JP3395052B2 - 自動車のボディ構造 - Google Patents

自動車のボディ構造

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JP3395052B2 JP25894795A JP25894795A JP3395052B2 JP 3395052 B2 JP3395052 B2 JP 3395052B2 JP 25894795 A JP25894795 A JP 25894795A JP 25894795 A JP25894795 A JP 25894795A JP 3395052 B2 JP3395052 B2 JP 3395052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車等の車両にお
けるボディ構造に係り、特にボディ側部にてルーフ部と
ロッカ部を結合するセンタピラーまわりの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7のようなボディを有する自
動車において、図8に示すようにボディ側部にて上下の
ルーフ部200とロッカ部300とが、センタピラー1
00によって結合されている。
【0003】図9乃至図10は、この種のボディ構造に
おけるセンタピラー100まわりの構成例を示してい
る。図において、1はアウタパネル、2はインナパネ
ル、3はアウタパネル1の内側に配置されるアウタリイ
ンフォース、4はベルトアンカリインフォースであり、
これらは図10及び図11のように相互に重合するよう
に接合され、センタピラー100の基本構造を構成して
いる。センタピラー100は上下のドアヒンジ(図11
におけるアッパヒンジ5及びロアヒンジ6を参照)が取
り付けられるようになっている。
【0004】また、特にアッパヒンジ5の取付部におい
て、インナパネル2とアウタリインフォース3の間に、
概略断面コ字状に形成されたヒンジリインフォース7が
付設されている。このヒンジリインフォース7のコ字の
間にアッパヒンジ5のボルト5aを挿通させるためのパ
イプ7aを組み付けたもの(パイプ・リインフォースサ
ブアッシー)は、アウタパネル1とインナパネル2とを
結合するように溶接等により取り付けられる。そして、
パイプ7aを貫通するボルト5a及びそのナット5bに
よりアッパヒンジ5を取り付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来構造において、ヒ
ンジ取付部のボディ剛性は、パイプ・リインフォースサ
ブアッシーにより確保されているが、ヒンジ取付用のボ
ルト5aを締めると、アウタパネル1或いはインナパネ
ル2の面がヒンジリインフォース7等のばらつきによっ
て変形又は歪むという不具合があり、その対策に多大な
チューニング工数が必要であった。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、センタピラー部
のドアヒンジ取付部構造において、従来同様の剛性を保
ちながら、ヒンジ取付部の精度出しを容易にし、高いド
ア建付精度を容易に確保し得る自動車のボディ構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動車
のボディ構造は、上下のルーフ部とロッカ部とが、セン
タピラーによって結合されるようにしたもので、センタ
ピラーのドアヒンジ取付部にて、アウタパネル及びイン
ナパネル間に配置されるようにしたヒンジリインフォー
スを有し、インナパネル内側に沿って接合するベルトア
ンカリインフォースがドアヒンジ取付部まで延長形成さ
れ、この延長部とドアヒンジ取付部におけるインナパネ
ルとの間に空間が設けられるように、延長部とインナパ
ネルとが離隔して配置され、ヒンジリインフォースがボ
ルトとナットにより延長部とアウタパネルとの間に締め
付け固定されることにより構成した。
【0008】請求項2に記載の自動車のボディ構造で
は、前記ヒンジリインフォースは、概略断面がコ字状に
形成され、その開口部を車体前後方向に向けてボルトと
ナットにより前記延長部と前記アウタパネルとの間に締
め付け固定されるようにしたものである。請求項3に記
載の自動車のボディ構造では、前記ベルトアンカリイン
フォースの延長部は、他の部材から独立して設けられ
る。また、請求項4に記載の自動車のボディ構造では、
前記ベルトアンカリインフォースの延長部は、他の部材
と部分的に結合して設けられる。
【0009】本発明によれば、ドアヒンジを取り付ける
ために、ベルトアンカリインフォースを有効利用する。
即ち、ベルトアンカリインフォースをドアヒンジ取付部
まで延長形成して成る比較的厚板化した延長部をヒンジ
リインフォースと結合させ、該ヒンジリインフォースを
介してドアヒンジを支持する。この延長部とドアヒンジ
取付部におけるインナパネルとの間に空間が設けられる
ように、延長部とインナパネルとが離隔して配置され、
ヒンジリインフォースがボルトとナットにより延長部と
アウタパネルとの間に締め付け固定される。ヒンジ取付
用のボルトの締付時、厚板部材の延長部がその締付けを
受けて撓むため、アウタパネルにおけるヒンジ取付面の
変形或いは歪みの発生を防ぐことができる。これにより
高いドア建付精度を容易に確保すると共に、変形等に対
するチューニング工数を大幅に減少することができる。
【0010】また、ヒンジリインフォースは、概略断面
がコ字状に形成され、その開口部を車体前後方向に向け
てボルトとナットにより延長部とアウタパネルとの間に
締め付け固定される。つまり、ヒンジ取付用のボルトを
挿通させて、ベルトアンカリインフォースの延長部にて
そのヒンジ取付用ボルトに対してナットによる締付けを
行うが、このヒンジ取付用ボルト及びナットの車室内側
にインナパネルが配置される。これにより、仮に車両側
面からの衝突時においても、ヒンジ取付用ボルトの内側
にインナパネルが配置されているため、該ボルト等が車
室内側に突出するのを抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5に基づき、従
来例と実質的に同一又は対応部材には同一符号を用い
て、本発明による自動車のボディ構造の好適な実施形態
を説明する。
【0012】図1及び図2は、この実施形態におけるセ
ンタピラー100まわりの構成例を示している。これら
の図において、11はアウタパネル、12はインナパネ
ル、13はアウタパネル11の内側に配置されるアウタ
リインフォース、14はベルトアンカリインフォースで
ある。これらの部材は、相互に重合するように接合さ
れ、センタピラー100の基本構造を構成している。セ
ンタピラー100は上下のドアヒンジ(アッパヒンジ1
5及び図示しないロアヒンジ)が取り付けられるように
なっているが、特にアッパヒンジ15の取付部までベル
トアンカリインフォース14を下方に延長形成し、この
延長部16をヒンジリインフォース17と結合するよう
にしている。
【0013】また、アッパヒンジ15の取付部におい
て、ヒンジリインフォース17は、アウタリインフォー
ス13と延長部16との間に配置される。ヒンジリイン
フォース17は、概略断面コ字状に形成されると共に、
そのコ字の間にアッパヒンジ15のボルト15aを挿通
させるためのパイプ17aを有している。アッパヒンジ
15は、インナパネル12側のナット15bを締め付け
ることによって取付け固定されるようになっている。そ
して、インナパネル12は、延長部16にほぼ対応して
ヒンジリインフォース17におけるヒンジ取付用ボルト
15a及びナット15bの車室内側に配置される。
【0014】ドアヒンジ取付部において、インナパネル
12とベルトアンカリインフォース14の延長部16は
離隔して配置され、それらの間、即ちヒンジリインフォ
ース17の内側に空間18(図2及び図3の斜線部参
照)が設けられる。またこの例では、ベルトアンカリイ
ンフォース14の延長部16は、ヒンジリインフォース
17と直接結合する以外、他の部材から独立して設けら
れている。ベルトアンカリインフォース14は、センタ
ピラー100の上部においてはインナパネル12の至近
位置に沿って配置されるが(図3及び図4)、図3に示
されるようにベルトアンカリインフォース14の下端に
て緩やかに湾曲し、これに延長部16が連設されてい
る。
【0015】上記の構成で成る本発明のボディ構造にお
いて、ベルトアンカリインフォース14をドアヒンジ取
付部まで延長形成して成る比較的厚板化した延長部16
をヒンジリインフォース17と結合させ、このヒンジリ
インフォース17を介してドアヒンジ15を支持する。
つまり、上記構成によれば、ヒンジ取付用のボルト15
aの締付時、厚板部材の延長部16がその締付力を受け
て撓むため、アウタパネル11におけるヒンジ取付面の
変形或いは歪みの発生を防ぐことができる。これにより
高いドア建付精度を容易に確保すると共に、変形等に対
するチューニング工数を大幅に減少することができる。
また、ドアヒンジ取付部におけるボルト15aやナット
15bの内側にインナパネル12が配置されているた
め、仮に車両側面からの衝突時においても、該ボルト1
5a等が車室内側に突出するのを抑制することができ
る。
【0016】ここで、図5は側突時の衝撃によるセンタ
ピラー100の変形の様子を示している。この図からも
明らかなように、従来のものと比較すると、本発明によ
ればその変形量を有効に抑えることができる。
【0017】ところで、ベルトアンカリインフォース1
4の延長部16は、他の部材と部分的に結合して設ける
ようにしてもよい。即ち、例えば図6に示されるように
延長部16は、その片側でのみアウタリインフォース1
3と溶接(×印)によって結合される。このように延長
部16を他の部材と部分的に結合させることにより、従
来同様の剛性を確保することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
アヒンジを取り付けるためのベルトアンカリインフォー
スをドアヒンジ取付部まで延長形成して成る延長部をヒ
ンジリインフォースと結合させ、該ヒンジリインフォー
スを介してドアヒンジを支持するようにしている。こう
して、ドアヒンジを取り付ける際の締付力を延長部で受
けて、この部分が適度に撓むようにしたため、アウタパ
ネルにおけるヒンジ取付面の変形等が防止され、ヒンジ
取付部の精度出しが容易になり、ドア建付精度を容易に
確保することができる。また、延長部内側にインナパネ
ルが配置される構成としたため、ヒンジ取付用ボルト等
が車室内側に突出するのを抑制することができる。更
に、従来同様の剛性を確保しながら、センタピラーの変
形を効果的に防止することができると共に、ベルトアン
カリインフォースの一部を延長するという簡素な構成で
あるため、実質的な部品の追加を伴わずコストがかから
ない等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のボディ構造の実施形態におけ
る要部分解斜視図である。
【図2】図1に示す実施形態におけるヒンジ取付部の横
断面図である。
【図3】本発明の自動車のボディ構造の実施形態におけ
るヒンジ取付部の縦断面図である。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図である。
【図5】本発明の自動車のボディ構造の実施形態におけ
るセンタピラーの変形の様子を示す図である。
【図6】本発明の自動車のボディ構造の変形例のヒンジ
取付部の横断面図である。
【図7】従来のボディを示す図である。
【図8】従来のボディ構造例の要部を示す図である。
【図9】従来のボディ構造における要部分解斜視図であ
る。
【図10】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図11】図8のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 アウタパネル 12 インナパネル 13 アウタリインフォース 14 ベルトアンカリインフォース 15 アッパヒンジ 16 延長部 17 ヒンジリインフォース 18 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−124541(JP,A) 特開 昭62−261526(JP,A) 特開 昭58−136566(JP,A) 実開 平6−79669(JP,U) 実開 昭63−16254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のルーフ部とロッカ部とが、センタ
    ピラーによって結合されるようにした自動車のボディ構
    造であって、 前記センタピラーのドアヒンジ取付部にて、アウタパネ
    ル及びインナパネル間に配置されるようにしたヒンジリ
    インフォースを有し、前記インナパネル内側に沿って接
    合するベルトアンカリインフォースが前記ドアヒンジ取
    付部まで延長形成され、 この延長部と前記ドアヒンジ取付部における前記インナ
    パネルとの間に空間が設けられるように、該延長部と該
    インナパネルとが離隔して配置され、 前記ヒンジリインフォースがボルトとナットにより前記
    延長部と前記アウタパネルとの間に締め付け固定される
    ことを特徴とする自動車のボディ構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジリインフォースは、概略断面
    がコ字状に形成され、その開口部を車体前後方向に向け
    てボルトとナットにより前記延長部と前記アウタパネル
    との間に締め付け固定されることを特徴とする請求項1
    に記載の自動車のボディ構造。
  3. 【請求項3】 前記ベルトアンカリインフォースの延長
    部は、他の部材から独立して設けられることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の自動車のボディ構造。
  4. 【請求項4】 前記ベルトアンカリインフォースの延長
    部は、他の部材と部分的に結合して設けられることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の自動車のボディ構造。
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