JP6265740B2 - アプリケータ - Google Patents

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Description

本発明の一形態は、マイクロニードルによる活性成分の投与を補助するために用いるアプリケータに関する。
従来から、皮膚を介して活性成分を投与するマイクロニードルアレイに衝撃を与えることで、該マイクロニードルアレイが有するマイクロニードルを皮膚に適用するアプリケータが知られている。
例えば、下記特許文献1には、装置本体と、貫通部材を角質に衝突させるためのピストンと、ピストンに衝撃力を与えるための衝撃バネと、装置本体とキャップとの間で作用する押さえバネと、圧縮力を使用して装置本体とピストンを一緒に圧縮することによってピストンをコッキングし、ピストンをコッキングされた位置においてロックするためのロック機構とを含むアプリケータが記載されている。
また、下記特許文献2には、ハウジング、ハウジング内で移動可能なピストン、およびキャップを有するアプリケータが記載されている。
また、下記特許文献3には、患者の身体に穿刺する注入カニューラまたは穿刺チップを備えた穿刺ヘッドを穿刺するための穿刺デバイスが記載されている。このデバイスは、穿刺運動をトリガするために同時に操作する必要のある2つの操作部材を備えている。
また、下記特許文献4には、駆動バネの少なくとも一方の端部がハウジング側当接部及びピストンの何れにも固定されないように配置された穿刺装置が記載されている。
特許第4198985号 特表第2007−509706号公報 特表第2010−501211号公報 特開2010−233803号公報
利用者は上記のようなアプリケータを用いることで活性成分を効率的に投与できる。しかしその反面、アプリケータは皮膚に一定のレベル以上の衝撃を与えるので、利用者がアプリケータを用いたマイクロニードルの適用に恐怖感を抱いてしまうおそれがある。そこで、マイクロニードルの適用の際に、利用者に恐怖感を与えることなく活性成分を効率的に投与することが要請されている。
本発明の一形態に係るアプリケータは、皮膚にマイクロニードルを適用させるためのアプリケータであって、針密度が500本/cm以上であるマイクロニードルを有するマイクロニードルアレイに付勢部材の付勢力を伝える伝達部材を備え、伝達部材の質量が1.5g以下であり、付勢部材の付勢力により作動した伝達部材の運動量が0.0083(Ns)以上0.015(Ns)以下である、ことを特徴とする。
このような形態によれば、穿刺に必要な付勢力をマイクロニードルアレイに伝える伝達部材が非常に軽いので、利用者がアプリケータの作動時に感じる衝撃は小さい。したがって、当該利用者はアプリケータを用いた投与を安心して受けることができる。一方で、伝達部材の運動量とマイクロニードルの針密度とを上記のように設定することで、利用者に恐怖感を与えないように伝達部材を軽くした場合でも、活性成分を効率的に投与することができる。
別の形態に係るアプリケータでは、マイクロニードルに塗布された活性成分の皮膚への移行量が伝達部材の運動量に比例してもよい。
さらに別の形態に係るアプリケータでは、付勢部材が弾性部材であり、皮膚に向かって移動する伝達部材の移動区間の一部である第1の区間において、該伝達部材が弾性部材の付勢力を受けることなく移動してもよい。
さらに別の形態に係るアプリケータは、弾性部材を支持するとともに、第1の区間とは異なる第2の区間において付勢力を伝達部材に伝える支持台をさらに備え、付勢力により伝達部材を押していた支持台が第2の区間の一端において止まることで、該伝達部材が第1の区間において付勢力を受けることなく移動してもよい。
さらに別の形態に係るアプリケータの付勢部材は円柱コイルばねであってもよい。
本発明の一側面によれば、マイクロニードルの適用の際に、利用者に恐怖感を与えることなく活性成分を効率的に投与することができる。
図1は、実施形態に係るアプリケータの上方からの斜視図である。 図2は、図1に示すアプリケータの下方からの斜視図である。 図3は、図2に示すピストンの斜視図である。 図4は、図1に示すキャップの斜視図である。 図5は、図2のV−V線断面図である。 図6は、図5に示す爪部が固定された状態を表す断面図である。 図7は、マイクロニードルアレイの斜視図である。 図8は、図1に示すアプリケータを使用する際に補助具を用いる場合を説明するための図である。 図9は、図1に示すアプリケータの使用方法を説明するための図である。 図10は、実施例における、ピストンの運動量とOVAの移行率との関係を示すグラフである。 図11は、実施例における、ピストンの運動エネルギー密度とOVAの移行率との関係を示すグラフである。 図12は、実施例における、ピストンの運動量とOVAの移行量との関係を示すグラフである。 図13(a)は変形例に係るアプリケータの斜視図であり、図13(b)は図13(a)のB−B線断面図である。 図14は、別の変形例に係るアプリケータの斜視図である。 図15は、図14のXV−XV線断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜6を用いて、実施形態に係るアプリケータ10の構造を説明する。図1はアプリケータ10の上方からの斜視図である。図2はアプリケータ10の下方からの斜視図である。図3はピストン20の斜視図である。図4はキャップ30の斜視図である。図5は図2のV−V線断面図であり、図6は、図5に示す爪部が固定された状態を表す断面図である。
アプリケータ10の筐体11は円筒形状である。なお、アプリケータ10については、持ちやすさや、皮膚への微小突起(マイクロニードル)の適用の容易性を考慮して、筐体の形状を変えたり筐体表面を加工したりしてもよい。例えば、断面形状が多角形である筒状の筐体を用いたり、外壁が全体として丸みを帯びていたり、筒状の筐体にくぼみ又は段差を設けたりしてもよい。また、滑りにくくするために、筐体の表面に細かな溝を形成したりコーティングを施したりしてもよい。
筐体11の一端部付近には、皮膚に当てられたマイクロニードルアレイに衝撃を与えるためのピストン20が収容されている(図2参照)。一方、筐体11の他端部付近には、そのピストン20を作動させるためのキャップ30が収容されている(図1参照)。以下では、キャップ30が収容されている側をアプリケータ10あるいは筐体11の上側と定義し、ピストン20が収容されている側をアプリケータ10あるいは筐体11の下側と定義する。筐体11の上端には環状部材11aがはめ込まれており、筐体11の下端部は、下方に向けて広くなるテーパ状に形成されている。
ピストン20は、図3に示すように、マイクロニードルアレイと衝突する円盤状のピストン板21と、ピストン板21の上面の中心付近からその上面と直交する方向に伸びる複数のピストンロッド22とから成る伝達部材である。ピストン板21には、空気を逃がすための複数の空気孔21aが形成されており、これにより空気抵抗を少なくしたりピストン20を軽量化したりすることができる。各ピストンロッド22の先端には、ピストン板21の径方向外側に突き出た鉤状の爪部22aが形成されている。この爪部22aは、ピストンロッド22の先端に向けて細くなるテーパ状になっている。
キャップ30は、図4に示すように円盤状であり、その直径は筐体11の内径と略同じである。キャップ30の下面中央には円柱状の突出部31が設けられており、突出部31には凹部32が形成されている。凹部32の形状は、ピストンロッド22の爪部22aを受け入れ可能なようにすり鉢状になっている。
図5に示すように、筐体11内部の上部付近には、当該内部を上側部分と下側部分とに仕切るための仕切壁12が設けられている。以下では、この仕切壁12を境にして上側の空間を上部空間14といい、下側の空間を下部空間15という。仕切壁12の中央には円形の貫通孔13が形成されており、内筒16が、貫通孔13の下からその途中まで挿入された状態で、該貫通孔13に取り付けられている。内筒16の内壁は下方に向けて広くなるテーパ状に形成されており、ピストンロッド22の上下動を案内する役割を果たす。
貫通孔13の上部はキャップ30の突出部31を案内する役割を果たし、当該上部の直径は突出部31の直径と同じである。貫通孔13の中央付近に位置する内筒16の上端は、ピストンロッド22の爪部22aと係合してピストン20を固定する役割を果たし、以下ではこの部分を爪受部17という。
下部空間15には、ピストン20と、このピストン20に付勢力を与える圧縮ばね(付勢部材あるいは弾性部材。以下では単に「ばね」という)40と、このばね40を下方から支える環状のばね台(支持台)50とが収容される。また、下部空間15の内壁には、ばね台50を上下方向に所定の範囲だけスライドさせるための複数のガイド60が設けられている。
各ガイド60は筐体11の下端から内筒16の下端の付近にかけて延びているが、ガイド60のおよそ下半分の領域(ガイド60の下部)は、残りの上半分における領域(ガイド60の上部)よりも太くなっている。一方、ばね台50の外周には、ガイド60の上部と噛み合うための切り欠き(図示せず)が形成されている。したがって、ばね台50はガイド60の上部においてのみ上下方向にスライド可能になっている。ばね40は、内筒16を囲むように下部空間15内に収容される。ばね40のその上端は仕切壁12の下面に取り付けられ、その下端はばね台50の上面に当たっている。本実施形態では、図5に示されるように、ばね40として円柱コイルばねを用いてもよい。
ピストン20は、ばね40及びばね台50が下部空間15に収容された後に下部空間15に収容される。ここで、ピストン板21の直径は、ガイド60の下部で制限される筐体11の内径と略同じである。また、ピストン板21の直径はばね台50の内径よりも大きいので、ピストン板21は常にばね台50よりも下に位置することになる。
ピストン20は、下部空間15内において、ばね40の付勢力に抗した状態で固定させることが可能である。アプリケータ10の初期状態にあるとき(図5参照)にばね40の付勢力に逆らってピストン板21を筐体11の外側から押すと、各ピストンロッド22の爪部22aが内筒16を抜けて、図6に示すように爪受部17に引っ掛かる。これによりピストン20がばね40の付勢力に抗した状態で固定される。
一方、キャップ30は、突出部31が仕切壁12と対向するかたちで、上部空間14内に収容される。キャップ30の全体がこのように収容されると、その端部に環状部材11aが取り付けられ、これにより、キャップ30の筐体11外への飛び出しが防止される。
上部空間14内でキャップ30の位置を固定させることはしないので、キャップ30は上部空間14内において筐体11の延び方向(上下方向)に沿って自由に移動できる。したがって、ばね40の付勢力に抗した状態で固定されているピストン20の上方にキャップ30が位置するようにアプリケータ10を傾けた場合には、図6に示すように、キャップ30の突出部31はピストン20の爪部22aに接触する。すなわち、キャップ30は、ピストン20が爪部22aにより固定されているときに突出部31がその爪部22aに接触可能なように、上部空間14内において筐体11の延び方向に沿って移動自在に設けられる。
ばね40の付勢力により作動するピストン20のエネルギーに関するパラメータとして、横弾性係数、線径、巻き数、平均コイル径、ばね40を自然長からどれくらい縮めるかを示す距離、ピストンの速度、ばねの質量、及びピストンの質量が挙げられる。
横弾性係数はばねの材料によって定まり、ステンレスであれば68500N/mm、ピアノ線(鉄)であれば78500N/mmである。他のパラメータの想定値は次の通りである。すなわち、線径は0.1〜5mm、巻き数は1〜20、平均コイル径は1〜30mm、距離は1〜100mm、速度は0.1〜50m/s、ばねの質量は0.1〜5g、ピストンの質量は0.1〜20gである。本実施形態では、ピストンの質量は1.5g以下でもよい。
上記のパラメータを用いて、ばね及びピストンに関する理論式は次のように定義される。式(1)はばね定数、ばねの形状、及び材料の関係を示し、式(2)はばねの質量と寸法との関係を示す。また、式(3)はばねエネルギーと運動エネルギーとの関係を示し、式(4)はピストンの速度、エネルギー、及び質量の関係を示す。下記式において、Gは横弾性係数(N/m)、dは線径(m)、nは巻き数、Dは平均コイル径(m)、kはばね定数(N/m)、xは距離(m)、vは速度(m/s)、lは伸長時のばねの長さ(m)、ρは密度(kg/m)、mはばねの質量(kg)、Mはピストンの質量(kg)である。なお、本明細書においては、上記運動エネルギーは、微小突起(マイクロニードル)が皮膚に穿刺される時のエネルギー(穿刺エネルギー)と同じエネルギーであるとみなす。
Figure 0006265740
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アプリケータ10の寸法は、マイクロニードルアレイの寸法に応じて次のように決めることができる。もっとも、寸法の決め方は下記に限定されるものではない。
筐体11の下側開口部の形状をマイクロニードルアレイの形状に合わせ、当該開口部の最小内径をマイクロニードルアレイの外径に合わせれば、アプリケータ10の寸法をマイクロニードルアレイの寸法に応じて小型化することができる。また、このように下側開口部を成型すれば、アプリケータ10をマイクロニードルアレイ上に位置決めする際に、マイクロニードルアレイに対してアプリケータ10が径方向(幅方向)にずれないので、マイクロニードルアレイと平行な位置関係を維持したままピストン20をマイクロニードルアレイに当てることができる。これにより、穿刺を確実に行うことができる(穿刺の再現性が高まる)。
アプリケータの材料も限定されないが、ばね40の付勢力を維持できる強度を持つ材料が望ましい。例えば次のような材料を用いることができる。まず、筐体11やキャップ30の材料として、ABS樹脂やポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール(POM)などの合成又は天然の樹脂素材等の他、シリコン、二酸化ケイ素、セラミック、金属(ステンレス、チタン、ニッケル、モリブデン、クロム、コバルト等)を用いてもよい。また、ピストン20は、マイクロニードルアレイと同じ材料を用いて作製してもよい。
ピストン板21と同様に、筐体11及びキャップ30にも空気孔を設けてもよい。これにより、キャップ30の空気抵抗を少なくしたり、アプリケータ10を軽くしたりすることができる。
次に、図7を用いて、アプリケータ10と共に用いられるマイクロニードルアレイ90の構造を説明する。図7はマイクロニードルアレイ90の斜視図である。
マイクロニードルアレイ90は基板91と、その基板91上に二次元状に配置された複数の微小突起(針、すなわちマイクロニードル)92とを備えている。
基板91は、微小突起92を支持するための土台である。図7では矩形の基板91を示しているが、基板91の形状はこれに限定されず、例えば円形であってもよい。微小突起92は、基板91の表面上において千鳥状(互い違い)に略等間隔に配列されている。基板91に複数の貫通孔を設け、当該貫通孔を通じて基板91の背面から生理活性成分を投与するようにしてもよい。基板91の面積は0.5cm〜10cmであってもよいし、1cm〜5cmであってもよいし、1cm〜3cmであってもよい。この基板91を数個つなげることで所望の大きさの基板を構成するようにしてもよい。
微小突起92は、基板91と接続する底部から先端部に向けて細くなるテーパ状の構造物である。微小突起の先端は尖っていてもよいし、尖っていなくてもよい。図7では円錐状の微小突起92が示されているが、四角錐などの多角錐状の微小突起を用いてもよい。微小突起92の高さ(長さ)は20〜400μmであってもよいし、50〜300μmであってもよい。
微小突起92は、一つの列において1mm当たり1〜10本取り付けられる。また、列同士の間隔は、一列内の隣接する微小突起92の間隔と実質的に等しい。したがって、微小突起92の密度(針密度)は100〜10000本/cmである。針密度の下限は200本/cmでもよいし、300本/cmでもよいし、400本/cmでもよいし、500本/cmでもよい。針密度の上限は5000本/cmでもよいし、2000本/cmでもよいし、850本/cmでもよい。
基板91および/または微小突起92上には、活性成分によるコーティングが施される。コーティングは、活性成分を含むコーティング液が微小突起92および/または基板91の一部又は全面に固着化されたものである。ここで、「固着化された」とは、コーティング液が対象物にほぼ一様に付着している状態を保つことをいう。コーティングは微小突起92の頂点を含む所定の範囲に施される。この範囲は微小突起92の高さによって変動するが、0〜500μmでもよいし、10〜500μmでもよいし、30〜300μmでもよい。コーティングの厚さは50μm未満でもよいし、25μm未満でもよいし、1〜10μmでもよい。コーティングの厚さは、乾燥後に微小突起92の表面にわたって測定される平均の厚さである。コーティングの厚さは、コーティング担体の複数の被膜を適用することにより増大させること、すなわち、コーティング担体固着後にコーティング工程をくり返すことで増大させることができる。
次に、図8,9をさらに用いてアプリケータ10の使用方法を説明する。図8は、アプリケータ10を使用する際に補助具Hを用いる場合を説明するための図である。図9はアプリケータ10の使用方法を説明するための図である。
アプリケータ10の初期状態は図5に示す通りである。まず、初期状態にあるピストン20を指でアプリケータ10の内側に向けて押し、ピストン20をばね40の付勢力に抗した状態で固定させる。なお、ピストン20は手で押し上げてもよいし、図8に示すように、補助具Hを用いてピストン20を押し上げてもよい。なお、この補助具Hの形状は図8の例に限定されるものではない。ピストン20が固定されたアプリケータ10は図6に示す状態となる。内筒16の内壁は、上端(爪受部17)に向けて細くなるテーパ状に形成されているので、利用者は少ない力で爪部22aを爪受部17に係合させて簡単にピストン20を固定させることができる。また、利用者は「カチッ」という音で固定の完了を知ることができる。内筒16のテーパ形状の傾きを調整することで、ピストン20を固定する際の力の入れ具合を強くさせたり弱くさせたりすることができる。
続いて、図9に示すように、そのアプリケータ10を、皮膚Sに当てたマイクロニードルアレイ90上に位置決めして保持し、キャップ30を指でアプリケータ10の内側に向けて押す(矢印Aの方向に押す)。なお、アプリケータ10を位置決めする前に、図9に示すようにマイクロニードルアレイ90をカバー剤Cにより皮膚に貼り付けていてもよい。
キャップ30を押すと、その下面に設けられた突出部31が各ピストンロッド22の爪部22aを貫通孔13の中心に向けて押し出すので、爪部22aの爪受部17に対する係合が外れる。その結果、ピストン20の固定状態が解除され、ピストン20がばね40の付勢力によりアプリケータ10の外側に向かって移動する。ばね台50はガイド60の上部でしかスライドしないので、ピストン20は、ガイド60の上部に沿った区間(第2の区間)でのみ、ばね台50を介してばね40の付勢力を受けながら移動する(ピストン20は第2の区間においてばね台50に押される)。そして、ばね台50が第2の区間の下端で止まった後は、ピストン20はガイド60の下部に沿った区間(第1の区間)においてばね40の付勢力を受けることなく移動する。そして、ピストン20はアプリケータ10の下端においてマイクロニードルアレイ90に衝突する(図9参照)。
このように、突出部31は、ばね40の付勢力に抗した状態で固定されたピストン20を解放するための解放機構であるといえる。突出部31にはすり鉢状の凹部32が形成されているので、すり鉢形状に沿って爪部22aが引き込まれ、一定の力がキャップ30に付与されたときのみにピストン20(アプリケータ10)が作動する。したがって、誰が投与しても一定の衝撃力を与えるため、穿刺を確実に行うことができる(穿刺の再現性が高まる)。
凹部32の形状と爪部22aの形状とを変えることで、ピストン20を解放するために必要な力を調整することができる。例えば、爪部22aのテーパ形状の傾きを急にし、それに対応して凹部32のすり鉢形状の傾きを調節すれば、小さい力でピストン20を固定状態から解放することができる。
上記の衝突により、ばね40の付勢力がピストン20を介してマイクロニードルアレイ90に伝わり、微小突起92が皮膚を穿孔する。そして、マイクロニードルアレイ90に塗布されていた活性成分がその微小突起92を介して体内に投与される。
このようにアプリケータ10を使用した後にピストン20をアプリケータ10の内側に向けて押せば、ピストン20をばね40の付勢力に抗した状態で再び固定させることができる。したがって、アプリケータ10は何度でも使用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、穿刺に必要な付勢力をマイクロニードルアレイ90に伝えるピストン20が非常に軽いので、利用者がアプリケータ10の作動時に感じる衝撃は小さい。したがって、当該利用者はアプリケータ10を用いた投与を安心して受けることができる。一方で、ピストン20の運動量と微小突起92の針密度とを適切に設定することで、利用者に恐怖感を与えないようにピストン20を軽くした場合でも、活性成分を効率的に投与することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はそれらに何ら限定されるものではない。下記の実施例では、ピストンの質量及び運動量と、微小突起(マイクロニードル)の針密度とについていくつかの例が示されている。
上記実施形態に記載のアプリケータ及びマイクロニードルアレイを用いて穿刺性能を評価した。アプリケータが備えるばねは、伸びた状態において20mm程度(伸びた状態のばねの高さを「自由高さ」ともいう。)となり、縮んだ状態において10mm程度となる円柱コイルばねであった。穿刺性能は、マイクロニードルアレイを用いてヒト皮膚(in vitro)に対してオバアルブミン(Ovalbumin:OVA)を投与し、ヒト皮膚へのOVAの移行量を求めることで評価した。ここで、移行量とは、微小突起に固着されたOVAのうち皮膚に投与された分の量である。
質量が互いに異なる4種類のピストンを用意し、その質量の内訳は、0.9802g、1.1906g、1.6509g、2.8603gであった。また、各ピストンについて様々な運動量Pを得るために、ばね定数が互いに異なる複数種類のばねを用意した。ここで、ピストンの運動量P(Ns)は、mをピストンの質量(kg)、vをピストンの速度(m/s)として、P=mvで示される。このピストンの運動量Pは、微小突起(マイクロニードル)がヒト皮膚に衝突する際の穿刺エネルギーの指標となる。
一方、マイクロニードルアレイについては、ポリ乳酸製のものを3種類(アレイA,B,C)用意した。いずれのマイクロニードルアレイにおいても、各微小突起の高さは500μmであり、その先端の平坦部の面積は64〜144μmであった。また、いずれのマイクロニードルアレイにおいても、各微小突起にOVAを塗布した際のコーティング範囲は、当該微小突起の頂点を含む約180μmの範囲であった。3種類のマイクロニードルアレイの間で異なるのは、微小突起の本数、基板の面積、針密度、及びOVAの初期含量(総量)であり、具体的な値は表1の通りである。
Figure 0006265740
微小突起にOVAがコーティングされた状態のマイクロニードルアレイをヒト皮膚上に静置し、当該マイクロニードルアレイに対してアプリケータを位置決めした後、アプリケータを作動させてピストン板をマイクロニードルアレイに衝突させることで、OVAをヒト皮膚に投与した。OVAの投与後にヒト皮膚から剥離したマイクロニードルアレイをリン酸緩衝生理食塩水(PBS)に浸すことでOVAを抽出し、抽出したOVAの量を初期の塗布量から差し引くことにより移行量及び移行率を求めた。また、作動したピストンの速度をキーエンス社製のLK−H150というレーザ変位計で計測した。このような実験をピストン、ばね、及びマイクロニードルアレイの様々な組合せに対して行うことで、図10,11に示す結果が得られた。
図10のグラフは、基板面積が1.13cmで微小突起が640本であるマイクロニードルアレイ(すなわちアレイA)において、ピストン及びばねの組合せを様々に変えながら求めたOVAの移行率を、ピストンの運動量との関係で示している。このグラフにおいて破線で囲まれた領域Pが、移行率が良好な領域である。この領域Pは、ピストン質量が1.5g以下であり、且つピストンの運動量が0.0083(Ns)以上0.015(Ns)である場合にほぼ対応している。
図11のグラフは、基板面積が1.13cmで微小突起が640本であるマイクロニードルアレイ(すなわちアレイA)において、ピストン及びばねの組合せを様々に変えながら求めたOVAの移行率を、運動エネルギー密度との関係で示している。すなわち、図11のグラフは、図10の横軸を運動エネルギー密度に変えたものである。移行率と運動エネルギー密度とは一対一に対応する(比例関係を示しほぼ同一直線上にデータがプロットされる)と予測されたが、図11に示されるように、同じ運動エネルギー密度であってもピストン質量及び速度によって移行率が異なることがあることが見出だされた。具体的には、重いピストンが低速でマイクロニードルアレイに衝突する場合よりも、軽いピストンが高速でマイクロニードルアレイに衝突する場合の方が、高い移行率が得られることが見出だされた。
図12のグラフは、質量が1.1906gであるピストンに対して、マイクロニードルアレイ及びばねを変えながら求めたOVAの移行量を示している。このグラフから、針密度が500本/cm以上である場合(アレイA,Cを用いた場合)に移行量が良好であることがわかった。また、針密度が500本/cm以上である場合に、移行量がピストンの運動量に比例することを確認できた。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態ではピストン20が移動区間の一部においてばね40の付勢力を受けることなくマイクロニードルアレイへと移動したが、ピストンは移動区間の全体において(すなわち、作動中の間ずっと)付勢力を受け続けてもよい。例えば、図13に示すように、ピストン板121の上面にばね(付勢部材)140の下端が当たるアプリケータ100にも本発明を適用できる。この場合には、上記のアプリケータ10と同様にキャップ130が押されることでピストン(伝達部材)120が作動すると、ピストン120はアプリケータ100の下端に至るまでばね140に押され続ける。
また、図14,15に示すアプリケータ200に本発明を適用してもよい。アプリケータ200は本体211及びキャップ230を備えており、本体211は、マイクロニードルアレイにばね240の付勢力を伝えるピストン220を収容している。ピストン220は、ばね240により作動する棒状部材222と、その棒状部材222の下端部に設けられた伝達板(伝達部材)221とから成る。ただし、伝達板221は棒状部材222に固定されているのではなく、棒状部材222の軸方向の遊びを持たせた状態で当該棒状部材222に引っ掛かっている。したがって、ばね(付勢部材)240によりピストン220が作動すると、最初は棒状部材222及び伝達板221が一体となって下方に移動するが、その後、棒状部材222の下端はアプリケータ200の下端よりも上の部分で止まる一方で、伝達板221はアプリケータ200の下端まで落下し続け、ばね240の付勢力をマイクロニードルアレイに伝える。なお、このアプリケータ200の詳細については、本出願人が先に出願した特願2011−164723号の明細書を参照されたい。
上記実施形態では付勢部材としてばねを用いたが、付勢部材はこれに限定されない。例えば、圧縮ガスの噴射によりピストンをマイクロニードルアレイに衝突させる機構を付勢部材として採用してもよい。
上記実施形態では、マイクロニードルアレイ90がアプリケータ10と別体であったが、マイクロニードルアレイ90がアプリケータ10と一体化されていてもよい。具体的には、マイクロニードルアレイ90が、ピストン板21の表面(ピストンロッド22とは反対側の面)と一体となっていてもよい。マイクロニードルアレイ90とピストン板21とが一体であるとは、マイクロニードルアレイ90がピストン板21に接着剤等によって接着されている場合や、マイクロニードルアレイ90が爪部材等によってピストン板21に機械的に嵌合されている場合や、ピストン板21に微小突起(マイクロニードル)が一体成形等により直接形成されている場合などが含まれる。
10…アプリケータ、11…筐体、20…ピストン、30…キャップ、40…ばね、90…マイクロニードルアレイ、92…微小突起(マイクロニードル)、100…アプリケータ、120…ピストン、130…キャップ、140…ばね、200…アプリケータ、220…ピストン、230…キャップ、240…ばね。

Claims (4)

  1. 皮膚にマイクロニードルを適用させるためのアプリケータであって、
    針密度が566本/cm である前記マイクロニードルを有するマイクロニードルアレイに付勢部材の付勢力を伝える伝達部材を備え、
    前記伝達部材の質量が0.9802g以上1.1906g以下であり、
    前記付勢部材の付勢力により作動した前記伝達部材の運動量が0.0083(Ns)以上0.015(Ns)以下である、アプリケータ。
  2. 前記付勢部材が弾性部材であり、
    前記皮膚に向かって移動する前記伝達部材の移動区間の一部である第1の区間において、該伝達部材が前記弾性部材の付勢力を受けることなく移動する、請求項1に記載のアプリケータ。
  3. 前記弾性部材を支持するとともに、前記第1の区間とは異なる第2の区間において前記付勢力を前記伝達部材に伝える支持台をさらに備え、
    前記付勢力により前記伝達部材を押していた前記支持台が前記第2の区間の一端において止まることで、該伝達部材が前記第1の区間において前記付勢力を受けることなく移動する、請求項2に記載のアプリケータ。
  4. 前記付勢部材は円柱コイルばねである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアプリケータ。
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