JP2700327B2 - ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 - Google Patents
ステッキ型パーキングブレーキの操作装置Info
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- JP2700327B2 JP2700327B2 JP63189462A JP18946288A JP2700327B2 JP 2700327 B2 JP2700327 B2 JP 2700327B2 JP 63189462 A JP63189462 A JP 63189462A JP 18946288 A JP18946288 A JP 18946288A JP 2700327 B2 JP2700327 B2 JP 2700327B2
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- Japan
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- handle
- rod
- operating
- brake
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、ステッキ型パーキングブレーキの操作装置
に関するものである。
に関するものである。
b.従来の技術 乗用車では、ステッキ型パーキングブレーキが採用さ
れている場合である。第４図および第５図は、このよう
なステッキ型パーキングブレーキの代表的な操作装置を
示している。
れている場合である。第４図および第５図は、このよう
なステッキ型パーキングブレーキの代表的な操作装置を
示している。
この操作装置は、車体フレーム等にブラケット１が設
置され、ハンドル２がインストルメントパネルの下方に
配置されている。このハンドル２には、操作ロッド３の
一端が固着されている。操作ロッド３は、ガイドフレー
ム４に対して摺動自在に配設され、該ガイドフレーム４
はブラケット１に保持されている。操作ロッド３の他端
は、レバー５に回動可能に連結されている。このレバー
５は、ブラケット１に揺動可能に支持され、該レバー５
の支点付近にはブレーキワイヤ６の一端が係止されてい
る。したがって、ハンドル２を手前に引寄せると、操作
ロッド３はハンドル２と共に引出され、レバー５が第４
図において、矢印方向に揺動され、それによってブレー
キワイヤ６が引かれ、図示しないブレーキシューが作動
さてブレーキ作用が行われる。
置され、ハンドル２がインストルメントパネルの下方に
配置されている。このハンドル２には、操作ロッド３の
一端が固着されている。操作ロッド３は、ガイドフレー
ム４に対して摺動自在に配設され、該ガイドフレーム４
はブラケット１に保持されている。操作ロッド３の他端
は、レバー５に回動可能に連結されている。このレバー
５は、ブラケット１に揺動可能に支持され、該レバー５
の支点付近にはブレーキワイヤ６の一端が係止されてい
る。したがって、ハンドル２を手前に引寄せると、操作
ロッド３はハンドル２と共に引出され、レバー５が第４
図において、矢印方向に揺動され、それによってブレー
キワイヤ６が引かれ、図示しないブレーキシューが作動
さてブレーキ作用が行われる。
また、第５図に拡大して示したように、操作ロッド３
には、周囲の母線に沿ってラチェット歯７が形成されて
おり、一方ガイドフレーム４にはラチェット爪８が配設
されている。したがって、上記引出された操作ロッド３
は、そのラチェット歯７がラチェット爪８に係合され、
引出された位置でロックされる。
には、周囲の母線に沿ってラチェット歯７が形成されて
おり、一方ガイドフレーム４にはラチェット爪８が配設
されている。したがって、上記引出された操作ロッド３
は、そのラチェット歯７がラチェット爪８に係合され、
引出された位置でロックされる。
上記ブレーキ作用を解除するには、まずハンドル２を
90度程度回動させ、ラチェット歯７をラチェット爪８に
係合され、引出された位置でロックされる。
90度程度回動させ、ラチェット歯７をラチェット爪８に
係合され、引出された位置でロックされる。
上記ブレーキ作用を解除するには、まずハンドル２を
90度程度回動させ、ラチェット歯７をラチェット爪８か
ら開放する。すると、図示しないスプリングの付勢力に
よってレバー５と共に操作ロッド３は復帰される。
90度程度回動させ、ラチェット歯７をラチェット爪８か
ら開放する。すると、図示しないスプリングの付勢力に
よってレバー５と共に操作ロッド３は復帰される。
上記したように、従来のステッキ型パーキングブレー
キでは、パーキングブレーキ作動状態において、ハンド
ル２を回動させるだけでブレーキ作動の解除が行える。
このことは、パーキングブレーキ作動状態において、誤
って人体，物などがハンドル２に触れ、該ハンドル２を
回動させてしまった場合にはブレーキ作動状態が解除さ
れてしまうことにもなり好ましくない。
キでは、パーキングブレーキ作動状態において、ハンド
ル２を回動させるだけでブレーキ作動の解除が行える。
このことは、パーキングブレーキ作動状態において、誤
って人体，物などがハンドル２に触れ、該ハンドル２を
回動させてしまった場合にはブレーキ作動状態が解除さ
れてしまうことにもなり好ましくない。
そこで、出願人は先に、ステッキを手前に引寄せるこ
とによってブレーキ作動を行わせ、ロックリリース用ボ
タンを押込み、かつステッキを僅かに手前に引寄せ、続
いて、ボタンを押込んだ状態でハンドルを引寄せる力を
抜くことによって、即ち２段階操作によってブレーキ作
動状態を解除するステッキ型パーキングブレーキの操作
装置を提供した。
とによってブレーキ作動を行わせ、ロックリリース用ボ
タンを押込み、かつステッキを僅かに手前に引寄せ、続
いて、ボタンを押込んだ状態でハンドルを引寄せる力を
抜くことによって、即ち２段階操作によってブレーキ作
動状態を解除するステッキ型パーキングブレーキの操作
装置を提供した。
本発明の目的は、ロークリリース用ボタンの操作をよ
り容易にしたステッキ型パーキングブレーキの操作装置
を提供することにある。
り容易にしたステッキ型パーキングブレーキの操作装置
を提供することにある。
c.課題を解決するための手段 本発明のステッキ型パーキングブレーキの操作装置で
は、ハンドルを引寄せ、操作ロッドを作動させることに
よって、ブレーキ作動を行わせ、上記操作ロッドおよび
車体側部材のいずれか一方のラチェット爪を他方のラチ
ェット歯に係合させて、上記操作ロッドをブレーキ作動
位置にロックするとともに、ロックリリースボタンを操
作することによって、上記ラチェット爪の上記ラチェッ
ト歯への係合を解除するようにしたステッキ型パーキン
グブレーキの操作装置において、上記ハンドル14の把持
部14cを基部14bから下方に延設し、上記ロックリリーボ
タン27を、上記ハンドル14の把持部14cと基部14bとの会
合部に、該把持部14cの外面から突出しないように配置
し、かつ回動可能に設置し、上記操作ロッド13の内側に
ロックリリースボタン27に連結したロックリリースロッ
ド25を設け、該ロックリリースロッド25に弾性体30を介
してロックリリースブロック29を設けている。
は、ハンドルを引寄せ、操作ロッドを作動させることに
よって、ブレーキ作動を行わせ、上記操作ロッドおよび
車体側部材のいずれか一方のラチェット爪を他方のラチ
ェット歯に係合させて、上記操作ロッドをブレーキ作動
位置にロックするとともに、ロックリリースボタンを操
作することによって、上記ラチェット爪の上記ラチェッ
ト歯への係合を解除するようにしたステッキ型パーキン
グブレーキの操作装置において、上記ハンドル14の把持
部14cを基部14bから下方に延設し、上記ロックリリーボ
タン27を、上記ハンドル14の把持部14cと基部14bとの会
合部に、該把持部14cの外面から突出しないように配置
し、かつ回動可能に設置し、上記操作ロッド13の内側に
ロックリリースボタン27に連結したロックリリースロッ
ド25を設け、該ロックリリースロッド25に弾性体30を介
してロックリリースブロック29を設けている。
d.作用 本発明のステッキ型パーキングブレーキの操作装置に
おいて、ブレーキ作動状態を解除する場合には、ハンド
ルの把持部の握り、親指をボタンに当てて該ボタンを押
込む。すると、ボタンは回動操作される。
おいて、ブレーキ作動状態を解除する場合には、ハンド
ルの把持部の握り、親指をボタンに当てて該ボタンを押
込む。すると、ボタンは回動操作される。
e.実施例 第１図乃至第３図は本発明に係るステッキ型パーキン
グブレーキの操作装置を示したものである。
グブレーキの操作装置を示したものである。
この操作装置10は、ブラケット11によって車体フレー
ム等に取付けられ、インストルメントパネルの下方に配
置される。
ム等に取付けられ、インストルメントパネルの下方に配
置される。
この操作装置10では、棒状ガイド12とパイプ状操作ロ
ッド13が平行に配設されている。操作ロッド13は、一端
にハンドル14を備え、他端に作動フレーム15を備えてい
る。この操作ロッド13は、その一端部が、ガイドフレー
ム16に摺動自在に保持され、ガイドフレーム16はピン17
によってブラケット11に支持されている。一方、作動フ
レーム15は、ピン18によって、レバー19に保持され、該
レバー19は、第１図に示したように、ピン20によってブ
ラケット11に支持されている。このレバー19には、ブレ
ーキワイヤ21の一端が係止されている。棒状ガイド12
は、その一端が上記ピン17によってブラケット11に支持
され、他端が作動フレーム15に摺動自在に保持されてい
る。また、この棒状ガイド12は、周面にラチェット歯22
を有しており、このラチェット歯22に係合するラチェッ
ト爪23は上記ピン18によって第２図に示したように、作
動フレーム15に支持されている。そして、このラチェッ
ト爪23は、ピン18に巻回させた捩りコイルスプリング24
によってラチェット歯22に圧接されている。また、上記
操作ロッド13内にはロックリリースロッド25が貫挿され
ている。このロックリリースロッド25の一端には、スラ
イドブロック26が固着されている。このスライドブロッ
ク26は、小径部26aと大径部26bを有し、小径部26aは操
作ロッド13の内周面に遊嵌され、大径部26bはハンドル1
4に形成した操作ロッド挿嵌孔14aに遊嵌されている。ま
た、このスライドブロック26の大径部26bにはすり割が
軸方向に形成され、該すり割を形成する両側壁にはピン
26cが差渡すように設置されている。一方、ハンドル14
は、上記したように操作ロッド13を保持する基部14b
と、該基部14bの軸心に対して略垂直方向に延びる把持
部14cとを有している。また、このハンドル14には、基
部14bと把持部14cとの会合部に、その外周面に開口する
中空部14dが形成されており、この中空部14dは上記操作
ロッド挿嵌孔14aと連通している。そして、この中空部1
4dを形成する両側壁には、後述するロックリリース用ボ
タン27のピン27aを支持するための凹部14eが形成されて
いる。ロックリリース用ボタン27は、裏面側に凹部27b
を有し、上記ピン27aは凹部27bを形成する両側壁27c,27
cに差渡して設置されている。このボタン27は、凹部27b
を形成する両側壁27c,27cおよび端壁27dを中空部14d内
に向け、ピン27aを凹部14eに嵌合させて中空部14d内に
配置される。このボタン27の凹部27b内には捩りコイル
スプリング28の主部が収容され、該スプリング28の一方
のフック28aは、ピン27aに係止され、他方のフック28b
は上記スライドブロック26のピン26cに係止される。ま
た、ロックリリースロッド25の他端にはロックリリース
ブロック29が摺動自在に配設されている。このロックリ
リースロッド25は、該ロックリリースロッド25の一部を
潰して形成した突部25aとロックリリースブロック29と
の間に配装した圧縮スプリング30によって、第２図にお
いて右方に付勢され、かつ端部に形成したストッパ25b
によって右方向への移動が規制されている。このロック
リリースブロック29の端面29aはラェット爪23に当接ま
たは近接して配置されている。
ッド13が平行に配設されている。操作ロッド13は、一端
にハンドル14を備え、他端に作動フレーム15を備えてい
る。この操作ロッド13は、その一端部が、ガイドフレー
ム16に摺動自在に保持され、ガイドフレーム16はピン17
によってブラケット11に支持されている。一方、作動フ
レーム15は、ピン18によって、レバー19に保持され、該
レバー19は、第１図に示したように、ピン20によってブ
ラケット11に支持されている。このレバー19には、ブレ
ーキワイヤ21の一端が係止されている。棒状ガイド12
は、その一端が上記ピン17によってブラケット11に支持
され、他端が作動フレーム15に摺動自在に保持されてい
る。また、この棒状ガイド12は、周面にラチェット歯22
を有しており、このラチェット歯22に係合するラチェッ
ト爪23は上記ピン18によって第２図に示したように、作
動フレーム15に支持されている。そして、このラチェッ
ト爪23は、ピン18に巻回させた捩りコイルスプリング24
によってラチェット歯22に圧接されている。また、上記
操作ロッド13内にはロックリリースロッド25が貫挿され
ている。このロックリリースロッド25の一端には、スラ
イドブロック26が固着されている。このスライドブロッ
ク26は、小径部26aと大径部26bを有し、小径部26aは操
作ロッド13の内周面に遊嵌され、大径部26bはハンドル1
4に形成した操作ロッド挿嵌孔14aに遊嵌されている。ま
た、このスライドブロック26の大径部26bにはすり割が
軸方向に形成され、該すり割を形成する両側壁にはピン
26cが差渡すように設置されている。一方、ハンドル14
は、上記したように操作ロッド13を保持する基部14b
と、該基部14bの軸心に対して略垂直方向に延びる把持
部14cとを有している。また、このハンドル14には、基
部14bと把持部14cとの会合部に、その外周面に開口する
中空部14dが形成されており、この中空部14dは上記操作
ロッド挿嵌孔14aと連通している。そして、この中空部1
4dを形成する両側壁には、後述するロックリリース用ボ
タン27のピン27aを支持するための凹部14eが形成されて
いる。ロックリリース用ボタン27は、裏面側に凹部27b
を有し、上記ピン27aは凹部27bを形成する両側壁27c,27
cに差渡して設置されている。このボタン27は、凹部27b
を形成する両側壁27c,27cおよび端壁27dを中空部14d内
に向け、ピン27aを凹部14eに嵌合させて中空部14d内に
配置される。このボタン27の凹部27b内には捩りコイル
スプリング28の主部が収容され、該スプリング28の一方
のフック28aは、ピン27aに係止され、他方のフック28b
は上記スライドブロック26のピン26cに係止される。ま
た、ロックリリースロッド25の他端にはロックリリース
ブロック29が摺動自在に配設されている。このロックリ
リースロッド25は、該ロックリリースロッド25の一部を
潰して形成した突部25aとロックリリースブロック29と
の間に配装した圧縮スプリング30によって、第２図にお
いて右方に付勢され、かつ端部に形成したストッパ25b
によって右方向への移動が規制されている。このロック
リリースブロック29の端面29aはラェット爪23に当接ま
たは近接して配置されている。
以下に、上記したステッキ型パーキングブレーキの操
作装置10の作用を説明する。
作装置10の作用を説明する。
第１図および第２図は、パーキングブレーキの非作動
状態を示している。この状態においては、ハンドル14が
押込まれた状態にあって、ハンドル14の端面がガイドフ
レーム16に当接している。この状態においては、作動フ
レーム15が第２図において、最も左方に位置しており、
それに伴ってレバー19およびラチェット爪23も最も左方
に位置している。また、ロックリリース用ボタン27は、
スプリング28によって、ピン27aを中心に時計方向に付
勢されており、かつ端壁27dがハンドル14の上壁片14fに
当接して、回動が規制されている。
状態を示している。この状態においては、ハンドル14が
押込まれた状態にあって、ハンドル14の端面がガイドフ
レーム16に当接している。この状態においては、作動フ
レーム15が第２図において、最も左方に位置しており、
それに伴ってレバー19およびラチェット爪23も最も左方
に位置している。また、ロックリリース用ボタン27は、
スプリング28によって、ピン27aを中心に時計方向に付
勢されており、かつ端壁27dがハンドル14の上壁片14fに
当接して、回動が規制されている。
パーキングブレーキを作動させるべくハンドル14を手
前（第２図において右方）に引寄せると、操作ロッド13
を介して作動フレーム15が第２図において右方に移動さ
れる。したがって、レバー19は第１図において矢印方向
へ揺動され、ブレーキワイヤ21を引き、図示しないブレ
ーキシューを作動させる。その間、ラチェット爪23は、
ラチェット歯22上を移動し、ハンドル14の引寄せ量に対
応した位置でラチェット歯22に係合する。したがって、
ハンドル14から手を離しても、ハンドル14は引寄せられ
た位置に停止され、そこに留まる。即ち、ブレーキ作動
状態が維持される。
前（第２図において右方）に引寄せると、操作ロッド13
を介して作動フレーム15が第２図において右方に移動さ
れる。したがって、レバー19は第１図において矢印方向
へ揺動され、ブレーキワイヤ21を引き、図示しないブレ
ーキシューを作動させる。その間、ラチェット爪23は、
ラチェット歯22上を移動し、ハンドル14の引寄せ量に対
応した位置でラチェット歯22に係合する。したがって、
ハンドル14から手を離しても、ハンドル14は引寄せられ
た位置に停止され、そこに留まる。即ち、ブレーキ作動
状態が維持される。
このようなブレーキ作動状態を解除するには、ハンド
ル14の把持部14cを握り親指をボタン27に当て、親指で
ボタン27を押込みながらハンドル14を僅かに引寄せ、続
いてボタン27を押込んだ状態を維持しながらハンドル14
を引寄せている力を緩めればよい。
ル14の把持部14cを握り親指をボタン27に当て、親指で
ボタン27を押込みながらハンドル14を僅かに引寄せ、続
いてボタン27を押込んだ状態を維持しながらハンドル14
を引寄せている力を緩めればよい。
即ち、ボタン27をハンドル14内に押込むと、ボタン27
はピン27aを中心にして第３図に示したように、反時計
方向に回動され、スプリング28,スライドブロック26を
介してロックリリースロッド25に押圧力が伝達される。
したがって、ロックリリースロッド25はレバー19方向に
移動されるが、ラチェット爪23がラチェット歯22に強く
係合しているためロックリリースブロック29は移動され
ることはない。したがって圧縮スプリング30は撓められ
た状態になる。ここで、ハンドル14を僅かに引寄せる
と、ラチェット爪23とラチェット歯22の係合が弱くなる
ため、ラチェット爪23は圧縮スプリング30の付勢力によ
ってロックリリースブロック29を介してラチェット歯22
から解放される。そこで、ハンドル14を引寄せている力
を緩め、またはハンドル14を押込めば、レバー19は元の
位置に復帰され、よってブレーキ作動も解除される。
はピン27aを中心にして第３図に示したように、反時計
方向に回動され、スプリング28,スライドブロック26を
介してロックリリースロッド25に押圧力が伝達される。
したがって、ロックリリースロッド25はレバー19方向に
移動されるが、ラチェット爪23がラチェット歯22に強く
係合しているためロックリリースブロック29は移動され
ることはない。したがって圧縮スプリング30は撓められ
た状態になる。ここで、ハンドル14を僅かに引寄せる
と、ラチェット爪23とラチェット歯22の係合が弱くなる
ため、ラチェット爪23は圧縮スプリング30の付勢力によ
ってロックリリースブロック29を介してラチェット歯22
から解放される。そこで、ハンドル14を引寄せている力
を緩め、またはハンドル14を押込めば、レバー19は元の
位置に復帰され、よってブレーキ作動も解除される。
なお、上記実施例では、ボタン27の押圧力をスプリン
グ30で一時的に蓄積させるようにしているが、上記スプ
リング30の役割をねじりコイルスプリング28に担わせて
もよい。このようにすればスプリング30は省くことがで
きる。
グ30で一時的に蓄積させるようにしているが、上記スプ
リング30の役割をねじりコイルスプリング28に担わせて
もよい。このようにすればスプリング30は省くことがで
きる。
なお、上記ブレーキ作動状態を解除するための操作
は、まずハンドル14を僅かに手前に引寄せた後に、ボタ
ン26を押込んでもよい。
は、まずハンドル14を僅かに手前に引寄せた後に、ボタ
ン26を押込んでもよい。
f.発明の効果 上記したように、本発明に係るステッキ型パーキング
ブレーキの操作装置では、手を握るように親指を動かせ
ば、ボタンを操作でき、したがってブレーキ作動状態の
解除操作が極めて容易になる。また、上記操作装置10
は、ロックリリースボタン27が突出していないため、ブ
レーキ操作時に、該ロックリリースボタン27に運転手の
衣服等が引っかかることもなく、安全である。このロッ
クリリースボタン27からの押圧力は、直線的にロックリ
リースロッド25まで、ロスなくスムーズに伝達される。
さらに、上記操作装置10は、ブレーキを解除するために
は、ロックリリースボタン27を押し、ハンドル14を引
き、さらに、ハンドル14を押し込むという３つの動作が
必要であるため、万一、誤ってロックリリースボタン27
を押しても、ブレーキが解除されず、安全である。
ブレーキの操作装置では、手を握るように親指を動かせ
ば、ボタンを操作でき、したがってブレーキ作動状態の
解除操作が極めて容易になる。また、上記操作装置10
は、ロックリリースボタン27が突出していないため、ブ
レーキ操作時に、該ロックリリースボタン27に運転手の
衣服等が引っかかることもなく、安全である。このロッ
クリリースボタン27からの押圧力は、直線的にロックリ
リースロッド25まで、ロスなくスムーズに伝達される。
さらに、上記操作装置10は、ブレーキを解除するために
は、ロックリリースボタン27を押し、ハンドル14を引
き、さらに、ハンドル14を押し込むという３つの動作が
必要であるため、万一、誤ってロックリリースボタン27
を押しても、ブレーキが解除されず、安全である。
第１図および第２図は本発明に係るステッキ型パーキン
グブレーキの操作装置を示したもので、第１図はその装
置の全体的な斜視図、第２図はその装置の非作動状態を
示した要部断面図、第３図はその装置の主要部を示した
断面図で、ボタンの作動状態を示し、第４図および第５
図は従来のステッキ型パーキングブレーキの操作装置を
示したもので、第４図はその装置の斜視図、第５図はそ
の要部断面図である。 10……操作装置、11……ブラケット、12……棒状ガイ
ド、13……操作ロッド、14……ハンドル、14a……操作
ロッド挿嵌孔、14b……基部、14c……把持部、14d……
中空部、14e……凹部、14f……上壁片、15……作動フレ
ーム、16……ガイドフレーム、19……レバー、21……ブ
レーキワイヤ、22……ラチェット歯、23……ラチェット
爪、25……ロックリリースロッド、26……スライドブロ
ック、26a……小径部、26b……大径部、26c……ピン、2
7……ロックリリースボタン、27a……ピン、27b……凹
部、27c……側壁、27d……端壁、28……捩りコイルスプ
リング、28a,28b……フック、29……ロックリリースブ
ロック、30……圧縮スプリング。
グブレーキの操作装置を示したもので、第１図はその装
置の全体的な斜視図、第２図はその装置の非作動状態を
示した要部断面図、第３図はその装置の主要部を示した
断面図で、ボタンの作動状態を示し、第４図および第５
図は従来のステッキ型パーキングブレーキの操作装置を
示したもので、第４図はその装置の斜視図、第５図はそ
の要部断面図である。 10……操作装置、11……ブラケット、12……棒状ガイ
ド、13……操作ロッド、14……ハンドル、14a……操作
ロッド挿嵌孔、14b……基部、14c……把持部、14d……
中空部、14e……凹部、14f……上壁片、15……作動フレ
ーム、16……ガイドフレーム、19……レバー、21……ブ
レーキワイヤ、22……ラチェット歯、23……ラチェット
爪、25……ロックリリースロッド、26……スライドブロ
ック、26a……小径部、26b……大径部、26c……ピン、2
7……ロックリリースボタン、27a……ピン、27b……凹
部、27c……側壁、27d……端壁、28……捩りコイルスプ
リング、28a,28b……フック、29……ロックリリースブ
ロック、30……圧縮スプリング。
Claims (1)
- 【請求項１】ハンドル14を引寄せ、操作ロッド13を作動
させることによって、ブレーキ作動を行わせ、上記操作
ロッド13および車体側部材のいずれか一方のラチェット
爪23を他方のラチェット歯22に係合させて、上記操作ロ
ッド13をブレーキ作動位置にロックするとともに、ロッ
クリリースボタン27を操作することによって、上記ラチ
ェット爪23の上記ラチェット歯22への係合を解除するよ
うにしたステッキ型パーキングブレーキの操作装置にお
いて、 上記ハンドル14の把持部14cを基部14bから下方に延設
し、上記ロックリリースボタン27を、上記ハンドル14の
把持部14cと基部14bとの会合部に、該把持部14cの外面
から突出しないように配置し、かつ回動可能に設置し、
上記操作ロッド13の内側にロックリリースボタン27に連
結したロックリリースロッド25を設け、該ロックリリー
スロッド25に弾性体30を介してロックリリースブロック
29を設けたことを特徴とするステッキ型パーキングブレ
ーキの操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189462A JP2700327B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189462A JP2700327B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0237064A JPH0237064A (ja) | 1990-02-07 |
| JP2700327B2 true JP2700327B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16241673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63189462A Expired - Fee Related JP2700327B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2700327B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005044812B4 (de) * | 2004-09-22 | 2013-05-16 | Honda Giken Kogyo K.K. | Handbremsvorrichtung und Betätigungsgriff für eine Handbremsvorrichtung |
| JP5836384B2 (ja) * | 2010-10-18 | 2015-12-24 | ホンダ・パテンツ・アンド・テクノロジーズ・ノース・アメリカ・エルエルシーＨｏｎｄａ Ｐａｔｅｎｔｓ ＆ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａ， ＬＬＣ | 航空機のブレーキ・ハンドル・アセンブリ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58170256U (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | ステツキ式パ−キングブレ−キレバ−構造 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP63189462A patent/JP2700327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0237064A (ja) | 1990-02-07 |
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