JP3123886B2 - 歩行補助車 - Google Patents
歩行補助車Info
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- JP3123886B2 JP3123886B2 JP06205377A JP20537794A JP3123886B2 JP 3123886 B2 JP3123886 B2 JP 3123886B2 JP 06205377 A JP06205377 A JP 06205377A JP 20537794 A JP20537794 A JP 20537794A JP 3123886 B2 JP3123886 B2 JP 3123886B2
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- Japan
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- frame
- assist vehicle
- walking
- walking assist
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体力が低下し、足の弱
った人の歩行を補助する歩行補助車に関するものであ
る。
った人の歩行を補助する歩行補助車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、体力が低下し、足の弱った人は車
椅子で移動したり、松葉杖等を使用して歩行していた。
椅子で移動したり、松葉杖等を使用して歩行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車椅子
での移動では脚力を全く使用しないことから、脚力のト
レーニング(リハビリ)ができないとともに、松葉杖で
は歩行時に安定性がない。
での移動では脚力を全く使用しないことから、脚力のト
レーニング(リハビリ)ができないとともに、松葉杖で
は歩行時に安定性がない。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は脚力のトレーニングを行
うことができ、安定性のある歩行が可能な歩行補助車を
提供することにある。
れたものであって、その目的は脚力のトレーニングを行
うことができ、安定性のある歩行が可能な歩行補助車を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ハンドルが設けられたフレー
ムの前部中央に、同フレームに対して前記ハンドルの動
きに追従して旋回可能な前輪を一輪設けると共に、フレ
ームの後部左右にはカンティブレーキがそれぞれ装着さ
れ、フレームに対して旋回不能な後輪を一輪ずつ設け、
前記フレーム上部に体を支える支持体を設け、さらに、
前記ハンドルの左右両側には各後輪を回転不能に保持す
るためのブレーキレバーをそれぞれ設けると共に、各ブ
レーキレバーと各カンティブレーキとの間を各々連結し
たワイヤーを設けたことを要旨とする。
に、請求項1の発明では、ハンドルが設けられたフレー
ムの前部中央に、同フレームに対して前記ハンドルの動
きに追従して旋回可能な前輪を一輪設けると共に、フレ
ームの後部左右にはカンティブレーキがそれぞれ装着さ
れ、フレームに対して旋回不能な後輪を一輪ずつ設け、
前記フレーム上部に体を支える支持体を設け、さらに、
前記ハンドルの左右両側には各後輪を回転不能に保持す
るためのブレーキレバーをそれぞれ設けると共に、各ブ
レーキレバーと各カンティブレーキとの間を各々連結し
たワイヤーを設けたことを要旨とする。
【0006】請求項2の発明では、前記支持体はフレー
ムの上部左右に一対に設けられていることをその要旨と
する。請求項3の発明では、前記支持体は弾性部材を介
してフレームに連結されていることをその要旨とする。
ムの上部左右に一対に設けられていることをその要旨と
する。請求項3の発明では、前記支持体は弾性部材を介
してフレームに連結されていることをその要旨とする。
【0007】請求項4の発明では、前記後輪の回転方向
を一方向のみとする回転方向規制手段を設けたことをそ
の要旨とする。
を一方向のみとする回転方向規制手段を設けたことをそ
の要旨とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、支持体に体を支えた
状態で歩行を行う。そして、進行方向を変える際は、ハ
ンドルを操作することで、フレーム前部に設けられた前
輪の向きが変わり、歩行補助車の進行方向が変わる。
状態で歩行を行う。そして、進行方向を変える際は、ハ
ンドルを操作することで、フレーム前部に設けられた前
輪の向きが変わり、歩行補助車の進行方向が変わる。
【0009】また、歩行補助車を停止させる際は歩行を
止め、素早く停止させる場合には、ブレーキレバーを握
ることによりワイヤーを介して作動するカンティブレー
キにより後輪の回転を強制的に回転不能にする。これに
より、歩行補助車を素早く停止させることが可能とな
る。また、下り坂等を歩行する際は、ブレーキレバー、
ワイヤー、カンティブレーキにて、後輪の回転を制動し
ながら歩行することにより、体に負担をかけることなく
歩行することが可能となる。
止め、素早く停止させる場合には、ブレーキレバーを握
ることによりワイヤーを介して作動するカンティブレー
キにより後輪の回転を強制的に回転不能にする。これに
より、歩行補助車を素早く停止させることが可能とな
る。また、下り坂等を歩行する際は、ブレーキレバー、
ワイヤー、カンティブレーキにて、後輪の回転を制動し
ながら歩行することにより、体に負担をかけることなく
歩行することが可能となる。
【0010】さらに、例えば、左側に進行方向を変える
際には、左側の後輪のみを回転不能とし、右側の後輪は
回転可能とする。この状態でハンドル操作により前輪を
左側に向ける。このとき、左側の後輪は回転不能に保持
されていることから、左側の後輪を中心として歩行補助
車の旋回が行なわれる。この場合、左右の後輪をフリー
にして旋回を行う場合よりも、歩行補助車の旋回半径を
小さくすることが可能となる。すなわち、歩行補助車の
小回り度が向上される。
際には、左側の後輪のみを回転不能とし、右側の後輪は
回転可能とする。この状態でハンドル操作により前輪を
左側に向ける。このとき、左側の後輪は回転不能に保持
されていることから、左側の後輪を中心として歩行補助
車の旋回が行なわれる。この場合、左右の後輪をフリー
にして旋回を行う場合よりも、歩行補助車の旋回半径を
小さくすることが可能となる。すなわち、歩行補助車の
小回り度が向上される。
【0011】請求項2の発明によれば、脇の下を支持体
に載せることで体を支える。これにより、両手で確実に
ハンドルの操作を行うことが可能となる。請求項3の発
明によれば、支持体は弾性部材を介してフレームに連結
されていることから、凸凹状の道を歩行しても、その際
の衝撃は弾性部材にて吸収される。
に載せることで体を支える。これにより、両手で確実に
ハンドルの操作を行うことが可能となる。請求項3の発
明によれば、支持体は弾性部材を介してフレームに連結
されていることから、凸凹状の道を歩行しても、その際
の衝撃は弾性部材にて吸収される。
【0012】請求項4の発明によれば、回転方向規制手
段により車輪の回転方向が一方向のみに規制される。例
えば、車輪の回転方向を前進方向のみとした場合には、
上り坂で歩行補助車を停止させても、歩行補助車が後方
へ自走しないように保持しなくとも歩行補助車をその位
置に停止させておくことができる。
段により車輪の回転方向が一方向のみに規制される。例
えば、車輪の回転方向を前進方向のみとした場合には、
上り坂で歩行補助車を停止させても、歩行補助車が後方
へ自走しないように保持しなくとも歩行補助車をその位
置に停止させておくことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、フロント
フレーム1と左右一対のリアフレーム2とは、平面U字
形のオーバーフレーム3及びアンダーフレーム4により
上下2箇所で連結されている。オーバーフレーム3及び
アンダーフレーム4には捩じれ防止用のストラッドバー
5が連結されている。フロントフレーム1の前部には小
物を入れるカゴ6が装着されている。また、フロントフ
レーム1にはハンドルシャフト7が回動可能及び上下動
可能に挿通支持されている。ハンドルシャフト7の下端
にはフロントフォーク8が支持されている。フロントフ
ォーク8には軸9を介して車輪(以下前輪という)10
が回転可能に支持されている。また、ハンドルシャフト
7の上端にはハンドル11が支持されている。従って、
ハンドル11を操作した場合には、前輪10はハンドル
11の動きに追従して向きを変える。なお、ハンドル1
1の高さは図示しないハンドル高さ調整機構により調整
できるようになっている。
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、フロント
フレーム1と左右一対のリアフレーム2とは、平面U字
形のオーバーフレーム3及びアンダーフレーム4により
上下2箇所で連結されている。オーバーフレーム3及び
アンダーフレーム4には捩じれ防止用のストラッドバー
5が連結されている。フロントフレーム1の前部には小
物を入れるカゴ6が装着されている。また、フロントフ
レーム1にはハンドルシャフト7が回動可能及び上下動
可能に挿通支持されている。ハンドルシャフト7の下端
にはフロントフォーク8が支持されている。フロントフ
ォーク8には軸9を介して車輪(以下前輪という)10
が回転可能に支持されている。また、ハンドルシャフト
7の上端にはハンドル11が支持されている。従って、
ハンドル11を操作した場合には、前輪10はハンドル
11の動きに追従して向きを変える。なお、ハンドル1
1の高さは図示しないハンドル高さ調整機構により調整
できるようになっている。
【0014】リアフレーム2の下端にはリアフォーク1
2が支持されている。リアフォーク12には軸13を介
して車輪(以下後輪という)14a、14bが回転可能
に支持されている。各リアフレーム2にはサドル支持パ
イプ15が上下動可能に挿通支持されている。サドル支
持パイプ15の上端には弾性部材としての板バネ16を
介して支持体としてのサドル20が連結されている。な
お、サドル20の高さは図示しないサドル高さ調整機構
により調整できるようになっている。
2が支持されている。リアフォーク12には軸13を介
して車輪(以下後輪という)14a、14bが回転可能
に支持されている。各リアフレーム2にはサドル支持パ
イプ15が上下動可能に挿通支持されている。サドル支
持パイプ15の上端には弾性部材としての板バネ16を
介して支持体としてのサドル20が連結されている。な
お、サドル20の高さは図示しないサドル高さ調整機構
により調整できるようになっている。
【0015】前記ハンドル11の左右両側には、ブレー
キレバー17がそれぞれ設けられている。前記各リアフ
レーム2にはカンティブレーキ18がそれぞれ装着さ
れ、各ブレーキレバー17と各カンティブレーキ18と
の間は各々のワイヤーにて連結されている。各カンティ
ブレーキ18は各々対応するブレーキレバー17を握る
ことにより前記ワイヤー19を介して作動する。すなわ
ち、各ブレーキレバー17を握ることにより、左右の後
輪14a、14bは回転不能となる。
キレバー17がそれぞれ設けられている。前記各リアフ
レーム2にはカンティブレーキ18がそれぞれ装着さ
れ、各ブレーキレバー17と各カンティブレーキ18と
の間は各々のワイヤーにて連結されている。各カンティ
ブレーキ18は各々対応するブレーキレバー17を握る
ことにより前記ワイヤー19を介して作動する。すなわ
ち、各ブレーキレバー17を握ることにより、左右の後
輪14a、14bは回転不能となる。
【0016】本実施例では、フロントフレーム1、リア
フレーム2、オーバーフレーム3、アンダーフレーム
4、ハンドルシャフト7、サドル支持パイプ15等によ
りフレームを構成している。
フレーム2、オーバーフレーム3、アンダーフレーム
4、ハンドルシャフト7、サドル支持パイプ15等によ
りフレームを構成している。
【0017】次に、上記のように構成された歩行補助車
の作用について説明する。まず、歩行者はハンドル11
の高さを自分の操作しやすい位置に調整する。また、サ
ドル20の高さを自分が寄りかかりやすい位置に調整す
る。サドル20及びハンドル11の位置を調整したら、
オーバーフレーム3及びアンダーフレーム4内に入り込
み、両脇の下をサドル20上に載せ、サドル20に寄り
かかる。そして、両手でハンドル11を握って歩行を開
始する。歩行中に進行方向を変える際は、ハンドル11
の操作により前輪10を進行したい方向に向ける。これ
により、歩行補助車の進行方向は前輪10の向きに追従
して変化する。また、歩行者は歩行補助車を停止させた
い際は歩行するのを止める。また、素早く歩行補助車を
停止させたい場合には、ブレーキレバー17を握り、後
輪14a、14bにブレーキをかけて停止する。
の作用について説明する。まず、歩行者はハンドル11
の高さを自分の操作しやすい位置に調整する。また、サ
ドル20の高さを自分が寄りかかりやすい位置に調整す
る。サドル20及びハンドル11の位置を調整したら、
オーバーフレーム3及びアンダーフレーム4内に入り込
み、両脇の下をサドル20上に載せ、サドル20に寄り
かかる。そして、両手でハンドル11を握って歩行を開
始する。歩行中に進行方向を変える際は、ハンドル11
の操作により前輪10を進行したい方向に向ける。これ
により、歩行補助車の進行方向は前輪10の向きに追従
して変化する。また、歩行者は歩行補助車を停止させた
い際は歩行するのを止める。また、素早く歩行補助車を
停止させたい場合には、ブレーキレバー17を握り、後
輪14a、14bにブレーキをかけて停止する。
【0018】また、例えば、歩行中、左側に進行方向を
変える際には、左側のブレーキレバー17を握り、左側
のカンティブレーキ18のみを作動させ、左側の後輪1
4aのみを回転不能とする。そして、ハンドル11を操
作して前輪10を左側に向ける。このとき、左側の後輪
14aは回転不能に保持されていることから、歩行補助
車は左側の後輪14aを中心に旋回する。この場合、左
右の後輪14a、14bをフリーにして旋回を行う場合
よりも、歩行補助車の旋回半径を小さくすることが可能
となる。
変える際には、左側のブレーキレバー17を握り、左側
のカンティブレーキ18のみを作動させ、左側の後輪1
4aのみを回転不能とする。そして、ハンドル11を操
作して前輪10を左側に向ける。このとき、左側の後輪
14aは回転不能に保持されていることから、歩行補助
車は左側の後輪14aを中心に旋回する。この場合、左
右の後輪14a、14bをフリーにして旋回を行う場合
よりも、歩行補助車の旋回半径を小さくすることが可能
となる。
【0019】すなわち、歩行補助車の小回り度を向上す
ることができる。上記のように本実施例では歩行補助車
を構成したことにより、次のような効果を得ることがで
きる。
ることができる。上記のように本実施例では歩行補助車
を構成したことにより、次のような効果を得ることがで
きる。
【0020】(1)歩行者は自分の脚と車輪10、14
a、14bとの協働作用により歩行を行うことから、脚
力のトレーニングを十分に行うことができるとともに、
安定性のある歩行を行うことができる。
a、14bとの協働作用により歩行を行うことから、脚
力のトレーニングを十分に行うことができるとともに、
安定性のある歩行を行うことができる。
【0021】(2)ハンドル11の操作により進行方向
を容易に変えることができる。また、ハンドル11の高
さは歩行者の操作しやすい高さに調整できるので、より
歩行者への負担を軽減することが可能となる。
を容易に変えることができる。また、ハンドル11の高
さは歩行者の操作しやすい高さに調整できるので、より
歩行者への負担を軽減することが可能となる。
【0022】(3)歩行者は脇の下をサドル20に載せ
ることで体を支える。これにより、両手で確実にハンド
ルの操作を行うことが可能となる。また、サドル20の
高さを歩行者の身長に合わせて調整できるので、より歩
行者を安定して支えることができる。
ることで体を支える。これにより、両手で確実にハンド
ルの操作を行うことが可能となる。また、サドル20の
高さを歩行者の身長に合わせて調整できるので、より歩
行者を安定して支えることができる。
【0023】(4)サドル20は板バネ16を介してサ
ドル支持パイプ15に連結されていることから、凸凹状
の道を歩行しても、その際の衝撃を板バネ16で吸収す
ることができ、より快適な歩行が可能となる。
ドル支持パイプ15に連結されていることから、凸凹状
の道を歩行しても、その際の衝撃を板バネ16で吸収す
ることができ、より快適な歩行が可能となる。
【0024】(5)後輪14a、14bに回転を強制的
に不能にするブレーキ18を設けたことにより、歩行補
助車を素早く停止させることが可能となる。また、下り
坂等を歩行する際は、後輪14a、14bにブレーキを
かけながら歩行することにより、体に負担をかけること
なく歩行することが可能となる。
に不能にするブレーキ18を設けたことにより、歩行補
助車を素早く停止させることが可能となる。また、下り
坂等を歩行する際は、後輪14a、14bにブレーキを
かけながら歩行することにより、体に負担をかけること
なく歩行することが可能となる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。図5に示すように、後輪
14a、14bに同後輪14a、14bと一体回転する
ワンウェイクラッチ用ギア40を連結する。また、リア
フォーク12にはギア40と噛み合うピン41を設け
る。そして、同ピン41をスプリング42にてギア40
の回転中心側に付勢する。すなわち、後輪14a、14
bに回転方向規制手段を設け、後輪14a、14bの回
転方向を一方向(前進方向)のみ許容する。また、ギア
40とピン41との噛合は図示しないレバーを操作する
ことで解除できるようになっている。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。図5に示すように、後輪
14a、14bに同後輪14a、14bと一体回転する
ワンウェイクラッチ用ギア40を連結する。また、リア
フォーク12にはギア40と噛み合うピン41を設け
る。そして、同ピン41をスプリング42にてギア40
の回転中心側に付勢する。すなわち、後輪14a、14
bに回転方向規制手段を設け、後輪14a、14bの回
転方向を一方向(前進方向)のみ許容する。また、ギア
40とピン41との噛合は図示しないレバーを操作する
ことで解除できるようになっている。
【0026】このように構成することで、例えば、上り
坂を歩行しても、ワンウェイクラッチ用ギア40とピン
41との係合により、前進方向への回転のみが許容され
ていることから、歩行補助車は下方に走行しない。その
結果、歩行者は歩行補助車が下方に走行しないようにす
るための余分な力を加える必要がなくなるので、よりス
ムーズな歩行が可能となる。また上り坂の途中で歩行補
助車を停止させて、歩行者がその位置から離れても、歩
行補助車の自走を防止することができる。また、歩行補
助車を後退させた場合には、図示しないレバーを操作し
てギア40とピン41との噛合関係を解除することで可
能となる。
坂を歩行しても、ワンウェイクラッチ用ギア40とピン
41との係合により、前進方向への回転のみが許容され
ていることから、歩行補助車は下方に走行しない。その
結果、歩行者は歩行補助車が下方に走行しないようにす
るための余分な力を加える必要がなくなるので、よりス
ムーズな歩行が可能となる。また上り坂の途中で歩行補
助車を停止させて、歩行者がその位置から離れても、歩
行補助車の自走を防止することができる。また、歩行補
助車を後退させた場合には、図示しないレバーを操作し
てギア40とピン41との噛合関係を解除することで可
能となる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、ハンドルを操作することで、簡単に歩行補助車
の進行方向を変えることができるばかりでなく、素早く
歩行補助車を停止させることができる。また、下り坂等
を歩行する際の歩行者への負担を軽減することができ
る。さらに歩行補助車の小回り度を向上することができ
る。
よれば、ハンドルを操作することで、簡単に歩行補助車
の進行方向を変えることができるばかりでなく、素早く
歩行補助車を停止させることができる。また、下り坂等
を歩行する際の歩行者への負担を軽減することができ
る。さらに歩行補助車の小回り度を向上することができ
る。
【0028】請求項2の発明によれば、両手で確実にハ
ンドルの操作を行うことができる。請求項3の発明によ
れば、凸凹状の道を歩行しても、その際の衝撃を吸収す
ることができ、より快適な歩行を行うことができる。
ンドルの操作を行うことができる。請求項3の発明によ
れば、凸凹状の道を歩行しても、その際の衝撃を吸収す
ることができ、より快適な歩行を行うことができる。
【0029】請求項4の発明によれば、上り坂等を歩行
しても、回転方向規制手段により歩行補助車は下方に走
行しない。その結果、歩行者が余分な力を加えることな
くスムーズな歩行が可能となる。また、上り坂の途中で
歩行補助車を停止させて、歩行者がその位置から離れて
も、歩行補助車の自走を防止することができる。
しても、回転方向規制手段により歩行補助車は下方に走
行しない。その結果、歩行者が余分な力を加えることな
くスムーズな歩行が可能となる。また、上り坂の途中で
歩行補助車を停止させて、歩行者がその位置から離れて
も、歩行補助車の自走を防止することができる。
【図1】本発明を具体化した一実施例における歩行補助
車の斜視図である。
車の斜視図である。
【図2】一実施例における歩行補助車の正面図である。
【図3】一実施例における歩行補助車の側面図である。
【図4】一実施例における歩行補助車の平面図である。
【図5】後輪の回転方向を一方向にのみ規制する別例を
示す歩行補助車の部分断面図である。
示す歩行補助車の部分断面図である。
1…フレームを構成するフロントフレーム、2…フレー
ムを構成するリアフレーム、3…フレームを構成するオ
ーバーフレーム、4…フレームを構成するアンダーフレ
ーム、7…フレームを構成するハンドルシャフト、10
…車輪としての前輪、11…ハンドル、14a…車輪と
しての左後輪、14b…車輪としての右後輪、15…フ
レームを構成するサドル支持パイプ、16…弾性部材と
しての板バネ、17…制動手段を構成するブレーキレバ
ー、18…制動手段を構成するカンティブレーキ、20
…支持体としてのサドル、40…回転方向規制手段を構
成するワンウェイクラッチ用ギア、41…回転方向規制
手段を構成するピン、42…回転方向規制手段を構成す
るスプリング。
ムを構成するリアフレーム、3…フレームを構成するオ
ーバーフレーム、4…フレームを構成するアンダーフレ
ーム、7…フレームを構成するハンドルシャフト、10
…車輪としての前輪、11…ハンドル、14a…車輪と
しての左後輪、14b…車輪としての右後輪、15…フ
レームを構成するサドル支持パイプ、16…弾性部材と
しての板バネ、17…制動手段を構成するブレーキレバ
ー、18…制動手段を構成するカンティブレーキ、20
…支持体としてのサドル、40…回転方向規制手段を構
成するワンウェイクラッチ用ギア、41…回転方向規制
手段を構成するピン、42…回転方向規制手段を構成す
るスプリング。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハンドルが設けられたフレームの前部中
央に、同フレームに対して前記ハンドルの動きに追従し
て旋回可能な前輪を一輪設けると共に、フレームの後部
左右にはカンティブレーキがそれぞれ装着され、フレー
ムに対して旋回不能な後輪を一輪ずつ設け、前記フレー
ム上部に体を支える支持体を設け、さらに、前記ハンド
ルの左右両側には各後輪を回転不能に保持するためのブ
レーキレバーをそれぞれ設けると共に、各ブレーキレバ
ーと各カンティブレーキとの間を各々連結したワイヤー
を設けた歩行補助車。 - 【請求項2】 前記支持体はフレームの上部左右に一対
に設けられている請求項1に記載の歩行補助車。 - 【請求項3】 前記支持体は、弾性部材を介してフレー
ムに連結されている請求項1または請求項2に記載の歩
行補助車。 - 【請求項4】 前記後輪の回転方向を一方向のみとする
回転方向規制手段を設けた請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載の歩行補助車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06205377A JP3123886B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 歩行補助車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06205377A JP3123886B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 歩行補助車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866439A JPH0866439A (ja) | 1996-03-12 |
JP3123886B2 true JP3123886B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=16505825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06205377A Expired - Fee Related JP3123886B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 歩行補助車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123886B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201700009587A1 (it) * | 2017-01-30 | 2018-07-30 | Francesco Campiti | Dispositivo ortopedico estensore della colonna vertebrale |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243092A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-02 | Kenji Nakayashiki | 三輪式歩行補助器 |
KR100795438B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2008-01-17 | 최현수 | 보행보조기 |
US7743779B2 (en) * | 2007-01-19 | 2010-06-29 | Gee Sr Larry Ellis | Crutch stroller |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP06205377A patent/JP3123886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201700009587A1 (it) * | 2017-01-30 | 2018-07-30 | Francesco Campiti | Dispositivo ortopedico estensore della colonna vertebrale |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0866439A (ja) | 1996-03-12 |
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