JP2016133561A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動作モードの切り替え回数を減らし、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】 本発明の画像形成装置は、画像形成部と、複数の収容部と、搬送部と、を有し、複数の画像形成モードで動作可能であって、ページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、画像形成モードを切り替えて複数のシートに画像を形成する場合、予め指定されたページの順番に対して画像形成モードの切り替え回数が少なくなるように、ページの順番を入れ替え、複数の収容部が配置されている方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、複数の収容部へ複数のシートを振り分けて搬送することを特徴とする。【選択図】 図10

Description

本発明は、画像が形成されたシートを収容する収容部を有する画像形成装置に関するものである。
従来、カラー画像を形成するためのカラーモードと、モノクロ画像を形成するためのモノクロモードを切り替えて、複数のシートに画像を形成する画像形成装置が広く知られている。
例えば、カラーモードでは、各色に対応する感光ドラムや画像形成部(レーザスキャナ、帯電部、現像部、転写部等)を駆動させている。一方、モノクロモードでは、ブラックに対応する感光ドラムや画像形成部のみを駆動させている。このように、モノクロモードにおいては、モノクロ画像を形成するために必要な感光ドラムや画像形成部のみを駆動することで、他の色に対応する感光ドラムや画像形成部の消耗を抑えている。
動作モードを切り替えるには、専用の切り替えシーケンスを実行する方法や、一旦画像形成動作を終了させスタンバイ状態に戻し、改めて異なる動作モードで起動させる方法がある。しかしいずれの方法を採用しても、動作モードの切り替えに際し所定の時間が必要である。そのため、1ページ目がカラー画像、2ページ目がモノクロ画像、3ページ目がカラー画像のように、カラー画像とモノクロ画像が混在するようなジョブを処理する場合、動作モードを頻繁に切り替える必要がある。その結果、画像形成動作が終了するまでの時間が長くなるという問題が発生していた。また、不要な動作時間が増えることによって感光ドラムや画像形成部の消耗が進み、寿命が短くなるという問題が発生していた。
上記問題を解決するために、特許文献1では、カラー情報を含むページの群と、カラー情報を含まないページの群とに分けて画像形成するように、画像形成するページの順序を適宜並べかえるようにした方法が開示されている。すなわち、上記の例では、カラーモードで1ページ目と3ページ目の画像を形成してから、動作モードをモノクロモードへ切り替えて2ページ目の画像を形成する。この方法により、動作モードの切り替え回数を減らし、画像形成動作が終了する時間を短縮して、感光ドラムや画像形成部の消耗を抑制するようにしている。
特開平11−133697号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、排出されたシートのページ順が原稿のページ順と一致しないため、ユーザ自身によってページ順を戻す作業が必要となり、ユーザビリティが低下していた。
本発明の目的は、動作モードの切り替え回数を減らし、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成されたシートを収容する複数の収容部と、前記画像形成部から前記複数の収容部へシートを振り分けて搬送する搬送部と、を有し、複数の画像形成モードで動作可能な画像形成装置において、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、前記画像形成モードを切り替えて複数のシートに画像を形成する場合、前記制御部は、予め指定されたページの順番に対して前記画像形成モードの切り替え回数が少なくなるように、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替え、前記搬送部は、前記複数の収容部が配置されている方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、前記画像形成部から前記複数の収容部へ複数のシートを振り分けて搬送することを特徴とする。
本発明によれば、動作モードの切り替え回数を減らし、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例におけるシート収容ユニットの構成を示す図である。 本発明の実施例におけるシート収容部の斜視図である。 本発明の実施例における画像形成装置の制御部と機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施例におけるシート収容ユニット制御部の詳細図である。 本発明の実施例におけるシート印刷時のフローチャートである。 本発明の実施例におけるシート露出時のシート収容ユニットの様子を示す図である。 本発明の実施例におけるシート露出時の画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施例1におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例1におけるフローチャートである。 本発明の実施例1における具体例を示す図である。 本発明の実施例2におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例2におけるフローチャートである。 本発明の実施例3におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例3におけるフローチャートである。 本発明の実施例4におけるタイミングチャートである。 本発明の実施例4における具体例を示す図である。 本発明の実施例5におけるタイミングチャートである。 本発明の変形例における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の変形例におけるフェイスアップ方式の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の変形例におけるフェイスアップ方式のタイミングチャートである。 本発明の変形例における装置本体の外部でシートを収容する画像形成装置の構成を示す図である。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置の構成図)
図1は、本発明の第1の実施例に係る収容部を備えた画像形成装置100の構成を示した図である。なお、本実施例では画像形成装置として、レーザビームプリンタの例を示す。
装置100は、画像形成部101と、シートSを画像形成部101に供給する供給部102と、装置本体103と、画像形成部101によって画像が形成されたシートSを排出する排出部104を有している。ここで、シートSとは画像形成部101によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート、布等が含まれる。また、装置100は、画像が形成されたシートSを一旦収容する複数のシート収容部201〜203を備えたシート収容ユニット200を有している。さらに装置100は、画像が形成されたシートSをユニット200の各収容部201〜203へ振り分けて搬送する搬送部105を有している。
本実施例における装置100はカラー画像を形成することができる。画像形成部101は、4つの画像形成ユニットによって構成されており、それぞれのユニットはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成することができる。各ユニットの構成は同じであり、ここでは、主にイエローのユニットの構成について説明する。イエローのユニットは、図1において時計回り(CW方向)に回転する感光ドラム111aと、ドラム111aの表面を帯電する帯電ローラ112aと、ドラム111aに光を照射して静電潜像を形成する露光ユニット113aを有している。さらにイエローのユニットは、静電潜像にトナーを付着させて、ドラム111aにトナー像を形成する現像ユニット114aと、中間転写ベルト144にトナー像を転写する一次転写ローラ115aを有している。他のユニットの構成もイエローのユニットと同じである。すなわち、マゼンタのユニットは、感光ドラム111bと、帯電ローラ112bと、露光ユニット113bと、現像ユニット114bと、一次転写ローラ115bを有している。シアンのユニットは、感光ドラム111cと、帯電ローラ112cと、露光ユニット113cと、現像ユニット114cと、一次転写ローラ115cを有している。ブラックのユニットは、感光ドラム111dと、帯電ローラ112dと、露光ユニット113dと、現像ユニット114dと、一次転写ローラ115dを有している。
さらに画像形成部101は、中間転写ベルト144を有している。ベルト144はテンションローラ145、146によって張架され、矢印147の方向に沿って回転する。4色のトナー像を順次重ねるように転写していくことによって、ベルト144上にカラー画像を形成することができる。また、イエロー、マゼンタ、シアンのユニットは動作させず、ブラックのユニットのみを動作させることによって、ベルト144上にモノクロ画像を形成することができる。ベルト144上に形成されたトナー像は、二次転写ローラ148によってシートSに転写される。さらに画像形成部101は、定着ローラ116と、ローラ116に当接した加圧ローラ117と、定着排出ローラ118を有しており、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させる。画像形成部101は、このような電子写真画像形成プロセスによってシートSにトナー像を形成する。
供給部102は、画像形成に用いられるシートSが複数枚、積層状態で収納されている供給カセット106と、供給ローラ107と、搬送ガイド109を有している。排出部104は、第1の切り換え部材120と、搬送ローラ121と、排出ガイド122と、排出ローラ123と、排出トレイ124を有している。切り換え部材120は、画像形成後のシートSをユニット200へ導く図1の実線で示した位置と、トレイ124へ導く破線で示した位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。トレイ124は装置本体103の上面に設けられており、複数のユーザが共同して使用することができる。トレイ124には画像が形成された面(表面)が下向きの状態(フェイスダウン)でシートが排出される。
また、装置100には、シートSの両面に対して画像を形成する時に使用される両面搬送路126が設けられている。シートSの両面に画像形成を行う場合には、一方の面(表面)に画像が定着されたシートSをトレイ124に向けて搬送する。そして、シートSの後端がフラッパ140を抜けたタイミングでフラッパ140を実線から破線で示した位置に切り換え、ローラ123を逆回転させる。これにより、シートSはスイッチバックされ、搬送路126に導かれる。ここから再度、両面搬送ローラ141、142、143によってシートSを搬送させ、画像形成部101を通過させることで、シートSの他方の面(裏面)にも画像を形成することができる。
搬送部105は、シートSの搬送先を切り換えるための第2の切り換え部材133、第3の切り換え部材134、そして各収容部201〜203へとシートSをガイドする搬送ガイド128〜132を有している。ここで、切り換え部材133と切り換え部材134は、図1中の実線の位置と破線の位置に不図示のアクチュエータによって切り換え可能な構成となっている。例えば、収容部201にシートSを搬送する場合には、切り換え部材133と切り換え部材134をそれぞれ図1中の実線にて示された位置に位置させる。シートSは、ガイド128、129、130の順に通過して、収容部201に搬送される。また、収容部202にシートSを搬送する場合には、切換え部材134のみを破線にて示された位置に切り換える。この場合、シートSは、ガイド128、129、131の順に通過して、収容部202に搬送される。なお、トレイ124と同様に、各収容部201〜203にもシートSはフェイスダウンの状態で収容される。
(シート収容ユニットの構成図)
図2は、ユニット200の構成を示した図である。本実施例のユニット200においては、複数の収容部201〜203が鉛直方向に積み重なって配置されている。それぞれの収容部の構成は同じであり、ここでは、主に収容部201の構成について説明する。
収容部201は、シートSを搬送するための搬送ローラ211と、シートSを装置本体103の内部に積載し一旦収容するための積載トレイ221と、トレイ221上にシートSが収容されているか否かを検知するシート有無センサ231を有している。さらに収容部201は、内部に収容されたシートSの後端(シートSの搬送方向の上流側の端部)を押圧し、収容されたシートSの一部を装置本体103の外部に露出させるシート移動手段241を有している。移動手段241はユーザがシートSを受け取ることができる位置まで、すなわち、シートSの先端(シートSの搬送方向の下流側の端部)が開口部250を通過するまで、シートSを移動させる。開口部250は装置本体103によって形成される。これにより、シートSを装置本体103の外部に所定の長さ、露出させることができる。なお、シートSを装置本体103の外部に露出させる所定の長さは、本実施例では30mmに設定している。この所定の長さは一例であり、ユーザが露出したシートSを掴むことができ、かつ、シートSが大きくたわまないような長さに設定すればよい。
また、トレイ221は、収容部201に収容しうる最大サイズのシートSを積載した場合にも、シートSの先端が開口部250から露出しないような長さに設定されている。トレイ221にシートSが積載されて、積載されたシートSによってセンサ231を破線の位置まで倒すと、センサ231はオンの状態となる。移動手段241によりシートSが移動されて、センサ231が実線の位置まで戻ると、センサ231はオフの状態となる。また、移動されたシートSの先端が、開口部250付近に設置されている開口部センサ236を破線の位置まで倒すことによって、センサ236はオンの状態となる。装置本体103の外部に露出されたシートSが取り除かれて、センサ236が実線の位置まで戻ると、センサ236はオフの状態となる。移動手段241は、収容部201にシートSが順次搬送されている場合には、実線で示した積載位置に位置している。一方、収容されたシートSを露出させる時は、移動手段241がシートSの搬送方向に沿って開口部250に向かって移動し、破線で示した露出位置へと移動可能な構成となっている。露出位置の場所、すなわち移動手段241の移動する距離はシートSを露出させる長さとシートSの搬送方向のサイズに応じて決定される。
図3は、収容部201の斜視図である。図3において、移動手段241は、積載位置と露出位置との間に位置している。移動手段241は、シートSの幅方向において2つのシート後端押圧部241a及び241bを有している。また、移動手段241は、一体的にラック246を有し、ラック246はピニオン247と噛みあい、ピニオン247は図3においては不図示の駆動手段であるアクチュエータに接続されている。アクチュエータを正方向又は逆方向に駆動させることによって、移動手段241は積載位置と露出位置の間で往復運動することができる。
収容部202と収容部203の構成も収容部201と同じである。すなわち、収容部202は、搬送ローラ212と、積載トレイ222と、シート有無センサ232と、シート移動手段242を有している。また、収容部203は、搬送ローラ213と、積載トレイ223と、シート有無センサ233と、シート移動手段243を有している。
(制御部と機能構成のブロック図)
図4は、本実施例における制御部と機能構成を示すブロック図である。装置100は制御部として画像形成装置制御部301を有しており、制御部301は、コントローラ302、エンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304を備えている。
コントローラ302は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データ352を受信し、受信した印刷データ352を、メモリ305(例えば、RAM等)に記憶する。コントローラ302は、メモリ305に記憶した印刷データ352を解析して印刷条件を作成する。印刷条件とは、シートSの供給枚数、画像が形成されたシートSの搬送先(トレイ124又はユニット200)、印刷する画像濃度等を示す情報である。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部303に対してデータ352から作成した印刷条件を指定する。制御部303は、コントローラ302から受信した印刷条件に従って各機構を制御する。具体的には、画像形成部101を制御してシートSに画像を形成し、供給部102や排出部104を制御してシートSの供給や排出を行う。
また、コントローラ302は、メモリ305に記憶したデータ352を解析して各収容部201〜203の収容条件や排出条件を作成する。そして、コントローラ302はシリアルI/Fにより、制御部304に対してデータ352から作成した収容条件や排出条件を指定する。収容条件とは、画像が形成されたシートSの収容先、収容するシートSの枚数等の情報である。また、排出条件とは、開口部250からシートSを露出させるために移動手段241〜243を移動させる距離等の情報である。制御部304は、コントローラ302から受信した収容条件や排出条件に従って各機構を制御する。具体的には、搬送部105を制御して画像形成されたシートを各収容部201〜203へ搬送し、移動手段241〜243を含むユニット200を制御して各収容部201〜203に収容されたシートを開口部250まで移動させる。また、操作表示部コントローラ306は、ユーザが操作表示部307にて各種設定や、排出指示を行ったものをコントローラ302に通知する制御を行う。操作表示部307は、ユーザに関する情報(例えば、各ユーザのID番号、各ユーザのパスワード等)を外部から入力可能な入力手段として機能する。IDカード読み取り手段308はユーザのIDカードを読み取って、IDカードから得たユーザ情報をコントローラ302に通知する。このようにIDカード読み取り手段308も、ユーザに関する情報を外部から入力可能な入力手段として機能する。
(シート収容ユニット制御部の詳細)
図5は、本実施例における制御部304の詳細図である。制御部304はCPU350を有しており、シリアル通信手段351を介してコントローラ302と通信する。通信手段351は、CPU350とコントローラ302を複数の信号線で接続する。本実施例では、以下に説明する搬入予告信号353、収容先信号354、排出指示信号357送信するための3本の信号線を有している。
ユニット200にシートSを収容する際の制御について説明する。外部機器300を通じてデータ352がコントローラ302に通知されると、コントローラ302はメモリ305にデータ352を一旦記憶する。その後、コントローラ302は記憶したデータ352を解析し、通信手段351を介して信号353、信号354をCPU350に通知する。CPU350は通知された信号をもとに後述する各アクチュエータを制御し、印刷したシートSを各収容部201〜203へ搬送する。
次に、ユニット200からシートSを露出させる際の制御について説明する。ユーザが外部機器300又は操作表示部307、読み取り手段308にて収容部に収容されたシートSの排出を指示すると、信号357がコントローラ302に通知される。コントローラ302は排出する収容部を決定した後、通信手段351を介してCPU350に信号357を通知し、該当する収容部に収容されたシートSの排出を指示する。CPU350は通知された収容部のシートSを開口部250から装置外に露出させるように後述する各アクチュエータを制御する。
次にCPU350に接続される各アクチュエータについて説明する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ358が接続されている。ドライバ358は搬送モータ359を駆動する。モータ359が回転することにより、ローラ211、212、213が回転し、シートSを各収容部201〜203へ搬送する。
CPU350の出力端子には、モータドライバ360が接続されている。ドライバ360は排出モータ361を駆動する。モータ361を時計回り(CW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250に向かって移動する。モータ361を反時計回り(CCW方向)に回転させると、移動手段241は開口部250とは反対の方向に向かって移動する。また同様に、CPU350の出力端子には、モータドライバ362、364が接続されており、それぞれ排出モータ363、365を駆動する。モータ363は移動手段242を制御し、モータ365は移動手段243を制御する。
センサ231は、プルアップ抵抗366を使用し、バッファ367を介して収容部201にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。また同様に、センサ232は収容部202にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力し、センサ233は収容部203にシートSが収容されているか否かの情報をCPU350に入力する。
センサ236は、プルアップ抵抗375を使用し、バッファ376を介して開口部250から装置本体103の外部にシートSが露出されているか否かの情報をCPU350に入力する。
CPU350の出力端子には、切り換え部材133を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続されている。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド129の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。アクチュエータがOFFの状態では、シートSがガイド132の方向へ導かれるように切り換え部材133が切り換わる。また、同様にCPU350の出力端子には切り換え部材134を切り換えるアクチュエータ(不図示)が接続される。アクチュエータがONの状態では、シートSがガイド130の方向へ導かれるように、OFFの状態ではガイド131の方向へ導かれるように切り換え部材134が切り換わる。CPU350はコントローラ302から通知される信号354に基づいて、切り換え部材133と134を切り換える。
(シート収容ユニットの動作の説明)
以上、説明した装置100において、ユーザは外部機器300又は操作表示部307から、ユニット200にシートSを一旦収容させるバッファモード、又はトレイ124にシートSを排出させる通常モードのどちらか一方を選択することができる。選択されたモードはメモリ305に記憶される。ユーザがシートSの印刷を指示した時のフローチャートを図6に示す。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。
まず、ユーザが外部機器300を通じてシートSの印刷を指示すると、データ352がコントローラ302に送信される(S101)。データ352を受信すると、コントローラ302はメモリ305に記憶されている情報を参照し、バッファモードが選択されているかを確認する(S102)。バッファモードが選択されている場合、コントローラ302はユニット200にシートSを一旦収容させる(S103)。通常モードが選択されている場合、コントローラ302はトレイ124にシートSを排出させる(S104)。以上で本フローチャートの制御は終了する。また、図6のフローチャートにおいては、予めユーザがモードを選択する構成を前提としていたがこれに限定されない。例えば、ユーザが印刷を指示する度に、どちらのモードで動作するかユーザに決定させる構成であってもよい。
ユニット200にシートSを収容する際は、所定の規則に従って各収容部201〜203へシートSを振り分ける。所定の規則とは、例えばユーザ毎に異なる収容部へ振り分ける、又はジョブ番号毎に異なる収容部へ振り分ける方法などがあるが、本実施例においてはこの規則にしばられないとする。また、ユニット200からシートSを露出させる際は、シートSの排出を指示したユーザのシートSを開口部250から装置本体103の外部に露出させる。ユーザは外部機器300又は操作表示部307に、予め設定しておいたパスワードを入力することによって排出指示を出すことができる。または、IDカード読み取り手段308に自分のIDカードを読み取らせ、ユーザ認証を行うことによって排出指示を出すこともできる。本実施例においては上記の通り、各収容部201〜203にそれぞれの移動手段241〜243を駆動する個別のアクチュエータが設けられている。したがって、複数の収容部に同じユーザのシートSが収容されている場合にも、それぞれのアクチュエータを駆動させることで、ユーザがまとめてシートSを受け取ることが可能である。また、シートSのジョブ番号やシートSの印刷を指示したユーザの情報等はコントローラ302に設けられたメモリ305に記憶されている。コントローラ302はユーザが排出を指示するのに応じて、メモリ305を参照して排出対象のシートSを特定してユニット200に対して排出を指示する。
図7は、ユニット200の動作例を示す図である。図7の(a)において、収容部201にはユーザAのシートSが収容されており、収容部202と203にはユーザBのシートSが収容されている。図7の(b)において、ユーザBのシートSの排出が指示されると、移動手段242及び243が開口部250に向かって移動し、シートの束SBを開口部250から露出させる。このように、シートの一部が装置本体103の内部にあり、シートが開口部250から装置本体103の外部に露出している状態を露出状態と定義する。
図8に、このときの装置100の斜視図を示す。開口部250からは収容部202と203から露出されたシートの束SBの先端SB2が露出している。ユーザは、この装置本体103の外部に露出した先端SB2を掴んで引き抜くことでシートの束SBを取り出すことができる。
ここで、ユニット200はシートSを搬送するための搬送口(不図示)と収容したシートSを露出させるための開口部250を除いて、周囲を囲まれている。そして、ユニット200の周囲を囲む部材は不透明な材質でできている。従って、各収容部201〜203に収容されている状態では、各収容部のシートSに印刷された情報はユーザには見ることができない。これによって、ユーザは自分のシートSに印刷された情報を他のユーザに見られることがなくなり、情報の機密性を高めることができる。
一方、情報の機密性を高めるという意味では、IDカード等によってユーザ認証を行った後に画像形成を開始する画像形成装置が存在する。しかし、このような装置と比べて本実施例の装置100は、既に画像が形成されたシートSを各収容部201〜203から露出させる動作だけでよい。従って、ユーザ認証を行った後、画像が形成される時間を待つことなく素早くシートSを取り出すことができる。
さらに、ユーザが装置100に対して排出を指示すると、自分のシートのみを取り出すことができる。これにより、ユーザは自分のシートと他人のシートが混載したトレイ124から自分のシートを探す手間が無くなる。
(フルカラー画像とモノクロ画像が混在したジョブを処理する場合)
本実施例における装置100は上述したように、4色の画像形成ユニットを使用してカラー画像を形成するフルカラーモードと、ブラックの画像形成ユニットのみを使用してモノクロ画像を形成するモノクロモードを切り替えて動作可能である。ここで、モノクロモードではイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニットを駆動しない。モノクロ画像を形成する時に、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニットを駆動させてしまうと、これらのユニットに含まれる部材の寿命を縮めてしまうからである。
このフルカラーモードとモノクロモードを切り替えるためには、専用の切り替えシーケンスを実行する必要がある。フルカラーモードからモノクロモードに切り替えるためのシーケンスを以下フルモノ切り替えシーケンスと呼び、モノクロモードからフルカラーモードに切り替えるためのシーケンスを以下モノフル切り替えシーケンスと呼ぶ。これらのシーケンスは実行するのに時間がかかるため、カラー画像とモノクロ画像が混在するジョブを処理する場合には、切り替えシーケンスが頻繁に発生し、プリントが終了するまでの時間が長くなってしまう。
次に、図9のタイミングチャートを用いてフルカラー画像とモノクロ画像が混在したジョブを処理する場合の動作について説明する。
図9の(a)には外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1ページ目がフルカラー画像で、2から4ページ目がモノクロ画像、5ページ目がフルカラー画像である。図9(a)で示したプリントジョブをそのままのページ順でプリントする場合は、図9(b)に示す通り1ページ目と2ページ目の間にフルモノ切り替えシーケンスが、4ページ目と5ページ目の間にモノフル切り替えシーケンスが必要となる。
本実施例においては、バッファモードが選択されて、シート収容部に空きがあれば、この収容部を利用することで、モノフル切り替えシーケンスやフルモノ切り替えシーケンスの回数を減らすように制御する。この様子を図10のフローチャートを用いて説明する。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、図10のフローチャートにおいて、少なくとも1つは空きの収容部があるものとする。
図10において、コントローラ302は制御部304から空きの収容部が2つ以上あるかどうかの情報を入手する(S201)。空きの収容部とは、シートSが収容されていない収容部のことを示す。空きの収容部が2つ以上ない場合は、ページ順通りに画像形成を行う。すなわち、コントローラ302はまずフルカラーモードを起動させ(S209)、1ページ目をプリントし空きの収容部に搬送させる(S210)。その後、フルカラーモードからモノクロモードに切り替えるため、コントローラ302はフルモノ切り替えシーケンスを実行する(S211)。フルモノ切り替えシーケンス実行後はモノクロモードが起動している(S212)。そして、コントローラ302は2から4ページ目をプリントし収容部に搬送させる(S213)。その後、モノクロモードからフルカラーモードに切り替えるため、コントローラ302はモノフル切り替えシーケンスを実行する(S214)。モノフル切り替えシーケンス実行後はフルカラーモードが起動している(S115)。そして、コントローラ302は5ページ目をプリントし収容部に搬送させる(S216)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて収容部に収容されたシートを排出させる(S217)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ない場合の動作の様子は、図9(b)のタイミングチャートで示している。
一方、空きの収容部が2つ以上ある場合は、モノクロ画像、フルカラー画像をまとめてプリントするようにページ順とは異なる順番にプリント順を入れ替える。図10のフローチャートでコントローラ302はフルカラーモードを起動させ(S202)、1ページ目をプリントし、2つ以上ある空きの収容部のうち下段側の収容部に搬送させる(S203)。そして5ページ目をプリントし、上段側の空きの収容部に搬送させる(S204)。1ページ目と5ページ目はどちらもフルカラー画像であり、モノフル切り替えシーケンスやフルモノ切り替えシーケンスを実行することなく、連続プリントすることが可能である。その後、フルカラーモードからモノクロモードに切り替えるため、コントローラ302はフルモノ切り替えシーケンスを実行する(S205)。フルモノ切り替えシーケンス実行後はモノクロモードが起動している(S206)。そして、コントローラ302は2から4ページ目をプリントし下段側の収容部に搬送させる(S207)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて上段側と下段側の収容部に収容されたシートを同時に排出させる(S208)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ある場合の動作の様子は、図9(c)のタイミングチャートで示している。
また、この動作の様子を図11に示す。図11の(a)〜(e)は時間経過とともに、収容部にシートが収容されていき、排出されるまでの様子を示しており、図2に記載のユニット200を簡略化した図である。
図11(a)は、収容部201、202、203の3つが空いている状態である。今回は、この3つのうち、202と203の2つの収容部を利用する。202が上段側、203が下段側となる。図11(b)は、1ページ目のフルカラー画像が形成されたシート251が下段側の収容部203に搬送されたところを示している。図7(c)は5ページ目のフルカラー画像が形成されたシート252が上段側の収容部202に搬送されたところを示している。図7(d)は2から4ページ目のモノクロ画像が形成された複数のシート253が下段側の収容部203に、1ページ目のシート251の上に重なるように搬送されたところを示している。このように、搬送部105は、鉛直方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、収容部202又は収容部203へシートSを振り分けて搬送する。図7(e)は上段側の収容部202、下段側の収容部203に搬送されたシートが、移動手段242、243によって同時に開口部250から露出されたところを示している。このように2つの収容部に収容されたシートを同時に露出させることで、ユーザは開口部250からページ順がそろった状態でシートを取り出すことができる。
図9(b)と図9(c)を比較した場合、図9(c)の方が、プリント終了タイミングが早くなっている。これは、フルモノ切り替えシーケンスが1回、モノフル切り替えシーケンスが1回発生している図9(b)に対し、図9(c)はフルモノ切り替えシーケンス1回で済んでいるためである。一方、シートSの搬送先を上段側、あるいは下段側の収容部に振り分ける工程が図9(c)の方にはあり、図9(b)の方には無いものの、このシートSを振り分ける工程自体は、1秒未満のごく短い時間で済む工程である。つまり、モード切り替えに要する時間に比べれば十分短い時間であるため、このような差となってあらわれている。モノフル切り替えシーケンスやフルモノ切り替えシーケンスは秒単位の時間を要するシーケンスである。
なお、本実施例ではページ順通りにプリントした場合に発生するフルモノ切り替えシーケンスやモノフル切り替えシーケンスの回数を、空きの収容部2つを利用して、1回にすることができた。つまりフルモノ切り替えシーケンスやモノフル切り替えシーケンスの回数を1回減らすことができた。しかしながら、削減できるフルモノ切り替えシーケンスやモノフル切り替えシーケンスの回数は、これに限定されるものではない。収容部の空き数に応じて、削減できる回数は変わってくる。
本実施例においては、3つの収容部が設けられている構成について説明したが、収容部の個数は3つに限定されるものではない。装置100が使用される環境、共同して使用するユーザの人数あるいは装置100のスペックに合わせて、収容部の個数を設定すればよい。そして、本実施例によれば、収容部の空き数がN(Nは2以上)のとき、ページ順通りにプリントした場合に発生する切り替えシーケンスの回数を最大で2×(N−1)回分減らすことができる。たとえば、フルカラー画像とモノクロ画像を交互に1ページずつ3回プリントする、合計6ページのジョブを、ページ順の通りにプリントした場合には、モード切り替えが5回発生することになる。この場合、収容部の空き数が3あれば、これを利用することにより、モード切り替えの回数を最大の2×(3−1)=4回減らすことができ、モード切り替えは1回で済ませることができる。また、フルカラー画像とモノクロ画像を交互に1ページずつ5回プリントする、合計10ページのジョブを、ページ順の通りにプリントした場合には、モード切り替えが9回発生することになる。この場合、収容部の空き数が5あれば、これを利用することにより、モード切り替えの回数を最大の8回減らすことができ、モード切り替えは1回で済ませることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、フルカラー画像とモノクロ画像が混在したジョブを処理する場合に、プリントするページの順番を入れ替えることによりフルモノ切り替えシーケンスやモノフル切り替えシーケンスの回数を減らすことができた。さらに、複数の収容部を利用することにより、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができた。
(実施例2)
第2の実施例について説明する。主な部分の説明は第1の実施例と同様であり、ここでは第1の実施例と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
本実施例における装置100はシートSの種類に応じて画像形成モードを切り替えて動作可能である。より詳細には、シートSが厚紙である場合に実行される厚紙モードと、シートSが薄紙である場合に実行される薄紙モードを切り替えて動作可能である。ここで、厚紙とは普通紙に比べて厚みがあって坪量が大きい記録紙のことであり、薄紙とは普通紙に比べて厚みが薄く坪量が小さい記録紙のことである。ここで、坪量とは単位面積当たりの質量を示す。シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させるために定着部から必要となる熱量は、シートSの坪量によって変わってくる。そのため、薄紙に対して画像を定着させる場合には標準速で搬送させ、定着部を通す一方で、厚紙に対して画像を定着させる場合には標準速の半分の速度で搬送させ、定着部を通す必要がある。これによって、厚紙へ供給する熱量を増やし厚紙への定着性を確保するようにしている。すなわち、厚紙モードにおいて装置100は標準速の半速で動作し、薄紙モードにおいて装置100は標準速で動作する。ゆえに、シートSの搬送速度は厚紙モードの方が薄紙モードよりも遅い。この厚紙モードと薄紙モードを切り替えるためには、一旦装置100の動作を停止させ、その後、切り替え後の速度で起動しなおす必要がある。これをサイクルダウンと呼ぶ。
次に、図12のタイミングチャートを用いて厚紙モードと薄紙モードの2つの条件が混在したジョブを処理する場合の動作について説明する。
図12の(a)には外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1ページ目が厚紙で、2から4ページ目が薄紙、5ページ目が厚紙である。したがって、図12(a)で示したプリントジョブをそのままのページ順でプリントする場合は、図12(b)に示す通り1ページ目と2ページ目の間と、4ページ目と5ページ目の間の2回サイクルダウンが必要となる。
本実施例においては、バッファモードが選択されて、シート収容部に空きがあれば、この収容部を利用することで、サイクルダウンの回数を減らすように制御する。この様子を図13のフローチャートを用いて説明する。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、図13のフローチャートにおいて、少なくとも1つは空きの収容部があるものとする。
図13において、コントローラ302は制御部304から空きの収容部が2つ以上あるかどうかの情報を入手する(S301)。空きの収容部が2つ以上ない場合は、ページ順通りに画像形成を行う。すなわち、コントローラ302はまず厚紙モード(半速)を起動させ(S309)、1ページ目をプリントし空きの収容部に搬送させる(S310)。その後、厚紙モード(半速)から薄紙モード(標準速)に切り替えるため、コントローラ302はサイクルダウンを行う(S311)。サイクルダウン後にはコントローラ302によって薄紙モード(標準速)が起動される(S312)。そして、コントローラ302は2から4ページ目をプリントし収容部に搬送させる(S313)。その後、薄紙モード(標準速)から厚紙モード(半速)に切り替えるため、コントローラ302はサイクルダウンを行う(S314)。サイクルダウン後にはコントローラ302によって厚紙モード(半速)が起動される(S315)そして、コントローラ302は5ページ目をプリントし収容部に搬送させる(S316)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて収容部に収容されたシートを排出させる(S317)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ない場合の動作の様子は、図12(b)のタイミングチャートで示している。
一方、空きの収容部が2つ以上の空きがある場合は、厚紙、薄紙をまとめてプリントするようにページ順とは異なる順番にプリント順を入れ替える。図13のフローチャートでコントローラ302は厚紙モード(半速)を起動させ(S302)、1ページ目をプリントし、2つ以上ある空きの収容部のうち下段側の収容部に搬送させる(S303)。そして5ページ目をプリントし、上段側の空きの収容部に搬送させる(S304)。1ページ目と5ページ目はどちらも厚紙であり、サイクルダウンすることなく連続プリントすることが可能である。その後、厚紙モード(半速)から薄紙モード(標準速)に切り替えるため、コントローラ302はサイクルダウンを行う(S305)。サイクルダウン後にはコントローラ302によって薄紙モード(標準速)が起動される(S306)。そして、コントローラ302は2から4ページ目をプリントし下段側の収容部に搬送させる(S307)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて上段側と下段側の収容部に収容されたシートを同時に排出させる(S308)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ある場合の動作の様子は、図12(c)のタイミングチャートで示している。
また、この動作の様子は実施例1における図11において、シート251及びシート252を厚紙、シート253を薄紙として置き換えることによってあらわすことができる。上記の動作によって、ユーザは開口部250からページ順がそろった状態でシートを取り出すことができる。
図12(b)と図12(c)を比較した場合、図12(c)の方が、プリント終了タイミングが早くなっている。これは、サイクルダウンの回数が図12(b)の2回に対し、図12(c)は1回で済んでいるためである。サイクルダウンに要する時間は数秒から数十秒にも及ぶのが一般的である。一方、シートの搬送先を上段側、あるいは下段側の収容部に振り分ける工程が図12(c)の方にはあり、図12(b)の方には無いものの、この搬送先を振り分ける工程自体は、1秒未満のごく短い時間で済む工程である。つまり、サイクルダウンに要する時間に比べれば十分短い時間であるため、このような差となってあらわれている。
なお、本実施例ではページ順通りにプリントした場合に発生するサイクルダウンの回数を、空きの収容部2つを利用して、1回にすることができた。つまりサイクルダウンの回数を1回減らすことができた。しかしながら、削減できるサイクルダウンの回数は、これに限定されるものではない。実施例1と同様に、収容部の空き数に応じて、削減できる回数は変わってくる。本実施例においても実施例1と同様に、収容部の個数は3つに限定されるものではない。
以上説明したように、本実施例によれば、厚紙モード(半速)と薄紙モード(標準速)が混在したジョブを処理する場合に、プリントするページの順番を入れ替えることによりサイクルダウン回数を減らすことができた。さらに、複数の収容部を利用することにより、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができた。
(実施例3)
第3の実施例について説明する。主な部分の説明は第1の実施例と同様であり、ここでは第1の実施例と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
本実施例における装置100はシートSの両面に画像を形成する場合に実行される両面モードと、シートSの片面のみに画像を形成する場合に実行される片面モードを切り替えて動作可能である。両面モードにおいては、図1における両面搬送路126を使用する。より詳細には、両面モードにおいては、片面に画像形成済みのシートをユニット200へ搬送させるのではなく、搬送路126へ搬送させる。そして、画像形成済みの面とは反対側の面をプリント面として、再び画像形成、定着をさせたのち、ユニット200へ搬送させる。また、両面モードにおいては、ユニット200へ収容されたシートSがページ番号の順に並ぶように、裏面、すなわち2ページ目を先にプリントし、シートSを反転させて表面、すなわち1ページ目をプリントしてユニット200へ搬送させる。このように両面プリントする場合には、搬送路126にシートを搬送させる必要があるため、搬送路126の長さが長くなると、その分プリント時間が長くなってしまう。
この問題を避けるために、両面モードにおいては、シートSの搬送方向における長さに応じて、搬送路126の中に待機可能な枚数だけ、シートを待機させるようにして、両面プリントを行う。すなわち、片面プリント済みのシートSが搬送路126を通過し再び画像形成部101まで戻ってくるまでの待ち時間が無駄であるため、この待ち時間の間に、後続のシートSの片面側のプリントを行い、さらに搬送路126に搬送させるということである。この方法によって、無駄な待ち時間が減り、高速な連続両面プリントが可能となる。しかし、この方法は両面プリントが連続する場合に可能な方法である。そのため、両面プリントと片面プリントが混在するジョブの場合、高速な両面プリントが行えず、プリント時間が長くなるという問題があった。
次に、図14のタイミングチャートを用いて両面プリントと片面プリントが混在したジョブを処理する場合の動作について説明する。
図14の(a)には外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1枚目と5枚目が両面プリントで、2から4枚目が片面プリントである。したがって、1ページ目と2ページ目は両面プリントの表面と裏面の関係となっており、6ページ目と7ページ目が両面プリントの表面と裏面の関係となっている全部で7ページのプリントジョブである。図14(a)で示したプリントジョブをそのままのページ順でプリントする場合は、図14(b)に示す通り1ページ目と2ページ目の間に1枚目のシートSが搬送路126で搬送される待ち時間が発生する。そして同様に、6ページ目と7ページ目の間にも待ち時間が発生する。
本実施例においては、バッファモードが選択されて、シート収容部に空きがあれば、この収容部を利用することで、両面プリントをまとめて実行するようにして待ち時間を減らすように制御する。この様子を図15のフローチャートを用いて説明する。なお、これらのフローチャートに基づく制御は、図4で説明したコントローラ302等がメモリ305に記憶されているプログラムに基づき実行する。また、図15のフローチャートにおいて、少なくとも1つは空きの収容部があるものとする。
図15において、コントローラ302は制御部304から空きの収容部が2つ以上あるかどうかの情報を入手する(S401)。空きの収容部が2つ以上ない場合は、ページ順通りに画像形成を行う。すなわち、コントローラ302はまず1枚目のシートSの裏面(2ページ目)にプリントを行い、1枚目のシートSを搬送路126へ搬送させる(S408)。1枚目のシートSが搬送路126を通過して、再び画像形成部101に戻ってきたら、コントローラ302は1枚目のシートSの表面(1ページ目)にプリントを行い、1枚目のシートSを収容部に搬送させる(S409)。その後、コントローラ302は2枚目から4枚目のシートSに3から5ページ目の画像を片面プリントし、2枚目から4枚目のシートSを収容部に搬送させる(S410)。その後、コントローラ302は5枚目のシートSの裏面(7ページ目)にプリントし、5枚目のシートSを搬送路126へ搬送させる(S411)。5枚目のシートSが搬送路126を通過して、再び画像形成部101に戻ってきたら、コントローラ302は5枚目のシートSの表面(6ページ目)にプリントを行い、5枚目のシートSを収容部に搬送させる(S412)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて収容部に収容されたシートを排出させる(S413)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ない場合の動作の様子は、図14(b)のタイミングチャートで示している。
一方、空きの収容部が2つ以上ある場合は、両面プリントをまとめて実行するようにページ順とは異なる順番にプリント順を入れ替える。図15のフローチャートでコントローラ302は1枚目のシートSの裏面(2ページ目)にプリントを行い、1枚目のシートSを搬送路126へ搬送させる(S402)。引き続いて、コントローラ302は5枚目のシートSの裏面(7ページ目)にプリントを行い、5枚目のシートSを搬送路126へ搬送させる(S403)。1枚目のシートSが搬送路126を通過して、再び画像形成部101に戻ってきたら、コントローラ302は1枚目のシートSの表面(1ページ目)にプリントを行い、下段側の空きの収容部に搬送させる(S404)。その後、5枚目のシートSが搬送路126を通過して、再び画像形成部101に戻ってきたら、コントローラ302は5枚目のシートSの表面(6ページ目)にプリントを行い、上段側の空き収容部に搬送させる(S405)。その後、コントローラ302は2から4枚目のシートSに3から5ページ目の画像を片面プリントし、2枚目から4枚目のシートSを下段側の収容部に搬送させる(S406)。すべてのページのプリントおよび収容部への搬送が終了した後、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて上段側と下段側の収容部に収容されたシートを同時に排出させる(S407)。以上説明した、空きの収容部が2つ以上ある場合の動作の様子は、図14(c)のタイミングチャートで示している。
また、この動作の様子は実施例1における図11において、シート251及びシート252を両面プリントの対象である1枚目と5枚目のシートS、シート253を片面プリントの対象である2から4枚目のシートSとして置き換えることにより表すことができる。上記の動作によって、ユーザは開口部250からページ順がそろった状態でシートを取り出すことができる。
図14(b)と図14(c)を比較した場合、図14(c)の方が、プリント終了タイミングが早くなっている。図14(b)の方は、1枚目と5枚目のシートSの両面プリントを単独で行っている。図14(b)においては、裏面に画像が形成されたシートSが搬送路126で搬送されている間、画像形成部101はただ待機しており、裏面に画像が形成されたシートSが搬送路126を通過してから、表面の画像を形成している。この両面プリントの動作は、搬送路126に存在するシートSが1枚だけであるので、1枚待機モードと呼ばれる動作である。この1枚待機モードの両面プリントは搬送路126の距離が長ければ長いほど、プリントが終了するまでの時間が長くなるモードである。
図14(c)の方は、1枚目と5枚目のシートSの両面プリントを連続して行っている。1枚目のシートSの裏面にプリントを行い、1枚目のシートSが搬送路126を通過してから再び画像形成部101に戻ってくるまでの待ち時間の間に、後続の5枚目のシートSの裏面プリント及び、搬送路126への搬送を行っている。この両面プリントの動作は、搬送路126に存在するシートが2枚あるので、2枚待機モードと呼ばれる動作である。このように複数枚のシートが搬送路126に存在するように両面プリントを行うと、搬送路126の距離が長くても、プリントが終了するまでの時間が長くなるのを抑えることができる。この待機枚数の違いにより、プリントが終了するまでの時間に差がでている。
以上説明したように、本実施例によれば、両面プリントと片面プリントが混在したジョブを処理する場合に、プリントするページの順番を入れ替えることにより両面プリントを連続して実行できるようになった。これにより、両面プリントを2枚待機モードで高速プリントすることが可能となり、プリントが終了するまでの時間を短縮できた。さらに、複数の収容部を利用することにより、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができた。
なお、本実施例では両面プリントの2枚待機モードの例を示した。しかしながら、2枚待機モードに限定されるものではない。装置100の構成によっては3枚待機、さらには、それ以上の待機モードであっても適用可能である。
(実施例4)
第4の実施例について説明する。主な部分の説明は第2の実施例と同様であり、ここでは第2の実施例と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
本実施例では、複数のユーザからのプリントジョブを同時に受け付けていた場合の動作の例について説明する。
図16(a)は、ネットワークを介してコントローラ302が同時に受信したユーザAとユーザBのジョブ内容が示されている。ユーザAのジョブ内容は、1枚目が厚紙で、2から4枚目が薄紙、5枚目が厚紙のジョブである。ユーザBのジョブ内容も、ユーザAと同様に、1枚目が厚紙で、2から4枚目が薄紙、5枚目が厚紙のジョブである。わかりやすくするため、ユーザAのジョブについて、1枚目のシートをA1、2枚目のシートをA2のように示している。そして、ユーザBのジョブについて、1枚目シートをB1、2枚目シートをB2のように示している。
この2つのジョブを処理する場合、通常であればまずどちらか先に一方のユーザのジョブを処理した後、もう一方のユーザのジョブを処理することになる。図16(b)には、ユーザAのジョブを処理した後に、ユーザBのジョブを処理した場合のタイミングチャートを示している。ユーザA、ユーザBそれぞれにサイクルダウンが2回発生し、合計で4回のサイクルダウンが発生している。そのため、プリントが終了するまでの時間が長くなってしまっている。
本実施例では、ジョブ間をまたがって画像形成条件が同じもの、すなわち厚紙、薄紙をまとめてプリントするようにして、サイクルダウンの回数を削減し、かつ複数の収容部を利用することによって、ユーザ毎に正しいページ順で排出するように制御する。
なお、本実施例のユニット200は図17に示す通り、シート収容部を4つ(201、202、203、204)有している。このように4つの収容部に空きがある場合において、本実施例は実行される。
本実施例の動作の様子を図16(c)で説明する。まず、ユーザAの厚紙A1、A5、ユーザBの厚紙B1、B5を先にプリントし、その後、ユーザAの薄紙A2、A3、A4、ユーザBの薄紙B2、B3、B4をプリントするようにプリント順を入れ替える。こうすることで、サイクルダウンは1回で済むことになる。プリントされたそれぞれのシートSは、4つある収容部に振り分けて搬送される。
この動作の様子を図17に示す。図17においては、ユニット200の構成を簡略化して示している。図17(a)は、プリント開始前のユニット200の状態であり、収容部201、202、203、204の4つが空いている。厚紙モードで連続プリントされた4枚の厚紙はそれぞれ異なる収容部へ搬送される。すなわち、シートA1は収容部204に、A5は収容部203に、B1は収容部202に、B5は収容部201にそれぞれ搬送される。図17(b)はその状態を示している。
そして、サイクルダウン後、薄紙モードで連続プリントされたA2〜A4のシートは、収容部204へシートA1の上に重なるように搬送される。また、B2〜B5のシートは収容部202へシートB1の上に重なるように搬送される。図17(c)はその状態を示している。
そして、プリント終了後、ユーザAが排出指示357を出すと、それに応じて収容部203と204に収容されたシートが、収容部203のシート移動手段243と収容部204のシート移動手段244によって同時に排出される。これによって、ユーザAのシートSのみをページの順番がそろった状態で取り出すことができる。図17(d)はその状態を示している。
図16(b)と図16(c)を比較した場合、2つのジョブをページ順通りにプリントした場合の図16(b)に比べ、2つのジョブ間をまたいでプリント順を入れ替えた場合の図16(c)は、ユーザAとユーザBのジョブを処理するまでの時間が短い。なお、ユーザAのジョブだけに着目すると、図16(b)の方が、図16(c)よりも終了タイミングが早くなっており、先にプリントを指示したユーザAにとっては、本実施例のメリットが無いように見える。しかしこれは、サイクルダウンの時間が、1枚あたりのプリント時間と比べ、比較的短い時間で済む装置構成の場合の例である。実際には、サイクルダウンに要する時間は1枚当たりのプリント時間に比べ、もっと長くなる装置構成のものが多く、この場合にはサイクルダウンが1回減るという効果は大きい。すなわち、ユーザAだけのジョブに着目しても本実施例の方が終了タイミングは早くなる場合があり、ユーザAにとってもメリットがある。
以上説明したように、本実施例によれば、複数のユーザによって厚紙モード(半速)と薄紙モード(標準速)が混在したジョブが指示された場合においても、プリントするページの順番を入れ替えることによりサイクルダウン回数を減らすことができた。さらに、複数の収容部を利用することにより、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができた。
(実施例5)
第5の実施例について説明する。主な部分の説明は第1の実施例と同様であり、ここでは第1の実施例と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
本実施例では、混在する画像形成条件の種類が複数ある場合に、優先順位の高い画像形成条件の切り替え回数が少なくなるように制御する例について図18に基づいて説明する。
図18(a)には外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1ページ目はモノクロ画像かつ厚紙であり、2ページ目はフルカラー画像かつ厚紙、3ページ目はフルカラー画像かつ薄紙である。そして、4ページ目はモノクロ画像かつ薄紙、5ページ目はモノクロ画像かつ厚紙、6ページ目はモノクロ画像かつ厚紙の全部で6ページのプリントジョブである。
このように、本実施例のジョブは、画像形成条件としてフルカラー画像かモノクロ画像かの条件に加え、薄紙か厚紙かの条件も加わっている。このようなジョブの場合、同一の画像形成条件をまとめる方法として2つの方法がある。1つはフルカラー画像かモノクロ画像かに着目して、先にモノクロ画像をまとめてプリントし、その後にフルカラー画像をまとめてプリントすることにより、切り替えシーケンスを1回だけ実行するようにする方法である。もう1つは薄紙か厚紙かに着目して、先に厚紙をまとめて厚紙モードでプリントし、その後に薄紙をまとめて薄紙モードでプリントすることにより、サイクルダウンの回数を1回にする方法である。どちらの方法も実施例1や実施例2で示した通り、収容部に2つ以上の空きがある場合は動作可能である。
それぞれの方法の動作を図18(b)、図18(c)に示す。図18(b)では、先にモノクロ画像4ページ分をモノクロモードでまとめてプリントする。すなわち、P1の厚紙をプリントし、次にP4の薄紙をプリントする。この時、厚紙モードから薄紙モードに変更する必要があるため、コントローラ302はサイクルダウンを実行する。次にP5の厚紙をプリントする。この時も、薄紙モードから厚紙モードに変更する必要があるため、コントローラ302はサイクルダウンを実行する。次にP6の厚紙をプリントする。この後、フルカラー画像2枚をプリントするため、コントローラ302はモノフル切り替えシーケンスを実行して、モノクロモードからフルカラーモードに切り替える。そしてP2の厚紙をプリントし、P3の薄紙をプリントする。この時、厚紙モードから薄紙モードに変更する必要があるため、コントローラ302はサイクルダウンを実行する。各シートSの搬送先は、図18に記載してある通りである。すなわち、P1は2つある収容部の下段側、P4、P5、P6は上段側、P2、P3は下段側に搬送する。すべてのシートの搬送が終了したら、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて2つの収容部に収容されたシートSを同時に排出させる。これにより、ページ順がそろった状態でシートSが排出される。
一方、図18(c)は、先に厚紙4ページ分を厚紙モードでまとめてプリントする。すなわち、P1のモノクロ画像をプリントし、次にP2のフルカラー画像をプリントする。この時、モノクロモードからフルカラーモードに変更する必要があるため、コントローラ302はモノフル切り替えシーケンスを実行する。次にP5のモノクロ画像をプリントする。この時、フルカラーモードからモノクロモードに変更する必要があるため、コントローラ302はフルモノ切り替えシーケンスを実行する。次にP6のモノクロ画像をプリントする。この後、薄紙2枚をプリントするため、コントローラ302はサイクルダウンを実行し、厚紙モードから薄紙モードに変更する。そして、P3のフルカラー画像をプリントし、P4のモノクロ画像をプリントする。この時、フルカラーモードからモノクロモードに変更する必要があるため、コントローラ302はフルモノ切り替えシーケンスを実行する。各シートSの搬送先は、図18に記載してある通りである。すなわち、P1、P2は2つある収容部の下段側、P5、P6は上段側、P3、P4は下段側に搬送する。すべてのシートの搬送が終了したら、コントローラ302はユーザの排出指示357に応じて2つの収容部に収容されたシートSを同時に排出させる。これにより、ページ順がそろった状態でシートSが排出される。
図18(b)と図18(c)を比べると、図18(c)の方が、プリントが終了するまでの時間が短くなっているのがわかる。これは、モノフル切り替えシーケンスやフルモノ切り替えシーケンスに要する時間に比べて、サイクルダウンに要する時間が長いためである。図18(b)は、モノクロ画像とフルカラー画像をそれぞれまとめてプリントするようにして、モノフル切り替えシーケンスを1回だけ実行するようにしたものの、サイクルダウンが3回入ってしまう。一方、図18(c)は、厚紙、薄紙をそれぞれまとめてプリントするようにしたので、サイクルダウンは1回だけとなった。そのかわり、モノフル切り替えシーケンスが2回、フルモノ切り替えシーケンスが1回実行されるものの、サイクルダウンに要する時間に比べれば、短い時間で済むため図18(c)の方が、プリントが終了するまでの時間が短くなった。
したがって、本実施例では、図18(a)のように、モノクロ画像とフルカラー画像、および薄紙と厚紙というように、画像形成条件の種類が複数ある場合は、プリントが終了するまでの時間がより短くなる方法を選択する。すなわち、動作モードの切り替え回数及び1回の切り替え動作に要する時間などを考慮して、まとめてプリントする画像形成条件に優先順位をつける。本実施例においては、薄紙モードと厚紙モードの切り替え、すなわちサイクルダウンの回数が少なくなる図18(c)の方式を優先して行うこととする。
以上説明したように、本実施例によれば、混在する画像形成条件の種類が複数ある場合に、優先順位をつけてプリントするページの順番を入れ替えることにより、プリントが終了するまでの時間を短くすることができた。さらに、複数の収容部を利用することにより、ページの順番がそろった状態でシートを取り出すことができる画像形成装置を提供することができた。
なお、本実施例では薄紙モードと厚紙モードの切り替えが少なくなる方を優先したが、これに限定されない。装置構成によってモノクロモードとフルカラーモードの切り替えが少なくなる方を優先した方が、プリントが終了するまでの時間が短くなる場合は、そちらを優先して選択してもよい。
(変形例)
上記の実施例において、フルカラー画像を形成するために図1に記載の画像形成装置100は4色の画像形成ユニットを有していた。しかし、これに限定されない。例えば、実施例2乃至4のように、カラーモードで動作することが前提ではない実施例においては、図19に記載の画像形成装置100であっても適用できる。図19において、同じ構成のものは図1と同じ番号を付している。図19に記載の装置100は、ブラックの画像形成ユニットのみを有している。
ここで、図19の装置100においては、ドラム111、ローラ112、ユニット114、トナーを収容するトナー収容部(不図示)がカートリッジCとして一体化されており、装置本体103に対して着脱可能になっている。ユーザはトナーがなくなると、カートリッジCを新しいカートリッジCと交換することができる。これによって、サービスマンによらずに、ユーザ自身で装置100のメンテナンスを行うことができる。また、本発明はこのようなカートリッジタイプの装置100に限定されず、ドラム111、ローラ112、ユニット114等の部材が装置本体103に据え付けられた構成(部材の交換が不要なタイプ)にも適用することができる。
また、上記の実施例において、ユニット200にはフェイスダウンの状態でシートSが収容されていた。しかし、これに限定されない。画像が形成された面(表面)が上向きの状態(フェイスアップ)でシートSが収容される構成であってもよい。この構成を図20に示す。図20において、同じ構成のものは図1と同じ番号を付している。
このようなフェイスアップ方式で構成されたシート収容ユニット200を有する画像形成装置100において、フェイスダウン方式の場合と同様の順番でプリントを行うと、収容されるシートSのページの順番が逆になる。すなわち、最初のページが一番下に収容され、最後のページが一番上に収容されることになる。ページ順が逆になることを承知の上で利用するユーザにとっては問題ない。しかし、ページ順を正しい順番にしたいユーザにとっては、プリント順を最終ページから開始することにより、目的を達成することができる。以下、実施例2を例として説明する。
図21(a)は外部機器300からのデータ352としてコントローラ302が受信したジョブ内容が示されている。1ページ目が厚紙で、2から4ページ目が薄紙、5ページ目が厚紙である。フェイスアップ方式のユニット200にページ順通りにシートを収容させるため、最終ページである5ページ目からプリントするように順番を入れ替える。この入れ替えた順番でプリントすると図21(b)に示すように、5ページ目と4ページ目の間と、2ページ目と1ページ目の間の2回サイクルダウンが発生する。空きの収容部が2つ以上ある場合には、実施例2で説明した動作と同様の動作、すなわち厚紙モードで先にまとめてプリントし、その後薄紙モードでプリントするように順番を入れ替える。そして、さらに収容部にページ順が正しい順番となるように振り分けてシートSを搬送させることにより図21(c)で示すようになる。図21(c)は、図21(b)に比べ、サイクルダウンの回数を1回減らすことができるため、プリント終了時間を短くすることができる。以上より、フェイスアップであっても本発明を適用することができる。
また、上記の実施例において、シート収容ユニット200はシートSを装置本体103の内部で一時的に収容する構成であった。この構成によって、上記の通り情報の機密性を高めることができる。しかし、これに限定されない。例えば、図22に示すように、ユニット200はシートSを装置本体103の外部に収容する構成であってもよい。この場合であっても、本発明を適用することで、ユーザが複数の収容部に振り分けて搬送されたシートSを取り出した時、ページの順番はそろった状態になっている。
また、上記の実施例において、外部機器300からの印刷データ352を解析し、シート収容部の空き状況の情報から、プリント順およびシートSの搬送先を決定していたのは、画像形成装置100にあるコントローラ302であった。しかし、これに限定されない。装置100と接続される外部機器300(ホストコンピュータ)で実行されるプリンタドライバが、ユーザが指定する印刷条件、シート収容部の空き状況の情報を収集、解析し、プリントジョブのプリント順、シートの搬送先を設定してもよい。そして、装置100はその設定に基づいて動作するように構成する。プリンタドライバは、装置100のシート収容部の空き状況を検知可能となっており、かつ装置100の動作モードの切り替えに要する時間の情報を持っているものとする。
このように、プリンタドライバ側で判断するように構成すれば、非常に多くの枚数からなるプリントジョブを処理する場合に、装置100が持つメモリ305の容量で処理しきれなくなるという問題がなくなる。さらには、装置100の側に複雑な処理を実行できる処理装置や、情報処理用の大容量のメモリ305を用意する必要がなくなるため、装置100のコストダウンになる。
また、上記の実施例においては、各収容部のシート移動手段について個別のアクチュエータを有しているため、それらを同時に駆動させることで、複数の収容部に収容されたシートを重ねて露出させることができる。一方で、アクチュエータを収容部の数よりも少ない数だけ設け、例えばクラッチ(不図示)等の駆動伝達切り換え手段を設けることで、1つのアクチュエータで複数のシート移動手段を選択的に移動させる構成としてもよい。
また、上記の実施例においては、コントローラ302にメモリ305が設けられていた。しかし、メモリ305はエンジン制御部303、シート収容ユニット制御部304に設けられていてもよい、又は画像形成装置制御部301内で独立して設けられていてもよい。
また、上記の実施例においては、エンジン制御部303とシート収容ユニット制御部304を分けて構成していたが、エンジン制御部303のみの構成としてもよい。その場合は、エンジン制御部303が搬送部105とシート収容ユニット200を制御すればよい。
また、本実施例においては、各収容部の下流側でシートの搬送路が合流しており、開口部を1つだけ有する構成を説明したが、複数の開口部を別途設けてもよい。そして、各収容部に収容されたシートをそれぞれ別の開口部から露出させる構成でもよい。
また、上記の実施例においては、3つの収容部が設けられている構成について説明したが、収容部の個数は3つに限定されるものではない。画像形成装置100が使用される環境、共同して使用するユーザの人数あるいは画像形成装置100のスペックに合わせて、収容部の個数を設定すればよい。
また、上記の実施例においては、シート収容ユニット200が画像形成装置100と一体となって構成されている例について説明した。一方で、シート収容ユニット200が画像形成装置100に対して着脱可能な状態で設けられていてもよい。その場合は、画像形成装置100に設けられた制御部がシート収容ユニット200の動作を制御してもよい。また、シート収容ユニット200に独立した制御部を設けて、画像形成装置100に設けられた制御部と通信して動作を制御してもよい。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 画像形成装置
101 画像形成部
105 搬送部
201、202、203 収容部
250 開口部
301 画像形成装置制御部

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって画像が形成されたシートを収容する複数の収容部と、
    前記画像形成部から前記複数の収容部へシートを振り分けて搬送する搬送部と、を有し、
    複数の画像形成モードで動作可能な画像形成装置において、
    前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることができる制御部を有し、
    前記画像形成モードを切り替えて複数のシートに画像を形成する場合、前記制御部は、予め指定されたページの順番に対して前記画像形成モードの切り替え回数が少なくなるように、前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替え、前記搬送部は、前記複数の収容部が配置されている方向に沿ってページの順番が昇順又は降順に並ぶように、前記画像形成部から前記複数の収容部へ複数のシートを振り分けて搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 開口部を形成する装置本体と、
    前記画像形成部によって画像が形成されたシートを前記装置本体の内部に収容する複数の前記収容部と、
    前記収容部に収容されたシートを移動させ、前記シートの一部が前記開口部から前記装置本体の外部に露出した露出状態で前記シートを停止させるシート移動手段と、を有し、
    前記シート移動手段は、前記搬送部によって前記複数の収容部に振り分けられた前記複数のシートを移動させ、前記露出状態で停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の画像形成モードは第1のモードと第2のモードを含み、前記画像形成部によって前記第1のモードで1ページ目の画像を形成し、前記第2のモードで2ページ目の画像を形成し、前記第1のモードで3ページ目の画像を形成する場合、前記制御部は、2ページ目と3ページ目の順番を入れ替えるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の収容部は鉛直方向に並んで配置されている第1の収容部と第2の収容部を含み、前記第2の収容部は前記第1の収容部の鉛直方向において上段側に配置されており、前記搬送部は、1ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送し、3ページ目の画像が形成されたシートを前記第2の収容部へ搬送し、2ページ目の画像が形成されたシートを前記第1の収容部へ搬送することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 複数の画像形成部を有し、
    前記複数の画像形成モードは、前記複数の画像形成部によってシートにカラー画像を形成するカラーモードと、前記複数の画像形成部の内の1つの画像形成部によってシートにモノクロ画像を形成するモノクロモードを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の画像形成モードは、シートの種類が厚紙である場合に実行される厚紙モードと、シートの種類が薄紙である場合に実行される薄紙モードを含み、前記厚紙モードは前記薄紙モードに比べて、前記画像形成部によって画像形成を行う際のシートの搬送速度が遅いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の画像形成モードは、シートの両面に画像を形成する場合に実行される両面モードと、シートの片面に画像を形成する場合に実行される片面モードを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 第1のユーザが画像形成の指示を出した後、第2のユーザが画像形成の指示を出した場合、前記制御部は、予め指定されたページの順番に対して前記画像形成モードの切り替え回数が少なくなるように、前記第1のユーザの指示に基づいて画像が形成されるページの順番と、前記第2のユーザの指示に基づいて画像が形成されるページの順番を入れ替えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 3つ以上の前記画像形成モードを切り替えて複数のシートに画像を形成する場合、前記制御部は、前記画像形成モードを切り替えるために要する時間が長い組み合わせについて、前記画像形成モードの切り替え回数が少なくなるように前記画像形成部によって画像が形成されるページの順番を入れ替えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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