JP2930863B2 - シャシフレーム付き自動車 - Google Patents
シャシフレーム付き自動車Info
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Description
体を介して搭載された車体を備えたシャシフレーム付き
自動車に関するものである。
例を示す斜視図であり、この図は、その車室内に配置さ
れるシートと、その車体側部のドア開口に開閉自在に装
着されるドアを取り外して示した図である。また図7は
図1のII−II線断面図に相当する図であり、図8は同じ
く図1のIV−IV線断面図に相当する図であって、これら
の図は共に従来の自動車の構成例を示している。これら
の図に示した自動車、及び後述する本発明一実施例の自
動車は、その車体の幅方向Wの中心C(図1参照)に関
して、左右対称に構成されているものとし、以下の説明
では、主として自動車の前進方向に見て左側の構成だけ
を明らかにする。
1は、その車室内の床面を構成するフロアパネル2と、
車体1のほぼ前後方向に延びるロッカパネル3と、車体
1の幅方向Wに延びるクロスメンバ4とを有している。
ロッカパネル3は、ロッカインナパネル5とロッカアウ
タパネル6を有し、その両者の上下の合せフランジ部
7,8が溶接によって一体に固着されている。かかるロ
ッカパネル3のロッカインナパネル5には、フロアパネ
ル2の車体幅方向端縁9が例えばスポット溶接によって
固着されている。一方、クロスメンバ4は、図8に示す
ようにトンネル状の横断面形状を有し、その車体前後方
向の各端縁のフランジ部10,11がフロアパネル2の
上面に、例えばスポット溶接によって固着されている。
図7及び図8に例示したクロスメンバ4は、頂壁15
と、これに一体に連設された前後の側壁16,17を有
するハット状の横断面形状に形成され、その各側壁1
6,17の下端に前述のフランジ部10,11が一体に
連設されている。
ば鋼板より成り、そのうちの1つのロッカパネル3は車
体側部の骨格を構成している。またクロスメンバ4もフ
ロアパネル2と協働して車体1の骨格を構成し、フロア
パネル2を補強してその剛性を高め、自動車走行時にフ
ロアパネル2に発生する振動を抑制する働きをなす。こ
のようなクロスメンバ4は、図示していないシート(座
席)を車体に取付けるために利用されることも多い。す
なわち、このクロスメンバ4に図示していないブラケッ
トを介してシートを支持し、剛性の大なるクロスメンバ
4によって重量の大なるシートの荷重を支えるのであ
る。
したシャシフレーム12に、図示していない車体搭載装
置によって支持されている。通常はゴム又は軟質合成樹
脂より成る弾性体を有するマウントと称せられる車体搭
載装置が使用され、かかる搭載装置の弾性体を介して車
体1がシャシフレーム12に搭載される。シャシフレー
ム12は、例えば比較的板厚の大なる鋼板により構成さ
れ、その横断面が箱状の閉断面状に形成されている。
自動車を走行させたとき、その車体1を構成する各要素
が大きな振幅で振動すると、車室内にこもり音が発生
し、乗員に不快感を与えることになる。例えば、車体1
の骨格を構成するクロスメンバ4は車体1の剛性を高
め、その振動を抑制する働きをなすものであるが、その
板厚が薄すぎると、これが振動し、こもり音が発生す
る。そこで従来は車体1に対して加振力を加える実験を
行い、このときこもり音が発生しない程度まで、車体1
の各要素、例えばクロスメンバ4の板厚を大きく設定
し、実際に市場に出される自動車にこもり音が発生する
ことを阻止している。すなわち、クロスメンバ4の各部
分についての形状と、その各部分の剛性との関連性を特
に考慮することなく、画一的にこもり音が発生しないよ
うに、クロスメンバ4の全体の板厚を大きく設定してい
たのである。
ると、図7に示した如きクロスメンバ4においては、そ
の特有の形状に依存して、その特定部分においてはその
剛性が高く、他の部分についてはその剛性が低くなって
おり、従ってその剛性の低い部分についてだけ、その剛
性を高めれば、クロスメンバ4の全体の板厚を小さく設
定しても、こもり音の発生を阻止できることが明らかと
なった。以下、この点について説明する。
パネル2の端縁9が、ロッカパネル3の上部に固着され
ている。より正確に言えば、ロッカパネル3の高さ方向
の中心部Xを考えたとき、その中心部Xよりも上方のロ
ッカパネル部分に、フロアパネル2の車体幅方向端縁9
が固着されているのである。このため、クロスメンバ4
の車体幅方向端部13の高さを大きくとることはできな
い。すなわち、図7に示したクロスメンバ4は、その末
端部14をロッカパネル3に対接させ、又はここに固着
させる必要があるので、クロスメンバ4の下方に位置す
るフロアパネル2の端縁9がロッカパネル3の上部に固
着されていると、クロスメンバ4の端部13の高さを小
さくしなければならないのである。これに対して、端部
13を除く車体幅方向中心側のクロスメンバ部分18
は、その高さHを大きくとることができる。このような
事情で、図7及び図8に示した例では、クロスメンバ4
の端部13における頂壁15を、これがロッカパネル3
に近づくに従って、高さが低くなるように傾斜させてい
るのである。
端縁9が、ロッカパネル3の高さ方向中心部Xよりも上
方のロッカパネル部分に固着されている車体構造におい
ては、そのクロスメンバ4の車体幅方向端部13におけ
る高さを、その端部13を除く車体幅方向中心側のクロ
スメンバ部分18の高さHよりも低く設定しなければな
らないのであるが、かかる構成においては、クロスメン
バ4の車体幅方向中心側の部分18については、その高
さHが大なるため、その剛性を高めることができるもの
の、その端部13は高さが低いため、その剛性が極端に
低下し、自動車の走行時に、この端部13が振動し、こ
もり音が発生しやすくなる。
各部分13,18によって剛性が相違するという事実を
考慮することなく、クロスメンバ4の全体の板厚を、こ
もり音が発生しないところまで大きく設定していたので
あるが、このような対策によれば、本来振動の発生し難
いクロスメンバ部分18の板厚が必要以上厚くなってし
まうため、車体全体の重量とそのコストが徒に増大する
欠点を免れない。
印Fで示したように直接又は図示していないドアを介し
て車体幅方向Wの外側から外力が作用したとき、ロッカ
パネル3は車体の中心C側へ凹入変形するが、このとき
の変形量をできるだけ小さくする必要がある。このた
め、従来はロッカパネル3やフロアパネル2、或いはク
ロスメンバ4の板厚を大きく設定し、その剛性を高め、
外力Fの発生時にロッカパネル3が大きく変形すること
を防止していた。ところが、このような対策も車体重量
の増大とコストの上昇を招く原因となる。
る各要素の板厚を大きく設定することによって、こもり
音の発生と、ロッカパネルの変形を抑えていたのである
が、これによって車体重量とそのコストが上昇する欠点
を免れなかったのである。
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、上述した従来の問題を簡単な構成によって一
挙に解決したシャシフレーム付き自動車を提供すること
にある。
成するため、シャシフレームに弾性体を介して搭載され
た車体を具備し、該車体が、その車室内の床面を構成す
るフロアパネルと、該フロアパネルの車体幅方向端縁が
固着され、かつ車体のほぼ前後方向に延びるロッカパネ
ルと、車体の幅方向に延びていて、トンネル状の横断面
形状を有し、その車体前後方向の各端縁が前記フロアパ
ネルの上面に固着されたクロスメンバとを有し、前記フ
ロアパネルの車体幅方向端縁が、前記ロッカパネルの高
さ方向中心部よりも上方のロッカパネル部分に固着さ
れ、前記クロスメンバは、その車体幅方向端部における
高さが、その端部を除く車体幅方向中心側のクロスメン
バ部分よりも低く設定されているシャシフレーム付き自
動車において、前記クロスメンバの車体幅方向端部の下
方領域に、前記フロアパネルの下面とロッカパネルとに
固着され、かつ車体幅方向中心側に位置する端壁を有す
る箱状に形成された補強部材を設け、該補強部材の前記
端壁を、前記シャシフレームに対して離間させ、かつ当
該シャシフレームの車体幅方向外側面に対置させたこと
を特徴とするシャシフレーム付き自動車を提案する。
向の外側から外力が作用することにより、前記補強部材
が、車体幅方向中心側に変位して、シャシフレームの前
記車体幅方向の外側面に衝き当った後、変形しながらさ
らに変位を続ける当該補強部材を、車体幅方向であって
その中心を向いた方向に案内するガイド手段を設けると
特に有利である。
説明する。
あるが、ここに示したキャブ付き自動車の基本構成は図
7及び図8に示した従来例と変りはなく、またその自動
車の外観も図1に示したところと変りはない。よって、
図2乃至図6において、従来と同一の部分については、
図7及び図8に示した符号と同一の符号を付し、その同
一部分についての説明は省略する。また以下の説明にお
いても必要に応じて図1を参照することにする。
に、クロスメンバ4の車体幅方向端部13の下方領域に
補強部材20を追加した点にある。この補強部材20
は、図3及び図4にも示すように、車体1の前後方向に
離間した前後壁21,22と、これらに一体に連設され
た底壁23と、さらにこれらに一体に連設され、車体1
の幅方向中心C(図1)の側に位置する端壁24とを有
する箱状に形成され、その端縁にはフランジ25,26
が一体に連設されている。その際、前後壁21,22と
端壁24に連設されたフランジ25は、フロアパネル2
の下面に、例えばスポット溶接により一体に固着され、
前後壁21,22と底壁23に一体に連設されたフラン
ジ26は、ロッカパネル3のロッカインナパネル5に、
例えばスポット溶接によって一体に固着されている。補
強部材20は、例えば鋼板により構成されている。
バ4の車体幅方向端部13の下方領域に位置し、フロア
パネル2の下面とロッカパネル3に固着されているが、
かかる補強部材20は、その端壁24が、図2に示すよ
うにシャシフレーム12に対して離間し、しかもこのシ
ャシフレーム12の車体幅方向外側面27に対置されて
いる。
スメンバ4の車体幅方向端部13は、その剛性が比較的
低く、従来はこの部位において振動が発生しやすかった
のであるが、本例ではこの点に着目し、その端部13の
下方領域に箱状の補強部材20を設け、この端部13の
剛性を局部的に高めたのである。前述のようにクロスメ
ンバ4の車体幅方向中心側の部分18の剛性は元々高い
ので、クロスメンバ4の端部13の剛性を補強部材20
によって局部的に高めることにより、クロスメンバ4の
車体幅方向Wにおける全体の剛性を高めることができ
る。これにより、クロスメンバ4の全体の板厚を従来よ
りも薄く設定してもその振動の発生を抑え、こもり音の
発生を阻止することができ、車体重量の減少とコストの
低減を達成することができる。振動しやすいクロスメン
バ部分の剛性を局部的に高め、これによりクロスメンバ
全体の板厚を薄く設定することを可能としたのである。
ば図示していないマウントから成る車体搭載装置の弾性
体を介してシャシフレーム12に支持されており、これ
により、図示していないエンジンや路面からの振動が直
に車体1に伝達されることを阻止できる。振動を弾性体
によって緩衝させることができるのである。従って、自
動車の走行時に車体1とシャシフレーム12は異なった
態様でそれぞれ振動し、車体1とシャシフレーム12が
直接に接触し合うと、両者が擦れ合って異音を発生す
る。このような観点から、前述のように、車体側の要素
を構成する補強部材20をシャシフレーム12に対して
離間させ、両者が擦れ合って異音が発生する不具合を阻
止しているのである。
パネル3に対して車体幅方向の外側から外力F(図2)
が作用すると、ロッカパネル3は車体1の中心C側に向
けて曲げ変形する。これに伴ってロッカパネル3に一体
に固着された補強部材20も、ロッカパネル3と共に車
体1の中心C側に向けて変位するが、このとき補強部材
20はシャシフレーム12の車体幅方向外側面27に対
向して位置しているので、補強部材20の変位量が大き
くなると、これがシャシフレーム12に衝き当る。その
際、シャシフレーム12は元々強度の大なる部材である
ため、シャシフレーム12は補強部材20を受け止め、
ロッカパネル3の変形を抑える働きをなす。
きは、シャシフレーム12の外側面27に衝き当った補
強部材20は潰れるように変形し、その外力Fによるエ
ネルギーを吸収する。すなわち、補強部材20は、外力
Fに対する緩衝機能を果し、ロッカパネル3の変形を効
果的に抑制するのである。
によるロッカパネル3の車体中心C側への凹入変形を抑
えることができる。従って、ロッカパネル3や、フロア
パネル2や、クロスメンバ4の板厚を従来よりも薄く設
定することができ、車体1の重量とそのコストの一層の
低減を達成できる。
によって変形することによってエネルギーを吸収する
が、外力Fの作用方向やその大きさなどによっては、シ
ャシフレーム12に衝き当った補強部材20が、図6に
示すようにシャシフレーム12の角部28を滑りなが
ら、その上部に乗り上がるように変形することがある。
このように補強部材20が車体幅方向Wであってその中
心Cを向いた方向Aからそれた方向Bに変位しながら変
形すると、補強部材20の大きな変形量が得られず、そ
のエネルギー吸収効率が低下する。エネルギーの吸収効
率を高めるには、補強部材20がシャシフレーム12に
衝き当った後、さらに、車体幅方向Wであって、その中
心Cに向いた方向Aに変位しながら、アコーディオンの
伸縮部が縮むように変形することが最も望ましい。
に、ロッカパネル3に対して、車体幅方向Wの外側から
外力Fが作用することにより、補強部材20が、車体幅
方向中心Cの側に変位して、シャシフレーム12の車体
幅方向外側面27に衝き当った後、変形しながらさらに
変位を続ける補強部材20を、車体幅方向Wであって、
その中心Cを向いた方向Aに案内するガイド手段29が
設けられている。
レーム12の外側面27に対向する補強部材20の部
分、すなわち本例ではその端壁24に溶接などによって
一体に固着されたピン30より成るガイド突起と、この
ピン30に対向するシャシフレーム12の外側面27に
形成されたガイド孔31とから構成されている。かかる
ピン30は車体幅方向Wに延び、その中心Cに向けて突
出している。またガイド孔31はピン30の外径よりも
わずかに大きな直径を有している。
外側から外力Fが作用し、補強部材20が車体幅方向中
心側に変位すると、ピン30がガイド孔31に突入して
係合する。これにより、補強部材20の変位する方向
が、車体幅方向Wであって、その中心Cを向いた方向A
に規制される。すなわち、この補強部材20がシャシフ
レーム12の車体幅方向外側面27に衝き当った後も、
その補強部材20はピン30とガイド部材31に案内さ
れて、さらに車体幅方向Wであって、その中心Cを向い
た方向Aに変位を続けるのである。このようにして、補
強部材20は理想的、ないしはそれに近い態様で潰れな
がら変形し、エネルギーを効率よく吸収し、ロッカパネ
ル3の変形量を少なくすることができる。これにより、
より確実に、ロッカパネル3、クロスメンバ4及びフロ
アパネル2の板厚を薄く設定することが可能となる。
出するピン30aより成るガイド突起をシャシフレーム
12の方に固着し、これに対向する補強部材20の部分
に、ガイド孔31aを形成してガイド手段29aを構成
することもできる。この構成によっても、補強部材20
が車体幅方向中心側に変位するとき、ピン30aがガイ
ド孔31aに突入するので、上述したところと全く同様
に、補強部材20を車体幅方向Wであってその中心Cを
向いた方向Aに案内することができる。さらに、図2と
図5に示したピン30,30aとガイド孔31,31a
を併用してもよく、またその数も適宜設定できる。この
ように、車体の幅方向に延びるガイド突起と、これに対
応して形成されるガイド孔は、その一方のガイド突起が
補強部材部分、又はこれに対向したシャシフレーム部分
に設けられ、その他方のガイド孔が、ガイド突起が付設
された方ではないシャシフレーム部分、又はこれに対向
した補強部材部分に設けられ、かかるガイド突起とピン
より成る対が少なくとも一対設けられるのである。
えばナットによってシャシフレーム又は補強部材に固着
され、かつ車体幅方向に突出するボルトから成るガイド
突起や、シャシフレーム又は補強部材自体の一部を車体
幅方向に突出成形して構成したガイド突起などを適宜用
いることが可能である。またガイド孔も、シャシフレー
ム又は補強部材に形成された貫通孔として構成するほ
か、シャシフレーム又は補強部材の一部を凹入形成した
凹部として構成することも可能である。さらに、ロッカ
パネル3に外力Fの加わらない通常時に、ガイド突起を
ガイド孔に嵌合させ、かつ両者を互いに接触させないよ
うに構成することもできる。
いずれの型式の自動車にも適用できるものである。
メンバの車体幅方向端部の下方領域に補強部材を設ける
という極く簡単な構成によって従来よりもクロスメンバ
の板厚を薄くしても、その振動を抑え、こもり音の発生
を阻止できる。しかも、ロッカパネル、クロスメンバ及
びフロアパネルの板厚を、従来よりも薄くしても、ロッ
カパネルに外力が加わったときのロッカパネルの変形量
を少なくすることができる。
ネルに外力が加わったときの、補強部材のエネルギー吸
収効果をより一層高め、ロッカパネル、クロスメンバ及
びフロアパネルの板厚をより薄くすることができ、車体
重量とそのコストの低減をより一層確実に達成すること
ができる。
シフレーム付き自動車を示す斜視図である。
きの斜視図である。
図である。
ながら変形した様子を示す、図2と同様な断面図であ
る。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 シャシフレームに弾性体を介して搭載さ
れた車体を具備し、該車体が、その車室内の床面を構成
するフロアパネルと、該フロアパネルの車体幅方向端縁
が固着され、かつ車体のほぼ前後方向に延びるロッカパ
ネルと、車体の幅方向に延びていて、トンネル状の横断
面形状を有し、その車体前後方向の各端縁が前記フロア
パネルの上面に固着されたクロスメンバとを有し、前記
フロアパネルの車体幅方向端縁が、前記ロッカパネルの
高さ方向中心部よりも上方のロッカパネル部分に固着さ
れ、前記クロスメンバは、その車体幅方向端部における
高さが、その端部を除く車体幅方向中心側のクロスメン
バ部分よりも低く設定されているシャシフレーム付き自
動車において、前記クロスメンバの車体幅方向端部の下
方領域に、前記フロアパネルの下面とロッカパネルとに
固着され、かつ車体幅方向中心側に位置する端壁を有す
る箱状に形成された補強部材を設け、該補強部材の前記
端壁を、前記シャシフレームに対して離間させ、かつ当
該シャシフレームの車体幅方向外側面に対置させたこと
を特徴とするシャシフレーム付き自動車。 - 【請求項2】 前記ロッカパネルに対して、車体幅方向
の外側から外力が作用することにより、前記補強部材
が、車体幅方向中心側に変位して、シャシフレームの前
記車体幅方向の外側面に衝き当った後、変形しながらさ
らに変位を続ける当該補強部材を、車体幅方向であって
その中心を向いた方向に案内するガイド手段を設けた請
求項1に記載のシャシフレーム付き自動車。
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=14302091
Family Applications (1)
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JP6101488A Expired - Lifetime JP2930863B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | シャシフレーム付き自動車 |
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