JP6254062B2 - ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車 - Google Patents

ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車 Download PDF

Info

Publication number
JP6254062B2
JP6254062B2 JP2014200447A JP2014200447A JP6254062B2 JP 6254062 B2 JP6254062 B2 JP 6254062B2 JP 2014200447 A JP2014200447 A JP 2014200447A JP 2014200447 A JP2014200447 A JP 2014200447A JP 6254062 B2 JP6254062 B2 JP 6254062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
brake bar
bar
fulcrum
lock pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014200447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016068784A (ja
Inventor
泰明 奥村
泰明 奥村
Original Assignee
株式会社幸和製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社幸和製作所 filed Critical 株式会社幸和製作所
Priority to JP2014200447A priority Critical patent/JP6254062B2/ja
Publication of JP2016068784A publication Critical patent/JP2016068784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6254062B2 publication Critical patent/JP6254062B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、例えば、自力での歩行が困難なユーザーの歩行を補助するための歩行車に適用されるブレーキ機構に関する。
従前より、病人、身体障害者、あるいは高齢者などの、足腰が弱く自力での歩行が困難なユーザーの歩行を補助するための歩行車が知られている。歩行車には車輪が取り付けられており、この車輪に制動力を付与するためのブレーキシステムが設けられた歩行車も増加している。
歩行車を使用するユーザーは、自力で起立できる人もあれば、何かに寄りかからないと起立状態を維持できない人もあるといったように様々である。このため、ハンドルと肘置きとを備え、自力で起立できる人はハンドルを把持して歩行車を押し歩くことができ、自力では起立状態を維持できない人は肘置きに肘を置いて自身の体重の一部を歩行車に掛けつつ車輪を転動させることにより起立状態を維持しつつ歩行することができるようになっている歩行車が開発されている。
このような歩行車にブレーキシステムを設ける場合、ハンドルを把持している場合あるいは肘置きに肘を置いている場合のいずれの場合であったとしても、ユーザーが直ちにブレーキシステムを操作して制動力を得られるようにする必要がある。このため、2つのブレーキバーを備える歩行車が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された歩行車のブレーキ機構は、前方ブレーキバーおよび後方ブレーキバーを備えており、前方ブレーキバーおよび後方ブレーキバーのいずれか一方を操作することにより、歩行車の車輪に制動力を与えることができる。
特開2005−119364号公報
ところで、歩行車には、ユーザーがブレーキバーから手を離した状態でも制動力を維持できる「駐車ブレーキ」を備えるものが存在する。しかしながら、2つのブレーキバーを有しており、かつ、一方のブレーキバーを上方向あるいは下方向に操作すると他方のブレーキバーも同じ方向に連動し、どちらのブレーキバーを使用したとしても、ブレーキおよび駐車ブレーキの操作が可能な歩行車は存在していなかった。なお、特許文献1に記載の歩行車は駐車ブレーキを備えていない。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、上述のようにどちらのブレーキバーを使用したとしてもブレーキおよび駐車ブレーキの操作が可能で、かつ、操作していない方のブレーキバーも、あたかも同じ操作をしているかのように動作するので、操作方法の一貫性を保つことができるとともに直感的に操作ができて取り扱い易いブレーキ機構を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、第1ブレーキバーと、第2ブレーキバーと、ブレーキワイヤと、ケースとを備えるブレーキ機構であって、第1ブレーキバーは、それぞれがケース内に当接する第1上支点および第1下支点を有する第1本体部と、第1本体部から第2ブレーキバーに向けて突設された第1突設部と、第1本体部から第1突設部とは反対側に突設された第1握り部とを有しており、第2ブレーキバーは、それぞれがケース内に当接する第2上支点および第2下支点を有する第2本体部と、第2本体部から第1ブレーキバーに向けて突設された第2突設部と、第2本体部から第2突設部とは反対側に突設された第2握り部とを有しており、第1突設部と第2突設部とが互いに軸着されており、ブレーキワイヤは、その一端の向きに常時引っ張られているとともに、その他端が第1ブレーキバーおよび第2ブレーキバーのいずれか一方に接続されており、第1上支点および第1下支点がそれぞれケース内における第1の上支点当接部および第1の下支点当接部に当接するとともに、第2上支点および第2下支点がそれぞれケース内における第2の上支点当接部および第2の下支点当接部に当接するように付勢しているブレーキ機構が提供される。
好ましくは、第1ブレーキバーは、第1下支点を中心に回動させた状態で第1ブレーキバーを保持するロックピンをさらに有しており、ケースには、ロックピンと係合して第1ブレーキバーの回動を規制するロックピン係止部がさらに形成されている。
好ましくは、第2ブレーキバーは、第2上支点を中心に回動させた状態で第2ブレーキバーを保持するロックピンをさらに有しており、ケースには、ロックピンと係合して第2ブレーキバーの回動を規制するロックピン係止部がさらに形成されている。
好ましくは、ブレーキワイヤは第1ブレーキバーに取り付けられている。
好ましくは、上述したようなブレーキ機構を備える歩行車が形成される。
以上のように、本発明によれば、どちらのブレーキバーを使用したとしてもブレーキおよび駐車ブレーキの操作が可能で、かつ、操作していない方のブレーキバーも、あたかも同じ操作をしているかのように動作するので、操作方法の一貫性を保つことができるとともに直感的に操作ができて取り扱い易いブレーキ機構を提供することができる。
本実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Lを構成する部品を説明するための図である。なお、ブレーキ機構66Rはこれと対称に表される。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Lのニュートラル状態を示す図である。なお、ブレーキ機構66Rのニュートラル状態はこれと対称に表される。 本実施の形態にかかる制動機構68Lを説明するための図である。なお、制動機構68Rはこれと対称に表される。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Lのブレーキ状態を示す図である。なお、ブレーキ機構66Rのブレーキ状態はこれと対称に表される。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Lの駐車ブレーキ状態を示す図である。なお、ブレーキ機構66Rの駐車ブレーキ状態はこれと対称に表される。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Lの駐車ブレーキ状態におけるロックピン120Lの動きを説明するための図である。なお、ブレーキ機構66Rの駐車ブレーキ状態はこれと対称に表される。 本実施の形態にかかるブレーキ機構66Rを構成する部品を説明するための斜視図である。なお、ブレーキ機構66Lはこれと対称に表される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。実施の形態では、本発明に係るブレーキ機構を歩行車に適用した場合について説明するが、当該ブレーキ機構は歩行車10だけに限られず、シルバーカーやショッピングカート等、他の製品にも適用できることは言うまでもない。
また、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<歩行車10の全体構成>
まず、本実施の形態にかかる歩行車10の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる歩行車10の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる歩行車10は、大きく分けて、下部機構12と、上部機構14と、ブレーキシステム15とで構成されている。
下部機構12は、大略、一対の前側フレーム16L,16Rと、一対の後側フレーム18L,18Rと、一対の連結部材20L,20Rと、一対のリンク部材22L,22Rと、一対の前側車輪24L,24Rと、一対の後側車輪26L,26Rと、バッグ取付フレーム28と、腰掛けフレーム30と、杖や傘の受け具31を備えている。
前側フレーム16L,16Rの上端部は、それぞれ連結部材20L,20Rに固定されており、後側フレーム18L,18Rの上端部は、それぞれ連結部材20L,20Rに対して回動可能に軸着されている。これにより、歩行車10を片付ける場合には、後側フレーム18L,18Rを前側フレーム16L,16Rに近づけるように回動させ、歩行車10をコンパクトに折り畳むことができるようになっている。
また、前側フレーム16L,16Rの下端には前側車輪24L,24Rが回転自在、かつ、前側フレーム16L,16Rに対して回動自在に取り付けられており、ユーザーが行きたい方向に歩行車10を進めることができるようになっている。本実施例の歩行車10に用いられている前側車輪24L,24Rは、回動規制スライド32L,32Rを有しており、この回動規制スライド32L,32Rの上下方向位置を変えることにより、前側フレーム16L,16Rに対する前側車輪24L,24Rの回動を許可したり規制したりすることができるようになっている。もちろん、回動機構を持たない前側車輪24L,24Rを採用してもよい。
後側フレーム18L,18Rの下端には後側車輪26L,26Rが回転自在に取り付けられている。また、後側フレーム18L,18Rにおける後側車輪26L,26Rの近傍には、当該後側車輪26L,26Rに制動力を付与する制動機構68L,68R(後述)がそれぞれ取り付けられている。
リンク部材22L,22Rは、その中央部で折れ曲がり自在に構成された短冊状部材であり、その一端が前側フレーム16L,16Rの中央部に軸着されているとともに、他端が後側フレーム18L,18Rの中央部に軸着されている。後側フレーム18L,18Rを前側フレーム16L,16Rから遠ざけて展開するとリンク部材22L,22Rが一直線状に延びきるようになり、前側フレーム16L,16Rに対する後側フレーム18L,18Rの開き角度を規定できるようになっている。
バッグ取付フレーム28は、一対の前側フレーム16L,16R間に固定されている。また、腰掛けフレーム30は、バッグ取付フレーム28よりもやや上方において一対の前側フレーム16L,16R間に取り付けられている。この腰掛けフレーム30は前側フレーム16L,16Rに対して回動可能に取り付けられており、腰掛けが不要な時は腰掛けフレーム30を跳ね上げた状態とし、腰掛けを使用する時は腰掛けフレーム30を倒して使用できるようになっている。なお、一対の連結部材20L,20Rの間には横フレーム34が固定されており、さらに横フレーム34の両端部には、樹脂製の腰掛けフレーム受け部材35が取り付けられている。腰掛けフレーム30を倒したとき、腰掛け面が略水平になる位置で腰掛けフレーム30が腰掛けフレーム受け部材35の上面に当接するように設計されている。
なお、上述したもの以外にも、一対の前側フレーム16L,16R間や一対の後側フレーム18L,18R間に幾つかの補強用フレーム36が固定されている。
上部機構14は、大略、一対の縦フレーム38L,38Rと、ハンドル40と、一対の肘置き42L,42Rとを備えている。
縦フレーム38L,38Rは、鉄、アルミニウム、それらの合金、あるいは樹脂などで形成された略円筒形の棒状部材である。本実施例の各縦フレーム38L,38Rは、ハンドル40の高さ調節ができるように、その内側面に複数の高さ調節用孔44L,44Rが縦方向に所定の間隔で形成されている。先に説明した下部機構12を構成する連結部材20L,20Rには、縦フレーム38L,38Rの下端部が挿通される挿通孔46L,46Rが形成されているとともに、縦フレーム38L,38Rを所望の高さに調節するため、所定位置にある高さ調節用孔44L,44Rに嵌合されるピンやネジ等(図示せず)が設けられている。
ハンドル40は、縦フレーム38L,38Rの上端に固定された平面視略U字状の部材であり、縦フレーム38L,38Rと同様に鉄、アルミニウム、それらの合金、あるいは樹脂などで形成されている。略U字状のハンドル40は、歩行車10の進行方向に凸(換言すれば、ハンドル40の両端が歩行車10の進行方向とは反対方向を向く)で、かつ、側面視で進行方向に上向きとなるように形成されている。ハンドル40の中央部分(歩行車10の進行方向に凸となっている部分)には、ユーザーが握りやすいようにウレタンやゴム等の軟質材料で形成された前側握り部材48が取り付けられている。また、ハンドル40の両端部には、同様の軟質材料で形成された後側握り部材50L,50Rがそれぞれ取り付けられている(図3を参照)。
肘置き42L,42Rは、自力では起立状態を維持できないユーザー等が肘を置いて歩行車10に体重の一部を掛けるのに用いられる部分であり、パッド部材52L,52Rと、ヒンジ部材54L,54Rとで構成されている。本実施例の肘置き42L,42Rは、パッド部材52L,52Rを進行方向側に倒した状態、あるいは、進行方向とは反対側に倒した状態にすることが可能になっている。なお、図1は、肘置き42L,42Rを進行方向とは反対側に倒した状態を示している。ユーザーがハンドル40の両端部の後側握り部材50L,50Rを握る場合は、パッド部材52L,52Rを進行方向側に倒した状態で使用し、ユーザーが肘置き42L,42Rに肘を置きたい場合はパッド部材52L,52Rを進行方向とは反対側に倒した状態で使用することになる。
パッド部材52L,52Rは、上述の通りユーザーが肘を置く部材でありウレタン等の軟質材料を樹脂シート等で覆って構成されている。また、パッド部材52L,52Rの形状は図示するような略直方体形状に限定されることはなく、歩行車10の外観デザインやユーザーの好みに応じた形状にすることが可能である。
ヒンジ部材54L,54Rは、一端がハンドル40に固定されており、他端がパッド部材52L,52Rの側端に固定された部材であり、ヒンジ部材54L,54Rを動作させることにより、パッド部材52L,52Rを進行方向側に倒した状態、あるいは、パッド部材52L,52Rを進行方向とは反対側に倒した状態にすることができる。
ブレーキシステム15は、大略、一対のブレーキ機構66L,66Rと、一対の制動機構68L,68Rとで構成されている。
ブレーキ機構66L,66Rは、それぞれケース70L,70Rと、第1ブレーキバー72L,72Rと、第2ブレーキバー74L,74Rと、ブレーキワイヤ76L,76Rとで構成されている。
ケース70L,70Rは、ハンドル40の両側部において当該ハンドル40から垂れ下げるように取り付けられた部材であり、その内部で第1ブレーキバー72L,72Rと第2ブレーキバー74L,74Rとを互いにリンクさせて保持できるようになっている。なお、ブレーキ機構66Rはブレーキ機構66Lと対称に表れるので、以下ではブレーキ機構66Lについて説明し、また、当該説明を援用してブレーキ機構66Rについての説明を省略する(援用の際は、参照番号中の「L」を「R」と読み替える。)。
図2に示すように、ケース70Lの内部には、少なくとも、第1の上支点当接部90Lと、第1の下支点当接部92Lと、ロックピン係止部122Lと、第2の上支点当接部150Lと、第2の下支点当接部152Lと、ブレーキワイヤ76Lを挿通させるワイヤ挿通孔136Lとが形成されている。
第1ブレーキバー72Lは、大略、第1本体部78Lと、第1突設部80Lと、第1握り部82Lと、ロックピン120Lと、ロックピン付勢部材121Lとで構成されている。
第1本体部78Lは、その上端部に形成された第1上支点84Lと、その下端部に形成された第1下支点86Lと、第1上支点84Lと第1下支点86Lとの間に形成されたブレーキワイヤ取付用穴88L、ロックピン120Lを回動可能に取り付けるためのロックピン取付凹所130L、およびロックピン付勢部材121Lが常に所定の方向にロックピン120Lを付勢できるように収容する付勢部材収容凹所132Lとを有している。
第1上支点84Lはケース70L内に形成された第1の上支点当接部90Lに当接し、第1下支点86Lはケース70L内に形成された第1の下支点当接部92Lに当接するようになっている。また、ブレーキワイヤ取付用穴88Lには、略円柱状に形成されたブレーキワイヤ76Lの他端が取り付けられる。
第1突設部80Lは、第1本体部78Lから第2ブレーキバー74Lに向けて突出する部分であり、その先端部には第1連結孔94Lが形成されている。
第2ブレーキバー74Lは、第2本体部96Lと、第2突設部98Lと、第2握り部100Lとで構成されている。
第2本体部96Lは、その上端部に形成された第2上支点154Lと、その下端部に形成された第2下支点156Lとを有している。第2上支点154Lはケース70L内に形成された第2の上支点当接部150Lに当接し、第2下支点156Lはケース70L内に形成された第2の下支点当接部152Lに当接するようになっている。
第2突設部98Lは、第2本体部96Lから第1ブレーキバー72Lに向けて突出する部分であり、その先端部には第2連結孔158Lが形成されている。
第1ブレーキバー72Lと第2ブレーキバー74Lとは、ボルト160Lが第1連結孔94Lおよび第2連結孔158Lに挿通されることによって、互いに回動可能に軸着されている。なお、第1ブレーキバー72Lと第2ブレーキバー74Lとを互いに回動可能に軸着できるものであれば、ボルトに限らず、ピン等を使用することができる。
第2握り部100Lは、第2本体部96Lから第2突設部98Lとは反対側に突設された棒状部材である。本実施例において、左右一対の第2握り部100L,100Rは互いに繋がりあって略U字状の棒状部材として一体的に形成されており、歩行車10の進行方向に向けて凸状に形成されたハンドル40の下側に沿うような形状になっている。もちろん、左右一対の第2握り部100L,100Rをそれぞれ独立して形成してもよい。
ブレーキワイヤ76Lはその一端が後述する制動機構68Lに接続されており、当該一端の向きに常時引っ張られた状態となっている。このため、図3(ケース70Lを構成する外側パーツを取り外した状態を示す図である。図5〜7も同様に、外側パーツを取り外した状態を示す図である。)に示すように、制動機構68Lが作動しておらず後側車輪26Lに制動力が付勢されていない状態(以下、「ニュートラル状態」という)において、第1ブレーキバー72Lは、その第1上支点84Lおよび第1下支点86Lの両方がそれぞれ第1の上支点当接部90Lおよび第1の下支点当接部92Lに当接した状態になっている。また、第2ブレーキバー74Lは、その第2上支点154Lおよび第2下支点156Lの両方がそれぞれ第2の上支点当接部150Lおよび第2の下支点当接部152Lに当接した状態になっている。さらに、第1ブレーキバー72Lのロックピン120Lとロックピン係止部122Lとは、互いに係止された状態になっていない。
制動機構68Lは、図4に示すように、大略、制動バー104と、バネに代表される付勢部材108Lとで構成されている。なお、制動機構68Rは制動機構68Lと対称に表れるので、以下では制動機構68Lについて説明し、また、当該説明を援用してブレーキ機構66Rについての説明を省略する(援用の際は、参照番号中の「L」を「R」と読み替える。)。
制動バー104は、略U字状に形成された棒状部材であり、その両端部が一対の軸着部138Lでそれぞれ後側フレーム18Lの下端部に軸着されて回動可能に取り付けられている。制動バー104の両端には、車輪当接部材140L、140Rが設けられている。本実施例において、車輪当接部材140Lは、軸着部138Lを有する中央部142Lと、当該中央部142Lの進行方向側端において外向きに突設された車輪当接部144Lと、中央部142Lの進行方向反対側端において内向きに突設され、ブレーキワイヤ76Lの一端が取り付けられるワイヤ取付部146Lとを有している。この車輪当接部144Lが後側車輪26Lに当接することにより、後側車輪26Lに制動力を付勢することができるようになっている。
付勢部材108Lとしてのバネは、その上端が後側フレーム18Lに取り付けられ、下端が車輪当接部材140Lにおける車輪当接部144Lと軸着部138Lとの間に取り付けられている。また、付勢部材108Lは、車輪当接部144Lが後側車輪26Lに当接したときにおいて、自然長よりも長くなるように設定されている。つまり、付勢部材108Lは、常時、車輪当接部144Lを図中上方向(つまり、車輪当接部144Lによる後側車輪26Lへの制動力が解除される方向)へ回動するように付勢している。また、上述のように、ブレーキワイヤ76Lの一端は、軸着部138Lから見て車輪当接部144Lとは反対側のワイヤ取付部146Lに取り付けられている。したがって、付勢部材108Lの付勢力により、ブレーキワイヤ76Lは、常に、その一端の向きに引っ張られていることになる。なお、上述のような付勢力を車輪当接部材140Lに対して与えることができるものであれば、付勢部材108Lとしてバネ以外の部材を使用してもよい。
<第1ブレーキバー72Lの操作によるブレーキ機構66Lの動作説明>
上述の通り、後側車輪26Lに制動力が付勢されていないニュートラル状態において、ブレーキ機構66Lは、図3に示すようになっている。すなわち、制動機構68Lによって一端側に引っ張られたブレーキワイヤ76Lにより、当該ブレーキワイヤ76Lの他端が取り付けられた第1ブレーキバー72Lが図中左方向(歩行車10の進行方向)に引っ張られる。これとともに、ボルト160Lで第1ブレーキバー72Lに組み合わされた第2ブレーキバー74Lも図中左方向(歩行車10の進行方向)に押される。これにより、第1ブレーキバー72Lにおける第1本体部78Lの第1上支点84Lおよび第1下支点86Lの両方がそれぞれケース70Lにおける第1の上支点当接部90Lおよび第1の下支点当接部92Lに当接した状態になっている。また、第2ブレーキバー74Lにおける第2本体部96Lの第2上支点154Lおよび第2下支点156Lの両方がそれぞれケース70Lにおける第2の上支点当接部150Lおよび第2の下支点当接部152Lに当接した状態になっている。
このニュートラル状態から、ユーザーが第1握り部82Lをハンドル40側へ握る(ハンドル40側へ上げる)ことにより、図5に示すように、第1握り部82Lが第1上支点84Lを中心として上方向へ回動する。このとき、第1ブレーキバー72Lにおけるブレーキワイヤ取付用穴88Lの位置は、ニュートラル状態と比較して、ブレーキワイヤ76Lの一端に向かう方向とは反対方向に移動する。すなわち、第1ブレーキバー72Lは、付勢部材108Lの付勢力に抗してブレーキワイヤ76Lをその他端方向に引っ張ることになる。すると、ブレーキワイヤ76Lの一端の位置が上がって車輪当接部材140Lを図4でいえば反時計回りに回動させる。これにより、回動した車輪当接部材140Lの車輪当接部144Lが後側車輪26Lに当接して制動力が付与される。以下ではこの状態を「ブレーキ状態」という。ユーザーが手を緩めると、制動機構68Lがブレーキワイヤ76Lをその一端側に引っ張る力により、第1ブレーキバー72Lおよび第2ブレーキバー74Lはニュートラル状態に戻る。
また、ユーザーが第1握り部82Lをハンドル40側へ握り、第1握り部82Lが第1上支点84Lを中心として上方向へ回動すると、第1ブレーキバー72Lの第1突設部80Lは、第1上支点84Lと中心として下方向へ回動する。第1突設部80Lが下方向へ回動すると、ボルト160Lを介して連結されている、第2ブレーキバー74Lの第2突設部98Lは、第2下支点156Lを中心として下方向へ回動する。これにより、第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lは、第2下支点156Lを中心として上方向(つまり、ハンドル40に近づく方向)へ回動する。このように、本実施例のブレーキ機構66Lによれば、第1ブレーキバー72Lの第1握り部82Lをハンドル40に近づく方向に回動させると、ブレーキ状態になるだけでなく、第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lも、あたかもユーザーがブレーキ操作をしているかのようにハンドル40へ近づく方向に回動する。ユーザーが手を緩めると、上述のように第1ブレーキバー72Lはニュートラル状態に戻るので、第2ブレーキバー74Lも同様にニュートラル状態に戻る。
次に、「駐車ブレーキ状態」について説明する。ユーザーが第1握り部82Lの先端をハンドル40から離間する方向へ倒すと、図6に示すように、第1握り部82Lが第1下支点86Lを中心として下方向へ回動する。このときもブレーキ状態と同様に、ニュートラル状態と比較して、ブレーキワイヤ取付用穴88Lの位置がブレーキワイヤ76Lの一端に向かう方向とは反対方向に移動する。これにより、ブレーキワイヤ76Lの一端の位置が上がって車輪当接部材140Lを図4でいえば反時計回りに回動させる。そして、回動した車輪当接部材140Lの車輪当接部144Lは後側車輪26Lに当接して制動力が付与される。
そして、第1握り部82Lを倒していくと、図6に示すように、第1ブレーキバー72Lの第1本体部78Lに対して回動可能に取り付けられているとともに、ロックピン付勢部材121Lによって常に第1上支点84Lの方向に付勢され、ブレーキワイヤ76Lが常時引っ張る方向とほぼ同じ方向へ延びるロックピン120Lの先端がケース70Lに設けられたロックピン係止部122Lの係止凹所124Lに嵌まる。これにより、第1ブレーキバー72Lがニュートラル状態に戻るのをロックピン120Lが阻止するので、ユーザーが第1ブレーキバー72Lから手を離しても、駐車ブレーキ状態が維持される。
また、ユーザーが第1握り部82Lの先端をハンドル40から離間する方向へ倒すと、第1ブレーキバー72Lの第1突設部80Lは、第1下支点86Lを中心として上方向へ回動する。第1突設部80Lが上方向へ回動すると、ボルト160Lを介して連結されている、第2ブレーキバー74Lの第2突設部98Lは、第2上支点154Lを中心として上方向へ回動する。これにより、第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lは、第2上支点154Lを中心として下方向(つまり、ハンドル40から離間する方向)へ回動する。このように、本実施例のブレーキ機構66Lによれば、第1ブレーキバー72Lの第1握り部82Lをハンドル40から離間する方向に回動させると、駐車ブレーキ状態になるだけでなく、第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lも、あたかもユーザーが駐車ブレーキ操作をしているかのように、ハンドル40から離間する方向に回動する。
駐車ブレーキ状態を解除する場合は、第1握り部82Lをハンドル40に近づける方向に回動させる力を付与する。すると、図7に示すように、第1ブレーキバー72Lにおける第1本体部78Lの第1下支点86Lがケース70Lにおける第1の下支点当接部92Lから滑らかに続く第1の下支点逃がし部180Lに移動する(ブレーキワイヤ76Lが常時引っ張る方向とは逆方向へ移動する)。この移動によりロックピン120Lがロックピン係止部122Lの係止凹所124Lから離間して係合状態が解除される。ロックピン120Lがロックピン係止部122Lから外れると、制動機構68Lがブレーキワイヤ76Lをその一端側へ引っ張る力によって第1ブレーキバー72Lおよび第2ブレーキバー74Lがニュートラル状態に戻る。
ロックピン120Lによる動作は基本的に上述の通りであるが、本実施例のブレーキ機構66Lでは、ロックピン120Lを第1ブレーキバー72Lに対して回動可能に取り付けているとともにロックピン付勢部材121Lを取り付けている。加えて、ロックピン120Lの第1上支点84L側の形状(図中上側の形状)をテーパ状に形成しているので、ロックピン120Lとロックピン係止部122Lとの係止/解除動作をよりスムーズにすることができる。
もちろん、第2ブレーキバー74Lを用いて本実施例のブレーキ機構66Lを操作することも可能である。上述した連動機能により、ユーザーが第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lをハンドル40へ近づけることにより、第1ブレーキバー72Lの第1握り部82Lもハンドル40へ近づく方向へ回動してブレーキ状態になる。逆に、ユーザーが第2ブレーキバー74Lの第2握り部100Lをハンドル40から離間させると、第1ブレーキバー72Lの第1握り部82Lもハンドル40から離間する方向に回動し、駐車ブレーキ状態となる。
本実施例のブレーキ機構によれば、第1ブレーキバー72L,72Rあるいは第2ブレーキバー74L,74Rのいずれを操作してもニュートラル状態、ブレーキ状態、あるいは駐車ブレーキ状態を切り替えることが可能である。例えば、第2ブレーキバー74L,74Rを操作して駐車ブレーキをかけた後、第1ブレーキバー72L,72Rを操作して駐車ブレーキを解除することができる。もちろん、逆に、第1ブレーキバー72L,72Rを操作して駐車ブレーキをかけた後、第2ブレーキバー74L,74Rを操作して駐車ブレーキを解除することもできる。さらに言えば、操作していない方のブレーキバーも、あたかも同じ操作をしているかのように動作するので、操作方法の一貫性を保つことができるとともに直感的に操作ができて取り扱い易い歩行車10を提供することができる。
(変形例)
なお、上述した実施例では、ブレーキ機構66L,66Rの駐車ブレーキ状態をロックピン120L,120Rで実現させているが、ブレーキワイヤ76L,76Rが制動機構68L,68Rによって引っ張られる方向と、第1下支点86L,86Rを中心として下向きに回動された第1ブレーキバー72L,72Rの方向とが成す角度を所定の角度よりも小さくすることにより、ロックピン120L,120Rを使用することなく駐車ブレーキ状態を実現させることも可能である。ただし、ロックピン120L,120Rを使用しない場合、第1ブレーキバー72L,72Rからブレーキワイヤ76L,76Rが延びる方向によっては、当該第1ブレーキバー72L,72Rを大きく下方向に回動させる必要が生じることから、ブレーキ機構66L,66Rをコンパクトにまとめることができる点において、ロックピン120L,120Rを使用することが好適である。また、ロックピン120L,120Rを第2ブレーキバー74L,74Rに設けてもよい。
さらに、駐車ブレーキ状態を維持するための機構を上記実施例のようにブレーキ機構66L,66R側に設けるのではなく、制動機構68L,68R側に設けてもよい。この場合、上記実施例のようなロックピン120L,120Rは不要となる。
また、上述した実施例では、図8に示すように、第1ブレーキバー72Rの第1本体部78Rにおける、ブレーキワイヤ取付用穴88Rを臨む面にワイヤ貫通溝200Rが設けられているとともに、第2ブレーキバー74Rの第2本体部96Rにワイヤ貫通孔202Rが設けられている。これにより、ブレーキ機構66Rを操作することによって第1ブレーキバー72Rおよび第2ブレーキバー74Rが回動した場合であっても、ブレーキワイヤ76Rが第1ブレーキバー72Rや第2ブレーキバー74Rの一部と当接して不所望に折り曲げられるようなことがなく、ブレーキワイヤ76Rのスムーズな動きが阻害されるとともに、ブレーキワイヤ76Rが損傷し易くなるのを回避できる。なお、本段落では、ブレーキ機構66Rを例として説明したが、ブレーキ機構66Lはブレーキ機構66Rと対称に表れるので、ブレーキ機構66Lについては上記説明を援用する(援用の際は、参照番号中の「R」を「L」と読み替える。)。
また、上述した実施例では、ブレーキワイヤ76L,76Rは、第1ブレーキバー72L,72Rに取り付けられていたが、ブレーキワイヤ76L,76Rを第2ブレーキバー74L,74Rに取り付けてもよい。ただし、この場合、第1ブレーキバー72L,72Rは第2ブレーキバー74L,74Rの動きに基づいて従動するだけであり、かつ、第1ブレーキバー72L,72Rが、第2ブレーキバー74L,74Rから見て、ブレーキワイヤ76L、76Rによって常時引っ張られる方向とは逆方向に位置していることから、第1ブレーキバー72L,72Rの操作感が劣化するおそれがある。したがって、ブレーキワイヤ76L,76Rは第1ブレーキバー72L,72Rに取り付けるのが好適である。
また、ブレーキ機構66L,66Rと併せて使用される制動機構68L,68Rは上述した実施例のものに限られず、常時、ブレーキワイヤ76L,76Rをその一端の方向(ブレーキ機構66L,66Rから離れる方向)に引っ張るようなものであれば、どのような制動機構68L,68Rを使用してもよい。また、ブレーキ機構66L,66Rや制動機構68L,68Rを歩行車10の左右いずれか一方にのみ取り付けてもよい。
また、肘置き42L,42Rも本発明を実施するのに際して必須ではなく、また、実施例とは異なる形状の肘置き42L,42Rを使用してもよい。例えば、パッド部材52L,52Rの形状をより小さくして、パッド部材52L,52Rを跳ね上げることなく後側握り部材50L,50Rを握ることができるようにすることが考えられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…歩行車
12…下部機構
14…上部機構
15…ブレーキシステム
16L…前側フレーム
16R…前側フレーム
18L…後側フレーム
18R…後側フレーム
20L…連結部材
20R…連結部材
22L…リンク部材
22R…リンク部材
24L…前側車輪
24R…前側車輪
26L…後側車輪
26R…後側車輪
28…バッグ取付フレーム
30…腰掛けフレーム
31…受け具
32L…回動規制スライド
32R…回動規制スライド
34…横フレーム
35…腰掛けフレーム受け部材
36…補強用フレーム
38L…縦フレーム
38R…縦フレーム
40…ハンドル
42L…肘置き
42R…肘置き
44L…高さ調節用孔
44R…高さ調節用孔
46L…挿通孔
46R…挿通孔
48…前側握り部材
50L…後側握り部材
50R…後側握り部材
52L…パッド部材
52R…パッド部材
54L…ヒンジ部材
54L…ヒンジ部材
66L…ブレーキ機構
66R…ブレーキ機構
68L…制動機構
68R…制動機構
70L…ケース
70R…ケース
72L…第1ブレーキバー
72R…第1ブレーキバー
74L…第2ブレーキバー
74R…第2ブレーキバー
76L…ブレーキワイヤ
76R…ブレーキワイヤ
78L…第1本体部
78R…第1本体部
80L…第1突設部
82L…第1握り部
84L…第1上支点
86L…第1下支点
88L…ブレーキワイヤ取付用穴
88R…ブレーキワイヤ取付用穴
90L…第1の上支点当接部
92L…第1の下支点当接部
94L…第1連結孔
96L…第2本体部
98L…第2突設部
100L…第2握り部
104…制動バー
108L…付勢部材
120L…ロックピン
121L…ロックピン付勢部材
122L…ロックピン係止部
124L…係止凹所
130L…ロックピン取付凹所
132L…付勢部材収容凹所
136L…ワイヤ挿通孔
138L…軸着部
140L…車輪当接部材
140R…車輪当接部材
142L…中央部
142R…中央部
144L…車輪当接部
144R…車輪当接部
146L…ワイヤ取付部
146R…ワイヤ取付部
150L…第2の上支点当接部
152L…第2の下支点当接部
154L…第2上支点
156L…第2下支点
158L…第2連結孔
160L…ボルト
180L…第1の下支点逃がし部
200R…ワイヤ貫通溝
202R…ワイヤ貫通孔

Claims (5)

  1. 第1ブレーキバーと、第2ブレーキバーと、ブレーキワイヤと、ケースとを備えるブレーキ機構であって、
    前記第1ブレーキバーは、それぞれが前記ケース内に当接する第1上支点および第1下支点を有する第1本体部と、前記第1本体部から前記第2ブレーキバーに向けて突設された第1突設部と、前記第1本体部から前記第1突設部とは反対側に突設された第1握り部とを有しており、
    前記第2ブレーキバーは、それぞれが前記ケース内に当接する第2上支点および第2下支点を有する第2本体部と、前記第2本体部から前記第1ブレーキバーに向けて突設された第2突設部と、前記第2本体部から前記第2突設部とは反対側に突設された第2握り部とを有しており、
    前記第1突設部と前記第2突設部とが互いに軸着されており、
    前記ブレーキワイヤは、その一端の向きに常時引っ張られているとともに、その他端が前記第1ブレーキバーおよび前記第2ブレーキバーのいずれか一方に接続されており、前記第1上支点および前記第1下支点がそれぞれ前記ケース内における第1の上支点当接部および第1の下支点当接部に当接するとともに、前記第2上支点および前記第2下支点がそれぞれ前記ケース内における第2の上支点当接部および第2の下支点当接部に当接するように付勢している
    ブレーキ機構。
  2. 前記第1ブレーキバーは、前記第1下支点を中心に回動させた状態で前記第1ブレーキバーを保持するロックピンをさらに有しており、
    前記ケースには、前記ロックピンと係合して前記第1ブレーキバーの回動を規制するロックピン係止部がさらに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ機構。
  3. 前記第2ブレーキバーは、前記第2上支点を中心に回動させた状態で前記第2ブレーキバーを保持するロックピンをさらに有しており、
    前記ケースには、前記ロックピンと係合して前記第2ブレーキバーの回動を規制するロックピン係止部がさらに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ機構。
  4. 前記ブレーキワイヤは、前記第1ブレーキバーに取り付けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のブレーキ機構。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のブレーキ機構を備える歩行車。
JP2014200447A 2014-09-30 2014-09-30 ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車 Active JP6254062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200447A JP6254062B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200447A JP6254062B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016068784A JP2016068784A (ja) 2016-05-09
JP6254062B2 true JP6254062B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=55863774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014200447A Active JP6254062B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6254062B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018164532A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 アロン化成株式会社 歩行車
JP6837889B2 (ja) * 2017-03-28 2021-03-03 アロン化成株式会社 歩行車のブレーキ機構
JP6901359B2 (ja) * 2017-09-19 2021-07-14 アロン化成株式会社 歩行車
JP2019141432A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 株式会社幸和製作所 歩行車
JP7389568B2 (ja) * 2019-05-31 2023-11-30 パナソニックホールディングス株式会社 身体補助装置
JP7488787B2 (ja) 2021-04-26 2024-05-22 アロン化成株式会社 歩行車のブレーキ構造及び歩行車
JP7488786B2 (ja) 2021-04-26 2024-05-22 アロン化成株式会社 歩行車のブレーキ構造及び歩行車

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5187863U (ja) * 1975-01-13 1976-07-14
JPH048067Y2 (ja) * 1987-09-07 1992-03-02
JP3047022U (ja) * 1997-09-10 1998-03-31 雅博股▲ふん▼有限公司 リハビリ用歩行器のブレーキハンドル
JP2005119364A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Satsuki:Kk 手押し車のブレーキ操作機構
JP3141535U (ja) * 2008-02-25 2008-05-08 株式会社ヨシガイ ブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016068784A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6254062B2 (ja) ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車
TWI551502B (zh) Multi-function scooter
EP2900545B1 (en) Transportation device
KR20120104186A (ko) 롤레이터 휠체어
US20100313924A1 (en) Walker
EP2435290A1 (en) A human powered commuter vehicle
JP2006507176A (ja) 個人用移動手段
CN107468438B (zh) 折叠式电动轮椅车
KR102406239B1 (ko) 카트
JP5832466B2 (ja) 手押し車
JP2015058012A (ja) ブレーキ機構、およびそれを用いた歩行車
JP5677829B2 (ja) 歩行補助車
JP6368539B2 (ja) 位置調節機構
JP2965501B2 (ja) 老人用手押車
FR2905658A1 (fr) Engin de transport
JP3103657U (ja) キックボード
JP2006193099A (ja) 手押し車の制動装置
KR200436310Y1 (ko) 트렁크형 접이식 3륜 전동 스쿠터
JP5719618B2 (ja) キャリーカートのパーキングブレーキ構造及びこれを組み込んだキャリーカート
KR101477458B1 (ko) 접이형 보행보조기구
JP3124218U (ja) 歩行器
JP3136074U (ja) 乗用遊戯具
JP3993671B2 (ja) 手押し車
CN203001384U (zh) 助行车
CN204701704U (zh) 一种带有折叠座椅的滑板车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6254062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250