JP5832466B2 - 手押し車 - Google Patents

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Description

本発明は、歩行車、シルバーカー、ショッピングカー等の座部を備えた手押し車に関する。
歩行車、シルバーカー、ショッピングカー等の手押し車において、使用者が疲れた場合に座ることができるように座部を備えたものがある。
例えば、この種の手押し車として、図13に示すような手押し車本体である歩行車本体1a10と、座部120とを備え、図13で実線で示す着座姿勢と、二点鎖線で示す跳ね上げ姿勢とを選択できるようになっている歩行車(歩行器、歩行補助車、あるいは歩行補助器とも称される)100が提案されている。
この歩行車100は、例えば、使用者が歩行に疲れたときに、座部120を上記着座姿勢にすれば、使用者が、前輪側を背にして着座可能になっているとともに、跳ね上げ姿勢にすれば、使用者がハンドル部111の把手を持って歩行車本体110に掴まりながら歩行する際に歩行の妨げにならないようになっている。
また、この種の歩行車100の場合、ハンドル部111に設けられたブレーキレバー112をグリップ部113側に回動するように握ることによって後輪114にブレーキをかけることができるようになっている。
さらに、安全性を高めるために、ブレーキレバー112を下方に押し下げることによって後輪114がロック状態になるブレーキロック手段や、着座時に歩行車100を動かなくすることができるようにしたり、座部120に体重がかかると、後輪114がロック状態になるような構造を備えたものもある。
図10中、115は前輪である。
特開2003-10269号公報
しかし、高齢者などは、座部120に着座する前に上記ブレーキロック手段によってブレーキを後輪ロック状態にする作業を忘れる恐れが多々ある。
そして、このように、後輪114がロックされていない状態で使用者がハンドル部111を手で持ちながら前輪115側を背にして座ろうとした場合、荷重の掛かり具合によっては歩行車100が前方(着座しようとする使用者の背面方向に)にずれ動き、使用者が転倒して怪我をするおそれがある。
また、座部120に体重がかかると、後輪114がロック状態になるような構造を備えたもの場合も、座部120に十分な体重がかからない状態では、歩行車100に前輪方向に動くような力が加わると、歩行車100が前方(着座しようとする使用者の背面方向に)にずれ動き、使用者が転倒するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みて、ハンドル部に設けられたブレーキレバー操作によって車輪をロック状態にすることを忘れたり、ブレーキレバーによるブレーキロック手段がなくても、座部への着座時に車輪を確実にロック状態にすることができる安全な手押し車を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる手押し車は、下方に設けられた前輪および後輪によって走行するとともに、使用者が上方に設けられたハンドル部に掴まり、走行させつつ歩行する手押し車本体と、この手押し車本体に枢支され、枢支軸を中心に回動させることによって、使用者が着座可能な着座姿勢と、跳ね上げ姿勢とを選択可能な座部を有し、かつ、前記座部の回動動作に連動して、前記座部が着座姿勢のとき、前記前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の回転をロックする車輪ロック機構を備える手押し車であって、前記手押し車本体が、ハンドブレーキ機構を有し、ハンドブレーキ機構は、前記ハンドル部に設けられたブレーキレバーと、ブレーキシュー及びこのブレーキシューを前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の周面に車輪ロック状態まで圧接可能かつブレーキ解除可能に支持するシュー支持部を有するブレーキ部を備えるとともに、前記ブレーキレバーにブレーキワイヤーの一端が固定され、ブレーキワイヤーの下端がブレーキ部に連結されており、前記車輪ロック機構は、複数のジョイント部材とこれらを連結する軸で構成されたリンク機構を有し、このリンク機構は、前記座部を着座姿勢にすると、前記ブレーキシューを車輪ロック状態とし、前記座部を跳ね上げ姿勢にすると、ブレーキシューを車輪ロック解除状態にするように、一端が前記座部に枢支され、他端が前記ブレーキ部に枢支されているとともに、長孔を有する長孔付きジョイント部材と、前記長孔にスライド自在に通されたスライドピンを介して前記長孔付きジョイント部材に連結される他のジョイント部材を備え、前記座部が跳ね上げ姿勢のとき、前記スライドピンが前記ブレーキレバーの操作による前記ブレーキ部の動きをスライドピンより座部側のジョイント部材に伝達しないように前記長孔内をスライドするように構成されていることを特徴としている。
本発明において、手押し車としては、使用者が手で掴まりながら歩行するとともに、着
座可能な座部を備えていれば、特に限定されないが、例えば、歩行車、シルバーカー、シ
ョッピングカーが挙げられる。
さらに、ハンドル部が、略コの字の横辺の開放端側を後輪側にむけた状態で手押し車本体に支持されるハンドル本体を有し、座部がハンドル本体のコの字の内側を下方から臨む位置で、前輪側端部が手押し車に枢支されている構成としてもよい。
かかる構成とした場合、座部を跳ね上げ姿勢にすると、ハンドル本体を持って歩行する際に使用者が体をハンドル本体のコの字の内側に入れ込んで歩行する際に座部が邪魔にならず、安定した姿勢でハンドル本体に支えられた状態で歩行することができ、座部を容易に着座姿勢にして着座することができる。
また、跳ね上げ姿勢にすることで、座部が歩行の際邪魔にならないので、座部を大きくすることができ、結果として着座姿勢にしたとき、安定した姿勢でゆったりと着座できる。
本発明にかかる手押し車は、以上のように、下方に設けられた前輪および後輪によって走行するとともに、使用者が上方に設けられたハンドル部に掴まり、走行させつつ歩行する手押し車本体と、この手押し車本体に枢支され、枢支軸を中心に回動させることによって、使用者が着座可能な着座姿勢と、跳ね上げ姿勢とを選択可能な座部を有し、かつ、前記座部の回動動作に連動して、前記座部が着座姿勢のとき、前記前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の回転をロックする車輪ロック機構を備える手押し車であって、前記手押し車本体が、ハンドブレーキ機構を有し、ハンドブレーキ機構は、前記ハンドル部に設けられたブレーキレバーと、ブレーキシュー及びこのブレーキシューを前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の周面に車輪ロック状態まで圧接可能かつブレーキ解除可能に支持するシュー支持部を有するブレーキ部を備えるとともに、前記ブレーキレバーにブレーキワイヤーの一端が固定され、ブレーキワイヤーの下端がブレーキ部に連結されており、前記車輪ロック機構は、複数のジョイント部材とこれらを連結する軸で構成されたリンク機構を有し、このリンク機構は、前記座部を着座姿勢にすると、前記ブレーキシューを車輪ロック状態とし、前記座部を跳ね上げ姿勢にすると、ブレーキシューを車輪ロック解除状態にするように、一端が前記座部に枢支され、他端が前記ブレーキ部に枢支されているとともに、長孔を有する長孔付きジョイント部材と、前記長孔にスライド自在に通されたスライドピンを介して前記長孔付きジョイント部材に連結される他のジョイント部材を備え、前記座部が跳ね上げ姿勢のとき、前記スライドピンが前記ブレーキレバーの操作による前記ブレーキ部の動きをスライドピンより座部側のジョイント部材に伝達しないように前記長孔内をスライドするように構成されているので、座部に着座する際に、座部を走行状態の跳ね上げ姿勢から着座姿勢に回動させてから着座するようにすることで、着座時には、車輪が確実にロック状態になる。
したがって、ブレーキロック手段によって車輪ロック状態することを忘れたり、ブレーキロック手段がなくても使用者が安全に座部に着座できる。
手押し車本体が、このハンドル部に設けられたブレーキレバーを操作することによって前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪に制動をかけるハンドブレーキ機構を備えている構成とすれば、歩行時にも容易にブレーキをかけることができ安全である。
また、ハンドブレーキ機構が、ブレーキレバーの操作によって前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の周面に車輪ロック状態まで圧接可能なブレーキシューを備え、車輪ロック機構が前記ブレーキシューを共用している構成とすれば、部品点数を少なくして低コスト化を図ることができる。
本発明にかかる手押し車の第1の実施の形態である歩行車であって、その座部を跳ね上げ姿勢にした状態を後輪側からみた斜視図である。 図1の座部を着座姿勢にした状態をあらわす斜視図である。 図1の歩行車の歩行車本体を側面方向から見た断面図である。 図1の歩行車のブレーキ部の要部拡大斜視図である。 図3の歩行車本体のリンク機構部分を拡大してあらわす図である。 図2の歩行車の歩行車本体を側面方向から見た断面図である。 図3の歩行車本体のブレーキレバーを用いて後輪にブレーキをかけた状態を説明する断面図である。 ブレーキレバーを用いて後輪をロックした状態を説明する断面図である。 図1の歩行車の歩行車本体を折り畳んだ状態の側面図である。 本発明にかかる手押し車の第2の実施の形態であるシルバーカーであって、その座部を跳ね上げ姿勢にした状態を側面方向からみた断面図である。 図10のシルバーカーの座部を跳ね上げ姿勢にして、ブレーキ操作した状態を側面方向からみた断面図である。 図10のシルバーカーの座部を着座姿勢にした状態を側面方向からみた断面図である。 公知の歩行車の斜視図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図7は、本発明にかかる手押し車の第1の実施の形態としての歩行車をあらわしている。
図1および図2に示すように、この歩行車Aは、歩行車本体1aと、座部2aとを備えている。
歩行車本体1aは、図1〜図3に示すように、前輪フレーム部3aと、後輪フレーム部4aと、ブレーキ部5aと、ハンドル部6aとを備えている。
前輪フレーム部3aは、アルミニウム製や鉄鋼製の金属パイプからなる左右一対の前輪脚部31と、金属パイプからなる前脚部連結部32と、背凭れフレーム33と、座受け部材34とを備えている。
また、両前輪脚部31は、上端に後述するハンドル部6aの支柱62がスライド可能に嵌合される支柱スライド嵌合部31aを有し、下端に前輪となるキャスター輪31bを備えている。
前脚部連結部32は、両前輪脚部31の下端部間を連結するように設けられ、両前輪脚部31の間隔を一定間隔に維持するように両端が前輪脚部31に固定されている。
なお、前脚部連結部32と前輪脚部31との固定は、ねじ固定あるいは溶接固定のいずれでもよい。
背凭れフレーム33は、図3に示すように、枠状をした背凭れ本体部33aと、背凭れ本体部33aの幅方向両側から斜め下方に延びる固定脚部33bとを備えている。
そして、固定脚部33bが両前輪脚部31の内側で、前輪脚部31の上端に沿うように前輪脚部31に固定ねじ33c、33dによってねじ固定されている。
この実施の形態では、背凭れ本体部33aは、歩行車Aを歩行面に設置した状態で、歩行面に対し後輪フレーム部4a方向に少し傾くように設けられている。
また、背凭れ本体部33aには、図1および図2に示すように、バッグ状荷物収容部9が支持されている。
座受け部材34は、金属パイプからなる2本の部材本体部34aを有し、これらの部材本体部34aがの中間部を連結バー34b,34cで連結した枠状をしていて、部材本体部34aの一端が前記固定ねじ33cのねじ部に外嵌されたスリーブ(図示せず)を介して固定ねじ33cに枢支されている。
部材本体部34aの他端には、折り畳み用レバー34dが装着されている。
後輪フレーム部4aは、左右一対の後輪脚部41と、後脚部連結部42と,座受けバー43とを備えている。
後輪脚部41は、略ヘの字形をしていて、への字の短辺側が走行時に走行面に対して平行となるように短辺側の先端が前輪脚部31の支柱スライド嵌合部31aより少し下方に枢支されていて、枢支部41aを中心に前輪脚部31側に回動して折り畳み状態にできるとともに、下端に後輪41bを備えている。
後脚部連結部42は、略コの字形をしていて、後輪脚部41のヘの字の長辺の中間位置を連結するように設けられ、両後輪脚部41の間隔を一定間隔に維持するとともに、コの字の3辺を含む平面が走行状態で走行面に平行となるようにコの字の横辺の先端が後輪脚部41に固定されている。
なお、後脚部連結部42と後輪脚部41との固定は、ねじ固定あるいは溶接固定のいずれでもよいが、この実施の形態では溶接で固定されている。
座受けバー43は、一方の後輪脚部41から他方の後輪脚部41に向かって、後脚部連結部42のコの字の3辺を含む平面と同一平面でコの字の縦辺に平行となるように突設されている。
座受けバー43の突設長さは、後述する座受け部材34の部材本体部34aを係止可能で、両座受けバー43間に歩行車Aに掴まって歩行する使用者の歩行を妨げないような十分な隙間が形成される長さとなっている。
ブレーキ部5aは、左右一対のシュー支持部51と、ブレーキシュー52と、連結部53とを備え、後述するブレーキレバー63、ブレーキワイヤー8とともに、ハンドブレーキ機構を構成している。
両シュー支持部51は、図4に示すように、金属プレートをジグザグに折り曲げて形成され、中央の枢支部51aの一端に支持部本体51bが設けられている。
両シュー支持部51は、支持部本体51bと反対側の端部が図示していないがコイルばねによって常にブレーキシュー52が後輪41bから離れる方向に付勢されている。
すなわち、後述するように、ブレーキレバー63を操作してのブレーキ操作時やリンク機構7aによる車輪ロックが行われない状態では、後輪41bにブレーキがかからず、後輪41bがスムーズに回転するようにしている。
そして、枢支部51aは、支持部本体51bが後輪41bの周面に向き合うように後輪脚部41に枢支軸51dを中心に回動するように枢支されているとともに、後述するブレーキワイヤー8の下端が固定されている。
支持部本体51bは、その先端部に合成樹脂製のブレーキシュー52が取り付けられている。
連結部53は、金属パイプを略コの字形に折り曲げ形成されていて、コの字の両横辺部の先端部がシュー支持部51の他端折れ曲がり部51cに溶接固定され、両シュー支持部51を連結するとともに、枢支部51aの重心位置を他端折れ曲がり部51c側になるようにしている。すなわち、後述するブレーキレバー63を操作しないかぎり、ブレーキシュー52が後輪41bの周面から離れた状態になる方向に枢支部51aを回動させる方向に荷重を加えるようになっている。
ハンドル部6aは、ハンドル本体61と、左右一対の支柱62と、左右一対のブレーキレバー63とを備えている。
ハンドル本体61は、金属パイプからなり、略コの字形をしていて、コの字の横辺部の両開放端部に樹脂製のグリップ部材64が装着一体化されている。
両グリップ部材64は、グリップ本体64aと、レバー支持部64bとを備えている。
レバー支持部64bは、ブレーキレバー63が枢支されているとともに、ブレーキワイヤー8の一端が内部でブレーキレバー63に固定されている。
支柱62は、上端がレバー支持部64bに固定され、下端部が支柱スライド嵌合部31aにスライド可能に外嵌され、図示していない係合ピンを支柱62の下端部に設けられた係合孔を介して支柱スライド嵌合部31aに上下方向に間隔を隔てて穿設された4つの係合孔のいずれかに係合させることによってハンドル本体61の高さを4段階に変更できるようになっている。
ブレーキレバー63は、グリップ本体64aと離接可能にレバー支持部64bに一端が枢支され、通常は図3に示すように、グリップ本体64aとの間にブレーキ操作用隙間Sが形成されるブレーキ解除位置に保持されている。
そして、ブレーキレバー63は、使用者によってグリップ本体64aとともに握られることによって、グリップ本体64a側に回動し、ブレーキワイヤー8を引き上げ、後述するように、ブレーキシュー52を後輪41bに圧接させて後輪41bに制動をかけることができるようになっている。また、ブレーキ解除位置からロック位置までグリップ本体64aから離れる方向に回動させることによっても、ブレーキワイヤー8を引き上げ、後述するように、ブレーキシュー52を後輪41bに圧接させて後輪41bに制動をかけることができ、かつ、後輪4をロック状態に保持できるようになっている。
座部2aは、図1および図2に示すように、座部形成フレーム21と、座板部材22と、図3に示すように、車輪ロック機構としてのリンク機構7aとを備えている。
座部形成フレーム21は、フレーム本体21aと、ばね係止バー21bとを備えている。
フレーム本体21aは、略Uの字形をしていて、Uの字の両端部が軸受け部材23を介して部材本体部34aに、部材本体部34aの上面に沿う着座姿勢と、部材本体部34aの上面に対して立ち上がる跳ね上げ姿勢とを選択可能になっている。
ばね係止バー21bは、フレーム本体21aの中間部を連結するように設けられている。
そして、座部形成フレーム21は、一端が部材本体部34aに設けらた係止ピン24aに係止されたコイルばね24の他端がばね係止バー21bに係止されることによって、ばね係止バー21bが常に係止ピン24a側に引っ張られるように付勢されている。
座板部材22は、座面を構成し、内部に座部形成フレーム21に受けられる座板本体(図示せず)と、座板本体を被覆する化粧カバーとからなり、化粧カバーの座板部材22の底面側に設けられた袋状部分に座部形成フレーム21が挿入された状態で、座部形成フレーム21に装着されている。
そして、座板部材22は、着座姿勢で、ハンドル本体61のコの字の内側を下方から臨む位置となるようになっている。
リンク機構7aは、図3および図5に示すように、第1〜第6ジョイント部材71〜76から構成されている。
第1ジョイント部材71は、一端が座部形成フレーム21の枢支軸近傍で、座部形成フレーム21に枢支軸71aを中心に回動可能に枢支され、他端が枢支軸72bを中心に回動可能に第2ジョイント部材72の一端に枢支されている。
第2ジョイント部材72は、図5に示すように、長手方向の略中央部に設けられた回動軸72aによって回動可能に部材本体部34aに枢支されている。
また、第2ジョイント部材72は、他端が第3ジョイント部材73の一端に設けらた緩衝部としての長孔73aに長孔73aの長手方向にスライド可能に貫通して設けられたスライドピン72cを介して第3ジョイント部材73の一端を支持している。
第3ジョイント部材73は、他端が枢支軸73bを中心に回動可能に第4ジョイント部材74の一端に枢支されている。
第4ジョイント部材74は、その中間部が後脚部連結部42に支持された支持アーム77の回動軸77aを中心に回動可能に支持され、他端が枢支軸74aを中心に回動可能に第5ジョイント部材75の一端に枢支されている。
第5ジョイント部材75は、他端が枢支軸75aを中心に回動可能に第6ジョイント部材76の一端に枢支されている。
第6ジョイント部材76は、他端が固定部材76aによってブレーキ部5aの連結部53に固定されている。
つぎに、このリンク機構7aの動きについて、座部2aの座板部材22を取り除いた歩行車本体1aのみをあらわす図3、図5〜図8を参照しつつ詳しく説明する。
まず、図3および図5に示す座部形成フレーム21が跳ね上げ姿勢にある状態、すなわち、座部2aが跳ね上げ姿勢にある状態から、図6の座部形成フレーム21が着座姿勢にある状態になるときのリンク機構7aの動きは、以下のとおりである。
すなわち、座部形成フレーム21が跳ね上げ姿勢から着座姿勢になるように回動するに伴い、第1ジョイント部材71が後輪41b側に向かって引っ張られる。
第1ジョイント部材71が後輪41b側に引っ張られると、図6に示すように、第2ジョイント部材72は、回動軸72aを中心に第1ジョイント部材71の枢支軸72b側が後輪41b側に向かって回動し、スライドピン72c側が前輪31b側に向かって回動する。
この第2ジョイント部材72の回動に伴って、長孔73aの長手方向の内壁に当接しているスライドピン72cによって、第3ジョイント部材73が前輪31b方向に引っ張られる。
第3ジョイント部材73が前輪脚部31方向に引っ張られると、第4ジョイント部材74が支持アーム77の回動軸77aを中心に枢支軸73b側が下方に移動し、枢支軸74a側が上方に移動するように回動する。
第4ジョイント部材74の回動に伴って、第5ジョイント部材75が上方に引き上げられる。
第5ジョイント部材75の引き上げに伴って、第6ジョイント部材76を介してブレーキ部5aのが第4ジョイント部材74の他端の回動方向に引っ張られると、第6ジョイント部材76とともに、連結部53が上方に引き上げられる。
連結部53が上方に引き上げられると、枢支部51aが図5に示す矢印X方向に回動し、ブレーキシュー52が後輪41bに圧接され、完全に座部2aが着座姿勢になると、後輪41bがロック状態に維持される。
なお、このとき、座部形成フレーム21は、コイルばね24によって付勢されているので、回動の中間位置に設けられた死点をすぎると、着座姿勢側に引っ張られ、着座姿勢にしっかりと保持される。
一方、座部2aを着座姿勢から跳ね上げ姿勢にすると、第1ジョイント部材71〜第6ジョイント部材76が上記と逆方向に動き、ブレーキシュー52が後輪41bの周面から離れたブレーキ解除状態となる。
なお、このとき、座部形成フレーム21は、コイルばね24によって付勢されているので、回動の中間位置に設けられた死点をすぎると、跳ね上げ姿勢側に引っ張られ、跳ね上げ姿勢にしっかりと保持される。
一方、座部2aを跳ね上げ姿勢にした状態で、使用者がブレーキレバー63を操作した場合、図7に示すように、ブレーキレバー63がグリップ部64a側に引き付けられるように握られると、ブレーキワイヤー8が上方に引っ張られ、ブレーキシュー52が後輪41bに近づく方向に枢支部51が回動し、ブレーキシュー52が後輪41bの外周面に圧接されて後輪41bにブレーキがかかる。
このとき、連結部53は、図7に示すように、少し上方に持ち上がる。したがって、連結部53に固定された第6ジョイント部材76およびこの第6ジョイント部材76に枢支された第5ジョイント部材75も少し上方に上がる。この第5ジョイント部材75の上昇によって、第4ジョイント部材74が、支持アーム77の枢支軸77aを中心に枢支軸74a側が上方に向かい、枢支軸73b側が下方に向かうように回動する。一方、第3ジョイント部材73は、第4ジョイント部材74の回動に伴って枢支軸73b側が下方に動くが、第2ジョイント部材72は、スライドピン72cが第3ジョイント部材73の長孔73a内を枢支軸73b方向にスライドするため、第3ジョイント部材73が動いても動くしたがって、第2ジョイント部材72を介して第1ジョイント部材71および座部2aに力が加わらない。すなわち、ブレーキ操作によって座部2aが着座姿勢側に倒れて急に後輪41bがロックすることがない。
そして、ブレーキレバー63を握るのをやめると、ブレーキレバー63は、図1〜図3に示す元のブレーキ解除位置まで戻ると同時に第3ジョイント部材73〜第6ジョイント部材76が元の状態に戻りブレーキが解除される。
また、図8に示すように、座部2aを跳ね上げ姿勢にした状態で、使用者がブレーキレバー63をロック位置まで押し下げたときにも、第3ジョイント部材73〜第6ジョイント部材76が上記と同様に動き、第1ジョイント部材71および第2ジョイント部材72が静止した状態を保ち、後輪41bがロック状態となる。
この歩行車Aは、以上のように、座部2aを跳ね上げ姿勢から着座姿勢に倒すと同時に後輪41bがロック状態となるので、使用者が歩行に疲れ、座部2aに座ろうとしたとき、歩行車Aが移動することがなく、安全に着座することができる。
しかも、座板部材22が着座姿勢のとき、ハンドル本体61のコの字の内側を下方から臨む位置となるようになっているので、着座した状態で、体がハンドル本体61によって背面側および側面を支えられ、より安定した姿勢で着座できる。
また、跳ね上げ姿勢にすることで、座部が歩行の際邪魔にならないので、座部2aを大きくすることができ、結果として着座姿勢にしたとき、安定した姿勢でゆったりと着座できる。
一方、使用者が歩行車Aを用いてハンドル部6aに体を支えながら歩行する際には、座部2aが跳ね上げ姿勢となっているので、座部2aが歩行の邪魔にならず、歩行車本体1a側に体をより近づけて歩行でき、体をハンドル部に安定して支えることができる。しかも、使用者が座部2aに足をぶつけて怪我をすることがなく、安全に歩行できる。
さらに、リンク機構7aは、一端が連結部53に連結され、ブレーキ部5aが共用されているので、リンク機構7aの一端に後輪41bをロックする機構を別途設ける場合に比べ、部品点数が減り、低コスト化できる。
また、リンク機構7aは、緩衝部としての長孔73aを備えているので、ブレーキレバー63を操作したときに、座部2aにその力が加わらない。
したがって、ブレーキレバー63を操作する場合に、座部2aの荷重がブレーキレバー63にかかることがなく、ブレーキレバー63を軽く操作できるとともに、座部2aが跳ね上げ姿勢から着座姿勢に倒れて急に後輪41bがロックされ、使用者が躓いて倒れるという事故も防止できる。
さらに、この歩行車Aは、図9に示すように、座受け部材34の折り畳み用レバー34dに手をかけて座受け部材34が座受けバー43から離れる方向に持ち上げれば、後輪フレーム部4aが枢支部41aを中心に後輪41bが前輪31bに略接するまで回動して折り畳み状態にできる
なお、特に限定されないが、この折り畳みの際、座部形成フレーム21が座受け部材34に受けられる状態、すなわち、着座姿勢にしておくと、後輪41bがロック状態になっているので、歩行車Aを折り畳み状態で立った状態により安定して保持することができる。
図10〜図12は、本発明にかかる手押し車の第2の実施の形態としてのシルバーカーをあらわしている。
図10〜図12に示すように、このシルバーカーBは、シルバーカー本体1bと、座部2bとを備えている。
シルバーカー本体1bは、図10〜図12に示すように、前輪フレーム部3bと、後輪フレーム部4bと、ブレーキ部5bと、ハンドル部6bとを備えている。
前輪フレーム部3bと、後輪フレーム部4bと、ブレーキ部5bと、ハンドル部6bとは、上記歩行車Aとほぼ同じような構造をしている。したがって、同じ機能部分は同じ符号を付している。
そして、このシルバーカーBは、座部2bがハンドル部6bより前輪側に設けられ、図10に示す跳ね上げ姿勢と、図11に示す着座姿勢とを選択でき、以下に説明するように、シルバーカー本体1bに枢支されている。
すなわち、座部2bは、左右対称の一対(図では片側しかあらわていない)のフレーム枢支部材20と、座部形成フレーム25と、座板部材26と、バッグ状荷物収容部27と、車輪ロック機構としてのリンク機構7bと、を備えている。
フレーム枢支部材20は、前輪脚部31にそれぞれ固定されていて、他方のフレーム枢支部材20との対抗面の上端部が断面Lの字形に切り欠かれた形状の段状切欠部20aを備え、下端側に後述する第1ジョイント部材710が枢支される軸受け部20bが後輪フレーム部4b側に突出するように設けられている。
座部形成フレーム25は、略Uの字形をしていて、図10および図11に示す跳ね上げ姿勢と、図12に示す着座姿勢を選択できるように、Uの字の開放端部分がそれぞれフレーム枢支部材20の段状切欠部20a内に嵌り込み、段状切欠部20aの側壁面に枢支されて、跳ね上げ姿勢と、着座姿勢とを選択可能になっている。
そして、座部形成フレーム25は、着座姿勢のとき、座部2bにかかる体重等の荷重が、Uの字の両側の縦辺部分を介して段状切欠部20aの底面に受けられるようになっている。
また、座部形成フレーム25は、一端がフレーム枢支部材20に固定されたコイルばね24の他端が固定され、死点をすぎると、コイルばね24の付勢力によって跳ね上げ姿勢と、着座姿勢にそれぞれ保持されるようになっている。
なお、コイルばね24は、図では明瞭ではないが、リンク機構7bの動きに干渉されないように、後述するリンク機構7bとは水平方向にずれた位置になるように設けられている。
座板部材26は、座部形成フレーム25にほぼ沿う大きさをしていて、使用者が直接座ることができるようになっていて、座部形成フレーム25を着座姿勢にしたとき、上面側にくるように座部形成フレームに支持されている。
バッグ状荷物収容部27は、座部形成フレーム25の座板部材26と反対側に突出するように設けられていて、図では詳細に記載していないが、図10および図11に示すように座部2bを跳ね上げ姿勢にしたとき、ファスナー等で開閉自在な口が上端部にくるようになっている。
なお、バッグ状荷物収容部27は、図12に示すように、座部2bを着座姿勢にすると、口が水平方向を向くが、ファスナー等を閉じた状態にしておくことで、収容された荷物はバッグ状荷物収容部27外に零れ落ちることがない。
リンク機構7bは、第1ジョイント部材710、第2ジョイント部材720、第3ジョイント部材730から構成されている。
第1ジョイント部材710は、略くの字形をしていて、くの字の上辺側の中間位置が枢支軸711によってフレーム枢支部材20の軸受け部20bに回動自在に枢支されている。
第2ジョイント部材720は、一端が枢支軸721によって、第1ジョイント部材710のくの字の上辺側先端部に枢支され、他端が枢支軸722によって座部形成フレーム25に枢支されている。
第3ジョイント部材730は、一端に緩衝部となる長孔731を備え、この長孔731内に第2ジョイント部材720の他端に設けられた軸ピン712がスライド可能に挿通されている。
また、第3ジョイント部材730は、他端がブレーキ部5bの連結部53に固定されている。
このシルバーカーBは、上記のように構成され、図10のように、座部2bを跳ね上げ姿勢にした状態で使用者がハンドル部6bのグリップ本体64aを持って押しながら歩行し、歩行中に、急に停止したいときは、図11に示すように、ブレーキレバー63を握って、ブレーキレバー63をグリップ本体64a近づければ、ブレーキシュー52が後輪41bに圧接されてブレーキがかかる。
また、このとき、図11に示すように、ブレーキレバー63を操作した場合、連結部53に固定された第3ジョイント部材730は、連結部53の動きに伴って、上方に押し上げられるが、第2ショイント部材720の軸ピン712が長孔731にスライド自在に挿通されているので、第2ジョイント部材720には第3ジョイント部材730の動きが伝達されない。
すなわち、ブレーキ操作の際には、座部2bに力が加わらず、跳ね上げ姿勢が維持される。
一方、座部2bを跳ね上げ姿勢から着座姿勢に倒すと、図12に示すように、第2ジョイント部材720によって、第1ジョイント部材710が枢支軸711を中心に枢支軸721側が前輪フレーム部3b側に回動し、第3ジョイント部材730を介してブレーキ部5bの連結部53が上方に引き上げられ、ブレーキシュー52が後輪41bに圧接されて、後輪41bがロック状態になる。すなわち、座部2bを着座姿勢するだけで、後輪41bがロック状態となるため、ブレーキレバー63をロック位置にし忘れたとしても、座部2aに座ろうとしたとき、シルバーカーBが移動することがなく、安全に着座することができる。
そして、座部2bを着座姿勢から跳ね上げ姿勢に戻すと、第1ジョイント部材710が逆方向に回動し、ブレーキシュー52が後輪41bからはなれ、ブレーキ解除状態となる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、車輪ロック機構が、リンク機構で形成されていたが、ワーヤーによる伝達機構、ラックとピニオンや、カム機構等を組み合わせるようにしても構わない。
また、上記の実施の形態では、ブレーキレバーを押し下げることによっても後輪をロック状態にすることができたが、押しボタン等を操作してブレーキレバーを引き上げた状態で固定してロック状態を維持し、押しボタンを再度操作すればロックが解除されるようにしても構わないし、ブレーキレバーは、歩行使用時のブレーキ操作のみに用いられるようにしても構わない。
上記リンク機構は、上記歩行車では6つのジョイント部材、上記シルバーカーでは3つのジョイント部材により構成されていたが、各部材の大きさや形を変更することによってショイント部材の数を変更しても構わない。例えば、上記歩行車においては、第5ジョイント部材と第6ジョイント部材は1つの部材としても構わない。
A 歩行車(手押し車)
B シルバーカー(手押し車)
1a 歩行車本体
1b シルバーカー本体
2a、2b 座部
20 フレーム枢支部材
20a 段状切欠部
21 座部形成フレーム
21a フレーム本体
21b ばね係止バー
22 座板部材
23 軸受け部材
24 コイルばね
24a 係止ピン
25 座部形成フレーム
26 座板部材
27 荷物収容容器
3a 前輪フレーム部
31 前輪脚部
31a 支柱スライド嵌合部
31b キャスター輪(前輪)
32 前脚部連結部
33 背凭れフレーム
33a 背凭れ本体部
33b 固定脚部
33c、33d 固定ねじ
34 座受け部材
34a 部材本体部
34b,34c 連結バー
34d 折り畳み用レバー
4a 後輪フレーム部
41 後輪脚部
41a 枢支部
41b 後輪
42 後脚部連結部
43 座受けバー
5a、5b ブレーキ部(ハンドブレーキ機構)
51 シュー支持部
51a 枢支部
51b 支持部本体
51c 他端折れ曲がり部
51d 枢支軸
52 ブレーキシュー
53 連結部
6a,6b ハンドル部
61 ハンドル本体
62 支柱
63 ブレーキレバー(ハンドブレーキ機構)
64 グリップ部材
64a グリップ本体
64b レバー支持部
7a,7b リンク機構
71 第1ジョイント部材
71a 枢支軸
72 第2ジョイント部材
72a 回動軸
72b 枢支軸
72c スライドピン
73 第3ジョイント部材
73a 長孔(緩衝部)
73b 枢支軸
74 第4ジョイント部材
74a 枢支軸
75 第5ジョイント部材
75a 枢支軸
76 第6ジョイント部材
76a 固定部材
77 支持アーム
77a 回動軸
710 第1ジョイント部材
711 枢支軸
712 軸ピン
720 第2ジョイント部材
721 枢支軸
730 第3ジョイント部材
731 長孔(緩衝部)
8 ブレーキワイヤー(ハンドブレーキ機構)
9a,9b バッグ状荷物収容部

Claims (5)

  1. 下方に設けられた前輪および後輪によって走行するとともに、使用者が上方に設けられたハンドル部に掴まり、走行させつつ歩行する手押し車本体と、
    この手押し車本体に枢支され、枢支軸を中心に回動させることによって、使用者が着座可能な着座姿勢と、跳ね上げ姿勢とを選択可能な座部を有し、かつ、
    前記座部の回動動作に連動して、前記座部が着座姿勢のとき、前記前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の回転をロックする車輪ロック機構を備える手押し車であって、
    前記手押し車本体が、ハンドブレーキ機構を有し、
    ハンドブレーキ機構は、前記ハンドル部に設けられたブレーキレバーと、
    ブレーキシュー及びこのブレーキシューを前輪および後輪の少なくともいずれかの車輪の周面に車輪ロック状態まで圧接可能かつブレーキ解除可能に支持するシュー支持部を有するブレーキ部を備えるとともに、
    前記ブレーキレバーにブレーキワイヤーの一端が固定され、ブレーキワイヤーの下端がブレーキ部に連結されており、
    前記車輪ロック機構は、複数のジョイント部材とこれらを連結する軸で構成されたリンク機構を有し、
    このリンク機構は、前記座部を着座姿勢にすると、前記ブレーキシューを車輪ロック状態とし、
    前記座部を跳ね上げ姿勢にすると、ブレーキシューを車輪ロック解除状態にするように、一端が前記座部に枢支され、他端が前記ブレーキ部に枢支されているとともに、
    長孔を有する長孔付きジョイント部材と、前記長孔にスライド自在に通されたスライドピンを介して前記長孔付きジョイント部材に連結される他のジョイント部材を備え、
    前記座部が跳ね上げ姿勢のとき、前記スライドピンが前記ブレーキレバーの操作による前記ブレーキ部の動きをスライドピンより座部側のジョイント部材に伝達しないように前記長孔内をスライドするように構成されていることを特徴とする手押し車。
  2. ハンドブレーキ機構は、ブレーキレバーを下方に押し下げたとき、ブレーキシューを車輪ロック状態に保持する第2の車輪ロック手段を備えている請求項1に記載の手押し車。
  3. ハンドル部が、略コの字の横辺の開放端側を後輪側にむけた状態で手押し車本体に支持されるハンドル本体を有し、座部がハンドル本体のコの字の内側を下方から臨む位置で、前輪側端部が手押し車に枢支されている請求項1または請求項2に記載の手押し車。
  4. 座部は、座板と、この座板を支持するとともに、手押し車本体に回動可能に設けられた座部形成フレームとコイルばねを備え、
    前記コイルばねは、前記座部形成フレームが、その回動の中間位置から跳ね上げ側に回動すると、前記座部形成フレームを跳ね上げ姿勢側に付勢し、
    前記座部形成フレームが、その回動の中間位置から着座姿勢側に回動すると、前記座部形成フレームを着座姿勢側に付勢するように、
    その一端が座部形成フレーム側に固定され、他端が手押し車本体側に固定されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の手押し車。
  5. ハンドル部が、高さ変更可能に設けられている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の手押し車。
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