JPH0451785Y2 - - Google Patents

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JPH0451785Y2
JPH0451785Y2 JP1987163837U JP16383787U JPH0451785Y2 JP H0451785 Y2 JPH0451785 Y2 JP H0451785Y2 JP 1987163837 U JP1987163837 U JP 1987163837U JP 16383787 U JP16383787 U JP 16383787U JP H0451785 Y2 JPH0451785 Y2 JP H0451785Y2
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lever
plate
shaft
plate lever
accelerator
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電動車椅子に係り、特にはそのアク
セルとブレーキ操作装置に関する。
[従来の技術] 一般に、電動車椅子は、身体障害者を対象とし
た移動用手段であるが、近時は足腰の弱い者や高
年令化に伴い老人用の移動手段として利用される
傾向が高くなり、電動車椅子が普及する兆しが見
えている。電動車椅子は、バツテリー蓄電池を搭
載して電動モーターを回転させ、駆動輪を回転駆
動させる4輪若しくは3輪タイプの走行車両であ
り、走行速度の調節をするためのアクセル及び走
行停止をするためのブレーキを備えてなるもので
あることは言うまでもない。このアクセル及びブ
レーキは、従来の電動車椅子にあつては、それぞ
れ別個に構成され、例えば、アクセルはハンドル
杆の近傍に軸支点を有するレバーに長尺のプレー
トを取付け、そのレバーには可変抵抗器の可変軸
を係合させてなり、プレートを上下方向へ回動さ
せるとレバーが一体として回動し、可変軸を回転
若しくはスライド移動させることにより、電動モ
ーターに供給される電流量を制御するものであつ
た。また、ブレーキは電動式や手動式の様々な形
式のものがあるが、手動式の場合、アクセル操作
とブレーキ操作は独立した操作になり繁雑である
し、電動式の場合には電気信号のやり取りが必要
となるので高価になつてしまう。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の電動車椅子によれ
ば、アクセルとブレーキ操作は、それぞれ別個の
動作を必要として、独立した使い分けを行う必要
があるので、老人や体の弱い者にとつては煩わし
く、しかも、所謂利き手が一般と異なる場合に
は、安全な走行ができないために、危険であると
さえ言い得る。また、電動式の場合、電気的故障
の虞れがあり、安全性についての十分な対策を講
じることが必要であつて、自ずと高価に成らざる
を得ない不都合がある。
この考案は上記事情に鑑みて、アクセルとブレ
ーキとを一体構成することにより、両手若しくは
そのいずれか一方で簡単に、速度制御と制動操作
ができるようにした電動車椅子を提供することを
目的としてなされたものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題点の解決を図るため、プレ
ートからなるアクセルレバーに、ハンドル杆を迂
回する第1のプレートレバーの一端部を連結する
とともに、該プレートレバーの他端部近傍を回動
可能に軸支し、かつ、該他端部には制動索の一端
を連結し、さらに、前記プレートレバーにはシヤ
フト若しくはピンを直交して突設し、該シヤフト
若しくはピンが係合する弧状長孔を備えた第2の
プレートレバーを前記第1のプレートレバーと同
軸で回動可能に軸支して設け、該第2のプレート
レバーを可変抵抗器と係合させるとともに、回転
付勢してなる電動車椅子のアクセル兼ブレーキ操
作装置を構成した。
[作用] 上記構成に係るこの考案によれば、アクセルレ
バーを下方へ押すと、第1のプレートレバーが軸
支点を中心として回動し、そのプレートレバーに
連結されている制動索が初めに引かれてブレーキ
を解除し、第1のプレートレバーが動くことによ
りシヤフト若しくはピンがアクセルレバーの弧状
長孔を一端から他端へと移動し、よつて第2のプ
レートレバーが軸支点を中心として回動し、可変
抵抗器を動作させて電動モーターに電流を供給す
る。すなわち、初めにブレーキを解除操作し、つ
いでアクセルが操作されるように同調すべく一体
的に構成されているものである。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は
側面図、第4図は作用説明図である。
図示のように、3輪車タイプの操向シヤフト1
には、その下端部に図示しない操向輪が回転自在
に装着され、また上端部には長円形にループさ
せ、端部にグリツプ2aを備えたハンドル杆2が
直交状に取付けられている。このハンドル杆2と
操向シヤフト1との取付け部において、ブラケツ
ト3,3が相対向してハンドル杆に固定され、こ
のブラケツト3,3に軸4を水平方向で貫通して
設け、その軸4に一対の第1のプレートレバー
5,5と第2のプレートレバー6がそれぞれ回動
可能に軸支されている。第1のプレートレバー5
は第3図に示したように、ハンドル杆2の下面を
迂回するごとく形成された円弧部5aを有し、一
端部はハンドル杆2に囲まれるプレート7にねじ
8で連結され、他端部にはスペースシヤフト9が
軸着されている。スペースシヤフト9は一対のプ
レートレバー5,5を連結して両者を一体に構成
するもので、その略中央部には直径方向の透孔9
aを穿設し、その透孔9aをブレーキワイヤなど
の制動索10が貫通して設けられ、その制動索1
0の端部にはワイヤエンド11が形成されてい
る。11aは制動索11を貫通させて案内する可
撓性のチユーブで、上端部は後記の取付けブラケ
ツト17に固定されている。制動索10の下端部
は、図示はしないが、操向輪若しくは駆動輪に取
り付けられたブレーキドラムを取り巻くバンド若
しくはシユーを引いて回転を阻止するタイプのも
ので、常にそのブレーキ側にスプリングを介して
引かれているものである。また、第2のプレート
レバー6は第3図に示したように、略三角形の板
体で、ハンドル杆2の下面を迂回するごとく形成
され、その上端側頂部6aには軸4を中心とする
弧状長孔12が形成され、この弧状長孔12には
前記プレートレバー5に突設されたシヤフト13
若しくはピンが係合し、また、他の頂部6bには
前記軸4を貫通する透孔6cが形成され、更に他
の頂部6dには戻しスプリング14の一端が連結
されている。戻しスプリング14の下端部は、後
記の取付けブラケツト17に連結されている。そ
して、前記第2のプレートレバー6の下端側頂部
6eには、ヨーク部6fを形成して直角に曲げ、
そのヨーク部6fにはスライドボリユームからな
る可変抵抗器15の可変軸16が係合している。
可変抵抗器15は取付けブラケツト17を介して
操向シヤフト1に略水平位で固定されており、可
変軸16は可変抵抗器15の長手方向に往復移動
できる。
上記実施例の作用につき説明すると、第4図仮
想線図示のように、プレート7を押し下げると、
初めに第1のプレートレバー5が軸4を中心とし
て図示時計方向へ回動し、制動索10が上方に引
かれてブレーキが解除される。そして、シヤフト
13が弧状長孔12の上端部から下端部へと移動
すれば、初めて第2のプレートレバー6が軸4を
中心として戻しスプリング14の力が抗しながら
時計方向へ回動する。第2のプレートレバー6が
回動すると、可変抵抗器15の可変軸16が可変
抵抗器15の一端から他端へとスライドし、図示
しない電動モーターに供給する電流量を次第に増
大させる。よつて、電動車椅子は走行を開始す
る。そして、走行を停止するときは、プレート7
の押し下げを解くと、制動索10はブレーキに内
蔵されたスプリングの力が下方に引かれてブレー
キを操作し、かつ、第2のプレートレバー6は戻
しスプリング14の力で元の位置に直ちに復帰し
て電動モーターへの電流供給を次第に低減させ、
最後に全く電力の供給を断つので、電動車椅子は
停止するというものである。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、プレートから
なるアクセルレバーに、ハンドル杆を迂回する第
1のプレートレバーの一端部を連結するととも
に、該プレートレバーの他端部近傍を回動可能に
軸支し、かつ、該他端部には制動索の一端を連結
し、さらに、前記プレートレバーにはシヤフト若
しくはピンを直交して突設し、該シヤフト若しく
はピンが係合する弧状長孔を備えた第2のプレー
トレバーを前記第1のプレートレバーと同軸で回
動可能に軸支して設け、該第2のプレートレバー
を可変抵抗器と係合させるとともに、回転付勢し
てなる電動車椅子のアクセル兼ブレーキ操作装置
を構成したので、アクセルとブレーキの操作を一
つのレバー操作で出来るから、走行操作が極めて
簡単となる。のみならず、シヤフトもしくはピン
と弧状長孔の係合により、初めにブレーキを解除
して、その後にアクセルが作用できる機械的構成
をとつたので、不用意にプレートを押し下げ若し
くは物を載置した場合に、アクセルが直ちに作用
して不用意に走行する危険を防止でき、簡単な構
成でシンプルであつて、電動車椅子に最適であ
る、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は正面図、第3図は側面図、第4図は
作用説明図である。 1……操向シヤフト、2……ハンドル杆、3…
…ブラケツト、4……軸、5……第1のプレート
レバー、6……第2のプレートレバー、7……プ
レート、10……制動索、12……弧状長孔、1
3……シヤフトまたはピン、14……戻しスプリ
ング、15……可変抵抗器、16……可変軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドル杆の近傍に軸支点を有して上下方向へ
    回動可能なプレートからなるアクセルレバーを備
    えた電動車椅子において、前記アクセルレバーに
    ハンドル杆を迂回する第1のプレートレバーの一
    端部を連結するとともに、該プレートレバーの他
    端部近傍を回動可能に軸支し、かつ、該他端部に
    は制動索の一端を連結し、さらに、前記プレート
    レバーにはシヤフト若しくはピンを直交して突設
    し、該シヤフト若しくはピンが係合する弧状長孔
    を備えた第2のプレートレバーを前記第1のプレ
    ートレバーと同軸で回動可能に軸支して設け、該
    第2のプレートレバーを可変抵抗器と係合させ、
    かつ、回転付勢してなることを特徴とする電動車
    椅子のアクセル兼ブレーキ操作装置。
JP1987163837U 1987-10-27 1987-10-27 Expired JPH0451785Y2 (ja)

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JP1987163837U JPH0451785Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

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JP1987163837U JPH0451785Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

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JPH0168031U JPH0168031U (ja) 1989-05-01
JPH0451785Y2 true JPH0451785Y2 (ja) 1992-12-07

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JPH0168031U (ja) 1989-05-01

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