JP3532872B2 - 車椅子のブレーキ装置 - Google Patents

車椅子のブレーキ装置

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JP3532872B2
JP3532872B2 JP2001074908A JP2001074908A JP3532872B2 JP 3532872 B2 JP3532872 B2 JP 3532872B2 JP 2001074908 A JP2001074908 A JP 2001074908A JP 2001074908 A JP2001074908 A JP 2001074908A JP 3532872 B2 JP3532872 B2 JP 3532872B2
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brake lever
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茂雄 根岸
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車椅子のブレーキ装
置の使い勝手を向上させる構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に車椅子には、座部の両側にブレー
キレバーを傾倒自在に設けてなる他、介助者が操作し得
るようにハンドルに設けられたハンドルレバーによって
もブレーキ操作ができるように構成されている。そして
ブレーキレバー(タックルブレーキとも称される)は、
車椅子を止めて置く際に車輪の回転をロック状態に固定
するために使用され、ハンドレバーは介助者がハンドル
を握ったまま車輪の回転を適宜制動するために使用され
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このため介助者が車椅
子を移動させようとするときは、上記ブレーキレバーに
よる車輪のロック状態を解除する必要があり、そのため
に座部両側下方のブレーキレバーまで一々手を伸ばして
操作しなければならず面倒であった。そこで本発明のブ
レーキ装置は、介助者が手元のハンドルレバーによって
も上記ロック状態を容易に解除操作できるようにし、車
椅子の使い勝手を向上させようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
車椅子のブレーキ装置は、圧着部が先端に設けられた制
動片を回転可能に軸支し、該制動片の近くにブレーキレ
バーを所定範囲で回転自在なるように軸支し、該ブレー
キレバーの軸支部近傍と該制動片の軸支部近傍とをリン
クの両端部に夫々支軸を貫挿して連結し、該ブレーキレ
バーを回転操作したとき該ブレーキレバーの支軸とリン
ク両端部の支軸とが一直線上に並びさらにその状態を超
過することで該ブレーキレバーの戻りが阻止され前記圧
着部が車輪のタイヤに圧着した状態でロックされるよう
にするとともに、該ブレーキレバーを戻す方向に付勢す
るバネを該ブレーキレバーに掛止し、ハンドルレバーか
ら遠隔操作により前記制動片を牽引し圧着部をタイヤに
圧着せられるようにし、該ハンドルレバーの操作により
該ブレーキレバーの支軸とリンク両端部の支軸とが一直
線上に並んだとき前記バネの弾性によってブレーキレバ
ーが戻されるようにしたことを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。図1に車椅子を斜視図にて示す。この車
椅子は、金属製の角パイプからなるフレーム1の後部に
一対のタイヤ3付きの車輪2が軸支され、前部に一対の
自在輪4が設けられ、該フレーム上に座部5,背凭れ部
6,肘掛け7を設けてなる。8はフレーム1の後上部に
介助者が操作するために設けられたハンドル、9は該ハ
ンドルに設けられたブレーキ用のハンドルレバーで、該
ハンドルレバーはハンドルに対して周知の自転車のブレ
ーキレバーのように配置され、該ハンドルレバーからは
後述するプッシュプルワイヤ30が導出される。10は
フレーム1の前部に延設された足乗板である。 【0006】11は取付基板12をフレーム1にボルト
13により固定して取り付けた本発明に係るブレーキ装
置で、図2〜図4に拡大して示したように、該ブレーキ
装置は制動片14とブレーキレバー15とリンク16と
バネ17を主要部品とする。制動片14はL字形を呈し
ていて、表面に短いビニルチューブ18を被せた圧着部
19がタイヤ3の外周に対面し得るように取付基板12
に支軸20を固植して回転可能に軸支される。またブレ
ーキレバー15は、略三角板状の基部21に屈折状の棒
材22を溶接し該棒材の先端にプラスチック製のグリッ
プ23を固着してなるもので、該基部21を取付基板1
2に固植された支軸24に軸支することにより回転自在
なるように軸支される。 【0007】また、リンク16は両端部に夫々支軸2
5,支軸26を貫挿することにより、ブレーキレバー1
5の軸支部近傍と制動片14の軸支部近傍とを連結して
いる。なお、27は取付基板12に形成された円弧状の
長孔で該長孔に支軸25の突端を遊嵌することでブレー
キレバー15の回転範囲が制限されるようにしている。
また、バネ17はコイル状の引張バネであって、一端を
取付基板12に固植されたボルト28に掛止し他端を基
部21に固植されたボルト29に掛止することによりブ
レーキレバー15をロック解除方向に付勢している。 【0008】30はコイルチューブ31中に心線32を
進退自在に設けてなる可撓性のプッシュプルワイヤで、
該コイルチューブ31を取付基板12の端部に止金具3
3によって固定し、心線32を制動片14の先端部付近
に止金具34により止着する。35は止金具33と止金
具34の間に心線32を牽引するために設けられた圧縮
状のコイルバネである。該プッシュプルワイヤ31は前
記ハンドルレバー9に導通され、該ハンドルレバーを操
作することで心線32が引っ張られ、該心線32を進退
動させる。このため、介助者がハンドルレバー9を操作
すれば制動片14がバネ17の弾性に抗して引っ張ら
れ、圧着部19をタイヤ3の外周に圧着させ、車輪2の
回転を制動し走行中に適宜ブレーキを掛けることができ
る。 【0009】また、ブレーキレバー15を矢印の方向に
回転操作することによってもリンク16を介して制動片
14がバネ17の弾性に抗して回転することから圧着部
19がタイヤ3に圧着しその回転を制動できる。その操
作の際、図5に示したように支軸24と支軸25と支軸
26とが一直線上に並んだ状態を経てさらにその状態を
超過したところでバネ17の弾性が該ブレーキレバーの
戻りを阻止するように働くとともにそのとき長孔27に
より該ブレーキレバー15の回転範囲が制限されること
から圧着部19がタイヤ3に圧着した状態でロックされ
る。このため座部5に座った使用者は従来通りの使用感
をもってブレーキレバー15を操作することで車輪2を
ロック状態にできる。 【0010】また、上記操作によって圧着部19が該タ
イヤに圧着した状態でロックされているときに、介助者
がハンドルレバー9を強く握って制動片14を強く引っ
張れば、図6に示したように支軸24と支軸25と支軸
26とが再び一直線L上に並び得るので、バネ17の弾
性によりブレーキレバー15が図6の矢印方向に戻さ
れ、このロック状態を解除することができる。このため
介助者はハンドルレバー9を操作するだけで車輪2のロ
ック状態を簡単に解除することができ移動が容易とな
る。 【0011】 【発明の効果】このように本発明に係る車椅子のブレー
キ装置によれば、介助者が手元のハンドルレバーによっ
てロック状態を容易に解除することができるので、移動
のために一々ブレーキレバーまで手を伸ばす必要がなく
なり、車椅子の使い勝手を向上させる有益な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る車椅子の実施の形態を示した斜視
図。 【図2】本発明に係る車椅子のブレーキ装置の実施の形
態を示した正面図。 【図3】図2に示したブレーキ装置の斜視図。 【図4】図2に示したブレーキ装置の分解斜視図。 【図5】図2のブレーキ装置の作動状態図。 【図6】図2のブレーキ装置の作動状態図。 【符号の説明】 1 フレーム 2 車輪 3 タイヤ 8 ハンドル 9 ハンドルレバー 11 ブレーキ装置 14 制動片 15 ブレーキレバー 16 リンク 17 バネ 19 圧着部 20 支軸 24 支軸 25 支軸 26 支軸 27 長孔 30 プッシュプルワイヤ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧着部が先端に設けられた制動片を回転
    可能に軸支し、該制動片の近くにブレーキレバーを所定
    範囲で回転自在なるように軸支し、該ブレーキレバーの
    軸支部近傍と該制動片の軸支部近傍とをリンクの両端部
    に夫々支軸を貫挿して連結し、該ブレーキレバーを回転
    操作したとき該ブレーキレバーの支軸とリンク両端部の
    支軸とが一直線上に並びさらにその状態を超過すること
    で該ブレーキレバーの戻りが阻止され前記圧着部が車輪
    のタイヤに圧着した状態でロックされるようにするとと
    もに、該ブレーキレバーを戻す方向に付勢するバネを
    ブレーキレバーに掛止し、ハンドルレバーから遠隔操作
    により前記制動片を牽引し圧着部をタイヤに圧着せられ
    るようにし、該ハンドルレバーの操作により該ブレーキ
    レバーの支軸とリンク両端部の支軸とが一直線上に並ん
    だとき前記バネの弾性によってブレーキレバーが戻され
    るようにしたことを特徴とする車椅子のブレーキ装置。
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