JP4384334B2 - 自動車のフレーム構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフレーム構造に関し、特にサイドメンバの補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体フレームは、例えば、特開平11−208503号公報に開示され、かつ図5に車体前部の側面図を模式的に示すように、エンジンルーム101と車室102はトーボード103及びトーボード103の下端に連続形成されたフロア104によって区画され、エンジンルーム101の下側部分と車室102のフロア104とは段差があり、車体側部に沿って前後方向に延在するサイドメンバ105は、エンジンルーム101内において比較的直線状に前後方向に延在してトーボード103に当接し、屈曲部105aによって下方に折曲されてトーボード103の前面に沿って延在し、更にトーボード103の下端近傍における屈曲部105bによって折曲されてフロア104の下面に沿って車体後方に延設されてフロア104やサイドシル等の車体部材に結合されている。
【0003】
更に、エンジンルーム101内において、エンジン106及び前車輪107等を支持するサブフレーム108の前端がサイドメンバ105の前端近傍に結合され、かつ後端が屈曲部105bの近郷でサイドメンバ105に結合されている。
【0004】
また、実開昭58−58979号公報に開示され、かつ図6に要部を示すと共に、図6のII−II線断面図を図7に示すように、サイドメンバ105の屈曲部105a及び屈曲部105bの上面に、トーボード103及びフロア104の下側でサイドメンバ105と協働して前後方向に連続する閉断面を形成する補強部材109を設けたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平11−208503号公報によると、エンジンルーム101内において比較的直線状にサイドメンバ105が前後方向に延在し、屈曲部105a及び屈曲部105bによって折曲されてトーボード103からフロア104の下面に沿って車体後方に延設され、屈曲部105a及び105bにおいてサイドメンバ105が急激に形状変化する。
【0006】
このようなサイドメンバ105を備えた車両に前方からの衝撃荷重Pが作用すると、サイドメンバ105の前端に入力された衝撃荷重Pは、急激に形状が変化して断面剛性が変化する屈曲部105a及び105bに集中して屈曲部105a及び105bの屈曲変形を誘発することが懸念される。
【0007】
屈曲部105a及び105bが屈曲変形すると、その変化に伴って変形したトーボード103等が車室内に侵入し、かつサイドメンバ105の後部からフロア104やサイドシル等の各車体部材への荷重の分散伝達が困難になると共に、サイドメンバ105における前端からの円滑な潰れ変形が妨げられてサイドメンバ105の変形による衝撃エネルギーの吸収が達成されないことがある。
【0008】
また、上記実開昭58−58979号公報によると、サイドメンバ105の屈曲部105a及び105bの上面にサイドメンバ105と協働して閉断面を形成する補強部材109を設けることによって、屈曲部105a及び105bを含む範囲において剛性強度の向上がもたらされる。
【0009】
しかし、補強部材109により補強されたサイドメンバ105の部分と、これに隣接した部分、即ち補強部材109の端部近傍で断面形状が大きく変化することから、サイドメンバ105に前方から衝撃荷重が作用した際、該部に荷重が集中して屈曲部105a及び105bの近傍において屈曲変形が発生して十分な荷重分散及び衝撃エネルギーの吸収が得られないおそれがある。
【0010】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、前方からの衝撃荷重に対する衝撃荷重を車体部材全体に分散及び十分な衝撃エネルギーの吸収がもたらされる自動車の車体フレーム構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の自動車の車体フレーム構造の発明は、サイドメンバが、トーボードの前方で前後方向に延在する前部範囲と、該前部範囲の後端に連続形成されてトーボードの前面に沿って延在してトーボードと共に閉断面形状を形成する下面部及び該下面部の両側縁に沿って折曲形成された両側面を有する断面略コ字状の傾斜範囲と、前端が偏曲点を介して上記下面部と連続する下面部と該下面部の両側縁に折曲形成されて上記側面と連続して形成された両側面を有して上記フロアと共に前後方向に連続する断面略コ字状の後部範囲とを有し、上記傾斜範囲の下面部に結合される前方取付部と前方隔壁とフロアに間隙を介して対向する頂部と、後方隔壁と、上記後部範囲の下面部に結合される後方取付部とが連続形成されると共に上記前方隔壁と、頂部と、後方隔壁によって上記偏曲点を跨ぐ側面視突形状のセパレータがサイドメンバの断面内に配設されたたことを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明によると、セパレータは、前方取付部及び後方取付部が偏曲点を隔てて各下面部に結合されると共に、前方隔壁、頂部、後方隔壁によってサイドメンバの下面及びフロアとの当接が回避した状態で突状に形成されることから前後方向の剛性が比較的低く、セパレータの取付によるサイドメンバの前後方向の荷重に対する急激な剛性変化が生じることが回避され、前方からサイドメンバの前端に入力された衝撃荷重は、前部範囲から傾斜範囲を介して後部範囲に確実に伝達されてフロア等から車体全体に分散伝達することができる。
【0013】
更に、所定以上の衝撃荷重がサイドメンバの前端に入力されると、その衝撃荷重が前部範囲から傾斜範囲に伝達されてセパレータの前方取付部が取り付けられた部位が略荷重入力方向に変形して前方隔壁が押しやられて頂部がフロアに当接して受け止められてサイドメンバの変形が阻止される。この結果衝撃荷重が車体全体に有効的に分散伝達される。
【0014】
更に過大な衝撃荷重が前方から作用した際には、比較的直線状に形成された前部範囲が前端から円滑な圧縮変形、即ち潰れ変形してサイドメンバによる有効な衝撃エネルギーの吸収が得られて車室等への衝撃の緩和がもたらされる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1の自動車のフレーム構造において、上記セパレータの前方隔壁は、前方取付部が取り付けられた下面部の部位への荷重入力方向と略平行に延在することを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明によると、セパレータの前方隔壁を荷重入力方向と略平行に延在させることから、前方隔壁が略荷重入力方向に押しやられて頂部がフロアに当接した際、サイドフレームの下面部とフロアとの間に略荷重入力方向に沿って前方隔壁が掛け渡され、前方隔壁によって効率的にサイドメンバの変形を防止することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の自動車のフレーム構造において、上記後方隔壁はフロアに対して略垂直に延在すると共に、上記頂部はフロアと略平行に延在することを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明によると、後方隔壁を略垂直に延在させることから荷重入力方向と略直交して延在してセパレータの形状変化に影響することが回避され、かつ頂部をフロアと略平行に形成することによって確実にフロアによって受け止めることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載の自動車のフレーム構造において、上記後方取付部は、サブフレームの取付ベースであることを特徴とする。
【0020】
請求項4の発明は、後方取付部をサブフレームの取付ベースとして機能せしめることから、サブフレームの後端の結合強度が確保されると共に、専用のサブフレーム取付用の取付ベースが不要になり構成の簡素化が得られる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、上記頂部は、請求項1〜4の自動車のフレーム構造において、フロアと所定の間隔を設けて配置されたことを特徴とする。
【0022】
請求項5の発明によると、上記頂部とフロアとの間隔を調整することによってサイドメンバの変形をより有効にコントロールすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明による自動車の車体フレーム構造の実施の形態を図1乃至図4によって説明する。
【0024】
図1は、車体前部1を模式的に示す側面図であり、トーボード2によってエンジンルーム3と車室4に区画され、左右一対のサイドメンバ10がエンジンルーム3の前部からトーボード2の前面及びフロア5の下面に亘って前後方向に延設され、サイドメンバ10内に後述するセパレータ20が設けられると共に、下面にエンジン及び前車輪等を支持するサブフレーム30が架設されている。
【0025】
サイドメンバ10は、図1及び図2にサブフレーム30を省略した車体前部1の要部斜視図を示すように、エンジンルーム3内の下側部に沿って比較的直線状でサイドメンバアウタ11と協働して前後方向に延在する略矩形閉断面形状を形成して後端がトーボード2に達する前部範囲10Aと、屈曲部10aを介して前部範囲10Aの後端に連続してトーボード2の前面に沿ってトーボード2と協働して略矩形閉断面形状を形成する断面略ハット状の傾斜範囲10Bと、屈曲部10bを介して傾斜範囲10Bの下端に連続してトーボード2及びフロア5と協働してトーボード2及びフロア5の下面に沿って前後方向に延在する略矩形閉断面形状を形成する後部範囲10Cとを有し、後部範囲10Cはフロア5に結合されたクロスメンバ6等を介してサイドシル7に連結されている。
【0026】
図1のA部の要部分解斜視図を示す図3及びサブフレーム30を取り付けた状態における図2のI−I線断面を示す図4によって、サイドメンバ10の屈曲部10b付近の構造を説明する。
【0027】
A部におけるサイドメンバ10は、トーボード2に対向する傾斜範囲10Bにおける下面部11aの下端と、フロア5に対向する後部範囲10Cの下面部11bの前端とが車幅方向に延在する偏曲点aを介して連続形成された下面11を有し、かつ下面11の両端縁に沿って上方に折曲形成された側面12と、側面12の上端縁に沿って折曲形成されてトーボード2及びフロア5に結合されるフランジ13を備えた断面略ハット状であって、後部範囲10Cの下面部11bにサブフレーム取付用の取付孔11cが穿設されている。
【0028】
一方、セパレータ20は、略矩形の前方取付部21、前方隔壁22と、頂部23と、後方隔壁24と、後方取付部25とが車幅方向に延在する折曲部20a、20b、20c、20dを介して順に連続形成され、特に頂部23の前後方向の幅が比較的小さく設定された板状で、前方隔壁22、後方隔壁24、後方取付部25の両側縁に沿ってサイドメンバ10の側面12に対向して延在する補強用のフランジ22a、24a、25aが折曲形成されると共に、後方取付部25には上記底面部11bに穿設された取付孔11cに対応する取付孔25cが穿設され、取付孔25cに対応してナット26が溶接結合されている。
【0029】
前方取付部21が、サイドメンバ10の下面部11aに重合可能であって、折曲部20aで折り曲げ形成された前方隔壁22は、サイドメンバ10に前方から衝撃荷重Pが作用した際に、前部取付部21が取り付けられた下面部11aの部位11dが初期に変形する方向、即ち部位11dへの荷重入力方向と略平行に折曲部20aからフロア5方向に延在するように形成されている。
【0030】
後方取付部25がサイドメンバ10の下面部11b上に重合可能であって、折曲部20dで折曲形成された後方隔壁24は上方に略垂直に延在し、折曲部20b及び20cを介して前方隔壁22と後方隔壁24との間に形成された頂部23は、トーボード2とフロア5が重合して結合される結合部或いは結合部近傍位置でフロア5と所定の間隙を介在して略平行に対向するように形成されている。
【0031】
このように形成されたセパレータ20は、サイドメンバ10の下面11の偏曲点aを跨いで下面部11aに前方取付部21が結合され下面部11bに後方結合部25が結合されて前方隔壁22、頂部23、後方隔壁24によって偏曲点aを跨いで側面視略逆V字状の突形状でサイドメンバ10の断面内に取り付けられている。
【0032】
更に、サブフレーム30の後端が、その後端に穿設された取付孔30aに下方から挿入され、かつサイドメンバ10及びセパレータ20に穿設された取付孔11c、25cを貫通してナット26に螺合する取付ボルト31によって固設される。
【0033】
次に、このように構成されたフレーム構造の作用について説明する。
【0034】
サイドメンバ10の折曲部10bに設けられるセパレータ20は、略矩形の前方取付部21、前方隔壁22、頂部23、後方隔壁24及び後方取付部25が車幅方向に延在する折曲部20a、20b、20c、20dを介して連結され、かつ前方取付部21及び後方取付部25が偏曲点aを隔てて各々下面部11aと11bに結合されると共に、前方隔壁22、頂部23、後方隔壁24によってサイドメンバ10の下面11及びフロア5に当接を回避した状態で側面視略逆V字状の突形状に形成されることから前後方向の剛性が比較的低く、セパレータ20の取付によるサイドメンバ10に前後方向の荷重に対する急激な剛性変化が生じることが回避される。
【0035】
従って、車両に前方から衝撃荷重Pが作用すると、サイドメンバ10の前端に入力された衝撃荷重Pは、サイドメンバ10の前部範囲10Aから傾斜範囲10Bを介して後部範囲10Cに伝達されてフロア5、クロスメンバ6、サイドシル7等を介して車体全体に有効的に分散伝達される。
【0036】
更に、所定以上の衝撃荷重Pがサイドメンバ10の前端に入力されると、その衝撃荷重Pが前部範囲10Aから傾斜範囲10Bに伝達され、屈曲部10bが若干変形、即ちサイドメンバ10の偏曲点aを中心に変形してセパレータ20の前方取付部21が取り付けられた部位11dが略荷重入力方向に変形する。
【0037】
この部位11dの変形に追従して前方隔壁22が延在方向、即ち略荷重入力方向に押しやられて後方隔壁24が折曲線20dを中心に揺動しつつ頂部23が移動してフロア5の下面に圧接すると共に、後方隔壁24によって頂部23の移動が阻止されて部位11dとフロア5との間に略荷重入力方向に沿って掛け渡された前方隔壁22によって部位11dの変形が阻止され、かつサイドメンバ10の偏曲点aを隔てて前方の下面部11a及び11bとフロア5との間に掛け渡された前方隔壁22と後方隔壁24によって側面視略逆V字状で車幅方向に延在する断面形状、即ち前方隔壁22、後方隔壁24及び下面部11a、11bとによって頂部23がフロア5に当接した略側面視略3角形状の断面形状が形成されてサイドメンバ10の屈曲部10bの変形が防止される。
【0038】
また、後方隔壁24をフロア5に対して略垂直に延在させることから荷重入力方向と略直交して延在してセパレータ20の前後方向の変形に影響することが回避され、かつ頂部23をフロア5と略平行に形成することによって有効的にフロア5によって受け止めることができる。
【0039】
この屈曲部10bの変形が防止されることによって、前方からの荷重に対する傾斜範囲10Bの車室4側への揺動が抑制されて折曲部10aの変形も阻止される。
【0040】
従って、サイドメンバ10の前端に入力された衝撃荷重Pは、サイドメンバ10の前部範囲10Aから傾斜範囲10Bを介して後部範囲10Cに伝達されてフロア5、クロスメンバ6、サイドシル7等を介して車体全体に有効的に分散伝達される。
【0041】
更に過大な衝撃荷重Pが前方から作用した際には、クロスメンバ10の後部範囲10Cが車体全体に荷重分散伝達可能に支持されることから、比較的直線状に形成された前部範囲10Aの前端からの円滑な圧縮変形、いわゆる潰れ変形が確保されて、サイドメンバ10による衝撃エネルギーの吸収が得られて車室4等への衝撃の緩和がもたらされて安全性が大幅に向上する。
【0042】
また、サイドメンバ10の下面部10b上に重畳して結合されるセパレータ20の後方取付部25にナット26が取り付けられ、サブフレーム30の後端をボルト31によって結合することから、後方取付部25がサブフレーム30の取付ベースとして機能してサブフレーム30の後端の結合強度が確保されると共に、専用のサブフレーム取付用の取付ベースが不要になり構成の簡素化が得られ、かつ取付ボルト31及びナット26によって後方取付部25とサイドメンバ10の結合強度が向上して上記衝撃荷重Pに起因する屈曲部10bの変形阻止がより確実に達成される。
【0043】
【発明の効果】
以上説明した本発明の自動車の車体フレーム構造によると、セパレータの前方取付部及び後方取付部が偏曲点を隔てサイドメンバの下面に結合されると共に、前方隔壁、頂部、後方隔壁によってサイドメンバの下面及びフロアとの当接が回避した状態で突状に形成されることからセパレータは、前後方向の剛性が比較的低く、セパレータの取付によりサイドメンバに前後方向の荷重による急激な剛性変化が回避されて、前方からの衝撃荷重がサイドメンバを介して車体全体に有効的に分散伝達される。
【0044】
一方、所定以上の衝撃荷重がサイドメンバの前端に入力されると、その衝撃荷重が前部範囲から傾斜範囲に伝達されてセパレータの前方隔壁が押しやられて頂部がフロアに当接して受け止められて、掛け渡された前部隔壁によってサイドメンバの変形が阻止されて衝撃荷重が車体全体に有効的に分散伝達される。
【0045】
更に過大な衝撃荷重が前方から作用した際には、比較的直線状に形成された前部範囲が前端からの円滑な潰れ変形してサイドメンバによる衝撃エネルギーの吸収が得られて車室等への衝撃の緩和がもたらされる。従って、簡単なセパレータをサイドメンバに取り付けることによって自動車の安全性が有効的に向上し、自動車の安全性の向上に貢献すること大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の車体フレーム構造を模式的に示す車体前部の側面図である。
【図2】同じく、車体前部の要部斜視図である。
【図3】同じく、図1のA部の要部分解斜視図である。
【図4】同じく、図2のI−I線断面図である。
【図5】従来の車体フレーム構造の概要を模式的に示す車体前部の側面図である。
【図6】同じく、従来の車体フレーム構造を示す側面図である。
【図7】図7のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 車体前部
2 トーボード
3 エンジンルーム
4 車室
5 フロア
10 サイドメンバ
10a 屈曲部
10b 屈曲部
10A 前部範囲
10B 傾斜範囲
10C 後部範囲
11 下面
11a、11b 下面部
12 側面
20 セパレータ
21 前方取付部
22 前方隔壁
23 頂部
24 後方隔壁
25 後方取付部
26 ナット
30 サブフレーム
31 取付ボルト

Claims (5)

  1. トーボードによってエンジンルームと車室とに区画し、かつトーボード下端が上記車室のフロア前端に連結されると共に、エンジンルームの前部からトーボードの前面及びフロア下面に沿って前後方向にサイドメンバが延在する自動車のフレーム構造において、
    上記サイドメンバは、
    上記トーボードの前方で前後方向に延在する前部範囲と
    該前部範囲の後端に連続形成されてトーボードの前面に沿って延在してトーボードと共に閉断面形状を形成する下面部及び該下面部の両側縁に沿って折曲形成された両側面を有する断面略コ字状の傾斜範囲と、
    前端が偏曲点を介して上記下面部と連続する下面部と該下面部の両側縁に折曲形成されて上記側面と連続して形成された両側面を有して上記フロアと共に前後方向に連続する断面略コ字状の後部範囲とを有し、
    上記傾斜範囲の下面部に結合される前方取付部と前方隔壁とフロアに間隙を介して対向する頂部と、後方隔壁と、上記後部範囲の下面部に結合される後方取付部とが連続形成されると共に上記前方隔壁と、頂部と、後方隔壁によって上記偏曲点を跨ぐ側面視突形状のセパレータがサイドメンバの断面内に配設されたたことを特徴とする自動車のフレーム構造。
  2. 上記セパレータの前方隔壁は、前方取付部が取り付けられた下面部の部位への荷重入力方向と略平行に延在することを特徴とする請求項1に記載の自動車のフレーム構造。
  3. 上記後方隔壁はフロアに対して略垂直に延在すると共に、上記頂部はフロアと略平行に延在することを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のフレーム構造。
  4. 上記後方取付部は、サブフレームの取付ベースであることを特徴とする請求項1〜3に記載の自動車のフレーム構造。
  5. 上記頂部は、フロアと所定の間隔を設けて配置されたことを特徴とする請求項1〜4に記載の自動車のフレーム構造。
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