JP6236428B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造、特にリアサイドフロアパネル回りの車体側部構造に関する。
例えば特許文献1には、フロントサイドメンバの後端部へ連結される連結部と、連結部に連続して車体後方へ延出するとともに、車幅方向へ拡幅してサイドシルに接合される拡大部とを形成したエクステンションメンバを備えた車体側部構造が開示されている。エクステンションメンバは、フロントサイドメンバの後端部とダッシュロアパネルおよびフロアパネルに亘って接合されている。拡大部には、車体の前後方向に伸びる複数個の補強ビードが車幅方向に略並列に形成されている。特許文献1では、前面衝突時の衝突入力をフロアパネルに分散伝達することが可能である。
特開平07−187019号公報(請求項1、図1)
前記した特許文献1の車体側部構造では、前面衝突時の衝突入力をフロアパネルに分散伝達することが可能であるが、車両が側突したときの衝突荷重をうまく吸収することができないという課題がある。特に、車体中央部にバッテリや燃料タンク等のエネルギーストレージが配置されている車両では、車両が側突したときの衝突荷重を少なくさせる車体側部構造が望まれている。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、車両が側突したときの衝突荷重を好適に吸収することができ、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することができる車体側部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る車体側部構造は、車体側部において車体前後方向に延在するサイドシルと、車体のフロアパネルの後部に接合されて車体後方に延設されるとともに、車幅方向に延設されて前記サイドシルに接合されるリアサイドフロアパネルと、前記リアサイドフロアパネルの車幅方向内側に設けられ、エネルギーストレージを覆うリアミドルフロアパネルと、を備え、前記リアミドルフロアパネルと前記エネルギーストレージよりも車幅方向外側には、縦壁部が設けられており、前記リアサイドフロアパネルは、前記縦壁部の車幅方向外側に接合されるとともに、脆弱部を有していることを特徴とする。
このような構成によれば、リアサイドフロアパネルは、脆弱部を有しているので、車両が側突したときの衝突荷重を受けた際に容易に変形して衝突ストロークを確保することができる。リアサイドフロアパネルの車幅方向内側は、リアミドルフロアパネルの縦壁部に接合されているので、リアサイドフロアパネルの変形が縦壁部(リアミドルフロアパネル)の内側に及ぶのを抑制することができる。したがって、車両が側突したときの衝突荷重を好適に吸収することができ、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、前記リアサイドフロアパネルの下方に車体前後方向に延びるリアサイドフレームが配置されている場合には、前記リアサイドフレームは、その一部が前記縦壁部に連結されている構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、リアサイドフレームによって、エネルギーストレージの側方における強度を向上させることができる。
また、前記リアサイドフレームは、底部と、前記底部から立ち上がる側部と、を備えており、前記縦壁部の下部は、前記側部の車幅方向外側に接合されている構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、車両が側突したときの衝突荷重がリアサイドフレームに及んだ場合に、リアサイドフレームが縦壁部を車幅方向内側に押し込むことを抑制することができる。したがって、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、前記リアサイドフロアパネルの後部に接合され、車体後方へ向かって上方へ傾斜するように延設されたリアパネルを備えている場合には、前記リアパネルは、車体前後方向に延びるパネルビード部を備えていることが好ましい。
このような構成によれば、車両が側突したときの衝突荷重をリアパネルの変形によって好適に吸収することができ、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、前記脆弱部は、前記リアサイドフロアパネルの車体前後方向および車体上下方向の少なくとも一方向に延びるビード部であるのが好ましい。
このような構成によれば、車両が側突したときの衝突荷重を受けた際にリアサイドフロアパネルが変形し易くなり、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、前記サイドシルにおける前記リアサイドフロアパネルが接合される面と反対側の面に、車体上下方向に延びるバルクヘッド部材が接合されている場合には、前記リアサイドフロアパネルと前記バルクヘッド部材とが、車幅方向において対向する位置に配置されているのが好ましい。
このような構成によれば、バルクヘッド部材によりサイドシルの強度を向上させることができる。これにより、車両が側突したときの衝突荷重が比較的小さい場合にはサイドシルが衝突荷重を吸収してリアサイドフロアパネルに衝突荷重が伝達されることを抑制することができる。また、衝突荷重が過大である場合には、リアサイドフロアパネルが変形することで衝突ストロークを吸収することができる。
また、リアサイドフロアパネルとバルクヘッド部材とが車幅方向において対向しているので、衝突荷重が過大である場合に、衝突荷重がリアサイドフロアパネルに好適に伝達される。これにより、リアサイドフロアパネルの変形を好適に促すことができる。
本発明によれば、車両が側突したときの衝突荷重を好適に吸収することができ、エネルギーストレージに影響を及ぼすことを抑制することがで車体側部構造を提供することができる。
本実施形態に係る車体側部構造を左前側からみた斜視図である。 図1のA−A線拡大端面図である。 リアサイドフロアパネルを示す斜視図である。 リアサイドフロアパネルとサイドシルのバルクヘッド部材との位置関係を示す平面図である。 バルクヘッド部材の取り付け状態を示す拡大斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際は、運転者からみた前後左右上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
図1に示すように、本実施形態に係る車体側部構造を備える自動車Vは、主に、車体の側部において車体前後方向に延在するサイドシル1と、車体のフロアパネル2の後部に接合されて車体後方に延設されるとともに、車幅方向に延設されてサイドシル1に接合されるリアサイドフロアパネル20と、リアサイドフロアパネル20の車幅方向内側に設けられ、エネルギーストレージとしての燃料タンクT(図2参照)を覆うリアミドルフロアパネル3と、を備えている。
フロアパネル2の上方には、図示しない左右2つの前部座席が配置され、また、リアサイドフロアパネル20とリアミドルフロアパネル3の上方(リアパネル7の上方)には、図示しない後部座席が配置される。
車体側部構造は、ほぼ左右対称に形成されているため、以下の説明では左側の構造を例にとって説明する。
サイドシル1は、図1に示すように、車体の側縁部を構成するものであり、第一サイドシル11と、第一サイドシル11の後部に接合される第二サイドシル12と、から構成されている。第一サイドシル11は、フロアパネル2の側方に配置されている。第二サイドシル12は、第一サイドシル11の後部に連続して、主としてリアサイドフロアパネル20の側方およびリアパネル4の側方に配置されている。
なお、第一サイドシル11および第二サイドシル12は、分割した構成とせずに一体に形成してもよい。
なお、サイドシル1の車幅方向外側には、図示しないサイドシルアウタが接合される。これによりサイドシル1が閉断面になる。
第二サイドシル12は、図2に示すように断面凹状に形成されており、下部12aと、下部12aの車幅方向内側端部に連続して立ち上がる側部12bと、側部12bの上端部に連続して車幅方向外側に延びる上部12cと、を備えている。下部12aには、図1に示すように、車幅方向に延びるビード12a1が形成されている。
第二サイドシル12の前部の外側面(リアサイドフロアパネル20が接合される面と反対側の面)には、図1に示すように、バルクヘッド部材30が取り付けられている。バルクヘッド部材30は、板状を呈しており、車幅方向および上下方向に板面が延在するように配置されている(図5参照)。つまり、バルクヘッド部材30は、板状の端部が車幅方向外側に向くように配置されている。
バルクヘッド部材30は、図5に示すように、基板31と、基板31の下部に形成された下部フランジ部32と、基板31の車幅方向内側に形成された側部フランジ部33と、基板31の上部に形成された上部フランジ部34と、を備えている。下部フランジ部32は第二サイドシル12の下部12aの上面に接合されている。側部フランジ部33は、同じく側部12bの側面に接合されている。上部フランジ部34は、同じく上部12cの下面に接合されている。
側部フランジ部33には、図5に示すように、前方へ延びる延在片33aが一体に設けられている。延在片33aは、側部フランジ部33と同様に、第二サイドシル12の側部12bの側面と、リアサイドフロアパネル20の後記する縦板部21c(図3参照)と三枚重ねで溶接により接合されている。
このようなバルクヘッド部材30は、図1,図4,図5に示すように、リアサイドフロアパネル20の車幅方向外側に配置されている。本実施形態では、リアサイドフロアパネル20とバルクヘッド部材30とは、車幅方向において第二サイドシル12の側部12bを挟んで対向する位置に配置されている(図4参照)。
リアサイドフロアパネル20は、図1に示すように、リアミドルフロアパネル3に設けられた縦壁部5と第二サイドシル12との間に配置されている(図2参照)。
リアサイドフロアパネル20は、図3に示すように、前板21と、上板22と、を備えており、断面略L字形状に形成されている。つまり、リアサイドフロアパネル20は、仮にリアサイドフロアパネルを平板状に形成した場合に比べて強度を備えたものとなっている。リアサイドフロアパネル20は鋼板等によって形成されている。
前板21は、長方形に形成されており、上下方向よりも車幅方向が大きく形成されている。前板21は、図1に示すように、フロアパネル2の後部から上方に向けて延びている。前板21の下縁部には、図3に示すように、スカート部21aが連設されている。スカート部21aは、前板21の下縁部から前方に向けて延びている。スカート部21aは、傾斜部21bを間に挟んで前板21に対して直角に形成されている。スカート部21aの前縁部は、フロアパネル2の後部に接合されている(図1参照)。
前板21の左縁部には、縦板部21cが一体的に形成されている。縦板部21cは、図4に示すように、第二サイドシル12の側部12bの車幅方向内側面12b1に接合される部位である。縦板部21bには、バルクヘッド部材30の側部フランジ部33および延在片33aが対向している。
上板22は、図3に示すように、前板21の上縁部に連設されている。上板22は、長方形に形成されており、前後方向よりも車幅方向が大きく形成されている。上板22は、図1に示すように、前板21の後部から後方に向けて延びている。上板22の左端部22aは、前板21の縦板部21cよりも車幅方向外側(左側)に突出している。左端部22aは、図1に示すように、第二サイドシル12の上部12cに載置され、上部12cに対して接合される。
上板22の右端部22bは、リアミドルフロアパネル3の前壁部の外側面および縦壁部5の外側面に接合される部位であり、図3に示すように、これらの外側面に対応する形状に切り欠かれている。右端部22bの縁部22cは、リアミドルフロアパネル3(縦壁部5)の外側面に沿う形状に上方へ折り曲げられている。
上板22の後縁部22dには、図1に示すように、リアパネル7が接合されている。リアパネル7は、車体後方へ向かって上方へ傾斜するように延設されている。リアパネル7は、車体前後方向に延び、上向きに膨出形成されたパネルビード部7aを備えている。
前板21と上板22には、図3に示すように、凹状のビード部25が形成されている。凹状のビード部25は、側突に対して脆弱となる脆弱部として機能する。ビード部25は、車体前後方向および車体上下方向に延びる第一ビード部25aと、車体上下方向に延びる第二ビード部25bと、を備えている。第一ビード部25aは、前板21と上板22との稜線(前板21の前縁部)を跨いで繋がっており、前板21と上板22とに連続している。第二ビード部25bは、前板21にのみ形成されている。第一ビード部25aおよび第二ビード部25bは、車幅方向に等間隔に形成されている。
このようにリアサイドフロアパネル20は、断面L字形状に形成されているとともに凹状のビード部25を備えているので、車体上下方向および車体左右方向に所望の強度を有しつつ、車両が側突したときの衝突荷重を受けた際に変形して、衝突ストロークを確保したものとなっている。
リアミドルフロアパネル3の下方には、図1に示すように、車体前後方向に延びるリアサイドフレーム6が設けられている。リアサイドフレーム6の前部は、フロアパネル2の下部に延在しており、またフロアパネル2の後部は、リアパネル7の下部に延在している。リアサイドフレーム6は、図2に示すように、底部6aと、底部6aの車幅方向内側縁部から上方に立ち上がる内側壁6bと、これとは反対側の車幅方向外側縁部から上方に立ち上がる外側壁6cと、を備え、断面凹状を呈している。縦壁部5の下部5bは、リアサイドフレーム6の内側壁6bの一部を構成している。また、リアサイドフレーム6の外側壁6cには、リアサイドフレームアウター6dが接合されている。リアサイドフレームアウター6dの上端部は、リアサイドフロアパネル20の上板22の下面に接合されている。これにより、リアサイドフレーム6が閉断面になる。
なお、リアサイドフレーム6の内側壁6bは、特許請求の範囲における「側部」に相当する。
リアミドルフロアパネル3の車幅方向外側には、図1に示すように、縦壁部5が設けられている。縦壁部5は、リアミドルフロアパネル3を補強する機能を備えている。リアミドルフロアパネル3の下方で縦壁部5の車幅方向内側には、図2に示すように、エネルギーストレージとしての燃料タンクTが配置されている。つまり、燃料タンクTは、リアミドルフロアパネル3および縦壁部5で覆われて保護されている。
なお、エネルギーストレージとしては、燃料タンクTの他にバッテリー、水素高圧タンク等が挙げられる。
縦壁部5の車幅方向外側には、リアサイドフロアパネル20の上板22の右端部22b(縁部22c)が接合されている。縦壁部5の下部5aは、図2に示すように、断面視でリアサイドフロアパネル20の下方へ延在しており、その先端部がリアサイドフレーム6の内側壁6bの内側(リアサイドフレーム6の内側)に入り込んで、内側壁6bの内面(内側壁6bの車幅方向外側面)に接合されている。
次に、このような構成を備えた車体側部構造において、第二サイドシル12に衝突荷重が入力された場合の作用について説明する。
側面衝突等により、第二サイドシル12に衝突荷重が入力されると、その衝突荷重が比較的小さい場合には、第二サイドシル12(バルクヘッド部材30)が衝突荷重を吸収してリアサイドフロアパネル20に衝突荷重が伝達されることが抑制される。
また、衝突荷重が過大である場合には、第二サイドシル12(バルクヘッド部材30)からリアサイドフロアパネル20に衝突荷重が伝達される。リアサイドフロアパネル20には、脆弱部としてビード部25が形成されているので、ビード部25によるリアサイドフロアパネル20の変形により衝突ストロークが確保される。
この場合、第二サイドシル12を挟んでバルクヘッド部材30からリアサイドフロアパネル20に衝突荷重が直接的に伝達されるので、リアサイドフロアパネル20の変形を好適に促すことができる。
リアサイドフロアパネル20の車幅方向内側部となる右端部22bは、リアミドルフロアパネル3(縦壁部5)の外側面に接合されているので、リアサイドフロアパネル20の変形が縦壁部5(リアミドルフロアパネル3)の内側に及ぶことが抑制される。
また、衝突荷重がリアパネル7に入力された場合には、リアパネル7がパネルビード部7aにより変形して衝突ストロークが確保される。
また、リアサイドフロアパネル20の変形やリアパネル7の変形に伴う等して、衝突荷重がリアサイドフレーム6に及んだ場合には、縦壁部5に対するリアサイドフレーム6の接合構造によって、リアサイドフレーム6が縦壁部5を車幅方向内側に押し込むことが抑制される。
以上説明した本実施形態の車体側部構造では、リアサイドフロアパネル20は、脆弱部を有しているので、車両が側突したときの衝突荷重を受けた際に容易に変形して衝突ストロークを確保することができる。リアサイドフロアパネル20の車幅方向内側部は、リアミドルフロアパネル3の縦壁部5に接合されているので、リアサイドフロアパネル20の変形が縦壁部5(リアミドルフロアパネル3)の内側に及ぶのを抑制することができる。したがって、車両が側突したときの衝突荷重を好適に吸収することができ、燃料タンクTに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、リアサイドフロアパネル20の下方には、リアサイドフレーム6が配置されているので、リアサイドフレーム6によって、燃料タンクTの側方における強度を向上させることができる。
また、縦壁部5の下部5aが、リアサイドフレーム6の内側壁6bの車幅方向外側に接合されているので、車両が側突したときの衝突荷重がリアサイドフレーム6に及んだ場合に、リアサイドフレーム6が縦壁部5を車幅方向内側に押し込むことを抑制することができる。したがって、燃料タンクTに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、リアサイドフロアパネル20の後部に接合されるリアパネル7は、パネルビード部7aを備えているので、車両が側突したときの衝突荷重をリアパネル7の変形によって好適に吸収することができ、燃料タンクTに影響を及ぼすことを抑制することができる。
リアサイドフロアパネル20は、ビード部25を備えているので、車両が側突したときの衝突荷重を受けた際にリアサイドフロアパネル20が変形し易くなり、燃料タンクTに影響を及ぼすことを抑制することができる。
また、サイドシル1(第二サイドシル12)にバルクヘッド部材30が設けられているので、サイドシル1(第二サイドシル12)の強度を向上させることができる。これにより、車両が側突したときの衝突荷重が比較的小さい場合にはサイドシル1(第二サイドシル12)が衝突荷重を吸収してリアサイドフロアパネル20に衝突荷重が伝達されることを抑制することができる。また、衝突荷重が過大である場合には、リアサイドフロアパネル20が変形することで衝突ストロークを吸収することができる。
また、バルクヘッド部材30は、車幅方向においてリアサイドフロアパネル20に対向しているので、衝突荷重が過大である場合に、衝突荷重がリアサイドフロアパネル20に好適に伝達される。これにより、リアサイドフロアパネル20の変形を好適に促すことができる。
以上、本実施形態に係る車体側部構造について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、左右のリアサイドフロアパネル20は、必ずしも対称構造でなくてもよい。また、リアサイドフロアパネル20は、前板21もしくは上板22を有さない構造であってもよい。
また、リアサイドフロアパネル20のビード部25は、第一ビード部25aのように稜線を跨いで形成されるものに限られることはなく、稜線を跨がないで、前板21および上板22に個別に設けられていてもよい。
また、ビード部25は、前板21および上板22の少なくとも一方に設けられていればよく、その数や形態も適宜設定することができる。
また、リアサイドフロアパネル20の材質は鋼板に限定されるものではなく、例えば炭素繊維強化樹脂部材等で構成してもよい。
また、縦壁部5の下部5aが、リアサイドフレーム6の内側壁6bの車幅方向外側に接合されているものを示したが、これに限られることはなく、リアサイドフレーム6の一部が縦壁部5に連結されている構造であってもよい。
また、本発明は、ハイブリッド自動車や、電気自動車、燃料電池自動車等、エネルギーストレージを備える車両に広く適用できる。
1 サイドシル
2 フロアパネル
3 リアミドルフロアパネル
4 リアパネル
5 縦壁部
5a 下部
6 リアサイドフレーム
6a 底部
6b 内側壁(側部)
7 リアパネル
7a パネルビード部
12a1 突部
12 第二サイドシル
20 リアサイドフロアパネル
25 ビード部
30 バルクヘッド部材
T 燃料タンク(エネルギーストレージ)
V 自動車

Claims (6)

  1. 車体側部において車体前後方向に延在するサイドシルと、
    車体のフロアパネルの後部に接合されて車体後方に延設されるとともに、車幅方向に延設されて前記サイドシルに接合されるリアサイドフロアパネルと、
    前記リアサイドフロアパネルの車幅方向内側に設けられ、エネルギーストレージを覆うリアミドルフロアパネルと、を備え、
    前記リアミドルフロアパネルと前記エネルギーストレージよりも車幅方向外側には、縦壁部が設けられており、
    前記リアサイドフロアパネルは、前記縦壁部の車幅方向外側に接合されるとともに、脆弱部を有していることを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記リアサイドフロアパネルの下方には、車体前後方向に延びるリアサイドフレームが配置されており、
    前記リアサイドフレームは、その一部が前記縦壁部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記リアサイドフレームは、底部と、前記底部から立ち上がる側部と、を備えており、
    前記縦壁部の下部は、前記側部の車幅方向外側に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記リアサイドフロアパネルの後部に接合され、車体後方へ向かって上方へ傾斜するように延設されたリアパネルを備え、
    前記リアパネルは、車体前後方向に延びるパネルビード部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  5. 前記脆弱部は、前記リアサイドフロアパネルの車体前後方向および車体上下方向の少なくとも一方向に延びるビード部であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  6. 前記サイドシルにおける前記リアサイドフロアパネルが接合される面と反対側の面には、車体上下方向に延びるバルクヘッド部材が接合されており、
    前記リアサイドフロアパネルと前記バルクヘッド部材とは、車幅方向において対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車体側部構造。
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