JP2004016406A - 車椅子 - Google Patents

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JP2004016406A
JP2004016406A JP2002174107A JP2002174107A JP2004016406A JP 2004016406 A JP2004016406 A JP 2004016406A JP 2002174107 A JP2002174107 A JP 2002174107A JP 2002174107 A JP2002174107 A JP 2002174107A JP 2004016406 A JP2004016406 A JP 2004016406A
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Tsunayoshi Obata
小幡 綱儀
Toshio Fukazawa
深澤 敏男
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Abstract

【課題】利用者が車椅子に着座しているとき以外では、自動的にブレーキがかかり、車椅子に対する移乗を安全に行わせることができる車椅子を提供する。
【解決手段】この発明の車椅子は、車椅子の利用者が着座部27に着座する前においては、着座部は、復帰位置にあるので、ブレーキ部30はブレーキワイヤ40を介して着座部から駆動され、車輪22に自動的にブレーキをかけているので車椅子は移動できないようにされている。しかし、利用者が着座部に着座したときには、着座部は、下降位置に移動するので、ブレーキ部はブレーキワイヤを介して着座部から駆動され、車輪にかけていたブレーキを自動的に解除するので、利用者は車椅子を自在に移動することができるようになる。これらのことにより、車椅子の利用者は、車椅子に対する移乗を安全に行うことができる。また、自転車用の部材を使用することにより安価に実現することができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車椅子に関し、特に、利用者が着座しないときには自動的にブレーキがかかる車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車椅子のブレーキは、車椅子に付設された手動ブレーキを車椅子の利用者自身がかける利用者用ブレーキ、あるいは、介助者がかける介助者用ブレーキが一般的である。このような車椅子の場合、利用者が乗り降りするときにその都度ブレーキの操作をしなければならず、勘違いなどでブレーキをかけ忘れ易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の車椅子は、利用者が車椅子に移乗しようとした場合、手動ブレーキあるいは介助者用ブレーキを予めかけておかなければならないが、利用者の乗降の際に、勘違いなどでブレーキをかけ忘れると、車椅子に対して移乗しようとしたとき、車椅子が後方に移動してしまい、利用者が転倒して骨折や怪我を発生させる危険がある。
【0004】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、利用者が車椅子に着座している状態では、移動自在になり、着座している状態以外では、自動的にブレーキがかかり、車椅子に対する移乗を安全に行わせることができる車椅子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、この発明は、車椅子において、車輪にブレーキをかけるために車輪に沿って配置された制動部材と、重量が加えられると一定の範囲で下降し、前記重量が除去されると元の位置に復帰する着座用部材と、前記重量が加えられて前記着座用部材が下降すると、その下降に伴って、前記制動部材を駆動して前記車輪に対するブレーキを解除し、前記重量が前記着座用部材から除去され、前記着座用部材が元の位置に復帰すると、その復帰に伴って、前記制動部材を駆動して車輪にブレーキをかける連結部材とを有する。
【0006】
このような構成によれば、車椅子の利用者が着座用部材に着座する前においては、着座用部材は、復帰位置にあるので、制動部材は連結部材を介して着座用部材から駆動され、車輪に自動的にブレーキをかけているので車椅子は移動できず、利用者の移乗が安全に行われる。他方、利用者が着座用部材に着座したときには、着座用部材は、下降位置に移動するので、制動部材は連結部材を介して着座用部材から駆動され、車輪にかけていたブレーキを自動的に解除するので、利用者は車椅子を自在に移動することができるようになる。
【0007】
また、この発明において、前記制動部材および連結部材は、自転車用ブレーキおよび自転車用ブレーキワイヤである。このことにより、入手しやすい安価な材料で車椅子を実現できるの利用者にとっては極めて経済的である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明の車椅子の実施の形態を説明するための外観図、図2は、図1のブレーキワイヤの取り付け位置を変えた場合を示す図、図3は、図1および図2のブレーキ部の構造を詳しく説明するための図である。この車椅子は、フレーム11,12,13,14を有し、これら組み立てられたフレーム11,12,13,14は、2つの小径の車輪21と、2つの大径の車輪22とによって自在に移動できるように構成され、フレーム11に連結された背もたれ部25の先端のハンドルにより所望の方向に移動可能にされている。
【0009】
着座部27は、その前方部分の外縁が枢軸29の周りで回転できるように保持されている。枢軸29はフレーム11の前方部分に連結されている。着座部27の後方には着座部L字金具28が取り付けられており、フレーム11の後方部分に設けられた貫通孔を通ってフレーム11の下に突出している。着座部L字金具28の先端部分とフレーム11との間には復帰スプリング44が取り付けられており、着座部27に重量が加えられていないときには、着座部27の後方部分は、復帰スプリング44の力により、フレーム11から引き離されるように上方に持ち上げられている。
【0010】
ブレーキ部30は、ブレーキ取付金具39によってフレーム13に固定され、その操作端は、ブレーキワイヤ40を介して、フレーム11(アウターワイヤ42)と、着座部L金具28(インナーワイヤ41)とに接続されている。すなわち、ブレーキ部30は、ブレーキアーム31,32を有し、そのブレーキアーム31,32は、ブレーキ取付金具39の一端に取り付けられたアーム枢軸33の周りで正逆回転可能にされており、ブレーキスプリング35の弾性力によって復帰可能になっている。ブレーキアーム31の操作端はブレーキワイヤ40のアウターワイヤ42の一端に固定され、ブレーキアーム32の操作端はブレーキワイヤ40のインナーワイヤ41の一端にワイヤ固定金具34によって固定されている。インナーワイヤ41の他端は、着座部L金具28に接続され、アウターワイヤ42の他端は、ワイヤ取付金具48または49を介してフレーム11または14に固定されている(図2のワイヤ取付金具49の場合、着座部27の移動量がより有効に働くように取り付けられている)。
【0011】
車椅子は、上述したように構成されているので、利用者が着座部27に着座しているときには、着座部27は、復帰スプリング44の引っ張り力に対抗して枢軸29を中心に回転し、フレーム11と平行な平らな状態になる。したがって、着座部27の後方部分に取り付けられた着座部L金具28も下がり、ブレーキワイヤ40のインナーワイヤ41は緩められ、車輪22のリム22aとブレーキアーム31,32の先端のブレーキシュー36,37とが離れ、車椅子は移動可能になる。利用者が着座部27に着座していないときには、着座部27は、復帰スプリング44の引っ張り力により着座部L金具28とともに上方に引き上げられ、枢軸29を中心に回転し、フレーム11から離れ、図1または図2に示されるように傾斜した状態になる。したがって、着座部27の後方部分に取り付けられた着座部L金具28も上昇するので、ブレーキワイヤ40のインナーワイヤ41は引っ張られ、車輪22のリム22aとブレーキアーム31,32の先端のブレーキシュー36,37とが密着してブレーキがかかり、車椅子は自動的に移動できないようになる。
【0012】
上述の例において、ブレーキ部30およびブレーキワイヤ40は、左右の車輪22のそれぞれに取り付けるのが好ましい。また、これらは、ハンドル26に併設されたハンドブレーキ(不図示)と併用可能にされてもかまわないが、別体として配置するのが好ましい。また、車輪のリムにブレーキをかけるようにしたが、リムを含む車輪全体にブレーキをかけるようにしてもよい。さらに、上述の例で用いた部材のブレーキ部30およびブレーキワイヤ40は、通常の自転車に用いられているものであって、安価で入手は極めて容易であり、組み立ても簡単である。
【0013】
上述の場合、車椅子の非使用時の単なる移動するために、自動的にかけられているブレーキを解除するための解除レバー(不図示)を配置することも望ましい。この場合、解除レバーを解除動作位置にすると、着座部は下がると同時に、解除レバーが利用者の着座を阻止する位置にくるように設定する。また、解除レバーを非解除動作位置にすると、解除レバーは利用者の着座を妨げることの無い位置となり、車椅子は図1または図2で示されるような状態になる。図1および図2で示される車椅子においては、通常の自転車に用いられている部材を用いることとしたが、予算に余裕があれば、着座部27の上下の位置を検出するセンサ(不図示)を着座部27あるいはその近辺に配置し、センサが検出した着座部27の上下の位置により、車輪21または22に電磁的なブレーキをかけ、あるいは、それを開放するといった方法も可能である。
【0014】
【発明の効果】
この発明の車椅子は、以上において説明したように構成されているので、車椅子の利用者が着座用部材に着座する前においては、着座用部材は、復帰位置にあるので、制動部材は連結部材を介して着座用部材から駆動され、車輪に自動的にブレーキをかけているので車椅子は移動できないようにされている。しかし、利用者が着座用部材に着座したときには、着座用部材は、下降位置に移動するので、制動部材は連結部材を介して着座用部材から駆動され、車輪にかけていたブレーキを自動的に解除するので、利用者は車椅子を自在に移動することができるようになる。これらのことにより、車椅子の利用者は、車椅子に対する移乗を安全に行わせることができる。また、制動部材および連結部材として、自転車用ブレーキおよび自転車用ブレーキワイヤを使用することができるので、入手しやすい安価な材料で車椅子を実現でき、利用者にとっては極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車椅子の実施の形態を説明するための外観図である。
【図2】図1のブレーキワイヤの取り付け位置を変えた場合を示す図である。
【図3】図1および図2のブレーキ部の構造を詳しく説明するための図である。
【符号の説明】
11,12,13,14  フレーム
21,22  車輪
22a  リム
25  背もたれ部
26  ハンドル
27  着座部
29  枢軸
30  ブレーキ部
31,32  ブレーキアーム
33  アーム枢軸
34  ワイヤ固定金具
35  ブレーキスプリング
36,37  ブレーキシュー
39  ブレーキ取付金具
40  ブレーキワイヤ
41  インナーワイヤ
42  アウターワイヤ
44  復帰スプリング
48,49  ワイヤ取付金具

Claims (2)

  1. 車椅子において、
    車輪にブレーキをかけるために車輪に沿って配置された制動部材と、
    重量が加えられると一定の範囲で下降し、前記重量が除去されると元の位置に復帰する着座用部材と、
    前記重量が加えられて前記着座用部材が下降すると、その下降に伴って、前記制動部材を駆動して前記車輪に対するブレーキを解除し、前記重量が前記着座用部材から除去され、前記着座用部材が元の位置に復帰すると、その復帰に伴って、前記制動部材を駆動して車輪にブレーキをかける連結部材とを有することを特徴とする車椅子。
  2. 前記制動部材および連結部材は、自転車用ブレーキおよび自転車用ブレーキワイヤである請求項1記載の車椅子。
JP2002174107A 2002-06-14 2002-06-14 車椅子 Withdrawn JP2004016406A (ja)

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