JP4325668B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内を空調する車両用空調装置に関する。
車両に設けられて車室内を空調する車両用空調装置(以下、エアコンとする)では、車室内の冷却、除湿などを行うときにはコンプレッサ(圧縮機)を回転駆動し、送風、暖房時には、コンプレッサの駆動を停止するなどして、省動力化が図られるようにしている。
このようなエアコンにおいては、コンデンサの冷却能力が冷房能力に影響し、また、エバポレータで空気を冷却することにより空気中の水分が結露することから、エバポレータで結露した水分をドレイン水として回収し、回収したドレイン水を、コンデンサへ噴出することにより、冷房効率の向上を図る提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、電気自動車、燃料電池自動車などでは、エアコンのコンプレッサを電気モータによって駆動するようにしており、走行用の駆動源となる内燃機関が車室後方側に配置されたミッドシップ方式の車両、走行用の駆動源として内燃機関に加えて電気モータを備えたハイブリッド車などでは、エアコンのコンプレッサを電気モータで駆動するようにしたものがある。また、エアコンでは、コンデンサの冷却ファン、空調風を生成するブロワファンなどが電気モータで駆動されるようになっている。
ここから、一つの電気モータで複数の補機を駆動する各種の提案がなされている。例えば、特許文献2には、直流モートルに、継手を介して室外ファンが連結されると共にベルトを介して室内ファンとコンプレッサとが連結された構成が開示され、特許文献3には、コンデンサの冷却ファンとコンプレッサとを共通の電動モータで駆動する構成が開示されている。また、特許文献4では、冷房に用いるコンプレッサと暖房に用いるビスカスヒータなどを組み合わせて、電磁クラッチを介してそれぞれを接続する提案がなされている。
ところで、エアコンは、ブロワファン、エバポレータなどが収容されたエアコンユニットと、コンプレッサ、コンデンサ及びコンデンサ冷却用の冷却ファンなどによって構成されており、特許文献5では、これらを一つの筐体内に収容して、コンデンサに対応するファンとエバポレータに対応するファンを、共通の電動モータに連結することにより、コンパクト化を図るように提案している。
また、車両では、ダッシュパネルの車室内側にエアコンユニットが配置されており、このエアコンユニットが車室前部のスペースを狭めていることから、エアコンユニット及び電動コンプレッサを一つのボックスに収容して、ダッシュパネルの車両前方側に取り付けることにより、車室前部のスペース拡大を図るように提案している。
このように、エアコンのコンパクト化を図るときには、エアコンを一つのユニットとすることが好ましく、また、一つの電気モータによって複数の補機を駆動する構成であることがより好ましい。
しかしながら、エアコンでは、一つの電気モータで二つの補機を駆動するようにした場合、複数の電気モータが必要となり、また、3つ以上の補機を一つの電動モータで駆動するために、ベルトを用いると、コンパクト化の妨げとなる。
特開平5−87054号公報 特開昭59−186763号公報 特開平6−171349号公報 特開2001−333557号公報 特開2001−171340号公報 特開2001−112519号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、一つの電動モータでコンプレッサ、コンデンサファン、ブロワファンを適正に駆動可能とする車両用空調装置及び、コンパクト化を図ることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、コンプレッサ、コンデンサ及びエバポレータを含んだ冷凍サイクルが形成され、ブロワファンの駆動によってエバポレータ及び加熱手段の少なくともエバポレータを通過して生成された空調風によって車室内を空調する車両用空調装置であって、前記コンデンサを冷却するコンデンサファンの回転軸と前記コンデンサファンを駆動する単一の電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸と前記ブロワファンの回転軸との4者が同軸上に配置され、前記電動モータの駆動軸の一端に前記コンプレッサの回転軸が第1のクラッチ手段を介して連結され、駆動軸の他端に前記ブロワファンの回転軸が連結されると共に、前記コンプレッサの回転軸又は前記ブロワファンの回転軸に、第2のクラッチ手段を介して前記コンデンサファンが連結されている。
この発明によれば、単一の電動モータによってコンプレッサ、ブロワファン及びコンデンサファンを駆動するときに、電動モータの駆動軸、コンプレッサの回転軸、ブロワファンの回転軸及びコンデンサファンの回転軸を同軸上に配置し、電動モータの駆動軸の一端に第1のクラッチ手段を介してコンプレッサの回転軸を連結し、他端にブロワファンの回転軸を連結する。
車室内を空調するときには、ブロワファンが常に回転状態となるが、コンプレッサは冷房負荷に応じて駆動され、また、コンデンサファンは、コンプレッサの駆動時に必要に応じて駆動される。
ここから、コンデンサファンの回転軸を、コンプレッサの回転軸又はブロワファンの回転軸と第2のクラッチ手段を介して連結する。
これにより、単一の電動モータで、ブロワファン、コンプレッサ及びコンデンサファンのそれぞれを適正なタイミングで回転駆動することができ、また、コンプレッサ及びコンデンサファン、特にコンデンサファンが不必要に回転駆動されるのを抑えて、電動モータの負荷軽減及び省動力化を図ることができる。
このような本発明においては、前記ブロワファン及び前記エバポレータが収容され、前記空調風を生成するエアコンモジュールと、少なくとも前記コンデンサ及び前記コンデンサファンが収容されるコンデンサモジュールと、を含み、前記ブロワファンの回転軸と前記コンデンサファンの回転軸とが同一軸上となるように前記エアコンモジュールと前記コンデンサモジュールとが一体に連結されていることが好ましい。
また、本発明は、前記コンデンサファンとして軸心部が中空とされて外周部に羽根車が設けられた貫流式ファンが用いられ、該コンデンサファンの中空とされた前記軸心部内に前記コンプレッサと前記電動モータとが配設されている。
この発明によれば、コンデンサファンとして、内部が中空で、中空内部を空気が通過可能な貫流式ファンを用い、このコンデンサファンの中空内部に、コンプレッサ及び電動モータを一体で配置する。すなわち、コンデンサモジュール内にコンデンサ、ブロワファンと共に、コンプレッサ及び電動モータなどを一体で収容する。
これにより、コンデンサファン、コンプレッサ及び電動モータを並べて配置するときよりも省スペース化が可能となり、装置をコンパクトにすることができる。
また、本発明は、前記ブロワファンの回転軸と前記電動モータの駆動軸との間に介在された変速機構を含むことができる。
また、本発明は、送風運転時及び暖房運転時には、前記第1のクラッチ手段により前記電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸との連結が解除される構成とすることができ、このときに、前記第2のクラッチ手段によって前記電動モータの駆動軸と前記コンデンサファンの回転軸との連結が解除されることがより好ましい。
さらに、本発明は、冷房運転時には、前記第1のクラッチ手段により前記電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸とが連結され、かつ、前記コンデンサの温度に応じて前記第2のクラッチ手段によって前記電動モータの駆動軸と前記コンデンサファンの回転軸との連結又は連結解除が行われるものであってもよく、一端が前記エバポレータと前記ヒータコアの間の空気の流路に開口され、他端が前記コンデンサへの空気の導入口と前記コンデンサとの間に開口されて、前記エバポレータを通過した空気を前記コンデンサへ案内するダクトが設けられたものであっても良い。
以上説明したように本発明によれば、コンプレッサ、ブロワファン及びコンデンサファンを単一の電動モータによって駆動するときに、それぞれを適正なタイミングで駆動することができる。
これにより、駆動軸の軸方向と直交する方向に沿った省スペース化などの装置のコンパクト化を図りながら、電動モータの負荷軽減や省動力化が可能となるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る車両用空調装置(以下、エアコン10とする)の概略構成を示している。なお、本実施の形態に係るエアコン10は、内燃機関の駆動力によって走行する車両に搭載されても良いが、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車などの電気モータの駆動力によって走行する車両に搭載することがより好ましく、以下では、走行用の駆動源として内燃機関と電動モータを備えたハイブリッド車に搭載されるものとして説明する。
図2には、本実施の形態に係るエアコン10の基本構成を示している。このエアコン10は、コンプレッサ12、コンデンサ14、レシーバ16、膨張弁18及びエバポレータ20によって冷媒が循環される冷凍サイクルが形成されている。この冷凍サイクルでは、コンプレッサ12が回転駆動されることにより圧縮されて高温、高圧となった冷媒がコンデンサ14へ送られ、この冷媒がコンデンサ14で冷却されることにより液化される。エバポレータ20では、コンデンサ14で液化された冷媒が気化するときに、エバポレータ20を通過する空気を冷却する。また、エバポレータ20では、冷却された空気中の水分が結露するようになっており、これにより、エバポレータ20を通過する空気の除湿が図られる。
なお、レシーバ16は、コンデンサ14で液化された冷媒の気液分離を行って液化した冷媒をエキスパンションバルブ18へ送り出す。また、エキスパンションバルブ18では、液化された冷媒を急激に減圧することにより霧状としてエバポレータ20へ送りこみ、エバポレータ20での冷媒の気化効率、すなわち、エバポレータ20の冷却効率の向上が図られるようにしている。
また、エアコン10には、ブロワファン22及びヒータコア24が設けられており、ブロワファン22からエバポレータ20及びヒータコア24を通過する空気の流路26が形成されている。この流路26には、導入口28が設けられており、この導入口28が図示しない導入箱を介して、車外ないし車室内に連通されている。また、この流路26の他端側には、複数の吹出しダクト30が連結されている。
これにより、エアコン10では、ブロワファン22が回転駆動されると、車外又は車室内の空気が吸引されてエバポレータ20へ送り込まれ、エバポレータ20、ヒータコア24を通過した空気が、空調風として吹出しダクト30へ送り込まれる。
流路26には、エバポレータ20とヒータコア24との間に、エアミックスダンパ32が設けられており、エバポレータ20を通過した空気が、このエアミックスダンパ32によってヒータコア24を通過する空気と、ヒータコア24をバイパスする空気に分けられ、ヒータコア24の下流側で混合される。
ヒータコア24は加熱手段として設けられており、図示しないエンジンとの間でエンジン冷却液が循環されるようになっており、ヒータコア24では、ヒータコア24を通過する空気とエンジン冷却液との間で熱交換が行われる。これにより、ヒータコア24を通過した空気が加熱される。
なお、ここでは、加熱手段としてヒータコア24を用いて説明するが、例えば、電気自動車などのエンジンを備えていない車両においては、例えば、電気ヒータなどを用いることができる。また、これに限らず、車両から排出される熱を用いて加熱した冷媒を、ヒータコア24との間で循環させるなど、空調風を加熱する任意の構成を適用することができる。
エアコン10では、エアミックスダンパ32の開度によってヒータコア24で加熱する空気量と、ヒータコア24をバイパスして加熱されないままの空気量を制御することにより、ヒータコア24の下流側で所望の温度の空調風が生成されるようにしている。
一方、エアコン10では、吹出しダクト30として、車両のフロントウインドガラスに向けて開口されたデフロスタ吹出し口34Aが形成された吹出しダクト30A、車室内の乗員へ向けて開口されたレジスト吹出し口34Bが形成された吹出しダクト30B及び、乗員の足元へ向けて開口された足元吹出し口34Cが形成された吹出し口30Cが設けられている。また、エアコン10では、図示しない切換ダンパによって吹出しダクト30A、30B、30Cが選択的に開口可能吐なっている。
これにより、エアコン10では、空調風をウインドガラスへ向けて吹き出すDEFモード、車室内の乗員へ向けて吹出しFACEモード、乗員の足元へ向けて吹き出すFOOTモード、ウインドガラスと足元へ向けて吹出しDEF/FOOTモード及び、乗員及び乗員の足元へ向けて吹出しBI−LEVELモードでの空調運転が可能となっている。
エアコン10では、図示しないコントローラ(エアコンECU)によって作動が制御されるようになっており、これにより、図示しなし操作パネルのスイッチ操作によって設定温度などの運転条件が設定されると、運転条件と環境条件に基づいて車室内を設定温度とするための目標吹出し温度を設定し、運転条件ないし環境条件に基づいた吹出しモード、ブロワ風量で車室内の空調を行う。なお、このときのエアコン10の基本的制御は公知の制御方法を適用でき、ここでは詳細な説明を省略する。
ところで、図1、図3及び図4に示されるように、第1の実施の形態に適用したエアコン10は、エアコンモジュール36、コンデンサモジュール38及びコンプレッサモジュール40を備えている。
このエアコン10は、車幅方向の一端側に、エアコンモジュール36が配置され、車幅方向の他端側にコンデンサモジュール38が配置されて、このエアコンモジュール36とコンデンサモジュール38の間に配置されるコンプレッサモジュール40によってエアコンモジュール36とコンデンサモジュール38とが連結され、エアコンモジュール36、コンデンサモジュール38及びコンプレッサモジュール40が一体となっている。なお、以下では、エアコン10が車両に組み付けられたときの車両前方側を矢印Fr、車両上方側を矢印Up、車幅方向の外方を矢印Wとしている。
図5(A)に示されるように、エアコンモジュール36には、ケーシング42内に空調風の流路26が形成され、この流路26内に、ブロワファン22、エバポレータ20、エアミックスダンパ32及びヒータコア24が順に配置されている。
エアコン10では、ブロワファン22として遠心式ファンを用いており、図1、図3及び図4に示されるように、エアコンモジュール36では、このブロワファン22を、軸方向が車幅方向に沿うように配置されている。また、ケーシング42には、車幅方向の外方側に導入口28が形成されている。
これにより、エアコンモジュールでは、ブロワファン22が回転駆動されることにより、車幅方向の外方側から流路26内に空気が導入され、この空気が流路26に沿ってヒータコア24の下流側へ流れるようになっている。
また、図1、図3、図4及び図5(A)に示されるように、エアコンモジュール36のケーシング42には、吹出しダクト30A、30B、30Cが連結されており、これにより、エアコンモジュール36内で生成された空調風が、デフロスタ吹出し口34A、レジスタ吹出し口34Bないし足元吹出し口34C(何れも図2参照)へ供給される。
一方、図1、図3、図4及び図5(B)に示されるように、コンデンサモジュール38には、ケーシング44内にコンデンサ14が配置されている。図1及び図5(B)に示されるように、コンデンサ14は、車両前方側へ向けられている。
図5(B)に示されるように、ケーシング44には、コンデンサ14に対向する車両前方側の面にグリル46が形成されていると共に、上面に排気口48が形成されている。また、ケーシング44内には、グリル46から排気口48を連通する空気の流路50が形成されている。
この流路50内には、コンデンサ14が配置されると共に、コンデンサ14よりも排気口48側に、コンデンサファン52が設けられている。本実施の形態では、コンデンサファン52として外周部に羽根車が形成された還流式ファンを用いており、コンデンサモジュール38には、このコンデンサファン52を、軸線方向が車両幅方向に沿うように配置されている。
これにより、コンデンサファン52が回転駆動されると、グリル46から空気が導入され、グリル46から導入される空気が、コンデンサ14を通過することにより、コンデンサ14の冷却がなされる。また、コンデンサモジュール38では、車両が走行したときに、車両前方側の空気をコンデンサ14の冷却風として導入可能となっている。
一方、図1、図3及び図4に示されるように、コンプレッサモジュール40は、ケーシング54を備え、エアコン10は、例えば、エアコンモジュール36のケーシング42とコンデンサモジュール38のケーシング44が、コンプレッサモジュール40のケーシング54やフレーム56によって一体となるように連結されている。
なお、本実施の形態に適用したエアコン10では、ケーシング42,44、54を連結して一体としているが、これに限らず、例えば、一つのケーシング(筐体)内を隔壁によって3分割して、分割したそれぞれの内部に、エアコンモジュール、コンプレッサモジュール及びコンデンサモジュールを形成するなど、任意の構成を適用することができる。
コンプレッサモジュール40には、ケーシング54内に、コンプレッサ12と共に、エアコン10の動力源となる電動モータ58が設けられている。このとき、コンプレッサ12は、コンデンサモジュール38側に設けられ、電動モータ58は、エアコンモジュール36側に設けられている。また、コンプレッサ12の回転軸60と、電動モータ58の駆動軸62が、車両幅方向に沿って配置されると共に、回転軸60と駆動軸62が同一軸上(同軸)に設けられている。
コンプレッサ12は回転軸60が軸方向の両側に突出し、また、電動モータ58は、駆動軸62が軸方向の両側に突出しており、コンプレッサ12の回転軸60と電動モータ58の駆動軸62が、第1のクラッチ手段として設けている電磁クラッチ64を介して接続されている。すなわち、コンプレッサ12と電動モータ58は、電磁クラッチ64を介して連結されている。なお、第1の実施の形態では、コンプレッサ12と電動モータ58が電磁クラッチ64によって一体となるように連結されている。
これにより、エアコン10では、電磁クラッチ64をオンすることにより、電動モータ58の回転力がコンプレッサ12に伝達されて、コンプレッサ12が回転駆動される。
一方、エアコン10では、ブロワファン22の回転軸66と、コンデンサファン52の回転軸68のそれぞれが、コンプレッサ12の回転軸60及び、電動モータ58の駆動軸62と同軸的に配置されている。
コンデンサファン52の回転軸68は、ケーシング44からケーシング54内に突出されており、この回転軸68とコンプレッサ12の回転軸60が、第2のクラッチ手段として設けている電磁クラッチ70を介して連結されている。
これにより、電動モータ58が回転駆動されている状態で電磁クラッチ64及び電磁クラッチ70がオンされることにより、電動モータ58の回転力が、コンプレッサ12の回転軸60を介して、コンデンサファン52に伝達されて、コンデンサファン52が回転駆動される。
また、電磁クラッチ70がオフされているときは勿論、電磁クラッチ64がオフされているときには、電動モータ58が回転駆動していても、コンデンサファン52は、停止状態となっている。
ブロワファン22の回転軸66は、ケーシング42からコンプレッサモジュール40内(ケーシング54内)に突出しており、この回転軸66が、電動モータ58の駆動軸62に連結されている。
これにより、電動モータ58が回転駆動されると、この回転力がブロワファン22に伝達されてブロワファン22が回転駆動される。すなわち、エアコン10では、電動モータ58が駆動されることにより、ブロワファン22が回転駆動されて、空調風の送風がなされるようになっている。
また、第1の実施の形態に適用したエアコン10では、ブロワファン22と電動モータ58との間に、変速機構72が設けられており、ブロワファン22の回転軸66と電動モータ58の駆動軸62とが、変速機構72を介して接続されている。
この変速機構72は、例えば、駆動軸62の回転を減速して回転軸66に伝達する。また、変速機構72は、このときの減速比を変更可能となっている。これにより、エアコン10では、変速機構72の変速比を制御することにより、ブロワ風量の制御が可能となっている。
図6には、変速機構72の一例を示している。この変速機構72は、内歯が形成された内歯車74、内歯車74と同軸に配置されて外歯が形成された太陽歯車76及び、内歯車74と太陽歯車76の間に配置された複数の遊星歯車78が配置された遊星歯車機構となっている。
内歯車74には、電動モータ58の駆動軸62が連結され、内歯車74が電動モータ58の駆動力によって回転される。また、太陽歯車76には、ブロワファン22の回転軸66が連結され、内歯車74の回転が遊星歯車78を介して太陽歯車76に伝達されることにより、太陽歯車76と共にブロワファン22が回転される。
また、変速機構72には、円板状のキャリアプレート80が設けられており、遊星歯車78の回転軸78Aが、キャリアプレート80の所定位置に軸支されている。また、キャリアプレート80には、筒状の回転軸82が同軸的に連結されており、この回転軸82がキャリアプレート80と一体に回転される。
この回転軸82内には、回転軸66が挿通され、回転軸66、82が相対回転可能となっている。
また、回転軸82の外周部には、ブレーキ部84が設けられている。このブレーキ部84は、変速機構72の図示しないケーシング等に固定され、回転軸82と相対回転可能となっている。また、ブレーキ部84は、例えば、ブレーキシューを用いたブレーキ構造が設けられており、アクチュエータ(何れも図示省略)を作動することにより回転軸82の外周面との間で摩擦抵抗を生じさせ、回転軸82に回転抵抗を付与可能となっている。このとき、アクチュエータの作動量に応じて摩擦抵抗(回転抵抗)の可変が可能となっている。
ここで、回転軸82に摩擦抵抗が少なく、ブロワファン22の回転軸66の回転抵抗が回転軸82の回転抵抗より大きいときには、内歯車74によって回転される遊星歯車78が太陽歯車76の周囲を回転して、太陽歯車76と共に、回転軸66の回転が停止状態となる。
これに対して、ブレーキ部84を作動させて回転軸82の回転抵抗を増加させると、キャリアプレート80の回転と共に遊星歯車78が太陽歯車76の周囲を回転する回転が抑えられ、内歯車74の回転に伴って太陽歯車76と共に回転軸66が回転される。
また、ブレーキ部84が回転軸82に付与する摩擦抵抗(回転抵抗)をさらに大きくすることにより、キャリアプレート80の回転(遊星歯車78の遊星回転)が抑えられ、太陽歯車76及び回転軸66の回転数が増加される。
すなわち、変速機構72では、ブレーキ部84が遊星歯車78を軸支しているキャリアプレート80の回転軸82に付与する摩擦抵抗によって内歯車74の回転数に対する太陽歯車76の回転数の比率を変化させることができ、これにより、駆動軸62に対する回転軸66の変速比が換えられるようになっている。
エアコン10では、図示しないエアコンECUによって、電動モータ58の駆動制御と共に、電磁クラッチ64、70のオン/オフ制御及び変速機構72の変速比の制御を行うようになっている。
このように構成されているエアコン10では、エアコンモジュール36、コンデンサモジュール38及びコンプレッサモジュール40が一体となっていることにより、予めエアコンモジュール36、コンデンサモジュール38及びコンプレッサモジュール40を組み立てた状態で、車両に取り付けることができ、組み付け性の向上が図られる。
また、エアコン10は、車両の図示しないダッシュパネルのエンジンルーム側に据え付けられ、これにより、エアコン10が車室の前部のスペースを狭めてしまうのを防止することができる。
一方、エアコン10は、冷房、暖房、送風の何れかで空調運転を行う。このとき、エアコン10では、電動モータ58を駆動して、ブロワファン22を回転駆動することにより、吹出しモードに応じた吹出し口から車室内に空調風が吹き出される。
また、エアコン10では、暖房運転時や送風運転時においてコンプレッサ12の駆動が不要である時、すなわち、エバポレータ20での空調風の冷却が不要である時には、電磁クラッチ64をオフする。
これにより、電動モータ58が駆動していても、コンプレッサ12が停止状態となり、また、コンプレッサ12が停止していることにより、コンプレッサファン52の駆動も不要であり、コンプレッサファン52も停止状態となる。
これに対して、エバポレータ20による空調風の冷却が必要となると冷房運転時に、エアコン10は、電磁クラッチ64がオンされる。これにより、電動モータ58の駆動力がコンプレッサ12に伝達されてコンプレッサ12が回転駆動され、エバポレータ20を用いた空調風の冷却が可能となる。
また、コンデンサ14は、冷媒を冷却することにより温度上昇が生じることがあり、また、温度上昇によって冷媒の冷却効率が低下すると、エアコン10の冷房能力に低下が生じる。
ここで、エアコン10は、コンデンサモジュール38に設けているグリル46が、車両前方側となるよう据え付けられる。これにより、車両が走行することにより、エンジンルーム内に入り込む車両前方側の空気が、グリル46からコンデンサモジュール38の流路50内に導入されることにより、この導入された空気によってコンデンサ14の冷却が図られる。
また、エアコン10では、車両走行によってグリル46から外気を導入しても、コンデンサ14の温度が高いときに、電磁クラッチ70をオンする。このとき、電磁クラッチ64がオンされてコンプレッサ12が回転駆動されていることにより、コンプレッサ12の回転軸60を介して回転軸68が回転駆動されることにより、コンデンサファン52が回転駆動されて、コンプレッサ14の冷却が図られる。
このように、エアコン10では、電動モータ58が設けられているコンプレッサモジュール40を、エアコンモジュール36とコンデンサモジュール38の間に配置して、この電動モータ58に、エアコンモジュール36に設けているブロワファン22と、コンデンサモジュール38に設けているコンデンサファン52を連結している。
このとき、電動モータ58の駆動軸62の一端側とブロワファン22の回転軸66とを変速機構72を介して連結し、電動モータ58の駆動軸62の他端側に電磁クラッチ64を介してコンプレッサ12の回転軸60を連結し、このコンプレッサ12の回転軸60の他端側に、電磁クラッチ70を介してコンデンサファン52の回転軸68を連結している。
これにより、例えば、コンプレッサ12を駆動しているときに、車両走行によって導入される空気によるコンデンサ14の冷却が可能であれば、電磁クラッチ70をオフして電動モータ58の負荷を軽減することができる。また、送風運転時や暖房運転時などのコンプレッサ12の駆動停止が可能な運転状態では、電磁クラッチ64をオフして、電動モータ58の負荷を大きく軽減することができる。
このようにエアコン10では、一つの電動モータ58によってコンプレッサ12、ブロワファン22及びコンデンサファン52を適正に駆動することができる。
したがって、エアコン10では、複数の電動モータが不要となり、部品数の削減及び省動力化が可能となっている。また、エアコン10では、部品数の削減と共に組み付け性の向上が図られることによりコストダウンが可能となっている。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7及び図8には、第2の実施の形態に適用したエアコン10Aの概略構成を示している。このエアコン10Aは、エバポレータ20及びブロワファン22等が設けられているエアコンモジュール36A及び、前記したコンデンサモジュール38とコンプレッサモジュール40との機能を一体とした冷凍モジュール86を備えている。
このエアコン10Aでは、エアコンモジュール36Aと冷凍モジュール86とが一体に連結され、エアコンモジュール36Aと冷凍モジュール86とが車両幅方向に沿って配置されて車両に据え付けられる。なお、図7及び図8では、エアコンモジュール36A及び冷凍モジュール86の要部を示している。
このエアコン10Aでは、冷凍モジュール86に、エバポレータ20を除く、コンプレッサ12A、コンデンサ14などの冷凍サイクルを形成する主たる部品が組み付けられる。
この冷凍モジュール86には、ケーシング88の下部に、略水平状態でコンデンサ14が配置され、コンデンサ14の下方側に排気グリル90が形成されている。また、ケーシング88内には、上部にコンデンサファン92が配置され、ケーシング88の上面には、導入口94が形成されている。
これにより、コンデンサファン92が回転駆動されと、導入口94から外気が導入され、導入された外気がコンデンサ14を通過して、排気グリル90から排出され、この空気によってコンデンサ14の冷却が図られる。なお、ここでは、一例としてケーシング88の上面に導入口94を形成しているが、これに変えて、コンデンサファン92の車両前方側の面にグリル46を配置して、このグリル46からコンデンサ14の冷却用とする外気を導入する構成であっても良く、これにより、車両走行時に、コンデンサファン92を駆動することなく、コンデンサ14の冷却を行うことができ、より好ましい。
一方、エアコン10Aでは、エバポレータ20の下端部に樋状の集水部96が設けられている。この集水部96には、エバポレータ20に付着した水分が集積されるようになっており、冷凍モジュール86側に、排出路98が連結されている。なお、ここでは、一例として集水部96を樋状に形成しているが、これに限らず、エバポレータ20に付着した水分を回収可能であれば、任意の形状を適用することができる。
排出路98は、エアコンモジュール36Aのケーシング42Aを貫通して、冷凍モジュール86のケーシング88内に挿入されている。なお、この排出路98としては、樋状であっても良いが、パイプ状であることがより好ましい。
また、エアコン10Aでは、エアコンモジュール36Aに設けられたエバポレータ20の下端部よりも、冷凍モジュール86に設けているコンデンサ14の上面が下側となっており、コンデンサ14の上方側には、拡散部100が配置されている。
この拡散部100には、排出路98が連結されており、これにより、エバポレータ20から回収した水分が、拡散部100に供給され、拡散部100からコンデンサ14上に拡散されながら水滴として滴下されるようにしている。
一方、図8及び図9に示されるように、エアコン10Aでは、コンデンサファン92として、外周部に羽根車102が形成され、内部が中空となっている貫流式ファンを用いている。
また、エアコン10Aでは、このコンデンサファン92の中空となっている内部に、コンプレッサ12Aと電動モータ58Aが配置されている。コンプレッサ12Aの回転軸104及び電動モータ58Aの駆動軸106は、第1のクラッチ手段として設けている電磁クラッチ64Aを介して連結されており、これにより、電磁クラッチ64Aがオンされることにより、電動モータ58Aによってコンプレッサ12Aが回転駆動される。
冷凍モジュール86では、コンプレッサ12Aがエアコンモジュール36A側となるように配置されており、電動モータ58Aからコンプレッサ12Aと反対側へ突出された駆動軸106と、コンプレッサ12Aから電動モータ58Aの反対側へ突出された回転軸104には、軸受108を介してコンデンサファン92が相対回転自在に支持されている。
また、冷凍モジュール86では、コンプレッサ12Aの回転軸104と電動モータ58Aの駆動軸106がケーシング88に軸支されており、これにより、コンデンサファン92と共にコンプレッサ12A及び電動モータ58Aがケーシング88に支持されている。
電動モータ58Aから突出された駆動軸106の先端部には、第2のクラッチ手段として電磁クラッチ110が設けられており、駆動軸106が電磁クラッチ110の駆動プレート112に連結され、駆動軸106と駆動プレート112が一体回転するようになっている。また、コンデンサファン92の回転軸114は、駆動プレート112に対向された従動プレート116に、一体回転するように連結されている。
電磁クラッチ110は、オフ状態では、駆動プレート112と従動プレート116が離反して相対回転可能となっているが、オンされることにより、駆動プレート112と従動プレート116とが当接しあって一体回転される。これにより、電磁クラッチ110がオンされると、電動モータ58Aの駆動力によってコンデンサファン92が回転駆動される。
コンプレッサ12Aの回転軸104及び電動モータ58Aの駆動軸106は、内部が中空の筒体状となっており、回転軸104及び駆動軸106の内部には、伝達軸118が挿通されている。
この伝達軸118は、回転軸104及び駆動軸106のそれぞれと相対回転可能となっており、軸方向の一端側が、電磁クラッチ110の駆動プレート112に連結され、この駆動プレート112と一体に回転されるようになっている。
また、エアコン10Aでは、コンデンサ12A、電動モータ58A及びコンデンサファン92のそれぞれと、エアコンモジュール36Aに設けているブロワファン22が同軸となっている。伝達軸118は、他端側が、冷凍モジュール86のケーシング88から突出されて変速機構72に連結され、この変速機構72を介して、ブロワファン22の回転軸66に連結されている。
これにより、電動モータ58Aの駆動力が伝達軸118を介してブロワファン22に伝達されて、ブロワファン22が回転駆動されるようになっている。
このように構成されているエアコン10Aでは、空調運転が指示されることにより、電動モータ58Aの駆動を開始する。これにより、電動モータ58Aの駆動力が、駆動軸106から伝達軸118、変速機構72を介してブロワファン22へ伝達され、ブロワファン22が回転駆動され、吹出し口30から空調風が吹き出される。このとき、変速機構72を制御することにより、ブロワファン22が所望の回転数で回転駆動され、ブロワ風量が制御される。
このエアコン10Aでは、コンプレッサ12Aの駆動が不要な送風運転時、暖房運転時などにおいては、電磁クラッチ64Aがオフされ、これにより、電動モータ58Aが駆動されていても、コンプレッサ12Aが駆動停止状態となる。
また、コンプレッサ12Aが停止状態であると、コンデンサ14の冷却も不要であり、このときには、電磁クラッチ110をオフすることにより、コンデンサファン92を停止状態とすることができる。
一方、エアコン10Aでは、冷房運転時には、電磁クラッチ64Aをオンする。これにより、電動モータ58Aの駆動力がコンプレッサ12Aに伝達されて、コンプレッサ12Aが回転駆動される。
ここで、コンプレッサ12Aが回転駆動されると、コンデンサ14では、冷媒を冷却することにより温度上昇が生じ、冷却が必要となることがある。このときには、電磁クラッチ110がオンされる。
これにより、電磁クラッチ110の駆動プレート112と従動プレート116が一体回転を開始し、電動モータ58Aの駆動力が電磁クラッチ110を介してコンデンサファン92へ伝達され、コンデンサファン92が回転駆動されて、コンデンサ14の冷却が行われる。
また、コンプレッサ12Aが回転駆動されると、エバポレータ20を通過した空気が冷却される。これに伴って、エバポレータ20には、空気中の水分が結露して付着する。
エアコン10Aでは、冷房運転を行うときにより空気中から除去されてエバポレータ20に付着した水分を、集水部96で回収して、排水路98を介して拡散部100からコンデンサ14上に拡散させながら滴下する。
これにより、コンデンサ14上に滴下された水分が、コンデンサ14の熱によって蒸発されることにより、コンデンサ14の冷却が促進される。
これにより、エアコン10Aでは、エアコンモジュール36Aと冷凍モジュール86を一体としてエンジンルーム内のダッシュパネルなどに設けたときにも、コンデンサ14を確実に冷却して、効率的な冷房運転が可能となる。
一方、電動モータ58Aは、駆動されることにより発熱して温度上昇が生じる。また、コンプレッサ12Aでは、回転駆動されて冷媒を圧縮することにより冷媒の温度が上昇し、これに伴って、コンプレッサ12Aの温度も上昇する。
ここで、エアコン10Aでは、コンデンサファン92として内部を中空とした貫流式を用い、このコンデンサファン92の内部に、コンプレッサ12Aと電動モータ58Aを配置しており、コンデンサファン92が回転駆動されることにより、導入口94から導入された外気が、コンプレッサ12A及び電動モータ58Aの周囲を通過されるようになっている。
これにより、エアコン10Aでは、コンデンサファン92の回転駆動によってコンプレッサ12A及び電動モータ58Aの冷却を図り、それぞれの温度上昇を防止することができる。
また、電動モータ58Aは、コンプレッサ12Aが停止されているエアコン10Aの送風運転時や暖房運転時などにも駆動されるようになっており、これにより、温度上昇が生じることがある。
このとき、エアコン10Aでは、コンプレッサ12Aが停止状態であっても、電磁クラッチ110をオンすることによりコンデンサファン92を回転駆動でき、これにより、電動モータ58Aの冷却を図ることができる。
したがって、エアコン10Aでは、コンデンサ14は勿論、コンプレッサ12Aや電動モータ58Aの温度上昇を抑えた効率的な空調運転が可能となる。
また、エアコン10Aでは、コンプレッサ12Aと電動モータ58Aを一体にして、コンデンサファン92の軸心部に配置するようにしているので、コンプレッサ12A、電動モータ58A及びコンデンサファン92を軸方向に沿って直列に並べて配置した場合に比べてコンパクト化を図ることができる。
なお、第2の実施の形態に適用したエアコン10Aでは、冷凍モジュール86内に設けたコンプレッサ12Aと電動モータ58Aを、電動モータ58Aに対してコンプレッサ12Aがエアコンモジュール36A側となるように配置したが、これに限らず、コンプレッサ12Aに対して電動モータ58Aがエアコンモジュール36A側となるように配置しても良く、これと共に、電磁クラッチ110を電動モータ58Aに対してエアコンモジュール36A側となるように配置するなど、任意の構成を適用することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与して疎の説明を省略する。
図10及び図11(A)、図11(B)には、第3の実施の形態に適用したエアコン10Bの概略構成を示している。なお、図10、図11(A)、図11(B)では、エアコン10Bの要部を示している。
図10及び図11(A)に示されるように、エアコン10Bのエアコンモジュール36には、ケーシング42に吸気口120が形成されている。この吸気口120は、エバポレータ20とヒータコア24との間で、コンデンサモジュール38側の面に形成されている。
これにより、エバポレータ20を通過した空気を、吸気口120からケーシング42外へ吹出し可能となっている。
また、図10及び図11(B)に示されるように、エアコン10Bのコンデンサモジュール38には、ケーシング44に排気口122が形成されている。この排気口122は、グリル46とコンデンサ14の間で、エアコンモジュール36側の面に形成されている。
これにより、コンデンサモジュール38では、グリル46ないし排気口122から吸引される空気を、コンデンサ14の冷却用として導入可能となっている。
また、図10、図11(A)及び図11(B)に示されるように、エアコン10Bでは、エアコンモジュール36とコンデンサモジュール38の間に配置されたコンプレッサモジュール40Aに、通気ダクト124が設けられている。
この通気ダクト124は、一端側が、エアコンモジュール36のケーシング42に形成されている吸気口120に連結され、他端側が、コンデンサモジュール38のケーシング44に形成されている排気口122に連結されている。これにより、エアコンモジュール36の吸気口120とコンデンサモジュール38の排気口122が、通気ダクト124によって連通されている。
このように構成されているエアコン10Bでは、ブロワファン22が回転駆動されて、導入口28から吸引される空気がエバポレータ20を通過する。また、エバポレータ20を通過した空気は、流路26内をヒータコア24側に流れて、空調風として吹出し口30から吹き出される。
ここで、エアコン10Bでは、エバポレータ20の下流側に通気ダクト124の吸気口120が設けられ、エバポレータ20を通過した空気が、吸気口120から通気ダクト124を介して、コンデンサモジュール38へ送られ、コンデンサ14とグリル46の間に形成された通気ダクト124の排気口122から流路50内へ吹き出され、コンデンサ14の冷却に用いられる。
ここで、エアコン10Bが冷房運転を行っていると、エバポレータ20によって冷却された空気が、コンデンサモジュール38へ送られ、この空気によってコンデンサ14が冷却される。
これにより、エアコン10Bが、コンデンサ14の冷却効率が比較的低いエンジンルーム内のダッシュパネル近傍に配置されていても、エバポレータ20によって冷却された空気によってコンデンサ14を冷却することができる。
したがって、エアコン10Bでは、コンデンサ14の温度上昇が抑えられ、冷凍サイクルを用いた効率的な空調運転が可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではなく、本発明の車両用空調装置は、エンジンないし電気モータを駆動源とされる任意の構成の車両に適用することができる。
第1の実施の形態に適用したエアコンの要部を示す概略斜視図である。 本実施の形態に係るエアコンの概略構成図である。 図1の3−3線に沿ったエアコンの概略断面図である。 図1のエアコンを上方側から見た概略構成図である。 (A)は図1の5A−5A線に沿ったエアコンモジュールの概略断面図、(B)は図1の5B−5B線に沿ったコンデンサモジュールの概略断面図である。 変速機構の一例を示す要部の概略斜視図である。 第2の実施の形態に適用したエアコンの要部を示す概略斜視図である。 第2の実施の形態に適用したエアコンを車両前後方向の後方側から見た概略構成図である。 冷凍モジュールの要部の概略断面図である。 第3の実施の形態に適用したエアコンの要部の概略斜視図である。 (A)は図10の11A−11A線に沿ったエアコンモジュールの概略断面図、(B)は図10の11B−11B線に沿ったコンデンサモジュールの概略断面図である。
符号の説明
10、10A、10B エアコン(車両用空調装置)
12、12A コンプレッサ
14 コンデンサ
20 エバポレータ
22 ブロワファン
36、36A エアコンモジュール
38 コンデンサモジュール
40 コンプレッサモジュール
52、92 コンデンサファン
58、58A 電動モータ
64、64A 電磁クラッチ(第1のクラッチ手段)
70、110 電磁クラッチ(第2のクラッチ手段)
72 変速機構
86 冷凍モジュール(コンプレッサモジュール)
96 集水部(回収手段)
98 排出路(拡散手段)
100 拡散部(拡散供給手段)
124 通気ダクト

Claims (8)

  1. コンプレッサ、コンデンサ及びエバポレータを含んだ冷凍サイクルが形成され、ブロワファンの駆動によってエバポレータ及び加熱手段の少なくともエバポレータを通過して生成された空調風によって車室内を空調する車両用空調装置であって、
    前記コンデンサを冷却するコンデンサファンの回転軸と前記コンデンサファンを駆動する単一の電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸と前記ブロワファンの回転軸との4者が同軸上に配置され
    前記電動モータの駆動軸の一端に前記コンプレッサの回転軸が第1のクラッチ手段を介して連結され、駆動軸の他端に前記ブロワファンの回転軸が連結されると共に、
    前記コンプレッサの回転軸又は前記ブロワファンの回転軸に、第2のクラッチ手段を介して前記コンデンサファンが連結されている車両用空調装置。
  2. 前記ブロワファン及び前記エバポレータが収容され、前記空調風を生成するエアコンモジュールと、
    少なくとも前記コンデンサ及び前記コンデンサファンが収容されるコンデンサモジュールと、
    を含み、前記ブロワファンの回転軸と前記コンデンサファンの回転軸とが同一軸上となるように前記エアコンモジュールと前記コンデンサモジュールとが一体に連結されている請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記コンデンサファンとして軸心部が中空とされて外周部に羽根車が設けられた貫流式ファンが用いられ、該コンデンサファンの中空とされた前記軸心部内に前記コンプレッサと前記電動モータとが配設されている請求項1又は請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ブロワファンの回転軸と前記電動モータの駆動軸との間に介在された変速機構を含む請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用空調装置。
  5. 送風運転時及び暖房運転時には、前記第1のクラッチ手段により前記電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸との連結が解除される請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記第2のクラッチ手段によって前記電動モータの駆動軸と前記コンデンサファンの回転軸との連結が解除される請求項5の車両用空調装置。
  7. 冷房運転時には、前記第1のクラッチ手段により前記電動モータの駆動軸と前記コンプレッサの回転軸とが連結され、かつ、前記コンデンサの温度に応じて前記第2のクラッチ手段によって前記電動モータの駆動軸と前記コンデンサファンの回転軸との連結又は連結解除が行われる請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両用空調装置。
  8. 一端が前記エバポレータと前記ヒータコアの間の空気の流路に開口され、他端が前記コンデンサへの空気の導入口と前記コンデンサとの間に開口されて、前記エバポレータを通過した空気を前記コンデンサへ案内するダクトが設けられた請求項1から請求項7の何れか1項に記載の車両用空調装置。
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