JP2009279120A - 車いすおよびブレーキ機構 - Google Patents

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Kohei Yoshikawa
浩平 吉川
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Abstract

【課題】使用者がフットレストに立ち上がる際の事故を防止しうる車いす、およびフットレストを提供する。
【解決手段】車いすは、座席を有する車体10と、車輪21を有する車輪ユニット20と、フットレスト30とを備えている。また、車輪21を制動するためのブレーキ機構40が設けられている。ブレーキ機構40は、ブレーキシュー45と、ブレーキハンドル46と、操作部材とを備えている。フットレスト30の足板31に、取付部材41を介して操作部材が連結されている。使用者がフットレスト30の足板31に立ち上がると、操作部材により、ブレーキハンドル46が回される。その結果、ブレーキシュー45が車輪21に押し付けられ、車輪21が制動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、身体の機能障害のある者が利用する車いす、および車いすに取り付けられるブレーキ機構に関する。
車いすには、ジョイスティックと呼ばれる操作棒が設けられている。ジョイスティックは、一方の肘掛けに取り付けられていることが多い。車いすから乗降する際には、電源スイッチを切っておけば、車いすが確実に停止される。
しかし、電源の切り忘れ、誤操作や、乗員や介助者の腕が誤ってジョイスティックに触れることもある。そのような場合に、誤発進が生じるおそれがあった。
特許文献1には、上述のような誤発進を防止するための技術が開示されている。同文献の技術では、座部に、使用者の着座状態を検知する着座センサを配置している。そして、使用者が座部から離れたときに、電磁ブレーキを作動させて、車いすを強制的に停止させる。これにより、電源スイッチを切り忘れて離れるときに、誤発進が生じないようにしている。
特開2005−144141号公報
しかしながら、上記特許文献1は、電動式車いすには適用できるが、自走式車いすには、適用することができない。
使用者が比較的軽度の障害者である場合、移乗時などに、フットレスト(またはフットサポート)上に立ち上がることがある。そのとき、ほとんど全ての体重がフットレストに印加される。その場合、手動ブレーキをかけ忘れていると、車いすが動いて、車いすのバランスが崩れる。その結果、車いすの転倒事故などを引き起こすおそれがあった。
本発明の目的は、使用者がフットレストに立ち上がる際の事故を防止しうる車いす、および車いすに取り付けるためのブレーキ機構を提供することにある。
本発明のブレーキ機構は、車いすに着脱自在に設けられたブレーキ機構である。ブレーキ機構は、ブレーキハンドルと操作部材とを備えている。ブレーキハンドルは、ブレーキシューを、車輪に接触する位置と離れる位置とに変化させる。操作部材は、フットレストが閉じると、ブレーキシューが車輪に接触するように、ブレーキハンドルを操作する。
本発明のブレーキ機構の操作部材を車いすのフットレストの足板に連結すると、以下の作用が奏される。ただし、足板に使用者の体重に近い加重が加わると、ブレーキシューが車輪を制動するように設定しておく。
使用者がフットレストの足板に立ち上がると、足板に連結された操作部材によりブレーキハンドルが操作される。そして、ブレーキハンドルによって、ブレーキシューが車輪を制動するように、移動させられる。これにより、昇降の際など、使用者が足板を上げるのを忘れて足板に立ち上がったときにも、車輪は自動的に固定される。よって、使用者がフットレストの足板に乗った状態で、車輪が動くことによる事故を防止することができる。
本発明の車いすは、上記ブレーキ機構を取り付けたものである。そして、足板に加わる加重が所定値以上のときに、ブレーキ機構のブレーキシューが車輪を制動するように設定されている。すなわち、使用者が足板に所定値以上の加重をかけると、ブレーキシューにより、車輪が制動される。よって、使用者が足板を上げ忘れて足板に立ち上がることによる事故を防止することができる。
本発明の車いすは、主として自走式車いすに有効である。ただし、本発明が、電動式車いすにおいても有効な場合がある。たとえば、電動/手動モードの切り換えを行うものでは、手動モードにおいて、上述のような事故を防止することができる。
ブレーキを作動させるための所定値は、使用者の体重に応じて調節可能であることが好ましい。
本発明の車いすまたはブレーキ機構によると、使用者がフットレストに立ち上がることによる事故を確実に防止することができる。
図1は、実施の形態における車いすの構造を示す斜視図である。本実施の形態に係る車いすは、車体10の後方に、着脱自在な車輪ユニット20(後輪)を備えている。また、車体10の前方には、前輪28が取り付けられている。
車輪ユニット20には、モータユニットを付設した電動式と、モータユニットのない自走式とがある。本実施の形態においては、モータユニットのない自走式の車輪ユニット20を用いる。車輪ユニット20には、車輪21と、取付軸22と、リムを介して車輪21を支える車軸部材23とが設けられている。車輪ユニット20は、その取付軸22を車体10の取付穴19に嵌合させて、車体10に連結される。
車体10は、背もたれ11と、肘掛け13と、座部12とを主要部材として備えている。さらに、車体10両側の前方フレーム18には、着脱自在なフットレスト30が取り付けられている。フットレスト30は、足が載置される足板31と、足板31を支持するフレーム35とを備えている。また、車体10には、フットレスト30につながるブレーキ機構40が取り付けられている。
図2は、フットレスト30のみを拡大して示す正面図である。フレーム35は、下部で横方向に曲げられた支持部33と、軸部材32とを有している。足板31は、フレーム35の軸部材32により、回動自在に支持されている。図2に示す実線位置は、足板31が降りている状態であり、図2に示す破線位置は、足板31が上がっている状態である。つまり、足板31は、上下に移動自在となっている。また、足板31の底部は、フレーム35の支持部33によって支えられている。
ただし、本発明のフットレストは、本実施の形態の構造に限定されるものではない。たとえば、フットレストに、大きく回動する1枚の足板のみを設けてもよい。また、足板が、両端のフレームで支持されて、上下に昇降するものでもよい。
足板31には、ブレーキ機構40のワイヤ43が連結される取付部材41が取り付けられている。足板31に使用者の体重に近い加重が加わると、足板31が下方に回動し、ワイヤ43が下方に引っ張られる。
図3は、車輪部材20の近傍におけるブレーキ機構40の構造を示す斜視図である。ブレーキ機構40には、ブレーキシュー45と、ブレーキシュー45を移動させるブレーキハンドル46とが設けられている。ブレーキハンドル46は、ブレーキシュー45を、車輪21に接触する位置と、車輪21から離れる位置とに移動させる。図1に示すように、ワイヤ43は、2つの滑車42a,42bを経て、ブレーキハンドル46に接続されている。
フットレスト30の足板31に使用者が乗っていないときは、足板31が図2の破線に示すごとく上がっている。したがって、ワイヤ43は緩んだ状態にある。一方、使用者が足板31に乗ると、足板31が下方に回動し(下降し)、ワイヤ43が下方に引っ張られる。つまり、ワイヤ31が図3の矢印に示す方向に引っ張られ、ブレーキハンドル46が図3に示す矢印方向に回転する。その結果、ブレーキシュー45が車輪21に接触する位置まで移動する。足板31に加わる荷重が所定値以上になると、ブレーキシュー45によって車輪21を制動するに十分な摩擦力が得られる。
上記滑車42a,42bおよびワイヤ43により、ブレーキハンドル46を操作する操作部材が構成されている。ただし、本発明の操作部材は、本実施の形態の構造に限定されるものではない。たとえば、アームと関節とを組み合わせたリンク機構により、操作部材を構成してもよい。
本実施の形態では、上記所定値は、たとえばワイヤ43の長さによって調整される。所定値は、両側のブレーキ機構40を併せて、使用者の体重程度または体重よりもやや小さい値にすればよい。
使用者が車いすから降りる際、足板31を跳ね上げてから降りるのが原則である。しかし、使用者が足板31を跳ね上げるのを忘れて、不意に足板31に立ち上がることがある。その場合、車いすが動いて転倒事故を起こすおそれがある。
本実施の形態では、使用者がフットレスト30の足板31に載ったときには、必ずブレーキ機構40がはたらく。したがって、使用者が足板31に乗った状態で車輪21が動くことはない。よって、上述のような転倒事故等を防ぐことができる。
また、手の代わりに、足によって、ブレーキ機構40を操作することが可能になる。したがって、手の不自由な使用者などにもブレーキ操作が容易となる。
(変形例1)
図4は、本実施の形態の変形例1を示すフットレストの正面図である。この変形例においては、ワイヤ43と取付部材41との間に、互いに係合するナット部材48aとボルト部材48bとが設けられている。つまり、ナット部材48aとボルト部材48bとによって、ワイヤ43の張力を調整する。これにより、ブレーキシュー45が車輪21を制動するための所定値を調整する。
(変形例2)
図5は、本実施の形態の変形例2を示すフットレストの正面図である。この変形例においては、足板31の裏面側で、足板31の先端付近に、取付部材41が取り付けられている。これにより、取付部材41に妨げられることなく、足板31に足を載置することができる。また、取付部材41を足板31の先端付近に設置することにより、足板に掛かる加重でブレーキを掛けるのが容易となる。
本変形例によると、複数の使用者が使用する場合、車輪21を制動するための所定値を簡単に調整することができる。また、使用者の体重が変動した場合にも、上記所定値を簡単に調整することができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、本発明を自走式車いすに適用した例について説明したが、本発明は電動式車いすにも適用しうる。
たとえば、電動式車いすにおいて、電動/手動モードの切り換えを行うものがある。その場合、手動モードにおいて、上述のような事故を防止することができる。したがって、電動式車いすにおいても、本発明のブレーキ機構40を備えることで、安全を期すことができる。
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示である。したがって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示される範囲を含む。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の車いすは、身体の機能障害のある者が利用する車いす全般に適用することができる。
実施の形態に係る車いすの構造を示す斜視図である。 フットレストのみを拡大して示す正面図である。 車輪部材の近傍におけるブレーキ機構の構造を示す斜視図である。 実施の形態の変形例1を示すフットレストの正面図である。 実施の形態の変形例2を示すフットレストの正面図である。
符号の説明
10 車体
11 背もたれ
12 座部
13 肘掛け
19 取付穴
20 車輪ユニット
21 車輪
22 取付軸
23 車軸部材
28 前輪
30 フットレスト
31 足板
32 軸部材
33 支持部
35 フレーム
40 ブレーキ機構
41 取付部材
42a,42b 滑車
43 ワイヤ
45 ブレーキ
46 ブレーキハンドル

Claims (3)

  1. 車いすに着脱自在に設けられたブレーキ機構であって、
    車輪に接触可能なブレーキシューと、
    前記ブレーキシューを、車輪に接触する位置と車輪から離れる位置とに変化させるブレーキハンドルと、
    前記ブレーキハンドルに連結され、前記ブレーキハンドルを操作する操作部材と、
    を備えているブレーキ機構。
  2. 人体を支える車体と、
    前記車体に連結された車輪と、
    上下に移動自在の足板を有し、前記車体に連結されたフットレストと、
    請求項1記載のブレーキ機構とを備え、
    前記ブレーキ機構の操作部材は、前記フットレストの足板に連結されており、
    前記足板に加わる加重が所定値以上のときに、前記ブレーキ機構のブレーキシューが車輪を制動するように設定されている、車いす。
  3. 請求項1記載の車いすにおいて、
    前記所定値は、使用者の体重に応じて調節可能である、車いす。
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KR101284658B1 (ko) 2011-11-29 2013-07-15 김동규 편마비 환자를 위한 휠체어
KR20160068615A (ko) * 2014-12-05 2016-06-15 유영배 휠체어 브레이크 시스템

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