JP5716792B2 - 車両下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両下部構造に関する。
車両下部構造においては、側面衝突時の衝突エネルギーを吸収するために、ロッカの下方側にエネルギー吸収部材を配置した構造がある。例えば、下記特許文献1には、フレームとサイドステップとの間にエネルギー吸収部材を配置した構造が開示され、変形例として、フレームとサイドステップとの間に高剛性部材を配置してサイドステップをエネルギー吸収可能な構造にした例が開示されている。
特開平10−16822公報
ところで、側面衝突時における荷重伝達性を向上させるために、例えば、サイドステップとエネルギー吸収部材とを一体化させた場合、一体化させた物を車体底部に対して車両幅方向の複数個所に固定をする必要が生じるため、固定部位の位置合わせが難しくなる。一方、車体底部への取付け性を確保してさらにエネルギー吸収性能を高めるために、例えば、フレームとサイドステップとの間にエネルギー吸収部材を配置すると共にサイドステップをエネルギー吸収可能な構造にした場合には、側面衝突時にサイドステップが傾いたりするとエネルギー吸収部材に衝突荷重が十分に伝わらない。よって、側面衝突時のエネルギー吸収性能を高める観点からは改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、車体底部への取付け性を確保しながら側面衝突時のエネルギー吸収性能を高めることができる車両下部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両下部構造は、車体側部の下端部に設けられたロッカの下部を含んで構成された車体底部と、前記車体底部の下面側に取り付けられると共に、車両幅方向に隣接して並設され、少なくとも一個は前記ロッカの下方側に配置された複数のエネルギー吸収部材と、互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材同士の各々の対向部に設けられ、前記複数のエネルギー吸収部材に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材同士の対向部を係合させる凹凸状の係合部と、を有する。
上記構成によれば、車体底部の下面側に取り付けられるエネルギー吸収部材は、車両幅方向に隣接して並設された複数のエネルギー吸収部材となっているので、分割されている分、車体底部への取り付けが容易となっている。また、複数のエネルギー吸収部材のうちの少なくとも一個はロッカの下方側に配置されている。よって、側面衝突時にはまずロッカの下方側のエネルギー吸収部材に衝突荷重が入力され、その後、当該エネルギー吸収部材の車両幅方向内側に隣接して配置された他のエネルギー吸収部材に衝突荷重が伝達される。ここで、互いに隣り合うエネルギー吸収部材同士の各々の対向部には凹凸状の係合部が設けられており、これらの係合部は、複数のエネルギー吸収部材に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に互いに隣り合うエネルギー吸収部材同士の対向部を係合させる。従って、側面衝突時には、互いに隣り合うエネルギー吸収部材同士が係合して一体となって衝突荷重を受けるので、当該衝突荷重は、車両幅方向外側のエネルギー吸収部材から車両幅方向内側のエネルギー吸収部材に安定的に伝達される。その結果、並設された複数のエネルギー吸収部材は安定的に変形して衝突エネルギーを吸収する。
請求項2に記載する本発明の車両下部構造は、請求項1記載の構成において、前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、前記ロッカの下面側に取り付けられ、前記外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部には、隣り合う他の前記エネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側端部の側へ向けて突出する突出部が前記係合部の上方側に形成されている。
上記構成によれば、外側エネルギー吸収部材がロッカの下面側に取り付けられると共に、外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部には、隣り合う他のエネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側端部の側へ向けて突出する突出部が係合部の上方側に形成されている。このため、例えば、側面衝突時にロッカが車両幅方向内側かつ車両下方側へ回転するように変位する等によって、外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部が車両幅方向内側へ傾倒した場合にも、外側エネルギー吸収部材の突出部が隣り合う他のエネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側端部に当たることで衝突荷重が伝達される。また、このとき、外側エネルギー吸収部材の突出部が隣り合う他のエネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側端部に食い込むと、当該他のエネルギー吸収部材に対する外側エネルギー吸収部材の上下方向へのずれが抑制される。
請求項3に記載する本発明の車両下部構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、その車両幅方向外側の側面が前記ロッカの車両幅方向外側の側面よりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されている。
上記構成によれば、外側エネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側面は、ロッカの車両幅方向外側の側面よりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されているので、側面衝突時にはロッカよりも先に外側エネルギー吸収部材に衝突荷重が入力される。このため、外側エネルギー吸収部材から他のエネルギー吸収部材へ安定した経路で衝突荷重が伝達される。
請求項4に記載する本発明の車両下部構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記エネルギー吸収部材は、車両前後方向に貫通して車両幅方向に並ぶ複数の孔が形成された格子状の部材とされ、前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅が自身の他の部位における格子幅に比べて短く設定されている。
上記構成によれば、外側エネルギー吸収部材は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅が自身の他の部位における格子幅に比べて短いので、側面衝突時には、車両幅方向の最も外側の部位での局部変形が抑えられる。このため、衝突荷重が効率的に車両幅方向内側へ伝達されることで複数のエネルギー吸収部材が効果的に潰れる。
請求項5に記載する本発明の車両下部構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材のうち車両幅方向外側に配置される第一エネルギー吸収部材は、車両幅方向内側の側端部に前記係合部として車両幅方向内側に突出する凸係合部を備え、互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材のうち車両幅方向内側に配置される第二エネルギー吸収部材は、車両幅方向外側の側端部に前記係合部として車両幅方向内側に凹んで前記凸係合部と係合可能な凹係合部を備えている。
上記構成によれば、車両幅方向内側に配置される第二エネルギー吸収部材の凹係合部が、車両幅方向外側に配置される第一エネルギー吸収部材の凸係合部と係合可能となっている。このため、例えば、第一エネルギー吸収部材が車体底部から外れてしまった場合に第一エネルギー吸収部材が車両幅方向外側に傾倒するように回動しようとしても、凸係合部の上部上向き面が凹係合部の上部下向き面に当接することで第一エネルギー吸収部材の回動が規制される。よって、仮に第一エネルギー吸収部材が車体底部から外れてしまっても、第一エネルギー吸収部材から第二エネルギー吸収部材へ衝突荷重が伝達される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両下部構造によれば、車体底部への取付け性を確保しながら側面衝突時のエネルギー吸収性能を高めることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両下部構造によれば、側面衝突時に外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部が車両幅方向内側へ傾倒して係合部での係合が不十分になっても、突出部側からも衝突荷重を伝達することでエネルギー吸収部材を効果的に変形させて衝突エネルギーを吸収することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両下部構造によれば、側面衝突時に安定した経路で衝突荷重を伝達しながら複数のエネルギー吸収部材を変形させることで衝突エネルギーを安定的に吸収することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の車両下部構造によれば、側面衝突時に複数のエネルギー吸収部材を効果的に潰すことで衝突エネルギーを効果的に吸収することができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の車両下部構造によれば、側面衝突時に第一エネルギー吸収部材が車体底部から外れてしまっても、第一エネルギー吸収部材から第二エネルギー吸収部材への衝突荷重の伝達を可能にして衝突エネルギーの吸収を持続することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両下部構造を示す車両正面視の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両下部構造の一部を模式的に示す図である。図2(A)は平面図である。図2(B)は図2Aの2B−2B線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態における側面衝突時の状態を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両下部構造を示す車両正面視の縦断面図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る車両下部構造について図1〜図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両下部構造10が車両正面視の縦断面図にて示されている。図1に示される車両下部構造10は、車体側部12の下部を含んで構成されている。図1に示されるように、車両下部には、フロアパネル14が配置されている。フロアパネル14には、車両幅方向中間部に車両上方側に凸とされたユニット搭載部14Aが形成されている。このユニット搭載部14Aは、車両前後方向に延在している。また、フロアパネル14には、ユニット搭載部14Aの車両幅方向外側に連続して略水平な平板部14Bが形成されている。
フロアパネル14の平板部14Bの下面側にはアンダーリインフォース16が配設されている。アンダーリインフォース16は、車両前後方向に延在する長尺状の車体骨格部材であり、車両正面視の縦断面形状がハット形状とされると共に、開放側が車両上方側を向くように配置されている。アンダーリインフォース16は、左右のフランジ部16Fがフロアパネル14にスポット溶接により結合されている。これにより、アンダーリインフォース16とフロアパネル14とで車両前後方向に延在する閉断面構造部18が形成されている。
アンダーリインフォース16の底壁部16Aには、フレーム20を構成するサイド部材(縦方向部材)22のフランジ部22Fがボルト締結されている。サイド部材22のフランジ部22Fは、サイド部材22における車両幅方向外側の端部を構成している。図2(A)には、車両下部構造10の一部が模式的な平面図にて示されている。図2(A)に示されるように、サイド部材22は、車両前後方向に延在している。図1に示されるように、サイド部材22は、本実施形態では三枚のパネルが結合されることで形成されており、車両前後方向に延在する矩形筒状の閉断面構造部22Aを備えている。この閉断面構造部22Aは、アンダーリインフォース16よりも車両幅方向内側でかつ車両下方側に設定されている。
また、フレーム20は、車両下部の左右に設けられたサイド部材22を架け渡す複数のクロス部材(横方向部材)24を備えている。図2(A)に示されるように、クロス部材24は、車両幅方向に延在しており、車両前後方向に複数並設されている。図2(B)には、図2(A)の2B−2B線に沿った断面図が示されている。図1及び図2に示されるように、クロス部材24の上方側には、スタック26が搭載されている。
一方、図1に示されるように、フロアパネル14の車両幅方向外側の端部14Cは、曲げられて車両上方側へ延設されると共にロッカ30(「サイドシル」ともいう。)の車両幅方向内側の側面にスポット溶接により結合されている。なお、本実施形態では、フロアパネル14、アンダーリインフォース16、及びロッカ30の下部を含んで車体底部28が構成されている。ロッカ30は、車体側部12の下端部に設けられた長尺状の車体骨格部材であり、車両前後方向に延在している。このロッカ30は、車両幅方向内側の構成部とされたロッカインナパネル32と、車両幅方向外側の構成部とされたロッカアウタパネル34と、を備えている。
ロッカインナパネル32は、車両正面視の縦断面形状がハット形状とされ、開放側が車両幅方向外側を向くように配置されている。ロッカインナパネル32は、上面を成す上壁部32B、側面を成す側壁部32C、及び下面を成す下壁部32Dを備えている。また、ロッカインナパネル32は、上壁部32Bの車両幅方向外側の端部から曲げられて車両上方側に延出された上フランジ部32Aと、下壁部32Dの車両幅方向外側の端部から曲げられて車両下方側に延出された下フランジ部32Eと、を備えている。
これに対して、ロッカアウタパネル34は、車両正面視の縦断面形状がハット形状とされ、開放側が車両幅方向内側を向くように配置されている。ロッカアウタパネル34は、上面を成す上壁部34B、側面を成す側壁部34C、及び下面を成す下壁部34Dを備えている。また、ロッカアウタパネル34は、上壁部34Bの車両幅方向内側の端部から曲げられて車両上方側に延出された上フランジ部34Aと、下壁部34Dの車両幅方向内側の端部から曲げられて車両下方側に延出された下フランジ部34Eと、を備えている。
ロッカインナパネル32の上フランジ部32Aとロッカアウタパネル34の上フランジ部34Aとは、スポット溶接により結合されている。同様に、ロッカインナパネル32の下フランジ部32Eとロッカアウタパネル34の下フランジ部34Eとは、スポット溶接により結合されている。これらにより、ロッカインナパネル32とロッカアウタパネル34とが一体化されると共に車両前後方向に延在する閉断面構造部を備えたロッカ30が形成されている。
ロッカ30の下部を含む車体底部28の下面側には、複数のエネルギー吸収部材としての外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42が取り付けられている。外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42は、車両幅方向に隣接して並設されている。外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42は、それぞれアルミ材を押し出し成形して一体に形成され、外周壁部40Z、42Zの内側が複数本の縦リブ40Y、42Yと一本の横リブ40X、42Xとで仕切られている。これにより、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42は、車両前後方向に貫通して車両幅方向に並ぶ複数の孔が形成された格子状の部材とされている。
外側エネルギー吸収部材40は、内側エネルギー吸収部材42に対して車両幅方向外側に配置(換言すれば、複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置)されたエネルギー吸収部材である。この外側エネルギー吸収部材40は、ロッカ30におけるロッカアウタパネル34の下方側に配置され、ロッカアウタパネル34の下壁部34Dの下面側にボルト締結により取り付けられている。具体的には、ボルト36Aが外側エネルギー吸収部材40の上壁部40A及びロッカアウタパネル34の下壁部34Dを下方側から貫通すると共に、ロッカアウタパネル34の下壁部34Dの上面に配置されたナット38Aにボルト36Aが螺合されている。これにより、ロッカアウタパネル34の下壁部34Dに外側エネルギー吸収部材40の上壁部40Aが固定されている。
外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向外側の側面40Bは、車両上下方向及び車両前後方向を含む面を面方向として配置され、ロッカ30の車両幅方向外側の側面30Aよりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されている。また、外側エネルギー吸収部材40は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅40aが自身の他の部位における格子幅40b、40cに比べて短く設定されている。
外側エネルギー吸収部材40に対して車両幅方向内側に配置される内側エネルギー吸収部材42は、ロッカ30のロッカインナパネル32、フロアパネル14の平板部14B、及びアンダーリインフォース16の下方側に配置されている。内側エネルギー吸収部材42は、車両幅方向内側の第二上壁部42Bが車両幅方向外側の第一上壁部42Aに対して一段低い段差状に形成されている。そして、車両幅方向内側の第二上壁部42Bは、横リブ42Xの車両幅方向内側の延長部に設定されている。
内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向外側の第一上壁部42Aは、ロッカインナパネル32の下壁部32Dの下面側にボルト締結により取り付けられている。すなわち、ボルト36Bが内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向外側の第一上壁部42A及びロッカインナパネル32の下壁部32Dを下方側から貫通すると共に、ロッカインナパネル32の下壁部32Dの上面に配置されたナット38Bにボルト36Bが螺合されている。これにより、ロッカインナパネル32の下壁部32Dに内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向外側の第一上壁部42Aが固定されている。
また、内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向内側の第二上壁部42Bは、アンダーリインフォース16の底壁部16Aの下面側にボルト締結により取り付けられている。すなわち、ボルト36Cが内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向内側の第二上壁部42B、円筒状のカラー44、サイド部材22のフランジ部22F、及びアンダーリインフォース16の底壁部16Aを下方側から貫通すると共に、アンダーリインフォース16の底壁部16Aの上面に配置されたナット38Cにボルト36Cが螺合されている。これにより、アンダーリインフォース16の底壁部16Aに内側エネルギー吸収部材42における車両幅方向内側の第二上壁部42Bが固定されている。
また、内側エネルギー吸収部材42は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅42aが自身の他の部位における格子幅42b、42c、42dに比べて短く設定されている。
外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sと、内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sとは、互いに隣り合って対向する対向部となっている。外側エネルギー吸収部材40は、車両幅方向内側の側端部40Sに係合部としての凹状係合部46を備えている。凹状係合部46は、車両幅方向外側にV字状に凹んでいる。これに対して、内側エネルギー吸収部材42は、車両幅方向外側の側端部42Sに係合部としての凸状係合部48を備えている。凸状係合部48は、車両幅方向外側に車両幅方向外側にV字状に突出しており、凹状係合部46と係合可能とされている。すなわち、凹状係合部46及び凸状係合部48は、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sと内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sとを係合させるようになっている。
また、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sには、内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sの側へ向けて突出する突出部としてのリブ50が凹状係合部46の上方側に形成されている。すなわち、このリブ50は、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sが車両幅方向内側へ傾倒した場合に内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sを押圧するように設定されている。
また、本実施形態では、リブ50の板厚は、外側エネルギー吸収部材40の他の部位の板厚と同等に設定されている。よって、成形のバランスが崩れることはない。また、リブ50の根元部には車両幅方向外側に凹む凹部は形成されていない。よって、成形用の型にはそのような凹部に対応する凸部が不要となるので、型の強度が容易に確保できる。また、リブ50と凹状係合部46との間の溝部分は、車両前後方向に延在している。よって、アルミ材の押し出し成形によって外側エネルギー吸収部材40の形状を形成することができる。このように、リブ50が設定されても外側エネルギー吸収部材40の成形性は損なわれない。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の構成では、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42が車両幅方向に隣接して並設されて車体底部28の下面側に取り付けられている。このようにエネルギー吸収部材が分割されている分、車体底部28の位置精度に若干のばらつきがあっても、車体底部28への取り付けが容易となっている。
なお、車体においては、ロッカアウタパネル34等のアウタ側のパネルとロッカインナパネル32等のインナ側のパネルとが組付段階で車両上下方向に若干ずれることがあり得る。そして、例えば、外側エネルギー吸収部材40と内側エネルギー吸収部材42とを一体化したようなエネルギー吸収部材を車体底部28に取り付ける対比構造では、固定部位の位置合わせが難しいうえ、ロッカアウタパネル34とロッカインナパネル32との上下方向の相対位置がずれているとエネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側面が車両上下方向に対して斜めに傾いてしまう可能性がある。このようにエネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側面が傾くと、側面衝突時における荷重伝達モードのコントロールが難しくなる。これに対して、本実施形態では、ロッカアウタパネル34に外側エネルギー吸収部材40が取り付けられ、ロッカインナパネル32に内側エネルギー吸収部材42が取り付けられているので、取り付けが容易であるうえ、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向外側の側面40Bが傾く可能性も低いので側面衝突時における荷重伝達モードのコントロールも容易となる。
また、本実施形態では、外側エネルギー吸収部材40がロッカ30の下方側に配置されている。よって、側面衝突時にはまずロッカ30の下方側の外側エネルギー吸収部材40に衝突相手(例えば、円柱状のポール)の側から衝突荷重が入力され、その後、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側に隣接して配置された内側エネルギー吸収部材42に衝突荷重が伝達される。
ここで、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sには凹状係合部46が設けられ、内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sには凸状係合部48が設けられている。そして、凹状係合部46及び凸状係合部48は、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sと内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sとを係合させる。言い換えれば、凹状係合部46が凸状係合部48をくわえ込み、内側エネルギー吸収部材42に対する外側エネルギー吸収部材40の上下方向へのずれ(逃げ)が抑制される。
よって、側面衝突時には、互いに隣り合う外側エネルギー吸収部材40と内側エネルギー吸収部材42とが係合して一体となって衝突荷重を受けるので、当該衝突荷重は、外側エネルギー吸収部材40から内側エネルギー吸収部材42に安定的に伝達される。その結果、並設された外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42は、安定的に変形して衝突エネルギーを吸収する。
また、本実施形態では、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向外側の側面40Bは、ロッカ30の車両幅方向外側の側面30Aよりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されている。このため、側面衝突時にはロッカ30よりも先に外側エネルギー吸収部材40に衝突荷重が入力され、その後、外側エネルギー吸収部材40から内側エネルギー吸収部材42へ安定した経路で衝突荷重が伝達される。よって、側面衝突時の荷重伝達モードのコントロールが一層容易となる。その結果として、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42を安定的に変形させることができ、衝突エネルギーを安定的に吸収することができる。
また、本実施形態では、外側エネルギー吸収部材40がロッカ30の下面側に取り付けられると共に、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sには、内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sの側へ向けて突出するリブ50が凹状係合部46の上方側に形成されている。このため、例えば、側面衝突時にロッカ30が車両幅方向内側かつ車両下方側へ回転するように変位したりロッカ30が車両幅方向に潰れてロッカアウタパネル34の下壁部34Dの傾斜角度が大きくなったりすることで外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sが車両幅方向内側へ傾倒した場合にも、外側エネルギー吸収部材40のリブ50が内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sに当たることで衝突荷重が伝達される。また、このとき、外側エネルギー吸収部材40のリブ50が内側エネルギー吸収部材42の車両幅方向外側の側端部42Sに食い込むと、内側エネルギー吸収部材42に対する外側エネルギー吸収部材40の上下方向へのずれが抑制される。従って、凹状係合部46と凸状係合部48との係合が不十分であっても、内側エネルギー吸収部材42を効果的に変形させることができ、衝突エネルギーを吸収することができる。
また、本実施形態では、外側エネルギー吸収部材40は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅40aが自身の他の部位における格子幅40b、40cに比べて短いので、側面衝突時には、車両幅方向の最も外側の部位での局部変形(座屈)が抑えられる。補足説明すると、例えば、格子状とされた外側エネルギー吸収部材における車両幅方向の最も外側の角筒部の格子幅が自身の他の部位における格子幅に比べて長い対比構造では、側面衝突時に車両幅方向の最も外側の角筒部における上下辺部がパンタグラフのように折れ易い。これに対して、本実施形態の構成では、外側エネルギー吸収部材40における車両幅方向の最も外側の部位の剛性及び強度が高められているので、側面衝突時に対比構造のような折れ(座屈)が生じにくい。
このため、図3に示されるように、衝突相手Pからの衝突荷重Fが分散されながら効率的に車両幅方向内側へ伝達される(矢印f1参照)。そして、外側エネルギー吸収部材40及び内側エネルギー吸収部材42が効果的に潰れ、衝突エネルギーが効果的に吸収される。その結果、フレーム20のサイド部材22の変形が防止又は効果的に抑制されてスタック26への荷重入力が防止又は効果的に抑制される。また、サイド部材22に伝達された荷重は、複数のクロス部材24へ分散されて伝達される(矢印f2参照)。
以上説明したように、本実施形態に係る車両下部構造10によれば、図1に示される車体底部28への取付け性を確保しながら側面衝突時のエネルギー吸収性能を高めることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る車両下部構造60について、図4を用いて説明する。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図4には、本実施形態に係る車両下部構造60が車両正面視の縦断面図にて示されている。図4に示されるように、車体底部28の下面側には、複数のエネルギー吸収部材としての外側エネルギー吸収部材62及び内側エネルギー吸収部材64が取り付けられている。第一エネルギー吸収部材としての外側エネルギー吸収部材62及び第二エネルギー吸収部材としての内側エネルギー吸収部材64は、車両幅方向に隣接して並設されている。互いに隣り合う外側エネルギー吸収部材62及び内側エネルギー吸収部材64は、それぞれアルミ材を押し出し成形して一体に形成され、外周壁部62Z、64Zの内側が複数本の縦リブ62Y、64Yと複数本の横リブ62X、64Xとで仕切られている。これにより、外側エネルギー吸収部材62及び内側エネルギー吸収部材64は、車両前後方向に貫通して車両幅方向に並ぶ複数の孔が形成された格子状の部材とされている。
外側エネルギー吸収部材62は、内側エネルギー吸収部材64に対して車両幅方向外側に配置(換言すれば、複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置)されたエネルギー吸収部材である。この外側エネルギー吸収部材62は、ロッカ30におけるロッカアウタパネル34の下方側に配置され、ロッカアウタパネル34の下壁部34Dの下面側にボルト締結により取り付けられている。
外側エネルギー吸収部材62の車両幅方向外側の側面62Bは、車両上下方向及び車両前後方向を含む面を面方向として配置され、ロッカ30の車両幅方向外側の側面30Aよりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されている。また、外側エネルギー吸収部材62は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅62aが自身の他の部位における格子幅62b、62cに比べて短く設定されている。
外側エネルギー吸収部材62に対して車両幅方向内側に配置される内側エネルギー吸収部材64は、ロッカ30のロッカインナパネル32、フロアパネル14の平板部14B、及びアンダーリインフォース16の下方側に配置されている。内側エネルギー吸収部材64は、車両幅方向内側の第二上壁部64Bが車両幅方向外側の第一上壁部64Aに対して一段低い段差状に形成されている。そして、車両幅方向内側の第二上壁部64Bは、概ね横リブ64Xの車両幅方向内側の延長部に設定されている。
内側エネルギー吸収部材64における車両幅方向外側の第一上壁部64Aは、ロッカインナパネル32の下壁部32Dの下面側にボルト締結により取り付けられている。また、内側エネルギー吸収部材64における車両幅方向内側の第二上壁部64Bは、アンダーリインフォース16の底壁部16Aの下面側にボルト締結により取り付けられている。内側エネルギー吸収部材64は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅64aが自身の他の部位における格子幅64b、64cに比べて短く設定されている。
外側エネルギー吸収部材62の車両幅方向内側の側端部62Sと、内側エネルギー吸収部材64の車両幅方向外側の側端部64Sとは、互いに隣り合って対向する対向部となっている。外側エネルギー吸収部材62は、車両幅方向内側の側端部62Sに凹凸状の係合部としての内端係合部66を備えている。内端係合部66の上部は、車両幅方向内側にV字状に突出した凸係合部としての内端係合上部66Aとされ、内端係合部66の下部は、車両幅方向外側にV字状に凹んだ内端係合下部66Bとされている。
これに対して、内側エネルギー吸収部材64は、車両幅方向外側の側端部64Sに凹凸状の係合部としての外端係合部68を備えている。外端係合部68の上部は、車両幅方向内側にV字状に凹んだ凹係合部としての外端係合上部68Aとされている。外端係合上部68Aは、内端係合上部66Aと係合可能とされている。また、外端係合部68の下部は、車両幅方向外側にV字状に突出した外端係合下部68Bとされている。外端係合下部68Bは、内端係合下部66Bと係合可能とされている。このように、外側エネルギー吸収部材62の内端係合部66と内側エネルギー吸収部材64の外端係合部68とは、係合可能とされている。すなわち、内端係合部66及び外端係合部68は、外側エネルギー吸収部材62及び内側エネルギー吸収部材64に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に外側エネルギー吸収部材62の車両幅方向内側の側端部62Sと内側エネルギー吸収部材64の車両幅方向外側の側端部64Sとを係合させるようになっている。
以上説明した本実施形態の構成によっても、前述した第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。また、本実施形態によれば、例えば、外側エネルギー吸収部材62が車体底部28から外れてしまった場合に外側エネルギー吸収部材62が車両幅方向外側に傾倒するように回動しようとしても、内端係合上部66Aの上部上向き面66A1が外端係合上部68Aの上部下向き面68A1に当接することで、外側エネルギー吸収部材62の回動が規制される。よって、仮に外側エネルギー吸収部材62が車体底部28から外れてしまっても、外側エネルギー吸収部材62から内側エネルギー吸収部材64へ衝突荷重が伝達される。これにより、衝突エネルギーの吸収を持続することができる。
[実施形態の補足説明]
上記第1、第2の実施形態の変形例として、車体底部の下面側に取り付けられるエネルギー吸収部材は、車両幅方向に隣接して三個以上並設されてもよい。
また、上記第1、第2の実施形態の変形例として、エネルギー吸収部材は、例えば、車両幅方向を軸方向とする筒状部と当該筒状部における車両幅方向の両端開口部を閉止する閉止部とを備えたエネルギー吸収部材等のような格子状でないエネルギー吸収部材であってもよい。また、エネルギー吸収部材は、例えば、アルミ材以外の金属材料や樹脂材料等のような材料で形成されたものであってもよい。
また、エネルギー吸収部材が格子状の部材の場合、縦リブ(40Y、42Y、62Y、64Y)の本数は、一本以上あればよく、上記実施形態の例に限定されない。また、エネルギー吸収部材が格子状の部材の場合、横リブ(40X、42X、62X、64X)があったほうが断面のサイズを小さくすることができて強度が高くなるが、横リブがない構成も採り得る。
また、上記第1、第2の実施形態では、図1及び図4に示されるように、外側エネルギー吸収部材40、62は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅40a、62aが自身の他の部位における格子幅40b、40c、62b、62cに比べて短く設定されているが、このような構成を採らないことも可能である。同様に、上記実施形態では、内側エネルギー吸収部材42、64は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅42a、64aが自身の他の部位における格子幅42b、42c、42d、64b、64cに比べて短く設定されているが、このような構成を採らないことも可能である。
また、上記第1、第2の実施形態の変形例として、複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材における車両幅方向外側の側面がロッカの車両幅方向外側の側面よりも車両下方側でかつロッカの車両幅方向外側の側面と同等の車両幅方向位置に設定された構成を採ることもできる。
また、互いに隣り合うエネルギー吸収部材同士の各々の対向部に設けられる係合部は、例えば、互いに係合可能な矩形凸状の係合部及び矩形凹状の係合部、互いに係合可能な半円凸状の係合部及び半円凹状の係合部等のように、互いに係合可能な形状であればよく、上記実施形態の例に限定されない。
また、上記第2の実施形態の変形例として、第一エネルギー吸収部材(外側エネルギー吸収部材62)の係合部が図4に示される内端係合上部66Aに相当する部位のみで構成されると共に、第二エネルギー吸収部材(内側エネルギー吸収部材64)の係合部が、外端係合上部68Aに相当する部位のみで構成されてもよい。
また、エネルギー吸収部材に設けられる係合部は、凹状部が複数形成されてもよいし、凸状部が複数形成されてもよい。また、係合部の上下方向の設定位置は、エネルギー吸収部材の対向部における上部であってもよいし下部であってもよく、その設定位置は問わない。
また、上記実施形態の変形例として、係合部は、エネルギー吸収部材とは別体に形成されかつエネルギー吸収部材に固定されたようなものであってもよい。
また、上記第1の実施形態では、図1に示されるように、外側エネルギー吸収部材40の車両幅方向内側の側端部40Sには、凹状係合部46の上方側にリブ50が形成されているが、このようなリブ50が形成されない構成も可能である。また、突出部は、例えば、車両幅方向内側にV字状の凸とされるような他の突出部とすることも可能である。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両下部構造
12 車体側部
28 車体底部
30 ロッカ
30A ロッカの車両幅方向外側の側面
40 外側エネルギー吸収部材
40B 外側エネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側面
40S 外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部
40a 外側エネルギー吸収部材の車両幅方向の最も外側の部位における格子幅
42 内側エネルギー吸収部材
46 凹状係合部
48 凸状係合部
50 リブ(突出部)
60 車両下部構造
62 外側エネルギー吸収部材(第一エネルギー吸収部材)
62B 外側エネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側面
62a 外側エネルギー吸収部材の車両幅方向の最も外側の部位における格子幅
64 内側エネルギー吸収部材(第二エネルギー吸収部材)
66 内端係合部
66A 内端係合上部(凸係合部)
68 外端係合部
68A 外端係合上部(凹係合部)

Claims (5)

  1. 車体側部の下端部に設けられたロッカの下部を含んで構成された車体底部と、
    前記車体底部の下面側に取り付けられると共に、車両幅方向に隣接して並設され、少なくとも一個は前記ロッカの下方側に配置された複数のエネルギー吸収部材と、
    互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材同士の各々の対向部に設けられ、前記複数のエネルギー吸収部材に対して車両幅方向外側から荷重が入力された場合に互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材同士の対向部を係合させる凹凸状の係合部と、
    を有する車両下部構造。
  2. 前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、前記ロッカの下面側に取り付けられ、
    前記外側エネルギー吸収部材の車両幅方向内側の側端部には、隣り合う他の前記エネルギー吸収部材の車両幅方向外側の側端部の側へ向けて突出する突出部が前記係合部の上方側に形成されている、請求項1記載の車両下部構造。
  3. 前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、その車両幅方向外側の側面が前記ロッカの車両幅方向外側の側面よりも車両下方側でかつ車両幅方向外側に設定されている、請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造。
  4. 前記エネルギー吸収部材は、車両前後方向に貫通して車両幅方向に並ぶ複数の孔が形成された格子状の部材とされ、
    前記複数のエネルギー吸収部材のうち車両幅方向の最も外側に配置された外側エネルギー吸収部材は、車両幅方向の最も外側の部位における格子幅が自身の他の部位における格子幅に比べて短く設定されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両下部構造。
  5. 互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材のうち車両幅方向外側に配置される第一エネルギー吸収部材は、車両幅方向内側の側端部に前記係合部として車両幅方向内側に突出する凸係合部を備え、
    互いに隣り合う前記エネルギー吸収部材のうち車両幅方向内側に配置される第二エネルギー吸収部材は、車両幅方向外側の側端部に前記係合部として車両幅方向内側に凹んで前記凸係合部と係合可能な凹係合部を備えている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両下部構造。
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