JP3136299B2 - シャシフレーム付き自動車 - Google Patents

シャシフレーム付き自動車

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JP3136299B2
JP3136299B2 JP06219604A JP21960494A JP3136299B2 JP 3136299 B2 JP3136299 B2 JP 3136299B2 JP 06219604 A JP06219604 A JP 06219604A JP 21960494 A JP21960494 A JP 21960494A JP 3136299 B2 JP3136299 B2 JP 3136299B2
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vehicle
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chassis frame
body portion
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武 横山
丈太呂 椎野
収 永澤
信之 斉藤
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D24/00Connections between vehicle body and vehicle frame

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピラーを有する車体が
弾性体を介してシャシフレームに搭載されたシャシフレ
ーム付き自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成するピラーに対し
て、車体の外方から外力が作用したとき、その外力によ
ってピラーが永久変形する量をできるだけ少なくできる
ように車体を構成すべきである。そこで従来は、ピラー
とその下方に位置する車体部分を構成する各要素などの
板厚を大きく設定してその剛性を高め、ピラーに外力が
加わったとき、これが車内側へ向けて大きく屈曲変形す
ることを阻止している。
【0003】ところが、上述のように車体を構成する各
要素の板厚を大きく設定すると、それだけ車体全体の重
量が増大し、しかもそのコストが上昇する欠点を免れな
い。外力作用時のピラーの永久変形量を確実に抑え、し
かも車体の重量とコストを低減できる自動車構造が最も
望ましいのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記認識に
基づきなされたものであって、その目的とするところ
は、ピラーやその下方の車体部分を構成する各要素の板
厚を従来より薄く設定しても、外力作用時にピラーが車
内側へ大きく屈曲変形することを阻止できるシャシフレ
ーム付き自動車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のシャシフレーム付き
自動車において、車体の骨格を構成するピラーの下方に
位置する車体部分と前記シャシフレームとの間に、通常
は当該車体部分とシャシフレームとを離間した状態に保
ち、前記ピラーにその外方から外力が作用して該ピラー
が変形し、これに伴って前記車体部分が変位したとき、
当該車体部分と前記シャシフレームとを連結し、その車
体部分の変位を抑える連結手段を設けた構成を提案す
る。
【0006】その際、前記連結手段が、前記シャシフレ
ームに固定されたフレーム側ブラケットと、該ブラケッ
トに形成された貫通孔に挿通され、一端側が前記車体部
分に固定された車体側連結部材とを有し、該車体側連結
部材は、通常、フレーム側ブラケットに接触しない状態
で前記貫通孔に挿通され、かつ当該車体側連結部材に
は、前記車体部分が変位したとき、その変位を抑えるよ
うにフレーム側ブラケットに当接する当接部が付設され
ていると有利である。
【0007】また、前記連結手段が、前記車体部分に固
定された車体側ブラケットと、該ブラケットに形成され
た貫通孔に挿通され、一端側が前記シャシフレームに固
定されたフレーム側連結部材とを有し、該フレーム側連
結部材は、通常、車体側ブラケットに接触しない状態で
前記貫通孔に挿通され、かつ当該フレーム側連結部材に
は、前記車体部分が変位したとき、その変位を抑えるよ
うに車体側ブラケットに当接する当接部が付設されてい
ることも有利である。
【0008】さらに、前記連結手段が、前記シャシフレ
ームに固定されたフレーム側ブラケットと、該ブラケッ
トの車体前後方向の各端壁に形成された貫通孔に挿通さ
れた連結部材と、該連結部材を前記車体部分に固定する
車体側ブラケットとを有し、前記連結部材は、通常、フ
レーム側ブラケットに接触しない状態で前記貫通孔に挿
通され、かつ前記車体部分が変位したとき、フレーム側
ブラケットに当接して前記車体部分の変位を抑え得るよ
うに、当該連結部材の横断面と、これが挿通された前記
貫通孔の大きさが設定されていることも有利である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0010】図1は、車室内に配置されるシートと、そ
の車体側部のドア開口に開閉自在に装着されるサイドド
アを取り外して示したシャシフレーム付き自動車の外観
斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図、図3は図
1のIII−III線拡大断面図である。
【0011】これらの図に示した自動車は、シャシフレ
ーム1と、これに図示していない車体搭載装置を介して
支持された車体2とを有している。通常は、例えばゴム
又は軟質合成樹脂より成る弾性体を有するマウントと称
せられる車体搭載装置が使用され、かかる搭載装置の弾
性体を介して車体2がシャシフレーム1に搭載される。
図示した自動車は、その車体2の幅方向Wの中心C(図
1)に関して、左右対称に構成されているものとし、以
下の説明では自動車の前進方向に見て、その左側の構成
だけを明らかにする。図における符号Yは、自動車の前
進方向を示し、Zは自動車ないしはその車体2の前後方
向を示している。
【0012】車体2は、その車室内の床面を構成するフ
ロアパネル3と、車体下部の側部に位置するロッカパネ
ル4とを有している。かかるロッカパネル4は、ロッカ
インナパネル5と、このパネル5よりも車体幅方向外側
に位置するロッカアウタパネル6とから構成され、その
下部合せフランジ部7が例えばスポット溶接によって一
体に固定されている。また、フロアパネル3の車体幅方
向外端縁8がロッカインナパネル5に例えばスポット溶
接によって固定されている。
【0013】車体2は、さらに図1に示すように車体2
の骨格を構成するフロントピラー9、センタピラー1
0、リヤピラー11及びクォータピラー12を有し、こ
れらのピラーはほぼ上下方向に延びている。センタピラ
ー10は図3に示すようにピラーアウタパネル13と、
このパネル13よりも車体幅方向内側に位置し、かつこ
のパネル13に例えばスポット溶接によって一体に固定
されたピラーインナパネル14とを有している(図4も
参照)。図示した例では、センタピラー10のピラーア
ウタパネル13と、ロッカパネル4のロッカアウタパネ
ル6とが一体に成形された1枚の板材によって構成され
ているが、両アウタパネル6,13を別々の板材によっ
て構成し、その両者をスポット溶接などによって一体に
固定してもよい。またピラーインナパネル14の下端部
は、ロッカインナパネル5の上端フランジ部に例えばス
ポット溶接によって一体に固定され、センタピラー10
の存在しないロッカパネル4の上端部は、図2に示すよ
うにその両者の上部合せフランジ部15が例えばスポッ
ト溶接により一体化されている。
【0014】車体2は、さらに図2に示すようにルーフ
サイドレール16を有し、該レール16は車体上部の側
部に位置し、車体2のほぼ前後方向Z(図1)に延びて
いる。かかるルーフサイドレール16に、車体2の屋根
部を構成するルーフパネル17がドリップチャンネル1
8を介して固定されている。また図1に示した前述のピ
ラー9,10,11,12は、その上端部がルーフサイ
ドレール16に一体化されている。
【0015】センタピラー10のピラーインナパネル1
4とピラーアウタパネル13の内部には、図3乃至図5
に示すようにピラー補強パネル19が設けられている。
この補強パネル19は、その車体前後方向Zの各フラン
ジ部が、図4に示すようにピラーインナパネル14とピ
ラーアウタパネル13の車体前後方向Zのフランジ部に
挟まれ、これらの前後の各合せフランジ部20,21が
それぞれスポット溶接によって一体に固定されている。
ピラー補強パネル19の下部23は、ロッカパネル4の
内部に位置し、当該パネル19の下端部は、図3に示す
ようにロッカインナパネル5及びロッカアウタパネル6
の下部合せフランジ部7の間に挟まれ、これらがスポッ
ト溶接によって一体に固定されている。またピラー補強
パネル19の上端部はルーフサイドレール16に一体に
固定されている。なお、図4においては、ロッカパネル
4やフロアパネル3の各要素を省略してあり、また図5
は、補強パネル19の形状を明らかにするため、これを
実線で示し、他の要素については、これらを鎖線で示す
と共に、一部の要素を省略してある。図2においても、
一部の要素の図示が省略されている。
【0016】上述した車体2の各構成要素は、例えば鋼
板により構成され、かかる車体2を支持するシャシフレ
ーム1も、例えば比較的板厚の大なる鋼板によって構成
されていて、その横断面が箱状の閉断面状に形成され、
その剛性と強度が高められている。
【0017】ここで、図2に示すように、センタピラー
10に対してその外方(この例では車体側方)から外力
Fが作用すると、当該センタピラー10は同図に鎖線で
示すように屈曲した状態に永久変形しようとする。これ
に伴って、センタピラー10の下方に位置する車体部分
22、この例ではロッカパネル4と、その内部のピラー
補強パネル19(図3)の下部23が、図2に鎖線矢印
Aで示すように、車体幅方向外側の斜め上方に向けて回
転しながら変位しようとする。このような変形や変位は
できるだけ小さく抑えるべきである。そこで従来は、車
体2の骨格を構成するセンタピラー10と、その下方の
車体部分22を構成する各要素や、センタピラー10を
補強するピラー補強パネル19や、フロアパネル3など
の各要素の板厚を大きく設定し、その剛性を高めること
により、センタピラー10が図2に鎖線で示すように車
内側に大きく屈曲変形することを阻止していた。ところ
がかかる構成によると、先にも説明したように、車体の
重量が増大し、そのコストが上昇する欠点を免れない。
【0018】上述した不具合を防止する方法として、セ
ンタピラー10の下方に位置する車体部分22と、これ
に対向して位置するシャシフレーム1とを連結部材によ
って強固に固定することが考えられる。このようにすれ
ば、シャシフレーム1は元々車体2を搭載する高剛性
で、かつ高強度の部材であるから、センタピラー10に
その外方から外力Fが作用しても、シャシフレーム1が
車体部分22を強固に保持し、当該車体部分22が矢印
A方向、すなわち車体幅方向外方に大きく変位すること
を阻止することができる。これによって、センタピラー
10が図2に鎖線で示すように大きく屈曲変形すること
を阻止でき、しかもセンタピラー10や、車体部分22
の構成要素の板厚を小さく設定し、その軽量化を図るこ
とができる。
【0019】ところが、前述のように、車体2は弾性体
を介してシャシフレーム1に支持されているので、自動
車の走行時に両者は異なった態様で振動し、従って車体
部分22とシャシフレーム1を強固に連結させることは
できない。のみならず、これらを接触させるだけでも、
自動車の走行時に両者が擦れ合って異音を発生する。こ
のように、シャシフレーム1は強度の大なる要素ではあ
るが、これと車体部分22とを一体に連結することはで
きないのである。
【0020】本例のシャシフレーム付き自動車は、上述
した新規な認識に基づき、図3に示す如く、車体2の骨
格を構成するセンタピラー10の下方に位置する車体部
分22とシャシフレーム1との間に、通常はこの車体部
分22とシャシフレーム1とを離間した状態に保ち、セ
ンターピラー10にその外方から外力F(図2)が作用
して、このピラー10が車室内側へ変形し、これに伴っ
て車体部分22が図2に矢印Aで示した車体幅方向外方
に変位したとき、その車体部分22とシャシフレーム1
とを連結し、当該車体部分22の変位を抑える連結手段
24(図2には示さず)が設けられている。
【0021】本例では、図3及び図5に示したように、
ピラー補強部材19の下部23の車体前後方向Zにおけ
る各端部25が、その間の中央部26よりもロッカイン
ナパネル5に向けて近づけられ、そのパネル5の車体幅
方向外側の面に当接している。
【0022】一方、上述した連結手段24が、図6にも
示すようにシャシフレーム1に固定されたフレーム側ブ
ラケット27と、一端側が車体部分22に固定された段
付ボルト28から成る車体側連結部材とを有している。
段付ボルト28は高剛性で高強度の金属などから構成さ
れている。また本例では2本の段付ボルト28が使用さ
れているが、その数は適宜設定できる。フレーム側ブラ
ケット27は、例えば鋼板などの高剛性で強度の大なる
板材により構成され、下部が開放した箱状に形成されて
いて、その基端側のフランジ部29がシャシフレーム1
の外面に溶接(又はボルトなどの固着手段)によって一
体に固定されている。
【0023】一方、ピラー10の下方に位置する車体部
分22を構成するピラー補強パネル19の下部23の各
端部25には、予め溶接によって固定されたウェルドナ
ット32が設けられ、車体側連結部材を構成する各段付
ボルト28がフレーム側ブラケット27に形成された各
貫通孔30にそれぞれ挿通され、その一端側であるねじ
部31が、各ウェルドナット32にそれぞれ螺着されて
いる。このようにして、段付ボルト28の一端側である
ねじ部31がそれぞれ車体部分22に固定される。各段
付ボルト28には、これと予め一体に成形され、又は溶
接などによって固着された当接板35がそれぞれ付設さ
れ、その各当接板35と各段付ボルト28の頭部33
は、フレーム側ブラケット27の内部に位置している。
【0024】各段付ボルト28を上述のように車体2に
固定するには、自動車の製造時に、車体2をシャシフレ
ーム1に搭載した後、各段付ボルト28をフレーム側ブ
ラケット27の下部開口から挿入し、図3に示す如くそ
の貫通孔30と、ロッカインナパネル5及びピラー補強
パネル19に形成された各取付孔34に段付ボルト28
の軸部をそれぞれ挿通し、各取付孔34に整合してピラ
ー補強パネル19に予め固着されている各ウェルドナッ
ト32に各段付ボルト28のねじ部31を螺合してこれ
を締付固定する。
【0025】ここで、図2に示した外力Fがセンタピラ
ー10に作用していない通常時に、各段付ボルト28
は、フレーム側ブラケット27に接触しない状態で貫通
孔30に挿通されている。すなわち、各段付ボルト28
の当接板35は、フレーム側ブラケット27のシャシフ
レーム1を向いた側の内面36に対して、図3に符号B
で示す間隙をあけて位置し、しかも各段付ボルト28は
各貫通孔30の縁から離れた状態でその各貫通孔30に
挿通されている。各貫通孔30の径をa、各段付ボルト
28の軸部の最大径をb、各当接板35の外径をcとし
たとき、b<a<cを満たすように、その各径の大きさ
が設定されているのである。
【0026】上記構成によれば、自動車が走行すると
き、シャシフレーム1の側のフレーム側ブラケット27
と、車体2の側の段付ボルト28が互いに当接すること
はなく、常に離間した状態を維持する。従って、自動車
の走行時に車体2とシャシフレーム1は異なった態様で
振動するが、段付ボルト28とフレーム側ブラケット2
7との接触による異音が発生したり、これらに過大な荷
重が加えられるようなことはない。このように、ピラー
10の下方に位置する車体部分22とシャシフレーム1
との間に設けられた連結手段24は、外力Fの作用しな
い通常時には、車体部分22とシャシフレーム1とを離
間した状態に保つのである。
【0027】これに対し、図2に示したように、センタ
ピラー10に対してその外方から外力Fが作用し、その
ピラー10が車室内側へ向けて屈曲変形し、これに伴っ
て車体部分22が図2及び図3に鎖線矢印Aで示すよう
に車体外側の斜め上方に向けて変位すると、各段付ボル
ト28も共に変位するので、その各当接板35がフレー
ム側ブラケット27の内面36に強く当る。このように
連結手段24によって車体部分22とシャシフレーム1
とが連結されるのである。このため、矢印A方向にさら
に変位しようとする車体部分22が、段付ボルト28と
フレーム側ブラケット27を介して、強度の大なるシャ
シフレーム1によって押え付けられ、それ以上大きく変
位することが阻止される。このように車体部分22の変
位が抑えられるので、結局、センタピラー10が図2に
鎖線で示したように車室内側へ大きく屈曲変形すること
が阻止される。各段付ボルト28に付設された当接板3
5は、車体部分22が変位したとき、その変位を抑える
ようにフレーム側ブラケット27に当接する当接部の一
例を構成するものである。かかる当接板35に代え、例
えば段付ボルト28の頭部33、又はその他の要素を、
上述した機能を有する当接部として用いることもでき
る。
【0028】また貫通孔30の径aと、段付ボルト28
の最大径bと当接板35の外径cは、前述の式のほか
に、a−b<c−aも満たすように設定され、これによ
って段付ボルト28と貫通孔30の相対位置がいかなる
状態にあるときも、センタピラー10に外力Fが作用し
て車体部分22が変位したとき、必ず当接板35がフレ
ーム側ブラケット27の内面36に当り、上述した作用
を確実に得ることが可能となる。
【0029】上述のように、センタピラー10に対して
外力Fが加えられたとき、そのピラー10の下方の車体
部分22とシャシフレーム1とが連結手段24によって
連結され、その車体部分22の大きな変位が、強度の大
なるシャシフレーム1によって阻止されるので、センタ
ピラー10と、ロッカパネル4の構成要素や、フロアパ
ネル3やピラー補強パネル19の板厚を従来のように大
きく設定しなくとも、外力作用時のセンタピラー10の
変形量を効果的に小さく留めることができ、車体重量と
そのコストの低減を達成することができる。外力Fの作
用しない通常時には、シャシフレーム側と車体側とが互
いに離間し、連結手段24が邪魔となる不具合を阻止で
きることは先に説明した通りである。
【0030】また本例では、車体側連結部材の一例であ
る段付ボルト28が車体部分22のうちの特に強度の大
なるピラー補強パネル19にウェルドナット32を介し
て固定されているので、センタピラー10に外力Fが作
用して車体部分22が車体幅方向外方へ変位し、その車
体部分22が段付ボルト28の側から大きな荷重を受け
たとき、その車体部分22が破断するようなことはな
く、これによって確実に車体部分22の変位を抑えるこ
とができる。
【0031】図7及び図8に示した第2の実施例におい
ては、センタピラー10の下方に位置する車体部分22
と、シャシフレーム1との間に設けられた連結手段12
4が、車体部分22のロッカインナパネル5とその内部
のピラー補強パネル19とに、例えばスポット溶接によ
って一体に固定された車体側ブラケット37と、一端側
38がシャシフレーム1にボルト39とナット(又は溶
接などの固着手段)によって固定されたロッド40より
成るフレーム側連結部材とを有している。図7及び図8
に示した第2の実施例における連結手段124以外の構
成は、図1乃至図6に示した第1の実施例と変りはな
く、よって図7及び図8においては、その同一部分に対
して図1乃至図6と同一の符号を付し、その同一部分に
関しての説明は省略する。
【0032】車体側ブラケット37は、箱状に形成さ
れ、鋼板などの強度の大なる板材によって構成されてい
る。また、そのシャシフレーム1を向いた側の壁部に
は、長孔状の貫通孔41が形成され、この貫通孔41に
ロッド40の他端側が挿入されている。ロッド40の他
端側には、そのロッド40に対して直交するフック42
がロッド40に一体に付設されている。かかるフック4
2とロッド40も高強度な金属などから構成されてい
る。
【0033】ロッド40を上述のように組付けるには、
自動車の製造時に、車体1をシャシフレーム1に搭載し
た後、図8に示すようにロッド40の先端のフック42
を、車体側ブラケット37に形成された貫通孔41の長
手方向と合致させてそのフック42を貫通孔41に挿入
し、しかる後、ロッド40を、その長手方向中心軸線の
まわりに90°回転させる。この状態でロッド40を、
たとえ車体幅方向内方に引いたとしても、その先端のフ
ック42が車体側ブラケット37の壁部に当り、ロッド
40を貫通孔41から抜き出すことはできない。このよ
うな姿勢のロッド40の一端側38を、ボルト39によ
ってシャシフレーム1に固定する。
【0034】ロッド40は、センタピラー10に対して
外力F(図2)が加えられていない通常時に、車体側ブ
ラケット37に接触しない状態で貫通孔41に挿通され
ている。このときフック42も車体側ブラケット37に
対して非接触状態となっている。このように、本例の連
結手段124も、通常は車体部分22とシャシフレーム
1とを離間した状態に保つのである。このため、この第
2の実施例においても、自動車の走行時に、互いに異な
った態様で振動する車体側とシャシフレーム側が干渉す
ることはなく、これらの接触による異音は発生しない。
【0035】一方、センタピラー10に対して、その外
方から外力Fが図2に示したように作用し、このピラー
10が先の実施例と同じく変形して、車体部分22が図
7に矢印Aで示すように車体外側の斜め上方に向けて変
位し始めると、フック42が車体側ブラケット37の壁
部に当り、車体部分22とシャシフレーム1とが連結手
段124、すなわちロッド40とフック42とを介して
連結され、車体部分22が強度の大なるシャシフレーム
1によって押え付けられる。このため、この車体部分2
2がそれ以上大きく変位することが阻止される。このよ
うに、この実施例においても、外力Fの作用時の車体部
分22の変位が連結手段124によって抑えられるの
で、センタピラー10が車室内側へ大きく屈曲変形する
ことが阻止され、センタピラー10とロッカパネル4の
構成要素、フロアパネル3、並びにピラー補強パネル1
9などの板厚を従来より薄く設定でき、車体重量とその
コストを低減することができる。またこの第2の実施例
においても、車体側ブラケット37が、強度の大なるピ
ラー補強パネル19に固定されているので、車体部分2
2の変位時に、その変位量を確実に小さく留めることが
できる。
【0036】図7及び図8に示したフック42は、ロッ
ド40よりなるフレーム側連結部材に付設され、車体部
分22が変位したとき、その変位を抑えるように、車体
側ブラケット37に当接する当接部の一例を構成するも
のである。
【0037】図9乃至図12に示す第3の実施例におい
ては、センタピラー10の下方に位置する車体部分22
とシャシフレーム1との間に設けられた連結手段224
が、シャシフレーム1に固定されたフレーム側ブラケッ
ト43と、高強度材料より成るボルト44によって構成
された連結部材と、このボルト44を車体部分22に固
定する車体側ブラケット45とを有している。図9乃至
図12に示した第3の実施例における連結手段224以
外の構成は、図1乃至図6に示した第1の実施例と変り
はなく、よって図9乃至図12においては、その同一部
分に対して図1乃至図6と同一の符号を付し、かかる同
一部分に関しての説明は省略する。
【0038】フレーム側ブラケット43は、図9乃至図
11に示すように鋼板などの高強度な板材により構成さ
れ、その下部が開放した箱状に形成されていて、そのフ
ランジ部46がシャシフレーム1の外面に溶接(又はボ
ルトなどの固着手段)によって一体に固定されている。
またボルト44より成る連結部材は、車体2の前後方向
Zに延び、箱状に形成されたフレーム側ブラケット43
の車体前後方向Zの各端壁47に形成された同心状の貫
通孔52に挿通されている。車体側ブラケット45は、
図12に明示するように基部48とその長手方向各端に
一体に立設された耳部49より成り、その基部48が、
図9及び図10に示すようにロッカインナパネル5とピ
ラー補強パネル19の下部23とに一体に固定されてい
る。図示した例では、ピラー補強パネル19に予めウェ
ルドナット50が溶接によって一体に固着され、そのナ
ット50にボルト51を螺着して締付けることによっ
て、車体側ブラケット45が車体部分22に固定されて
いるが、溶接などの固着手段によって車体側ブラケット
45を車体部分22に固定してもよい。車体側ブラケッ
ト45も鋼板などの高強度材料から構成されている。
【0039】フレーム側ブラケット43の貫通孔52に
挿通されたボルト44は、図10に明示するように、車
体側ブラケット45の各耳部49に形成された取付孔に
挿入され、かつ一方の耳部49に予め溶着されたウェル
ドナット53に螺着されて締付けられ、これによって、
車体側ブラケット45に不動に固定されている。自動車
の製造時に、車体2をシャシフレーム1に搭載した後、
耳部49の取付孔とフレーム側ブラケット43の貫通孔
52にボルト44を挿入し、これをウェルドナット53
に螺着して締付けることにより、ボルト44を組付ける
ことができる。
【0040】センタピラー10に対して外力F(図2)
が作用していない通常時には、ボルト44はフレーム側
ブラケット43に接触しない状態で貫通孔52に挿通さ
れている。通常、連結手段224は車体部分22とシャ
シフレーム1とを離間した状態に保っているのである。
このため、自動車の走行時に互いに異なった態様で振動
する車体側とシャシフレーム側が干渉して異音を発する
ような不具合は発生しない。
【0041】これに対し、センタピラー10にその外方
から外力F(図2)が作用して、該ピラー10が車室内
側へ屈曲するように変形し、これに伴って車体部分22
が図9に矢印Aで示すように車体の外側の斜め上方に変
位したとき、ボルト44がフレーム側ブラケット43に
強く当り、剛性と強度の大なるシャシフレーム1が車体
部分22を押え付け、当該車体部分22がそれ以上大き
く変位することを阻止する。すなわち、本例においても
外力Fの作用時に、連結手段224が、車体部分22と
シャシフレーム1とを連結し、その車体部分22の変位
を抑えるのである。このため、センタピラー10が車室
内側へ大きく屈曲変形することを阻止でき、センタピラ
ー10とロッカパネル4の構成要素や、フロアパネル
3、及びピラー補強パネル19などの板厚を従来より薄
くでき、車体重量とそのコストの低減を達成できる。ま
たこの第3の実施例においても、車体側ブラケット45
が強度の大なるピラー補強パネル19に固定されている
ので、車体部分22が大きく変位することを確実に阻止
することができる。
【0042】上述したところから判るように、ボルト4
4より成る連結部材は、外力Fの作用しない通常時に
は、フレーム側ブラケット43に接触しない状態で、そ
の貫通孔52に挿通され、車体部分22が変位したと
き、フレーム側ブラケット43に当接して車体部分22
の変位を抑え得るように、そのボルト44の横断面と、
これが挿通された貫通孔52の大きさがそれぞれ設定さ
れている。
【0043】以上、センタピラー10に対して外力Fが
作用したとき、その変形量を抑えるべく、センタピラー
10の下方に位置する車体部分22と、シャシフレーム
1との間に連結手段24,124,224を設けた実施
例を説明したが、かかる連結手段は、車体の骨格を構成
する他のピラー9,11,12の下方に位置する車体部
分とシャシフレーム1との間にも設けることができる。
このように本発明に係る連結手段は、いずれのピラーの
永久変形量を抑制するためにも適用できるものである。
また本発明は、トラック、乗用車、バスなどのいずれの
型式の自動車にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載のシャシフレーム付き自
動車によれば、その車体のピラーに外方から外力が作用
したとき、剛性が高く、かつ強度の大なるシャシフレー
ムによって、ピラーの下方に位置する車体部分を押え付
けることができるので、ピラーの変形量を効果的に抑え
ることができる。これにより、ピラーやその下方に位置
するの車体部分を構成する各要素の板厚を薄く設定で
き、車体重量と、そのコストを低減することができる。
【0045】請求項2乃至4に記載のシャシフレーム付
き自動車によれば、簡単な構成によって、上述した作用
効果を確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の自動車を示す外観斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】車体を車外側から見た斜視図であって、ピラー
補強部材を実線で示し、他の要素を鎖線で示した図であ
る。
【図6】シャシフレームと、これに固定されたフレーム
側ブラケットを示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す、図3と同様な断
面図である。
【図8】図7に示したロッドを車体側ブラケットの貫通
孔に挿入する前の様子を示した斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す、図3と同様な断
面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】図9に示したフレーム側ブラケットの斜視図
である。
【図12】図9に示した車体側ブラケットの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 車体 9 ピラー 10 ピラー 11 ピラー 12 ピラー 22 車体部分 24 連結手段 27 フレーム側ブラケット 30 貫通孔 37 車体側ブラケット 38 一端側 41 貫通孔 43 フレーム側ブラケット 45 車体側ブラケット 47 端壁 52 貫通孔 124 連結手段 224 連結手段 F 外力 Z 車体前後方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 信之 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−131953(JP,A) 特開 平6−227437(JP,A) 特開 平7−117726(JP,A) 特開 平3−25085(JP,A) 実開 平6−22167(JP,U) 実開 昭63−112985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/04 B62D 25/20 B62D 27/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラーを有する車体が弾性体を介してシ
    ャシフレームに搭載されたシャシフレーム付き自動車に
    おいて、車体の骨格を構成するピラーの下方に位置する
    車体部分と前記シャシフレームとの間に、通常は当該車
    体部分とシャシフレームとを離間した状態に保ち、前記
    ピラーにその外方から外力が作用して該ピラーが変形
    し、これに伴って前記車体部分が変位したとき、当該車
    体部分と前記シャシフレームとを連結し、その車体部分
    の変位を抑える連結手段を設けたことを特徴とするシャ
    シフレーム付き自動車。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、前記シャシフレームに
    固定されたフレーム側ブラケットと、該ブラケットに形
    成された貫通孔に挿通され、一端側が前記車体部分に固
    定された車体側連結部材とを有し、該車体側連結部材
    は、通常、フレーム側ブラケットに接触しない状態で前
    記貫通孔に挿通され、かつ当該車体側連結部材には、前
    記車体部分が変位したとき、その変位を抑えるようにフ
    レーム側ブラケットに当接する当接部が付設されている
    請求項1に記載のシャシフレーム付き自動車。
  3. 【請求項3】 前記連結手段が、前記車体部分に固定さ
    れた車体側ブラケットと、該ブラケットに形成された貫
    通孔に挿通され、一端側が前記シャシフレームに固定さ
    れたフレーム側連結部材とを有し、該フレーム側連結部
    材は、通常、車体側ブラケットに接触しない状態で前記
    貫通孔に挿通され、かつ当該フレーム側連結部材には、
    前記車体部分が変位したとき、その変位を抑えるように
    車体側ブラケットに当接する当接部が付設されている請
    求項1に記載のシャシフレーム付き自動車。
  4. 【請求項4】 前記連結手段が、前記シャシフレームに
    固定されたフレーム側ブラケットと、該ブラケットの車
    体前後方向の各端壁に形成された貫通孔に挿通された連
    結部材と、該連結部材を前記車体部分に固定する車体側
    ブラケットとを有し、前記連結部材は、通常、フレーム
    側ブラケットに接触しない状態で前記貫通孔に挿通さ
    れ、かつ前記車体部分が変位したとき、フレーム側ブラ
    ケットに当接して前記車体部分の変位を抑え得るよう
    に、当該連結部材の横断面と、これが挿通された前記貫
    通孔の大きさが設定されている請求項1に記載のシャシ
    フレーム付き自動車。
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