JP2579596Y2 - 車輌のブレーキ機構 - Google Patents

車輌のブレーキ機構

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車椅子や介護車等の主と
して軽車輌に適用されるブレーキ機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレーキ機構としては例
えば図5に示すように根端部を車輌の主ハンドル(10)に
垂設されているブラケット(10A) に軸(11A) を介して枢
着されているブレーキハンドル(11)と、車輌の車輪W近
傍に取付けられているブラケット(12)に上端部を軸(13
A) を介して枢着され先端部にブレーキ片(13B) を有す
るブレーキアーム(13)と、該ブラケット(12)に下端部の
L字部(14B) が軸(14A) を介して枢着された駐車ブレー
キレバー(14)と、該ブレーキハンドル(11)と該ブレーキ
アーム(13)の中間部とを接続しチューブ(15A) によって
カバーされる操作ワイヤ(15)と、該駐車ブレーキレバー
(14)と該ブレーキアーム(13)とを接続するリンク(16)
と、該ブレーキアーム(13)をブレーキ解除方向へ付勢す
るスプリング(17)とからなり、該操作ワイヤ(15)は図6
に示すようにブレーキハンドル(11)のブラケット(10A)
下端から設けられている貫通溝(10B) に挿通されている
構成が提供されていた。
【0003】上記構成では下り坂等で車輌の速度を緩め
る時にはブレーキハンドル(11)を点線位置に回動させ、
操作ワイヤ(15)を介してブレーキアーム(13)を点線位置
に引張ってブレーキ方向に回動させ、該ブレーキアーム
(13)のブレーキ片(13B) を車輪Wのタイヤに圧接させ
る。また駐車ブレーキレバー(14)を点線位置に引くとリ
ンク(16)を介してブレーキアーム(13)がブレーキ方向に
回動してブレーキがかゝる。この際は該駐車ブレーキレ
バー(14)をある程度以上回動させると、該駐車ブレーキ
レバー(14)にはブレーキアーム(13)、リンク(16)、L字
部(14B) を介してスプリング(17)の付勢力が逆にブレー
キ方向に及ぼされることりなり、駐車ブレーキとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成では駐
車ブレーキレバー(14)による駐車ブレーキ時には操作ワ
イヤ(15)がゆるみ、図6に示すようにブレーキハンドル
(11)のブラケット(10A)の貫通溝(10B) から操作ワイヤ
(15)がはずれ落ちてしまい、その後のブレーキ操作に支
障をきたすと云う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、車輌の主ハンドル(24)か
らブラケット(24A) を垂下し、該ブラケット(24A) にブ
レーキハンドル(1) の根端部を枢着し、該ブレーキハン
ドル(1) からブレーキアーム(3) にチューブ(5A)によっ
て被覆された操作ワイヤ(5) を接続し、更に該ブレーキ
アーム(3) には駐車ブレーキレバー(4) を接続した構成
であって、該操作ワイヤ(5) は該ブレーキハンドル(1)
のブラケット(24A) の下端から設けられている貫通溝(2
4B) に挿通され、該チューブ(5A)はスプリング(7C)の付
勢力によって該貫通溝(24B) の外側周壁に押付けられて
いる車輌のブレーキ機構を提供するものである。
【0006】
【作用】ブレーキハンドル(1) を操作し、操作ワイヤ
(5) を引張ると、該操作ワイヤ(5) によってブレーキア
ーム(3) がブレーキ方向に引張られる。また駐車ブレー
キレバー(4) を引くとブレーキアーム(3) がブレーキ方
向に作動して駐車ブレーキがかゝる。この際操作ワイヤ
(5) にはゆるみが出来るが、該操作ワイヤ(5) のチュー
ブ(5A)がスプリング(7C)の付勢力によってブレーキハン
ドル(1) のブラケット(24A) の貫通溝(24B) 外側周壁に
押付けられているから操作ワイヤ(5) がゆるんでも該貫
通溝(24B) からはずれ落ちない。
【0007】
【実施例】本考案を図1〜図4に示す一実施例によって
説明すれば、図3に示す車椅子(20)には座部(21)、背も
たれ部(22)、座部(21)の両側に配置されるアームレスト
(23)、背もたれ部(22)から上方に延設される主ハンド
ル(24)、座部(21)の前側から垂下される足のせ部(25)が
設けられ、主車輪W1 と前車輪W2 とが取付けられてい
る。
【0008】ブレーキ機構のブレーキハンドル(1) の根
端部は主ハンドル(24)から垂下されるブラケット(24A)
に軸(1A)を介して枢着されており、該ブレーキハンドル
(1)から差出される操作ワイヤ(5) は、図1に示すよう
に該ブラケット(24A) の下端から設けられている貫通溝
(24B) に挿通され、そして主車輪W1 の前部に配置され
ているブラケット(2) から延設されるサブブラケット(2
A)に軸(8A)を介して上端部を枢着されている中間アーム
(8) の中間部に接続している。該操作ワイヤ(5) にはチ
ューブ(5A)がカバーされており、該チューブ(5A)の両端
部にはフランジ金具(5B,5C) が取付けられている。
【0009】ブラケット(2) には軸(3A)を介してブレー
キアーム(3) の上端部が枢着せられ、該ブレーキアーム
(3) の先端部にはブレーキ片(3B)が形成されている。そ
して該ブレーキアーム(3) と該中間アーム(8) の先端部
とはリンク(9) によって接続されている。更に該ブラケ
ット(2) には駐車ブレーキレバー(4) の下端部のL字部
(4B)が軸(4A)を介して枢着されており、該駐車ブレーキ
レバー(4) と該ブレーキアーム(3) とはリンク(6) によ
って接続されている。
【0010】なお該中間アーム(8) はスプリング(7A)に
よって矢印イ方向に付勢され、該ブレーキアーム(3) は
スプリング(7B)によって矢印ロ方向(ブレーキ解除方
向)に付勢され、更に該操作ワイヤ(5) のチューブ(5A)
はスプリング(7C)によって矢印ハ方向に付勢され、それ
によって該ブレーキハンドル(1) のブラケット(24A) の
貫通溝(24B) の外側周壁に該チューブ(5A)のフランジ金
具(5B)が押付けられている。そしてサブブラケット(2A)
にはスプリング(7A,7C) 間においてスプリング座(2B)が
設けられており、該操作ワイヤ(5) は該スプリング座(2
B)を摺動自在に貫通しており、かつ操作ワイヤ(5) には
スプリング(7C)内において図2に示すようにスペーサー
としての短管(5D)が被着されている。
【0011】上記構成において、下り坂等で車椅子(20)
の速度を緩めようとする時にはブレーキハンドル(1) を
手で掴んで図1において点線に示すように矢印ニ方向に
回動させると、操作ワイヤ(5) が引張られ、この際チュ
ーブ(5A)も引張られてチューブ(5A)のフランジ金具(5C)
は短管(5D)に当接する。そして該操作ワイヤ(5) を介し
て中間アーム(8) が矢印イ逆方向に引張られ点線に示す
ように回動し、該中間アーム(8) の回動によってリンク
(9) を介してブレーキアーム(3) が矢印ロ逆方向、即ち
ブレーキ方向に引張られ点線に示すように回動し、該ブ
レーキアーム(3) のブレーキ片(3B)が主車輪W1 のタイ
ヤに圧接してブレーキがかゝる。
【0012】この際、操作ワイヤ(5) は中間アーム(8)
の中間部に接続し、リンク(9) は中間アーム(8) の先端
部に接続するから、ブレーキハンドル(1) を操作して操
作ワイヤ(5) を引張る場合のストロークは、該中間アー
ム(8) によって増巾されてリンク(9) に伝達され、その
結果ブレーキアーム(3) の回動量は大きくなる。
【0013】一方駐車ブレーキレバー(4) を図1の点線
に示すように矢印ホ方向に引張ると、リンク(6) を介し
てブレーキアーム(3) がブレーキ方向に回動してブレー
キがかゝる。この場合、駐車ブレーキレバー(4) の回動
ストロークが大きくなってL字部(4B)が点線で示すよう
に垂直状態を越えると、スプリング(7B)の付勢力によっ
て駐車ブレーキレバー(4) は矢印ホ方向に押されること
になり、ブレーキが解除されなくなって駐車ブレーキと
なる。この際、ブレーキアーム(3) のブレーキ方向の回
動により中間アーム(8) を介して操作ワイヤ(5) がゆる
むけれども、前記したようにスプリング(7C)によってチ
ューブ(5A)のフランジ金具(5B)がブレーキハンドル(1)
のブラケット(24A) の貫通溝(24B) の外側周壁に押付け
られているので、チューブ(5A)を介して操作ワイヤ(5)
は該ブラケット(24A) の貫通溝(24B) からはずれ落ちる
ことはない。
【0014】
【考案の効果】したがって本考案においては駐車ブレー
キレバーによる駐車ブレーキ時において操作ワイヤのゆ
るみによるブレーキハンドルのブラケットの貫通溝から
のはずれ落ちが確実に防止され、ブレーキ操作を支障な
く行なうことが出来ると云う効果が奏せられる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】ブレーキ機構の説明図
【図2】スプリング(7C)部分の拡大説明図
【図3】車椅子の側面図
【図4】ブレーキ片の正面図
【図5】従来のブレーキ機構の説明図
【図6】従来のブレーキハンドルのブラケット部分斜視
【符号の説明】
1 ブレーキハンドル 3 ブレーキアーム 3B ブレーキ片 4 ブレーキレバー 5 操作ワイヤ 5A チューブ 7C スプリング 24 主ハンドル 24A ブラケット 24B 貫通溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の主ハンドルからブラケットを垂下
    し、該ブラケットにブレーキハンドルの根端部を枢着
    し、該ブレーキハンドルからブレーキアームにチューブ
    によって被覆された操作ワイヤを接続し、更に該ブレー
    キアームには駐車ブレーキレバーを接続した構成であっ
    て、該操作ワイヤは該ブレーキハンドルのブラケットの
    下端から設けられている貫通溝に挿通され、該チューブ
    はスプリングの付勢力によって該貫通溝の外側周壁に押
    付けられていることを特徴とする車輌のブレーキ機構
  2. 【請求項2】車輌の主ハンドルからブラケットを垂下
    し、該ブラケットにブレーキハンドルの根端部を枢着
    し、該ブレーキハンドルからブレーキアームにチューブ
    によって被覆された操作ワイヤを接続し、更に該ブレー
    キアームには駐車ブレーキレバーを接続した構成であっ
    て、該操作ワイヤは該ブレーキハンドルのブラケットの
    下端から設けられている貫通溝に挿通され、該チューブ
    は車体側のスプリング座とチューブ末端との間に介在す
    るスプリングの付勢力によって該貫通溝の外側周壁に押
    付けられており、また該スプリング内において操作ワイ
    ヤには、スペーサーとしての短管が被着されていること
    を特徴とする車輌のブレーキ機構
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