプリントが3ページ連続したという条件が適用されなくなる。そのため、トナー吐き出し動作を実行しなくても済む。次に、コントローラ302は3〜4ページ目(低印字率)をプリントし、下段側の収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S204)。次に、コントローラ302は6ページ目(高印字率)と7ページ目(低印字率)をプリントし、上段側の収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S205)。このように、搬送部105は、鉛直方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、複数の収容部へシートSを振り分けて搬送する。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザによる排出指示信号357に応じて収容部に収容されたシートを排出させるように制御部304に指示する(S206)。この様子は、図9(c)のタイミングチャートで示したものとなる。トナー吐き出し動作が発生しないため、プリントが終了するまでの時間は図10(b)の場合に比べて短縮される。また、プリントする順番をジョブのページ順とは異なる順番にしたものの、シートSの搬送先を上段側と下段側の2つの収容部に振り分けたことで、2つの収容部から排出されるシートSはジョブのページ順と一致するようになっている。
また、この動作の様子を図11に示す。図11の(a)〜(g)は時間経過とともに、収容部にシートSが収容されていき、排出されるまでの様子を示しおり、図2に記載のユニット200を簡略化して示している。
図11(a)は、収容部201、202、203の3つが空いている状態である。今回は、この3つのうち、202と203の2つの収容部を利用する。202が上段側、203が下段側となる。図11(b)は、ジョブの1〜2ページ目の低印字率の画像が形成された複数のシート260が、下段側の収容部203に搬送されたところを示している。図11(c)はジョブの5ページ目の高印字率の画像が形成されたシート261が上段側の収容部202に搬送されたところを示している。図11(d)は、ジョブの3〜4ページ目の低印字率の画像が形成された複数のシート262が、下段側の収容部203に、1〜2ページ目の複数のシート260の上に重なるように搬送されたところを示している。図11(e)は、ジョブの6ページ目の高印字率の画像が形成されたシート263が上段側の収容部202に、5ページ目のシート261の上に重なるように搬送されたところを示している。図11(f)は、7ページ目の低印字率の画像が形成されたシート264が上段側の収容部202に、6ページ目のシート263の上に重なるように搬送されたところを示している。図11(g)は、収容部202と203に収容されたシートSが移動手段242と243によって、同時に開口部250から露出される様子を示している。各収容部に搬送されたシートSは、すべてフェイスダウンの方式で搬送されているため、各収容部から同時にシートSを露出すれば、ジョブのページ順と一致した状態でユーザはシートSを取り出すことができる。
以上説明したように本実施例によれば、低印字率の画像のプリントが連続する場合に、高印字率の画像のプリントを割り込ませるように、プリントするページの順番を入れ替えることによって、トナー吐き出し動作(遅延動作)を回避することができる。その結果、プリントが終了するまでの時間を短縮することができる。
さらに、複数の収容部を利用することにより、プリントするページの順番を入れ替えても、ページの順番がそろった状態でユーザがシートを取り出すことができる。
(実施例2)
第2の実施例について説明する。主な部分の説明は第1の実施例と同様であり、ここでは第1の実施例と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
本実施例では、高印字率の画像のプリントが連続する場合に、低印字率の画像のプリントを割り込ませるように、プリントするページの順番を入れ替えることによって、遅延動作を回避する例について説明する。
図12のタイミングチャートを用いて、本実施例の動作について説明する。図12の(a)は外部機器300からデータ352としてコントローラ302が受信したプリントジョブの内容であり、コントローラ302によってページ毎に低印字率の画像か高印字率の画像かの判断がなされた結果を示している。1から3ページ目は高印字率の画像が形成されるページ、4、5ページ目が低印字率の画像が形成されるページである。本実施例の装置100は、高印字率の画像のプリントが3ページ連続することが予めわかっている場合、通常よりも紙間を広げてプリントを行う。すなわちスループットダウン(遅延動作)を行う。ここで、紙間とは、先行するシートSの後端(シートSの搬送方向における上流側の端部)と後続するシートSの先端(シートSの搬送方向における下流側の端部)の間隔のことを示す。
高印字率のページはトナー量が多いため、シートSに画像を定着させるために必要な熱量が低印字率の場合に比べ多くなる。そのため、高印字率の画像を1枚シートSに定着させると、定着部は多くの熱量をうばわれ定着部の温度が低下する。その結果、後続のシートSに画像を定着する際に熱量が足りず、定着不良を引き起こす場合がある。そこで、高印字率のページが3ページ以上連続する場合は、紙間を広げて定着部の加熱時間を確保し、定着性が十分確保できるようにしている。
図12(a)に示したプリントジョブをそのままのページ順でプリントした場合、図12(b)に示したように、1ページ目と2ページ目の紙間、2ページ目と3ページ目の紙間が通常よりも広がっている。この動作を紙間延長と呼ぶ。紙間延長を行うと、プリントが終了するまでの時間が長くなってしまう。
本実施例においては、バッファモードが選択されて、シート収容部に空きがあれば、プリント順を入れ替えることにより、紙間延長を回避するように制御する。この様子を図13のフローチャートを用いて説明する。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、図13のフローチャートにおいて、少なくとも1つは空きの収容部があるものとする。
図13において、コントローラ302は、空きの収容部が2つ以上あるか判断する(S301)。空きの収容部が2つ以上無い場合、コントローラ302は紙間延長を行って、1〜3ページ目(高印字率)をプリントし、空きの収容部に搬送させるように制御部303と制御部304に指示する(S308)。次に、コントローラ302は通常の紙間で4、5ページ目(低印字率)をプリントし収容部に搬送させるように制御部303と制御部304に指示する(S309)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザによる排出指示信号357に応じて収容部に収容されたシートを排出させるように制御部304に指示する(S210)。この様子は、図12(b)のタイミングチャートで示したものとなる。紙間延長を行ったので、プリントが終了するまでの時間が長くなっている。
一方、空きの収容部が2つ以上ある場合は、コントローラ302は、1ページ目(高印字率)をプリントし、下段側の空きの収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S302)。次に、コントローラ302は4ページ目(低印字率)をプリントし、上段側の空きの収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S303)。次に、コントローラ302は2ページ目(高印字率)をプリントし、下段側の収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S304)。次に、コントローラ302は5ページ目(低印字率)をプリントし、上段側の収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S305)。次に、コントローラ302は3ページ目(高印字率)をプリントし、下段側の収容部を搬送先として指定して制御部303と制御部304に指示する(S306)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザによる排出指示信号357に応じて収容部に収容されたシートを排出させるように制御部304に指示する(S307)。この様子は、図12(c)のタイミングチャートで示したものとなる。紙間延長が発生しないため、プリントが終了するまでの時間は図12(b)の場合に比べて短縮される。また、プリントする順番をジョブのページ順とは異なる順番にしたものの、シートSの搬送先を上段側と下段側の2つの収容部に振り分けたことで、2つの収容部から排出されるシートSはジョブのページ順と一致するようになっている。
また、この動作の様子を図14に示す。図14の(a)〜(g)は時間経過とともに、収容部にシートSが収容されていき、排出されるまでの様子を示しおり、図2に記載のユニット200を簡略化して示している。
図14(a)は、収容部201、202、203の3つが空いている状態である。今回は、この3つのうち、202と203の2つの収容部を利用する。202が上段側、203が下段側となる。図14(b)は、ジョブの1ページ目の高印字率の画像が形成されたシート270が、下段側の収容部203に搬送されたところを示している。図14(c)はジョブの4ページ目の低印字率の画像が形成されたシート271が上段側の収容部202に搬送されたところを示している。図14(d)は、ジョブの2ページ目の高印字率の画像が形成された複数のシート272が、下段側の収容部203に、1ページ目のシート270の上に重なるように搬送されたところを示している。図14(e)は、ジョブの5ページ目の低印字率の画像が形成されたシート273が上段側の収容部202に、4ページ目のシート271の上に重なるように搬送されたところを示している。図14(f)は、3ページ目の高印字率の画像が形成されたシート274が下段側の収容部203に、2ページ目のシート272の上に重なるように搬送されたところを示している。図14(g)は、収容部202と203に収容されたシートSが移動手段242と243によって、同時に開口部250から露出される様子を示している。各収容部に搬送されたシートSは、すべてフェイスダウンの方式で搬送されているため、各収容部から同時にシートSを露出すれば、ジョブのページ順と一致した状態でユーザはシートSを取り出すことができる。
以上説明したように本実施例によれば、高印字率の画像のプリントが連続する場合に、低印字率の画像のプリントを割り込ませるように、プリントするページの順番を入れ替えることによって、紙間延長(遅延動作)を回避することができる。その結果、プリントが終了するまでの時間を短縮することができる。
さらに、複数の収容部を利用することにより、プリントするページの順番を入れ替えても、ページの順番がそろった状態でユーザがシートを取り出すことができる。
なお、上記の実施例1、実施例2では収容部202と203を使用した。しかしこれに限定されるものではない。収容部201と202を使用してもよいし、収容部201と203を使用してもよい。
なお、上記の実施例1、実施例2では同一のプリントジョブの中に低印字率のページと高印字率のページがある場合の例を示した。しかしながら、低印字率のページのあるプリントジョブと、高印字率のページのあるプリントジョブが異なっていてもかまわない。すなわち、複数のプリントジョブを同時に受信している場合に、異なるジョブ間でプリントするページの順番を入れ替えるようにしてもよい。
なお、上記の実施例1、実施例2において、低印字率の画像か高印字率の画像か判断する基準として、印字率5%という共通の閾値を用いた。しかしながら、低印字率と判断する閾値と、高印字率と判断する閾値は、共通の値である必要はなく、それぞれ独立した閾値を設定して構わない。例えば、コントローラ302は印字率が5%未満のものを低印字率の画像と判断し、10%以上のものを高印字率の画像と判断してもよい。
なお、上記の実施例1、実施例2において、低印字率の画像又は高印字率の画像が3枚連続した時に、遅延動作を実行する構成について説明した。しかし、これに限定されない。2枚、又は3枚以上の所定の枚数連続した時に、遅延動作を実行するような構成であってもよい。
(変形例)
上記の実施例において、ユニット200にはフェイスダウンの状態でシートSが収容されていた。しかし、これに限定されない。画像が形成された面(表面)が上向きの状態(フェイスアップ)でシートSが収容される構成であってもよい。この構成を図15に示す。図15において、同じ構成のものは図1と同じ番号を付している。
このようなフェイスアップ方式で構成されたシート収容ユニット200を有する画像形成装置100において、フェイスダウン方式の場合と同様の順番でプリントを行うと、収容されるシートSのページの順番が逆になる。すなわち、最初のページが一番下に収容され、最後のページが一番上に収容されることになる。ページ順が逆になることを承知の上で利用するユーザにとっては問題ない。しかし、ページ順を正しい順番にしたいユーザにとっては、プリント順を最終ページから開始することにより、目的を達成することができる。以下、実施例2を例として説明する。
図16(a)は外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1から2ページ目は低印字率の画像が形成されるページ、3から5ページ目が高印字率の画像が形成されるページである。フェイスアップ方式のユニット200にページ順通りにシートを収容させるため、最終ページである5ページ目からプリントするように順番を入れ替える。この入れ替えた順番でプリントすると図16(b)に示すように、高印字率のプリントが3ページ連続することになるため、5ページ目と4ページ目の紙間と、4ページ目と3ページ目の紙間が延長される。空きの収容部が2つ以上ある場合には、実施例2と同様の動作、すなわち図16(c)で示す通りプリントするページの順番を入れ替える。図16(c)は、図16(b)に比べ、プリント終了時間を短くすることができる。さらに収容部にページ順が正しい順番となるように振り分けてシートSを搬送させることによりページの順番がそろった状態でユーザがシートSを取り出すことができる。以上より、フェイスアップであっても本発明を適用することができる。
また、上記の実施例において、シート収容ユニット200はシートSを装置本体103の内部で一時的に収容する構成であった。この構成によって、上記の通り情報の機密性を高めることができる。しかし、これに限定されない。例えば、図17に示すように、ユニット200はシートSを装置本体103の外部に収容する構成であってもよい。この場合であっても、本発明を適用することで、ユーザが複数の収容部に振り分けて搬送されたシートSを取り出した時、ページの順番はそろった状態になっている。
また、上記の実施例において、外部機器300からの印刷データ352を解析し、シート収容部の空き状況の情報から、プリント順およびシートSの搬送先を決定していたのは、画像形成装置100にあるコントローラ302であった。しかし、これに限定されない。装置100と接続される外部機器300(ホストコンピュータ)で実行されるプリンタドライバが、ユーザが指定する印刷条件、シート収容部の空き状況の情報を収集、解析し、プリントジョブのプリント順、シートの搬送先を設定してもよい。そして、装置100はその設定に基づいて動作するように構成する。プリンタドライバは、装置100のシート収容部の空き状況を検知可能となっており、かつ装置100の動作モードの切り替えに要する時間の情報を持っているものとする。
このように、プリンタドライバ側で判断するように構成すれば、非常に多くの枚数からなるプリントジョブを処理する場合に、装置100が持つメモリ305の容量で処理しきれなくなるという問題がなくなる。さらには、装置100の側に複雑な処理を実行できる処理装置や、情報処理用の大容量のメモリ305を用意する必要がなくなるため、装置100のコストダウンになる。
また、上記の実施例においては、各収容部のシート移動手段について個別のアクチュエータを有しているため、それらを同時に駆動させることで、複数の収容部に収容されたシートを重ねて露出させることができる。一方で、アクチュエータを収容部の数よりも少ない数だけ設け、例えばクラッチ(不図示)等の駆動伝達切り換え手段を設けることで、1つのアクチュエータで複数のシート移動手段を選択的に移動させる構成としてもよい。
また、上記の実施例においては、コントローラ302にメモリ305が設けられていた。しかし、メモリ305はエンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304に設けられていてもよい、又は画像形成装置制御部301内で独立して設けられていてもよい。
また、上記の実施例においては、エンジン制御部303とシート収容ユニット制御部304を分けて構成していたが、エンジン制御部303のみの構成としてもよい。その場合は、エンジン制御部303が搬送部105とシート収容ユニット200を制御すればよい。
また、本実施例においては、各収容部の下流側でシートの搬送路が合流しており、開口部を1つだけ有する構成を説明したが、複数の開口部を別途設けてもよい。そして、各収容部に収容されたシートをそれぞれ別の開口部から露出させる構成でもよい。
また、上記の実施例においては、3つの収容部が設けられている構成について説明したが、収容部の個数は3つに限定されるものではない。画像形成装置100が使用される環境、共同して使用するユーザの人数あるいは画像形成装置100のスペックに合わせて、収容部の個数を設定すればよい。
また、上記の実施例においては、シート収容ユニット200が画像形成装置100と一体となって構成されている例について説明した。一方で、シート収容ユニット200が画像形成装置100に対して着脱可能な状態で設けられていてもよい。その場合は、画像形成装置100に設けられた制御部がシート収容ユニット200の動作を制御してもよい。また、シート収容ユニット200に独立した制御部を設けて、画像形成装置100に設けられた制御部と通信して動作を制御してもよい。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 画像形成装置
101 画像形成部
301 画像形成装置制御部
302 コントローラ

Claims (10)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成される、1ページに占める画像の割合を示す画像比率を検知する検知手段と、を有し、
    前記検知手段によって検知された前記画像比率が所定の条件を複数のページにわたって連続して満たす場合、前記画像形成部による画像形成動作を遅延させる遅延動作を実行可能な画像形成装置において、
    前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、
    複数のシートに対して前記画像比率の異なる画像を形成する場合、前記制御部は、予め指定されたページの順番に対して前記所定の条件を満たす前記画像比率の画像が連続して形成されないように、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 開口部を形成する装置本体と、
    前記画像形成部によって画像が形成されたシートを前記装置本体の内部に収容する複数の収容部と、
    前記画像形成部から前記複数の収容部へシートを振り分けて搬送する搬送部と、
    前記収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出した露出状態で前記シートを停止させるシート移動手段と、を有し、
    複数のシートに対して前記画像比率の異なる画像を形成する場合、前記搬送部は、前記複数の収容部が配置されている方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、前記画像形成部から前記複数の収容部へ前記複数のシートを振り分けて搬送し、前記シート移動手段は、前記複数の収容部に収容された前記複数のシートを移動させ、前記露出状態で停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体と、
    前記画像形成部によって画像が形成されたシートを前記装置本体の外部へ搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されたシートを収容する複数の収容部と、を有し、
    複数のシートに対して前記画像比率の異なる画像を形成する場合、前記搬送部は、前記複数の収容部が配置されている方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、前記画像形成部から前記複数の収容部へ前記複数のシートを振り分けて搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段によって検知された前記画像比率が前記所定の条件を2ページにわたって連続して満たす場合、前記遅延動作を実行する画像形成装置において、
    前記画像形成部によって少なくとも3ページ分の画像を形成する場合であって、1ページ目と2ページ目の画像の前記画像比率がいずれも前記所定の条件を満たし、3ページ目の画像の前記画像比率が前記所定の条件を満たさない場合、前記制御部は、2ページ目と3ページ目の順番を入れ替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の収容部は鉛直方向に並んで配置されている第1の収容部と第2の収容部を含み、前記第2の収容部は前記第1の収容部の鉛直方向において上段側に配置されており、前記搬送部は、1ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送し、3ページ目の画像が形成されたシートを前記第2の収容部へ搬送し、2ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段によって検知された前記画像比率が前記所定の条件を、3ページ以上の所定の枚数にわたって連続して満たす場合、前記遅延動作を実行し、前記画像比率が前記所定の条件を、前記所定の枚数よりも少ない枚数連続して満たす場合、前記遅延動作を実行しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段によって検知された前記画像比率が前記所定の条件を、3ページにわたって連続して満たす場合、前記遅延動作を実行し、前記画像比率が前記所定の条件を、2ページにわたって連続して満たす場合、前記遅延動作を実行しない画像形成装置において、
    前記画像形成部によって少なくとも4ページ分の画像を形成する場合であって、1ページ目から3ページ目の画像の前記画像比率がいずれも前記所定の条件を満たし、4ページ目の画像の前記画像比率が前記所定の条件を満たさない場合、前記制御部は、1ページ目と2ページ目の間に4ページ目が入り込むように順番を入れ替える、又は3ページ目と4ページ目の順番を入れ替えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の収容部は鉛直方向に並んで配置されている第1の収容部と第2の収容部を含み、前記第2の収容部は前記第1の収容部の鉛直方向において上段側に配置されており、
    前記制御部が1ページ目と2ページ目の間に4ページ目が入り込むように順番を入れ替えた場合、前記搬送部は、1ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送し、4ページ目の画像が形成されたシートを前記第2の収容部へ搬送し、2ページ目と3ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送し、
    前記制御部が3ページ目と4ページ目の順番を入れ替えた場合、前記搬送部は、1ページ目と2ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送し、4ページ目の画像が形成されたシートを前記第2の収容部へ搬送し、3ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、像担持体と、前記像担持体に現像剤を供給し、前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像ユニットを含み、
    前記所定の条件とは、前記画像比率が第1の閾値よりも低いという条件であり、前記遅延動作とは、前記像担持体に画像を形成する間隔を広げ、広げた前記間隔において前記現像ユニットから前記像担持体へ前記現像剤を供給する動作であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部は、シートに転写された画像を、前記シートに定着させる定着部を含み、
    前記所定の条件とは、前記画像比率が第2の閾値よりも高いという条件であり、前記遅延動作とは、前記定着部を通過するシートの間隔を広げる動作であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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