JPH0736861Y2 - 作業車のブレーキ操作構造 - Google Patents

作業車のブレーキ操作構造

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JPH0736861Y2
JPH0736861Y2 JP1987147385U JP14738587U JPH0736861Y2 JP H0736861 Y2 JPH0736861 Y2 JP H0736861Y2 JP 1987147385 U JP1987147385 U JP 1987147385U JP 14738587 U JP14738587 U JP 14738587U JP H0736861 Y2 JPH0736861 Y2 JP H0736861Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は左右操向ブレーキを同時作動させることによっ
て、駐車ブレーキに兼用利用する形態を備えた作業車の
ブレーキ操作構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の作業車のブレーキ操作構造として、従来は、横
向きに架設された回動支軸に右操向ブレーキペダルを相
対回転自在に支持するとともに、左操向ブレーキペダル
を一体回転自在に取付け、かつ、前記回動支軸の回動を
固定するロック機構を設けてあった(例えば実開昭52-2
723号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この場合に駐車ブレーキを作動させる手順としては、ま
ず、左右操向ブレーキペダルを連結具で一体化し、その
一体化された左右操向ブレーキペダルを踏み込み両操向
ブレーキを作動させ、次に、ロック機構を反対側の足で
操作することによって、前記回動支軸をロックして駐車
ブレーキ操作を完了するものであるが、操向ブレーキペ
ダルを踏込んでその後ロック機構を操作するといった2
段操作が必要である為に操作が煩雑になる難点があっ
た。
この問題を解消するものとして、駐車ブレーキ操作具と
操向ブレーキとの間に中継用の横支軸を架設し、この横
支軸の両端に夫々連結ロッドを取付け、左右操向ブレー
キ側操作アームと前記連結ロッドとを夫々連結するとと
もに、駐車ブレーキ操作具と横支軸とを単一の連係ロッ
ドで連結して構成してあるもの(実開昭61-37078号公
報)があるが、このものは、中継用の横支軸を設ける点
と、この横支軸と左右の操向ブレーキとを二本の連結ロ
ッドで連結してあるので、部品点数が多くなって構造が
複雑であるという問題がある。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は操向ブレーキを駐車ブレーキに兼用利用する構造を採
り乍ら、駐車ブレーキ操作をより簡単に行え、かつ、駐
車ブレーキ用操作具と操向ブレーキとの連係を簡素化で
きるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、 左右の操向ブレーキと左右の操向ブレーキペダルと
を、夫々、連係機構で連動連結する点と、 左右の操向ブレーキペダルの回動支軸への取付けボス
部からそれぞれ突設した連係アーム間に、それらの連係
アームの各別操作を許容する状態で横軸を相対揺動自在
にかけわたし、その横軸の前記両連係アーム間の部位と
駐車ブレーキ用操作具とを単一の連係ロッドで連動連結
する点と、 駐車ブレーキ用操作具の駐車操作によって前記連係ロ
ッドが引き操作されて前記横軸を介して前記左右の操向
ブレーキペダルが前記回動支軸周りに回転して左右の操
向ブレーキを同時に作動させるように構成する点と、 駐車ブレーキ用操作具のブレーキ解除状態において、
少なくとも左右いずれかの操向ブレーキペダルに対する
操作を許容する融通機構を、前記単一の連係ロッドと前
記横軸との間に設けてある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
(イ)駐車ブレーキ用操作具を駐車操作すると、連係ロ
ッドが引き操作されて横軸を介して左右の操向ブレーキ
ペダルが回動支軸周りに回転して左右の操向ブレーキを
同時に作動させるから、一段操作だけで駐車ブレーキ操
作を行うことができる。
(ロ)そして、この種の作業車のブレーキ操作構造で
は、例えばブレーキ面の磨耗等に起因して操向ブレーキ
の効きが左右で異なっている状態で駐車ブレーキ用操作
具を駐車操作した場合、左右の操向ブレーキペダルの回
動支軸周りの回転量が同一であると(つまり、左右の操
向ブレーキペダルの踏み込み量が同一である場合に相当
する)、左右の操向ブレーキの制動力が異なって、良好
な制動効果を得にくいという問題がある。
このような問題がある中で、上記の特徴構成によれば、
前記横軸を連係アーム間に左右相対揺動自在にかけわた
してあるから、操向ブレーキの効きが左右で異なってい
る状態で駐車ブレーキ用操作具を駐車操作した場合、連
係ロッドに引っ張られた横軸は、引っ張り前の姿勢のま
までは、効きの悪い方の操向ブレーキに対応する操向ブ
レーキペダルの連係アームとの間に働く力が、他方の連
係アームとの間に働く力よりも弱いことから、左右揺動
姿勢になりながら前者の連係アーム側の端部を後者の連
係アーム側の端部よりも大きく移動させて、前者の連係
アームを後者の連係アームよりも回動支軸周りに大きく
回転させ(つまり、効きの悪い方の操向ブレーキに対応
する操向ブレーキペダルの踏み込み量が、他方の操向ブ
レーキペダルの踏み込み量がよりも大きい場合に相当す
る)、両連係アームにほぼ同一の引っ張り力が加わった
時点で静止する。その結果、左右の操向ブレーキの制動
力がほぼ同一になり、良好な制動効果を得ることができ
る。
(ハ)この操向ブレーキを介して駐車ブレーキ用操作具
と左右操向ブレーキペダルとは連係状態にある為に、左
右の操向ブレーキペダルを操作すると駐車ブレーキ用操
作具が操作される点を、前記融通機構によって解消し
て、操向ブレーキペダルの踏込みによっても駐車用操作
具は作動しない。従って、左右一方の操向ブレーキペダ
ルを操作した場合に、左右の操向ブレーキが同時に作動
することはなく、対応した操向ブレーキだけが作動す
る。
(ニ)また、左右の操向ブレーキペダルの回動支軸への
取付けボス部からそれぞれ突設した連係アーム間に、横
軸を左右相対揺動自在にかけわたした状態で、その横軸
の前記両連係アーム間の部位と駐車ブレーキ用操作具と
を単一の連係ロッドで連動連結してあるから、左右操向
ブレーキペダルと駐車ブレーキ用操作具とを実質的に単
一の連係ロッドで連結することができ、従来のような、
駐車ブレーキ操作具と操向ブレーキとの間の中継用の横
支軸を架設し、この横支軸の両端に夫々連係ロッドを取
付け、左右操向ブレーキ側操作アームと前記連係ロッド
とを夫々連結するとともに、駐車ブレーキ操作具と横支
軸とを単一の連係ロッドで連結して構成してあるものに
比べて、部品点数を少なくすることができて、連結構造
を簡素化することができる。
〔考案の効果〕
作用(イ)より、1段操作だけで駐車ブレーキ操作が行
えるから操作性を向上させることができるとともに、作
用(ロ)より、左右の操向ブレーキの制動力がほぼ同一
になり、良好な制動効果を得ることができるから制動性
能に優れ、作用(ハ)より、専用の駐車ブレーキを設け
ることなく操向ブレーキの駐車ブレーキへの兼用化が維
持でき、その為の構造として、操向ブレーキペダルと駐
車ブレーキ操作具との連係部位に融通機構を設けるだけ
でよく、作用(ニ)により、連結構造を簡素化すること
ができるから製作コストの低廉化を図ることができる。
〔実施例〕
作業車としての農用トラクタのブレーキ操作構造につい
て説明する。
第1図に示すように、運転者の足元に対応する部分に、
横向きに回動支軸(1)を架設し、この回動支軸(1)
の右側部に、右操向ブレーキペダル(3)を相対回転自
在に取付けるとともに、右操向ブレーキペダル(3)の
左隣りに左操向ブレーキペダル(2)を回動支軸(1)
と一体回転すべく取付けてある。一方、その後方には図
示していないが後車輪に作用する左右の操向ブレーキ
(4),(5)が設けられ、この操向ブレーキ(4),
(5)に取付けられた操作用アーム(6),(7)と操
向ブレーキペダル(2),(3)とが連係されている。
つまり、右操向ブレーキペダル(3)とそのボス部から
延出された揺動アーム(9)と右操向ブレーキ(5)の
操作アーム(7)とを右ロッド(11)で連結して右操向
ブレーキ(5)に連係され、左操向ブレーキペダル
(2)は、回動支軸(1)の左側部に固着された中継ボ
スの揺動アーム(8)と左操向ブレーキ(4)の操作ア
ーム(6)とを左ロッド(10)で連結して、左操向ブレ
ーキ(4)に連係されている。これら操向ブレーキペダ
ル(2),(3)はブレーキ切方向にスプリング付勢さ
れ、一方だけが踏み込まれると対応する操向ブレーキ
(4),(5)を作動させて車体をその方向に急旋回さ
せる機能を有する。又、掛け具(12)を用いて左右操向
ブレーキペダル(2),(3)を一体化すると走行ブレ
ーキとして操向ブレーキを使用できる。以上、操向ブレ
ーキペダル(2),(3)と操向ブレーキ(4),
(5)とを連結するロッド(10),(11)等を第1連係
機構(25)と称する。
次に、駐車ブレーキ用操作具(22)として手動駐車レバ
ーの構造について説明する。
第3図に示すように、左右操向ブレーキペダル(2),
(3)の前記回動支軸(1)への取付ボス部より、夫
々、連係アーム(13),(14)を突設するとともに、こ
れら連係アーム(13),(14)に亘って架渡された横軸
(15)に単一のホルダー(16)を枢支してある。一方、
運転席(17)側には、横向き支軸(18)に手動駐車レバ
ー(22)が一体回動操作自在に取付けられるとともに、
この手動駐車レバー(22)をその操作位置でロックする
ラチェット機構(19)が設けられ、ラチェット機構(1
9)のラチェット爪(19a)は手動駐車レバー(22)の頭
部に設けられたボタン(22a)を押し操作することによ
って係止状態が解除される。前記ラチェット爪(19a)
は手動駐車レバー(22)の取付基板(22A)に独立して
揺動可能に枢支され、つる巻きバネによって固定ラチェ
ット歯体(19b)に係合付勢されている。この手動駐車
レバー(22)の横側方に横向き支軸(18)に一体的に取
付けたアーム(20)と前記ホルダー(16)とを単一の連
結ロッド(21)で連結して、手動駐車レバー(22)で操
向ブレーキ(4),(5)を操作できるようにしてあ
る。そして、前記ホルダー(16)と連係ロッド(21)と
は圧縮バネ(23)を介して連係してあり、手動駐車レバ
ー(22)を引操作すると、連結ロッド(21)端でバネ
(23)を圧縮しホルダー(16)を引操作すべく構成する
とともに、前記手動駐車レバー(22)のブレーキ解除状
態において、第3図に示すように、一方の操向ブレーキ
ペダル(2又は3)が操作されると、前記ホルダー(1
6)は一方の連係アーム(13又は14)が揺動するのに連
動して、前記連係ロッド(21)に対して相対摺動する。
以上、ホルダー(16)と連係ロッド(21)、バネ(23)
を、手動駐車レバー(22)のブレーキ解除状態において
少なくとも左右いずれかの操向ブレーキペダル(2),
(3)に対する操作を許容する融通機構(24)と称す
る。尚、前記横軸(15)に枢支された連係アーム(1
3),(14)側の横軸(15)挿通孔は横軸径に対して大
きなものにして、一方の連係アーム(13又は14)だけが
揺動することを許す構成になっている。
〔別実施例〕 上記実施例のものは農用トラクタ以外の他の作業車に
も適用できる。
第1連係機構(25)としてはワイヤ機構等の他の機構
を用いてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車のブレーキ操作構造の実施例
を示し、第1図は全体斜視図、第2図は駆動ブレーキ用
操作具と操向ブレーキ用操作具との連係を示す側面図、
第3図は一方の操向ブレーキを操作した場合の駆動ブレ
ーキへの影響を抑える融通機構を示す縦断側面図、第4
図は農用トラクタの側面図である。 (1)……回動支軸、(2),(3)……操向ブレーキ
ペダル、(4),(5)……操向ブレーキ、(13)、
(14)……連係アーム、(15)……横軸、(21)……単
一の連係ロッド、(22)……駐車ブレーキ用操作具、
(24)……融通機構、(25)……連係機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の操向ブレーキ(4),(5)と左右
    の操向ブレーキペダル(2),(3)とを、夫々、連係
    機構(25)で連動連結し、前記左右の操向ブレーキペダ
    ル(2),(3)の回動支軸(1)への取付けボス部か
    らそれぞれ突設した連係アーム(13)、(14)間に、そ
    れらの連係アーム(13)、(14)の各別操作を許容する
    状態で横軸(15)を相対揺動自在にかけわたし、その横
    軸(15)の前記両連係アーム(13)、(14)間の部位と
    駐車ブレーキ用操作具(22)とを単一の連係ロッド(2
    1)で連動連結して、駐車ブレーキ用操作具(22)の駐
    車操作によって、前記連係ロッド(21)が引き操作され
    て前記横軸(15)を介して前記左右の操向ブレーキペダ
    ル(2),(3)が前記回動支軸(1)周りに回転して
    左右の操向ブレーキ(4),(5)を同時に作動させる
    ように構成するとともに、駐車ブレーキ用操作具(22)
    のブレーキ解除状態において少なくとも左右いずれかの
    操向ブレーキペダル(2),(3)に対する操作を許容
    する融通機構(24)を前記単一の連係ロッド(21)と前
    記横軸(15)との間に設けてある作業車のブレーキ操作
    構造。
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