JP6325336B2 - 車両用空気圧縮機ユニット - Google Patents

車両用空気圧縮機ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6325336B2
JP6325336B2 JP2014101848A JP2014101848A JP6325336B2 JP 6325336 B2 JP6325336 B2 JP 6325336B2 JP 2014101848 A JP2014101848 A JP 2014101848A JP 2014101848 A JP2014101848 A JP 2014101848A JP 6325336 B2 JP6325336 B2 JP 6325336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air compressor
vehicle
aftercooler
air
compressor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014101848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015218639A (ja
Inventor
徹 水船
徹 水船
将 黒光
将 黒光
高橋 亮
亮 高橋
辰雄 宮内
辰雄 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2014101848A priority Critical patent/JP6325336B2/ja
Priority to US14/704,370 priority patent/US10137909B2/en
Priority to EP15166868.8A priority patent/EP2949863B1/en
Priority to KR1020150066093A priority patent/KR20150131991A/ko
Priority to CN201510246747.XA priority patent/CN105089973B/zh
Priority to CN201710182612.0A priority patent/CN106884795B/zh
Publication of JP2015218639A publication Critical patent/JP2015218639A/ja
Priority to KR1020170057015A priority patent/KR101777089B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP6325336B2 publication Critical patent/JP6325336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D27/00Heating, cooling, ventilating, or air-conditioning
    • B61D27/0072Means for cooling only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/02Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/007General arrangements of parts; Frames and supporting elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/005Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of dissimilar working principle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/04Heating; Cooling; Heat insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2230/00Manufacture
    • F04C2230/60Assembly methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

本発明は、車両に搭載される車両用空気圧縮機ユニットに関する。
車両に搭載されてその車両において用いられる圧縮空気を生成する装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示された装置は、複数の空気圧縮機と複数の駆動モータとを備えている。各空気圧縮機は、各駆動モータによって駆動される。そして、各空気圧縮機は、各駆動モータと直列に連結されている。尚、各空気圧縮機は、スクロール空気圧縮機として構成されている。
実用新案登録第3150077号公報
特許文献1に開示された装置においては、各空気圧縮機と各駆動モータとが直列に連結されている。このため、空気圧縮機と駆動モータとを備える空気圧縮機ユニットの寸法が長く延びてしまうことになる。そして、この空気圧縮機ユニットを車両に搭載して設置する際に必要となる設置面積が、長く延びてしまうとともに大きく広がってしまうことになる。
上記のような空気圧縮機ユニットは、例えば、特許文献1にも開示されているように、車両の床の下部に設置される。よって、上記の空気圧縮機ユニットを車両に設置するためには、車両の床の下部において、大きく広がった設置面積が必要となってしまう。また、上記の空気圧縮機ユニットが車両の屋根の上部に設置される場合であっても、車両の屋根の上部において、大きく広がった設置面積が必要となってしまう。従って、上記の空気圧縮機ユニットを車両に設置する場合、車両における設置面積の増大を招いてしまうことになる。また、車両に上記の空気圧縮機ユニットを複数設置する場合、設置面積の更なる増大を招いてしまうことになる。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、車両における設置面積の増大を抑制することができる車両用空気圧縮機ユニットを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するための本発明のある局面に係る車両用空気圧縮機ユニットは、車両に搭載される車両用空気圧縮機ユニットであって、吸い込んだ空気を圧縮する空気圧縮機と、前記空気圧縮機を駆動する電動モータと、を備え、前記空気圧縮機及び前記電動モータが上下方向に沿って配置されることを特徴とする。
この構成によると、車両用空気圧縮機ユニットは、空気圧縮機及び電動モータが上下方向に沿って配置されるように、車両に搭載されて設置される。このため、車両用空気圧縮機ユニットを車両に搭載して設置する際に必要となる設置面積が長く延びて広がってしまうことが効率よく抑制される。これにより、車両における車両用空気圧縮機ユニットの設置面積の増大が抑制されることになる。また、車両に複数の車両用空気圧縮機ユニットを設置する際の設置面積の増大も抑制されることになる。
従って、上記の構成によると、車両における設置面積の増大を抑制することができる車両用空気圧縮機ユニットを提供することができる。そして、上記の構成によると、車両における設置面積の増大が抑制されるため、車両用空気圧縮機ユニットの車両への艤装の自由度を向上をさせることができる。尚、空気圧縮機及び電動モータが上下方向に沿って配置される構成である上下配置構成については、上下に延びる1つの直線に沿って空気圧縮機及び電動モータが配置される構成に限定されるものではない。上下に延びる1つの直線に対して空気圧縮機及び電動モータがずれた状態において、即ち、空気圧縮機及び電動モータがオフセットした状態において、空気圧縮機及び電動モータが上下方向に沿って配置される構成も、上記の上下配置構成に含まれるものである。
(2)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラと、前記電動モータの駆動力によって駆動される送風機として構成され、前記アフタークーラの冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファンと、を更に備えていることが好ましい。
この構成によると、空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラの冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファンが、電動モータの駆動力によって駆動される。このため、アフタークーラ用冷却ファンの駆動源を別途設ける必要が無いので、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
(3)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記アフタークーラ用冷却ファンの空気吸い込み側に隣接して前記空気圧縮機が設けられていることが好ましい。
この構成によると、アフタークーラ用冷却ファンは、周囲の空気を吸い込む際に、アフタークーラ用冷却ファンの空気吸い込み側に隣接した空気圧縮機の周囲において、空気の流れを生じさせることになる。その結果、空気圧縮機が冷却されることになる。このため、空気圧縮機を冷却するための構成をコンパクトな構造で実現することができる。そして、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
(4)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記アフタークーラ用冷却ファンの回転軸と前記空気圧縮機の回転軸とが同軸に設けられていることが好ましい。
この構成によると、アフタークーラ用冷却ファンの回転軸と空気圧縮機の回転軸とが、同軸に設けられているため、ギヤ等の動力伝達機構が不要となる。このため、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
(5)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記アフタークーラ用冷却ファンが遠心送風機であることが好ましい。
この構成によると、アフタークーラ用冷却ファンが、多くの風量を容易に発生させることができる遠心送風機として構成されている。このため、遠心送風機としてのアフタークーラ用冷却ファンにより、アフタークーラを効率よく冷却できる。そして、アフタークーラを効率よく冷却できることで、空気圧縮機で生成された圧縮空気を効率よく冷却することができる。
また、遠心送風機としてのアフタークーラ用冷却ファン及び空気圧縮機の回転軸が同軸に設けられる場合、アフタークーラを、アフタークーラ用冷却ファン及び空気圧縮機に対して、側方、上方、又は下方に配置することができる。この場合、アフタークーラ用冷却ファンからの冷却風をアフタークーラまで誘導するためのダクトの長さを短くすることができる。これにより、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
(6)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラ、を更に備え、前記アフタークーラは、前記空気圧縮機の横に設けられていることが好ましい。
空気圧縮機で発生した熱により熱せられた空気は上方に移動するため、アフタークーラを横に設けることで、熱せられた空気の影響を最小限に抑えつつ、アフタークーラを、空気圧縮機に隣接して設けることができる。このため、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
(7)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記空気圧縮機の側方に設けられて前記空気圧縮機を冷却するための空気圧縮機用冷却ファン、を更に備え、前記空気圧縮機用冷却ファンは、軸流ファンとして構成されていることが好ましい。
この構成によると、空気圧縮機用冷却ファンが、空気圧縮機の側方に設けられた軸流ファンとして構成される。軸流ファンは、遠心送風機に比して小型のファンとして構成される。このため、車両用空気圧縮機ユニットにおける空気圧縮機用冷却ファンを設置するための空間が狭い場合であっても、空気圧縮機用冷却ファンを容易に設置することができる。また、空気圧縮機用冷却ファンを備える車両用空気圧縮機ユニットの小型化を図ることもできる。
(8)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラと、前記電動モータの駆動力によって駆動される遠心送風機として構成され、前記アフタークーラの冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファンと、を更に備え、前記アフタークーラは、前記空気圧縮機で生成された圧縮空気が流動し、前記空気圧縮機用冷却ファンによって発生した冷却風によって冷却される第1流路を有する第1クーラ部と、前記第1クーラ部で冷却された圧縮空気が流入する第2流路を有し、前記アフタークーラ用冷却ファンによって発生した冷却風によって冷却される第2クーラ部と、を含み、前記第1クーラ部は前記空気圧縮機の側方に配置され、前記第2クーラ部は前記アフタークーラ用冷却ファンの側方に配置されることが好ましい。
この構成によると、空気圧縮機で生成された比較的温度の高い圧縮空気は、軸流ファンである空気圧縮機用冷却ファンからの冷却風であって空気圧縮機を冷却した後の比較的温度の高い冷却風によって冷却された第1クーラ部において、冷却される。次いで、第1クーラ部で冷却された圧縮空気は、遠心送風機であるアフタークーラ用冷却ファンからのより低温の冷却風によって冷却された第2クーラ部において、冷却される。このため、空気圧縮機用冷却ファンからの冷却風による冷却とアフタークーラ用冷却ファンからの冷却風による冷却とが、この順で順番に実施され、圧縮空気が効率よく冷却される。また、上記の構成によると、第1クーラ部が空気圧縮機の側方に配置され、第2クーラ部がアフタークーラ用冷却ファンの側方に配置される。このため、空気圧縮機、アフタークーラ用冷却ファン、及びアフタークーラをコンパクトに配置することができる。更に、上記の構成によると、空気圧縮機の冷却用の軸流ファンからの冷却風をアフタークーラの冷却に用いることができるため、アフタークーラ用冷却ファンの冷却能力を低く設定し、アフタークーラ用冷却ファンの小型化を図ることもできる。これらにより、車両用空気圧縮機ユニット全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
尚、アフタークーラの流路構成が、空気圧縮機用冷却ファンからの冷却風による冷却とアフタークーラ用冷却ファンからの冷却風による冷却とが交互に繰り返されてしまうような流路構成である場合、一旦冷却された圧縮空気が暖められて、再び冷却されるような状態が発生する虞がある。この場合、圧縮空気を冷却する際の冷却効率の低下を招く虞がある。しかし、前記の構成によると、このような冷却効率の低下を招く虞がないため、圧縮空気を効率よく冷却することができる。
(9)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記第1流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられ、前記第2流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられることが好ましい。
この構成によると、第1クーラ部における圧縮空気の流路である第1流路は、水平方向に沿って蛇行するように設けられる。同様に、第2クーラ部における圧縮空気の流路である第2流路も、水平方向に沿って蛇行するように設けられる。このため、上記の構成によると、流路内で結露が発生し、流路内に水滴が生じた場合であっても、流路内の水滴が流動し易く、その水滴が下流へと排出され易い。よって、第1クーラ部及び第2クーラ部において、流路内に水滴が残存してしまうことを抑制することができる構成を簡素な構造で容易に実現することができる。
(10)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記第1流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられ、前記第2流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられることが好ましい。
この構成によると、第1クーラ部における圧縮空気の流路である第1流路は、上下方向に沿って蛇行するように設けられる。同様に、第2クーラ部における圧縮空気の流路である第2流路も、上下方向に沿って蛇行するように設けられる。このため、上記の構成によると、上下方向に沿って蛇行しながら延びる流路を設けた簡素な構成により、容易に、圧縮空気を第1クーラ部及び第2クーラ部によって効率よく冷却する構成を実現することができる。
(11)前記車両用空気圧縮機ユニットは、前記電動モータの駆動を制御するコントローラを更に備え、前記コントローラは、前記電動モータの側方に配置されていることが好ましい。
この構成によると、空気圧縮機及び電動モータが上下方向に沿って配置され、電動モータのコントローラが、電動モータの側方に配置される。このため、コントローラを空気圧縮機から離して配置でき、空気圧縮機で発生する熱がコントローラに影響を与えてしまうことを抑制できる。更に、電動モータ及びコントローラを近接配置できる。よって、空気圧縮機とコントローラとを熱的に分離しつつ、電動モータとコントローラとを近接配置して構造のコンパクト化を図ることができる。
本発明によると、車両における設置面積の増大を抑制することができる車両用空気圧縮機ユニットを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る車両用空気圧縮装置及び車両用空気圧縮機ユニットが車両に設置された状態を示す模式図である。 図1に示す空気圧縮装置及び空気圧縮機ユニットの車両における設置位置を模式的に示す平面図である。 図1に示す空気圧縮装置及び空気圧縮機ユニットを示す斜視図である。 図3に示す空気圧縮装置の斜視図であって、空気圧縮機ユニットにおける空気圧縮装置の内側に配置された部分が見えるように空気圧縮装置の一部の要素を除いた状態で空気圧縮装置を示す斜視図である。 図3に示す空気圧縮装置及び空気圧縮機ユニットのシステム構成を示す模式図である。 図4に示す空気圧縮機ユニットの斜視図である。 図6に示す空気圧縮機ユニットについて図6とは異なる方向から見た斜視図であって、空気圧縮機ユニットの周囲に配置される要素を除いた状態で空気圧縮機ユニットを示す斜視図である。 図7に示す空気圧縮機ユニットについて内部構造が見えるように一部の要素を除いた状態で示す斜視図であって、図7とは異なる方向から見た斜視図である。 図6乃至図8に示す空気圧縮機ユニットのクーラの模式図であって、クーラにおける圧縮空気の流路構成を模式的に示す図である。 変形例に係るクーラの模式図であって、クーラにおける圧縮空気の流路構成を模式的に示す図である。 変形例に係る車両用空気圧縮装置及び車両用空気圧縮機ユニットのシステム構成を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本実施形態については、車両に搭載される車両用空気圧縮機ユニット及び車両用空気圧縮装置に関して広く適用することができるものである。
[空気圧縮装置及び空気圧縮機ユニットの設置形態]
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両用空気圧縮装置1及び車両用空気圧縮機ユニット2が鉄道車両として構成された車両100に搭載されて設置された状態を示す模式図である。図2は、車両用空気圧縮装置1及び車両用空気圧縮機ユニット2の車両100における設置位置を模式的に示す平面図である。
図1及び図2に示すように、車両用空気圧縮装置1は、複数の車両用空気圧縮機ユニット2を備えて構成されている。本実施形態の車両用空気圧縮機ユニット2は、本実施形態の車両用空気圧縮装置1に備えられる空気圧縮機ユニット2としても構成されている。尚、以下の説明においては、車両用空気圧縮装置1については、単に、「空気圧縮装置1」とも称する。また、車両用空気圧縮機ユニット2については、単に、「空気圧縮機ユニット2」とも称する。
本実施形態では、空気圧縮装置1が、2つの空気圧縮機ユニット2を備えて構成された形態を例示している。しかし、この通りでなくてもよい。空気圧縮装置1は、3つ以上の空気圧縮機ユニット2を備えて構成されていてもよい。
空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2は、例えば、車両100の床100aの下部に設置される(図1を参照)。空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2は、車両100において用いられる圧縮空気を生成するために、車両100に搭載されて設置される。即ち、空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2にて生成された圧縮空気は、車両100に搭載された各種空圧機器を作動させるために用いられる。
図2の平面図においては、車両100の一部を上方から見た状態が図示されている。そして、図2においては、車両100の床100aの下部に設置される空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2が二点鎖線で示されている。また、図2においては、車両100が走行する軌道のレール101及び枕木102についても、二点鎖線で示されている。
図2に示すように、空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2は、車両100の幅方向において、車両100の幅方向における中心から一方側に偏った位置に設置されている。尚、車両100の幅方向については、図2において両端矢印Aで示されている。車両100の幅方向は、車両100の進行方向に対して直交する方向であり、レール101が延びる方向と直交する枕木102の長手方向に対して平行な方向である。
また、図1及び図2に示すように、複数の(本実施形態では2つの)空気圧縮機ユニット2は、車両100の進行方向に沿って直列に並んだ状態で、車両100の床100aの下部に設置されている。尚、図1及び図2に示す空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2の設置形態は、例示である。
[空気圧縮装置の全体構成]
図3は、空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2を示す斜視図である。図4は、空気圧縮装置1の斜視図であって、空気圧縮機ユニット2における空気圧縮装置1の内側に配置された部分が見えるように空気圧縮装置1の一部の要素を除いた状態で空気圧縮装置1を示す斜視図である。図5は、図3に示す空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2のシステム構成を示す模式図である。
図3乃至図5に示すように、空気圧縮装置1は、複数(本実施形態では2つ)の空気圧縮機ユニット2、ケースユニット11、を備えて構成されている。
ケースユニット11は、複数(本実施形態では2つ)の個別ケース12を備えている。各個別ケース12は、各空気圧縮機ユニット2を保持するハウジングとして構成されている。各個別ケース12は、直方体状に組み立てられたフレーム体12aと、フレーム体12aに取り付けられた複数のパネル体12bとを備えている。複数のパネル体12bは、空気圧縮機ユニット2の周囲を覆うように、フレーム体12aに取り付けられている。尚、図4は、複数の個別ケース12のうちの一方における1枚のパネル体12bを除いた状態で空気圧縮装置1を示す斜視図である。
それぞれ空気圧縮機ユニット2を保持する複数の個別ケース12は、直列に並んだ状態で一体に固定され、車両100に設置される。これにより、ケースユニット11は、複数の空気圧縮機ユニット2が直列に並んだ状態で複数の空気圧縮機ユニット2を保持し、車両100に設置されることが可能に構成されている。
[空気圧縮機ユニットの全体構成]
図6は、図4に示す2つの空気圧縮機ユニット2のうちの1つを示す斜視図である。図7は、図6に示す空気圧縮機ユニット2について図6とは異なる方向から見た斜視図である。尚、図7の斜視図では、空気圧縮機ユニット2の周囲に配置される要素である個別ケース12を除いた状態で空気圧縮機ユニット2を示している。図8は、図7に示す空気圧縮機ユニット2について内部構造が見えるように一部の要素を除いた状態で示す斜視図であって、図7とは異なる方向から見た斜視図である。
図3乃至図8に示すように、複数(本実施形態では2つ)の空気圧縮機ユニット2のそれぞれは、空気圧縮機13、電動モータ14、空気圧縮機用冷却ファン15、ベース部16、アフタークーラ17、アフタークーラ用冷却ファン18、除湿器19、駆動力伝達部20、フィルタ部21、コントローラ22、等を備えて構成されている。尚、2つの空気圧縮機ユニット2は、同じ構成である。そこで、以下の説明では、2つの空気圧縮機ユニット2のうちの1つの空気圧縮機ユニット2について説明し、もう1つの空気圧縮機ユニット2についての重複する説明を割愛する。
[空気圧縮機]
吸い込んだ空気を圧縮する空気圧縮機13は、揺動スクロールと固定スクロールとを備えるスクロール式の空気圧縮機として構成されている。更に、空気圧縮機13は、油を伴わずに空気を圧縮するオイルフリー式の空気圧縮機として構成されている。
空気圧縮機13において空気が吸い込まれる入口である吸い込み口は、吸い込み配管24を介して空気吸い込み部23に接続され、外部と連通している。外部の空気は、空気吸い込み部23及び吸い込み配管24を介して、空気圧縮機13に吸い込まれる。尚、空気吸い込み部23には、吸い込まれる空気が通過する際に砂塵等の粉塵の通過を抑制する粉塵フィルタが設けられている。
空気圧縮機13は、電動モータ14からの駆動力によって駆動され、揺動スクロールが固定スクロールに対して揺動しながら回転する。これにより、揺動スクロールと固定スクロールとの間で空気が圧縮される。空気圧縮機13において圧縮空気を吐出する出口である吐出口は、吐出配管25を介してアフタークーラ17に接続され、アフタークーラ17に連通している。空気圧縮機13において生成された圧縮空気は、吐出配管25を介してアフタークーラ17に供給される。吐出配管25としては、テフロン(登録商標)等の弾性体で構成された配管に加え、銅管や鋼管が用いられる。尚、本実施形態では、空気圧縮機13とアフタークーラ17とを接続する吐出配管25として、テフロン等の弾性体で構成された配管ではなく、鋼管が用いられている。
尚、本実施形態では、スクロール式の空気圧縮機である空気圧縮機13が設けられた空気圧縮機ユニット2の形態を例示したが、この通りでなくてもよい。スクリュー式の空気圧縮機が設けられた空気圧縮機ユニットが構成されてもよい。また、電動モータ14からの回転駆動力がクランク軸を介して往復駆動力に変換されて伝達されて駆動されるレシプロ式の空気圧縮機が設けられた空気圧縮機ユニットが構成されてもよい。また、油を伴って空気を圧縮するオイル式の空気圧縮機が設けられた空気圧縮機ユニットが構成されてもよい。
[フィルタ部]
フィルタ部21は、空気吸い込み部23及び後述する空気圧縮機用冷却ファン15に吸い込まれる空気が通過するフィルタ要素として設けられている。外部の空気がフィルタ部21を通過する際に、異物が除去される。フィルタ部21は、図3及び図4に示すように、個別ケース12に対して取り付けられる。
フィルタ部21は、例えば、複数の孔が設けられた金属プレートとして構成される。或いは、フィルタ部21は、金網として構成される。そして、フィルタ部21は、金属プレート或いは金網における面状に平坦に広がる部分が空気吸い込み部23及び空気圧縮機用冷却ファン15に向かい合う状態で、個別ケース12に取り付けられる。尚、図6では、個別ケース12からフィルタ部21が取り外された状態が図示されている。
[電動モータ、コントローラ]
図5乃至図8に示す電動モータ14は、空気圧縮機13を駆動する駆動源として設けられている。電動モータ14は、後述する駆動力伝達部20を介して空気圧縮機13を駆動する。即ち、電動モータ14で発生する駆動力が駆動力伝達部20を介して空気圧縮機13に伝達され、空気圧縮機13の揺動スクロールが揺動しながら回転駆動される。
図6乃至図8に示すコントローラ22は、電源(図示省略)からの電流を電動モータ14に供給し、電動モータ14の駆動を制御する制御装置として構成されている。電動モータ14へ供給される電流及び電動モータ14の回転数(回転速度)は、コントローラ22によって制御される。
[空気圧縮機用冷却ファン]
図5乃至図8に示す空気圧縮機用冷却ファン15は、空気圧縮機13の側方に設けられて空気圧縮機13を冷却するためのファンとして構成されている。そして、空気圧縮機用冷却ファン15は、空気圧縮機13の冷却風を発生させ、その冷却風の流れの下流側に配置された空気圧縮機13を冷却する。
空気圧縮機用冷却ファン15は、複数設けられている。本実施形態では、空気圧縮機用冷却ファン15は、2つ設けられている。2つの空気圧縮機用冷却ファン15のそれぞれは、軸周りで回転するプロペラを有する軸流ファンとして構成されている。2つの空気圧縮機用冷却ファン15は、電動モータ14とは別個に設けられた他の電動モータによって駆動される。2つの空気圧縮機用冷却ファン15は、軸方向に直列に並ぶように配置されている。即ち、各空気圧縮機用冷却ファン15の回転軸は、同一直線状に沿って直列に並ぶように配置されている。
また、空気圧縮機用冷却ファン15におけるプロペラの周囲のカバーは、空気圧縮機13の本体部分を覆うカバーと結合されている。これにより、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生する空気圧縮機13の冷却風が効率よく空気圧縮機13に送風され、空気圧縮機13が効率よく冷却される。尚、図5では、空気圧縮機13の冷却風の流れ方向と、後述するアフタークーラ用冷却ファン18によって発生するアフタークーラ17の冷却風の流れ方向とが、破線の矢印で示されている。
尚、本実施形態では、空気圧縮機用冷却ファン15が2つ設けられた空気圧縮機ユニット2の形態を例示したが、この通りでなくてもよい。空気圧縮機用冷却ファン15が1つのみ設けられた空気圧縮機ユニットが構成されてもよい。また、空気圧縮機用冷却ファン15が3つ以上設けられた空気圧縮機ユニットが構成されてもよい。
[ベース部]
図6乃至図8に示すベース部16は、空気圧縮機13、電動モータ14、等が取り付けられて固定される部材として設けられ、例えば、鋼製の部材として設けられている。本実施形態では、ベース部16は、平板状のプレート部として構成されている。
ベース部16は、平坦に広がるその両面のそれぞれを構成する第1の面16a及び第2の面16bを有している。即ち、第1の面16a及び第2の面16bは、互いに略平行な平坦な面として構成されている。
また、ベース部16の第1の面16aに空気圧縮機13が取り付けられて固定されている。一方、ベース部16の第2の面16bに電動モータ14が取り付けられて固定されている。そして、空気圧縮機ユニット2は、空気圧縮機13及び電動モータ14がベース部16を挟んで上下方向に沿って並んで配置されるように、車両100に設置される。また、複数の空気圧縮機ユニット2のそれぞれにおける空気圧縮機13及び電動モータ14がベース部16を挟んで上下方向に沿って並んで配置されるように、ケースユニット11及び複数の空気圧縮機ユニット2が車両100に設置される。このように、空気圧縮機ユニット2は、空気圧縮機13及び電動モータ14が上下方向に沿って配置されるように構成されている。
空気圧縮機ユニット2においては、空気圧縮機13及び電動モータ14がベース部16を挟んで上下に分離されて配置される。そして、空気圧縮機13の側方に設けられて空気圧縮機13を冷却する空気圧縮機用冷却ファン15が、空気圧縮機13と同じ第1の面16a側に配置される。即ち、空気圧縮機用冷却ファン15及び電動モータ14もベース部16を挟んで上下に分離されて配置される。上記により、空気圧縮機13及び空気圧縮機用冷却ファン15と、電動モータ14とが、ベース部16により、熱的に分離されることになる。このため、空気圧縮機ユニット2によると、電動モータ14で発生する熱が、空気圧縮機用冷却ファン15による空気圧縮機13の冷却に影響を与えてしまうことを抑制することができる。このため、空気圧縮機用冷却ファン15による空気圧縮機13の冷却効率を向上させることができる。
また、空気圧縮機ユニット2においては、コントローラ22が、電動モータ14の側方に配置されている。更に具体的には、コントローラ22は、ベース部16に対して、空気圧縮機13が配置される第1の面16a側と反対側であって電動モータ14が配置される第2の面16b側に配置されている。本実施形態では、コントローラ22は、ベース部16に対して第2の面16bで固定されていない状態で、ベース部16に対して、第2の面16b側に配置されている。しかし、この通りでなくてもよい。コントローラ22は、ベース部16に対して第2の面16bで固定された状態で、ベース部16に対して、第2の面16b側に配置されていてもよい。
尚、本実施形態では、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態では、空気圧縮機13及び空気圧縮機用冷却ファン15がベース部16の上方に配置され、電動モータ14及びコントローラ22がベース部16の下方に配置される。しかし、この通りでなくてもよい。空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態で、空気圧縮機13及び空気圧縮機用冷却ファン15がベース部16の下方に配置され、電動モータ14及びコントローラ22がベース部16の上方に配置される形態が実施されてもよい。
[アフタークーラ用冷却ファン]
図5、図7及び図8に示すアフタークーラ用冷却ファン18は、 電動モータ14の駆動力によって駆動される送風機として構成されている。本実施形態では、アフタークーラ用冷却ファン18は、遠心送風機として構成され、より具体的には、シロッコファンとして構成されている。そして、アフタークーラ用冷却ファン18は、後述するアフタークーラ17の冷却風を発生させ、アフタークーラ17を外部から冷却する。尚、前述の通り、アフタークーラ17の冷却風の流れの方向については、図5において破線の矢印で示されている。
空気圧縮機ユニット2においては、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26と空気圧縮機13の回転軸27とが、同軸に設けられている(図5を参照)。即ち、回転軸26及び回転軸27は、直列に並んで配置され、一体に回転するように設けられている。また、アフタークーラ用冷却ファン18は、空気圧縮機13の回転軸27の近傍に空気吸い込み側が設けられている。このため、空気圧縮機ユニット2においては、アフタークーラ用冷却ファン18の空気吸い込み側に隣接して空気圧縮機13が設けられている。
電動モータ14の駆動力によってアフタークーラ用冷却ファン18が回転すると、この回転によって発生した負圧により、空気圧縮機13の回転軸27の近傍の空気が、アフタークーラ用冷却ファン18の中心側の吸い込み側から吸い込まれる。アフタークーラ用冷却ファン18に吸い込まれた空気は、アフタークーラ用冷却ファン18の回転によって、アフタークーラ用冷却ファン18の径方向外側に向かって流動する。そして、アフタークーラ用冷却ファン18によって発生した冷却風は、ダクト28によって誘導される。ダクト28によって誘導された冷却風は、後述するアフタークーラ17に吹き付けられ、アフタークーラ17を冷却する(図5、図7を参照)。尚、図8では、ダクト28及びアフタークーラ用冷却ファン18のカバーの図示が省略されている。
[駆動力伝達部]
図5及び図8に示す駆動力伝達部20は、電動モータ14からの駆動力をアフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13に伝達し、アフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13を駆動する機構として設けられている。駆動力伝達部20は、駆動プーリ29、従動プーリ30、及び駆動ベルト31を備えて構成されている。
駆動プーリ29は、電動モータ14の回転軸32とともに回転するように構成されている。従動プーリ30は、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26とともに回転するように構成されている。駆動ベルト31は、駆動プーリ29及び従動プーリ30に対して周回するように巻き掛けられるとともに電動モータ14の駆動力をアフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13に伝達する無端状のベルトとして構成されている。
電動モータ14の運転が開始されて電動モータ14の回転軸32が回転すると、回転軸32とともに駆動プーリ29が回転する。そして、駆動プーリ29の回転とともに駆動ベルト31が周回動作を行い、従動プーリ30も回転する。これにより、従動プーリ30とともにアフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26が回転し、アフタークーラ用冷却ファン18が作動する。また、前述のように、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26と空気圧縮機13の回転軸27とは、同軸に設けられている。このため、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26とともに空気圧縮機13の回転軸27も回転する。即ち、アフタークーラ用冷却ファン18とともに空気圧縮機13も作動することになる。
[アフタークーラ]
図5乃至図8に示すアフタークーラ17は、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を冷却する機構として設けられている。アフタークーラ17は、前述のように、吐出配管25を介して空気圧縮機13に接続されている。そして、アフタークーラ17は、空気圧縮機13で生成されて吐出配管25を介して供給された圧縮空気を冷却する。また、アフタークーラ17は、図6乃至図8に示すように、ベース部16に対して、第1の面16aにおいて固定されて取り付けられている。
図5、図7及び図8に示すように、アフタークーラ17は、第1クーラ部33及び第2クーラ部34を備えて構成されている。
第1クーラ部33は、空気圧縮機13で生成された圧縮空気が流動し、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生した冷却風によって冷却される第1流路35を有する。また、第1クーラ部33は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13に向かって吹き付ける冷却風の流れの方向における空気圧縮機13の下流側に配置されている。
上記の構成により、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13を冷却した後の冷却風が、第1クーラ部33の第1流路35を外部から冷却する。そして、冷却された第1流路35の内部を流動する圧縮空気が第1流路35によって冷却される。尚、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13を冷却した後の冷却風の流れの方向における空気圧縮機13の下流側の領域の周囲には、ダクト37が設置されている(図5を参照)。ダクト37は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13を冷却した後の冷却風を第1クーラ部33へと誘導するように設けられている。
第2クーラ部34は、第1クーラ部33に接続されている。そして、第2クーラ部34は、空気圧縮機13で圧縮されて第1クーラ部33で冷却された圧縮空気が流入する第2流路36を有している。即ち、第2流路36は、第1流路35の下流側に接続されている。
また、第2クーラ部34は、アフタークーラ用冷却ファン18によって発生した冷却風によって冷却される。即ち、アフタークーラ用冷却ファン18によって発生した冷却風が、第2クーラ部34の第2流路36を外部から冷却する。そして、冷却された第2流路36の内部を流動する圧縮空気が第2流路36によって冷却される。このため、空気圧縮機13で生成された圧縮空気は、まず、第1クーラ部33にて冷却され、次いで、第2クーラ部34にて冷却される。
また、第1クーラ部33は空気圧縮機13の側方に配置され、第2クーラ部34はアフタークーラ用冷却ファン18の側方に配置される。尚、本実施形態では、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において、第1クーラ部33と第2クーラ部34とは、水平方向に沿って並んで配置される。また、ケースユニット11及び複数の空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態で、複数の空気圧縮機ユニット2のそれぞれにおいて、第1クーラ部33と第2クーラ部34とが、水平方向に沿って並んで配置される。
ここで、第1流路35及び第2流路36の構成について、更に詳しく説明する。図9は、図6乃至図8に示す空気圧縮機ユニット2のアフタークーラ17の模式図であって、アフタークーラ17における圧縮空気の流路構成を模式的に示す図である。
図7及び図9に示すように、第1流路35は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられ、水平方向に沿って延びる複数の第1水平流路38を含んで構成されている。そして、第2流路36は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられ、水平方向に沿って延びる複数の第2水平流路39を含んで構成されている。
尚、図9では、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態における水平方向については、両端矢印Bで示している。また、図9では、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態における上下方向については、両端矢印Cで示している。更に、図9では、第1流路35に流入する圧縮空気の流れの方向を矢印Dで示し、第2流路36から流出する圧縮空気の流れの方向を矢印Eで示している。
図9に示すように、複数の第1水平流路38は、屈曲形成された流路を介して順番に接続されるように構成されている。複数の第2水平流路39は、屈曲形成された流路を介して順番に接続されるように構成されている。複数の第1水平流路38は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において、1列の状態で又は複数列の状態で上下方向に沿って並んで配置される。同様に、複数の第2水平流路39は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において、1列の状態で又は複数列の状態で上下方向に沿って並んで配置される。
尚、本実施形態では、複数の第1水平流路38は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において、複数列の状態で上下方向に沿って並んで配置される。即ち、上下方向に沿って並んで配置される第1水平流路38の列が複数あり、複数の列は、水平方向に並んで配置されている。第1流路35においては、圧縮空気は、列毎に順番に各列の第1水平流路38で冷却される。
また、本実施形態では、複数の第2水平流路39は、空気圧縮機ユニット2が車両100に搭載された状態において、複数列の状態で上下方向に沿って並んで配置される。即ち、上下方向に沿って並んで配置される第2水平流路39の列が複数あり、複数の列は、水平方向に並んで配置されている。第2流路36においては、圧縮空気は、列毎に順番に各列の第2水平流路39で冷却される。
尚、図9の模式図では、上下方向に沿って並んで配置される複数の第1水平流路38の状態の説明を分かり易くするために、複数の第1水平流路38が1列の状態で上下方向に沿って並んで配置された状態を模式的に図示している。同様に、図9の模式図では、上下方向に沿って並んで配置される複数の第2水平流路39の状態の説明を分かり易くするために、複数の第2水平流路39が1列の状態で上下方向に沿って並んで配置された状態を模式的に図示している。
[除湿器]
図5及び図8に示す除湿器19は、空気圧縮機13で生成されてアフタークーラ17にて冷却された圧縮空気を除湿する機構として設けられている。除湿器19は、第2クーラ部34の下流側に接続され、第2クーラ部34にて冷却された圧縮空気が流入するように構成されている。また、除湿器19は、空気圧縮機ユニット2にて生成した圧縮空気を外部に送出する圧縮空気送出部40にも接続されている。尚、圧縮空気送出部40から送出された圧縮空気は、ケースユニット11の外部に設置されて圧縮空気を貯留するアキュムレータタンク(図示省略)に対して供給される。
上記の構成により、まず、第2クーラ部34にて冷却されて除湿器19に流入した圧縮空気は、除湿器19で除湿される。次いで、除湿器19にて除湿された圧縮空気は、圧縮空気送出部40から送出され、アキュムレータタンクに供給される。
[空気圧縮装置及び空気圧縮機ユニットの作動]
次に、上述した空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2の作動について説明する。複数の空気圧縮機ユニット2がそれぞれ作動することで、空気圧縮装置1が作動することになる。尚、空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2の作動時における空気の流れについては、図5の模式図において、実線の矢印で示している。
空気圧縮装置1及び空気圧縮機ユニット2の運転が行われている状態では、まず、外気である空気が、空気圧縮機13の作動によって発生する負圧によって、空気吸い込み部23から吸い込まれる。空気圧縮機13は、コントローラ22の制御によって作動する電動モータ14の運転が行われることで、作動する。また、空気圧縮機13は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生した冷却風によって冷却される。
空気吸い込み部23から吸い込まれた空気は、空気圧縮機13内に流入し、空気圧縮機13にて圧縮される。空気圧縮機13にて生成された圧縮空気は、アフタークーラ17に流入し、アフタークーラ17にて冷却される。このとき、まず、圧縮空気は、空気圧縮機用冷却ファン15にて発生して空気圧縮機13を冷却した後の冷却風によって外部から冷却された第1クーラ部33の第1流路35を通過する。これにより、圧縮空気は、第1流路35内で冷却される。次いで、第1クーラ部35で冷却された圧縮空気は、アフタークーラ用冷却ファン18にて発生した冷却風によって外部から冷却された第2クーラ部34の第2流路36を通過する。これにより、圧縮空気は、第2流路36内で冷却される。
アフタークーラ17にて冷却された圧縮空気は、除湿器19へと流入し、除湿器19において除湿される。除湿器19にて除湿された圧縮空気は、圧縮空気送出部40から送出され、アキュムレータタンクに供給されることになる。
[空気圧縮機ユニットの作用効果]
以上説明したように、本実施形態によると、車両用空気圧縮機ユニット2は、空気圧縮機13及び電動モータ14が上下方向に沿って配置されるように、車両100に搭載されて設置される。このため、車両用空気圧縮機ユニット2を車両100に搭載して設置する際に必要となる設置面積が長く延びて広がってしまうことが効率よく抑制される。これにより、車両100における車両用空気圧縮機ユニット2の設置面積の増大が抑制されることになる。また、車両100に複数の車両用空気圧縮機ユニット2を設置する際の設置面積の増大も抑制されることになる。
従って、本実施形態によると、車両100における設置面積の増大を抑制することができる車両用空気圧縮機ユニット2を提供することができる。そして、本実施形態によると、車両100における設置面積の増大が抑制されるため、車両用空気圧縮機ユニット2の車両100への艤装の自由度を向上をさせることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラ17の冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファン18が、電動モータ14の駆動力によって駆動される。このため、電動モータ14の動力を効率よく活用してアフタークーラ用冷却ファン18を駆動することができる。更に、アフタークーラ用冷却ファン18の駆動源を別途設ける必要が無いので、車両用空気圧縮機ユニット2全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、アフタークーラ用冷却ファン18は、周囲の空気を吸い込む際に、アフタークーラ用冷却ファン18の空気吸い込み側に隣接した空気圧縮機13の周囲において、空気の流れを生じさせることになる。その結果、空気圧縮機13が冷却されることになる。このため、空気圧縮機13を冷却するための構成をコンパクトな構造で実現することができる。そして、車両用空気圧縮機ユニット2全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26と空気圧縮機13の回転軸27とが、同軸に設けられているため、ギヤ等の動力伝達機構が不要となる。このため、車両用空気圧縮機ユニット2全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、アフタークーラ用冷却ファン18が、多くの風量を容易に発生させることができる遠心送風機として構成されている。このため、遠心送風機としてのアフタークーラ用冷却ファン18により、アフタークーラ17を効率よく冷却できる。そして、アフタークーラ17を効率よく冷却できることで、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を効率よく冷却することができる。
尚、車両用空気圧縮機ユニット2によると、空気圧縮機用冷却ファン15によって空気圧縮機13を効率よく冷却し、且つ、アフタークーラ用冷却ファン18によってアフタークーラ17を効率よく冷却することができる。そして、アフタークーラ17を効率よく冷却できることで、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を効率よく冷却することができる。この結果、例えば、所定の条件の下で行われた測定結果によると、空気圧縮機13から吐出される圧縮空気の温度が約250度(℃)のときに、車両用空気圧縮機ユニット2によって約40度(℃)まで冷却することができることが確認された。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、遠心送風機としてのアフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13の回転軸(26、27)が同軸に設けられるため、アフタークーラ17を、アフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13に対して、側方、上方、又は下方に配置することができる。尚、本実施形態では、アフタークーラ17は、アフタークーラ用冷却ファン18及び空気圧縮機13の側方に配置される。このため、アフタークーラ用冷却ファン18からの冷却風をアフタークーラ17まで誘導するためのダクトの長さを短くすることができる。これにより、車両用空気圧縮機ユニット2全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、遠心送風機として設けられたアフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26と空気圧縮機13の回転軸27とが同軸に設けられている。このため、空気圧縮機13で発生した熱によって暖められた、空気圧縮機13の回転軸27の近傍の空気が、アフタークーラ用冷却ファン18に吸い込まれ易くなる。これにより、空気圧縮機13で発生した熱によって、空気圧縮機13の回転軸27に取り付けられた軸受等の機器が加熱されてしまうことを、本実施形態によると、抑制することができる。また、空気圧縮機13として、揺動スクロールと固定スクロールとを備えるスクロール式の空気圧縮機が用いられている。この場合、遠心送風機であるアフタークーラ用冷却ファン18をスクロール式の空気圧縮機13に対して揺動スクロール側に配置することができる。そして、アフタークーラ用冷却ファン18の回転軸26と空気圧縮機13の回転軸27とを同軸に設けることができる。本実施形態のように車両用空気圧縮機ユニット2が構成された場合は、空気圧縮機13の回転軸27に取り付けられるとともに揺動スクロール側に設けられた軸受等の機器が加熱されてしまうことを、抑制することができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、空気圧縮機用冷却ファン15が、空気圧縮機13の側方に設けられた軸流ファンとして構成される。軸流ファンは、遠心送風機に比して小型のファンとして構成される。このため、車両用空気圧縮機ユニット2における空気圧縮機用冷却ファン15を設置するための空間が狭い場合であっても、空気圧縮機用冷却ファン15を容易に設置することができる。また、空気圧縮機用冷却ファン15を備える車両用空気圧縮機ユニット2の小型化を図ることもできる。尚、空気圧縮機13を駆動する電動モータ14の駆動力によって駆動される遠心送風機を設け、この遠心送風機からの送風によって空気圧縮機13を冷却することも考えられる。しかし、この場合、屈曲したダクトを介して、遠心送風機からの冷却風を空気圧縮機13まで誘導する必要がある。このため、圧損が生じ、冷却効率が低下する虞がある。しかし、空気圧縮機用冷却ファン15が、空気圧縮機13の側方に設けられた軸軸流ファンとして構成される場合、屈曲したダクトは不要となり、効率よく空気圧縮機13を冷却することができる。また、空気圧縮機用冷却ファン15が軸流ファンの場合、空気圧縮機用冷却ファン15は、空気圧縮機13を駆動する電動モータ14とは別個に設けられた電動モータによって駆動される。このため、空気圧縮機13が運転を停止した後であっても、空気圧縮機用冷却ファン15によって空気圧縮機13を冷却することができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、空気圧縮機13で生成された比較的温度の高い圧縮空気は、軸流ファンである空気圧縮機用冷却ファン15からの冷却風であって空気圧縮機13を冷却した後の比較的温度の高い冷却風によって冷却された第1クーラ部33において、冷却される。次いで、第1クーラ部33で冷却された圧縮空気は、遠心送風機であるアフタークーラ用冷却ファン18からのより低温の冷却風によって冷却された第2クーラ部34において、冷却される。このため、空気圧縮機用冷却ファン15からの冷却風による冷却とアフタークーラ用冷却ファン18からの冷却風による冷却とが、この順で順番に実施され、圧縮空気が効率よく冷却される。また、本実施形態によると、第1クーラ部33が空気圧縮機13の側方に配置され、第2クーラ部34がアフタークーラ用冷却ファン18の側方に配置される。このため、空気圧縮機13、アフタークーラ用冷却ファン18、及びアフタークーラ17をコンパクトに配置することができる。更に、本実施形態によると、空気圧縮機13の冷却用の軸流ファンからの冷却風をアフタークーラ17の冷却に用いることができるため、アフタークーラ用冷却ファン18の冷却能力を低く設定し、アフタークーラ用冷却ファン18の小型化を図ることもできる。これらにより、車両用空気圧縮機ユニット2全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。
尚、アフタークーラ17の流路構成が、空気圧縮機用冷却ファン15からの冷却風による冷却とアフタークーラ用冷却ファン18からの冷却風による冷却とが交互に繰り返されてしまうような流路構成である場合、一旦冷却された圧縮空気が暖められて、再び冷却されるような状態が発生する虞がある。この場合、圧縮空気を冷却する際の冷却効率の低下を招く虞がある。しかし、本実施形態によると、このような冷却効率の低下を招く虞がないため、圧縮空気を効率よく冷却することができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、第1クーラ部33における圧縮空気の流路である第1流路35は、水平方向に沿って蛇行するように設けられる。同様に、第2クーラ部34における圧縮空気の流路である第2流路36も、水平方向に沿って蛇行するように設けられる。このため、本実施形態によると、流路内で結露が発生し、流路内に水滴が生じた場合であっても、流路内の水滴が流動し易く、その水滴が下流へと排出され易い。よって、第1クーラ部33及び第2クーラ部34において、流路内に水滴が残存してしまうことを抑制することができる構成を簡素な構造で容易に実現することができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、空気圧縮機13及び電動モータ14が上下方向に沿って配置され、電動モータ14のコントローラ22が、電動モータ14の側方に配置される。このため、コントローラ22を空気圧縮機13から離して配置でき、空気圧縮機13で発生する熱がコントローラ22に影響を与えてしまうことを抑制できる。更に、電動モータ14及びコントローラ22を近接配置できる。よって、空気圧縮機13とコントローラ22とを熱的に分離しつつ、電動モータ14とコントローラ22とを近接配置して構造のコンパクト化を図ることができる。
また、車両用空気圧縮機ユニット2によると、ベース部16に対して、振動発生源となる空気圧縮機13及び電動モータ14とともに、振動を発生しないアフタークーラ17も取り付けられる。このため、空気圧縮機13、電動モータ14、アフタークーラ17、及びベース部16が、一体に固定された状態となる。即ち、空気圧縮機13、電動モータ14、アフタークーラ17、及びベース部16は、一体化された構造体となる。このため、空気圧縮機13、電動モータ14、アフタークーラ17、及びベース部16は、ほぼ同一の固有振動数とほぼ同一の振動モードとを有することになる。これにより、圧縮空気流動用の配管であって空気圧縮機13とアフタークーラ17とを接続する配管として、テフロン等の弾性体で構成された配管ではなく、低コストで入手できる鋼管を用いることができる。即ち、吐出配管25として、鋼管を用いることができる。更に、本実施形態によると、空気圧縮機13と同様に、アフタークーラ17が、ベース部16に対して、第1の面16aにおいて取り付けられる。このため、空気圧縮機13とアフタークーラ17とを短い吐出配管25で容易に接続することができる。これにより、車両用空気圧縮機ユニット2において、配管構造の簡素化と低コスト化を図ることができる。また、空気圧縮機13とアフタークーラ17とを接続する吐出配管25として鋼管を用いることできるため、その吐出配管25を半永久的に或いは極めて長期間に亘って、使用することができる。このため、車両用空気圧縮機ユニット2のメンテナンスが容易となる。
[変形例]
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。例えば、次のような変形例が実施されてもよい。
(1)前述の実施形態では、スクロール式の空気圧縮機が設けられた車両用空気圧縮機ユニットの形態を例示したが、この通りでなくてもよい。例えば、スクリュー式の空気圧縮機が設けられた車両用空気圧縮機ユニットが実施されてもよい。また、電動モータからの回転駆動力がクランク軸を介して往復駆動力に変換されて伝達されて駆動されるレシプロ式の空気圧縮機が設けられた車両用空気圧縮機ユニットが実施されてもよい。また、油を伴って空気を圧縮するオイル式の空気圧縮機が設けられた車両用空気圧縮機ユニットが実施されてもよい。
(2)前述の実施形態では、車両用空気圧縮機ユニットが車両に搭載された状態で、空気圧縮機が上方に配置され、電動モータが下方に配置された形態を例示したが、この通りでなくてもよい。車両用空気圧縮機ユニットが車両に搭載された状態で、空気圧縮機が下方に配置され、電動モータが上方に配置された形態が実施されてもよい。
(3)前述の実施形態では、空気圧縮機用冷却ファンが2つ設けられた車両用空気圧縮機ユニットの形態を例示したが、この通りでなくてもよい。空気圧縮機用冷却ファンが1つのみ設けられた車両用空気圧縮機ユニットが実施されてもよい。また、空気圧縮機用冷却ファンが3つ以上設けられた車両用空気圧縮機ユニットが実施されてもよい。
(4)前述の実施形態では、車両に搭載される車両用空気圧縮装置及び車両用空気圧縮機ユニットが、車両の床の下部に設置された形態を例示したが、この通りでなくてもよい。車両用空気圧縮装置及び車両用空気圧縮機ユニットは、車両に対して、床の下部以外の場所に設置されてもよい。例えば、車両の屋根の上部に車両用空気圧縮装置及び車両用空気圧縮機ユニットが設置されてもよい。
(5)前述の実施形態では、第1クーラ部の第1流路が複数の第1水平流路を含んで構成され、第2クーラ部の第2流路が複数の第2水平流路を含んで構成された形態を例にとって説明したが、この通りでなくてもよい。前述の実施形態で説明した流路構成以外の流路構成を備える第1流路及び第2流路が実施されてもよい。
図10は、変形例に係る車両用空気圧縮機ユニットのアフタークーラ41の模式図であって、アフタークーラ41における圧縮空気の流路構成を模式的に示す図である。尚、図10に示す変形例についての以下の説明においては、変形例に係る車両用空気圧縮機ユニットにおいて前述の実施形態と同様に構成される要素については、前述の実施形態と同一の符号を引用することにより、説明を省略する。
図10に示すアフタークーラ41は、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を冷却する機構として設けられている。アフタークーラ41は、吐出配管25を介して空気圧縮機13に接続されている。そして、アフタークーラ41は、空気圧縮機13で生成されて吐出配管25を介して供給された圧縮空気を冷却する。また、アフタークーラ41は、ベース部16に対して、第1の面16aにおいて固定されて取り付けられている。
図10に示すように、アフタークーラ41は、第1クーラ部42及び第2クーラ部43を備えて構成されている。
第1クーラ部42は、空気圧縮機13で生成された圧縮空気が流動し、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生した冷却風によって冷却される第1流路44を有する。また、第1クーラ部42は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13に向かって吹き付ける冷却風の流れの方向における空気圧縮機13の下流側に配置されている。
上記の構成により、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13を冷却した後の冷却風が、第1クーラ部42の第1流路44を外部から冷却する。そして、冷却された第1流路44の内部を流動する圧縮空気が第1流路44によって冷却される。
第2クーラ部43は、第1クーラ部42に接続されている。そして、第2クーラ部43は、空気圧縮機13で圧縮されて第1クーラ部42で冷却された圧縮空気が流入する第2流路45を有している。即ち、第2流路45は、第1流路44の下流側に接続されている。
また、第2クーラ部43は、アフタークーラ用冷却ファン18によって発生した冷却風によって冷却される。即ち、アフタークーラ用冷却ファン18によって発生した冷却風が、第2クーラ部43の第2流路45を外部から冷却する。そして、冷却された第2流路45の内部を流動する圧縮空気が第2流路45によって冷却される。このため、空気圧縮機13で生成された圧縮空気は、まず、第1クーラ部42にて冷却され、次いで、第2クーラ部43にて冷却される。
また、第1クーラ部42は空気圧縮機13の側方に配置され、第2クーラ部43はアフタークーラ用冷却ファン18の側方に配置される。例えば、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態において、第1クーラ部42と第2クーラ部43とは、水平方向に沿って並んで配置される。また、ケースユニット11及び複数の本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態で、複数の本変形例に係る空気圧縮機ユニットのそれぞれにおいて、第1クーラ部42と第2クーラ部43とが、水平方向に沿って並んで配置される。
図10に示すように、第1流路44は、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられ、上下方向に沿って延びる複数の第1上下流路46を含んで構成されている。そして、第2流路45は、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられ、上下方向に沿って延びる複数の第2上下流路47を含んで構成されている。
尚、図10では、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態における水平方向については、両端矢印Bで示している。また、図10では、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態における上下方向については、両端矢印Cで示している。更に、図10では、第1流路44に流入する圧縮空気の流れの方向を矢印Dで示し、第2流路45から流出する圧縮空気の流れの方向を矢印Eで示している。
図10に示すように、複数の第1上下流路46は、屈曲形成された流路を介して順番に接続されるように構成されている。複数の第2上下流路47は、屈曲形成された流路を介して順番に接続されるように構成されている。複数の第1上下流路46は、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に搭載された状態において、1列の状態で又は複数列の状態で水平方向に沿って並んで配置される。同様に、複数の第2上下流路47は、本変形例に係る空気圧縮機ユニットが車両100に設置された状態において、1列の状態で又は複数列の状態で水平方向に沿って並んで配置される。
上述した変形例によると、第1クーラ部42における圧縮空気の流路である第1流路44は、上下方向に沿って蛇行するように設けられる。同様に、第2クーラ部43における圧縮空気の流路である第2流路45も、上下方向に沿って蛇行するように設けられる。このため、本変形例によると、上下方向に沿って蛇行しながら延びる流路を設けた簡素な構成により、容易に、圧縮空気を第1クーラ部42及び第2クーラ部43によって効率よく冷却する構成を実現することができる。
(5)図11は、変形例に係る車両用空気圧縮装置3及び車両用空気圧縮機ユニット4のシステム構成を示す模式図である。図11に示す車両用空気圧縮装置3(以下、単に「空気圧縮装置3」とも称する)及び車両用空気圧縮機ユニット4(以下、単に「空気圧縮機ユニット4」とも称する)は、車両100に搭載されて設置される。そして、空気圧縮機ユニット4と、空気圧縮機ユニット4を複数(本変形例では2つ)含む空気圧縮装置3とは、前述の実施形態の空気圧縮機ユニット2及び空気圧縮装置1と同様に構成される。但し、空気圧縮機ユニット4及び空気圧縮装置3は、アフタークーラ用冷却ファン18が設けられていない点と、アフタークーラ48の構成と、空気圧縮機13の運転条件が発熱量が少ない運転条件である点とにおいて、空気圧縮機ユニット2及び空気圧縮装置1とは異なっている。
尚、図11に示す変形例についての以下の説明においては、同様に構成される2つの空気圧縮機ユニット4のうちの1つについてのみ説明する。更に、以下の説明においては、前述の実施形態と同様に構成される要素については、前述の実施形態と同一の符号を図面において付すことにより又は引用することにより、説明を省略する。
空気圧縮機ユニット4は、空気圧縮機13での発熱量が少ない運転条件で運転が行われる。このため、空気圧縮機ユニット2に設けられているようなアフタークーラ用冷却ファン18が設けられていない。そして、空気圧縮機13の回転軸27は、従動プーリ30に連結され、従動プーリ30とともに回転するように構成されている。電動モータ14の駆動力は、駆動プーリ29、駆動ベルト31及び従動プーリ30を介して空気圧縮機13に伝達される。
アフタークーラ48は、空気圧縮機13で生成された圧縮空気を冷却する機構として設けられている。アフタークーラ48は、空気圧縮機13の吐出配管25と除湿器19とに接続されている。そして、アフタークーラ48は、空気圧縮機13で生成されて吐出配管25を介して供給された圧縮空気を冷却する。
アフタークーラ48は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生した冷却風の流れ方向における空気圧縮機13の下流側に配置され、空気圧縮機13の横に設けられ、空気圧縮機13に隣接して設けられている。例えば、図11に例示するように、アフタークーラ48は、空気圧縮機用冷却ファン15によって発生して空気圧縮機13を冷却した冷却風が流動するダクト37に面するように配置されている。
上述した変形例によると、空気圧縮機13で発生した熱により熱せられた空気は上方に移動するため、アフタークーラ48を横に設けることで、熱せられた空気の影響を最小限に抑えつつ、アフタークーラ48を、空気圧縮機13に隣接して設けることができる。このため、車両用空気圧縮機ユニット4全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。更に、上述した変形例によると、前述の実施形態のようなアフタークーラ用冷却ファン18が不要であるため、車両用空気圧縮機ユニット4全体として、構造をコンパクト化でき、設置面積を大幅に小さくすることができる。尚、本変形例のように、空気圧縮機13での発熱量が少ない場合、前述の実施形態のようなアフタークーラ用冷却ファン18を積極的に削減することで、部品点数の削減、低騒音化、静音化を図ることができる。
本発明は、車両に搭載される車両用空気圧縮機ユニットに対して広く適用することができる。
2 車両用空気圧縮機ユニット
13 空気圧縮機
14 電動モータ
100 車両

Claims (10)

  1. 車両に搭載される車両用空気圧縮機ユニットであって、
    吸い込んだ空気を圧縮する空気圧縮機と、
    前記空気圧縮機を駆動する電動モータと、
    前記空気圧縮機の側方に設けられて前記空気圧縮機を冷却するための空気圧縮機用冷却ファンと、
    を備え、
    前記空気圧縮機及び前記電動モータが上下方向に沿って配置され
    前記空気圧縮機用冷却ファンは、軸流ファンとして構成されていることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  2. 請求項1に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラと、
    前記電動モータの駆動力によって駆動される送風機として構成され、前記アフタークーラの冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファンと、
    を更に備えていることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  3. 請求項2に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記アフタークーラ用冷却ファンの空気吸い込み側に隣接して前記空気圧縮機が設けられていることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  4. 請求項3に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記アフタークーラ用冷却ファンの回転軸と前記空気圧縮機の回転軸とが同軸に設けられていることを特徴とする車両用空気圧縮機ユニット。
  5. 請求項4に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記アフタークーラ用冷却ファンは遠心送風機であることを特徴とする車両用空気圧縮機ユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記空気圧縮機で生成された圧縮空気を冷却するアフタークーラを更に備え、
    前記アフタークーラは、前記空気圧縮機の横に設けられていることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  7. 請求項6に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって
    記電動モータの駆動力によって駆動される遠心送風機として構成され、前記アフタークーラの冷却風を発生させるアフタークーラ用冷却ファン更に備え、
    前記アフタークーラは、
    前記空気圧縮機で生成された圧縮空気が流動し、前記空気圧縮機用冷却ファンによって発生した冷却風によって冷却される第1流路を有する第1クーラ部と、
    前記第1クーラ部で冷却された圧縮空気が流入する第2流路を有し、前記アフタークーラ用冷却ファンによって発生した冷却風によって冷却される第2クーラ部と、
    を含み、
    前記第1クーラ部は前記空気圧縮機の側方に配置され、前記第2クーラ部は前記アフタークーラ用冷却ファンの側方に配置されることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  8. 請求項に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記第1流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられ、
    前記第2流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において水平方向に沿って蛇行するように設けられることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  9. 請求項に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記第1流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられ、
    前記第2流路は、当該車両用空気圧縮機ユニットが前記車両に搭載された状態において上下方向に沿って蛇行するように設けられることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
  10. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の車両用空気圧縮機ユニットであって、
    前記電動モータの駆動を制御するコントローラを更に備え、
    前記コントローラは、前記電動モータの側方に配置されていることを特徴とする、車両用空気圧縮機ユニット。
JP2014101848A 2014-05-15 2014-05-15 車両用空気圧縮機ユニット Active JP6325336B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101848A JP6325336B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 車両用空気圧縮機ユニット
US14/704,370 US10137909B2 (en) 2014-05-15 2015-05-05 Air compressor unit for vehicle
EP15166868.8A EP2949863B1 (en) 2014-05-15 2015-05-08 Air compressor unit for vehicle
KR1020150066093A KR20150131991A (ko) 2014-05-15 2015-05-12 차량용 공기 압축기 유닛
CN201510246747.XA CN105089973B (zh) 2014-05-15 2015-05-14 车辆用空气压缩机单元
CN201710182612.0A CN106884795B (zh) 2014-05-15 2015-05-14 车辆用空气压缩机单元
KR1020170057015A KR101777089B1 (ko) 2014-05-15 2017-05-04 차량용 공기 압축기 유닛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101848A JP6325336B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 車両用空気圧縮機ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015218639A JP2015218639A (ja) 2015-12-07
JP6325336B2 true JP6325336B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=53051729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101848A Active JP6325336B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 車両用空気圧縮機ユニット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10137909B2 (ja)
EP (1) EP2949863B1 (ja)
JP (1) JP6325336B2 (ja)
KR (2) KR20150131991A (ja)
CN (2) CN106884795B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014381A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 ナブテスコ株式会社 車両用空気圧縮装置
CN105351192B (zh) * 2015-11-25 2017-09-29 中车唐山机车车辆有限公司 磁浮车用风源装置
CN105526164A (zh) * 2016-01-26 2016-04-27 东莞市康驰实业有限公司 一种车载直流直联式无油涡旋空气压缩机
US10704552B2 (en) * 2016-02-02 2020-07-07 Powerex/Iwata Air Technology Inc. Vacuum system
CN107956693A (zh) * 2016-10-14 2018-04-24 泉州市华德机电设备有限公司 永磁无油涡旋空气压缩机
US11959492B2 (en) * 2018-11-05 2024-04-16 Powerex-Iwata Air Technology, Inc. Hybrid after cooling system and method of operation
JP2020133405A (ja) * 2019-02-12 2020-08-31 ナブテスコ株式会社 空気圧縮装置
CN110821789A (zh) * 2019-12-13 2020-02-21 南京恒达压缩机有限公司 空气压缩机的冷却系统及冷却方法
JP2021143596A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 ナブテスコ株式会社 圧縮装置及び車両用圧縮装置ユニット
JP2024503798A (ja) * 2020-12-21 2024-01-29 サルエアー エルエルシー ガス圧縮機用クーラーマウント配置

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2921732A (en) * 1956-04-16 1960-01-19 Vin Henry E De Control for compressors
JPS59165951A (ja) 1983-03-08 1984-09-19 Aisin Seiki Co Ltd リニアモ−タ−カ−のためのスタ−リングサイクル冷凍機用の冷却装置
CA1279856C (en) * 1985-10-09 1991-02-05 Akira Suzuki Oilless rotary type compressor system
US4929161A (en) * 1987-10-28 1990-05-29 Hitachi, Ltd. Air-cooled oil-free rotary-type compressor
US5401149A (en) 1992-09-11 1995-03-28 Hitachi, Ltd. Package-type screw compressor having coated rotors
JP2716934B2 (ja) * 1994-04-08 1998-02-18 株式会社神戸製鋼所 パッケージ形油冷式空気圧縮機
US5417554A (en) * 1994-07-19 1995-05-23 Ingersoll-Rand Company Air cooling system for scroll compressors
JP3423514B2 (ja) * 1995-11-30 2003-07-07 アネスト岩田株式会社 スクロール流体機械
JPH1030594A (ja) 1996-07-15 1998-02-03 Kobe Steel Ltd 空冷パッケージ形圧縮機
US6027311A (en) * 1997-10-07 2000-02-22 General Electric Company Orifice controlled bypass system for a high pressure air compressor system
US6247314B1 (en) 1998-01-30 2001-06-19 Ingersoll-Rand Company Apparatus and method for continuously disposing of condensate in a fluid compressor system
JP3488825B2 (ja) * 1998-03-19 2004-01-19 株式会社日立産機システム パッケージ型スクロール圧縮機
JP4026099B2 (ja) * 1998-10-15 2007-12-26 アネスト岩田株式会社 スクロール流体機械
US6357242B1 (en) 2000-07-20 2002-03-19 Delphi Technologies, Inc. Control system and method for suppressing head pressure spikes in a vehicle air conditioning system
JP2002155879A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Hitachi Ltd オイルフリースクリュー圧縮機
JP4208620B2 (ja) * 2003-03-27 2009-01-14 三洋電機株式会社 冷媒サイクル装置
JP2004332557A (ja) 2003-04-30 2004-11-25 Tokico Ltd スクロール式流体機械
DE112004000755D2 (de) 2003-05-19 2006-03-16 Ilmvac Gmbh Scrollpumpe
JP2004360652A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Toyota Industries Corp ルーツ式圧縮機モジュール
JP4279091B2 (ja) 2003-08-29 2009-06-17 三菱電機株式会社 車両用空気圧縮装置
JP4615975B2 (ja) 2003-12-26 2011-01-19 株式会社日立製作所 スクロール式流体機械
US7309219B2 (en) * 2003-12-26 2007-12-18 Hitachi, Ltd. Scroll type fluid machinery
JP4673136B2 (ja) * 2005-06-09 2011-04-20 株式会社日立産機システム スクリュー圧縮機
DE102005033084B4 (de) * 2005-07-15 2007-10-11 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Öleingespritzter Verdichter mit Mitteln zur Öltemperaturregelung
JP4629546B2 (ja) * 2005-09-30 2011-02-09 アネスト岩田株式会社 スクロール流体機械
JP4746982B2 (ja) 2005-12-27 2011-08-10 積水化学工業株式会社 単段ルーツ式真空ポンプ及びこの単段ルーツ式真空ポンプを用いた真空式流体搬送システム
JP2007270665A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Hitachi Ltd パッケージ型圧縮機
JP4938436B2 (ja) * 2006-12-15 2012-05-23 カルソニックカンセイ株式会社 車両用冷却ファン制御システム
JP4325668B2 (ja) 2006-12-25 2009-09-02 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
JP4885077B2 (ja) 2007-07-03 2012-02-29 株式会社日立産機システム 無給油式スクリュー圧縮機
US8821131B2 (en) 2008-02-05 2014-09-02 Hitachi Koki Co., Ltd. Air compressor
JP5210777B2 (ja) 2008-09-25 2013-06-12 株式会社日立産機システム パッケージ型圧縮機
DE202008013732U1 (de) 2008-10-08 2009-02-12 Relo Gmbh Wassereingespritzte Schraubenkompressoranlage
JP4864063B2 (ja) * 2008-10-27 2012-01-25 株式会社日立産機システム 圧縮機ユニット
US8177534B2 (en) * 2008-10-30 2012-05-15 Advanced Scroll Technologies (Hangzhou), Inc. Scroll-type fluid displacement apparatus with improved cooling system
US8128379B2 (en) * 2008-11-19 2012-03-06 Wabtec Holding Corp. Temperature management system for a 2CD type air compressor
JP5452908B2 (ja) * 2008-11-28 2014-03-26 株式会社日立産機システム 無給油式スクリュー圧縮機
JP3150077U (ja) 2009-01-29 2009-04-30 三菱重工業株式会社 鉄道車両用空気圧縮装置
JP5286108B2 (ja) * 2009-03-02 2013-09-11 株式会社日立産機システム スクロール式流体機械
JP2011080366A (ja) 2009-10-02 2011-04-21 Anest Iwata Corp モータ直結型圧縮機ユニット
JP5503326B2 (ja) 2010-02-18 2014-05-28 ナブテスコ株式会社 鉄道車両用空気圧縮装置
JP5503308B2 (ja) 2010-01-26 2014-05-28 ナブテスコ株式会社 鉄道車両用空気圧縮装置
JP5769332B2 (ja) 2010-06-02 2015-08-26 アネスト岩田株式会社 スクロール膨張機
JP5606181B2 (ja) 2010-06-30 2014-10-15 株式会社日立産機システム 圧縮機
EP2644895A4 (en) * 2010-11-22 2018-01-31 UD Trucks Corporation Compressed air supply device
WO2012085833A1 (en) 2010-12-22 2012-06-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Nebulizer device
JP5779463B2 (ja) 2011-09-26 2015-09-16 株式会社日立産機システム パッケージ型圧縮機
JP5774455B2 (ja) * 2011-11-30 2015-09-09 株式会社日立産機システム 無給油式圧縮機
JP5998028B2 (ja) * 2012-11-30 2016-09-28 株式会社日立産機システム スクロール式流体機械
JP5899150B2 (ja) * 2013-04-19 2016-04-06 株式会社日立産機システム パッケージ型流体機械

Also Published As

Publication number Publication date
EP2949863A1 (en) 2015-12-02
KR20170055022A (ko) 2017-05-18
US20150329125A1 (en) 2015-11-19
EP2949863B1 (en) 2019-09-04
KR101777089B1 (ko) 2017-09-08
US10137909B2 (en) 2018-11-27
CN105089973A (zh) 2015-11-25
CN105089973B (zh) 2017-08-18
JP2015218639A (ja) 2015-12-07
CN106884795B (zh) 2019-01-25
KR20150131991A (ko) 2015-11-25
CN106884795A (zh) 2017-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325336B2 (ja) 車両用空気圧縮機ユニット
CN104110364B (zh) 箱式流体机械
US20210102540A1 (en) Package-Type Compressor
KR101765441B1 (ko) 공기 압축 장치
JP5314456B2 (ja) 空冷式スクロール圧縮機
KR101729847B1 (ko) 공기 압축 장치
CN102947589B (zh) 具有特殊的冷却空气导向装置的气冷的活塞式压缩机
KR101783461B1 (ko) 터보압축시스템의 구동모터 냉각구조
US8807971B2 (en) Turbo compressor and compressor system comprising such a turbo compressor
CN103415984B (zh) 用于在电机中增加气流的系统和方法
KR101609051B1 (ko) 열원장치
EP3696421A1 (en) Air compression device
CN103475156A (zh) 牵引电机冷气冷却系统
JP2009257110A (ja) パッケージ型空冷式スクリュー圧縮機
CN107923379A (zh) 空气压缩装置
CN105351192A (zh) 磁浮车用风源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6325336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250