JPH0524027U - 車輌のブレーキ機構 - Google Patents

車輌のブレーキ機構

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Abstract

(57)【要約】 【目的】車椅子等の軽車輌のブレーキ操作を円滑に行な
うことを目的とする。 【構成】ブレーキハンドル(1) とブレーキアーム(3) と
を接続する操作ワイヤ(5) のチューブ(5A)をスプリング
(7C)の付勢力によってブレーキハンドル(1) のブラケッ
ト(24A) の貫通溝(24B) の外側周壁に押付け、駐車ブレ
ーキレバー(4)による駐車ブレーキ時において、操作ワ
イヤ(5) がゆるんでも、該操作ワイヤ(5) が該ブラケッ
ト(24A) の貫通溝(24B) からはずれ落ちないようにす
る。 【効果】その結本考案においてはブレーキ操作が極めて
円滑に行なわれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車椅子や介護車等の主として軽車輌に適用されるブレーキ機構に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のブレーキ機構としては例えば図5に示すように根端部を車輌の 主ハンドル(10)に垂設されているブラケット(10A) に軸(11A) を介して枢着され ているブレーキハンドル(11)と、車輌の車輪W近傍に取付けられているブラケッ ト(12)に上端部を軸(13A) を介して枢着され先端部にブレーキ片(13B) を有する ブレーキアーム(13)と、該ブラケット(12)に下端部のL字部(14B) が軸(14A) を 介して枢着された駐車ブレーキレバー(14)と、該ブレーキハンドル(11)と該ブレ ーキアーム(13)の中間部とを接続しチューブ(15A) によってカバーされる操作ワ イヤ(15)と、該駐車ブレーキレバー(14)と該ブレーキアーム(13)とを接続するリ ンク(16)と、該ブレーキアーム(13)をブレーキ解除方向へ付勢するスプリング(1 7)とからなり、該操作ワイヤ(15)は図6に示すようにブレーキハンドル(11)のブ ラケット(10A) 下端から設けられている貫通溝(10B) に挿通されている構成が提 供されていた。
【0003】 上記構成では下り坂等で車輌の速度を緩める時にはブレーキハンドル(11)を点 線位置に回動させ、操作ワイヤ(15)を介してブレーキアーム(13)を点線位置に引 張ってブレーキ方向に回動させ、該ブレーキアーム(13)のブレーキ片(13B) を車 輪Wのタイヤに圧接させる。また駐車ブレーキレバー(14)を点線位置に引くとリ ンク(16)を介してブレーキアーム(13)がブレーキ方向に回動してブレーキがかゝ る。この際は該駐車ブレーキレバー(14)をある程度以上回動させると、該駐車ブ レーキレバー(14)にはブレーキアーム(13)、リンク(16)、L字部(14B) を介して スプリング(17)の付勢力が逆にブレーキ方向に及ぼされることりなり、駐車ブレ ーキとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成では駐車ブレーキレバー(14)による駐車ブレーキ時には操作ワ イヤ(15)がゆるみ、図6に示すようにブレーキハンドル(11)のブラケット(10A) の貫通溝(10B) から操作ワイヤ(15)がはずれ落ちてしまい、その後のブレーキ操 作に支障をきたすと云う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、車輌の主ハンドル(24) からブラケット(24A) を垂下し、該ブラケット(24A) にブレーキハンドル(1) の 根端部を枢着し、該ブレーキハンドル(1) からブレーキアーム(3) にチューブ(5 A)によって被覆された操作ワイヤ(5) を接続し、更に該ブレーキアーム(3) には 駐車ブレーキレバー(4) を接続した構成であって、該操作ワイヤ(5) は該ブレー キハンドル(1) のブラケット(24A) の下端から設けられている貫通溝(24B) に挿 通され、該チューブ(5A)はスプリング(7C)の付勢力によって該貫通溝(24B) の外 側周壁に押付けられている車輌のブレーキ機構を提供するものである。
【0006】
【作用】
ブレーキハンドル(1) を操作し、操作ワイヤ(5) を引張ると、該操作ワイヤ(5 ) によってブレーキアーム(3) がブレーキ方向に引張られる。また駐車ブレーキ レバー(4) を引くとブレーキアーム(3) がブレーキ方向に作動して駐車ブレーキ がかゝる。この際操作ワイヤ(5) にはゆるみが出来るが、該操作ワイヤ(5) のチ ューブ(5A)がスプリング(7C)の付勢力によってブレーキハンドル(1) のブラケッ ト(24A) の貫通溝(24B) 外側周壁に押付けられているから操作ワイヤ(5) がゆる んでも該貫通溝(24B) からはずれ落ちない。
【0007】
【実施例】
本考案を図1〜図4に示す一実施例によって説明すれば、図3に示す車椅子(2 0)には座部(21)、背もたれ部(22)、座部(21)の両側に配置されるアームレスト(2 3)、背もたれ部(22)から上方に延設される主ハンドル(24)、座部(21)の前側から 垂下される足のせ部(25)が設けられ、主車輪W1 と前車輪W2 とが取付けられて いる。
【0008】 ブレーキ機構のブレーキハンドル(1) の根端部は主ハンドル(24)から垂下され るブラケット(24A) に軸(1A)を介して枢着されており、該ブレーキハンドル(1) から差出される操作ワイヤ(5) は、図1に示すように該ブラケット(24A) の下端 から設けられている貫通溝(24B) に挿通され、そして主車輪W1 の前部に配置さ れているブラケット(2) から延設されるサブブラケット(2A)に軸(8A)を介して上 端部を枢着されている中間アーム(8) の中間部に接続している。該操作ワイヤ(5 ) にはチューブ(5A)がカバーされており、該チューブ(5A)の両端部にはフランジ 金具(5B,5C) が取付けられている。
【0009】 ブラケット(2) には軸(3A)を介してブレーキアーム(3) の上端部が枢着せられ 、該ブレーキアーム(3) の先端部にはブレーキ片(3B)が形成されている。そして 該ブレーキアーム(3) と該中間アーム(8) の先端部とはリンク(9) によって接続 されている。更に該ブラケット(2) には駐車ブレーキレバー(4) の下端部のL字 部(4B)が軸(4A)を介して枢着されており、該駐車ブレーキレバー(4) と該ブレー キアーム(3) とはリンク(6) によって接続されている。
【0010】 なお該中間アーム(8) はスプリング(7A)によって矢印イ方向に付勢され、該ブ レーキアーム(3) はスプリング(7B)によって矢印ロ方向(ブレーキ解除方向)に 付勢され、更に該操作ワイヤ(5) のチューブ(5A)はスプリング(7C)によって矢印 ハ方向に付勢され、それによって該ブレーキハンドル(1) のブラケット(24A) の 貫通溝(24B) の外側周壁に該チューブ(5A)のフランジ金具(5B)が押付けられてい る。そしてサブブラケット(2A)にはスプリング(7A,7C) 間においてスプリング座 (2B)が設けられており、該操作ワイヤ(5) は該スプリング座(2B)を摺動自在に貫 通しており、かつ操作ワイヤ(5) にはスプリング(7C)内において図2に示すよう にスペーサーとしての短管(5D)が被着されている。
【0011】 上記構成において、下り坂等で車椅子(20)の速度を緩めようとする時にはブレ ーキハンドル(1) を手で掴んで図1において点線に示すように矢印ニ方向に回動 させると、操作ワイヤ(5) が引張られ、この際チューブ(5A)も引張られてチュー ブ(5A)のフランジ金具(5C)は短管(5D)に当接する。そして該操作ワイヤ(5) を介 して中間アーム(8) が矢印イ逆方向に引張られ点線に示すように回動し、該中間 アーム(8) の回動によってリンク(9) を介してブレーキアーム(3) が矢印ロ逆方 向、即ちブレーキ方向に引張られ点線に示すように回動し、該ブレーキアーム(3 ) のブレーキ片(3B)が主車輪W1 のタイヤに圧接してブレーキがかゝる。
【0012】 この際、操作ワイヤ(5) は中間アーム(8) の中間部に接続し、リンク(9) は中 間アーム(8) の先端部に接続するから、ブレーキハンドル(1) を操作して操作ワ イヤ(5) を引張る場合のストロークは、該中間アーム(8) によって増巾されてリ ンク(9) に伝達され、その結果ブレーキアーム(3) の回動量は大きくなる。
【0013】 一方駐車ブレーキレバー(4) を図1の点線に示すように矢印ホ方向に引張ると 、リンク(6) を介してブレーキアーム(3) がブレーキ方向に回動してブレーキが かゝる。この場合、駐車ブレーキレバー(4) の回動ストロークが大きくなってL 字部(4B)が点線で示すように垂直状態を越えると、スプリング(7B)の付勢力によ って駐車ブレーキレバー(4) は矢印ホ方向に押されることになり、ブレーキが解 除されなくなって駐車ブレーキとなる。この際、ブレーキアーム(3) のブレーキ 方向の回動により中間アーム(8) を介して操作ワイヤ(5) がゆるむけれども、前 記したようにスプリング(7C)によってチューブ(5A)のフランジ金具(5B)がブレー キハンドル(1) のブラケット(24A) の貫通溝(24B) の外側周壁に押付けられてい るので、チューブ(5A)を介して操作ワイヤ(5) は該ブラケット(24A) の貫通溝(2 4B) からはずれ落ちることはない。
【0014】
【考案の効果】
したがって本考案においては駐車ブレーキレバーによる駐車ブレーキ時におい て操作ワイヤのゆるみによるブレーキハンドルのブラケットの貫通溝からのはず れ落ちが確実に防止され、ブレーキ操作を支障なく行なうことが出来ると云う効 果が奏せられる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】ブレーキ機構の説明図
【図2】スプリング(7C)部分の拡大説明図
【図3】車椅子の側面図
【図4】ブレーキ片の正面図
【図5】従来のブレーキ機構の説明図
【図6】従来のブレーキハンドルのブラケット部分斜視
【符号の説明】
1 ブレーキハンドル 3 ブレーキアーム 3B ブレーキ片 4 ブレーキレバー 5 操作ワイヤ 5A チューブ 7C スプリング 24 主ハンドル 24A ブラケット 24B 貫通溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の主ハンドルからブラケットを垂下
    し、該ブラケットにブレーキハンドルの根端部を枢着
    し、該ブレーキハンドルからブレーキアームにチューブ
    によって被覆された操作ワイヤを接続し、更に該ブレー
    キアームには駐車ブレーキレバーを接続した構成であっ
    て、該操作ワイヤは該ブレーキハンドルのブラケットの
    下端から設けられている貫通溝に挿通され、該チューブ
    はスプリングの付勢力によって該貫通溝の外側周壁に押
    付けられていることを特徴とする車輌のブレーキ機構
  2. 【請求項2】車輌の主ハンドルからブラケットを垂下
    し、該ブラケットにブレーキハンドルの根端部を枢着
    し、該ブレーキハンドルからブレーキアームにチューブ
    によって被覆された操作ワイヤを接続し、更に該ブレー
    キアームには駐車ブレーキレバーを接続した構成であっ
    て、該操作ワイヤは該ブレーキハンドルのブラケットの
    下端から設けられている貫通溝に挿通され、該チューブ
    は車体側のスプリング座とチューブ末端との間に介在す
    るスプリングの付勢力によって該貫通溝の外側周壁に押
    付けられており、また該スプリング内において操作ワイ
    ヤには、スペーサーとしての短管が被着されていること
    を特徴とする車輌のブレーキ機構
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