JPH0226766Y2 - - Google Patents

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JPH0226766Y2
JPH0226766Y2 JP13841582U JP13841582U JPH0226766Y2 JP H0226766 Y2 JPH0226766 Y2 JP H0226766Y2 JP 13841582 U JP13841582 U JP 13841582U JP 13841582 U JP13841582 U JP 13841582U JP H0226766 Y2 JPH0226766 Y2 JP H0226766Y2
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parking brake
brake lever
handle body
main handle
operation panel
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JP13841582U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン等の移動農機における駐
車ブレーキレバーの保持装置に係るものである。
〔従来技術及び考案が解決しようとする課題〕
一般に、この種移動農機には、機体が駐車中に
不用意に走行しないように制動せしめる駐車ブレ
ーキ装置が設けられている。ところで、この駐車
ブレーキ装置用の駐車ブレーキレバーは、通常の
機体走行時には全く不用であつて機体駐車時にの
み操作すればよいものであるから、これをサイド
クラツチレバー等が装備された運転操作盤の上面
に設けると返つて誤操作を招くなどして安全な機
体走行操作の邪魔となり、そこで従来、駐車ブレ
ーキレバーは、第4図に示す如く運転操作盤7の
一側に機体走行操作の邪魔とならないように配し
ていた。
即ち、駐車ブレーキレバー20は、運転操作盤
7の上面よりも低くなるように支軸20aを支点
として運転操作盤7の一側に回動自在に枢着され
ており、ブレーキペダル15を一杯に踏込んだ状
態で駐車ブレーキレバー20を回動操作して駐車
ブレーキレバー下端に形成した係止部21を前記
踏込状態のブレーキペダル15に係止せしめて駐
車ブレーキをかけるようにしていた。しかしなが
らこのものは、駐車ブレーキレバーが運転操作盤
の側方にしかも低位に設けられているため操作性
が悪いうえ、見ずらく操作忘れがしばしばあつて
好ましいものではなかつた。
〔課題を解決する手段〕
本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠
点を一掃することができる移動農機における駐車
ブレーキレバーの保持装置を提供することを目的
として創案されたものであつて、運転操作盤に基
端部が固設され、先端部位が運転操作盤上方に左
右方向を向くよう折曲形成された主把手体と、運
転操作盤に基端部が前後揺動自在に支持されて駐
車ブレーキ装置を制動状態にすべく起倒操作でき
るように設けられた駐車ブレーキレバーとからな
り、前記駐車ブレーキレバーの先端を、駐車ブレ
ーキ装置を非制動状態にする起立姿勢で上記主把
手体の先端と対向させ、制動状態にする倒伏姿勢
では主把手体の先端から離間するよう折曲形成
し、前記対向した駐車ブレーキレバーと主把手体
との先端部同志を係脱自在に連結して駐車ブレー
キレバーを起立姿勢に保持する連結保持部材を設
けたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、駐車ブレ
ーキレバーを運転操作盤に邪魔なく配することが
でき、しかも誤操作や操作忘れを回避できるよう
にしたものである。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はコンバインの走行機
体、2はその前処理部、3は脱穀部、4は後処理
部、5はクローラ型走行体、6は運転席であつ
て、これらはいずれも従来どおり構成されてい
る。
7は運転席6前方に立設された運転操作盤であ
つて、その上面にはサイドクラツチレバー8等の
レバー類や各種メータ類が備えられている。
さらに運転操作盤7には本考案が実施された把
手9がサイドクラツチレバー8よりも前方に配設
されている。把手9は主把手体9aと副把手体9
bとによつて構成されているが、主把手体9a
は、その基端部が運転操作盤7の内側壁7aにボ
ルト10を介して一体固定されていて、先端側が
運転操作盤7の前部上面に沿つて外側のサイドク
ラツチレバー8よりもさらに外側まで延出するよ
うに略¬形状に折曲形成されている。
一方、副把手体9bは後述するよう駐車ブレー
キレバー9bとなるものであるが、その基端部が
運転操作盤7の外側壁7bに固定のボス部11に
前後揺動自在に枢着されており、先端が前記主把
手体9aの先端と対向する起立姿勢から運転席6
側に倒伏する倒伏姿勢となるよう起倒自在に軸支
されている。
主把手体9aには握り12,12aが設けられ
ているが、駐車ブレーキレバー9b側の握り12
が主把手体9aに対して左右方向、つまり矢印A
方向に移動自在となつており、そして主把手体9
aと駐車ブレーキレバー9bとの先端同志が前述
したように対向する状態で、上記握り12を外側
方向に移動せしめた場合には、起立姿勢の駐車ブ
レーキレバー9bの先端に握り12が嵌合して主
把手体9aと駐車ブレーキレバー9bとを一体的
に連結せしめて、後述するように起立した非制動
姿勢の駐車ブレーキレバー9bの保持をするが、
握り12を内側方向に移動せしめた場合には握り
12は駐車ブレーキレバー9bから外れて両者9
a,9bは二分割し、駐車ブレーキレバー9bを
制動状態となる倒伏姿勢に変姿できるようになつ
ており、而して前記主把手体9aに設けられる一
対の握り12,12aのうち、駐車ブレーキレバ
ー9b側の握り12が連結保持部材12になつて
いる。
11a,11bは駐車ブレーキレバー9bのボ
ス部11への嵌入位置を決定すべく駐車ブレーキ
レバー9b側に固定されたプレートであるが、内
側のプレート11bにはロツド13の一端がピン
13aを介して枢結されている。ロツド13の他
端は機体フレーム1a側に枢支されたクランク状
アーム14の一側腕に枢結している。一方、15
はブレーキペダルであつて、該ブレーキペダル1
5の枢軸15aに固定されて、ブレーキペダル1
5の踏込作動に連動して回動するプレート15b
には、一端がブレーキ装置16側に連動連結され
たワイヤ17の他端がピン17aを介して固定し
てあり、ブレーキペダル15を踏込むことによつ
てワイヤ17は矢印B方向に引張られてブレーキ
装置16を作動せしめるようになつている。前記
プレート15bに固定のピン17aには作動プレ
ート18の一端に形成した長孔18aが摺動自在
に嵌合している。作動プレート18の他側から延
設した作動ロツド18bは上記クランク状アーム
14の他側腕に枢結されており、これらプレート
11b,15b,18、ロツド13,18b、ア
ーム14等によつて駐車ブレーキレバー9bとブ
レーキペダル15とは連動連結されている。即
ち、前述したように駐車ブレーキレバー9bを起
立姿勢とした状態では、作動プレート18の長孔
18aの先端側にピン17aが位置していて、ブ
レーキペダル15の踏込作動でピン17aは長孔
18aの基端側(アーム14側)に移動し、ブレ
ーキペダル15の自由な踏込作動を保障している
が、駐車ブレーキレバー9bを起立姿勢から倒伏
姿勢に引倒し操作をすると、これに連動して作動
プレート18はピン17aが長孔18aの先端に
接当した状態で矢印C方向に移動し、ブレーキペ
ダル15を踏込み側に強制回動せしめると共にワ
イヤ17を矢印B方向に引張つてブレーキ制動状
態とするようになつている。
尚、図中、19は駐車ブレーキレバー9bが倒
伏姿勢となつて、ピン13aが支点越えをした際
のプレート11bの回動を規制するため外側壁7
bに設けたストツパである。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、機体1の路上走行、あるいは圃場走行等の走
行時にあつては、主把手体9aと起立姿勢の駐車
ブレーキレバー9bとの先端部同志を、外側の握
りとなる連結保持部材12で一体的に連結保持せ
しめておけば、主把手体9aに駐車ブレーキレバ
ー9bが連結保持された状態で運転操作盤7上に
略形状をした把手9となつて配されることにな
り、従つて作業者は必要においてこの把手9を把
持して安全な走行作業を行うことができる。
一方、機体1を駐車せしめる場合には駐車ブレ
ーキをかける必要があるが、それには、連結保持
部材12を内側方向に移動せしめて主把手体9a
から離脱した駐車ブレーキレバー9bを手前側に
引倒して倒伏姿勢に変姿せしめれば良く、これに
よつて作動プレート18が矢印C方向に移動し、
ブレーキペダル15を踏込作動側に回動せしめる
と共に、ワイヤ17を矢印B方向に引張つてブレ
ーキ装置16を制動状態にし、これによつて駐車
ブレーキがかけられた状態になる。
この様に、本考案にあつては、駐車ブレーキレ
バー9bは、機体走行時にあつては運転操作盤7
側に固定された主把手体9aに連結保持されて、
作業者用の把手9の構成部材として有効に作用す
るものであるが、この駐車ブレーキレバー9b
は、機体駐車時にあつては主把手体9aから離脱
して駐車ブレーキレバーとして作用することにな
る。従つて、駐車ブレーキレバー9bは、走行時
には主把手体9aと一体化して把手9の構成部材
になつているので、運転操作盤7上にあつたとし
ても邪魔になることが無いうえに、誤つて駐車ブ
レーキレバー9bを把持して手前側に引張つても
駐車ブレーキレバー9bが倒伏姿勢側に動いてし
まうことも無い。この結果、誤操作を未然に防止
することができる。そのうえ作業者は、駐車ブレ
ーキレバー9bが、主把手体9aに対向する位置
に有るか否かを単に目視するのみで、駐車ブレー
キが制動状態であるか否かの判別がついて、操作
忘れの回避ができ、もつて安全性を著しく向上し
得ることになる。
尚、本実施例では主把手体9aに駐車ブレーキ
レバー9bを係脱自在に連結保持するための連結
保持部材12が一方の握りに兼用されているため
専用の連結保持部材を不要にし得る利点があつて
都合が良いが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、さらに、駐車ブレーキレバーとして作用
する駐車ブレーキレバー9bは機体外側部に設け
られているため作業者の運転席6への昇降時に際
して作業者に駐車ブレーキをかけたか否かの注意
を喚起する利点があるが、機体内側に駐車ブレー
キレバーを設けて構成してもよいことは勿論であ
る。
「作用効果」 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、駐車ブレーキレバーは、機体走
行時などにあつては駐車ブレーキ装置を非制動状
態とする起立姿勢となつて主把手体と先端同志が
対向し、そして連結保持部材によつて該主把手体
に一体的に連結保持される。従つて駐車ブレーキ
レバーは、把手の構成部材として有効に利用され
ることになつて、運転操作盤上の手を掛け易い位
置に配設してあつても何ら邪魔になることが無
く、かつ機体走行時に誤つて手を振れても倒伏し
てブレーキ制動状態になつてしまうことがない。
しかも駐車ブレーキレバーは、ブレーキ非制動
状態と成る起立姿勢では主把手体と対向した位置
に位置し、制動状態と成る倒伏姿勢では主把手体
からずれた位置に位置することになるので、作業
者は、駐車ブレーキレバーが主把手体に対してど
の位置に有るかを単に目視するのみで、駐車ブレ
ーキ装置が制動状態となつているか非制動状態と
なつているかを簡単に把握することができ、もつ
て操作忘れや誤操作を確実に回避できて、安全性
の高いものになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る移動農機における駐車ブ
レーキレバーの保持装置の実施例を示したもので
あつて、第1図はコンバインの全体斜視図、第2
図は要部正面図、第3図は要部側面図、第4図は
従来例を示す要部斜視図である。 図中、7は運転操作盤、9aは主把手体、9b
は駐車ブレーキレバー、12は連結保持部材、1
5はブレーキペダル、16はブレーキ装置、18
は作動プレートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転操作盤に基端部が固設され、先端部位が運
    転操作盤上方に左右方向を向くよう折曲形成され
    た主把手体と、運転操作盤に基端部が前後揺動自
    在に支持されて駐車ブレーキ装置を制動状態にす
    べく起倒操作できるように設けられた駐車ブレー
    キレバーとからなり、前記駐車ブレーキレバーの
    先端を、駐車ブレーキ装置を非制動状態にする起
    立姿勢で上記主把手体の先端と対向させ、制動状
    態にする倒伏姿勢では主把手体の先端から離間す
    るよう折曲形成し、前記対向した駐車ブレーキレ
    バーと主把手体との先端部同志を係脱自在に連結
    して駐車ブレーキレバーを起立姿勢に保持する連
    結保持部材を設けたことを特徴とする移動農機に
    おける駐車ブレーキレバーの保持装置。
JP13841582U 1982-09-14 1982-09-14 移動農機における駐車ブレーキレバーの保持装置 Granted JPS5942748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13841582U JPS5942748U (ja) 1982-09-14 1982-09-14 移動農機における駐車ブレーキレバーの保持装置

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JP13841582U JPS5942748U (ja) 1982-09-14 1982-09-14 移動農機における駐車ブレーキレバーの保持装置

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Publication Number Publication Date
JPS5942748U JPS5942748U (ja) 1984-03-21
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