JPH048067Y2 - - Google Patents

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JPH048067Y2
JPH048067Y2 JP13741387U JP13741387U JPH048067Y2 JP H048067 Y2 JPH048067 Y2 JP H048067Y2 JP 13741387 U JP13741387 U JP 13741387U JP 13741387 U JP13741387 U JP 13741387U JP H048067 Y2 JPH048067 Y2 JP H048067Y2
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brake
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、手押車の制動装置に関し、特に、
老人のための手押車に適した制動装置に関するも
のである。
[考案の背景] 下り坂になつている道路で手押車を押すとき、
安全のために、車輪に対してブレーキを効かせな
がら手押車を移動操作することが必要である。こ
の場合、勾配の大きな下り坂にあつては、大きな
制動力が必要であり、また緩やかな勾配の下り坂
では、小さな制動力で十分である。したがつて、
手押車の制動装置においては、制動力の大きさを
任意に調整し得ることが望まれる。
特に、老人のための手押車にあつては、制動操
作が簡単であることが望ましい。老人の中には、
一方の手が自由に動かせない人もいる。このよう
なことを考慮したとき、右手だけでも制動操作を
するこができ、あるいは左手だけでも制動操作を
することのできる制動装置が望まれる。
それゆえに、この考案の目的は、操作が簡単で
あり、しかも右手だけでもまた左手だけでも操作
することのできる手押車の制動装置を提供するこ
とである。
[考案の構成] この考案は、その下端部に前輪を有する1対の
前脚と、その下端部に後輪を有する1対の後脚
と、押棒とを備えた手押車に用いられる制動装置
である。押棒は、上下方向に延びる1対の側棒、
およびこの1対の側棒の端部を連結して手押車の
幅方向に延びる幅方向連結棒を有し、全体として
逆U字状の形態となつている。
そして、以下のものを備える。
a 1対の後脚に変位可能に取付けられ、一方方
向に移動したとき1対の後輪に当接して後輪に
対する制動力を発揮するブレーキ部材。
b ブレーキ部材の制動力を解除させるようにこ
のブレーキ部材を他方方向に移動させるように
付勢している付勢手段。
c 幅方向連結棒の中央部分に固定して取付けら
れた取付部材。
d 取付部材に回動可能に取付けられ、かつ取付
部材の一方の側部から突出して幅方向連結棒に
対して平行に延びる第1握り部を有する第1レ
バー。
e 取付部材に回動可能に取付けられ、かつ取付
部材の他方の側部から突出して幅方向連結棒に
対して平行に延びる第2握り部を有する第2レ
バー。
f 第1レバーとブレーキ部材とを連動させるよ
うに両者を連結し、第1レバーの第1握り部を
幅方向連結棒に近づけるように操作したとき、
ブレーキ部材を一方方向に移動させて後輪に対
する制動力を発揮させる第1動作伝達手段。
g 第2レバーとブレーキ部材とを連動させるよ
うに両者を連結し、第2レバーの第2握り部を
幅方向連結棒に近づけるように操作したとき、
ブレーキ部材を一方方向に移動させて後輪に対
する制動力を発揮させる第2動作伝達手段。
[考案の作用効果] 第1レバー及び第2レバーを操作していない状
態においては、ブレーキ部材は、付勢手段による
付勢力によつて、後輪から離されている。
次に、第1レバーの第1握り部を掴んで幅方向
連結棒に近づけるように移動させると、この移動
量が第1動作伝達手段を介して、ブレーキ部材に
伝達される。その結果、ブレーキ部材は、付勢手
段による付勢力に逆らつて、一方の方向に移動
し、1対の後輪に当接してこの後輪に対する制動
力を発揮する。制動力の大きさは、第1レバーの
第1握り部の移動量を適当に調整することによつ
て、適宜に変えられる。
同様に、第2レバーの第2握り部を移動操作す
ると、その移動量が、第2動作伝達手段を介し
て、ブレーキ部材に伝達される。その結果、ブレ
ーキ部材は、付勢手段による付勢力に逆らつて、
一方の方向に移動し、1対の後輪に当接してこの
後輪に対する制動力を発揮する。制動力の大きさ
は、第2握り部の移動量を適当に調整することに
よつて、適宜に変えられる。
第1レバーの第1握り部および第2レバーの第
2握り部を同時に移動操作することも可能であ
る。
第1レバーの第1握り部は、押棒の幅方向連結
棒の中央部分に固定して取付けられた取付部材の
一方の側部から突出して幅方向連結棒に対して平
行に延びている。また、第2レバーの第2握り部
は、上記取付部材の他方の側部から突出して幅方
向連結棒に対して平行に延びている。通常、手押
車を移動操作する人は、両方の手で押棒の幅方向
連結棒を掴んでいる。したがつて、そのままの状
態で、つまり手を離すことなく、第1レバーの第
1握り部を掴むことができ、また第2レバーの第
2握り部を掴むことができる。したがつて、車輪
に対する制動操作を非常に簡単に行なうことがで
きる。
さらに、いずれか一方の手だけで制動操作を行
なうことができるので、特に一方の手が不自由な
老人にとつては、便利なものとなる。
[実施例] 第1図は、この考案の一実施例が適用される老
人のための手押車を示す側面図であり、第2図
は、この手押車を背後から見た図である。
手押車は、前後方向に延びる1対の前後方向連
結部材1,1と、その上端部が前後方向連結部材
1に連結されその下端部に前輪3を回転自在に支
持している1対の前脚2,2と、その上端部が前
後方向連結部材1に連結されその下端部に後輪5
を回転自在に支持している1対の後脚4,4と、
手押車を移動操作する人が手で掴むべき押棒6と
を備えている。また、手押車は、物品を収納する
ための物品収納容器7を備えている。この物品収
納容器7は、たとえば、ピン8,9を介して、1
対の前脚2,2および押棒6に取付けられる。
第2図から明らかなように、押棒6は、上下方
向に延びる1対の側棒6a,6a、およびこの1
対の側棒の上端部を連結して手押車の幅方向に延
びる幅方向連結棒6bを有しており、全体として
逆U字状の形態となつている。手押車を移動操作
する人は、その両手を幅方向連結棒6bの上に載
せる。
第3図および第4図は、第1図に示されている
後輪5に関連した部分を拡大して示している。な
お、第3図、第4図および第1図においては、便
宜上、後輪5を想像線で示している。
後脚4の下端部には、ブラケツト10が固定し
て取付けられている。そして、このブラケツト1
0に、車軸11を介して後輪5が回転自在に支持
されている。
後輪5に近い後脚4の下方部分には、軸13を
介してブレーキ部材12が回動可能に取付けられ
ている。第2図に示すように、ブレーキ部材12
は、1対の後輪5,5の外周上に位置する1対の
作用部12a,12aと、1対の後脚4,4の交
差する1対の交差部12b,12bと、1対の交
差部12b,12bを連結するように手押車の幅
方向に延びている幅方向連結部12cと、を有し
ている。1対の交差部12b,12bが、1対の
後脚4,4に、軸13を介して回動可能に取付け
られている。
第2図および第3図に示す状態では、ブレーキ
部材12の作用部12aは、後輪5から離れてい
る。その状態から、第3図においてブレーキ部材
12が時計方向に回動すると、ブレーキ部材12
の作用部12aが後輪5の外周部に当接し、それ
によつて後輪5に対する制動力を発揮する。ブレ
ーキ部材12の作用部12aの後輪5に対する食
込み量が大きくなればなるほど、制動力は大きく
なる。
ブレーキ部材12の交差部12bと、車軸11
を支持するブラケツト10との間には、引張ばね
14が配置されている。この引張ばね14は、ブ
レーキ部材12を、第3図において常に反時計方
向に回動させるように付勢している。つまり、引
張ばね14は、ブレーキ部材12の制動力を解除
させるように不勢している。
第1図および第3図に示すように、手押車の左
側面側に位置する後脚4の中央部分には、取付ブ
ラケツト15が固定して取付けられている。この
取付ブラケツト15には、軸16を介して、サイ
ドレバー17が回動可能に取付けらている。サイ
ドレバー17の回動範囲は、取付ブラケツト15
に形成されている第1当り壁15aおよび第2当
り壁15bによつて規定される。第3図に示す状
態では、サイドレバー17は第1当り壁15aに
当接し、図示する状態からさらに下方へ回動する
のを禁止されている。
サイドレバー17とブレーキ部材12の交差部
12bとは、ロツド18によつて連結されてい
る。第3図に示す状態から、サイドレバー17を
手で操作して時計方向に回動させたとする。その
状態が第4図に示す状態である。第4図に示す状
態では、サイドレバー17は、取付ブラケツト1
5の第2当り壁15bに当接し、それによつてそ
の状態からさらに時計方向へ回動するのを禁止さ
れている。また、サイドレバー17の時計方向へ
の回動に伴なつて、ブレーキ部材12は、軸13
を中心として時計方向に回動する。そして、第4
図に示す状態では、ブレーキ部材12作用部12
aが後輪5の外周部に大きく食込み、後輪5の回
転を禁止している。
サイドレバー17を回動操作する途中段階にお
いて、ロツド18がサイドレバー17の回動支点
である軸16をちようど越える地点でサイドレバ
ー17の回動に対する抵抗力が最大になる。つま
り、その地点では、ロツド18は、その長さ方向
に沿つて引き上げられる。そして、第4図に示す
ようにロツド18が軸16を通過した状態におい
ては、安定状態である。つまり、第4図に示す状
態において、サイドレバー17から手を離したと
しても、サイドレバー17は図において反時計方
向に回動しない。なぜなら、第4図に示す状態か
ら、ロツド18が軸16を通過する際には、大き
な抵抗力に打勝つだけの力が必要となるからであ
る。こうして、サイドレバー17を第4図に示す
状態になるまで回動操作すれば、ブレーキ部材1
2の作用部12aが後輪5の外周部に食込んだ状
態で維持され、後輪5の回転が確実に禁止され
る。
なお、第2図に示すように、ブレーキ部材12
は1対の作用部12a,12aを有しているの
で、サイドレバー17を回動操作したとき、1対
の作用部12a,12aが同時に1対の後輪5,
5の外周部に食込む。
第5図は、押棒6の幅方向連結棒6bの中央部
分に関連した部分の構造を示す一部断面図であ
る。
図示する実施例では、押棒6は、1本の棒を逆
U字状に折り曲げた部材である。このような押棒
6の幅方向連結棒6bの中央部分には、取付部材
20が軸19を介して固定して取付けられてい
る。取付部材20は、幅方向連結棒6bおよび側
棒6aの上部に沿つて延びる案内導管20aを有
している。
第6図は、第5図の−に沿つて見た端面図
である。図示するように、案内導管20aは、押
棒6の周囲を囲む形状とされている。さらに、案
内導管20aは、後述するフレキシブルチユーブ
27を受入れる案内溝31を有している。
第5図を参照して、取付部材20には、第1レ
バー21が軸23を介して回動可能に取付けられ
ている。第1レバー21は、取付部材20の一方
の側部から突出して幅方向連結棒6bに対して平
行に延びる第1握り部21aと、第1握り部21
aに対してほぼ直交する方向に延びている第1連
結部21bとを有している。取付部材20には当
り壁20bが形成されており、したがつて第1レ
バー21が図示する状態から反時計方向に回動す
るのを禁止している。また、第1レバー21に
は、軸23を曲率中心とする円弧状の長孔25が
形成されている。
取付部材20には、さらに、軸24を介して第
2レバー22が回動可能に取付けられている。軸
24は、第1レバー21の長孔25内を挿通して
いる。したがつて、第1レバー21の回動は、軸
24の存在によつて妨げられない。第2レバー2
2は、第1レバー21と同様、取付部材20の他
方の側部から突出して幅方向連結棒6bに対して
平行に延びる第2握り部22aと、この第2握り
部22aに対してほぼ直交する方向に延びている
第2連結部22bとを有している。また、第2レ
バー22には、第1レバー21と取付軸20とを
連結している軸23を挿通させるための円弧状の
長孔26が形成されている。したがつて、第2レ
バー22の回動は、軸23の存在によつては妨げ
られない。
また、第2レバー22は、取付部材20の当り
壁20bの存在によつて、図示する状態から時計
方向への回動を禁止されている。
手押車を操作する人は、通常その両手を幅方向
連結棒6bの上に載せる。したがつて、その状態
のままで、第1レバー21および第2レバー22
を掴むことができる。この場合、第1レバー21
は、第5図において時計方向に回動し、第2レバ
ー22は、第5図において反時計方向に回動す
る。
第1図、第2図および第5図を参照して、押棒
6の一方の側棒6aに沿つてフレキシブルチユー
ブ27が配置されている。このフレキシブルチユ
ーブ27は、屈曲可能な材料から作られており、
その上端部が第5図に示すように取付部材20上
に位置し、その下端部が、第1図および第3図に
示すように、ブレーキ部材12の近傍の後脚4上
に固定して取付けられた固定部材29に固定して
取付けられている。好ましくは、フレキシブルチ
ユーブ27の上端部は、第2レバー22の第2連
結部22bに連結されている。前述したように、
フレキシブルチユーブ27の上方部分は、案内導
管20aの案内溝31内に受入れられている。
ワイヤ28が、フレキシブルチユーブ27内を
挿通している。このワイヤ28は、フレキシブル
チユーブ27内を密接した状態で摺動し得るもの
である。ワイヤ28の上端部は、第5図に示すよ
うに、第1レバー21の第1連結部21bに連結
されており、またワイヤ28の下端部は、ブレー
キ部材12の交差部12bに連結されている。
第7図は、第2レバー22の第2連結部22b
を側面から見た断面図である。図示するように、
第2連結部22bの上方部はU字形状とされてお
り、間の空間内にワイヤ28を受入れている。
次に、動作について説明する。
まず、第1レバー21および第2レバー22を
移動操作していない状態においては、ブレーキ部
材12は、第3図に示すように、引張ばね14の
付勢力によつて原位置に維持されている。その状
態では、ブレーキ部材12の作用部12aは後輪
5の外周部から離れている。したがつて、後輪5
に対しては制動力が作用していない。
次に、第1レバー21を操作して、第1握り部
21aを幅方向連結棒6bに近づけたとする。こ
の場合、第1レバー21は、第5図において時計
方向に回動するので、第2連結部21に連結され
ているワイヤ28は、フレキシブルチユーブ27
内で摺動して上方に引き上げられる。その結果、
第3図において想像線で示すように、ブレーキ部
材12は軸13を中心として時計方向に回動し、
作用部12aが後輪5の外周部に食込むようにな
る。こうして、後輪5に対して制動力が作用す
る。後輪5に対する制動力の大きさは、第1レバ
ー21の第1握り部21aの移動量を適当に調整
することによつて、適宜に変えられ得る。
次に、第2レバー22を操作して、第2握り部
22aを幅方向連結棒6bに近づけるように移動
させたとする。この場合、第2レバー22は、第
5図において反時計方向に回動する。フレキシブ
ルチユーブ27の上端部は第2レバー22の第2
連結部22bに連結されているので、第2レバー
22が反時計方向に回動すれば、下方部に向かつ
て押し下げられる。ところが、フレキシブルチユ
ーブ27の下端部は、第3図に示すように、固定
部材29に固定して取付けられている。そのた
め、フレキシブルチユーブ27は途中の位置で撓
むことになる。ワイヤ28の上端部は第1レバー
21の第1連結部21bに連結されており、その
位置は動かないので、フレキシブルチユーブ27
が撓むことによつてワイヤ28の下端部は上方に
引き上げられる。つまり、第3図において想像線
で示すように、ブレーキ部材12は時計方向に回
動し、後輪5に対して制動力を与えるようにな
る。この場合においても、後輪5に対する制動力
の大きさは、第2レバー22の握り部22aの移
動量を適当に調整することによつて、適宜に変え
られ得る。
上述したように、第1レバー21を単独で操作
することによつても後輪5に対して制動力を与え
ることができ、また第2レバー22を単独で操作
することによつても後輪5に対して制動力を与え
ることができる。したがつて、たとえば片方の手
が不自由な人にとつてみれば、非常に操作のしや
すいものとなる。
次に、第1レバー21および第2レバー22を
同時に操作したとする。この場合には、第1レバ
ー21および第2レバーのうちのいずれかを単独
で操作するよりも、ワイヤ28の引き上げ量は大
きくなる。言換えれば、後輪5に対して大きな制
動力を与えることができるようになる。
後輪5の回転を禁止し、その禁止状態を維持し
ようとする場合には、前述したように、サイドレ
バー17を回動操作すればよい。
以上述べた実施例では、第1レバー21とブレ
ーキ部材12とを連動させるように両者を連結
し、第1レバー21の第1握り部21aを幅方向
連結棒6bに近づけるように操作したとき、ブレ
ーキ部材12を一方方向に移動させて後輪5に対
する制動力を発揮させる第1動作伝達手段とし
て、ワイヤ28が用いられた。また、第2レバー
22とブレーキ部材12とを連動させるように両
者を連結し、第2レバー22の第2握り部22a
を幅方向連結棒6bに近づけるように操作したと
き、ブレーキ部材12を一方方向に移動させて後
輪5に対する制動力を発揮させる第2動作伝達手
段は、ワイヤ28とフレキシブルチユーブ27と
で構成されていた。しかし、その変形例として、
第2動作伝達手段をワイヤだけで構成することも
可能である。
具体的に説明すると、前述した実施例では、フ
レキシブルチユーブ27およびワイヤ28が、手
押車の一方の側面に沿つて配置されているだけで
あるが、同様なフレキシブルチユーブ27および
ワイヤ28を手押車の他方の側面にも配置する。
この場合、1対のフレキシブルチユーブの上端部
は取付部材10に固定して取付けられる。そし
て、前述した実施例における第1レバー21とブ
レーキ部材12との連結の態様と全く同じような
態様で、第2レバー22とブレーキ部材12とを
連結する。このようにすれば、前述した実施例と
同様、第1レバー21および第2レバー22のう
ちのいずれか一方を単独操作するだけで後輪5に
対して制動力を与えることができる。
その他、この考案のの均等の範囲内において、
図示した実施例に対して種々の修正や変形を与え
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例が適用された手
押車の側面図である。第2図は、第1図に示した
手押車を背後から見た図である。第3図は、第1
図に示されている後輪5に関連した部分の構造を
示す側面図である。第4図は、第3図に示す状態
から、サイドレバー17を回動操作した後の状態
を示す図である。第5図は、押棒6の幅方向連結
棒6bに関連した部分の構造を示す一部断面図で
ある。第6図は、第5図の線−に沿つて見た
端面図である。第7図は、第5図に示されている
第2レバー22の第2連結部22bの上方部分を
側面から見た断面図である。 図において、2は前脚、4は後脚、6は押棒、
6aは側棒、6bは幅方向連結棒、12はブレー
キ部材、14は付勢手段として作用する引張ば
ね、20は取付部材、21は第1レバー、22は
第2レバー、27は動作伝達手段として作用する
フレキシブルチユーブ、28は動作伝達手段とし
て作用するワイヤを示す。なお、各図において、
同一符号は同一または相当の要素を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) その下端部に前輪を有する1対の前脚と、 その下端部に後輪を有する1対の後脚と、 上下方向に延びる1対の側棒、およびこの1
    対の側棒の上端部を連結して手押車の幅方向に
    延びる幅方向連結棒を有し、全体として逆U字
    状の形態となつている押棒と、を備えた手押車
    に用いられる制動装置であつて、さらに 前記1対の後脚に変位可能に取付けられ、一
    方方向に移動したとき前記1対の後輪に当接し
    て後輪に対する制動力を発揮するブレーキ部材
    と、 前記ブレーキ部材の制動力を解除させるよう
    にこのブレーキ部材を他方方向に移動させるよ
    うに付勢している付勢手段と、 前記幅方向連結棒の中央部分に固定して取付
    けられた取付部材と、 前記取付部材に回動可能に取付けられ、かつ
    前記取付部材の一方の側部から突出して前記幅
    方向連結棒に対して平行に延びる第1握り部を
    有する第1レバーと、 前記取付部材に回動可能に取付けられ、かつ
    前記取付部材の他方の側部から突出して前記幅
    方向連結棒に対して平行に延びる第2握り部を
    有する第2レバーと、 前記第1レバーと前記ブレーキ部材とを連動
    させるように両者を連結し、前記第1レバーの
    第1握り部を前記幅方向連結棒に近づけるよう
    に操作したとき、前記ブレーキ部材を一方方向
    に移動させて前記後輪に対する制動力を発揮さ
    せる第1動作伝達手段と、 前記第2レバーと前記ブレーキ部材とを連動
    させるように両者を連結し、前記第2レバーの
    第2握り部を前記幅方向連結棒に近づけるよう
    に操作したとき、前記ブレーキ部材を一方方向
    に移動させて前記後輪に対する制動力を発揮さ
    せる第2動作伝達手段と、 を備える、手押車の制動装置。 (2) 前記第1動作伝達手段は、前記第1レバーと
    前記ブレーキ部材とを連結するワイヤである、
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の手押車
    の制動装置。 (3) 前記第1レバーは、前記第1握り部に対して
    ほぼ直交する方向に延びている第1連結部を有
    しており、 前記ワイヤの上端部は、前記第1連結部に連
    結されている、実用新案登録請求の範囲第2項
    に記載の手押車の制動装置。 (4) その上端部が前記取付部材上に位置し、その
    下端部が前記ブレーキ部材近傍の後脚上に固定
    して取付けられ、かつ屈曲可能な材料から作ら
    れているフレキシブルチユーブを備え、 前記ワイヤは、前記フレキシブルチユーブ内
    を密接した状態で摺動可能に挿通している、実
    用新案登録請求の範囲第2項または第3項に記
    載の手押車の制動装置。 (5) 前記第2レバーは、前記第2握り部に対して
    ほぼ直交する方向に延びている第2連結部を有
    し、 前記フレキシブルチユーブの上端部は前記第
    2連結部に連結されており、 前記第2動作伝達手段は、前記ワイヤと、前
    記フレキシブルチユーブとで構成される、実用
    新案登録請求の範囲第4項に記載の手押車の制
    動装置。 (6) 前記付勢手段は、ばねである、実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記
    載の手押車の制動装置。
JP13741387U 1987-09-07 1987-09-07 Expired JPH048067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13741387U JPH048067Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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JP13741387U JPH048067Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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