JP3003369U - シルバ−カ−のハンドル - Google Patents

シルバ−カ−のハンドル

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JP3003369U
JP3003369U JP1994005425U JP542594U JP3003369U JP 3003369 U JP3003369 U JP 3003369U JP 1994005425 U JP1994005425 U JP 1994005425U JP 542594 U JP542594 U JP 542594U JP 3003369 U JP3003369 U JP 3003369U
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handle
silver car
rod
pin
brake
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JP1994005425U
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English (en)
Inventor
勲 井端
Original Assignee
須恵廣工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルを安定に保ちうるようにした、シル
バーカーのハンドルを提供する。 【構成】 シルバーカーの後杆4上端に嵌合したハンド
ル10と、後杆上部に穿設した複数の穴20a,20
b,20cに挿脱させる遊動ピン21を設けスプリング
26により付勢されハンドル10に軸架23されたシー
ソーレバー22と、シーソーレバー22を覆装したカバ
ーケース19bとを備えたシルバーカーにおいて、カバ
−ケ−ス19b内に設けた凹部31とハンドル側に設け
た突片30が係合しうるようにして、前記レバ−下端の
遊動ピン21を後杆の穴に押圧し、ピン21の遊動を衝
止してハンドルを安定化し、またシルバーカーの下端に
軸着した後輪6にブレーキ11をかけるためのブレーキ
ロッド12をハンドル側に併設して、ハンドル把持を安
定化したシルバーカーのハンドルを構成するものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シルバーカーのハンドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シルバーカーは、老人向けのものであるから、ハンドルのガタツキや、その把 持が不安定な状態では、危険が伴うため好ましくない。
【0003】 シルバーカーのハンドルは、一般に個人差に対応しうるよう上下機構を有して いる。そのため、例えば、後杆側の所望の穴にハンドル側のピンを挿着して固定 する形式のものは、ピンを入りやすくしておく必要から、ピンを穴より小さめに しているため、遊動状態でハンドルにガタツキが生じて不安定になりやすい。
【0004】 また、シルバーカーを止める場合、あるいは動かないように静止させておきた い時には、ブレーキをきかせる必要があるが、このブレーキは一般的に後輪を圧 接する形式が用いられているが、ハンドル側から遠い位置に設置すると、ハンド ル把持が不安定になりやすい。また、このブレーキを作動させるためのレバ−が 、ハンドルから離れた下の方にあると、少なくとも片方の手は、ハンドルから離 して作動させる必要があり、これが老人にとっては不安定になりやすいという欠 点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の事情に鑑み、本考案は、ハンドルを安定に保ちうるようにした、シルバ ーカーのハンドルの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、シルバーカーの後杆上端に嵌合したハ ンドルと、後杆上部に穿設した複数の穴に挿脱させる遊動ピンを設けスプリング により付勢され前記ハンドルに軸架されたシーソーレバーと、シーソーレバーを 覆装したカバーケースとを備えたシルバーカーにおいて、カバーケース内に設け た凹部とハンドル側に設けた突片が係合しうるようにして前記レバ−下端の遊動 ピンを後杆の穴に押圧し、ピンの遊動を衝止してハンドルを安定化し、また該シ ルバーカーの下端に軸着した後輪にブレーキをかけるためのブレーキロッドをハ ンドル側に併設して、ハンドル把持を安定化したシルバーカーのハンドルを構成 するものである。
【0007】
【作 用】
本考案は、上記のように構成したので、ハンドルを所望の高さに調節して、後 杆の穴に遊動ピンを挿入した後、カバーケースを閉じると、カバーケース内の突 片がシーソーレバーの下端を外から後杆側に強く押圧する。そのため、シーソー レバー下端の内側に突出したピンが、穴内で遊動を衝止され、ハンドルは、ガタ ツキがなくなって、安定化される。
【0008】 また、ブレーキロッドをハンドル側に併設するようにしてあるので、ハンドル 把持を安定化させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案のシルバーカーのハンドルの一実施例を、図面に基づいて詳しく 説明する。図1は、シルバーカーの斜視図である。シルバーカーとは、老人向け の椅子と杖兼用の買物篭付きの歩行補助車のことである。しかし本考案のハンド ルは、主としてシルバーカーに使用されるが、これに限定されるものではなく、 同様のショッピングカ−や乳母車や手押車等に広く利用することができるもので ある。
【0010】 図1に示すように、シルバーカー1は、一対の垂直状前杆2の下端に前輪3を 軸着し、前杆2に平行して一対の垂直状後杆4を設け、前杆2の上部と後杆4の 下端に後方B下向きの一対の斜杆5を枢着し、斜杆5の下端に後輪6を軸着し、 前後杆2,4間に上下各一対の水平杆7を折畳み自在に枢着し、各杆2,4,5 内に椅子兼用の買物篭8を設置し、前杆2の上端と後杆4の中間には、水平杆7 と平行にアームレスト9を枢着し、一対の後杆4の上端間にハンドル10を嵌合 している。
【0011】 後輪6の外周上部には、圧接自在のブレーキ11を配設しているが、ブレーキ を作動させるためのブレーキロッド12は、ハンドル10近辺に、平行状態に併 設し、ハンドルに枢着13aしている。本実施例の場合は、この間を、ブレーキ スプリング14で付勢したチュ−ブ内牽引のワイヤ−15で連結しているが、こ の間は、ワイヤ−でなくても杆で直接に連結するようにしてもよい。
【0012】 図1をA−A面で切断した片方のハンドル下端のハンドルケ−ス16回りを示 す背面図である図2により、さらに本実施例の場合を詳述する。ブレーキ11は 、図1で斜杆5に枢着13bされるとともに、牽引ワイヤー15とその先に一端 を取着しているブレーキスプリング14の他端にも取着している。従って、ブレ ーキをかけない時は、ブレーキロッド12は、ブレーキスプリング14及び枢着 軸13bに付勢している図2のブレーキロッドスプリング17によって、ハンド ル10の前方F側に間隔をおいて配設されている。しかし、これ等のブレーキス プリング14,17に抗してブレーキロッド12をハンドル10の手前に引き付 けると、ワイヤー15の牽引でブレーキがかかるようになっている。なお、18 は安全フックで、シルバーカー1を止めておく場合には、ブレーキロッド12を この安全フック18に係止し、ブレーキのかかった状態に保つための安全装置で ある。
【0013】 図3は、ハンドルを背面側からみた斜視図(ただし、索引ワイヤーは省略)で あるが、右のカバーケース19aは開放した状態を示しており、左のカバーケー ス19bは閉鎖し覆装した状態を示している。したがって、図2は、カバーケー スが開放した19aの状態である。ただし、カバーケースの開放は、ハンドルの 高さを調節する時だけで、通常は閉鎖し覆装した状態に保たれる。
【0014】 また図4(イ)は、図3をB−B面で切断したカバーケース19aの開放した 状態を示す断面図であり、図4(ロ)は、図4(イ)のC円内の拡大図である。 そして図5(イ)は、図3をD−D面で切断したカバーケース19bの閉鎖し覆 装した状態を示す断面図であり、図5(ロ)は、図5(イ)のE円内の拡大図で ある。
【0015】 後杆4の上部には、ハンドル10の高さを調節するための幾つかの穴20a, 20b,20cが、穿設されている。この所望の穴20bに挿入してハンドルを 固定したり、高さを調節するために脱却する遊動ピン21は、ハンドル側のシー ソーレバー22の下端に設けられている。
【0016】 シーソーレバー22は、中間をハンドルケ−ス16に軸架23している。また シーソーレバー上端の突起24と、ハンドルの突起25の間には、スプリング2 6が設けられ、遊動ピン21が穴20bの中へ入るように付勢されている。
【0017】 ただし図4(ロ)において、ピン21の植設されているシーソーレバー22下 端の当接面26aは、後杆4の外面27aとの間には隙間28がある。またピン を穴20bに入りやすくするように、穴径Rよりもピン径rは若干小さくしてい る。そのためにハンドル10には、僅かなガタツキが生じている。
【0018】 このガタツキ防止のため、図5(イ)において、ハンドルケ−ス16にその下 端を軸支29しているカバーケース19aを、水平から垂直に回してシーソーレ バー22とハンドルケ−ス16を共に包み込むように覆装する。この覆装は、図 4(イ)のハンドルケ−ス16上端の凸部30に、カバーケース19b内の凹部 31を嵌合させて、戻らないようにする。
【0019】 このカバーケース19b内には、曲率半径が異なる突片30が突出している。 したがって、図5(イ)の覆装状態では、突片30の先端が軸支29の点から一 番長いため、シーソーレバー下端の遊動ピン21を後杆4の穴20bの方へ強く 押圧することになる。図5(ロ)は、この押圧した時の状態を示している。シー ソーレバー下端の当接面26bは、後杆4の外面にぴったりとついて衝止し、隙 間がなくなっため、ピンは穴の中で動くことない。
【0020】
【考案の効果】
本考案のシルバーカーのハンドルは、高さ調節の上下機構のピンを、穴に強く 押圧して遊動を衝止するようにしたため、ガタツキがなくなり、ハンドルを安定 に保ちうるようになる。
【0021】 本考案のシルバーカーのハンドルは、ブレーキを操作するロッドを、ハンドル 側に併設したので、両手でハンドルを握ったまま、ブレーキ操作ができるように なったので、老人にとってもハンドルを常に安定して把持することができるよう になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハンドルが取り付けられた一実施例を
示すシルバーカーの斜視図である。
【図2】図1をA−A面で切断した本考案の片方のハン
ドル下端を示す背面図である。
【図3】本考案のハンドルを背面からみた斜視図であ
る。
【図4】(イ)は、図3をB−B面で切断した断面図、
(ロ)は、図4(イ)のC円内の部分を拡大した部分断
面図である。
【図5】(イ)は、図3をD−D面で切断した断面図、
(ロ)は、図5(イ)のE円内の部分を拡大した部分断
面図である。
【符号の説明】
1 シルバーカー 4 後杆 6 後輪 10 ハンドル 11 ブレーキ 12 ブレーキロッド 13a 同ハンドルへの枢着 19a 開放したバ−ケ−ス 19b 覆装したカバーケース 20a 穴 20b 穴 20c 穴 21 遊動ピン 22 シーソーレバー 23 軸架 26 スプリング 30 突片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シルバーカーの後杆上端に嵌合したハン
    ドルと、後杆上部に穿設した複数の穴に挿脱させる遊動
    ピンを設けスプリングにより付勢され前記ハンドルに軸
    架されたシーソーレバーと、シーソーレバーを覆装した
    カバーケースとを備えたシルバーカーにおいて、カバー
    ケース内に設けた凹部とハンドル側に設けた突片が係合
    しうるようにして前記レバ−下端の遊動ピンを後杆の穴
    に押圧し、ピンの遊動を衝止してハンドルを安定化しう
    るようにしたことを特徴とするシルバーカーのハンド
    ル。
  2. 【請求項2】 シルバーカーの下端に軸着した後輪にブ
    レ−キをかけるためのブレーキロッドをハンドル側に併
    設して、ハンドル把持を安定化しうるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のシルバカーのハンドル。
JP1994005425U 1994-04-20 1994-04-20 シルバ−カ−のハンドル Expired - Lifetime JP3003369U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139902A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Handicare As 高さ調節可能なハンドルを有する歩行器
JP2014034364A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Shima Seisakusho:Kk 手押し車
JP2015030400A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 アロン化成株式会社 手押し車用ハンドルの高さ調節機構
JP2018177130A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社幸和製作所 高さ調節機構

Cited By (4)

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